説明

電気部品組立体の電気接続構造および電気接続方法

【課題】ハウジングの小型化を達成することを課題とする。
【解決手段】基体10の一面11に配置される電気部品組立体50から突出された第一接続端子51を、電気部品組立体50を覆うように基体10の一面11に装着されるハウジング70から突設された第二接続端子75に電気的に接続する電気部品組立体の電気接続構造であって、第一接続端子51と第二接続端子75とは、基体10の一面11からの法線Lに対して傾斜した状態で電気接続されていることを特徴とする。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、電気部品組立体の電気接続構造および電気接続方法に関する。
【背景技術】
【0002】
車両用ブレーキ液圧制御装置において、電気部品組立体を基体に装着されるハウジングに電気的に接続するには、例えば、特許文献1に示すような方法があった。具体的には、図13に示すように、コイル200を備えた電気部品組立体201に設けられた接続端子202と、電気部品組立体201を覆うハウジング210に設けられた接続端子212とを溶接にて固定して接続していた。ここで、電気部品組立体201の接続端子202とハウジング210の接続端子212とを溶接するに際しては、溶接用の電極を各接続端子202,212に届かせなければならないので、各接続端子202,212は、電磁弁220が設けられる基体(図示せず)の一面に直交して当該基体から離反する方向に延在するように設けられていた。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2003−175812号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、前記した従来の電気部品組立体の電気接続方法では、電気部品組立体の接続端子とハウジングの接続端子とが、基体から離反する方向に延在しているので、その分、ハウジングを大きくしなければならなかった。この溶接用スペースは、溶接を行うときだけ必要なものであって、ハウジングの機能上は不要なスペースであるので、ハウジングの小型化の余地が残されていた。
【0005】
このような観点から、本発明は、ハウジングの小型化を達成できる電気部品組立体の電気接続構造および電気接続方法を提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
このような課題を解決する本発明は、基体の一面に配置される電気部品組立体から突出された第一接続端子を、前記電気部品組立体を覆うように前記基体の前記一面に装着されるハウジングから突設された第二接続端子に電気的に接続する電気部品組立体の電気接続構造であって、前記第一接続端子と前記第二接続端子とは、前記基体の前記一面からの法線に対して傾斜した状態で電気接続されていることを特徴とする電気部品組立体の電気接続構造である。
【0007】
このような構成によれば、第一接続端子と第二接続端子が、基体の一面の垂直方向に突出している場合よりも、基体の反対側(以下「反基体側」と称することがある)への突出長さが短くなる。これによって、特に、基体の一面の垂直方向においてハウジングの厚さを小さくでき、ハウジングの小型化を達成できる。
【0008】
そして、本発明は、前記第一接続端子が、前記基体の反対側に延在する基端部と、前記基体の前記一面と平行な方向に延在する先端部とを備えて構成され、前記第二接続端子は、前記基体の前記一面と平行な方向に延在して形成され、前記第一接続端子と前記第二接続端子は、前記一面と平行な方向に沿って電気接続されていることを特徴とする。このような構成によれば、第一接続端子および第二接続端子が電気部品組立体に干渉するのを避けつつ、第一接続端子および第二接続端子の反基体側への突出長さを短くすることができる。
【0009】
また、本発明は、前記第一接続端子の前記先端部が、前記電気部品組立体から離間する方向に延出していることを特徴とする。このような構成によれば、基体の一面方向において電気部品組立体が配置されていないハウジングの余剰スペースを有効利用することができる。
【0010】
さらに、本発明は、互いに隣り合う前記電気部品組立体のうちの一方の前記電気部品組立体の前記第一接続端子の前記先端部が、他方の前記電気部品組立体に向かって延出していることを特徴とする。このような構成によれば、隣り合う電気部品組立体の第一接続端子と第二接続端子との電気接続を近い位置でそれぞれ行うことができるので、接続作業を効率的に行うことができる。
【0011】
また、本発明は、前記電気部品組立体が、前記基体の前記一面に装着された電磁弁を挿入可能に形成された中空円筒状のソレノイドコイルであって、前記第一接続端子の前記先端部は、前記電気部品組立体の中心側に向かって延出していることを特徴とする。このような構成によれば、ソレノイドコイルの中空部を利用して電気接続用治具を第一接続端子に当接できるので、電気溶接を容易に行えるとともに、平面視で第一接続端子が電気部品組立体からはみ出さないので、電気部品組立体の小型化が図れ、ひいてはハウジングの小型化も達成できる。
【0012】
さらに、本発明は、前記第二接続端子の基端部が、弾性変形可能に形成されていることを特徴とする。このような構成によれば、基端部の弾性変形によって、各構成部品の公差を吸収できるので、電気接続作業を良好な状態で行うことができる。
【0013】
また、本発明は、前記第一接続端子および前記第二接続端子は、その基端部が前記基体の反対側に延在して、少なくとも電気接続された接続部分を含む先端部が前記基体側に折曲されていることを特徴とする。このような構成によれば、互いに接続された第一接続端子および第二接続端子を、基体側に折曲することによって、その突出長さを短くできる。これによって、特に、基体の一面の垂直方向においてハウジングの厚さを小さくでき、ハウジングの小型化を達成できる。
【0014】
さらに、本発明は、前記ハウジングには、前記第一接続端子および前記第二接続端子の折曲部分の内側に当接する折曲ガイドが設けられており、前記第一接続端子および前記第二接続端子は、前記折曲ガイドに沿って折曲していることを特徴とする。このような構成によれば、第一接続端子と第二接続端子の折曲部分を円滑な形状で形成することができる。
【0015】
また、本発明は、前記折曲ガイドは、前記第二接続端子の基端近傍に設けられていることを特徴とする。このような構成によれば、第一接続端子と第二接続端子が反基体側に突出する長さを短くでき、その結果、ハウジングのより一層の小型化を達成できる。
【0016】
さらに、本発明は、前記第一接続端子および前記第二接続端子の先端部が、前記基体の前記一面と平行になるように折曲されていることを特徴とする。このような構成によれば、第一接続端子および第二接続端子が電気部品組立体に干渉することなく、第一接続端子および第二接続端子の反基体側への突出長さを短くすることができる。
【0017】
また、本発明は、基体の一面に配置される電気部品組立体から突出された第一接続端子を、この電気部品組立体を覆うように前記基体の前記一面に装着されるハウジングから突設された第二接続端子に電気的に接続する電気部品組立体の電気接続方法において、前記第一接続端子を、前記基体の反対側に延在する基端部と、前記基体の前記一面と平行な方向に延在する先端部とを備えるように予め形成しておくとともに、前記第二接続端子を、前記基体の前記一面と平行な方向に延在するように形成しておき、前記第一接続端子の前記先端部と前記第二接続端子とを当接させ、前記ハウジングの基体装着面の反対側に配置される第一電気接続用治具と、前記ハウジングの基体装着面側に配置される第二電気接続用治具とで、前記第一接続端子と前記第二接続端子との接続部分を挟み込んで、電気接続を行うことを特徴とする電気部品組立体の電気接続方法である。
【0018】
このような方法によれば、第一接続端子と第二接続端子が基体の一面から垂直に突出している場合よりも、反基体側への突出長さが短くなる。これによって、特に、基体の一面の垂直方向においてハウジングの厚さを小さくでき、ハウジングの小型化を達成できる。また、基体の一面と平行な方向に第一接続端子の先端部と第二接続端子とを当接させて、第一電気接続用治具と第二電気接続用治具とで、ハウジングの基体装着面側および反基体装着面側から挟み込むことで、容易に電気接続作業を行うことができる。さらに、予め第一接続端子の先端部と第二接続端子を基体の一面からの法線に対して傾斜して形成しているので、電気接続作業が完了するだけで完成形状となる。
【0019】
さらに、本発明は、前記電気部品組立体を、前記基体の前記一面に装着された電磁弁を挿入可能に形成された中空円筒状のソレノイドコイルにて構成し、前記第一接続端子の前記先端部を、前記電気部品組立体の中心側に向かって延出させておき、前記第二電気接続用治具を、前記ソレノイドコイルの中空部を通して前記接続部分に当接させることを特徴とする電気部品組立体の電気接続方法である。このような方法によれば、ソレノイドコイルの中空部を利用して電気接続用治具を第一接続端子に当接できるので、電気溶接を容易に行えるとともに、平面視で第一接続端子が電気部品組立体からはみ出さないので、電気部品組立体の小型化が図れ、ひいてはハウジングの小型化も達成できる。
【発明の効果】
【0020】
本発明によると、ハウジングの小型化を達成できるといった優れた効果を発揮する。
【図面の簡単な説明】
【0021】
【図1】第一実施形態に係る電気部品組立体の電気接続構造を適用した車両用ブレーキ液圧制御装置を示した断面図である。
【図2】第一実施形態に係る電気部品組立体の電気接続構造におけるハウジングを示した側面図である。
【図3】第一実施形態に係る電気部品組立体の電気接続方法における電気接続工程を示した断面図である。
【図4】第一実施形態に係る電気部品組立体の電気接続構造におけるハウジングの変形例を示した側面図である。
【図5】第二実施形態に係る電気部品組立体の電気接続構造におけるハウジングを示した側面図である。
【図6】第二実施形態に係る電気部品組立体の電気接続構造におけるハウジングの変形例を示した側面図である。
【図7】第三実施形態に係る電気部品組立体の電気接続構造を適用した車両用ブレーキ液圧制御装置を示した断面図である。
【図8】第三実施形態に係る電気部品組立体の電気接続構造におけるハウジングを示した側面図である。
【図9】第三実施形態に係る電気部品組立体の電気接続構造における電気部品組立体を示した斜視図である。
【図10】第四実施形態に係る電気部品組立体の電気接続構造を適用した車両用ブレーキ液圧制御装置を示した断面図である。
【図11】第四実施形態に係る電気部品組立体の電気接続方法における電気接続工程と折曲工程を示した断面図である。
【図12】第五実施形態に係る電気部品組立体の電気接続構造を示した断面図である。
【図13】従来の電気部品組立体の電気接続構造を示した断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0022】
(第一実施形態)
以下、本発明を実施するための第一の形態を、添付した図面を参照しつつ詳細に説明する。
【0023】
図1に示すように、第一実施形態に係る電気部品組立体の電気接続構造を採用した車両用ブレーキ液圧制御装置1は、基体10と、この基体10の一面11に配設された電磁弁30と、この電磁弁30に装着される電気部品組立体50と、基体10の一面11に装着されたハウジング70と、このハウジング70内に収容された制御ユニット80と、を備えて構成されている。また、基体10の一面11の裏側の面には、図示せぬポンプを駆動させる電動モータ90が設けられている。
【0024】
本実施形態に係る電気部品組立体の電気接続構造は、基体10の一面11に配置される電気部品組立体50から突出された第一接続端子51を、電気部品組立体50を覆うように基体10の一面11に装着されるハウジング70から突設された第二接続端子75に電気的に接続する構造であって、第一接続端子51と第二接続端子75とは、基体10の一面11からの法線Lに対して傾斜した状態で電気接続されていることを特徴とする。
【0025】
具体的には、第一接続端子51は、基体10の反対側(反基体側)に延在する基端部51aと、基体10の一面11と平行な方向に延在する先端部51bとを備えて構成され、第二接続端子75は、基体10の一面11と平行な方向に延在して形成され、第一接続端子51と第二接続端子75は、一面11と平行な方向に沿って電気接続されている。
【0026】
基体10は、略直方体に形成される金属部材であり、内部にブレーキ液の流路が形成されている。基体10の一面11には、電磁弁30を取り付けるための取付穴12が形成されている。
【0027】
ハウジング70は、基体10側に向かって開口する第一収容部71aと、反基体側(基体10から離反する側)に向かって開口する第二収容部71bとを内包するハウジング本体部71と、第二収容部71bを塞ぐための蓋部72とを有している。第二収容部71bには、制御ユニット80が収容されている。これらハウジング70と制御ユニット80でハウジングユニットが構成される。
【0028】
ハウジング本体部71は、樹脂にて略角筒状に形成されており、その内部には、内部空間を、基体側に位置する第一収容部71aと、反基体側に位置する第二収容部71bとに仕切る仕切壁73が形成されている。仕切壁73には、第一接続端子51(電気部品組立体50から突出する接続端子)を第一収容部71a側から第二収容部71b側へと挿通させて、第二接続端子75と接続するための挿通孔74が形成されている。仕切壁73は、ハウジング70を基体10に取り付けたときに、基体10の一面11と平行になる。
【0029】
挿通孔74には、ハウジング70から突出する第二接続端子75が設けられている。第二接続端子75は、ハウジング本体部71内に埋設された金属板の一部にて構成されており、挿通孔74の孔壁面から仕切壁73と平行な方向に突出して延在している。つまり、第二接続端子75は、車両用ブレーキ液圧制御装置1が完成した状態で、基体10の一面11に平行な方向に沿って形成されることとなる。
【0030】
制御ユニット80は、電気部品組立体50や電動モータ90などに供給する電流(通電)を適宜制御することで、各電磁弁30や電動モータ90の動作を制御するための制御基板であり、ハウジング本体部71の第二収容部71b側に固定されている。制御ユニット80は、ハウジング本体部71に埋設された金属板を介して、電気部品組立体50や電動モータ90に電気的に接続されている。
【0031】
電気部品組立体50の構造について、図1乃至図3を参照して詳細に説明する。図1に示すように、電気部品組立体50は、電磁弁30の可動コア31を収容する弁ハウジング32を囲繞するボビン52に電線を巻きつけて形成したソレノイドコイル53と、このソレノイドコイル53と電気的に接続された第一接続端子51と、ボビン52の軸方向両端を挟むようにしてボビン52に装着される磁路枠54とを備えて構成されている。ソレノイドコイル53は、中空円筒状に形成されており、その内部に電磁弁30が挿通される。ボビン52の筒部52aの軸方向両端には鍔部52b,52bがそれぞれ形成されている。
【0032】
第一接続端子51は、電気部品組立体50ごとに一対設けられ、互いに平行に配置されている(図2参照)。なお、第二接続端子75も第一接続端子51に応じて一対設けられている。第一接続端子51は、ハウジング70側の鍔部52bの外周縁部に設けられている。第一接続端子51は、基端部51aと、この基端部51aに対して直交する先端部51bとを備えて構成されている。基端部51aと先端部51bは、一体的に形成されており、L字状を呈している。基端部51aは、車両用ブレーキ液圧制御装置1が完成した状態で、反基体側に延在し、先端部51bは、基体10の一面11と平行な方向に延在するようになっている。本実施形態では、第一接続端子51は、その先端部51bが電気部品組立体50から離反する方向に延出している。
【0033】
図2に示すように、電気部品組立体50は複数(本実施形態では4つ)設けられている。各電気部品組立体50は、ハウジング70の短手方向および長手方向の二方向(図2中、上下方向および左右方向)に二列ずつ並んで配置されている。そして、短手方向に互いに隣り合う電気部品組立体50,50のうち一方の電気部品組立体50の第一接続端子51の先端部51bが、他方の電気部品組立体50に向かって延出している。つまり、短手方向に隣り合う電気部品組立体50,50の第一接続端子51の先端部51bが互いに対向するように、各電気部品組立体50,50が配置されている。
【0034】
ハウジング70の仕切壁73の挿通孔74は、短手方向に隣り合う電気部品組立体50,50のそれぞれの電磁弁挿入位置から、電気部品組立体50,50間の隙間を取り囲むように一体的に形成されている。そして、第二接続端子75が、挿通孔74の孔壁面から突出して、第一接続端子51の先端部51bとの接触位置まで延在している。第二接続端子75の基端部75a(図2参照)は、先端部75bよりも幅が小さく形成されており、弾性変形可能に構成されている。
【0035】
電気部品組立体50の第一接続端子51をハウジング70の第二接続端子75に電気接続するに際しては、図3に示すように、ハウジング70の第一収容部71a側から、電気部品組立体50,50を挿入して、第一接続端子51を、ハウジング70の第二接続端子75に当接させる。そして、ハウジング70の第二収容部71b側(反基体装着面側)から第一電気接続用治具100を移動させるとともに、ハウジング70の第一収容部71a側(基体装着面側)から第二電気接続用治具101を移動させて、第一接続端子51と第二接続端子75との接続部分を、第一電気接続用治具100と第二電気接続用治具101とで挟み込む。そして、この状態で、第一電気接続用治具100および第二電気接続用治具101に電流を流して、第一接続端子51と第二接続端子75とを溶接(電気接続)する。この第一接続端子51と第二接続端子75の電気接続が完了したら、他の第一接続端子51と第二接続端子75の電気接続を順次行う。
【0036】
全ての第一接続端子51および第二接続端子75について、電気接続作業が完了したら、ハウジング本体部71に制御ユニット80を取り付け、さらに、蓋部72を取り付けて、ハウジング70が完成する。その後、従来と同様の工程を経て、基体10に電磁弁30やハウジング70等の各種部品を組み付けることで、車両用ブレーキ液圧制御装置1が製造される。
【0037】
以上説明したような電気部品組立体の電気接続方法および電気接続構造によれば、第一接続端子51と第二接続端子75とは、基体10の一面11からの法線Lに対して傾斜した状態(本実施形態では、法線Lに直交するように傾斜した状態)で電気接続されているので、従来のように第一接続端子と第二接続端子が基体の一面に対して垂直方向に突出している場合よりも、反基体側への突出長さが短くなる。これによって、特に、基体10の一面11の垂直方向においてハウジング70の厚さを小さくでき、ハウジング70の小型化を達成できる。
【0038】
また、第一接続端子51と第二接続端子75は、基体10の一面11と平行な方向に沿って電気接続されていることによって、第一接続端子51および第二接続端子75が電気部品組立体50に干渉するのを避けつつ(第一接続端子51および第二接続端子75と制御ユニット80との間に所定のクリアランスを保持しつつ)、第一接続端子51および第二接続端子75の反基体側への突出長さを効率的に短くすることができる。
【0039】
さらに、第一接続端子51の先端部51bと第二接続端子75とを、挿通孔74の内部で、ハウジング70の仕切壁73と平行(基体10の一面11と平行)な状態で当接させているので、挿通孔74の両側(第二収容部71b側および第一収容部71a側)から、第一電気接続用治具100および第二電気接続用治具101を移動させて、第一接続端子51と第二接続端子75を挟み込んで通電するだけで、容易に電気接続作業を行うことができる。
【0040】
また、本実施形態では、第一接続端子51の先端部51bが、電気部品組立体50から離間する方向に延出しているので、基体10の一面11方向において電気部品組立体50が配置されていないハウジングの余剰スペースを有効利用して、電気接続作業を行うことができる。
【0041】
さらには、隣り合う電気部品組立体50,50の第一接続端子51の先端部51bは、互いに隣り合う電気部品組立体50に向かって延出していることによって、隣り合う電気部品組立体50の第一接続端子51と第二接続端子75との電気接続を近い位置でそれぞれ行うことができるので、第一電気接続用治具100および第二電気接続用治具101の移動量を少なくでき、電気接続作業を効率的に行うことができる。
【0042】
また、挿通孔74を、隣り合う電気部品組立体50,50のそれぞれの電磁弁挿入位置から、電気部品組立体50,50間の隙間を取り囲むように一体的に形成しているので、電気部品組立体50の個数に対して少ない孔数で済み、加工が容易である。
【0043】
さらに、第二接続端子75の基端部75aが、先端部75bより小さい幅で弾性変形可能に形成されていることによって、各構成部品の公差を吸収でき、電気接続作業を良好な状態で行うことができる。
【0044】
なお、本実施形態では、電気部品組立体50の第一接続端子51の先端部51bが、ハウジング70の短手方向に隣り合う電気部品組立体50に向かって延出するように構成されているが、これに限定されるものではない。例えば、図4に示すように、第一接続端子51の先端部51bが、ハウジング70の長手方向に隣り合う電気部品組立体50に向かって延出するように、電気部品組立体50を配置してもよい。このような構成によっても、前記の作用効果と同様の作用効果を得ることができる。
【0045】
(第二実施形態)
以下、本発明を実施するための第二の形態を、添付した図面を参照しつつ詳細に説明する。
【0046】
第一実施形態では、電気部品組立体50の第一接続端子51の先端部51bが、隣り合う電気部品組立体50に向かって延出するように構成されているのに対して、第二実施形態では、電気部品組立体50の第一接続端子51の先端部51bが、隣り合う電気部品組立体50とは反対の方向に向かって延出するように構成されていることを特徴とする。
【0047】
図5に示す構成では、電気部品組立体50は複数(本実施形態では4つ)設けられており、ハウジング70の短手方向および長手方向の二方向(図2中、上下方向および左右方向)に二列ずつ並んで配置されている。そして、短手方向に隣り合う電気部品組立体50,50は、第一接続端子51の先端部51bが、それぞれ隣り合う電気部品組立体50とは反対の方向に向かって延出するように配置されている。これに応じて、ハウジング70の挿通孔74および第二接続端子75は、ハウジング70の周縁部寄りに形成されている。
【0048】
また、図6に示す構成では、長手方向に隣り合う電気部品組立体50,50は、第一接続端子51の先端部51bが、それぞれ隣り合う電気部品組立体50とは反対の方向に向かって延出するように配置されている。
【0049】
このような構成の電気部品組立体50の電気接続構造によれば、第一実施形態の作用効果の他に以下のような作用効果を得ることができる。つまり、第二実施形態では、隣り合う電気部品組立体50,50同士の距離を小さくすることができるので、電気部品組立体50,50同士を近接配置でき、基体10内の流路を短くできるとともに、基体10の小型化を達成することができる。
【0050】
(第三実施形態)
以下、本発明を実施するための第三の形態を、添付した図面を参照しつつ詳細に説明する。
【0051】
第一実施形態および第二実施形態では、電気部品組立体50の第一接続端子51の先端部51bが、電気部品組立体50から離間する方向に延出しているのに対して、第三実施形態では、電気部品組立体150の第一接続端子151の先端部151bは、電気部品組立体150の中心側に向かって延出していることを特徴とする。
【0052】
具体的には、図7乃至図9に示すように、第一接続端子151の基端部151aは、電磁弁30を装着したときに電磁弁30の先端よりも先方となる位置まで延出しており、第一接続端子151の先端部151bが電磁弁30に干渉しないように構成されている。第一接続端子151の先端部151bは、電気部品組立体150の中空部の延長投影部分まで延在しており、その先端は、電気部品組立体150の中空部の中心軸近傍に位置している。
【0053】
なお、第二接続端子75は、第一接続端子151の形状に対応して、ハウジング70の挿通孔74の孔壁面から第一接続端子151の先端部151bが位置する部分まで延在して設けられている。なお、その他の構成については、第一実施形態と同様であるので、同じ符号を付して説明を省略する。
【0054】
このような構成の電気部品組立体150の第一接続端子151をハウジング70の第二接続端子75に電気接続するに際しては、図8に示すように、ハウジング70の第一収容部71a側から、電気部品組立体150,150を挿入して、第一接続端子151を、ハウジング70の第二接続端子75に当接させる。そして、ハウジング70の第二収容部71b側(反基体装着面側)から第一電気接続用治具100を移動させるとともに、ハウジング70の第一収容部71a側(基体装着面側)から第二電気接続用治具101を移動させる。このとき、第二電気接続用治具101は、電気部品組立体50の中空部を通過させることで、第一接続端子151に当接させる。そして、第一接続端子151と第二接続端子75との接続部分を、第一電気接続用治具100と第二電気接続用治具101とで挟み込み、この状態で第一電気接続用治具100および第二電気接続用治具101に電流を流して、第一接続端子151と第二接続端子75とを溶接(電気接続)する。
【0055】
以上の作業を他の第一接続端子151および第二接続端子75についても行って、全ての電気接続作業が完了したら、ハウジング本体部71に制御ユニット80を取り付け、さらに、蓋部72を取り付けて、ハウジング70が完成する。その後、従来と同様の工程を経て、基体10に電磁弁30やハウジング70等の各種部品を組み付けることで、車両用ブレーキ液圧制御装置1が製造される。
【0056】
このような構成の電気部品組立体150の電気接続構造および電気接続方法によれば、第一実施形態の作用効果の他に以下のような作用効果を得ることができる。つまり、第三実施形態では、電気部品組立体150(ソレノイドコイル)の中空部を利用して第二電気接続用治具101を第一接続端子151に当接させているので、第一接続端子151の先端部151bが中心側に延在している場合であっても電気溶接を容易に行える。
【0057】
さらに、第三実施形態では、平面視で第一接続端子151が電気部品組立体150からはみ出さないので、第一実施形態の電気部品組立体50と比較して電気部品組立体150の小型化が図れる。これによって、隣り合う電気部品組立体150,150同士の距離を小さくすることができるので、電気部品組立体150,150同士を近接配置でき、基体10内の流路を短くできるとともに、基体10の小型化を達成することができる。
【0058】
(第四実施形態)
以下、本発明を実施するための第四の形態を、添付した図面を参照しつつ詳細に説明する。
【0059】
図10に示すように、第四実施形態に係る電気部品組立体の電気接続構造は、電気部品組立体450から基体10の反対側(以下「反基体側」と称する)に突出された第一接続端子451を、ハウジング70から第一接続端子451と同方向に突設された第二接続端子475に電気接続し、互いに接続された第一接続端子451および第二接続端子475の少なくとも電気接続された接続部分を含む先端部501bを、基体10側に折曲することを特徴とする。なお、折曲加工前の電気部品組立体450の第一接続端子451と、ハウジング70から突設された第二接続端子475は、反基体側に突出した状態となっている。
【0060】
電気部品組立体450の第一接続端子451をハウジング70の第二接続端子475に電気接続するに際しては、図11の右側部分に示すように、第一接続端子451と第二接続端子475とを反基体側に突出した状態で当接させて、左右両側から一対の電気接続治具500,500で挟み込む。そして、この状態で、電気接続治具500,500に電流を流して、第一接続端子451と第二接続端子475とを溶接する。
【0061】
図11の左側部分に示すように、互いに電気接続された電気部品組立体450の第一接続端子451とハウジング70の第二接続端子475は、接続された後に基体10側に折曲される。具体的には、第一接続端子451と第二接続端子475は、その基端部501aが反基体側に延在して、少なくとも電気接続された接続部分を含む先端部501bが基体10(図10参照)側に折曲されている。なお、ここで、基端部501aとは、第一接続端子451と第二接続端子475の基端から、第一接続端子451と第二接続端子475とを一体で折り曲げる折曲位置の基端側部分までを言う。本実施形態では、第一接続端子451と第二接続端子475とを一体で折り曲げる折曲位置の基端側部分は、基体10の一面11の法線に沿った方向に延在している。第一接続端子451と第二接続端子475の折曲位置は、第二接続端子475の基端近傍に設定されている。第一接続端子451および第二接続端子475の先端部501bは、基体10の一面11と平行になるように折曲されている(図10参照)。つまり、先端部501bは、基端部501aのうち折曲位置の基端側部分に対して、直角に折り曲げられている。
【0062】
第一接続端子451と第二接続端子475を折曲するに際しては、図11の左側部分に示すように、第一接続端子451および第二接続端子475の折曲部分の内側に当接する折曲ガイドを設ける。本実施形態では、折曲ガイドは、ハウジング70とは別体で設けられた折曲ガイド治具510にて構成されている。折曲ガイド治具510は、先端部が折曲してL字状に形成されている。なお、折曲ガイド治具510の形状はL字状に限定されるものではない。また、折曲ガイド治具510の先端の上面は湾曲して面取りされ湾曲部512となっており、さらに、折曲ガイド治具510の先端部の水平部分511の上面は、下面と平行に形成されている。このような、折曲ガイド治具510を、第一接続端子451および第二接続端子475の折曲部分の内側に当接させて、第一接続端子451および第二接続端子475の先端部(上端部)を、折曲ガイド治具510側に沿わして、押し付けることで折曲を行う。
【0063】
このとき、折曲ガイド治具510の先端の上面は湾曲部512となっているので、第一接続端子451と第二接続端子475の折曲部分が湾曲部512に沿って湾曲して折曲され円滑に折り曲げられる。また、折曲ガイド治具510の先端部の水平部分511の上面が、下面と平行に形成されているので、第一接続端子451および前記第二接続端子475の先端部501bが、折曲ガイド治具510の先端部の水平部分511が載置されるハウジング70の仕切壁73の表面と平行となり、基体10の一面11とも平行になる。第一接続端子451および第二接続端子475の折曲が完了したら、折曲ガイド治具510を引き抜いて、他の第一接続端子451および第二接続端子475について前記した同様の工程を行って折曲作業を行う。その他の構成については、第一実施形態と同様であるので同じ符号を付して説明を省略する。
【0064】
以上説明したような電気部品組立体の電気接続方法および電気接続構造によれば、互いに接続された第一接続端子451および第二接続端子475を、基体10側に折曲することによって、反基体側に延出する突出長さを短くできる。これによって、特に、基体10の一面11の垂直方向においてハウジング70の厚さを小さくでき、ハウジング70の小型化を達成できる。
【0065】
また、第一接続端子451および第二接続端子475の先端部501bが基体10の一面11と平行になるように折曲したことによって、第一接続端子451および第二接続端子475が電気部品組立体に干渉するのを避けつつ(第一接続端子451および第二接続端子475と制御ユニット80との間に所定のクリアランスを保持しつつ)、第一接続端子451および第二接続端子475の反基体側への突出長さを効率的に短くすることができる。つまり、折曲された先端部501bの長さ分、突出長さを短くできる。
【0066】
さらに、折曲ガイド治具510を、第二接続端子475の基端近傍に当接させているので、第一接続端子451と第二接続端子475が反基体側に突出する長さを短くでき、その結果、ハウジング70のより一層の小型化を達成できる。
【0067】
また、第一接続端子451を第二接続端子475に電気接続してから、折曲しているので、電気接続は従来と同様の溶接電極(電気接続治具500)を用いて行うことができ、特殊な溶接電極治具を用いる必要はない。
【0068】
さらに、本実施形態においては、折曲ガイドが、ハウジング70とは別体で設けられ折曲ガイド治具510にて構成されているので、折曲ガイドをハウジングに取付加工しなくても、第一接続端子451と第二接続端子475に当接させるだけでよく、所望の位置で容易に折曲することができる。
【0069】
(第五実施形態)
以下、本発明を実施するための第五の形態を、添付した図面を参照しつつ詳細に説明する。
【0070】
第四実施形態では、折曲ガイドがハウジング70とは別体の折曲ガイド治具510で構成されていたのに対して、第五実施形態では、折曲ガイドは、ハウジング70に形成されていることを特徴とする。
【0071】
具体的には、第五実施形態の折曲ガイドは、図12に示すように、ハウジング本体部71の仕切壁73に形成された挿通孔74の周縁部の上面から、第二接続端子75の基端近傍の側面に当接するように延出した折曲ガイド部520にて構成されている。折曲ガイド部520は、仕切壁73と一体成型されており、仕切壁73の一部として同じ樹脂材料で形成されている。折曲ガイド部520の先端の上面は湾曲して面取りされ湾曲部522となっており、第一接続端子451と第二接続端子475の折曲部分が湾曲部522に沿って湾曲して折曲され円滑に折り曲げられる。また、折曲ガイド部520の上面は、仕切壁73と平行に形成されており、第一接続端子451および第二接続端子475の先端部501bが、基体10の一面11と平行になるように折曲される。その他の構成については、第四実施形態と同様であるので同じ符号を付して説明を省略する。
【0072】
なお、折曲ガイド部520をハウジング本体部71と一体成型せず、別部材として形成し、挿通孔74の周縁部の上面に固着するようにしてもよい。
【0073】
以上説明したような第五実施形態の電気部品組立体の電気接続方法および電気接続構造によれば、第四実施形態と同様の作用効果の他に以下のような作用効果を得られる。
【0074】
折曲ガイドを、ハウジング70に一体的に設けられた折曲ガイド部520にて構成したことによって、第一接続端子451と第二接続端子475の折曲作業時に、折曲ガイド治具を別途に当接させる必要がないので、折曲作業を容易に行うことができる。
【0075】
また、折曲ガイド部520は、第一接続端子451および第二接続端子475の折曲が完了した後も、第二接続端子475と接触した状態を保つので、電気部品組立体450の荷重を支持して受けることができる。これによって、第一接続端子451と第二接続端子475との接続部分にかかる応力を低減できるので、接続性が高まる。
【0076】
以上、本発明を実施するための形態について説明したが、本発明は前記実施形態に限定されず、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で適宜設計変更が可能である。例えば、前記実施形態では、第一接続端子および第二接続端子を、基体の一面と平行になるように形成しているがこれに限定されるものではなく、基体の一面からの法線に対して傾斜するように形成していればよい。これによっても、第一接続端子および第二接続端子の反基体方向への突出長さを小さくできるので、ハウジングの小型化を達成できる。
【0077】
また、前記実施形態で示した電気部品組立体の個数および配置は一例であって、前記構成に限定する趣旨ではない。
【符号の説明】
【0078】
10 基体
11 一面
30 電磁弁
50 電気部品組立体
51 第一接続端子
51a (第一接続端子の)基端部
51b (第一接続端子の)先端部
53 ソレノイドコイル
70 ハウジング
75 第二接続端子
75a (第二接続端子の)基端部
100 第一電気接続用治具
101 第二電気接続用治具
150 電気部品組立体
151 第一接続端子
151a (第一接続端子の)基端部
151b (第一接続端子の)先端部
450 電気部品組立体
451 第一接続端子
475 第二接続端子
501a (第一接続端子および第二接続端子の)基端部
501b (第一接続端子および第二接続端子の)先端部
L 法線

【特許請求の範囲】
【請求項1】
基体の一面に配置される電気部品組立体から突出された第一接続端子を、前記電気部品組立体を覆うように前記基体の前記一面に装着されるハウジングから突設された第二接続端子に電気的に接続する電気部品組立体の電気接続構造であって、
前記第一接続端子と前記第二接続端子とは、前記基体の前記一面からの法線に対して傾斜した状態で電気接続されている
ことを特徴とする電気部品組立体の電気接続構造。
【請求項2】
前記第一接続端子は、前記基体の反対側に延在する基端部と、前記基体の前記一面と平行な方向に延在する先端部とを備えて構成され、
前記第二接続端子は、前記基体の前記一面と平行な方向に延在して形成され、
前記第一接続端子と前記第二接続端子は、前記一面と平行な方向に沿って電気接続されている
ことを特徴とする請求項1に記載の電気部品組立体の電気接続構造。
【請求項3】
前記第一接続端子の前記先端部は、前記電気部品組立体から離間する方向に延出している
ことを特徴とする請求項2に記載の電気部品組立体の電気接続構造。
【請求項4】
互いに隣り合う前記電気部品組立体のうちの一方の前記電気部品組立体の前記第一接続端子の前記先端部が、他方の前記電気部品組立体に向かって延出している
ことを特徴とする請求項3に記載の電気部品組立体の電気接続構造。
【請求項5】
前記電気部品組立体は、前記基体の前記一面に装着された電磁弁を挿入可能に形成された中空円筒状のソレノイドコイルであって、
前記第一接続端子の前記先端部は、前記電気部品組立体の中心側に向かって延出している
ことを特徴とする請求項2に記載の電気部品組立体の電気接続構造。
【請求項6】
前記第二接続端子の基端部は、弾性変形可能に形成されている
ことを特徴とする請求項2乃至請求項5のいずれか1項に記載の電気部品組立体の電気接続構造。
【請求項7】
前記第一接続端子および前記第二接続端子は、その基端部が前記基体の反対側に延在して、少なくとも電気接続された接続部分を含む先端部が前記基体側に折曲されている
ことを特徴とする請求項1に記載の電気部品組立体の電気接続構造。
【請求項8】
前記ハウジングには、前記第一接続端子および前記第二接続端子の折曲部分の内側に当接する折曲ガイドが設けられており、
前記第一接続端子および前記第二接続端子は、前記折曲ガイドに沿って折曲している
ことを特徴とする請求項7に記載の電気部品組立体の電気接続構造。
【請求項9】
前記折曲ガイドは、前記第二接続端子の基端近傍に設けられている
ことを特徴とする請求項8に記載の電気部品組立体の電気接続構造。
【請求項10】
前記第一接続端子および前記第二接続端子の先端部は、前記基体の前記一面と平行になるように折曲されている
ことを特徴とする請求項7乃至請求項9のいずれか1項に記載の電気部品組立体の電気接続構造。
【請求項11】
基体の一面に配置される電気部品組立体から突出された第一接続端子を、この電気部品組立体を覆うように前記基体の前記一面に装着されるハウジングから突設された第二接続端子に電気的に接続する電気部品組立体の電気接続方法において、
前記第一接続端子を、前記基体の反対側に延在する基端部と、前記基体の前記一面と平行な方向に延在する先端部とを備えるように予め形成しておくとともに、
前記第二接続端子を、前記基体の前記一面と平行な方向に延在するように形成しておき、
前記第一接続端子の前記先端部と前記第二接続端子とを当接させ、
前記ハウジングの基体装着面の反対側に配置される第一電気接続用治具と、前記ハウジングの基体装着面側に配置される第二電気接続用治具とで、前記第一接続端子と前記第二接続端子との接続部分を挟み込んで、電気接続を行う
ことを特徴とする電気部品組立体の電気接続方法。
【請求項12】
前記電気部品組立体を、前記基体の前記一面に装着された電磁弁を挿入可能に形成された中空円筒状のソレノイドコイルにて構成し、
前記第一接続端子の前記先端部を、前記電気部品組立体の中心に向かって延出させておき、
前記第二電気接続用治具を、前記ソレノイドコイルの中空部を通して前記接続部分に当接させる
ことを特徴とする請求項11に記載の電気部品組立体の電気接続方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【公開番号】特開2011−54384(P2011−54384A)
【公開日】平成23年3月17日(2011.3.17)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−201482(P2009−201482)
【出願日】平成21年9月1日(2009.9.1)
【出願人】(000226677)日信工業株式会社 (840)
【Fターム(参考)】