説明

電磁弁および燃料噴射弁

【課題】電磁弁において、アーマチャと弁部材を互いに摺動可能に係合させつつ、弁部材と弁孔の軸ズレにより弁部材の平面部が弁座に対して傾斜しないようにする。
【解決手段】電磁弁は、摺動孔41が形成されたバルブボデー4と、摺動孔41内を往復摺動が可能なアーマチャ3と、弁孔23が形成された弁座22と、摺動孔41内をアーマチャ3と協動して往復摺動する弁部材31であって、弁座22に着座および弁座22から離座して弁孔23を開閉する平面部311を備えた弁部材31と、アーマチャ3と弁部材31の間に介在されてアーマチャ3と弁部材31を互いに摺動可能に係合させる摺動部302,312,32であって、曲面状の凹部302,312と、凹部302,312に摺動可能に当接する曲面状の凸部32とを有する摺動部302,312,32、とを備える。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、電磁弁および電磁弁を備えた燃料噴射弁に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来より、燃料噴射弁に使用されている電磁弁が知られている(特許文献1参照)。
【0003】
この電磁弁は、摺動孔が形成されたバルブボデーと、摺動孔内を往復摺動が可能なアーマチャと、弁孔が形成された弁座と、アーマチャと協動して往復移動する弁部材とを備える。摺動孔内をアーマチャが往復摺動すると、弁部材は、弁座に着座および弁座から離座して弁孔を開閉する。
【0004】
この電磁弁を備えた燃料噴射弁では、電磁弁の弁孔を開閉することによって、ノズルニードルと連動するピストンの背圧を制御し、これにより、ノズルニードルを上下に移動させる。ノズルニードルを下方に移動させることによって噴孔を閉じ、ノズルニードルを上方に移動させることによって噴孔を開いて、噴孔から燃料を噴射させる。この燃料噴射を、高精度に制御することが要求されるため、電磁弁は、ピストンの背圧を、高精度に制御することが要求されている。
【0005】
このため、摺動孔を含むバルブボデーとアーマチャとの間に要請される寸法公差と、弁座を含む弁孔と弁部材との間に要請される寸法公差を、それぞれ満足させるようにし、これらの公差の積み上げ分を、アーマチャと弁部材の係合部分で吸収させる構成としている。具体的に、弁部材を、球状に形成し、アーマチャに対して摺動可能に当接するように構成し、弁座に着座して弁孔を閉塞する平面部を弁部材に形成している。
【特許文献1】特開2006−194237号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
特許文献1の電磁弁では、弁部材と弁孔に軸ズレが生じると、弁部材の平面部が弁座に対して傾斜するおそれがある。これは、弁部材と弁孔に軸ズレが生じると、弁部材の平面部の中心からずれた部位に、弁孔を通して背圧が作用するためであり、且つ、弁部材がアーマチャに対して摺動可能であるために生じるものである。平面部が弁座に対して傾斜すると、弁孔を通して平面部に作用する背圧が弱まるため、背圧による弁孔を開く開弁力が弱まる。このため、噴孔から燃料を噴射させる噴射タイミングが遅くなる等の問題が生じて、燃料噴射を、高精度に制御できなくなる。
【0007】
また、平面部が平面弁座に対して傾斜すると、平面部が平面弁座と線で当接し、面で当接する場合と比較して当接圧が高くなるため、平面部と平面弁座の磨耗が激しくなる。この磨耗により、弁孔の閉塞が不完全となり、ピストンの背圧制御が不安定となる。このため、燃料噴射弁の噴孔からの燃料噴射が不安定となり、燃料噴射を、高精度に制御できなくなる。
【0008】
本発明は、このような事情を考慮してなされたものであり、電磁弁において、アーマチャと弁部材を互いに摺動可能に係合させつつ、弁部材と弁孔の軸ズレにより弁部材の平面部が弁座に対して傾斜しないようにすることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明は上記目的を達成するため、以下の技術的手段を採用する。
【0010】
請求項1に記載の電磁弁は、摺動孔が形成されたバルブボデーと、摺動孔内を往復摺動が可能なアーマチャと、弁孔が形成された弁座と、摺動孔内をアーマチャと協動して往復摺動する弁部材であって、弁座に着座および弁座から離座して弁孔を開閉する平面部を備えた弁部材と、アーマチャと弁部材の間に介在されてアーマチャと弁部材を互いに摺動可能に係合させる摺動部であって、曲面状の凹部と、凹部に摺動可能に当接する曲面状の凸部とを有する摺動部、とを備えることを特徴とする。
【0011】
請求項1に記載の発明によれば、弁部材を摺動孔内で往復摺動させているため、傾斜する方向において弁部材は摺動孔によって拘束されている。摺動孔による拘束によって、弁部材と弁孔の軸ズレにより弁部材の平面部が弁座に対して傾斜しないようにできる。また、アーマチャと弁部材は、摺動部によって、互いに摺動可能に係合している。したがって、アーマチャと弁部材を互いに摺動可能に係合させつつ、弁部材と弁孔の軸ズレにより弁部材の平面部が弁座に対して傾斜しないようにできる。
【0012】
請求項2に記載の発明によれば、凹部を、アーマチャと弁部材の一方に形成し、凸部を、アーマチャと弁部材の他方に形成しているため、新たに部品を追加しないで、アーマチャと弁部材を互いに摺動可能に係合させることができる。
【0013】
請求項3,4の発明によれば、凸部を球状または楕円球状に形成しているため、より円滑に凹部と当接させることができる。このため、上述の効果を得つつ、アーマチャと弁部材の摺動性を向上できる。
【0014】
請求項5の発明によれば、球状または楕円球状に形成されている凸部を、円錐状に形成されている凹部に当接させているため、凸部と凹部の当接部分に作用する力は、周方向で均一となっている。このため、上述の効果を得つつ、アーマチャと弁部材の摺動性を、より向上できる。
【0015】
請求項6の発明によれば、請求項1〜5に記載の電磁弁が、上述の効果を得ることができるため、ピストンの背圧を高精度に制御できる。このため、この電磁弁を使用する燃料噴射弁は、燃料噴射を、高精度に制御できる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0016】
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。なお、図中の互いに同一若しくは均等である部分に、同一符号を付している。
【0017】
図1に示す燃料噴射弁10は、図示しないエンジンのエンジンヘッドに挿入搭載され、エンジンの各気筒内に燃料を直接噴射するように構成される。燃料噴射弁10は、背圧制御室21の圧力を制御する電磁弁1と、燃料が噴射される噴孔111が先端部に形成されたノズルボデー11と、噴孔111を開閉させるノズルニードル12と、背圧制御室21の圧力制御によって往復移動するピストン13とを備える。
【0018】
ピストン13は、図1において上下方向へロアボデー14内を往復摺動可能に、且つ、ノズルニードル12と連動するように構成される。ピストン13が図1において上方に移動すると、ノズルニードル12も上方に移動し、ピストン13が図1において下方に移動すると、ノズルニードル12も下方に移動するように構成される。
【0019】
高圧燃料は、ロアボデー14に形成されている燃料流入路141から流入し、ノズルニードル12が上方に移動して噴孔111が開いている状態で、燃料通路142と燃料溜まり112を通して噴孔111から噴射される。燃料流入路141から流入した高圧燃料は、燃料通路143を通して背圧制御室21にも到達している。
【0020】
ノズルニードル12が下方に移動して噴孔111が閉じている状態では、燃料溜まり112は、燃料流入路141から流入した高圧燃料によって高圧になっている。これに対して、噴孔111が閉じている状態でも、後述する電磁弁1による背圧制御室21の圧力制御によって、背圧制御室21の圧力は低下する。このため、高圧の燃料溜まり112と低圧の背圧制御室21の差圧によって、ノズルニードル12は、ピストン13と連動して上方に移動する。これにより、噴孔111が開いて噴孔111から高圧燃料が噴射される。
【0021】
一方、電磁弁1による背圧制御室21の圧力制御によって、背圧制御室21の圧力が高圧に制御されると、高圧の燃料溜まり112と高圧の背圧制御室21の差圧がなくなる。このため、ノズルニードル12は、ピストン13と連動して下方に移動して、噴孔111が閉じる。このように、電磁弁1による背圧制御室21の圧力制御によって、噴孔111を開閉制御するように構成される。
【0022】
次に、電磁弁1を、背圧制御室21の圧力制御の構成を中心に説明する。
【0023】
電磁弁1は、図2に示すように、弁孔23と弁座22が形成されたプレート2と、摺動孔41が形成されたバルブボデー4と、摺動孔41内を往復摺動が可能なアーマチャ3と、摺動孔41内をアーマチャ3と協動して往復摺動する弁部材31と、アーマチャ3と弁部材31の間に介在されたボールジョイント32を備える。
【0024】
プレート2は、ロアボデー14の内部にピンで位置決めされて固定される。背圧制御室21は、ピストン13の端部外壁、ロアボデー14の内壁144、およびプレート2の内壁24によって形成される。
【0025】
略円筒状に形成された弁部材31には、図2〜4に示すように、弁座22に着座および弁座22から離座して弁孔23を開閉する平面部311が形成され、平面部311と反対側に、円錐状で凹状の摺動面312が形成される。アーマチャ3は、略円盤状の羽部301を備え、羽部301と反対側に、摺動面312と対向させて、円錐状で凹状の摺動面302が形成される。球状のボールジョイント32を摺動面302,312に摺動可能に当接させて、アーマチャ3と弁部材31を、互いに摺動可能に係合させる。
【0026】
摺動面302,312は、請求項に記載の凹部に相当し、ボールジョイント32は、請求項に記載の中間部材および凸部に相当し、摺動面302,312とボールジョイント32は、請求項に記載の摺動部に相当する。
【0027】
アーマチャ3は、図2において、スプリング6によって弁孔23側へ付勢されると共に、コイル51が通電されて励磁されたステータ5に吸引される。コイル51は、ターミナル52によって通電され、非通電時には、アーマチャ3がステータ5に吸引されないため、アーマチャ3とボールジョイント32を介してスプリング6によって、弁部材31は、弁孔23側へ付勢される。
【0028】
背圧制御室21から弁孔23を通して平面部311に背圧が作用しているが、スプリング6の付勢力を、この背圧に抗して、弁部材31の平面部311を弁座22に着座させるように設定する。これにより、コイル51へ非通電時に、平面部311が、弁座22に着座して弁孔23を閉塞し、このため、背圧制御室21は、高圧に維持される。
【0029】
一方、コイル51が通電されると、励磁されたステータ5が、アーマチャ3を吸引する。この吸引力と背圧制御室21の背圧が、スプリング6の付勢力に抗して、弁部材31の平面部311を弁座22から離座させるように設定する。これにより、コイル51へ通電時に、平面部311が、弁座22から離座して弁孔23を開き、このため、背圧制御室21の背圧が低下して低圧になる。
【0030】
なお、弁孔23を開いている状態でも、燃料通路143を通して背圧制御室21へ高圧燃料が流入するが、この流入量より弁孔23からの流出量が多くなるように構成する。このため、弁孔23を開いて背圧制御室21が低圧に制御されている状態でも、コイル51への通電を停止すると、平面部311が、弁座22に着座して弁孔23を閉塞し、燃料通路143を通して背圧制御室21へ高圧燃料が流入することによって、背圧制御室21は、高圧に制御される。
【0031】
したがって、コイル6への通電をオン・オフすることによって、背圧制御室21の背圧を制御し、これによって、噴孔111を開閉制御する。
【0032】
以上の構成により、弁部材31を摺動孔41内で往復摺動させているため、傾斜する方向において(図3に示す矢印Rの方向において)弁部材31は摺動孔41によって拘束されている。摺動孔41による拘束によって、弁部材31と弁孔23の軸ズレ(図3において左右方向のズレ)により弁部材31の平面部311が弁座22に対して傾斜しないようにできる。具体的には、図3において、弁部材31と弁孔23に左右方向に軸ズレが生じると、弁部材31の平面部311の中心からずれた部位に、弁孔23を通して背圧制御室21の背圧(高圧燃料の圧力)が作用する。これに対して、傾斜する方向において弁部材31が摺動孔41によって拘束されているため、平面部311の中心からずれた部位に、弁孔23を通して背圧が作用しても、平面部311が弁座22に対して傾斜しないようにできる。
【0033】
アーマチャ3と弁部材31は、ボールジョイント32と摺動面302,312からなる摺動部によって、互いに摺動可能に係合している。したがって、アーマチャ3と弁部材31を互いに摺動可能に係合させつつ、弁部材31と弁孔23の軸ズレにより弁部材31の平面部311が弁座22に対して傾斜しないようにできる。
【0034】
ここで、ボールジョイント32を球状に形成しているため、より円滑に摺動面302,312と当接させることができる。さらに、ボールジョイント32を、円錐状に形成されている摺動面302,312に当接させているため、ボールジョイント32と摺動面302,312の当接部分に作用する力は、周方向で均一となっている。したがって、アーマチャ3と弁部材31の摺動性を、より向上できる。
【0035】
なお、アーマチャ3と弁部材31を、互いに摺動可能に係合している理由は、噴孔111からの燃料噴射を高精度に制御するために、背圧制御室21の背圧を高精度に制御する必要があるからである。具体的に、この背圧を高精度に制御するために、電磁弁1において、摺動孔41を含むバルブボデー4とアーマチャ3との間に要請される寸法公差と、弁座22を含む弁孔23と弁部材31との間に要請される寸法公差を、それぞれ満足させるようにし、これらの公差の積み上げ分を、アーマチャ3と弁部材31の係合部分で吸収させる構成としているためである。
【0036】
例えば、バルブボデー4の上面42に対するアーマチャ3の羽部301の傾斜が寸法公差を満足させるようにし、公差の積み上げ分を、アーマチャ3と弁部材31の係合部分で吸収させている。
【0037】
この上面42と羽部301のギャップh1は、弁部材31の平面部311が弁座22に着座する際のバウンス(跳ね返り)を短時間で減衰させる上で重要な寸法である。このため、ギャップh1を、弁部材31の摺動方向の高さh2によって調整している。具体的に、複数の異なる高さh2の弁部材31をあらかじめ用意しておいて、ギャップh1が要請される寸法となるような高さh2の弁部材31を選別して組み付ける。したがって、ギャップh1の調整が、従来の球状の弁部材と比較して、加工性や取扱の容易さ等で優れた円筒状の弁部材31によって行うことができる。
【0038】
以上のようにして背圧制御室21の背圧を高精度に制御可能な電磁弁1を使用する燃料噴射弁10は、噴孔111からの燃料噴射を、高精度に制御できる。
【0039】
(変形例)
ボールジョイント32を、楕円球状に形成することが可能であり、摺動面302,312を、ボールジョイント32と摺動可能な曲面状の凹状に形成することが可能である。
【0040】
図5に示す弁部材31Aにおいて、平面部311Aが弁座22に着座および弁座22から離座して弁孔23を開閉することが可能であれば、平面部311Aを、上述の平面部311と比較して小さくすることが可能である。
【0041】
図6と図7に示すように、ボールジョイント32を廃止することも可能である。具体的に、図6に示すように、弁部材31Bにおいて半球状に形成した凸部313を、アーマチャ3の摺動面302に当接させることが可能であり、図7に示すように、アーマチャ3Aにおいて半球状に形成した凸部303を、弁部材31の摺動面312に当接させることが可能である。このため、新たに部品(ボールジョイント32)を追加しなで、アーマチャ3と弁部材31を互いに摺動可能に係合させることができる。
【図面の簡単な説明】
【0042】
【図1】本発明の一実施形態による電磁弁を備えた燃料噴射弁の縦断面図である。
【図2】図1中のII部の拡大断面図である。
【図3】図2中のIII部の拡大断面図である。
【図4】図3中の主要部品の拡大断面図である。
【図5】図4の第1変形例を示す拡大断面図である。
【図6】図4の第2変形例を示す拡大断面図である。
【図7】図4の第3変形例を示す拡大断面図である。
【符号の説明】
【0043】
10 燃料噴射弁、11 ノズルボデー、111 噴孔、112 燃料溜まり
12 ノズルニードル、13 ピストン、14 ロアボデー
141 燃料流入路、142,143 燃料通路、144 内壁
1 電磁弁、2 プレート、21 背圧制御室、22 弁座、23 弁孔
24 内壁、3,3A アーマチャ、301 羽部、302 摺動面(凹部)
303 凸部、31,31A,31B 弁部材、311,311A 平面部
312 摺動面(凹部)、313 凸部、32 ボールジョイント(中間部材、凸部)
4 バルブボデー、41 摺動孔、42 上面、5 ステータ、51 コイル
52 ターミナル、6 スプリング、h1 ギャップ、h2 高さ

【特許請求の範囲】
【請求項1】
摺動孔が形成されたバルブボデーと、
前記摺動孔内を往復摺動が可能なアーマチャと、
弁孔が形成された弁座と、
前記摺動孔内を前記アーマチャと協動して往復摺動する弁部材であって、前記弁座に着座および前記弁座から離座して前記弁孔を開閉する平面部を備えた弁部材と、
前記アーマチャと前記弁部材の間に介在されて前記アーマチャと前記弁部材を互いに摺動可能に係合させる摺動部であって、曲面状の凹部と、前記凹部に摺動可能に当接する曲面状の凸部とを有する摺動部、とを備えることを特徴とする電磁弁。
【請求項2】
前記凹部を、前記アーマチャと前記弁部材の一方に形成し、
前記凸部を、前記アーマチャと前記弁部材の他方に形成していることを特徴とする請求項1に記載の電磁弁。
【請求項3】
前記凹部を、前記アーマチャと前記弁部材の両方に互いに対向させて形成し、
前記凸部を、前記アーマチャと前記弁部材の間に介在される球状または楕円球状の中間部材として形成していることを特徴とする請求項1に記載の電磁弁。
【請求項4】
前記凸部を、半球状または半楕円球状の凸状に形成していることを特徴とする請求項1または2に記載の電磁弁。
【請求項5】
前記凹部を、円錐状の凹状に形成していることを特徴とする請求項3または4に記載の電磁弁。
【請求項6】
請求項1〜5のいずれか一項に記載の電磁弁を備え、燃料が噴射される噴孔が先端部に形成された燃料噴射弁であって、
前記噴孔を開閉させるノズルニードルと、
前記弁孔を開閉して背圧を制御することによって、前記ノズルニードルと連動して往復移動するピストンとを備えることを特徴とする燃料噴射弁。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【公開番号】特開2009−197947(P2009−197947A)
【公開日】平成21年9月3日(2009.9.3)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−41934(P2008−41934)
【出願日】平成20年2月22日(2008.2.22)
【出願人】(000004260)株式会社デンソー (27,639)
【Fターム(参考)】