説明

需要者用情報通信機器を活用した自動検針システム

【課題】電力を供給する供給者側が新規に設備を構築することなく、電力を使用する需要者側の既存の設備を利用して、使用電力量を自動的に検針することができると共に、検針結果に応じて各需要者に適した情報やサービスを提供又は提案することができる需要者用情報通信機器を活用した自動検針システムを提供する。
【解決手段】情報通信機器30を接続している電源40を介して、デジタル式の検針器60から送信されるパルス信号に基づいて検針器60の指示数を取得する指示数取得手段31と、指示数から電気使用量を示すパルス波形を自動的に読み取ることで電力量の検針を実行する検針実行手段32と、指示数に基づいて月単位に要した電気料金及び電気料金に適合する契約情報を算出して出力する情報出力手段33とを具備する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、電力を供給する供給者側が電力を使用する需要者側に設置されている情報通信機器を活用して電力量を自動的に検針する需要者用情報通信機器を活用した自動検針システムに関する。
【背景技術】
【0002】
従来から、電力を使用する需要者(例えば、一般家庭や企業)の使用電力量は、電力を供給している供給者(例えば、電力会社)が検針員による人為的な業務として電力量計の検針を定期的に実施することで、個々の需要者が使用した電気使用量が把握されて電気料金が決定されていた。
【0003】
しかしながら、このような検針方法では、各需要者の電気使用量を管理するための供給者側の労力とコストがかかるといった欠点があった。また、コンピュータシステムを活用した自動検針システムを専用に構築して電力使用量を自動的に検針する方法も採用されているが(例えば、特許文献1及び2参照)、このような自動検針システムを適用するエリアに対して普及のための手間と時間がかかると共に、設備投資のためのコストがかかるという問題があった。
【0004】
このような状況下において、例えば、何らかの既存設備を有効に活用することで、普及に労力を要さず、低コストで且つ容易に構築できるようなシステムの実現が望まれていた。さらに、電気使用量の結果を活用して需要者ごとに適するサービスを提案できるような柔軟性のあるシステムの構築も望まれている。
【0005】
【特許文献1】特開2002−117077号公報
【特許文献2】特開2002−175566号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本発明はこのような事情に鑑み、電力を供給する供給者側が新規に設備を構築することなく、電力を使用する需要者側の既存の設備を利用して、使用電力量を自動的に検針することができると共に、検針結果に応じて各需要者に適した情報やサービスを提供又は提案することができる需要者用情報通信機器を活用した自動検針システムを提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記課題を解決する本発明の第1の態様は、電力を供給する供給者側が電力を使用する需要者側に設置されている情報通信機器を活用して電力量を自動的に検針する需要者用情報通信機器を活用した自動検針システムであって、前記情報通信機器を接続している電源を介して、デジタル式の検針器から送信されるパルス信号に基づいて当該検針器の指示数を取得する指示数取得手段と、前記指示数から電気使用量を示すパルス波形を自動的に読み取ることで電力量の検針を実行する検針実行手段と、前記指示数に基づいて月単位に要した電気料金及び当該電気料金に適合する契約情報を算出して出力する情報出力手段とを具備することを特徴とする需要者用情報通信機器を活用した自動検針システムにある。
【0008】
かかる第1の態様では、デジタル式の検針器から送信されるパルス信号に基づいて検針器の指示数が取得され、指示数から電気使用量を示すパルス波形が自動的に読み取られることで電力量の検針が実行されて、指示数に基づいて月単位に要した電気料金及び電気料金に適合する契約情報が算出されて出力される。これにより、電力を供給する供給者側が新規に設備を構築することなく、電力を使用する需要者側の既存の設備を利用して、使用電力量を自動的に検針することができると共に、その検針結果に応じて各需要者に適した情報やサービスを提供又は提案することが可能となる。
【0009】
本発明の第2の態様は、前記検針実行手段は、前記指示数をパルス波形に変換する変換装置を介して電源に接続する間接方式又は前記情報通信機器を直接的に電源に接続する直接方式の何れかで検針を実行することを特徴とする第1の態様に記載の需要者用情報通信機器を活用した自動検針システムにある。
【0010】
かかる第2の態様では、指示数をパルス波形に変換する変換装置を介して電源に接続する間接方式又は情報通信機器を直接的に電源に接続する直接方式の何れかで検針が実行される。これにより、需要者側の設備状況を考慮したシステムを構築することが可能となる。
【0011】
本発明の第3の態様は、前記検針器は、前記電源に対して直接的に又は電灯からの通信線を介して、前記パルス信号に基づく指示数を送信することを特徴とする第1又は2の態様に記載の需要者用情報通信機器を活用した自動検針システムにある。
【0012】
かかる第3の態様では、検針器が、電源に対して直接的に又は電灯からの通信線を介して、パルス信号に基づく指示数を送信する。これにより、より需要者側の設備状況を考慮したシステムを構築することが可能となる。
【0013】
本発明の第4の態様は、前記パルス信号は、電力の負荷側に対して一定方向に送信されることを特徴とする第1〜3の何れかの態様に記載の需要者用情報通信機器を活用した自動検針システムにある。
【0014】
かかる第4の態様では、パルス信号が電力の負荷側に対して一定方向に送信される。
【0015】
本発明の第5の態様は、前記電灯からの通信線を介して検針器から指示数を送信する場合、当該検針器は、パルス信号を発生させる入力回路から入力される信号を所定の演算器を介して算出して出力したパルス信号として送信することを特徴とする第3の態様に記載の需要者用情報通信機器を活用した自動検針システムにある。
【0016】
かかる第5の態様では、電灯からの通信線を介して検針器から指示数が送信される場合、パルス信号を発生させる入力回路から入力される信号が所定の演算器を介して算出して出力したパルス信号として送信される。
【0017】
本発明の第6の態様は、前記所定の演算器とは、他の異なる検針器からの動力信号により動作するものであることを特徴とする第5の態様に記載の需要者用情報通信機器を活用した自動検針システムにある。
【0018】
かかる第6の態様では、演算器が、他の異なる検針器からの動力信号により動作する。これにより、動力信号を活用して需要者が保持する設備に適した自動検針を実施することが可能となる。
【発明の効果】
【0019】
本発明によれば、電力を供給する供給者側が新規に設備を構築することなく、電力を使用する需要者側の既存の設備を利用して、使用電力量を自動的に検針することができると共に、検針結果に応じて各需要者に適した情報やサービスを提供又は提案することができる需要者用情報通信機器を活用した自動検針システムを提供することが可能となる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0020】
以下、図面を用いて本発明を実施するための最良の形態について説明する。なお、本実施形態の説明は例示であり、本発明の構成は以下の説明に限定されない。
【0021】
本実施形態では、電力を供給する供給者側(例えば、電力会社)が新規に設備を構築することなく、電力を使用する需要者側(例えば、一般家庭や企業)の既存の設備を利用して、使用電力量を自動的に検針することができると共に、検針結果に応じて各需要者に適した情報やサービスを提供又は提案することができるシステムを実現するものである。これにより、例えば、電力会社の労力が軽減できることに基づく需要者側に対するコストの削減を提供することができると共に、各需要者における電力の使用状況の把握、及びその使用状況に基づく契約の見直しなどを容易に実施することが可能となる。
【0022】
図1は、本発明の実施形態に係る需要者用情報通信機器を活用した自動検針システムのシステム概略を示す図である。なお、本実施形態では、電力を供給する供給者側として電力会社を例示し、電力を使用する需要者側として一般家庭を例示している。
【0023】
図示するように、本実施形態の自動検針システム1は、電力を供給する供給者である電力会社2が保持する管理サーバ20と、電力を使用する需要者である一般家庭3が保持する情報通信機器30とがネットワーク10を介して接続されることで構成されている。
【0024】
ここで、情報通信機器30は、電力線70の終端となる電源40に接続することで、電力を一般家庭3内に配電する分電盤50を経由して電気使用量を計測する検針器60へと電力線70を介して接続されるように構成されている。そして、検針器60で計測される情報が情報通信機器30を介して、一般家庭3から電力会社2に設置されている管理サーバ20に対して送信されることになる。このようにして、管理サーバ20において、各一般家庭3からの情報が必要に応じて管理される。
【0025】
具体的に、需要者側となる一般家庭3において、情報通信機器30は、指示数取得手段31、検針実行手段32、及び情報出力手段33を含み構成されている。
【0026】
指示数取得手段31は、情報通信機器30を接続している電源40を介して、検針器60から送信されるパルス信号に基づいて、その検針器60の指示数を取得する。ここで、検針器60から送信されるパルス信号は、電力の負荷側に対して一定方向に送信されることになる。すなわち、電源40の方向に対してパルス信号が送信されることになる。
【0027】
検針実行手段32は、送信された指示数から電気使用量を示すパルス波形を自動的に読み取ることで電力量の検針を実行する。このとき、検針実行手段32は、指示数をパルス波形に変換する変換装置(図示せず;詳細は後述する)を介して電源40に接続する間接方式又は情報通信機器30を直接的に電源40に接続する直接方式の何れかで検針を実行する。
【0028】
情報出力手段33は、指示数に基づいて月単位に要した電気料金及びその電気料金に適合する契約情報を算出して出力する。ここで出力される各種情報は、情報通信機器30に表示されるようにしてもよいし、ネットワーク10を介して管理サーバ20に送信された後に、電力会社2側で各種情報やサービスを提供又は提案する際に活用するようにしてもよい。
【0029】
上述のような情報通信機器30としては、一般的なコンピュータの各種機能を備える情報通信機器であればよく、例えば、パーソナルコンピュータ、携帯電話機、及びPDA(Personal Digital Assistants)などを挙げることができる。
【0030】
また、検針器60は、電源40に対して直接的に又は電灯からの通信線を介して、パルス信号に基づく指示数を送信する。このような検針器60としては、デジタル信号で動作するデジタル式の検針器を想定している。ここで、電灯からの通信線を介して検針器60から指示数を送信する場合、検針器60は、パルス信号を発生させる入力回路から入力される信号を所定の演算器を介して算出して出力したパルス信号に変換して送信する。ここでいう所定の演算器とは、他の異なる検針器からの動力信号により動作するものを想定している。なお、検針器60に対して信号の入力側となる電力線70には、検針器60との境界にフィルター(図示せず)を設けることで、配電線路としての電力線70に対するノイズなどの影響が抑制されるようになる。
【0031】
一方、供給者側となる電力会社2において、管理サーバ20は、情報通信機器30から送信された情報を一般家庭3ごとに格納して管理する。このような管理サーバ20としては、一般的なコンピュータの各種機能を備える情報通信機器であればよく、例えば、サーバ、及びワークステーションなどを挙げることができる。
【0032】
以下、本実施形態で実現可能なシステム構成を具体的に例示してパターン別に説明する。
【0033】
(パターン1)
図2は、本発明の実施形態に係る直接方式による自動検針システムのシステム構成の一例を示す図である。図2に示す例では、一般家庭3で保持する情報通信機器30が直接的に電源40に対して接続される構成が示されている。
【0034】
図示するように、自動検針システム1aは、検針器60が分電盤50を介してコンセント40aに接続されており、情報通信機器30からのコードを介して直結するプラグ40bがコンセント40aに接続されることで、情報通信機器30に対して電力が供給されると共に、検針器60からの指示数が電力線70を介して送信されるようになっている。ここで、図2に示すコンセント40a及びプラグ40bは、図1に示す電源40に相当する構成である。
【0035】
そして、情報通信機器30は各種プロバイダ100を介して管理サーバ20に接続されることで、検針器60で計測されるパルス波形に関する情報が一般家庭3ごとに情報通信機器30を経由して管理サーバ20に集約されるようになっている。
【0036】
ここで、情報通信機器30は、指示数取得手段31がパルス波形により送信する指示数を取得した後、検針実行手段32が検針器60から送信されるパルス波形に基づいて電力量の検針を実行することで、情報出力手段33がパルス波形から示される指示数により電気料金に関する情報を管理サーバ20に対して送信する。このとき、情報通信機器30は、電気料金に関する情報として、月単位に要した電気料金及びその電気料金に適合する契約情報を管理サーバ20に対して送信するために出力する。
【0037】
一方、管理サーバ20では、情報通信機器30からの情報に基づいて月単位に要した電気料金及びその電気料金に適合する契約情報を管理する。ここでいう管理とは、例えば、管理サーバ20に上述のような情報を格納するための専用の管理データベースを設けることで、必要に応じた情報を区分して管理するようにすればよい。
【0038】
また、情報通信機器30は、必ずしも電気料金及び契約情報を送信しなくてもよく、例えば、パルス波形に基づく情報を出力するようにすることで、管理サーバ20内でパルス波形に基づく電気料金及び契約情報を算出して管理するようにしてもよい。すなわち、情報出力手段33の一部を管理サーバ20に設けるようにしてもよい。なお、この場合何れかの機器(本実施形態では、情報通信機器30又は管理サーバ20)に、上述した情報を算出するためのプログラムをインストールすることが前提となる。
【0039】
(パターン2)
図3は、本発明の実施形態に係る間接方式による自動検針システムのシステム構成の一例を示す図であり、図4は、本発明の実施形態に係る変換装置の一例を示す図である。
【0040】
図3に示す例は、情報通信機器30が変換装置40cを介してコンセント40aに接続される点が上述した自動検針システム1aと異なっている。基本的には、自動検針システム1bの場合も同様に、情報通信機器30において、パルス波形により送信する指示数が取得された後、検針器60から送信されるパルス波形に基づいて電力量の検針が実行されることで、パルス波形から示される指示数により電気料金に関する情報が管理サーバ20に対して送信される。そして、管理サーバ20では、情報通信機器30からの情報に基づいて月単位に要した電気料金及びその電気料金に適合する契約情報が管理される。
【0041】
ここで、図4に示すように、変換装置40cとは、演算器400の両端からUSB(Universal Serial Bus)端子410及びコンセント接続端子420をそれぞれケーブルで接続する構成とすることで、検針器60から送信されるパルス信号に基づいて、演算器400内で指示数から電気使用量が読み取られて電力量の検針を実行する。このような変換装置40cを情報通信機器30とコンセント40aとの間に間接的に設けることで、変換装置40c内で電力量の検針に関する所定の演算を実行させて、情報通信機器30の処理負担を軽減させることができる。
【0042】
(パターン3)
図5は、本発明の実施形態に係る動力検針器を介した自動検針システムのシステム構成の一例を示す図であり、図6は、本発明の実施形態に係る動力検針器を介した自動検針システムの電力検針器の一例を示す図である。
【0043】
図5に示す例では、情報通信機器30が変換装置40cを介してコンセント40aに接続される点及び電灯検針器60bを介して動力検針器60aを設けている点が自動検針システム1aと異なっている。なお、電灯検針器60bは、原則的に、自動検針システム1a及び自動検針システム1bに示された検針器60に相当するものである。
【0044】
図5に示す自動検針システム1cにおいても同様に、情報通信機器30において、パルス波形により送信する指示数が取得された後、検針器60から送信されるパルス波形に基づいて電力量の検針が実行されることで、パルス波形から示される指示数により電気料金に関する情報が管理サーバ20に対して送信される。そして、管理サーバ20では、情報通信機器30からの情報に基づいて月単位に要した電気料金及びその電気料金に適合する契約情報が管理される。
【0045】
ここで、図5及び図6に示すように、動力検針器60aと電灯検針器60bは、動力信号を送受信するための動力用通信線80により接続されて構成されており、このような構成により、動力検針器60aから送信される動力信号を活用して電灯検針器60bが200Vの電圧で動作するようになっている。そして、図6に示すように、電灯検針器60bは、制御部600内に演算器601、パルス信号入力回路602、パルス信号出力部603、及び表示部604を具備している。このうち、演算器601は、パルス信号入力回路602から入力されるパルス信号に基づいて電気使用量を演算してパルス信号出力部603を経由して分電盤50に接続されている電力線70に所定のパルス波形として出力するようにする。また、表示部604には、演算器601にて演算した結果がそのまま反映されて表示されるようになっている。このような電灯検針器60bを構成することで、動力検針器60aと併用して、処理にかかる負荷を分散させるようなシステムを構築することができる。
【0046】
以上説明したように、本実施形態の自動検針システム1では、電力会社2において用意できる既存の設備及び一般家庭3における日常生活で使用している設備などを活用することで、自動検針を実施するための設備を新規に構築することなく、一般家庭3ごとの使用電力量を自動的に検針することができるシステムを比較的容易に構築することが可能となる。また、検針した結果に応じて、各一般家庭3に適したサービスを提案することに繋げることも可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0047】
【図1】本発明の実施形態に係る需要者用情報通信機器を活用した自動検針システムのシステム概略を示す図である。
【図2】本発明の実施形態に係る直接方式による自動検針システムのシステム構成の一例を示す図である。
【図3】本発明の実施形態に係る間接方式による自動検針システムのシステム構成の一例を示す図である。
【図4】本発明の実施形態に係る変換装置の一例を示す図である。
【図5】本発明の実施形態に係る動力検針器を介した自動検針システムのシステム構成の一例を示す図である。
【図6】本発明の実施形態に係る動力検針器を介した自動検針システムの電力検針器の一例を示す図である。
【符号の説明】
【0048】
2 電力会社
3 一般家庭
10 ネットワーク
20 管理サーバ
30 情報通信機器
31 指示数取得手段
32 検針実行手段
33 情報出力手段
40 電源
40a コンセント
40b プラグ
40c 変換装置
50 分電盤
60 検針器
60a 動力検針器
60b 電灯検針器
70 電力線
80 動力用通信線
400 演算器
410 USB端子
420 コンセント接続端子
600 制御部
601 演算器
602 パルス信号入力回路
603 パルス信号出力部
604 表示部

【特許請求の範囲】
【請求項1】
電力を供給する供給者側が電力を使用する需要者側に設置されている情報通信機器を活用して電力量を自動的に検針する需要者用情報通信機器を活用した自動検針システムであって、
前記情報通信機器を接続している電源を介して、デジタル式の検針器から送信されるパルス信号に基づいて当該検針器の指示数を取得する指示数取得手段と、
前記指示数から電気使用量を示すパルス波形を自動的に読み取ることで電力量の検針を実行する検針実行手段と、
前記指示数に基づいて月単位に要した電気料金及び当該電気料金に適合する契約情報を算出して出力する情報出力手段とを具備することを特徴とする需要者用情報通信機器を活用した自動検針システム。
【請求項2】
前記検針実行手段は、前記指示数をパルス波形に変換する変換装置を介して電源に接続する間接方式又は前記情報通信機器を直接的に電源に接続する直接方式の何れかで検針を実行することを特徴とする請求項1に記載の需要者用情報通信機器を活用した自動検針システム。
【請求項3】
前記検針器は、前記電源に対して直接的に又は電灯からの通信線を介して、前記パルス信号に基づく指示数を送信することを特徴とする請求項1又は2に記載の需要者用情報通信機器を活用した自動検針システム。
【請求項4】
前記パルス信号は、電力の負荷側に対して一定方向に送信されることを特徴とする請求項1〜3の何れかに記載の需要者用情報通信機器を活用した自動検針システム。
【請求項5】
前記電灯からの通信線を介して検針器から指示数を送信する場合、当該検針器は、パルス信号を発生させる入力回路から入力される信号を所定の演算器を介して算出して出力したパルス信号として送信することを特徴とする請求項3に記載の需要者用情報通信機器を活用した自動検針システム。
【請求項6】
前記所定の演算器とは、他の異なる検針器からの動力信号により動作するものであることを特徴とする請求項5に記載の需要者用情報通信機器を活用した自動検針システム。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【公開番号】特開2007−286907(P2007−286907A)
【公開日】平成19年11月1日(2007.11.1)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−113744(P2006−113744)
【出願日】平成18年4月17日(2006.4.17)
【出願人】(000211307)中国電力株式会社 (6,505)
【Fターム(参考)】