説明

非常時炊飯用の無洗米缶詰と水缶詰、および簡易専用コンロ

【課題】缶のまま炊飯できる無洗米を詰めた缶詰及び炊飯するための簡易専用コンロを提供する。
【解決手段】無洗米を炊飯するために水13を必要量缶に詰めた缶詰さらに、食べる時に缶を持てるように、取手をつけた無洗米缶詰および無洗米缶詰の中に野菜、肉等のレトルト食品を詰め混ぜご飯を作ることができる缶詰。水を無洗米缶詰側に入れた後、炊飯用の蓋として利用することができる缶詰無洗米と水を缶詰にして、セットで提供し、専用コンロを使用すれば、火をつけるだけで、どこでもご飯を炊くことができる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、災害時などの非常時やアウトドアなどで缶のまま炊飯が可能な無洗米が入った缶詰と、炊飯に必要量の水が入った缶詰をセットで提供するもの。および炊飯をするための簡易専用コンロに関する。
【背景技術】
【0002】
従来の非常用ご飯は、お湯を沸かして温めるか、電子レンジを使用して温める物がある。また、冷たいまま食べる物がある。
【0003】
お湯を沸かす方法については、コンロ等の熱源、および、水の確保が必要である。また、電子レンジを使用する場合も電子レンジ本体および、電気の確保が必要である。
【0004】
これらは、災害時や外では確保することが困難な場合が多く、また、温めることができない場合は、冷たいまま食べることになる。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
以上に述べた従来の非常用ご飯は、災害時や外の場合熱源や電気、水の確保ができない場合があり、温めることが難しくかった。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明は、このような従来困難であった、非常時の温かいご飯を、無洗米缶詰、水缶詰、専用コンロをセットで提供することで、いつでも炊飯し食べることができる。
【0007】
また、専用コンロの熱源は固形用アルコール燃料を使用し、火をつければどこでも缶詰での炊飯が可能である。
【発明の効果】
【0008】
上述したように本発明は、無洗米と水、専用コンロをセットで提供するものであり、火をつければどこでも炊飯ができる。
【0009】
また、専用コンロは固形アルコール燃料を使用するため、固形アルコール燃料を交換すれば、専用コンロは繰り返し使用が可能で、無洗米缶詰と水缶詰を購入するだけでよい。
【0010】
無洗米缶詰は、その缶をそのまま炊飯が可能で、また、水缶詰に関しては水を無洗米缶に入れた後蓋として使用する。
【0009】
そして、無洗米と、野菜、肉などのレトルト食品を同じ缶に詰め、炊飯時に合わせることで炊き込みご飯も可能である。
【0010】
缶詰として加工することで、保存食とて活用できる。
【発明の実施するための最良の形態】
【0011】
以下、本発明の実施の形態を図1〜図3に基づいて説明する。
【0012】
図1においては、1が炊飯用の水缶詰で、2が無洗米入りの缶詰、3が専用コンロで、6が固形アルコール燃料である。それぞれの素材は熱に対応するため、スチール缶を使用する。
【0013】
無洗米4の量は、約成人男性の一食分0.5合を入れ、水はそれに対して必要量15ccをあらかじめ缶に詰めておく。
【0014】
固形アルコール燃料6は、約二十分燃焼のものを使用し、燃焼終了時点で炊飯が完了する。
【0015】
炊飯する量も、無洗米4と水5の量を変えることによって、増量も可能で、それに合わせた時間の固形アルコール燃料6を使用する。
【0016】
図2のように、専用コンロ3には、固形アルコール燃料6をセットする受部7を、上げ底9をして、直接熱が下にあたらないようにする。また、専用コンロの側面2箇所に切り込み8を入れて空気の流れを確保するとともに、火をそこから点火することもできる。
【0017】
図3のように、無洗米が入っている缶に、炊飯ができる量をあらかじめ入れた水缶詰から水13を入れて、専用コンロの上に乗せる15。専用コンロの固形アルコール燃料に火をつけて、水缶詰の缶を蓋14にすれば、炊飯が可能である。また、無洗米缶詰、水缶詰には、それぞれに取手10・11を付け熱した後に直接缶を持たなくてすむ。
【0018】
無洗米が入っている缶詰の中に、野菜、肉等の具材をレトルトパックした物12を一緒に入れ、炊飯前の無洗米の上に開封し中身を入れれば炊き込みご飯ができる。
【図面の簡単な説明】
【0019】
【図1】無洗米缶詰と水缶詰の断面図
【図2】専用コンロの側面図と断面図
【図3】炊飯時の形態図
【符号の説明】
【0020】
1 水缶詰
2 無洗米缶詰
3 専用コンロ
4 無洗米
5 炊飯用水
6 固形アルコール燃料
7 固形アルコール燃料受け部
8 空気取り入れよう切り込み
9 上げ底
10 水缶詰の取手
11 無洗米缶詰の取手
12 レトルト具材
13 無洗米缶詰に入れた水
14 水の入っていた缶を蓋にする
15 無洗米缶詰の缶と専用コンロの組み合わせ

【特許請求の範囲】
【請求項1】
缶のまま炊飯するために無洗米を詰めた缶詰。
【請求項2】
無洗米を炊飯するために水を必要量缶に詰めた缶詰。および水を無洗米缶詰側に入れた後、炊飯用の蓋として利用することができる缶詰。
【請求項3】
食べる時に缶を持てるように、取手をつけた無洗米缶詰。
【請求項4】
炊飯終了時に蓋として利用した水缶詰の缶を取れるように、取手をつけた水缶詰。
【請求項5】
無洗米缶詰の中に野菜、肉等のレトルト食品を詰め混ぜご飯を作ることができる缶詰。
【請求項4】
上述した缶詰を炊飯するために、無洗米缶詰を上に乗せることができ、固形アルコール燃料を使用した簡易専用コンロ。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【公開番号】特開2009−136267(P2009−136267A)
【公開日】平成21年6月25日(2009.6.25)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−341618(P2007−341618)
【出願日】平成19年12月3日(2007.12.3)
【出願人】(508005381)有限会社春見ライスセンター (1)
【Fターム(参考)】