説明

非接触タグを用いた食堂管理システム

【課題】本発明は、食堂の顧客に食物に関する情報を提供する食堂管理システムを提供する。
【解決手段】食物のカロリー情報、価格情報が格納された非接触タグ305と、非接触タグ305からの信号を受信するアンテナ301と、アンテナ301で受信した信号に含まれる食物のカロリー情報を表示する表示部306と、価格情報を情報記憶担体304に書き込むライタ部303とからなるリーダライタシステム。この構成により顧客は自らのカロリーコントロールを容易に行うことができる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、非接触タグを用いた物品の情報提供及び料金決済を行う物品管理システムに関するものであり、特に食堂等において非接触タグを用いて食物に関する情報の提供と料金決済を効率よく実施する食堂管理システムに関する。
【背景技術】
【0002】
一般に社員食堂やカフェテリア方式のレストランでは、セルフサービス方式が採用されている。顧客は、陳列棚から食物を選択し、トレーに載せ、最後の料金清算場で料金清算を行う。
【0003】
このようなセルフサービス方式の食堂において、食器に非接触タグを取り付け、非接触タグに食物に関する情報としてカロリーや価格を格納し、料金清算場の読み取り装置にトレーに食器を載せたままかざすことにより、顧客がこれらの情報を確認できるシステムが公開されている(例えば、特許文献1参照)。
【特許文献1】特開2004−102563号公報(第5図)
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、上記特許文献1の方式では、顧客は料金清算時に料金とカロリーを知ることができる。糖尿病等の成人病を患う顧客は、食物構成に注意する必要があり、カロリーや栄養素の構成を考えながら食物を選択している。
【0005】
従って、もしカロリー超過や栄養素のアンバランスが起きたとき、顧客は料金清算場から陳列棚の場所まで戻って返品し、再度食物を選択する必要があり、利便性に欠けていた。
【0006】
本発明は、上記従来の課題に鑑み、顧客が食物を選択するその場で食物に関する情報を提供し、食物選択の利便性を向上させるとともに、料金決済を顧客自身が行う食堂管理システムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記目的を達成するために、本発明のリーダライタ装置は非接触タグからの信号を受信するアンテナと、前記アンテナで受信した信号に含まれる情報を復号化する復号化部と、前記復号化された情報を情報記憶担体に書き込むライタ部とからなる。
【0008】
この構成によれば、リーダライタ装置は操作者が非接触タグをアンテナの通信範囲にかざした時点で非接触タグの情報を情報記憶担体に書き込むことができる。
【0009】
また、本発明のリーダライタ装置は非接触タグからの信号を受信するアンテナと、前記アンテナで受信した信号に重畳された情報を復号化する復号化部と、前記復号化された情報を表示する表示部と、情報を情報記憶担体に書き込むライタ部とからなる。
【0010】
この構成によれば、リーダライタ装置は操作者が非接触タグをアンテナの通信範囲にかざした時点で非接触タグの情報を顧客の情報記憶担体に書き込むことができる。
【0011】
また、本発明のリーダライタシステムは食物のカロリー情報、価格情報が格納された非接触タグと、前記非接触タグからの信号を受信するアンテナと、前記アンテナで受信した
信号に含まれる食物のカロリー情報を表示する表示部と、価格情報を情報記憶担体に書き込むライタ部とからなる。
【0012】
この構成によれば、リーダライタシステムは顧客が食物のカロリー情報、価格情報が格納された非接触タグが取り付けられた食器をアンテナの通信範囲にかざすことにより食物のカロリー情報を表示するとともに価格情報を顧客の情報記憶担体に書き込むことができる。
【0013】
また、本発明のリーダライタシステムは食物のカロリー情報、価格情報が格納された非接触タグと、前記非接触タグからの信号を受信するアンテナが埋め込まれたトレーと、前記トレーに取り付けられ前記アンテナで受信した信号に含まれる食物のカロリー情報を表示する表示部と、前記トレーに取り付けられ価格情報を情報記憶担体に書き込むライタ部とからなる。
【0014】
この構成によれば、リーダライタシステムは顧客が食物のカロリー情報、価格情報が格納された非接触タグが取り付けられた食器をトレーに載せた時点で食物のカロリー情報を表示する。また、価格情報を顧客の情報記憶担体に書き込むことができる。
【0015】
また、本発明のリーダライタシステムは食物のカロリー情報、価格情報が格納された非接触タグと、前記非接触タグからの信号を受信するアンテナと、前記アンテナで受信した信号に含まれる食物のカロリー情報を表示する表示部と、価格情報を情報記憶担体に書き込むライタ部を具備する決済端末装置とからなる。
【0016】
この構成によれば、リーダライタシステムは顧客が食物のカロリー情報、価格情報が格納された非接触タグが取り付けられた食器をアンテナの通信範囲にかざした時点で食物のカロリー情報を表示するとともに価格情報を顧客の情報記憶担体に書き込むことにより料金決済に必要な情報を保存できる。
【0017】
また、本発明のリーダライタシステムは食物のカロリー情報、価格情報が格納された非接触タグと、前記非接触タグからの信号を受信するアンテナが埋め込まれたトレーと、前記トレーに取り付けられ前記アンテナで受信した信号に含まれる食物のカロリー情報を表示する表示部と、前記トレーに取り付けられ価格情報を情報記憶担体に書き込むライタ部を具備する決済端末装置とからなる。
【0018】
この構成によれば、リーダライタシステムは顧客が食物のカロリー情報、価格情報が格納された非接触タグが取り付けられた食器をトレーに載せた時点で食物のカロリー情報を表示するとともに価格情報を顧客の情報記憶担体に書き込むことにより料金決済に必要な情報を保存できる。
【0019】
また、本発明のリーダライタシステムは食物の価格情報と顧客を一意に識別する顧客識別情報が格納された情報記憶担体と、前記情報記憶担体の読み取りおよび書き込みを行うリーダライタ部と、食物の価格情報と顧客識別情報を関連付けして記憶する記憶部と、前記リーダライタ部で読み取った食物の価格情報を顧客識別情報が示す前記記憶部の格納エリアに格納する情報格納部と、前記情報格納部の格納処理が成功したとき前記情報記憶担体の価格情報を消去するリーダライタ部を具備する清算装置とからなる。
【0020】
この構成によれば、リーダライタシステムは顧客が情報記憶担体を読み取らせた時点で料金決済に必要な情報を記憶部の格納エリアに格納するとともに次回の使用に備えて情報記憶担体の価格情報を消去することができる。
【0021】
また、本発明のリーダライタシステムは顧客を一意に識別する顧客識別情報と顧客が食物を摂取するとき考慮すべき情報が格納された情報記憶担体と、前記情報記憶担体の読み取りおよび書き込みを行うリーダライタ部と、顧客識別情報と顧客が摂取した食物の履歴情報を関連付けして記憶する記憶部と、顧客識別情報が示す前記記憶部の顧客が摂取した食物の履歴情報に基づき顧客が食物を摂取するとき考慮すべき情報を判定する判定部と、前記判定部が判定した顧客が食物を摂取するとき考慮すべき情報を前記情報記憶担体に書き込むリーダライタ部を具備する制限値書き込み装置とからなる。
【0022】
この構成によれば、リーダライタシステムは今回の使用に備えて顧客の情報記憶担体に顧客が食物を摂取するとき考慮すべき情報を書き込むことができる。
【0023】
また、本発明のリーダライタシステムは非接触タグに格納する情報が食物の塩分量情報、価格情報であり、顧客が食物を摂取するとき考慮すべき情報が食物の塩分量情報であり、表示部が表示する顧客が食物を摂取するとき考慮すべき情報が食物の塩分量情報であり、表示部が警告を表示する判定基準が食物の塩分量情報であり、制限値書き込み装置が書き込む顧客が食物を摂取するとき考慮すべき情報が食物の塩分量情報である。
【0024】
この構成によれば、リーダライタシステムは顧客に摂取した食物の塩分量情報を提供できるとともに、塩分量オーバーを未然に防止できる。
【0025】
また、本発明のリーダライタシステムは非接触タグに格納する情報が食物の油の量情報、価格情報であり、顧客が食物を摂取するとき考慮すべき情報が食物の油の量情報であり、表示部が表示する顧客が食物を摂取するとき考慮すべき情報が食物の油の量情報であり、表示部が警告を表示する判定基準が食物の油の量情報であり、制限値書き込み装置が書き込む顧客が食物を摂取するとき考慮すべき情報が食物の油の量情報である。
【0026】
この構成によれば、リーダライタシステムは顧客に摂取した食物の油の量情報を提供できるとともに、油の量オーバーを未然に防止できる。
【0027】
また、本発明のリーダライタシステムは非接触タグに格納する情報が食物のアレルギー物質の含有量情報、価格情報であり、顧客が食物を摂取するとき考慮すべき情報が食物のアレルギー物質の許容量情報であり、表示部が表示する顧客が食物を摂取するとき考慮すべき情報が食物のアレルギー物質の許容量情報であり、表示部が警告を表示する判定基準が食物のアレルギー物質の許容量情報であり、制限値書き込み装置が書き込む顧客が食物を摂取するとき考慮すべき情報が食物のアレルギー物質の含有量情報である。
【0028】
この構成によれば、リーダライタシステムは顧客の摂取した食物のアレルギー物質の含有量情報を提供できるとともに、アレルギー物質の摂取オーバーを未然に防止できる。
【発明の効果】
【0029】
以上のように本発明によると、リーダライタシステムは顧客が食物を選択するその場で食物に関する情報を提供し、食物選択の利便性を向上させるという多大な効果を奏する。
【発明を実施するための最良の形態】
【0030】
(実施の形態1)
以下、本発明の実施の形態1について、図1を用いて説明する。
【0031】
図1は、リーダライタ装置の構成図である。
【0032】
図1において、100はリーダライタ装置である。
【0033】
101は非接触タグ105からの信号を受信するアンテナである。
【0034】
102はアンテナ101で受信した信号に含まれる情報を復号化する復号化部である。
【0035】
103は復号化された情報を情報記憶担体104に書き込むライタ部である。
【0036】
104は情報記憶担体であり、非接触式または接触式により情報の読み込み・書き込みが行える担体であり、例えば非接触式カード、接触式カードを使用する。
【0037】
105は非接触タグであり、例えば電池を有しリーダライタ装置からの送信要求に関係なく常時信号を発信するアクティブタグを使用する。
【0038】
次に、以上のような構成におけるリーダライタ装置100の動作を説明する。
【0039】
リーダライタ装置100は非接触タグ105からの信号をアンテナ101で受信する。アンテナ101は、その信号を復号化部102に入力する。復号化部102は、その信号に含まれる情報を復号化し、ライタ部103に入力する。ライタ部103は、復号化された情報を情報記憶担体104に書き込む。
【0040】
以上のように、操作者(図示せず)が非接触タグをアンテナの通信範囲にかざした時点、あるいは操作者(図示せず)がリーダライタ装置を移動させアンテナの通信範囲に非接触タグを位置させた時点で非接触タグの情報を情報記憶担体に書き込むことができる。
【0041】
(実施の形態2)
以下、本発明の実施の形態2について、図2を用いて説明する。
【0042】
図2は、リーダライタ装置の構成図である。
【0043】
図2において、200はリーダライタ装置である。
【0044】
201は非接触タグ205からの信号を受信するとともに非接触タグ205に起電力用の搬送信号と搬送信号に送信要求を重畳して送信するアンテナである。
【0045】
202はアンテナ201で受信した信号に重畳された情報を複合化する複号化部である。
【0046】
203は復号化された情報を情報記憶担体204に書き込むライタ部である。
【0047】
204は情報記憶担体であり、非接触式または接触式により情報の読み込み・書き込みが行える担体であり、例えば非接触式カード、接触式カードを使用する。
【0048】
205は非接触タグであり、例えば電池なしでリーダライタ装置からの搬送信号を起電力のエネルギ源として発電し、発電した電力を使用し送信要求に応じて搬送信号に情報を重畳して発信するパッシブタグを使用する。
【0049】
206は復号化された情報を表示する表示部であり、例えば液晶表示部を使用する。
【0050】
次に、以上のような構成におけるリーダライタ装置200の動作を説明する。
【0051】
リーダライタ装置200は、アンテナ201から搬送信号を送信し、さらに搬送信号に送信要求を重畳して定期的に送信する。アンテナ201は非接触タグ205からの信号を受信する。アンテナ201は、その信号を復号化部202に入力する。復号化部202は、その信号に含まれる情報を復号化し、表示部206とライタ部203に入力する。表示部206は復号化された情報を表示する。ライタ部203は、復号化された情報を情報記憶担体204に書き込む。
【0052】
以上のように、操作者(図示せず)が非接触タグをアンテナの通信範囲にかざした時点、あるいは操作者(図示せず)がリーダライタ装置を移動させアンテナの通信範囲に非接触タグを位置させた時点で非接触タグの情報を表示部に表示するとともに情報記憶担体に書き込むことができる。
【0053】
(実施の形態3)
以下、本発明の実施の形態3について、図3から図9を用いて説明する。
【0054】
図3は、リーダライタシステムの構成図である。
【0055】
リーダライタシステムは、リーダライタ装置300、食器307そして情報記憶担体304により構成される。
【0056】
図3において、300はリーダライタ装置である。
【0057】
301は非接触タグ305からの信号を受信するとともに非接触タグ305に起電力用の搬送信号と搬送信号に送信要求を重畳して送信するアンテナである。
【0058】
302はアンテナ301で受信した信号に重畳された情報を複合化する複号化部である。
【0059】
303は復号化された情報を情報記憶担体304に書き込むライタ部である。
【0060】
304は情報記憶担体であり、非接触式または接触式により情報の読み込み・書き込みが行える担体であり、例えば非接触式カード、接触式カードを使用する。
【0061】
305は非接触タグであり、例えば電池なしでリーダライタ装置からの搬送信号を起電力のエネルギ源として発電し、発電した電力を使用し送信要求に応じて搬送信号に情報を重畳して発信するパッシブタグを使用する。
【0062】
306は復号化された情報を表示する表示部であり、例えば液晶表示部を使用する。
【0063】
なお、1画面で5品分の食物に関する情報を表示でき、表示切り替えは上ボタン309と下ボタン310で行う。
【0064】
307は食物を盛り付ける食器であり、底部の裏に非接触タグ305が取り付けられている。
【0065】
図4は、リーダライタ装置の操作パネルを示す図である。
【0066】
図4において、300はリーダライタ装置である。
【0067】
308は食物の選択が完了し、価格情報を情報記憶担体に書き込むとき押下する書き込
みボタンである。
【0068】
309は表示部306に表示した食物を選択するための上ボタンである。
【0069】
310は表示部306に表示した食物を選択するための下ボタンである。
【0070】
311は表示部306に表示した食物を取り消すための取り消しボタンであり、上ボタン309または下ボタン310で選択する。
【0071】
312は非接触タグ305を読み取るときに押下する読み取りボタンである。
【0072】
なお、図4に示すように情報記憶担体304をリーダライタ装置300に挿入することにより書き込みが可能となるものとする。
【0073】
図5は非接触タグに格納されている情報を示す図である。
【0074】
非接触タグ識別番号は、非接触タグを一意に識別するためのコードである。
【0075】
食物の名称は、食器307に盛り付けられる食物の名称である。
【0076】
食物のカロリー情報は、食器307に盛り付けられている食物のカロリー情報である。
【0077】
食物の価格情報は、食器307に盛り付けられる食物の価格情報である。
【0078】
非接触タグ305は、送信要求を受信するとこれらの情報を信号に重畳して送信するものとする。
【0079】
図6は、情報記憶担体に格納されている情報を示す図である。
【0080】
図6(a)は、情報記憶担体に格納されている情報の上位定義を示す図である。
【0081】
顧客識別情報は、顧客に関する情報であり、詳細を図6(b)に示す。
【0082】
第1の食物情報から第10の食物情報は、食物に関する情報であり、詳細を図6(c)に示す。なお、本実施の形態では10個の食物としているが運用に応じて調整してよい。
【0083】
図6(b)は、顧客識別情報の詳細定義を示す図である。
【0084】
顧客ID番号は、顧客を一意に識別するためのコードである。
【0085】
顧客氏名は、顧客の氏名である。
【0086】
カロリー制限値は、顧客が食物を摂取するとき考慮すべき情報であり、本実施の形態では顧客が食堂管理システムを利用する場合の1回あたりのカロリー制限値である。
【0087】
図6(c)は、第1の食物情報から第10の食物情報の詳細定義を示す図である。
【0088】
第1の食物情報から第10の食物情報には、非接触タグ305から受信した情報を書き込む。なお、本実施の形態では10個の食物としているが運用に応じて調整してよい。
【0089】
図7は、表示部が表示する情報を示す図である。
【0090】
図7(a)は、表示部が表示する情報の上位定義を示す図である。
【0091】
顧客情報エリアは、顧客に関する情報であり、詳細を図7(b)に示す。
【0092】
個別食物情報エリアは、顧客が選択した食物に関する情報であり、詳細を図7(c)及び図7(d)に示す。
【0093】
合計食物情報エリアは、顧客が選択した食物のカロリー情報と価格情報の合計値であり、詳細を図7(e)に示す。
【0094】
図7(b)は、図6(b)と同じなので説明を省略する。
【0095】
図7(c)は、図6(a)の第1の食物情報から第10の食物情報と同じなので説明を省略する。
【0096】
図7(d)は、図6(c)と同じなので説明を省略する。
【0097】
図7(e)は、合計食物情報の詳細定義を示す図である。
【0098】
食物の数は、顧客が選択した食物の数である。
【0099】
カロリー情報の合計は、顧客が選択した食物のカロリー情報の合計値である。
【0100】
価格情報の合計は、顧客が選択した食物の価格情報の合計値である。
【0101】
なお、表示部306は第1の食物情報から第10の食物情報を食物のカロリー情報に従いソートする機能があり、カロリー値の大きい食物を上位に表示するものとする。
【0102】
次に、以上のような構成におけるリーダライタシステムの動作を説明する。
【0103】
顧客は、図4に示すようにリーダライタ装置300に情報記憶担体304を挿入して使用する。
【0104】
顧客は、食物を選択するとき、図3に示すように食器307の上にリーダライタ装置300を位置させ、図4の読み取りボタン312を押下する。
【0105】
リーダライタ装置300は、アンテナ301から搬送信号を送信し、さらに搬送信号に送信要求を重畳して定期的に送信する。アンテナ301は非接触タグ305からの信号を受信する。アンテナ301は、その信号を復号化部302に入力する。復号化部302は、その信号に含まれる情報を復号化し、表示部306とライタ部303に入力する。
【0106】
表示部306は復号化された情報を表示する。
【0107】
図8及び図9は、表示部の表示状態を示す図である。
【0108】
図8において、顧客は4品の食物を選択した状態である。
【0109】
表示部306は、復号化部302から入力した情報を図7の定義に従って記憶し、表示
する。表示部306の上段には、図7(a)の顧客情報エリアの情報を表示する。表示部306の中段には、図7(a)の個別食物情報エリアの情報を表示する、表示部306の下段には、図7(a)の合計食物情報エリアの情報を表示する。
【0110】
また、表示部306の上段右側にカロリー情報の合計がカロリー制限値を超える場合には「警告」を表示する。表示部306は、警告を表示する判定基準として食物のカロリー情報を使用する。
【0111】
顧客が警告表示を確認し1のチキンの照り焼きを取り消して、アジの塩焼きに変更する手順を説明する。顧客は、食物を取り消すとき、図4の上ボタン309または下ボタン310で選択し、取り消しボタン311を押下する。この操作でチキンの照り焼きを取り消した。
【0112】
次に、顧客はアジの塩焼きを選択する。
【0113】
図9においては、アジの塩焼きが取り込まれ、表示情報が更新される。
【0114】
この結果、カロリー情報の合計がカロリー制限値を下回ったので「警告」は消去される。
【0115】
顧客は、表示部306の内容を確認し、図4の書き込みボタン308を押下する。
【0116】
ライタ部303は、復号化された情報を情報記憶担体304に書き込む。
【0117】
以上のように、リーダライタシステムは顧客が食物のカロリー情報、価格情報が格納された非接触タグが取り付けられた食器をアンテナの通信範囲にかざした時点で食物のカロリー情報を表示する。また、価格情報を顧客の情報記憶担体に書き込むことができる。
【0118】
また、食物の返品や交換が発生した場合、食物を選択したその場で食物に関する情報を確認できるので、料金清算場から引き返すというような面倒がない。
【0119】
また、カロリー制限値を設けることで、カロリーオーバーを未然に防止できる。
【0120】
なお、本実施の形態では制限条件としてカロリー値を示しているが、非接触タグに格納する情報として、塩分の量、油の量、アレルギー物質の含有量を追加して、顧客の情報記憶担体にそれらのしきい値を追加または食物のカロリー情報と置き換えて、表示部には警告を表示する判定基準として今回のそれらの値がしきい値を超える場合は警告を表示するようにしてもよい。
【0121】
(実施の形態4)
以下、本発明の実施の形態4について、図8、図9、図10、図11を用いて説明する。
【0122】
図10は、リーダライタシステムの構成図である。
【0123】
リーダライタシステムは、リーダライタ装置400、食器407そして情報記憶担体404(図示せず)により構成される。
【0124】
図10(a)は、リーダライタ装置、トレー及び食器の上面図である。
【0125】
図10(a)において、400はリーダライタ装置である。
【0126】
420は非接触タグ405からの信号を受信するアンテナ401が埋め込まれたトレーであり、アンテナ401を形成するアンテナ線がリーダライタ装置400内部に取り込まれた復号化部402と接続されている。
【0127】
402(図示せず)はアンテナ401で受信した信号に重畳された情報を復号化する復号化部である。
【0128】
403(図示せず)は復号化された情報を情報記憶担体404に書き込むライタ部である。
【0129】
404(図示せず)は情報記憶担体であり、非接触式または接触式により情報の読み込み・書き込みが行える担体であり、例えば非接触式カード、接触式カードを使用する。
【0130】
406(図示せず)は復号化された情報を表示する表示部であり、例えば液晶表示部を使用する。1画面で5品分の食物に関する情報を表示でき、表示切り替えは上ボタン409と下ボタン410で行う。
【0131】
なお、復号化部402、ライタ部403及び表示部406はリーダライタ装置400内部に収納されているものとする。
【0132】
407は食物を盛り付ける食器であり、底部の裏に非接触タグ405が貼り付けられている。
【0133】
図10(b)は、リーダライタ装置、トレー及び食器A−A’における断面図である。
【0134】
トレー420上に食器407を載せた状態を示す。
【0135】
図10(c)は、図10(b)のB部の拡大図である。
【0136】
405は非接触タグであり、例えば電池なしでリーダライタ装置からの搬送信号を起電力のエネルギ源として発電し、発電した電力を使用し送信要求に応じて搬送信号に情報を重畳して発信するパッシブタグを使用する。
【0137】
アンテナ401の取り付け位置は、トレー420上に食器407を載せて最も端部にあるときの非接触タグ405を中心からトレー420の端部までの距離L1と、非接触タグ405の半径Rと、アンテナ401の内側のアンテナ線からトレー420の端部までの距離L2と定義したとき、式1が成立する範囲内とする。この結果、非接触タグ405は常にアンテナ401の内側に存在するので読み落とす可能性が低くなる。
【0138】
【数1】

【0139】
図11は、リーダライタ装置の操作パネルを示す図である。
【0140】
図11において、400はリーダライタ装置である。
【0141】
408は食物の選択が完了し、価格情報を情報記憶担体に書き込むときに押下する書き
込みボタンである。
【0142】
409は表示部406の表示をスクロールするための上ボタンである。
【0143】
410は表示部406の表示をスクロールするための下ボタンである。
【0144】
リーダライタ装置400はトレー420にアンテナ401を設置している。アンテナ401から常時搬送信号と送信要求を送信しているので、顧客が食器407をトレー420に載せるだけで読み取りが行われる。従って、実施の形態3の読み取りボタン312は不要である。また、トレー420に複数の食器407を載せても読み取り可能であるものとする。
【0145】
なお、図11に示すように情報記憶担体404をリーダライタ装置400に挿入することにより書き込みが可能となるものとする。
【0146】
非接触タグに格納されている情報は、実施の形態3の図5と同じなので説明を省略する。
【0147】
情報記憶担体に格納されている情報は、実施の形態3の図6と同じなので説明を省略する。
【0148】
表示部が表示する情報は、実施の形態3の図7と同じなので説明を省略する。
【0149】
次に、以上のような構成におけるリーダライタシステムの動作を説明する。
【0150】
顧客は、図11に示すようにリーダライタ装置400に情報記憶担体404を挿入して使用する。
【0151】
顧客は、食物を選択するとき、図10に示すようにトレー420に食器407を載せる。
【0152】
リーダライタ装置400は、アンテナ401から搬送信号を常時送信しており、さらに搬送信号に送信要求を重畳して定期的に送信する。アンテナ401は非接触タグ405からの信号を受信する。アンテナ401は、その信号を復号化部402に入力する。復号化部402は、その信号に含まれる情報を復号化し、表示部406とライタ部403に入力する。
【0153】
表示部406は復号化された情報を表示する。
【0154】
図8及び図9は、表示部の表示状態を示す図である。
【0155】
図8において、顧客は4品の食物を選択し、トレー420に載せた状態である。
【0156】
表示部406は、復号化部402から入力した情報を図7の定義に従って記憶し、表示する。表示部406の上段には、図7(a)の顧客情報エリアの情報を表示する。表示部406の中段には、図7(a)の個別食物情報エリアの情報を表示する。表示部406の下段には、図7(a)の合計食物情報エリアの情報を表示する。
【0157】
また、表示部406の上段右側にカロリー情報の合計がカロリー制限値を超える場合は「警告」を表示する。表示部406は、警告を表示する判定基準として食物のカロリー情
報を使用する。
【0158】
顧客が警告表示を確認し1のチキンの照り焼きを取り消して、アジの塩焼きに変更する手順を説明する。顧客は、食物を取り消すとき、単にトレー420から該当する食器407をおろし、陳列棚に戻すだけでよい。この操作でチキンの照り焼きを取り消した。
【0159】
実施の形態3のように取り消しボタン311を押下する必要はない。
【0160】
次に、顧客はアジの塩焼きの選択し、トレー420に載せる。
【0161】
図9においては、アジの塩焼きが取り込まれ、表示情報が更新される。
【0162】
この結果、カロリー情報の合計がカロリー制限値を下回ったのでは「警告」は消去される。
【0163】
顧客は、表示部406の内容を確認し、図11の書き込みボタン408を押下する。
【0164】
ライタ部403は、復号化された情報を情報記憶担体404に書き込む。
【0165】
以上のように、リーダライタシステムは顧客が食物のカロリー情報、価格情報が格納された非接触タグが取り付けられた食器をトレーに載せた時点で食物のカロリー情報を表示する。また、価格情報を顧客の情報記憶担体に書き込むことができる。
【0166】
また、食物の返品や交換が発生した場合、食物を選択したその場で食物に関する情報を確認できるので、料金清算場から引き返すというような面倒がない。
【0167】
さらに、リーダライタシステムは顧客が食器407をトレー420に載せる及びおろすという簡単な操作で食物の選択及び返品を実行できる。
【0168】
また、カロリー制限値を設けることで、カロリーオーバーを未然に防止できる。
【0169】
なお、本実施の形態では制限条件としてカロリー値を示しているが、非接触タグに格納する情報として、塩分の量、油の量、アレルギー物質の含有量を追加して、顧客の情報記憶担体にそれらのしきい値を追加または食物のカロリー情報と置き換えて、表示部は警告を表示する判定基準として今回のそれらの値がしきい値を超える場合は警告を表示するようにしてもよい。
【0170】
(実施の形態5)
以下、本発明の実施の形態5について、図8、図9、図12、図13を用いて説明する。
【0171】
リーダライタシステムは、決済端末装置500、食器507そして情報記憶担体504により構成される。
【0172】
501は非接触タグ505からの信号を受信するとともに非接触タグ505に起電力用の搬送信号と搬送信号に送信要求を重畳して送信するアンテナである。
【0173】
502はアンテナ501で受信した信号に重畳された情報を複合化する複号化部である。
【0174】
503は復号化された情報を情報記憶担体504に書き込むライタ部である。
【0175】
504は情報記憶担体であり、非接触式または接触式により情報の読み込み・書き込みが行える担体であり、例えば非接触式カード、接触式カードを使用する。
【0176】
505は非接触タグであり、例えば電池なしで決済端末装置からの搬送信号を起電力のエネルギ源として発電し、発電した電力を使用し送信要求に応じて搬送信号に情報を重畳して発信するパッシブタグを使用する。
【0177】
506は復号化された情報を表示する表示部であり、例えば液晶表示部を使用する。
【0178】
なお、1画面で5品分の食物に関する情報を表示でき、表示切り替えは上ボタン509と下ボタン510で行う。
【0179】
なお、アンテナ501、復号化部502、ライタ部503及び表示部506は決済端末装置500内部に収納されているものとする。
【0180】
507は食物を盛り付ける食器であり、底部の裏の非接触タグ505が貼り付けられている。
【0181】
図12は、決済端末装置の操作パネルを示す図である。
【0182】
図12において、500は決済端末装置である。
【0183】
508は食物の選択が完了し、価格情報を料金決済情報として情報記憶担体に書き込むとき押下する決済確定ボタンである。
【0184】
509は表示部506に表示した食物を選択するための上ボタンである。
【0185】
510は表示部506に表示した食物を選択するための下ボタンである。
【0186】
511は表示部506に表示した食物を取り消すための取り消しボタンであり、上ボタン509または下ボタン510で選択する。
【0187】
512は非接触タグ505を読み取るときに押下する読み取りボタンである。
【0188】
なお、図12に示すように情報記憶担体504を決済端末装置500に挿入することにより書き込みが可能となるものとする。
【0189】
非接触タグに格納されている情報は、実施の形態3の図5を同じなので説明を省略する。
【0190】
図13は、情報記憶担体に格納されている情報を示す図である。
【0191】
図13(a)は、実施の形態3の図6(a)と同じなので説明を省略する。
【0192】
図13(b)は、実施の形態3の図6(b)と同じなので説明を省略する。
【0193】
図13(c)は、第1の食物情報から第10の食物情報の詳細定義を示す図である。
【0194】
第1の食物情報から第10の食物情報には、非接触タグ305から受信した情報に決済フラグを追加して書き込む。決済フラグは0が未決済、1が決済済みと定義する。
【0195】
なお、本実施の形態では10個の食物としているが運用に応じて調整してよい。
【0196】
表示部が表示する情報は、実施の形態3の図7と同じなので説明を省略する。
【0197】
次に、以上のような構成におけるリーダライタシステムの動作を説明する。
【0198】
顧客は、図12に示すように決済端末装置500に情報記憶担体504を挿入して使用する。
【0199】
顧客は、食物を選択するとき、食器507の上に決済端末装置500を位置させ、図12の読み取りボタン512を押下する。
【0200】
決済端末装置500は、アンテナ501から搬送信号を送信し、さらに搬送信号に送信要求を重畳して定期的に送信する。アンテナ501は非接触タグ505からの信号を受信する。アンテナ501は、その信号を復号化部502に入力する。復号化部502は、その信号に含まれる情報を復号化し、表示部506とライタ部503に入力する。
【0201】
表示部506は復号化された情報を表示する。
【0202】
図8及び図9は、表示部の表示状態を示す図である。
【0203】
図8において、顧客は4品の食物を選択した状態である。
【0204】
表示部506は、復号化部502から入力した情報を図7の定義に従って記憶し、表示する。表示部506の上段には、図7(a)の顧客情報エリアの情報を表示する。表示部506の中段には、図7(a)の個別食物情報エリアの情報を表示する。表示部506の下段には、図7(a)の合計食物情報エリアの情報を表示する。
【0205】
また、表示部506の上段右側にカロリー情報の合計がカロリー制限値を超える場合は「警告」を表示する。表示部506は、警告を表示する判定基準として食物のカロリー情報を使用する。
【0206】
顧客が警告表示を確認し1のチキンの照り焼きを取り消して、アジの塩焼きに変更する手順を説明する。顧客は、食物を取り消すとき、図12の上ボタン509または下ボタン510で選択し、取り消しボタン511を押下する。この操作でチキンの照り焼きを取り消した。
【0207】
次に、顧客はアジの塩焼きを選択する。
【0208】
図9においては、アジの塩焼きが取り込まれ、表示情報が更新される。
【0209】
この結果、カロリー情報の合計がカロリー制限値を下回ったのでは「警告」は消去される。
【0210】
顧客は、表示部506の内容を確認し、図12の決済確定ボタン508を押下する。
【0211】
ライタ部503は、決済フラグに1を設定した後、復号化された情報と決済フラグを情
報記憶担体504に書き込む。
【0212】
以上のように、リーダライタシステムは顧客が食物のカロリー情報、価格情報が格納された非接触タグが取り付けられた食器をアンテナの通信範囲にかざした時点で食物のカロリー情報を表示する。また、価格情報を顧客の情報記憶担体に書き込むことができる。
【0213】
また、食物の返品や交換が発生した場合、食物を選択したその場で食物に関する情報を確認できるので、料金清算場から引き返すというような面倒がない。
【0214】
さらに、顧客自身が料金決済まで実施できるので、料金清算場の操作者が不要になり人件費が削減できる。
【0215】
また、カロリー制限値を設けることで、カロリーオーバーを未然に防止できる。
【0216】
なお、本実施の形態では制限条件としてカロリー値を示しているが、非接触タグに格納する情報として、塩分の量、油の量、アレルギー物質の含有量を追加して、顧客の情報記憶担体にそれらのしきい値を追加または食物のカロリー情報と置き換えて、表示部には警告を表示する判定基準として今回のそれらの値がしきい値を超える場合は警告を表示するようにしてもよい。
【0217】
(実施の形態6)
以下、本発明の実施の形態6について、図8、図9、図14を用いて説明する。
【0218】
リーダライタシステムは、決済端末装置600、食器607そして情報記憶担体604により構成される。
【0219】
決済端末装置600は、実施の形態4の図10と同じようにトレー620に取り付けられるものとする。
【0220】
620は非接触タグ605からの信号を受信するアンテナ601が埋め込まれたトレーであり、アンテナ601を形成するアンテナ線が決済端末装置600内部に取り込まれ復号化部602と接続されている。
【0221】
602はアンテナ601で受信した信号に重畳された情報を復号化する復号化部である。
【0222】
603は復号化された情報を情報記憶担体604に書き込むライタ部である。
【0223】
604は情報記憶担体であり、非接触式または接触式により情報の読み込み・書き込みが行える担体であり、例えば非接触式カード、接触式カードを使用する。
【0224】
606は復号化された情報を表示する表示部であり、例えば液晶表示部を使用する。1画面で5品分の食物に関する情報を表示でき、表示切り替えは上ボタン609と下ボタン610で行う。
【0225】
なお、復号化部602、ライタ部603及び表示部606は決済端末装置600内部に収納されているものとする。
【0226】
607は食物を盛り付ける食器であり、底部の裏の非接触タグ605が貼り付けられている。
【0227】
図14は、決済端末装置の操作パネルを示す図である。
【0228】
図14において、600は決済端末装置である。
【0229】
608は食物の選択が完了し、価格情報を料金決済情報として情報記憶担体に書き込むときに押下する決済確定ボタンである。
【0230】
609は表示部606の表示をスクロールするための上ボタンである。
【0231】
610は表示部606の表示をスクロールするための下ボタンである。
【0232】
決済端末装置600はトレー620にアンテナ601を設置している。アンテナ601から常時搬送信号と送信要求を送信しているので、顧客が食器607をトレー620に載せるだけで読み取りが行われる。また、トレー620に複数の食器607を載せても読み取り可能であるものとする。
【0233】
なお、図14に示すように情報記憶担体604を決済端末装置600に挿入することにより書き込みが可能となるものとする。
【0234】
非接触タグに格納されている情報は、実施の形態3の図5と同じなので説明を省略する。
【0235】
情報記憶担体に格納されている情報は、実施の形態5の図13と同じなので説明を省略する。
【0236】
表示部が表示する情報は、実施の形態3の図7と同じなので説明を省略する。
【0237】
次に、以上のような構成におけるリーダライタシステムの動作を説明する。
【0238】
顧客は、図12に示すように決済端末装置600に情報記憶担体604を挿入して使用する。
【0239】
顧客は、食物を選択するとき、トレー620に食器607を載せる。
【0240】
決済端末装置600は、アンテナ601から搬送信号を常時送信しており、さらに搬送信号に送信要求を重畳して定期的に送信する。アンテナ601は非接触タグ605からの信号を受信する。アンテナ601は、その信号を復号化部602に入力する。復号化部602は、その信号に含まれる情報を復号化し、表示部606とライタ部603に入力する。
【0241】
表示部606は復号化された情報を表示する。
【0242】
図8及び図9は、表示部の表示状態を示す図である。
【0243】
図8において、顧客は4品の食物を選択し、トレー620に載せた状態である。
【0244】
表示部606は、復号化部602から入力した情報を図7の定義に従って記憶し、表示する。表示部606の上段には、図7(a)の顧客情報エリアの情報を表示する。表示部606の中段には、図7(a)の個別食物情報エリアの情報を表示する、表示部606の
下段には、図7(a)の合計食物情報エリアの情報を表示する。
【0245】
また、表示部606の上段右側にカロリー情報の合計がカロリー制限値を超える場合には「警告」を表示する。表示部606は、警告を表示する判定基準として食物のカロリー情報を使用する。
【0246】
顧客が警告表示を確認し1のチキンの照り焼きを取り消して、アジの塩焼きに変更する手順を説明する。顧客は、食物を取り消すとき、単にトレー620から該当する食器607をおろし、陳列棚に戻すだけでよい。この操作でチキンの照り焼きを取り消した。
【0247】
実施の形態3のように取り消しボタン311を押下する必要はない。
【0248】
次に、顧客はアジの塩焼きの選択し、トレー620に載せる。
【0249】
図9においては、アジの塩焼きが取り込まれ、表示情報が更新される。
【0250】
この結果、カロリー情報の合計がカロリー制限値を下回ったので「警告」は消去される。
【0251】
顧客は、表示部606の内容を確認し、図14の決済確定ボタン608を押下する。
【0252】
ライタ部603は、決済フラグに1を設定した後、復号化された情報と決済フラグを情報記憶担体604に書き込む。
【0253】
以上のように、リーダライタシステムは顧客が食物のカロリー情報、価格情報が格納された非接触タグが取り付けられた食器をアンテナの通信範囲にかざした時点で食物のカロリー情報を表示する。また、価格情報を顧客の情報記憶担体に書き込むことができる。
【0254】
また、食物の返品や交換が発生した場合、食物を選択したその場で食物に関する情報を確認できるので、料金清算場から引き返すというような面倒がない。
【0255】
さらに、リーダライタシステムは顧客が食器607をトレー620に載せる及びおろすという簡単な操作で食物の選択及び返品を実行できる。
【0256】
また、顧客自身が料金決済まで実施できるので、料金清算場の操作者が不要になり人件費が削減できる。
【0257】
また、カロリー制限値を設けることで、カロリーオーバーを未然に防止できる。
【0258】
なお、本実施の形態では制限条件としてカロリー値を示しているが、非接触タグに格納する情報として、塩分の量、油の量、アレルギー物質の含有量を追加して、顧客の情報記憶担体にそれらのしきい値を追加または食物のカロリー情報と置き換えて、表示部には警告を表示する判定基準として今回のそれらの値がしきい値を超える場合は警告を表示するようにしてもよい。
【0259】
(実施の形態7)
以下、本発明の実施の形態7について、図15、図16を用いて説明する。
【0260】
図15は、リーダライタシステムの構成図である。
【0261】
リーダライタシステムは、精算装置700そして情報記憶担体704により構成される。
【0262】
図15において、700は精算装置である。
【0263】
703は情報記憶担体704の読み取りおよび書き込みを行うとともに情報格納部731の格納処理が成功したとき情報記憶担体704の価格情報を消去するリーダライタ部である。
【0264】
704は情報記憶担体であり、非接触式または接触式により情報の読み込み・書き込みが行える担体であり、例えば非接触式カード、接触式カードを使用する。
【0265】
730は日付情報を提供する時計である。
【0266】
731はリーダライタ部703で読み取った食物の価格情報を顧客識別情報が示す記憶部732の格納エリアに格納する情報格納部である。
【0267】
732は食物の価格情報と顧客を一意に識別する顧客識別情報を関連付けして記憶する記憶部である。
【0268】
図16は、記憶部に格納されている情報を示す図である。
【0269】
図16(a)は、情報記憶担体に格納されている情報の上位定義を示す図である。
【0270】
顧客ID番号は、顧客を一意に識別するためのコードである。
【0271】
第1日の食物情報から第31日の食物情報は、食物に関する情報であり、詳細を図16(b)に示す。第1日の食物情報から第31日の食物情報には情報記憶担体704から読み取った情報を時計730が示す日付の食物情報に格納する。なお、本実施の形態では1ヶ月分31個の食物情報としているが運用に応じて調整してよい。
【0272】
図16(b)は、第1日の食物情報から第31日の食物情報の詳細定義を示す図である。
【0273】
第1の食物情報から第10の食物情報には、情報記憶担体704から読み取った情報を格納する。なお、本実施の形態では10個の食物としているが運用に応じて調整してよい。
【0274】
図16(c)は、第1の食物情報から第10の食物情報の詳細定義を示す図である。
【0275】
第1の食物情報から第10の食物情報には、情報記憶担体704から読み取った情報を格納する。
【0276】
精算装置700は、例えばネットワークを介して実施の形態8の制限値書き込み装置800や請求書発行装置と接続されており、記憶部732を配信できる。
【0277】
次に、以上のような構成におけるリーダライタシステムの動作を説明する。
【0278】
なお、顧客は実施の形態5または6の決済処理を実行し、情報記憶担体704に図13に示す情報が書き込まれているものとする。
【0279】
顧客は、精算装置700に情報記憶担体704を挿入またはかざす。
【0280】
精算装置700は、情報記憶担体704が挿入またはかざされたことを検出する。
【0281】
リーダライタ部703は情報記憶担体704を読み取り、読み取った情報を情報格納部731に入力する。
【0282】
情報格納部731は、時計730から日付を入力し、顧客ID番号が示す格納エリア第1日の食物情報から第31日の食物情報のなかから日付のうちの日(以下、Dとする)が示す格納エリアすなわち第D日の食物情報に読み取った情報のうちの第1の食物情報から第10の食物情報を格納する。
【0283】
次に情報格納部731は、情報記憶担体704の価格情報としての第1の食物情報から第10の食物情報を消去する。
【0284】
以上のように、リーダライタシステムは顧客が情報記憶担体を読み取らせた時点で料金決済に必要な情報を記憶部の格納エリアに格納する。また、次回の使用に備えて情報記憶担体の価格情報を消去することができる。
【0285】
(実施の形態8)
以下、本発明の実施の形態8について、図17、図18、図19を用いて説明する。
【0286】
図17は、リーダライタシステムの構成図である。
【0287】
リーダライタシステムは、制限値書き込み装置800そして情報記憶担体804により構成される。
【0288】
図17において、800は制限値書き込み装置である。
【0289】
803は情報記憶担体804の読み取りを行うとともに情報記憶担体804の顧客が食物を摂取するとき考慮すべき情報を書き込むリーダライタ部である。
【0290】
804は情報記憶担体であり、非接触式または接触式により情報の読み込み・書き込みが行える担体であり、例えば非接触式カード、接触式カードを使用する。
【0291】
830は日付情報を提供する時計である。
【0292】
832は顧客を一意に識別する顧客識別情報と顧客が摂取した食物の履歴情報と、顧客を一意に識別する顧客識別情報と顧客が食物を摂取するとき考慮すべき情報を関連付けして記憶する記憶部である。
【0293】
833は顧客識別情報が示す記憶部832の顧客が摂取した食物の履歴情報に基づき顧客が食物を摂取するとき考慮すべき情報を判定する判定部である。
【0294】
図18及び図19は、記憶部に格納されている情報を示す図である。
【0295】
図18は、実施の形態7の図16と同じなので説明を省略する。
【0296】
なお、記憶部832は、実施の形態7の記憶部732の情報を顧客が摂取した食物の履
歴情報として使用する。制限値書き込み装置800は、例えばネットワークを介して精算装置700と接続されており、記憶部732の情報を記憶部832に取り込み済みとして説明する。
【0297】
図19は、記憶部に格納されている情報を示す図である。
【0298】
顧客を一意に識別する顧客ID番号と顧客が食物を摂取するとき考慮すべき情報を関連付けして記憶する。
【0299】
本実施の形態では、カロリー制限値、塩分量、油の量及びアレルギー物質の許容量を定義しているが、運用に応じて追加あるいは置き換えしてもよい。
【0300】
次に、以上のような構成におけるリーダライタシステムの動作を説明する。
【0301】
なお、顧客は実施の形態7の清算処理を実行し、記憶部832に図16に示す顧客が摂取した食物の履歴情報が格納されているものとする。
【0302】
また、顧客が食物を摂取するとき考慮すべき情報として、カロリー制限値が選択されているものとする。
【0303】
顧客は、食事の前に制限値書き込み装置800に情報記憶担体804を挿入またはかざす。
【0304】
制限値書き込み装置800は、情報記憶担体804が挿入またはかざされたことを検出する。
【0305】
リーダライタ部803は情報記憶担体804を読み取り、読み取った情報を判定部833に入力する。
【0306】
判定部833は、時計830から日付を入力し、顧客ID番号が示す格納エリア第1日の食物情報から第31日の食物情報のなかから日付のうちの日(以下、Dとする)が示す格納エリアすなわち第D−1日の食物情報、第D−2日の食物情報というように過去に遡って、実際に食事した3日分の食物情報を獲得する。
【0307】
次に判定部833は、3日分の食物情報から食物のカロリー情報を抽出し、これらの合計値を算出する。さらに判定部833は、カロリー制限値を4倍にし、先の合計値を差し引き算し暫定のカロリー制限値とする。最後に判定部833は、カロリー制限値と暫定のカロリー制限値を比較し、低い数値の方を今回のカロリー制限値とする。
【0308】
次に判定部833は、今回のカロリー制限値をリーダライタ部803に入力する。
【0309】
リーダライタ部803は今回のカロリー制限値を情報記憶担体804のカロリー制限値に書き込む。
【0310】
以上のように、リーダライタシステムは食事の前に、顧客が摂取した食物の履歴情報に基づき顧客が食物の摂取するとき考慮すべき情報を提供できる。また、今回のカロリー制限値を顧客は摂取した食物の履歴情報に基づきリアルタイムに更新することで、顧客が制限値をオーバーしないように誘導できる。
【0311】
なお、本実施の形態では過去3日の履歴を使用したが運用に応じて調整してよい。
【0312】
また、本実施の形態ではカロリー値を使用したが、塩分の量、油の量、アレルギー物質の含有量を使用してもよい。
【産業上の利用可能性】
【0313】
本発明のリーダライタシステムは顧客が食物を選択するその場で食物に関する情報を提供し、食物選択の利便性を向上させ、また、料金精算に関わる人件費を削減することができるので、食堂管理システムなどに有用である。
【図面の簡単な説明】
【0314】
【図1】本発明のリーダライタ装置の構成図
【図2】同リーダライタ装置の構成図
【図3】同リーダライタシステムの構成図
【図4】同リーダライタ装置の操作パネルを示す図
【図5】同非接触タグに格納されている情報を示す図
【図6】同情報記憶担体に格納されている情報を示す図(a)情報記憶担体に格納されている情報の上位定義を示す図(b)顧客識別情報の詳細定義を示す図(c)第1の食物情報から第10の食物情報の詳細定義を示す図
【図7】同表示部が表示する情報を示す図(a)表示部が表示する情報の上位定義を示す図(b)顧客識別情報の詳細定義を示す図(c)第1の食物情報から第10の食物情報を示す図(d)第1の食物情報から第10の食物情報の詳細定義を示す図(e)合計食物情報の詳細定義を示す図
【図8】同表示部の表示状態を示す図
【図9】同表示部の表示状態を示す図
【図10】同リーダライタシステムの構成図(a)リーダライタ装置、トレー及び食器の上面図(b)図10(a)のA−A断面図(c)図10(b)のB部の拡大図
【図11】同リーダライタ装置の操作パネルを示す図
【図12】同決済端末装置の操作パネルを示す図
【図13】同情報記憶担体に格納されている情報を示す図(a)食物情報を示す図(b)顧客のカロリー制限値を示す図(c)食物のカロリー等の情報を示す図
【図14】同決済端末装置の操作パネルを示す図
【図15】同リーダライタシステムの構成図
【図16】同記憶部に格納されている情報を示す図(a)顧客の1ヶ月の食物情報を示す図(b)第1から第10の食物情報を示す図(c)食物のカロリー等の情報を示す図
【図17】同リーダライタシステムの構成図
【図18】同記憶部に格納されている情報を示す図(a)顧客の1ヶ月の食物情報を示す図(b)第1から第10の食物情報を示す図(c)食物のカロリー等の情報を示す図
【図19】同記憶部に格納されている情報を示す図
【符号の説明】
【0315】
100 リーダライタ装置
101 アンテナ
102 復号化部
103 ライタ部
104 情報記憶担体
105 非接触タグ
200 リーダライタ装置
201 アンテナ
202 復号化部
203 ライタ部
204 情報記憶担体
205 非接触タグ
206 表示部
300 リーダライタ装置
301 アンテナ
302 復号化部
303 ライタ部
304 情報記憶担体
305 非接触タグ
306 表示部
307 食器
308 書き込みボタン
309 上ボタン
310 下ボタン
311 取り消しボタン
312 読み取りボタン
400 リーダライタ装置
401 アンテナ
402 復号化部
403 ライタ部
404 情報記憶担体
405 非接触タグ
406 表示部
407 食器
408 書き込みボタン
409 上ボタン
410 下ボタン
420 トレー
500 決済端末装置
501 アンテナ
502 復号化部
503 ライタ部
504 情報記憶担体
505 非接触タグ
506 表示部
507 食器
508 決済確定ボタン
509 上ボタン
510 下ボタン
511 取り消しボタン
512 読み取りボタン
600 決済端末装置
601 アンテナ
602 復号化部
603 ライタ部
604 情報記憶担体
605 非接触タグ
606 表示部
607 食器
608 決済確定ボタン
609 上ボタン
610 下ボタン
620 トレー
700 精算装置
703 リーダライタ部
704 情報記憶担体
730 時計
731 情報格納部
732 記憶部
800 制限値書き込み装置
803 リーダライタ部
804 情報記憶担体
830 時計
832 記憶部
833 判定部

【特許請求の範囲】
【請求項1】
非接触タグからの信号を受信するアンテナと、前記アンテナで受信した信号に含まれる情報を復号化する復号化部と、前記復号化された情報を情報記憶担体に書き込むライタ部とからなるリーダライタ装置。
【請求項2】
非接触タグからの信号を受信するアンテナと、前記アンテナで受信した信号に重畳された情報を復号化する復号化部と、前記復号化された情報を表示する表示部と、情報を情報記憶担体に書き込むライタ部とからなるリーダライタ装置。
【請求項3】
食物のカロリー情報、価格情報が格納された非接触タグと、前記非接触タグからの信号を受信するアンテナと、前記アンテナで受信した信号に含まれる食物のカロリー情報を表示する表示部と、価格情報を情報記憶担体に書き込むライタ部とからなるリーダライタシステム。
【請求項4】
食物のカロリー情報、価格情報が格納された非接触タグと、前記非接触タグからの信号を受信するアンテナが埋め込まれたトレーと、前記トレーに取り付けられ前記アンテナで受信した信号に含まれる食物のカロリー情報を表示する表示部と、前記トレーに取り付けられ価格情報を情報記憶担体に書き込むライタ部とからなるリーダライタシステム。
【請求項5】
食物のカロリー情報、価格情報が格納された非接触タグと、前記非接触タグからの信号を受信するアンテナと、前記アンテナで受信した信号に含まれる食物のカロリー情報を表示する表示部と、価格情報を情報記憶担体に書き込むライタ部を具備する決済端末装置とからなるリーダライタシステム。
【請求項6】
食物のカロリー情報、価格情報が格納された非接触タグと、前記非接触タグからの信号を受信するアンテナが埋め込まれたトレーと、前記トレーに取り付けられ前記アンテナで受信した信号に含まれる食物のカロリー情報を表示する表示部と、前記トレーに取り付けられ価格情報を情報記憶担体に書き込むライタ部を具備する決済端末装置とからなるリーダライタシステム。
【請求項7】
食物の価格情報と顧客を一意に識別する顧客識別情報が格納された情報記憶担体と、前記情報記憶担体を読み取りおよび書き込みを行うリーダライタ部と、食物の価格情報と顧客を一意に識別する顧客識別情報を関連付けして記憶する記憶部と、前記リーダライタ部で読み取った食物の価格情報を顧客識別情報が示す前記記憶部の格納エリアに格納する情報格納部と、前記情報格納部の格納処理が成功したとき前記情報記憶担体の価格情報を消去するリーダライタ部を具備する精算装置とからなるリーダライタシステム。
【請求項8】
顧客を一意に識別する顧客識別情報と顧客が食物を摂取するとき考慮すべき情報が格納された情報記憶担体と、前記情報記憶担体の読み取りおよび書き込みを行うリーダライタ部と、顧客識別情報と顧客が摂取した食物の履歴情報を関連付けして記憶する記憶部と、顧客識別情報が示す前記記憶部の顧客が摂取した食物の履歴情報に基づき顧客が食物を摂取するとき考慮すべき情報を判定する判定部と、前記判定部が判定した顧客が食物を摂取するとき考慮すべき情報を前記記憶担体に書き込むリーダライタ部を具備する制限値書き込み装置とからなるリーダライタシステム。
【請求項9】
非接触タグに格納する情報が食物の栄養素の量情報、価格情報であり、顧客が食物を摂取するとき考慮すべき情報が食物の栄養素の量情報であり、表示部が表示する顧客が食物を摂取するとき考慮すべき情報が食物の栄養素の量情報であり、表示部が警告を表示する判定基準が食物の栄養素の量情報であり、制限値書き込み装置が書き込む顧客が食物を摂取
するとき考慮すべき情報が食物の栄養素の量情報である請求項3から請求項6および請求項8に記載のリーダライタシステム。
【請求項10】
非接触タグに格納する情報が食物の塩分量情報、価格情報であり、顧客が食物を摂取するとき考慮すべき情報が食物の塩分量情報であり、表示部が表示する顧客が食物を摂取するとき考慮すべき情報が食物の塩分量情報であり、表示部が警告を表示する判定基準が食物の塩分量情報であり、制限値書き込み装置が書き込む顧客が食物を摂取するとき考慮すべき情報が食物の塩分量情報である請求項3から請求項6および請求項8に記載のリーダライタシステム。
【請求項11】
非接触タグに格納する情報が食物の油の量情報、価格情報であり、顧客が食物を摂取するとき考慮すべき情報が食物の油の量情報であり、表示部が表示する顧客が食物を摂取するとき考慮すべき情報が食物の油の量情報であり、表示部が警告を表示する判定基準が食物の油の量情報であり、制限値書き込み装置が書き込む顧客が食物を摂取するとき考慮すべき情報が食物の油の量情報である請求項3から請求項6および請求項8に記載のリーダライタシステム。
【請求項12】
非接触タグに格納する情報が食物のアレルギー物質の含有量情報、価格情報であり、顧客が食物を摂取するとき考慮すべき情報が食物のアレルギー物質の許容量情報であり、表示部が表示する顧客が食物を摂取するとき考慮すべき情報が食物のアレルギー物質の許容量情報であり、表示部が警告を表示する判定基準が食物のアレルギー物質の許容量情報であり、制限値書き込み装置が書き込む顧客が食物を摂取するとき考慮すべき情報が食物のアレルギー物質の含有量情報である請求項3から請求項6および請求項8に記載のリーダライタシステム。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【図15】
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【図16】
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【図17】
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【図18】
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【図19】
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【公開番号】特開2006−277222(P2006−277222A)
【公開日】平成18年10月12日(2006.10.12)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2005−94247(P2005−94247)
【出願日】平成17年3月29日(2005.3.29)
【出願人】(000005821)松下電器産業株式会社 (73,050)
【Fターム(参考)】