説明

頭髪化粧料におけるN−ビニルカプロラクタムに基づくポリマーの使用

本発明は、化粧料調製物におけるポリマーの使用に関する。これらのポリマーは、30〜65重量%のN-ビニルカプロラクタム、35〜65重量%の、N-ビニルイミダゾール対ビニルピロリドンの重量比が0.085〜0.30の範囲であるN-ビニルイミダゾールおよびビニルピロリドンからなるモノマー混合物、ならびに0〜15重量%の、N-ビニルイミダゾールとは異なる窒素含有4級化可能なモノマー(A)であって、モノマー(A)およびN-ビニルイミダゾールの合計が18重量%未満であるものからなる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、N-ビニルラクタムおよびN-ビニル複素環式化合物に基づくコポリマーを含む、特に頭髪化粧料用途のための化粧料調製物に関する。
【背景技術】
【0002】
従来技術
N-ビニルラクタムを含むコポリマー、例えばLuviskol K, Luviskol VA, Luviquat Hold または Luviskol Plus (BASF)は、化粧料、特に頭髪化粧料調製物において、特に頭髪セット用組成物として使用される。
【0003】
頭髪化粧料のためには、ゲル調製物が、度数を上げることに対して使用される。そのようなゲル調製物中の頭髪セット剤およびゲル調製物は、次の必要条件を満たさなければならない。非毒性、透明、無色、粘着性でない、良好なセット作用、あまり吸湿性でない、良好なコンシステンシー。
【0004】
ここで使用される幾つかのコポリマーは、改善の必要がある特性をなお有する。数種の非イオン性コポリマー、例えばLuviskol K 90, K30, Luviskol VA 64 (BASF) または ポリビニルホルムアミドを除いて、ほとんどのゲルは、曇っているものから不透明なものである。同様に、水を吸収しやすく、およびまたこれらのコポリマーで処理された頭髪の粘着性があまりに高すぎる。セット効果は同様になお改善の必要がある。
【0005】
本発明のポリマーは上記の不都合を有していない。DE-C 12 61 822は、N-ビニルカプロラクタムと、例えばN-ビニルイミダゾールおよびN-ビニルピロリドンとのコポリマーを記載する。このコポリマーは、顔料染料液で繊維材料の着色中の顔料移動を減らすための剤として役立つ。
【0006】
WO 9831328は、(a) 0.1〜10重量%の、N-ビニルカプロラクタム、N-ビニルイミダゾール、N-ビニルピロリドンに基づくコポリマーおよび(b) 0.1〜10重量%の少なくとも1種のポリオキシエチレンC6〜C15モノアルキルエーテルを含む水性調製物ならびに、化粧料処方物におけるそれらの使用を記載する。
【0007】
EP 0709411は、アルコール溶液中に、15〜84.99重量%の、N-ビニルカプロラクタム、N-ビニルイミダゾール、N-ビニルピロリドンの群からの少なくとも1種のモノマーを有する可溶性コポリマーを記載する。
【0008】
EP 0455081A1はとりわけ、
35〜65重量%のN-ビニルカプロラクタム、
35〜65重量%の、5〜50重量部のN-ビニルイミダゾールおよび10〜60重量部のN-ビニルピロリドンの混合物(VI:VP(VI/VP)比1:12(1/12)〜5:1(5/1)に対応する)、
0〜4重量%のさらなるフリーラジカル共重合性のモノマー
からなるコポリマー、ならびにまたそのようなコポリマーの頭髪セットおよびヘアケア用組成物としての使用を記載する。
【0009】
表3は、35重量%のビニルカプロラクタム、50重量%のVIおよび15重量%のVPのポリマー(実施例8)または60重量%のビニルカプロラクタム、30重量%のVIおよび10重量%のVCのポリマー(実施例9)を開示する。ここで、VI/VP比はそれぞれ3.3:1または3:1である。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0010】
高セット作用により特徴づけられ、透明で、無色でかつ粘着性がないのでヘアアジェル調製物において特に有利に使用することができる、化粧料、特に頭髪化粧料において使用するためのポリマーを提供することが目的であった。
【課題を解決するための手段】
【0011】
本発明者らはここで、
30〜65重量%のN-ビニルカプロラクタム、
35〜65重量%の、N-ビニルイミダゾール対N-ビニルピロリドンの重量比が0.085〜0.30であるN-ビニルイミダゾールおよびN-ビニルピロリドンのモノマー混合物、
0〜15重量%の、N-ビニルイミダゾールとは異なる窒素含有4級化可能なモノマー(A)であって、モノマー(A)およびN-ビニルイミダゾールの合計が18重量%未満であるもの、
からなるポリマーの化粧料調製物における使用を見出した。
【発明を実施するための最良の形態】
【0012】
好ましくは、
35〜45重量%のN-ビニルカプロラクタム、
55〜65重量%の、N-ビニルイミダゾール対N-ビニルピロリドンの重量比が0.1〜0.2、特に好ましくは0.15〜0.18であるN-ビニルイミダゾールおよびN-ビニルピロリドンのモノマー混合物、
からなるポリマーの頭髪化粧料調製物、特にヘアジェルにおける使用である。
【0013】
使用することができるモノマー(A)は、次のモノマーである:
一般式(VII)
【化1】

【0014】
(ここで、R22=H、1〜8個の炭素原子を有するアルキル、
R23=H、メチル、
R24=1〜24個の炭素原子を有し、任意的にアルキルで置換されているアルキレン、
R25, R26 =C1-C40アルキル基、
Z= g=1のとき窒素、またはg=0のとき酸素)
の、N,N-ジアルキルアミノアルキルアクリレートおよびメタクリレートならびに、N-ジアルキルアミノアルキルアクリルアミドおよびメタクリルアミド。
【0015】
アミドは、非置換の形態、N-アルキル-もしくはN-アルキルアミノ-1置換形態、またはN,N-ジアルキル置換もしくはN,N-ジアルキルアミノ2置換形態で存在することができ、ここで、アルキルもしくはアルキルアミノ基は、C1-C40線状、C3-C40分岐鎖もしくはC3-C40炭素環単位から誘導される。追加的に、アルキルアミノ基は4級化され得る。
【0016】
式VIIの好ましいコモノマーは、N,N-ジメチルアミノメチル(メタ)アクリレート、N,N-ジエチルアミノメチル(メタ)アクリレート、N,N-ジメチルアミノエチル(メタ)アクリレート、N,N-ジエチルアミノエチル(メタ)アクリレート、N-[3-(ジメチルアミノ)プロピル]メタクリルアミドおよびN-[3-(ジメチルアミノ)プロピル]アクリルアミドである。
【0017】
また適当なものは、R27〜R29が互いに独立して、水素、C1-C4-アルキルまたはフェニルであり、ただしR27、R28およびR29は同時に水素であってはならない、モノマー(A)としての一般式VIIIのN-ビニルイミダゾール誘導体である:
【化2】

【0018】
さらなる適当なモノマー(A)は、一般式(IX)
【化3】

【0019】
(ここでR30= C1-〜C24-アルキルである)
のジアリルアミンである。
【0020】
モノマー(A)はまた、4級化形態で使用することができるか、または重合が起こった後に4級化することができる。
【0021】
アミンの4級化のために適当なものは、例えばアルキル基に1〜24個の炭素原子を有するハロゲン化アルキル、例えば塩化メチル、臭化メチル、ヨウ化メチル、塩化エチル、臭化エチル、塩化プロピル、塩化ヘキシル、塩化ドデシル、塩化ラウリルおよびハロゲン化ベンジル、特に塩化ベンジルおよび臭化ベンジルである。さらに適当な4級化剤は、硫酸ジアルキル、特に硫酸ジメチルまたは硫酸ジエチルである。塩基性アミンの4級化をまた、アルキレンオキシド、例えばエチレンオキシドまたはプロピレンオキシドを用いて、酸の存在下で行なうことができる。好ましい4級化剤は、塩化メチル、硫酸ジメチルまたは硫酸ジエチルである。
【0022】
4級化は、重合前または重合後に行なうことができる。
【0023】
ポリマーは、モノマーのフリーラジカル重合によって製造される。この手順は、慣用の重合条件下で、例えば沈殿、懸濁、乳化、溶液または分散重合およびまたバルク重合の方法に従って行なわれる。水中または有機溶媒、一般にはアルコール中または水/アルコール混合物中での溶液重合は、特に有利であるとわかった。これらの手順は通常、60〜130℃の温度で行なわれ、大気圧、自生圧または減圧で反応を行なうことが可能である。
【0024】
使用することができるフリーラジカル重合のための開始剤は、この目的のために慣用の、水溶性および水不溶性のペルオキソおよび/またはアゾ化合物、例えばアルカリ金属もしくはアンモニウムのペルオキシジサルフェート、ジベンゾイルペルオキシド、tert-ブチルパーピバレート、tert-ブチルパー-2-エチルヘキサノエート、ジ- tert-ブチルペルオキシド、tert-ブチルヒドロペルオキシド、アゾビスイソブチロニトリル、アゾビス(2-アミジノプロパン)ジヒドロクロリドまたは2,2’-アゾビス(2-メチルブチロニトリル)である。開始剤混合物またはレドックス開始剤系、例えばアスコルビン酸/硫酸鉄(II)/ナトリウムペルオキソジサルフェート、tert-ブチルヒドロペルオキシド/二亜硫酸ナトリウム、tert-ブチルヒドロペルオキシド/ヒドロキシメタンスルフィン酸ナトリウムがまた適当である。開始剤は慣用の量で、例えば重合されるモノマーの量に基づいて0.05〜5重量%で使用することができる。
【0025】
ポリマーの分子量およびK値は、重合条件、例えば重合時間、重合温度または開始剤濃度の選択によって、および架橋剤および調節剤の含量によって自体公知の方法で、広い範囲内で変化し得る。
【0026】
ポリマーのK値は、10〜350、好ましくは20〜200、特に好ましくは35〜110、極めて特には40〜80の範囲内にある。K値は、Fikentscher, Cellulosechemie, vol. 13, pp. 58-64 (1932)に従って、水性溶液中1%強度で25℃にて測定される。
【0027】
モノマーおよび溶媒の量は、20〜40重量%強度のコポリマーの溶液が得られるように、有利に選択される。
【0028】
ポリマー混合物は任意的に、さらなる後重合および、適当なら水蒸気蒸留による後処理、酸/アルカリでの処理または酸化剤もしくは還元剤での処理に供されることができる。好ましい実施態様においては、ポリマーは水蒸気蒸留に供される。
【0029】
安定化のために、ポリマー溶液は、Euxyl(商標) K 100 (Schulke & Mayr)、 Phenonip(商標)(Clariant)、エタノールまたは代替の安定化剤で処理される。
【0030】
適当な溶媒系からの沈殿、噴霧乾燥または凍結乾燥によって、微粉生成物を得ることができる。
【0031】
記載された膜形成剤を用いて処方されたゲルは、従来と比べて改善された特性によって特徴づけられる。
【0032】
本発明のポリマーは、化粧料調製物、特に頭髪化粧料調製物において有利に使用することができる。
【0033】
「化粧料調製物」という語は、広い意味で理解されるべきであり、皮膚および/または頭髪および/または爪に施用するために適当であり、かつ単なる医学的な治療以外の目的を有する全てのそれら調製物を意味する。
【0034】
本発明のポリマーは、皮膚用化粧料調製物において使用することができる。
【0035】
例えば、本発明のポリマーは、皮膚を浄化するための化粧料組成物に使用される。そのような化粧浄化組成物は、固形石鹸、例えば化粧石鹸、カードソープ、透明石鹸、高級石鹸、脱臭剤入り石鹸、クリーム石鹸、ボディソープ、皮膚保護石鹸、研磨石鹸および合成石鹸、液体石鹸、例えばペースト石鹸、軟質石鹸および洗浄ペーストならびに液体洗浄剤、シャワーおよびバス用調製物、例えば洗浄用ローション、シャワーバスおよびジェル、フォームバス、オイルバスおよびスクラブ調製物から選択される。
【0036】
好ましくは、本発明のポリマーは、皮膚のケアおよび保護のための化粧料組成物、爪のケア組成物および装飾化粧料のための調製物において使用される。
【0037】
スキンケア組成物、個人的清潔用組成物、足部ケア組成物、消臭剤、光保護組成物、撥水剤(repellent)、シェービング組成物、脱毛組成物、アクネ防止組成物、メーキャップ、マスカラ、口紅、アイシャドウ、コールペンシル、アイライン、ほお紅、白粉およびアイブロウ用ペンにおける使用が特に好ましい。
【0038】
スキンケア組成物は、特にW/OもしくはO/Wスキンクリーム、昼用および夜用クリーム、アイクリーム、フェイスクリーム、しわ防止クリーム、加湿クリーム、漂白クリーム、ビタミンクリーム、スキンローション、ケアローションおよび加湿ローションの形態である。
【0039】
化粧料調製物において、本発明のポリマーはその特別の効果を発揮し得る。このポリマーは、とりわけ皮膚の加湿およびコンディショニングならびに、皮膚の感触の改善に寄与し得る。このポリマーはまた、処方物中で増粘剤としてふるまう。本発明のポリマーを添加することによって、皮膚適合性に著しい改善を、ある種の処方物において達成することができる。
【0040】
本発明のコポリマーは、組成物の全重量に基づき約0.001〜20重量%、好ましくは0.01〜10重量%、とりわけ特に好ましくは0.1〜5重量%の量で皮膚用化粧料調製物中に存在する。
【0041】
使用分野に依存して、本発明の組成物は、スキンケアのために適当な形態で、例えばクリーム、フォーム、ジェル、棒状、粉末、ムース、ミルクまたはローションの形態で施用することができる。
【0042】
本発明のポリマーおよび適当な溶媒の他に、皮膚用化粧料調製物はまた、化粧料において慣用の添加剤、例えば乳化剤、防腐剤、香油、化粧料活性成分、例えばフィタントリオール、ビタミンA、EおよびC、レチノール、ビサボロール、パンテノール、光保護剤、漂白剤、着色剤、毛染め料、日焼け剤(例えばジヒドロキシアセトン)、コラーゲン、タンパク質加水分解物、安定化剤、pH調節剤、染料、塩、増粘剤、ゲル形成剤、濃厚化剤(bodying agent)、シリコーン、湿潤剤、リファット剤(refatting agent)およびさらなる慣用の添加剤を含むことができる。
【0043】
適当な溶媒は、特に水および1〜6個の炭素原子を有する低級モノアルコールもしくはポリオールまたはそれらの混合物であり、好ましいモノアルコールもしくはポリオールは、エタノール、イソプロパノール、プロピレングリコール、グリセロールおよびソルビトールである。
【0044】
存在することができるさらなる慣用の添加剤は、脂肪族物質、例えば鉱油および合成油、例えばパラフィン、シリコーン油および8個より多い炭素原子を有する脂肪族炭化水素、動物および植物性油、例えばヒマワリ油、ココナツ油、アボカド油、オリーブ油、ラノリンまたは蝋、脂肪酸、脂肪酸エステル、例えばC6〜C30-脂肪酸のトリグリセリド、蝋エステル、例えばホホバ油、脂肪アルコール、ワセリン、水素化ラノリンおよびアセチル化ラノリンである。それらの混合物がまたもちろん使用できる。
【0045】
そのような処方物中の慣用の増粘剤は、架橋ポリアクリル酸およびそれらの誘導体、多糖、例えばキサンタンガム、寒天、アルギネートもしくはタイロース(tylose)、カルボキシメチルセルロースもしくはヒドロキシカルボキシメチルセルロース、脂肪アルコール、モノグリセリドおよび脂肪酸、ポリビニルアルコールおよびポリビニルピロリドンである。
【0046】
本発明のポリマーはまた、特定の特性が確立されるべきなら、慣用のポリマーと混合することができる。
【0047】
適当な慣用のポリマーは、アニオン、カチオン、両性および中性のポリマーである。
【0048】
アニオンポリマーの例は、アクリル酸およびメタクリル酸のホモポリマーおよびコポリマーまたはそれらの塩、アクリル酸およびアクリルアミドのコポリマーおよびそれらの塩;ポリヒドロキシカルボン酸のナトリウム塩、水溶性もしくは水分散性ポリエステル、ポリウレタンおよびポリ尿素である。特に適当なポリマーは、アクリル酸t-ブチル、アクリル酸エチル、メタクリル酸のコポリマー(例えばLuvimer(商標)100P)、アクリル酸エチルおよびメタクリル酸のコポリマー(例えばLuvimer(商標)MAE)、N-tert-ブチル-アクリルアミド、アクリル酸エチル、アクリル酸のコポリマー(例えばUltrahold(商標) 8, 強)、酢酸ビニル、クロトン酸および適当ならさらにビニルエステルのコポリマー(例えばLuviset(商標)等級)、適当ならアルコールと反応した無水マレイン酸コポリマー、アニオン性ポリシロキサン、例えばカルボキシ官能性のもの、ビニルピロリドン、アクリル酸t-ブチル、メタクリル酸のコポリマー(例えばLuviskol(商標)VBM)、アクリル酸およびメタクリル酸と疎水性モノマー例えばメタ(アクリル酸)のC4〜C30-アルキルエステル、C4〜C30-アルキルビニルエステル、C4〜C30-アルキルビニルエーテルおよびヒアルロン酸とのコポリマーである。
【0049】
さらなる適当なポリマーは、INCI名ポリカテルニウム(polyquaternium)を有するカチオンポリマー、例えばビニルピロリドン/N-ビニルイミダゾリウム塩のコポリマー(Luviquat(商標)FC, Luviquat(商標) HM, Luviquat(商標) MS, Luviquat(商標) Care)、硫酸ジエチルで4級化された、N-ビニルピロリドン/メタクリル酸ジメチルアミノエチルのコポリマー(Luviquat(商標) PQ 11)、N-ビニルカプロラクタム/N-ビニルピロリドン/N-ビニルイミダゾリウム塩のコポリマー(Luviquat(商標)Hold);カチオン性セルロース誘導体(ポリカテルニウム-4および-10)、アクリルアミドコポリマー(ポリカテルニウム-7)およびキトサンである。
【0050】
適当なさらなるポリマーはまた、中性ポリマー、例えばポリビニルピロリドン、N-ビニルピロリドンおよび酢酸ビニルおよび/またはプロピオン酸ビニルのコポリマー、ポリシロキサン、ポリビニルカプロラクタムならびに、N-ビニルピロリドンを含むコポリマー、ポリエチレンイミンおよびその塩、ポリビニルアミンおよびその塩、セルロース誘導体、ポリアスパラギン酸塩およびその誘導体である。
【0051】
ある特性を確立するために、調製物は追加的にまた、シリコーン化合物に基づくコンディショニング物質を含むことができる。適当なシリコーン化合物は、例えばポリアルキルシロキサン、ポリアリールシロキサン、ポリアリールアルキルシロキサン、ポリエーテルシロキサンまたはシリコーン樹脂である。
【0052】
本発明のコポリマーは、化粧料調製物において使用され、その製造は、当業者によく知られた慣例の規則に従って行なう。
【0053】
そのような処方物は有利には、エマルジョンの形態で、好ましくは油中水形(W/O)もしくは水中油形(O/W)エマルジョンの形態で存在する。しかしながら、他の処方物タイプ、例えば水分散物、ゲル、油、オレオゲル、多重エマルジョン、例えばW/O/WもしくはO/W/Oエマルジョン、無水の軟膏もしくは軟膏基剤等の形態のものを選択することがまた可能であり、適当なら本発明に従い有利である。
【0054】
本発明に従い使用することができるエマルジョンの製造は、公知の方法によって行なう。
【0055】
本発明のコポリマーのほかに、エマルジョンは、慣用の成分、例えば脂肪アルコール、脂肪酸エステルおよび特に脂肪酸トリグリセリド、脂肪酸、ラノリンおよびその誘導体、天然もしくは合成の油または蝋および水の存在下での乳化剤を含む。
【0056】
エマルジョンのタイプおよび適当なエマルジョンの製造に特有の添加剤の選択は、例えばSchrader, Grundlagen und Rezepturen der Kosmetika [化粧料の基本および処方(Fundamentals and Formulations of Cosmetics)], Huthig Buch Verlag, Heidelberg, 第2版、1989年、第3部に記載されており、それに対する明白な言及がこれによってなされる。
【0057】
かくして、本発明に従い使用することができるスキンクリームは、例えばW/Oエマルジョンの形態であることができる。このタイプのエマルジョンは、適当な乳化剤系によって油または脂肪相中に乳化された水性層を含む。
【0058】
このタイプのエマルジョン中の乳化剤系の濃度は、エマルジョンの総重量に基づき約4〜35重量%であり;脂肪相は約20〜60重量%を構成し、水性層は約20〜70重量%を構成し、各場合、エマルジョンの総重量に基づく。乳化剤は、このタイプのエマルジョンにおいて慣例的に使用されるものである。例えば次から選択される:C12〜C18-ソルビタン脂肪酸エステル;ヒドロキシステアリン酸とC12〜C30-脂肪アルコールとのエステル;C12〜C18-脂肪酸とグリセロールもしくはポリグリセロールとのモノ-もしくはジエステル;エチレンオキシドおよびプロピレングリコールの縮合物;オキシプロピレン化/オキシエチレン化C12〜C20-脂肪アルコール;多環アルコール、例えばステロール;高分子量を有する脂肪族アルコール例えばラノリン;オキシプロピレン化/ポリグリセロール化アルコールおよびイソステアリン酸マグネシウムの混合物;ポリオキシエチレン化もしくはポリオキシプロピレン化脂肪アルコールのコハク酸エステル;ならびに、マグネシウム、カルシウム、リチウム、亜鉛もしくはアルミニウムラノレートおよび水素化ラノリンもしくはラノリンアルコールの混合物。
【0059】
エマルジョンの脂肪相中に存在することができる適当な脂肪成分は、炭化水素油、例えばパラフィン油、プルセリン(purcellin)油、パーヒドロスクアレンおよびこれらの油中の微晶質蝋の溶液;動物または植物の油、例えばスィートアーモンド油、アボカド油、カロフィラム(calophylum)油、ラノリンおよびその誘導体、ひまし油、ごま油、オリーブ油、ホホバ油、カライト(karite)油、ホプロステタス(hoplostethus)油;大気圧下での蒸留開始点が約250℃より上であり、かつ蒸留の終点が410℃である鉱油、例えばワセリン油;飽和もしくは不飽和脂肪酸のエステル、例えばミリスチン酸アルキル、例えばミリスチン酸イソプロピル、ブチルもしくはセチル、ステアリン酸ヘキサデシル、パルミチン酸エチルもしくはイソプロピル、オクタン酸もしくはデカン酸のトリグリセリドおよびリシノール酸セチルを包含する。
【0060】
脂肪相はまた、他の油中に可溶なシリコーン油、例えばジメチルポリシロキサン、メチルフェニルポリシロキサンおよびシリコーングリコールコポリマー、脂肪酸および脂肪アルコールを含むことができる。
【0061】
油の保持を助けるために、蝋、例えばカルナウバ蝋、カンデリラ蝋、蜜蝋、微晶質蝋、オゾケライト蝋ならびに、オレイン酸、ミリスチン酸、リノール酸およびステアリン酸のCa、MgおよびAl塩を使用することがまた可能である。
【0062】
一般に、これらの油中水形エマルジョンは、脂肪相および乳化剤をバッチ容器に添加することによって製造される。後者は、70〜75℃の温度に加熱された後、油溶性成分が添加され、事前に同じ温度に加熱しておき、事前に水溶性成分が溶解されている水が添加され;混合物は、所望の細かさのエマルジョンが達成されるまで撹拌され、これはその後、適当ならわずかに撹拌しつつ室温に冷却しておく。
【0063】
その上、本発明のケアエマルジョンは、O/Wエマルジョンの形態であることができる。そのようなエマルジョンは通常、油相、水相中で油相を安定化する乳化剤および、通常濃厚な形態で存在する水性相を含む。
【0064】
本発明の調製物のO/Wエマルジョンの水性相は、適当なら、
- アルコール、ジオールもしくはポリオールおよびそのエーテル、好ましくはエタノール、イソプロパノール、プロピレングリコール、グリセロール、エチレングリコールモノエチルエーテル;
- 慣用の増粘剤またはゲル形成剤、例えば架橋ポリアクリル酸およびその誘導体、多糖、例えばキサンタンガムもしくはアルギネート、カルボキシメチルセルロースもしくはヒドロキシカルボキシメチルセルロース、脂肪アルコール、ポリビニルアルコールおよびポリビニルピロリドン
を含む。
【0065】
油相は、化粧料において慣用の油成分、例えば:
- 飽和および/または不飽和の分岐および/または分岐していないC3〜C30-アルカンカルボン酸と飽和および/または不飽和の分岐および/または分岐していないC3〜C30-アルコールとのエステル、芳香族カルボン酸と飽和および/または不飽和の分岐および/または分岐していないC3〜C30-アルコールとのエステル、例えばミリスチン酸イソプロピル、ステアリン酸イソプロピル、ステアリン酸ヘキシルデシル、オレイン酸オレイル;ならびにまた、合成、半合成および天然の、そのようなエステルの混合物、たとえばホホバ油;
- 分岐および/または分岐していない炭化水素ならびに炭化水素蝋;
- シリコーン油、例えばシクロメチコーンジメチルポリシロキサン、ジエチルポリシロキサン、オクタメチルシクロテトラシロキサンおよびそれらの混合物;
- ジアルキルエーテル;
- 鉱油および鉱蝋;
- 飽和および/または不飽和の分岐および/または分岐していないC8〜C24-アルカンカルボン酸のトリグリセリド;それらは、合成、半合成および天然の油、例えばオリーブ油、パーム油、アーモンド油または混合物から選択することができる
を含む。
【0066】
適当な乳化剤は、好ましくはO/W乳化剤、例えばポリグリセロールエステル、ソルビタンエステルまたは一部エステル化されたグリセリドである。
【0067】
製造は、約80℃で油ペーストを溶融することによって行なうことができ;水溶性成分は、熱水に溶解され、油ペーストにゆっくりと撹拌しながら添加され;均質化され、冷たくなるまで撹拌される。
【0068】
本発明のポリマーはまた、洗浄およびシャワージェル処方物および浴用調製物における使用のために適当である。
【0069】
本発明のポリマーと同様に、そのような処方物は通常、基本の界面活性剤としてアニオン界面活性剤および補足的界面活性剤として両性および非イオン界面活性剤を含み、また脂質、香油、染料、有機酸、防腐剤および酸化防止剤および増粘剤/ゲル形成剤、皮膚コンディショニング剤および湿潤剤を含む。
【0070】
洗浄、シャワーおよび浴用の調製物においては、身体清浄組成物においおて慣例的に使用される全てのアニオン、中性、両性またはカチオン界面活性剤を使用することができる。
【0071】
処方物は、2〜50重量%、好ましくは5〜40重量%、特に好ましくは8〜30重量%の界面活性剤を含む。
【0072】
適当なアニオン界面活性剤は、例えばアルキルサルフェート、アルキルエーテルサルフェート、アルキルスルホネート、アルキルアリールスルホネート、アルキルスクシネート、アルキルスルホスクシネート、N-アルコイルサルコシネート、アシルタウレート、アシルイセチオネート、アルキルホスフェート、アルキルエーテルホスフェート、アルキルエーテルカルボキシレート、アルファ-オレフィンスルホネート、特にアルカリ金属およびアルカリ土類金属塩、例えばナトリウム、カリウム、マグネシウム、カルシウムおよびアンモニウムおよびトリエタノールアミン塩である。アルキルエーテルサルフェート、アルキルエーテルホスフェートおよびアルキルエーテルカルボキシレートは、分子中に1〜10個のエチレンオキシドもしくはプロピレンオキシド単位、好ましくは1〜3個のエチレンオキシド単位を有することができる。
【0073】
適当な化合物は、例えばラウリル硫酸ナトリウム、ラウリル硫酸アンモニウム、ラウリルエーテル硫酸ナトリウム、ラウリルエーテル硫酸アンモニウム、ラウリルサルコシン酸ナトリウム、オレイルコハク酸ナトリウム、オレイルスルホクエン酸ナトリウム、ドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウム、ドデシルベンゼンスルホン酸トリエタノールアミンエステルである。
【0074】
適当な両性界面活性剤は、例えばアルキルベタイン、アルキルアミドプロピルベタイン、アルキルスルホベタイン、アルキルグリシネート、アルキルカルボキシグリシネート、アルキルアンホアセテートもしくはアンホプロピオネート、アルキルアンホジアセテートもしくはアンホジプロピオネートである。
【0075】
例えば、ココジメチルスルホプロピルベタイン、ラウリルベタイン、コカミドプロピルベタインまたはコカンホプロピオン酸ナトリウムを使用することが可能である。
【0076】
適当な非イオン界面活性剤は、例えばアルキル鎖に6〜20個の炭素原子を有する、直鎖もしくは分岐鎖であり得る脂肪族アルコールまたはアルキルフェノールと、エチレンオキシドおよび/またはプロピレンオキシドとの反応生成物である。アルキレンオキシドの量は、アルコール1モル当たり約6〜60モルである。アルキルアミンオキシド、モノ-もしくはジアルキルアルカノールアミド、ポリエチレングリコールの脂肪酸エステル、エトキシル化脂肪酸アミド、アルキルポリグリコシドまたはソルビタンエーテルエステルがまた適当である。
【0077】
その他に、洗浄、シャワーまたは浴用の調製物は、慣用のカチオン界面活性剤、例えば4級アンモニウム化合物、例えばセチルトリメチルアンモニウムクロリドを含むことができる。
【0078】
追加的に、さらなる慣用のカチオンポリマーをまた使用することができ、それは、例えばアクリルアミドとジメチルジアリルアンモニウムクロリドとのコポリマー(ポリカテルニウム-7)、カチオンセルロース誘導体(ポリカテルニウム-4、-10)、グアーヒドロキシプロピルトリメチルアンモニウムクロリド(INCI:ヒドロキシプロピルグアーヒドロキシプロピルトリモニウムクロリド)、N-ビニルピロリドンと4級化N-ビニルイミダゾールとのコポリマー(ポリカテルニウム-16、-44、-46)、ジエチルサルフェートで4級化された、N-ビニルピロリドン/ジメチルアミノエチルメタクリレートのコポリマー体(ポリカテルニウム-11)等である。
【0079】
その他に、洗浄およびシャワージェル処方物ならびに浴用調製物は、増粘剤、例えば塩化ナトリウム、PEG-55、プロピレングリコールオレート、PEG-120メチルグルコースジオレート等を含むことができ、また防腐剤、さらなる活性成分および補助剤および水を含むことができる。
【0080】
頭髪化粧料調製物は、頭髪化粧料調製物、例えばヘアトリートメント、ヘアムース、(ヘア)ジェルもしくはヘアスプレー、ヘアローション、ヘアリンス、ヘアシャンプー、ヘアエマルジョン、頭髪末端流体(hair-end fluid)、パーマネントウェーブのための中和剤、ヘアカラーおよびブリーチ、ホットオイルトリートメント調製物、コンディショナー、セッティングローションまたはヘアスプレー中に、特にスタイリング組成物および/またはコンディショニング剤を含む。用途の分野に依存して、頭髪化粧料調製物は、(エアゾール)スプレー、(エアゾール)ムース、ジェル、ジェルスプレー、クリーム、ローションまたはワックスの形態で施用することができる。
【0081】
好ましい実施態様においては、本発明の頭髪化粧料処方物は、
a) 0.05〜20重量%の本発明のポリマー
b) 20〜99.95重量%の水および/またはアルコール
c) 0〜79.5重量%のさらなる成分
を含む。
【0082】
アルコールは、化粧料において慣用の全てのアルコール、例えばエタノール、イソプロパノール、n-プロパノールを意味すると理解される。
【0083】
さらなる成分は、化粧料において慣用の添加剤、例えば推進剤、消泡剤、界面活性化合物、すなわち界面活性剤、乳化剤、泡形成剤および可溶化剤を意味すると理解される。使用される界面活性化合物は、アニオン、カチオン、両性または中性であり得る。さらなる慣用の成分はまた、例えば防腐剤、香油、不透明化剤、活性成分、UVフィルター、ケア物質、例えばパンテノール、コラーゲン、ビタミン、タンパク質加水分解物、α-およびβ-ヒドロキシカルボン酸、タンパク質加水分解物、安定化剤、pH調節剤、染料、粘度調節剤、ゲル形成剤、染料、塩、湿潤剤、リファッティング(refatting)剤、錯体形成剤およびさらなる慣用の添加剤であり得る。
【0084】
使用することができるゲル化剤は、化粧料において慣用の全てのゲル化剤である。これらは、少し架橋したポリアクリル酸、例えばカルボマー(Carbomer) (INCI)または アクリレート/C10-30 アクリル酸アルキル架橋ポリマー (INCI), アクリレート/ベヘネス-25 メタクリレートコポリマー (INCI), PVM/MAデカジエン架橋ポリマー、セルロース誘導体、例えばヒドロキシプロピルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース、カチオンに変性されたセルロース、多糖、例えばキサンタンガム、ヒドロキシプロピルデンプンホスフェート、変性されたジャガイモデンプン、カプリル酸/カプリン酸トリグリセリド、アクリル酸ナトリウムコポリマー、ポリカテルニウム-32(および)パラフィナムリクイダム(INCI)、アクリル酸ナトリウムコポリマー(および)パラフィナムリクイダム(および)PPG-1トリデセス-6、アクリルアミドプロピルトリモニウムクロリド/アクリルアミドコポリマー、ステアレス-10アリルエーテルアクリレートコポリマー、ポリカテルニウム37(および)パラフィナムリクイダム(および)PPG-1トリデセス-6、ポリアクリルアミドおよびC13-14イソパラフィンおよびラウレス-7、C13-14イソパラフィンおよび鉱油およびポリアクリル酸ナトリウムおよびポリアクリルアミドおよびポリソルベート85、C13-14イソパラフィンおよびイソステアリルイソステアレートおよびポリアクリル酸ナトリウムおよびポリアクリルアミドおよびポリソルベート60、アクリレート/アミノアクリレート/C10-30アルキルPEG-20イタコネートコポリマー、アクリレート/ステアレス-20イタコネートコポリマー、アクリレート/セテス-20イタコネートコポリマー、ポリカテルニウム37(および)プロピレングリコールジカプレートジカプリレート(および)PPG-1トリデセス-6、ポリカテルニウム7、ポリカテルニウム44を包含する。
【0085】
本発明のポリマーと組合せて使用することができる、化粧料において公知の全てのスタイリングおよびコンディショニングポリマーが、非常に特定の特性が設定されるべきならば、ここでまた包含される。
【0086】
適当な慣用の頭髪化粧料ポリマーの例は、アニオンポリマーである。そのようなアニオンポリマーは、アクリル酸およびメタクリル酸のホモポリマーおよびコポリマーまたはそれらの塩、アクリル酸およびアクリルアミドのコポリマーおよびそれらの塩、ポリヒドロキシカルボン酸のナトリウム塩、水溶性もしくは水分散性のポリエステル、ポリウレタン(Luviset(商標) P.U.R.)およびポリ尿素である。特に適当なポリマーは、アクリル酸t-ブチル、アクリル酸エチル、メタクリル酸のコポリマー(例えばLuvimer(商標)100P)、N-tert-ブチル-ブチルアクリルアミド、アクリル酸エチル、アクリル酸のコポリマー(Ultrahold(商標)8、強)、酢酸ビニル、クロトン酸および適当ならさらなるビニルエステルのコポリマー(例えばLuviset(商標)等級)、適当ならアルコールと反応した、無水マレイン酸コポリマー、アニオンポリシロキサン、例えばカルボキシ官能性のもの、ビニルピロリドン、アクリル酸t-ブチル、メタクリル酸のコポリマー(例えばLuviskol(商標)VBM)である。
【0087】
その他に、本発明のポリマーと組合わせるのに適当なポリマーの群は、例として、Balancer CR (National Starch; アクリレートコポリマー), Balancer 0/55 (National Starch; アクリレートコポリマー), Balancer 47 (National Starch; オクチルアクリルアミド/アクリレート/ブチルアミノエチルメタクリレートコポリマー), Aquaflex(商標) FX 64 (ISP; イソブチレン/エチルマレイミド/ヒドロキシエチルマレイミドコポリマー), Aquaflex(商標)SF-40 (ISP / National Starch; VP/ビニルカプロラクタム/DMAPA アクリレートコポリマー), Allianz LT-120 (ISP / Rohm & Haas; アクリレート/C1-2 スクシネート/ヒドロキシアクリレートコポリマー), Aquarez(商標) HS (Eastman; ポリエステル-1), Diaformer(商標)Z-400 (Clariant; メタクリロイルエチルベタイン/メタクリレートコポリマー), Diaformer(商標)Z-711 (Clariant; メタクリロイルエチルN-オキシド/メタクリレートコポリマー), Diaformer(商標)Z-712 (Clariant; メタクリロイルエチルN-オキシド/メタクリレートコポリマー), Omnirez(商標)2000 (ISP; エタノール中ポリ(メチルビニルエーテル/マレイン酸)のモノエチルエステル), Amphomer(商標)HC (National Starch; アクリレート/オクチルアクリルアミドコポリマー), Amphomer(商標)28-4910 (National Starch; オクチルアクリルアミド/アクリレート/ブチルアミノエチル メタクリレートコポリマー), Advantage(商標)HC 37 (ISP; ビニルカプロラクタム/ビニルピロリドン/ジメチルアミノエチルメタクリレートのターポリマー), Acudyner 258 (Rohm & Haas; アクリレート/ヒドロキシエステルアクリレートコポリマー), Luviset(商標)PUR (BASF, ポリウレタン-1), Luviflex(商標) Silk (BASF), Eastman(商標)AQ48 (Eastman)を包含する。
【0088】
非常に特に好ましいアニオンポリマーは、120以上の酸価を有するアクリレートおよび、アクリル酸t-ブチル、アクリル酸エチル、メタクリル酸のコポリマーである。
【0089】
さらに適当な頭髪化粧料ポリマーは、INCI名ポリカテルニウムを有するカチオンポリマー、例えばビニルピロリドン/N-ビニルイミダゾリウム塩のコポリマー(Luviquat(商標) FC, Luviquat(商標) HM, Luviquat(商標)MS, Luviquat(商標)Care)、ジエチルサルフェートで4級化された、N-ビニルピロリドン/ジメチルアミノエチルメタクリレートのコポリマー(Luviquat(商標)PQ 11)、N-ビニルカプロラクタム/N-ビニルピロリドン/N-ビニルイミダゾリウム塩のコポリマー(Luviquat(商標)Hold);カチオンセルロース誘導体(ポリカテルニウム-4および-10)、アクリルアミドコポリマー(ポリカテルニウム-7)である。
【0090】
その他に、カチオングアー誘導体、例えばグアーヒドロキシプロピルトリモニウムクロリド(INCI)を使用できる。
【0091】
さらなる適当な化粧料ポリマーはまた、中性ポリマー、例えばポリビニルピロリドン、N-ビニルピロリドンおよび酢酸ビニルおよび/またはプロピオン酸ビニルのコポリマー、ポリシロキサン、ポリビニルカプロラクタムおよびN-ビニルピロリドンを含むコポリマー、ポリエチレンイミンおよびそれらの塩、ポリビニルアミンおよびそれらの塩、セルロース誘導体、ポリアスパラギン酸塩および誘導体である。
【0092】
ある特性を設定するために、調製物は追加的にまた、シリコーン化合物に基づくコンディショニング物質を含むことができる。適当なシリコーン化合物は、例えばポリアルキルシロキサン、ポリアリールシロキサン、ポリアリールアルキルシロキサン、ポリエーテルシロキサン、シリコーン樹脂もしくはジメチコーンコポリオール(CTFA)およびアミノ官能性シリコーン化合物、例えばアモジメチコーン(CTFA)である。
【0093】
本発明のポリマーは、ヘアスタイリング調製物、特にヘアスプレー(推進気体のないエアゾールスプレーおよびポンプスプレー)およびヘアムース(推進気体のないエアゾールムースおよびポンプムース)においてセッティング剤として特に適当である。
【実施例】
【0094】
ポリマーは、水中でフリーラジカル重合の慣用の方法により製造された。全ての他の製造の手順の典型例として、ポリマーIの合成を以下に記載することができる。
【0095】
実施例1:
52重量%のN-ビニルピロリドン、40重量%のビニルカプロラクタムおよび8重量%のビニルイミダゾールのポリマーの製造。
【0096】
初期仕込物: 350gの脱イオン水
供給物1: 156gのビニルピロリドン、24gのビニルイミダゾール、120gのビニルカプロラクタム、400gの脱イオン水
供給物1におけるモノマー混合物は、10%強度のリン酸を用いてpH7に調整される。
【0097】
供給物2: 1gのWako V 50、50gの水
初期仕込物は、75℃に加熱される。重合温度を保持しながら、供給物1を3時間かけて添加し、供給物1と同じ時間に開始して、供給物2を4時間かけて添加する。次に混合物は、内部温度75℃で2時間、後重合される。
【0098】
実施例2:
54重量%のN-ビニルピロリドン、40重量%のビニルカプロラクタムおよび6重量%のビニルイミダゾールのポリマーを、実施例1と同様にして製造した。
【0099】
実施例3:
59重量%のN-ビニルピロリドン、35重量%のビニルカプロラクタムおよび6重量%のビニルイミダゾールのポリマーを、実施例1と同様にして製造した。
【0100】
実施例4:
57重量%のN-ビニルピロリドン、35重量%のビニルカプロラクタムおよび8重量%のビニルイミダゾールのポリマーを、実施例1と同様にして製造した。
【0101】
実施例5:
49重量%のN-ビニルピロリドン、45重量%のビニルカプロラクタムおよび6重量%のビニルイミダゾールのポリマーを、実施例1と同様にして製造した。
【0102】
実施例6〜8は、上記実施例に従って製造された。
【0103】
性能評価は、Ultrez21(Noveon)ジェルを用いて行い、これは、与えられた製造手順に従って処方された。
【0104】
セッティング作用は、訓練を受けた個人による感覚的評価および曲げ剛性を測定することによって評価された。曲げ剛性は、ジェルで処理された頭髪の房で決定された。
【0105】
ジェルからのカール保持
カール保持は、ジェルで処理された頭髪の房で決定された。評価は、25℃および規定された大気湿度90%で行なわれた。
【表1】

【0106】
応用
製造手順
カルボポル(Carbopol)ジェル(200g)
0.5%カルボポル(940またはUltrez21)中3%ポリマー
バッチa): 250mlのビーカー中、98.68gのカルボポルストック溶液(Euxyl K 100で1%強度保存されたもの)、1.32gのトリエタノールアミン
混合物が透明になるまで(約15分)、撹拌器を用いて(約90rpm)、ストック溶液中にTEAが混合される。
【0107】
バッチb): 250mlのエルレンマイヤー中、6.00gのポリマー(固体)、100gまでの蒸留水。
【0108】
バッチb)が完全に溶解するなら、同じ撹拌速度で、滴下漏斗を用いて(約1滴/秒)それをバッチa)にゆっくりと混合する。溶液を滴下して添加した後、最終的なジェルが形成されたら、さらに約30分間それを後撹拌する。
【0109】
シャンプー
製造:
水に全ての成分を溶かし、pHを調整した後、増粘剤を添加する。
【0110】
エアゾールスプレー
製造:
全ての成分を計量する。pHを調整し、推進気体を用いて加圧容器に透明溶液を詰める。
【0111】
ワックス
製造:
相の成分を計量し、溶融し、そして均等に撹拌する。
【0112】
エアゾールムース
製造:
香油相を混合する。水性-エタノール相の成分を次々と添加し、混合する。定まったなら、増粘剤を添加し、均等に分配されるまで撹拌する。pHを調整する。推進気体を用いて加圧容器に詰める。
【0113】
ポンプスプレー
製造:
水性相を撹拌する。エタノール相の成分を次々と添加し、均一に分配させる。次に、ポンプスプレーびんに全てを詰める。
【0114】
ポンプムース
製造:
成分から均一混合物を製造し、ポンプムースびんに詰める。
【0115】
O/Wタイプのエマルジョン(ヘアリンス等)
製造:
油相を乳化剤と(必要なら昇温して)混合し、撹拌しながら水性相を添加し(可能な増粘剤と共に、必要なら昇温して)、均一にする。
【0116】
処方物:
実施例B1〜B8およびLuviskol K30のようなポリマーを含むヘアジェル
【表2】

【0117】
供給業者
(1) BASF Aktiengesellschaft
(6) B.F. Goodrich Company Chemical Division
(42) Schulke & Mayr GmbH
実施例B1〜B8およびLuviskol VA64のようなポリマーを含むヘアジェル
【表3】

【0118】
供給業者
(1) BASF Aktiengesellschaft
(6) B.F. Goodrich Company Chemical Division
(42) Schulke & Mayr GmbH
実施例B1〜B8およびLuviskol K90のようなポリマーを含むヘアジェル
【表4】

【0119】
供給業者
(1) BASF Aktiengesellschaft
(6) B.F. Goodrich Company Chemical Division
(34) Nipa Laboratories Ltd.
(27) Cognis Deutschland GmbH
実施例B1〜B8およびLuviquat Holdのようなポリマーを含むヘアジェル
【表5】

【0120】
供給業者
(1) BASF Aktiengesellschaft
(6) B.F. Goodrich Company Chemical Division
(20) Merck KGaA
(4) Aqualon GmbH
実施例B1〜B8およびAmazeのようなポリマーを含むヘアジェル
【表6】

【0121】
供給業者
(1) BASF Aktiengesellschaft
(6) B.F. Goodrich Company Chemical Division
(27) Cognis Deutschland GmbH
(42) Schulke & Mayr GmbH
(44) Th. Goldschmidt AG
(72) National Starch & Chemical Limited
実施例B1〜B8およびStyleze CC-10のようなポリマーを含むヘアジェル
【表7】

【0122】
供給業者
(1) BASF Aktiengesellschaft
(4) Aqualon GmbH
(16) Dow Corning Corporation
(42) Schulke & Mayr GmbH
(56) Angus Chemical Company
(65) ISP Global Technologies Deutschland GmbH
実施例1g〜1lおよびStyleze 2000のようなポリマーを含むヘアジェル
【表8】

【0123】
供給業者
(1) BASF Aktiengesellschaft
(20) Merck KGaA
(42) Schulke & Mayr GmbH
(56) Angus Chemical Company
(65) ISP Global Technologies Deutschland GmbH
実施例B1〜B8およびAllianz LT-120のようなポリマーを含むヘアジェル
【表9】

【0124】
供給業者
(1) BASF Aktiengesellschaft
(4) Aqualon GmbH
(6) B.F. Goodrich Company Chemical Division
(42) Schulke & Mayr GmbH
(56) Angus Chemical Company
(61) Rohm & Haas GmbH
実施例B1〜B8およびFixomer A30のようなポリマーを含むヘアジェル
【表10】

【0125】
供給業者
(1) BASF Aktiengesellschaft
(42) Schulke & Mayr GmbH
(175) Seppic
実施例B1〜B8およびPVFのようなポリマーを含むヘアジェル
【表11】

【0126】
供給業者
(1) BASF Aktiengesellschaft
(6) B.F. Goodrich Company Chemical Division
(42) Schulke & Mayr GmbH
(44) Th. Goldschmidt AG
(72) National Starch & Chemical Limited
実施例B1〜B8のようなポリマーを含むヘアジェル
【表12】

【0127】
供給業者
(1) BASF Aktiengesellschaft
(6) B.F. Goodrich Company Chemical Division
(27) Cognis Deutschland GmbH
(42) Schulke & Mayr GmbH
実施例B1〜B8のようなポリマーを含むヘアジェル
【表13】

【0128】
供給業者
(1) BASF Aktiengesellschaft
(6) B.F. Goodrich Company Chemical Division
(20) Merck KGaA
(4) Aqualon GmbH
実施例B1〜B8のようなポリマーを含むヘアジェル
【表14】

【0129】
供給業者
(1) BASF Aktiengesellschaft
(6) B.F. Goodrich Company Chemical Division
(34) Nipa Laboratories Ltd.
(44) Th. Goldschmidt AG
実施例B1〜B8のようなポリマーを含むヘアジェル
【表15】

【0130】
供給業者
(1) BASF Aktiengesellschaft
(6) B.F. Goodrich Company Chemical Division
(34) Nipa Laboratories Ltd.
(44) Th. Goldschmidt AG
実施例B1〜B8のようなポリマーを含むヘアジェル
【表16】

【0131】
供給業者
(1) BASF Aktiengesellschaft
(27) Cognis Deutschland GmbH
(42) Schulke & Mayr GmbH
実施例B1〜B8のようなポリマーを含むセッティング溶液
【表17】

【0132】
供給業者
(1) BASF Aktiengesellschaft
(16) Dow Corning Corporation
実施例B1〜B8のようなポリマーを含むセッティング溶液
【表18】

【0133】
供給業者
(1) BASF Aktiengesellschaft
(16) Dow Corning Corporation
実施例B1〜B8のようなポリマーを含むセッティング溶液
【表19】

【0134】
供給業者
(1) BASF Aktiengesellschaft
実施例B1〜B8およびLuviquat FC 550のようなポリマーを含むセッティング溶液
【表20】

【0135】
供給業者
(1) BASF Aktiengesellschaft
実施例B1〜B8のようなポリマーを含むセッティング溶液
【表21】

【0136】
供給業者
(1) BASF Aktiengesellschaft
実施例B1〜B8のようなポリマーを含むポンプスプレー
【表22】

【0137】
供給業者
(1) BASF Aktiengesellschaft
(16) Dow Corning Corporation
実施例B1〜B8のようなポリマーを含むポンプスプレー
【表23】

【0138】
供給業者
(1) BASF Aktiengesellschaft
(16) Dow Corning Corporation
実施例B1〜B8のようなポリマーを含むエアゾールスプレーNON VOC
【表24】

【0139】
供給業者
(1) BASF Aktiengesellschaft
(53) Pfizer Chemie
実施例B1〜B8およびLuviset CANのようなポリマーを含むエアゾールスプレーNON VOC
【表25】

【0140】
供給業者
(1) BASF Aktiengesellschaft
(56) Angus Chemical Company
実施例B1〜B8およびLuviset P.U.R.のようなポリマーを含むエアゾールスプレーVOC 55
【表26】

【0141】
供給業者
(1) BASF Aktiengesellschaft
実施例B1〜B8およびLuviskol Plusのようなポリマーを含むエアゾールスプレーVOC 55
【表27】

【0142】
供給業者
(1) BASF Aktiengesellschaft
実施例B1〜B8およびLuvimer 100Pのようなポリマーを含むエアゾールスプレーVOC 80
【表28】

【0143】
供給業者
(1) BASF Aktiengesellschaft
(56) Angus Chemical Company
(156) Wacker Chemie GmbH
実施例B1〜B8およびLuviskol VA37のようなポリマーを含むエアゾールスプレーVOC 80
【表29】

【0144】
供給業者
(1) BASF Aktiengesellschaft
(16) Dow Corning Corporation
実施例B1〜B8およびLuviflex Silkのようなポリマーを含み、水を添加しないエアゾールスプレー
【表30】

【0145】
供給業者
(1) BASF Aktiengesellschaft
(56) Angus Chemical Company
実施例B1〜B8およびAmphomerのようなポリマーを含み、水を添加しないエアゾールスプレー
【表31】

【0146】
供給業者
(1) BASF Aktiengesellschaft
(16) Dow Corning Corporation
(56) Angus Chemical Company
(72) National Starch & Chemical Limited
混合の手順
ポンプムースヘアセッティング組成物
【表32】

【0147】
製造:
成分から均質混合物を製造し、ポンプムースびんにびん詰めする。
【0148】
ポンプスプレー
【表33】

【0149】
製造:
相Aを撹拌する。相Bの成分を順次加え、均質に分配する。次に、全てをびん詰めする。
【0150】
スタイリング水
【表34】

【0151】
製造:
相Aを撹拌する。相Bの成分を順次加え、均質に分配する。次に、全てをびん詰めする。
【0152】
ヘアムース
【表35】

【0153】
製造:
相Aを撹拌する。相Bの成分を順次加え、均質に分配する。相Cと共にびん詰めする。
【0154】
スタイリングムース
【表36】

【0155】
製造:
相Aを混合する。相Bの成分を順次加え、混合する。相Cを加え、均質に分配するまで撹拌する。pHを6-7に調整する。相Dと共にびん詰めする。
【0156】
セッティングフォーム
【表37】

【0157】
製造:
相Aを混合する。相Bを計量し、透明になるまで溶かす。相Bを相A中に撹拌する。相Cを加え、撹拌する。相Dと共にびん詰めする。
【0158】
光沢セッティングフォーム
【表38】

【0159】
製造:
相Aを混合する。相Bを相A中に撹拌する。相Cを加える。相Dと共にびん詰めする。
【0160】
フォームコンディショナー
【表39】

【0161】
製造:
全てを一緒に計量し、均質に分配されるまで撹拌し、びん詰めする。
【0162】
光沢ヘアワックス
【表40】

【0163】
製造:
相Aの成分を計量し、溶融させる。
【0164】
カラーバルサム
【表41】

【0165】
製造:
相Aおよび相Bを別々に約80℃に加熱する。均質化しながら相Bを相A中に撹拌し、簡単に後均質化する。約40℃に冷却し、相Cを加え、再び簡単に均質化する。pHを6〜7に調整する。
【0166】
頭髪回復トリートメント
【表42】

【0167】
製造:
相Aおよび相Bを別々に混合する。相Cを相B中に撹拌する。相BおよびCの溶液を相A中に撹拌する。相Dを加え、増粘するまで撹拌する。pHを4〜5に調整する。
【0168】
ヘアガム
【表43】

【0169】
製造:
相Aを可溶化する。相Bを溶解し、相A中に撹拌する。相Cを、相AおよびBの溶液中に撹拌する。
【0170】
シルキーヘアカクテル
【表44】

【0171】
製造:
相Aの成分を混合する。相Bを溶解する。相Bを、均質化しながら相A中に撹拌する。
【0172】
油状光沢湿潤剤
【表45】

【0173】
製造:
相Aおよび相Bを別々に約80℃に加熱する。相Bを相A中に撹拌し、均質化する。約40℃に冷却し、相Cを加え、再びよく均質化する。
【0174】
高光沢セッティングクリーム
【表46】

【0175】
製造:
相Aおよび相Bを別々に約80℃に加熱する。相Bを相A中に撹拌し、均質化する。約40℃に冷却し、相Cを加え、再び簡単に均質化する。
【0176】
パーマネントウェーブ
【表47】

【0177】
製造:
相Aの成分を計量し、混合する。相Bを相A中に撹拌する。
【0178】
パーマネントウェーブのための中和剤
【表48】

【0179】
製造:
相Aを可溶化する。相Bの成分を順次添加し、混合する。相Cを添加し、再び撹拌する。pHを3.0〜3.5に調整する。
【0180】
耐水性マスカラ
【表49】

【0181】
相Aおよび相Bを別々に85℃に加熱する。温度を保持し、相Cを相Aに加え、顔料が均一に分配されるまで均質化する。相Bを相ACに添加し、2〜3分間均質化する。次に相Eを添加し、ゆっくりと撹拌する。全てを室温に冷却する。
【0182】
スタイリングムース
Luviset Clearを有する02/00483スタイリングムース
【表50】

【0183】
Luviquat Styleを有する02/00485スタイリングムース
【表51】

【0184】
Luviskol VA 64を有する02/00491スタイリングムース
【表52】

【0185】
ポリカテルニウム-4を有するスタイリングムース
【表53】

【0186】
PVP/DMAPA/アクリレートコポリマーを有するスタイリングムース
【表54】

【0187】
ポリカテルニウム-55を有するスタイリングムース
【表55】

【0188】
ポリカテルニウム-10を有するスタイリングムース
【表56】

【0189】
アクリレートコポリマーを有するスタイリングムース
【表57】

【0190】
変性コーンスターチを有するスタイリングムース
【表58】

【0191】
VP/ジメチルアミノエチルメタクリレートコポリマーを有するスタイリングムース
【表59】

【0192】
実施例B1〜B8からのポリマーを有する化粧料処方物の製造は、ポリマーB1について記載した処方物と同様に行なう。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
30〜65重量%のN-ビニルカプロラクタム、
35〜65重量%の、N-ビニルイミダゾール対ビニルピロリドンの重量比が0.085〜0.30であるN-ビニルイミダゾールおよびビニルピロリドンのモノマー混合物、
0〜15重量%の、N-ビニルイミダゾールとは異なる窒素含有4級化可能なモノマー(A)であって、モノマー(A)およびN-ビニルイミダゾールの合計が18重量%未満であるもの、
からなるポリマーの化粧料調製物における使用。
【請求項2】
頭髪化粧料調製物における請求項1記載の使用。
【請求項3】
頭髪セット用組成物における請求項1記載の使用。
【請求項4】
ジェルにおける請求項1記載の使用。

【公表番号】特表2007−534641(P2007−534641A)
【公表日】平成19年11月29日(2007.11.29)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−541923(P2006−541923)
【出願日】平成16年12月8日(2004.12.8)
【国際出願番号】PCT/EP2004/013977
【国際公開番号】WO2005/053624
【国際公開日】平成17年6月16日(2005.6.16)
【出願人】(595123069)ビーエーエスエフ アクチェンゲゼルシャフト (847)
【氏名又は名称原語表記】BASF Aktiengesellschaft
【住所又は居所原語表記】D−67056 Ludwigshafen, Germany
【Fターム(参考)】