説明

香りつき感圧転写シート及びその製造方法

【課題】資料や書類へマーキングする行為の中で2次的な効果を付加するため、テープを転写する時に初めて香りが発生することを特徴とする香りつき感圧転写シートを提供する。
【解決手段】シート状の基材の片面に表面保護層を形成し、前記表面保護層上に文字や図柄からなるマーク層を形成し、さらに前記マーク層もしくは表面保護層上に感圧接着層を形成することから感圧転写シートにおいて、前記表面保護層が香料マイクロカプセルを含有し、前記香料マイクロカプセルが感圧転写シートに2.0kgf/cm以上の転写圧を加えたときに破壊されることを特徴し、前記感圧転写シートを感圧転写する時に嗅覚に働きかけるという2次的な効果がもたらされる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、文字や図柄等のマークを感圧転写する際に用いられる感圧転写シート、及びその製造方法に関する。
【背景技術】
【0002】
現在、資料や書類へのマーキング、葉書や便箋への絵柄付け、持ち物を認識させるための模様付けなど、紙面や平面板上の文字部分を強調することや、紙面や平面板上の無地部分に文字や図柄をマークすることがよく行われている。
【0003】
紙面や平面板上の文字部分を強調する方法としては、蛍光ペンでのマーキングがよく用いられているが、近年では、感圧転写型修正テープの機構を用いた感圧転写型蛍光テープが用いられることもある(特許第3581994号公報、特許第3669449号公報)。
【0004】
紙面や平面上の無地部分に文字や図柄をマークする方法としては、スタンプの押印やシールの貼り付けが用いられている。最近では、文字や図柄の印刷された感圧転写シートを細く断裁(スリット)しテープ状にしたものを利用したマーク転写具を用いる方法も提案されている(特開2005−17947号公報)。この方法を用いると、非常に簡単な操作できれいにマークでき、マーク転写具は非常に好評である。
【0005】
マーク転写具を用いることにより、紙面や平面上に視覚的な訴求力を備えさせることは可能であるが、さらにマーク転写具に新規性を持たせるためには、紙面や平面板上の無地部分に文字や図柄をマークする行為の中で2次的な効果を付加する必要があり、しいては商品価値の向上に繋がる。
【0006】
また、上述した2次的効果を付加する方法には、テープの基となる感圧転写シートを改良することが最も効果的であると考えられる。
【特許文献1】特許第3581994号公報
【特許文献2】特許第3669449号公報
【特許文献3】特開2005−17947号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
感圧転写シートを構成する表面保護層に香料マイクロカプセルを含有させることにより、前記感圧転写シートを細く断裁(スリット)しテープ状にした後、マーク転写具に搭載し、転写具に備えられた転写ヘッドを介して紙面や平面上にテープを転写すると、前記香料マイクロカプセルが転写ヘッド部でかかる転写圧によって破壊されることにより香りを発生させ、テープを転写する時に嗅覚に働きかけるという効果が期待できる。
【0008】
前記香料マイクロカプセルは、感圧転写シートの製造工程において破壊されず、かつ、転写ヘッド部でかかる転写圧で破壊される必要がある。
【0009】
また、テープを転写した際に、認識可能な香りを発生させるとともに、転写塗膜にひび割れなどの不具合が発生しないように香料マイクロカプセルを配合する割合を調整する必要がある。
【0010】
さらには、感圧転写シートの製造工程において、シートのどの部分においても均一な香りを発生させるために、香料マイクロカプセルを含有する表面保護層を一定の厚みで形成する必要があり、文字や図柄などのマークが認識可能に形成できるような印刷方法を用いて、前記表面保護層上にマーク層を形成する必要がある。
【課題を解決するための手段】
【0011】
上記課題を解決するために、本発明の香りつき感圧転写シートは、シート状の基材の片面に表面保護層を形成し、前記表面保護層上に文字や図柄などのマークを含むマーク層を形成し、さらに前記マーク層上に感圧接着層を形成する感圧転写シートにおいて、前記表面保護層が香料マイクロカプセルを含有し、前記香料マイクロカプセルが感圧転写シートに2.0kgf/cm以上の転写圧を加えたときに破壊されることを特徴とする。
【0012】
また、前記香りつき感圧転写シートにおいて、前記香料マイクロカプセルが前記表面保護層中の固形分として5〜20重量パーセントとなるように配合されていることを特徴とする。
【0013】
さらに、香りつき感圧転写シートの製造方法において、シート状の基材上に、一定の厚みで塗膜を形成できる塗工方法を用いることにより、香料マイクロカプセルを含有する表面保護層を形成し、前記表面保護層上に文字や図柄などのマークを印刷できる印刷方法を用いることによりマーク層を形成することを特徴とする。
【発明の効果】
【0014】
本発明によれば、以下のような顕著な効果が達成される。
【0015】
香料マイクロカプセルを表面保護層に含有させることにより、感圧転写した際に初めて香りが発生する感圧転写シートが提供できる。つまり、前記感圧転写シートを用いることにより、視覚でマークを楽しむだけでなく、嗅覚で香りを楽しむことができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0016】
本発明の香りつき感圧転写シートの構成において、表面保護層中に香料マイクロカプセルを含有することにより、表面保護層上に構成されるマーク層及び感圧接着層が、保管状態での香料マイクロカプセルの破壊防止やマイクロカプセルの劣化防止、香りの拡散を防止する働きを持たせることが出来る。
【0017】
表面保護層中に香料マイクロカプセルが感圧転写シートに2.0kgf/cm以上の転写圧を加えたときに破壊されることを特徴とすることにより、一般的な転写テープの使用における転写圧で、前記表面保護層に含有される香料マイクロカプセルが容易に破壊される。
【0018】
また、前記表面保護層を形成させるためのグラビアコーティング、ロールコーティング、ロッドコーティングなどの塗工過程中にニップロール等でかかる2.0kgf/cm未満の圧力で香料マイクロカプセルが破壊することを防ぐことが出来る。
【0019】
さらには、香料マイクロカプセルが表面保護層中の固形分として5〜20重量パーセントとなるように配合されていることを特徴とすることにより、本発明の感圧転写シートを感圧転写した際に充分な香りを発生し、かつ、転写した塗膜にひび割れ等の不具合の発生を防ぐことが出来る。
【0020】
本発明の香りつき感圧転写シートの製造方法において、香料マイクロカプセルを含有するインキをグラビアコーティング、ロールコーティング、ロッドコーティングなどの塗工方法を用いることにより、表面保護層を均一な厚みで形成することが可能である。
【0021】
また、均一な表面保護層上にグラビア印刷、スクリーン印刷、オフセット印刷、フレキソ印刷、インクジェット印刷などの印刷方法を用いることにより、より鮮明な文字や図柄などのマークを含むマーク層を形成することが可能となる。
【0022】
本発明の香りつき感圧転写シートを細く断裁しテープ状にした後、マーク転写具に装着することにより、印刷された文字や図柄と、前記文字や図柄に一致する香りを発生させるマイクロカプセルを使用することにより、視覚からの楽しみと嗅覚からの楽しみを融合させ、マーク転写テープを転写する時の楽しみを増大させることが可能である。
【0023】
以下に、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
【0024】
図1は本発明の香りつき感圧転写シート1の断面構造を示す模式的断面図である。図1に示した香りつき感圧転写シート1は、基材11の上に香料マイクロカプセル12を含有する表面保護層13が形成されている。さらに前記表面保護層13の上に、グラビア印刷法などの印刷方法を用いて文字、記号、絵柄、模様、図形等のパターンが印刷されたマーク層14が形成され、最後に感圧接着層15が形成されることにより、香りつき感圧転写シート1が完成する。
【0025】
基材11は、ポリエチレンテレフタレート、ポリプロピレンなどの合成樹脂製フィルムやグラシン紙などで構成されている。また、基材11の厚さは5〜100μmの範囲が好適である。
【0026】
表面保護層13は、ウレタン樹脂、ポリエチレン樹脂、ポリスチレン樹脂、アクリル樹脂、スチレン-ブタジエン系ブロックコポリマー、メラミン樹脂、エポキシ樹脂等の少なくとも1つを主成分とし、必要に応じてアニオン性、カチオン性、両性、非イオン性などの界面活性剤、フェノール系やリン系などの酸化防止剤、パラアミノ安息香酸系、ベンゾフェノン系メトキシ桂皮酸誘導体、サリチル酸誘導体などの紫外線吸収剤などの添加剤を含んでいてもよい。また、顔料や染料を含ませて着色したり、パール顔料やラメなどを用いて色彩感覚を高めてもよい。
【0027】
図2は表面保護層13に含有される香料マイクロカプセル12の模式的断面図である。一般的に香油21とこの香油を内包するための壁膜材22で形成される。
【0028】
香油21としては、マイクロカプセル化できるものを任意に選択でき、たとえば、イチゴの絵柄をマーク層に形成するならば、イチゴの香りを持つ香油を選択すればよい。花の絵柄をマーク層に形成するならば、バラなど草花系の香りを持つ香油を選択すればよい。香油21には前記したイチゴをはじめとするフルーツ系、バラに代表されるような草花系、ムスクに代表されるような動物系などが挙げられる。
【0029】
壁膜材22には、一般的にゼラチン、ポリアミド、メラミンなどが使用される。製法としては、界面重合法や液中硬化被覆法に代表される化学的製法、コアセルベーション法や界面沈殿法に代表される物理化学的製法、スプレードライング法に代表される物理的製法が挙げられる。香料マイクロカプセル12の製法としてはいずれの製法も選択可能であるが、壁膜材22が表面保護層13を形成するために使用されるインキの溶媒に溶けないことが前提となる。
【0030】
表面保護層13は、前述した樹脂や顔料、さらに香料マイクロカプセルを含有したインキを、基材11の上に表面保護層13を一定の厚みに形成できる塗工方法であればどのような塗工方法を用いることも可能であり、具体的にはグラビアコーティング、ロールコーティング、ロッドコーティングが挙げられる。
【0031】
香料マイクロカプセル12が表面保護層13中の固形分として占める割合は5〜20重量パーセントの範囲である。香料マイクロカプセル12が表面保護層13中の固形分として占める割合が5重量パーセントに満たない場合には、感圧転写した際、前記香料マイクロカプセル12が破壊されることにより発生する香りが弱くなり、テープを転写する時に嗅覚に働きかけるという2次的効果が充分なものでなくなる。
【0032】
一方、香料マイクロカプセル12の表面保護層13中の固形分として占める割合が20重量パーセントを超えると、香料マイクロカプセル12が表面保護層13で使用されている樹脂の分子間結合力を低下させる要因となり、被転写物に感圧転写された塗膜にひび割れを発生させる原因となる。
【0033】
マーク層14は、表面保護層13上に文字や図柄などのマークを印刷できる印刷方法であればどのような印刷方法を用いることも可能であり、具体的にはグラビア印刷、スクリーン印刷、オフセット印刷、フレキソ印刷、インクジェット印刷が挙げられる。
【0034】
感圧接着層15には、アクリル系、ビニルエーテル系などの合成樹脂やゴム系の粘着性を有する材料が適している。この感圧接着層15は、必要に応じて、ロジン及びロジン誘導体、テルペン重合体、石油樹脂などの粘着付与剤、フェノール系やリン系などの酸化防止剤、パラアミノ安息香酸系、ベンゾフェノン系メトキシ桂皮酸誘導体、サリチル酸誘導体などの紫外線吸収剤などの添加剤を含んでいてもよい。また、感圧接着層15の厚さは、0.3〜5μmの範囲が好ましい。厚さが厚すぎると、感圧転写の際、塗膜の切断性が悪くなり、一方薄すぎると、紙などの被転写物に十分接着しないことがある。
【実施例1】
【0035】
表1に実施例1における表面保護層13を形成するために用いるA液の配合剤および配合量、感圧接着層15を形成するために用いるB液の配合剤および配合量を示した。また、後述する実施例2から実施例5の配合材料についても併記した。
【0036】
【表1】

【0037】
基材11として両面離型加工した厚さ12μmのポリエチレンテレフタレートフィルム片面に、乾燥後の厚さが8μmになるように、ロールコーティングにより1−A液を塗布し、約80℃で乾燥することにより、表面保護層13を形成した。なお、表面保護層13中に配合される香料マイクロカプセル12としては、イチゴの香りを持つものを使用した。また、香料マイクロカプセル12が表面保護層13中の固形分として占める割合は8重量パーセントである。次に、表面保護層13の上に、グラビア印刷法により、赤色のイチゴの図柄(大きさ縦約5mm、横約5mm)を印刷した。さらに、その上に、乾燥後の厚さが1μmになるように、グラビア印刷法により1−B液を塗布し、約100℃で乾燥することにより、感圧接着層15を形成した。このようにして、香りつき感圧転写シート1を得た。
【0038】
香りつき感圧転写シート1を幅6mmにスリットし得られたテープを、テープ転写具に搭載し、白色無地の上質紙に圧力5.0kgf/cmで転写したところ、テープが転写されるとともにイチゴの香りが漂い、上質紙面上に鮮明なイチゴの図柄が形成された。図3は上質紙面上に上記テープを転写した時の図の一例である。
【実施例2】
【0039】
基材11として両面離型加工した厚さ16μmのポリエチレンテレフタレートフィルム片面に、乾燥後の厚さが6μmになるように、ロールコーティングにより2−A液を塗布し、約80℃で乾燥することにより、表面保護層13を形成した。なお、表面保護層13中に配合される香料マイクロカプセル12としては、バラの香りを持つものを使用した。また、香料マイクロカプセル12が表面保護層13中の固形分として占める割合は10重量パーセントである。次に、表面保護層13の上に、グラビア印刷法により赤色のバラの図柄(大きさ縦約5mm、横約5mm)を印刷した。さらに、その上に、乾燥後の厚さが1.5μmになるように、グラビア印刷法により2−B液を塗布し、約100℃で乾燥することにより、感圧接着層15を形成した。このようにして、香りつき感圧転写シート1を得た。
【0040】
香りつき感圧転写シート1を幅6mmにスリットし得られたテープを、テープ転写具に搭載し、白色無地の上質紙に圧力5.0kgf/cmで転写したところ、テープが転写されるとともにバラの香りが漂い、上質紙面上に鮮明なバラの図柄が形成された。
【実施例3】
【0041】
実施例1と同様にして形成した香りつき感圧転写シート1を幅6mmにスリットし得られたテープを、テープ転写具に搭載し、白色無地の上質紙に圧力1.0kgf/cmで転写したところ、テープが転写されるとともに上質紙面上に鮮明なイチゴの図柄が形成されたが、イチゴの香りは感じられなかった。
【実施例4】
【0042】
基材11として両面離型加工した厚さ12μmのポリエチレンテレフタレートフィルム片面に、乾燥後の厚さが8μmになるように、ロールコーティングにより3−A液を塗布し、約80℃で乾燥することにより、表面保護層13を形成した。なお、表面保護層13中に配合される香料マイクロカプセル12としては、レモンの香りを持つものを使用した。また、香料マイクロカプセル12が表面保護層13中の固形分として占める割合は3重量パーセントである。次に、表面保護層13の上に、グラビア印刷法により、黄色のレモンの図柄(大きさ縦約5mm、横約5mm)を印刷した。さらに、その上に、乾燥後の厚さが1μmになるように、グラビア印刷法により3−B液を塗布し、約100℃で乾燥することにより、感圧接着層15を形成した。このようにして、香りつき感圧転写シート1を得た。
【0043】
香りつき感圧転写シート1を幅6mmにスリットし得られたテープを、テープ転写具に搭載し、白色無地の上質紙に圧力5.0kgf/cmで転写したところ、上質紙面上に鮮明なレモンの図柄が形成されたものの、テープを転写させる時には、ほとんどレモンの香りが発生しなかった。
【実施例5】
【0044】
基材11として両面離型加工した厚さ12μmのポリエチレンテレフタレートフィルム片面に、乾燥後の厚さが8μmになるように、ロールコーティングにより4−A液を塗布し、約80℃で乾燥することにより、表面保護層13を形成した。なお、表面保護層13中に配合される香料マイクロカプセル12としては、ラベンダーの香りを持つものを使用した。また、香料マイクロカプセル12が表面保護層13中の固形分として占める割合は25重量パーセントである。次に、表面保護層13の上に、グラビア印刷法により、紫色のラベンダーの図柄(大きさ縦約5mm、横約5mm)を印刷した。さらに、その上に、乾燥後の厚さが1μmになるように、グラビア印刷法により4−B液を塗布し、約100℃で乾燥することにより、感圧接着層15を形成した。このようにして、香りつき感圧転写シート1を得た。
【0045】
香りつき感圧転写シート1を幅6mmにスリットし得られたテープを、テープ転写具に搭載し、白色無地の上質紙に圧力5.0kgf/cmで転写したところ、テープが転写されるとともにラベンダーの香りが漂ったものの、上質紙面上に形成されたラベンダーの図柄には多数のひび割れが確認された。
【図面の簡単な説明】
【0046】
【図1】本発明の香りつき感圧転写シートの断面構造を示す模式的断面図
【図2】本発明の香りつき感圧転写シートに配合される香料マイクロカプセルの断面構造を示す模式的断面図
【図3】実施例1で形成したテープを紙面に転写した時の図の一例
【符号の説明】
【0047】
1 香りつき感圧転写シート
11 基材
12 香料マイクロカプセル
13 表面保護層
14 マーク層
15 感圧接着層
21 香油
22 壁膜材

【特許請求の範囲】
【請求項1】
シート状の基材の片面に表面保護層を形成し、前記表面保護層上に文字や図柄などのマークを含むマーク層を形成し、さらに前記マーク層上に感圧接着層を形成する感圧転写シートにおいて、前記表面保護層が香料マイクロカプセルを含有し、前記香料マイクロカプセルが感圧転写シートに2.0kgf/cm以上の転写圧を加えたときに破壊されることを特徴とする香りつき感圧転写シート。
【請求項2】
前記香料マイクロカプセルが前記表面保護層中の固形分として5〜20重量パーセントとなるように配合されていることを特徴とする請求項1記載の香りつき感圧転写シート。
【請求項3】
シート状の基材上に、一定の厚みで塗膜を形成できる塗工方法を用いることにより、香料マイクロカプセルを含有する表面保護層を形成し、前記表面保護層上に文字や図柄などのマークを印刷できる印刷方法を用いることによりマーク層を形成することを特徴とする香りつき感圧転写シートの製造方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【公開番号】特開2007−307821(P2007−307821A)
【公開日】平成19年11月29日(2007.11.29)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−140146(P2006−140146)
【出願日】平成18年5月19日(2006.5.19)
【出願人】(000115119)ユニオンケミカー株式会社 (67)
【Fターム(参考)】