説明

高密度記録媒体並びに高密度記録媒体のデータ再生を制御するための方法及び装置

ここに開示したものは、高密度記録媒体並びにそのデータ再生を制御するための方法及び装置である。チャネルビット長情報のような再生制御情報が高密度光ディスクのBCAにウォブルタイプで記録される高密度光ディスクを再生するとき、再生制御情報をプッシュプル信号検出モードで検出し、検出された再生制御情報を基礎として高密度光ディスクの記録容量に対応する最適のデータ再生動作が行われる。あるいは、複数の予め決められたビット検出モードを順次的に行いながら、ビットエラーレート(BER)を計算し、計算したBERが最も小さなビット検出モードの1つを選択し、選択されたビット検出モードでデータ再生動作を行う。そのため、ディスク情報(DI)がBD−ROMのPICゾーンにデコーディングプロセスが必要とする記録フォーマットで記録され、記録容量が23Gバイト、25Gバイト、27Gバイト等のように異なる値のいずれかであってもBD−ROMの記録容量に最適なデータ再生動作を行うことが可能である。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、高密度記録媒体並びに高密度記録媒体のデータ再生を制御するための方法及び装置に関し、さらに詳細にはBD−ROM(Blu−ray Disc−ROM)のような高密度光ディスクならびにその記録容量に最適なデータ再生動作を行うことができる高密度光ディスクのデータ再生を制御するための方法及び装置に関する。
【背景技術】
【0002】
高画質ビデオデータおよび高音質オーディオデータを長時間記録することができる新しい高密度光ディスク、例えばBD−RE(Blu−ray Disc−Rewritable)の標準化の最近の急速な進展によって、関連製品が開発され、商業的に利用可能になることが期待されている。
【0003】
BD−REは、図1に示すように、ディスクの内周にクランピング領域、トランジション領域、バーストカッティング領域(BCA)およびリードイン領域(lead−in area)が順次的に規定され、ディスクの中間部と外周にはデータ領域とリードアウト領域(lead−out area)がそれぞれ規定されている。
【0004】
リードイン領域は、第1の保護ゾーンとPIC(Permanent Information & Control data)ゾーンおよび第2の保護ゾーン、情報2ゾーンInfo2及びOPC(optimum power control)ゾーンなどに区分されている。第1の保護ゾーンとPICゾーンは、前もってデータが事前に記録されている事前記録領域であり、残りのゾーンであるリードイン領域、データ領域およびリードアウト領域は新しいデータが再書込みされるリライタブル領域である。
【0005】
高周波変調(HFM:high frequency modulated)グルーブは、永久的に保存すべきディスクの主要情報が格納されるPICゾーンに形成される。これらHFMグルーブは、図2に示すように、ディスク情報(DI:disc information)を格納するためにバイフェーズ変調法により変調される。
【0006】
つまり、HFMグルーブは半径方向に相当に高い帯域幅の信号で変調されて、十分な容量およびデータレートで繰り返される情報のデータチャネルを生成する。
【0007】
この変調法は、値‘0’のビットがビットセルの開始での遷移により表現され、値‘1’のビットがビットセルの開始と中央での遷移により表現される。この変調ビットは、図2に示すように、グルーブの平均的な中心線からの偏位によってディスクに記録される。各ビットセルの長さは36Tであり、ここでTは再書込み可能なデータ領域のチャネルビットの長さに対応する。
【0008】
ディスク情報(DI)は、図3に示すように、1バイトのサイズを有するチャネルビット長情報を含み、これはプッシュプル信号に基づいて検出される。チャネルビット長情報の4ビットb7からb4は、‘0000’の値を有するリザーブビットであり、残りの4ビットb3からb0は、A/Vストリームのようなメインデータのチャネルビット長を表す。
【0009】
例えば、残りの4ビットb3からb0が‘0000’の場合、メインデータのチャネルビット長は80nmであり、光ディスクの記録容量は23Gバイトであることを表し、‘0001’の場合、チャネルビット長が74.5nmであり、記録容量が25Gバイトであることを表し、‘0010’の場合、チャネルビット長が69nmであり、記録容量が27Gバイトであることを表す。
【0010】
これに関連して、光ディスク装置は、データ再生動作を正常に行うように、ディスク情報に含まれたチャネルビット長情報を参照して、BD−REの記録容量に対応するPRML(partial response maximum likelihood)を選択し、選択されたPRMLに合うビット検出動作を行う。
【0011】
一方、新しい高密度光ディスク並びにBD−REの標準化は、関連企業等間で最近検討されている。新しい高密度光ディスクは、例えばBD−ROMとすることができ、これは、図4に示すように、インナー領域、クランピング領域、トランジション領域、情報領域およびリム領域を有する。
【0012】
情報領域は、BCAと、ディスク情報(DI)が記録されるPICゾーンとを含む。このDIは、データ領域に記録されるメインデータと同じ記録フォーマットであるストレートピットタイプでPICゾーンに記録される。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0013】
ストレートピットタイプで記録されたDIは、プッシュプル信号検出モードではなく、無線周波信号検出モードで検出されるため、デコーディングプロセスを経なければならない。しかし、DI中に記録されたチャネルビット長情報がデータ再生動作の初期段階で正常に検出されない場合、データ再生動作にエラーが発生するという問題がある。
【課題を解決するための手段】
【0014】
そのため、本発明は、上記の問題に鑑みてなされたもので、本発明の目的は、チャネルビット長情報のような光ディスクに記録された再生制御情報が別個のデコーディング動作なしで検出することができる高密度光ディスクを提供することにある。
【0015】
本発明の他の目的は、チャネルビット長情報のような高密度光ディスクの特定領域に追加的に記録された再生制御情報を別個のデコーディング動作なしで検出し、検出された再生制御情報を基礎にしてデータ再生動作を行うための方法を提供することにある。
【0016】
本発明のさらに他の目的は、高密度光ディスクに最も適したビット検出モードを選択し、選択されたビット検出モードでデータ再生動作を行うための方法及び装置を提供することにある。
【0017】
本発明の一態様によれば、上記および他の目的は、記録媒体情報がストレートピットタイプで記録されたリードインゾーンと;高密度記録媒体の記録容量に関する再生制御情報がウォブルタイプで記録されたリードインゾーンの前またはリードインゾーン内の特定領域とを含む高密度記録媒体の提供によって達成することができる。
【0018】
また、本発明の他の態様によれば、高密度記録媒体の記録容量に関する再生制御情報を、特定領域からプッシュプル検出モードを用いて検出するステップと;検出された再生制御情報を参照してデータ再生を行うステップとを備えた高密度記録媒体のデータ再生を制御するための方法が提供される。
【0019】
また、本発明のさらなる態様によれば、高密度記録媒体に関して複数の予め決められたビット検出モードを順次的に行ってビットエラー検出モードでビットエラーレートをそれぞれ計算するステップと;計算されたビットエラーレートのうちビットエラーレートが最も小さなビット検出モードの1つを選択し、選択されたビット検出モードでデータ再生動作を行うステップを備えた高密度記録媒体のデータ再生を制御するための方法が提供される。
【0020】
また、本発明のさらに別の態様によれば、高密度記録媒体に関して複数の予め決められたビット検出モードのうち1つを行うディテクタユニットと;ディテクタユニットによって検出されたデータビットからビットエラーレートを計算し、出力するデコーディングユニットと;ディテクタユニットのビット検出モードを制御し、計算されたビットエラーレートを基礎としてビットエラーレートが最も小さなビット検出モードの1つを選択するコントロールユニットとを備えた高密度記録媒体のデータ再生を制御するための装置が提供される。
【発明を実施するための最良の形態】
【0021】
本発明のさらなる理解を提供するために含められた付属の図面は、本発明の好ましい実施形態を例示し、本説明と共に本発明の原理を説明するために提供されている。
【0022】
異なる図面において同じ参照番号によって参照される本発明の特徴、要素、および態様は、1つまたは複数の実施形態に従って同じ、等価のまたは類似の特徴、要素、または態様を表している。
【0023】
以下、本発明による高密度記録媒体並びに高密度記録媒体のデータ再生を制御するための方法及び装置の好ましい実施形態について、添付の図面を参照しながら詳細に説明することにする。
【0024】
本発明が適用される高密度光ディスク、例えばBD−ROMは、図4を参照しながら述べたように、BCA、PICゾーン、およびデータゾーンなどを含む情報領域を有する。ディスク情報(DI)は、PICゾーンにストレートピットタイプで記録され、A/Vストリームのようなメインデータは、データゾーンにストレートピットタイプで記録される。ストレートピットタイプで記録されたDIは、図5に示すように、RF信号検出モードで検出される。
【0025】
本発明の一実施形態では、光ディスクの記録容量に応じて異なる値に設定されたチャネルビット長情報のような再生制御情報がPICゾーンの前の特定領域、例えばBCAにウォブルタイプで付加的に記録される。あるいは、チャネルビット長情報は、PICゾーン中にウォブルタイプで記録することもできる。どちらの場合も、ウォブルタイプで記録されたチャネルビット長情報は、別個のデコーディングプロセスなしで、プッシュプル信号検出モードで検出することができる。
【0026】
図6に示すように、チャネルビット長情報は、以下詳細に説明するように、BCAに記録された各データユニットの第1のバイトのうち少なくとも2ビットのサイズで記録することができる。
【0027】
BCAコードは、図6に示すように、最大4つのデータユニットの構造に基づいている。各データユニットは、16情報バイトI(m、n)と16パリティバイトC(m、n)を含む。さらに、このコード構造は、同期バイトSB(a、b)とBCAプリアンブルを含む。
【0028】
図6で、各データユニットの第1のバイトI(0、n)は、チャネルビット長情報を示す。例えば、各データユニットの第1のバイトのうちビット‘b5およびb4’が‘00’と記録される場合、最小チャネルビット長は、23Gバイトの記録容量に対応する80nmであり、‘01’と記録される場合、25Gバイトに対応する75.4nmであり、‘10’と記録される場合、27Gバイトに対応する69nmである。
【0029】
図7に、本発明が適用される光ディスク装置の構成を概略的に示す。図7に示すように、光ディスク装置は、光ピックアップ11、VDP(video disc play)システム12、デジタル/アナログ(D/A)変換器13などを備えている。BD−ROM10が装置内にロードされる場合、光ディスク装置が、初期サーボ動作中に、BD−ROM10のBCAにウォブルタイプで記録されたチャネルビット長情報を、別個のデコーディングプロセスなしでプッシュプル信号検出モードを用いて検出する。
【0030】
チャネルビット長情報の値が‘b5b4=00’の場合、光ディスク装置は、光ディスクの記録容量が23Gバイトであり、記録データの最小チャネルビット長が80nmであると判定し、その判定に対応するPRML(partial response maximum likelihood)を選択し、選択されたPRMLに合うビット検出モードを行う。チャネルビット長情報の値が‘b5b4=01’の場合、光ディスク装置は、光ディスクの記録容量が25Gバイトであり、記録データの最小チャネルビット長が74.5nmであると判定し、その判定に対応するビット検出モードを行う。チャネルビット長情報の値が‘b5b4=10’の場合、光ディスク装置は、光ディスクの記録容量が27Gバイトであり、記録データの最小チャネルビット長が69nmであると判定し、その判定に対応するビット検出モードを行う。したがって、光ディスク装置は、ストレートピットタイプで記録されたDIおよびメインデータを正確に再生することができる。
【0031】
本発明の他の実施形態によれば、BD−ROM10のBCAに記録されたウォブルタイプのチャネルビット長情報がない場合、光ディスク装置のVDPシステム12は、以下に詳細に説明するように、光ディスクに記録されたDI、より詳しくはストレートピットタイプでディスクのPICゾーンに記録されたDI、およびディスクのデータゾーンに記録されたメインデータを正確に再生するために、ロードされた光ディスクの記録容量を確認し、これに最も適したビット検出モードを選択する。
【0032】
VDPシステム12は、図8に示すように、複数の(例えば第1ないし第3の)イコライザ121、122、123、第1ないし第3イコライザ121、122、123のうち1つを選択し、RF入力信号を選択したイコライザに適用するための第1スイッチ120、PLL(phase locked loop)回路124、複数の(例えば第1ないし第3の)PRMLディテクタ126、127、128、第1ないし第3のPRMLディテクタ126、127、128のうち1つを選択し、PLL回路124からの出力を選択したPRMLディテクタに適用するための第2のスイッチ125、そして第1および第2のスイッチ120および125を制御するためのイコライザ/PRMLセレクタ132を含むディテクタ部を含む。VDPシステム12は、あるフォーマットの変調データを復調するための復調器129、復調されたデータのエラー訂正を行うためのエラー訂正ユニット(130)、復元されたデータのビットエラーレート(BER)を計算するためのビットエラーレート計算器131を含むデコーダ部をさらに含む。
【0033】
特に、イコライザ/PRMLセレクタ132は、本実施形態ではディテクタ部に含まれるように開示されているが、ディテクタ部ではなくデコーダ部に含めたり、別個の部分(図示せず)として別個に構成したりしてもよい。
【0034】
PRML(Partial Response and Maximum Likelihood)は、Readチャネル1信号(RF信号)からバイナリデータを検出するプロセスである。通常、イコライザおよびビタビデコーダからなる。
【0035】
イコライザは、Readチャネル1信号(RF信号)のシンボル間干渉を制御し、Readチャネル1信号を部分応答チャネルに合わせる。部分応答チャネルは、インパルスリスポンスが複数のサンプル点で現れ、線形時不変であることを意味する。
【0036】
ビタビデコーダは、Readチャネル1信号の既知の相関性を用いてバイナリデータを検出する。
【0037】
イコライザ/PRMLセレクタ132は、データ再生の初期の段階で、23Gバイト記録容量の光ディスクに適した第1のビット検出モードが行われるように第1のスイッチ120と第2のスイッチ125を制御する第1のビット検出モードにおいて、BD−ROM10から読み出されたRF信号は、第1のイコライザ121、PLL124、第1のPRMLディテクタ126の第1の経路に沿って伝搬する。
【0038】
BER計算器131は、復調器129とエラー訂正ユニット139により復調及びエラー訂正されたビットデータを確認して、正常ビットデータとエラーのあるビットデータ間の比である第1のBER(BER#1)を計算し、計算された第1のBERをイコライザ/PRMLセレクタ132に出力する。
【0039】
上記の動作は、第2および第3の経路に関しても同様に順次的に行われて、第2および第3のBER(BER#2およびBER#3)が計算され、イコライザ/PRMLセレクタ132に出力される。
【0040】
その後、イコライザ/PRMLセレクタ132は、上記のプロセスを介して順次的に計算されたBER#1、BER#2、BER#3に基づいて最も少ないビットエラーを生じた経路、すなわち最も適したイコライザおよびPRMLディテクタを選択し、この選択された経路に従って第1及び第2のスイッチを制御する。そのため、装置内にロードされた光ディスクの記録容量に最適なビット検出モードが行われ、データ再生動作がこのように正常に行われる。
【0041】
再生制御方法について、例示の目的で、再生専用ディスク、例えばBD−ROMに関連して開示したが、本発明は、BD−REやWOのような書込み可能媒体にも、データ記録動作を制御するために適用可能である。
【0042】
上記の説明から明らかなように、本発明は、高密度記録媒体並びに高密度記録媒体のデータ再生を制御するための方法及び装置を提供し、ディスク情報(DI)がBD−ROM(Blu−ray Disc−ROM)のPICゾーンにデコーディングプロセスを必要とする記録フォーマットで記録され、記録容量が23Gバイト、25Gバイト、27Gバイト等のように異なる値のいずれであっても、BD−ROMの記録容量に最適なデータ再生動作を行うことができる。
【0043】
本発明の好ましい実施形態について、例示の目的で開示したが、当業者ならば添付の特許請求範囲に開示された本発明の趣旨および範囲から逸脱することなく、様々な修正、追加、置換が可能であることは明らかであろう。
【図面の簡単な説明】
【0044】
【図1】BD−REの構造を示す図である。
【図2】BD−REのPICゾーンに形成されたHFMグルーブを示す図である。
【図3】BD−REのディスク情報(DI)に含まれるチャネルビット長情報を示す図である。
【図4】本発明が適用されるBD−ROMの構造を示す表である。
【図5】本発明によりBCAのチャネルビット長情報の記録された状態を示す図である。
【図6】本発明によりBCAのチャネルビット長情報の記録された状態を示す図である。
【図7】本発明が適用される光ディスク装置の構成を概略的に示す図である。
【図8】本発明が適用される光ディスク装置の構成の一部を概念的に示すブロック図である。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
記録媒体情報がストレートピットタイプで記録されたリードインゾーンと;
高密度記録媒体の記録容量に関する再生制御情報がウォブルタイプで記録された前記リードインゾーンの前またはリードインゾーン内の特定領域と
を備えることを特徴とする高密度記録媒体。
【請求項2】
前記高密度記録媒体は、BD−ROM(Blu−ray ROM)であることを特徴とする請求項1に記載の高密度記録媒体。
【請求項3】
前記特定領域は、バーストカッティング領域(BCA)であることを特徴とする請求項2に記載の高密度記録媒体。
【請求項4】
前記再生制御情報は、前記BCA中の少なくとも各データユニットに記録されていることを特徴とする請求項3に記載の高密度記録媒体。
【請求項5】
前記再生制御情報は、前記データユニットの第1のバイトに記録されていることを特徴とする請求項4に記載の高密度記録媒体。
【請求項6】
前記再生制御情報は、前記高密度記録媒体の記録容量に応じて異なる値に可変設定されるチャネルビット長情報であることを特徴とする請求項1に記載の高密度記録媒体。
【請求項7】
高密度記録媒体のデータ再生を制御するための方法であって、
a)前記高密度記録媒体の記録容量に関する再生制御情報を、特定領域からプッシュプル検出モードを用いて検出するステップと;
b)前記検出される再生制御情報を参照してデータ再生動作を行うステップと
を備えることを特徴とする方法。
【請求項8】
前記特定領域は、前記高密度記録媒体のリードインゾーンの前に位置するBCAであることを特徴とする請求項7に記載の方法。
【請求項9】
前記再生制御情報は、前記BCA中の各データユニットの第1のバイトから検出されることを特徴とする請求項8に記載の方法。
【請求項10】
前記再生制御情報は、前記高密度記録媒体の記録容量に応じて異なる値に可変設定されるチャネルビット長情報であることを特徴とする請求項7に記載の方法。
【請求項11】
前記ステップb)は、
前記チャネルビット長情報を参照して前記高密度記録媒体の記録容量に対応するビット検出モードを行ってデータ再生動作を行うステップを含むことを特徴とする請求項10に記載の方法。
【請求項12】
高密度記録媒体のデータ再生を制御するための方法であって、
a)前記高密度記録媒体に関して複数の予め決められたビット検出モードを順次的に行って前記ビット検出モードでのビットエラーレートをそれぞれ計算するステップと;
b)前記計算されたビットエラーレートのうちビットエラーレートが最も小さなビット検出モードの1つを選択し、前記選択されたビット検出モードでデータ再生動作を行うステップと
を備えることを特徴とする方法。
【請求項13】
前記複数のビット検出モードは、異なる記録容量を有する高密度記録媒体の再生にそれぞれ適するように設定されることを特徴とする請求項12に記載の方法。
【請求項14】
前記異なる記録容量は、23Gバイト、25Gバイト、および27Gバイトであることを特徴とする請求項13に記載の方法。
【請求項15】
高密度記録媒体のデータ再生を制御するための装置であって、
前記高密度記録媒体に関して複数の予め決められたビット検出モードのうちの1つを行うディテクタユニットと;
前記ディテクタユニットによって検出されたデータビットからビットエラーレートを計算し出力するデコーディングユニットと;
前記ディテクタユニットのビット検出モードを制御し、前記計算されたビットエラーレートを基礎としてビットエラーレートが最も小さなビット検出モードの1つを選択するコントローラユニットと
を備えたことを特徴とする装置。
【請求項16】
前記ディテクタユニットは、
複数のイコライザと;
入力RF信号を前記イコライザのうち1つに適用する第1スイッチと;
前記イコライザの出力端子と接続されたPLLと;
複数のPRMLディテクタと;
前記PLLからの出力を前記PRMLディテクタのうちの1つに適用する第2スイッチと
を備えたことを特徴とする請求項15に記載の装置。
【請求項17】
前記デコーディングユニットは、
変調デジタルデータを復調する復調器と;
前記復調されたデータのエラー訂正を行うエラー訂正ユニットと;
前記検出されたデータビットのBERを計算し出力するBER計算器と
を備えたことを特徴とする請求項15に記載の装置。
【請求項18】
前記コントローラユニットは、前記第1のスイッチと第2のスイッチを制御することによって順次的に形成された信号経路に基づいて計算されたBERを基礎として前記高密度記録媒体の再生に最も適した前記イコライザの1つと前記PRMLディテクタの1つを選択するように適合されたことを特徴とする請求個16に記載の装置。
【請求項19】
前記コントローラユニットは、前記高密度記録媒体を再生するように、前記選択されたイコライザと前記選択されたPRMLディテクタを互いに接続する前記第1のスイッチと第2のスイッチを制御するように適合されたことを特徴とする請求項18に記載の装置。
【請求項20】
前記イコライザと前記PRMLディテクタは、前記高密度記録媒体によって許容され得る異なる記録容量にそれぞれ適するようにペアで設定されることを特徴とする請求項16に記載の装置。
【請求項21】
前記高密度記録媒体によって許容される記録容量は、23Gバイト、25Gバイト、および27Gバイトであることを特徴とする請求項20に記載の装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【公表番号】特表2006−519456(P2006−519456A)
【公表日】平成18年8月24日(2006.8.24)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−502723(P2006−502723)
【出願日】平成16年2月27日(2004.2.27)
【国際出願番号】PCT/KR2004/000422
【国際公開番号】WO2004/077421
【国際公開日】平成16年9月10日(2004.9.10)
【出願人】(596066770)エルジー エレクトロニクス インコーポレーテッド (384)
【Fターム(参考)】