説明

4−オキソ−4,5−ジヒドロ−フラン−2−カルボン酸誘導体およびその代謝関連障害の処置方法

本発明は、特定の4−オキソ−4,5−ジヒドロ−フラン−2−カルボン酸およびエステル誘導体、ならびにその薬学的に受容可能な塩に関する。これらは、例えば、RUP25レセプターのアゴニストとしての有用な薬理学的特性を示す。本発明によっては、本発明の化合物を含む薬学的組成物、ならびに、異脂肪血症、アテローム性動脈硬化症、冠状動脈性心臓病、インスリン耐性、2型糖尿病、X症候群などを含む代謝関連障害の処置において本発明の化合物および組成物を使用する方法も提供される。



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【特許請求の範囲】
【請求項1】
式(I):
【化1】

の化合物、またはその薬学的に受容可能な塩、水和物もしくは溶媒和物であって、
ここで:
は、HまたはC1−6アルキルであり;
は、H、ハロゲン、C1−4アルキルまたはC1−4ハロアルキルであり;そして
A) Rは、アリール、C3−7シクロアルキル、C3−7シクロアルケニル、ヘテロアリール、C3−7ヘテロシクロアルキルまたはC3−7ヘテロシクロアルケニルであり、ここで、各々は、必要に応じて、1〜5個の置換基で置換されており、該置換基は、C1−6アシルオキシ、C2−6アルケニル、C1−6アルコキシ、C1−6アルキル、C1−6アルキルカルボキサミド、C2−6アルキニル、C1−6アルキルスルホンアミド、C1−6アルキルスルフィニル、C1−6アルキルスルホニル、C1−6アルキルチオ、C1−6アルキルウレイル、C1−6アルキルアミノ、アミノ、アリール、置換アリール、カルボ−C1−6−アルコキシ、カルボキサミド、シアノ、C3−7シクロアルキル、C2−6ジアルキルアミノ、C2−6ジアルキルカルボキサミド、C2−6ジアルキルスルホンアミド、ハロゲン、C1−6ハロアルコキシ、C1−6ハロアルキル、C1−6ハロアルキルスルフィニル、C1−6ハロアルキルスルホニル、C1−6ハロアルキルチオ、ヘテロアリール、置換ヘテロアリール、ヒドロキシル、ニトロおよびチオールからなる群より選択され;そして
は、H、エチル、n−プロピル、C4−6アルキルおよびC1−6ハロアルキルからなる群より選択され、ここで、各々は、必要に応じて、1〜5個の置換基で置換され、該置換基は、C1−6アシルオキシ、C2−6アルケニル、C1−6アルコキシ、C1−6アルキルカルボキサミド、C2−6アルキニル、C1−6アルキルスルホンアミド、C1−6アルキルスルフィニル、C1−6アルキルスルホニル、C1−6アルキルチオ、C1−6アルキルウレイル、C1−6アルキルアミノ、アミノ、カルボ−C1−6−アルコキシ、カルボキサミド、シアノ、C3−7シクロアルキル、C2−6ジアルキルアミノ、C2−6ジアルキルカルボキサミド、C2−6ジアルキルスルホンアミド、ハロゲン、C1−6ハロアルコキシ、C1−6ハロアルキル、C1−6ハロアルキルスルフィニル、C1−6ハロアルキルスルホニル、C1−6ハロアルキルチオ、ヒドロキシル、ニトロおよびチオールからなる群より選択されるか;あるいは
は、必要に応じて1〜5個の置換基で置換されているC3−6−シクロアルキルであり、該置換基は、C1−6アシルオキシ、C2−6アルケニル、C1−6アルコキシ、C1−6アルキル、C1−6アルキルカルボキサミド、C2−6アルキニル、C1−6アルキルスルホンアミド、C1−6アルキルスルフィニル、C1−6アルキルスルホニル、C1−6アルキルチオ、C1−6アルキルウレイル、C1−6アルキルアミノ、アミノ、カルボ−C1−6−アルコキシ、カルボキサミド、シアノ、C3−7シクロアルキル、C2−6ジアルキルアミノ、C2−6ジアルキルカルボキサミド、C2−6ジアルキルスルホンアミド、ハロゲン、C1−6ハロアルコキシ、C1−6ハロアルキル、C1−6ハロアルキルスルフィニル、C1−6ハロアルキルスルホニル、C1−6ハロアルキルチオ、ヒドロキシル、ニトロおよびチオールからなる群より選択されるか;あるいは
B) Rは、置換フェニル、2−クロロフェニル、3−クロロフェニル、ナフチル、C3−7シクロアルキル、C3−7シクロアルケニル、ヘテロアリール、C3−7ヘテロシクロアルキルまたはC3−7ヘテロシクロアルケニルであり、ここで、該2−クロロフェニル、3−クロロフェニル、ナフチル、C3−7シクロアルキル、C3−7シクロアルケニル、ヘテロアリール、C3−7ヘテロシクロアルキルおよびC3−7ヘテロシクロアルケニルは、必要に応じて、1〜5個の置換基で置換されており、該置換基は、C1−6アシルオキシ、C2−6アルケニル、C1−6アルコキシ、C1−6アルキル、C1−6アルキルカルボキサミド、C2−6アルキニル、C1−6アルキルスルホンアミド、C1−6アルキルスルフィニル、C1−6アルキルスルホニル、C1−6アルキルチオ、C1−6アルキルウレイル、C1−6アルキルアミノ、アミノ、アリール、置換アリール、カルボ−C1−6−アルコキシ、カルボキサミド、シアノ、C3−7シクロアルキル、C2−6ジアルキルアミノ、C2−6ジアルキルカルボキサミド、C2−6ジアルキルスルホンアミド、ハロゲン、C1−6ハロアルコキシ、C1−6ハロアルキル、C1−6ハロアルキルスルフィニル、C1−6ハロアルキルスルホニル、C1−6ハロアルキルチオ、ヘテロアリール、置換ヘテロアリール、ヒドロキシル、ニトロおよびチオールからなる群より選択され;そして
は、H、C1−6アルキル、C3−6−シクロアルキルおよびC1−6ハロアルキルからなる群より選択され、ここで、各々は、必要に応じて、1〜5個の置換基で置換され、該置換基は、C1−6アシルオキシ、C2−6アルケニル、C1−6アルコキシ、C1−6アルキル、C1−6アルキルカルボキサミド、C2−6アルキニル、C1−6アルキルスルホンアミド、C1−6アルキルスルフィニル、C1−6アルキルスルホニル、C1−6アルキルチオ、C1−6アルキルウレイル、C1−6アルキルアミノ、アミノ、カルボ−C1−6−アルコキシ、カルボキサミド、シアノ、C3−7シクロアルキル、C2−6ジアルキルアミノ、C2−6ジアルキルカルボキサミド、C2−6ジアルキルスルホンアミド、ハロゲン、C1−6ハロアルコキシ、C1−6ハロアルキル、C1−6ハロアルキルスルフィニル、C1−6ハロアルキルスルホニル、C1−6ハロアルキルチオ、ヒドロキシル、ニトロおよびチオールからなる群より選択される、
化合物。
【請求項2】
が、C1−6アルキルである、請求項1に記載の化合物。
【請求項3】
が、メチルまたはエチルである、請求項1に記載の化合物。
【請求項4】
がHである、請求項1に記載の化合物。
【請求項5】
がHである、請求項1〜4のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項6】
がC1−6アルキルである、請求項1〜5のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項7】
がメチルである、請求項1〜5のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項8】
がエチルである、請求項1〜5のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項9】
がC1−6ハロアルキルである、請求項1〜5のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項10】
が、トリフルオロメチルである、請求項1〜5のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項11】
が、置換フェニル、3−クロロフェニル、C3−7シクロアルキル、C3−7シクロアルケニルまたはヘテロアリールであり、ここで、該3−クロロフェニル、C3−7シクロアルキル、C3−7シクロアルケニルおよびヘテロアリールは、必要に応じて、1〜5個の置換基で置換されており、該置換基は、C2−6アルケニル、C1−6アルコキシ、C1−6アルキル、アリール、シアノ、ハロゲン、C1−6ハロアルキルおよびヘテロアリールからなる群より選択される、請求項1〜10のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項12】
が、必要に応じてC1−6アルキル、ハロゲンまたはC1−6ハロアルキルで置換されているチエニルである、請求項1〜10のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項13】
が、必要に応じてメチル、エチル、F、Cl、Br、Iまたはトリフルオロメチルで置換されているチエニルである、請求項1〜10のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項14】
が、ビフェニル−3−イル、3−チオフェン−2−イル−フェニル、3−ブロモ−フェニル、3−ヨード−フェニル、3−クロロ−フェニル、3−フルオロ−フェニル、3,5−ジフルオロ−フェニル、m−トリル、3−エチル−フェニル、3−トリフルオロメチル−フェニル、4−フルオロ−フェニル、2−フルオロ−フェニル、3,4−ジフルオロ−フェニル、2,4−ジフルオロ−フェニル、2,6−ジフルオロ−フェニル、2,5−ジクロロ−フェニル、3−メトキシ−フェニル、3,5−ジクロロ−フェニル、3−シアノ−フェニル、3−プロペニル−フェニル、3−ヘキシ−1−エニル−フェニルおよび3−ビニル−フェニルからなる群より選択される、請求項1〜10のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項15】
が、チオフェン−3−イル、チオフェン−2−イル、4−ブロモ−チオフェン−2−イル、5−メチル−チオフェン−2−イル、5−クロロ−チオフェン−2−イル、5−ブロモ−チオフェン−3−イル、5−クロロ−チオフェン−3−イル、4−ブロモ−5−メチル−チオフェン−2−イル、ピリジン−3−イル、フラン−2−イル、4−メチル−チオフェン−2−イルおよび5−メチル−チオフェン−3−イルからなる群より選択される、請求項1〜10のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項16】
が、シクロヘキシ−1−エニル、シクロペント−1−エニルおよびシクロペンチルからなる群より選択される、請求項1〜10のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項17】
請求項1に記載の化合物であって、ここで:
がHであり;
がHであり;
が、C1−6アルキルまたはC1−6ハロアルキルであり;そして
が、置換フェニル、3−クロロフェニル、C3−7シクロアルキル、C3−7シクロアルケニルまたはヘテロアリールであり、ここで、該3−クロロフェニル、C3−7シクロアルキル、C3−7シクロアルケニルおよびヘテロアリールは、必要に応じて、1〜5個の置換基で置換されており、該置換基は、C2−6アルケニル、C1−6アルコキシ、C1−6アルキル、アリール、シアノ、ハロゲン、C1−6ハロアルキルおよびヘテロアリールからなる群より選択される、化合物。
【請求項18】
請求項1に記載の化合物であって、ここで:
はHであり;
はHであり;
は、メチル、エチルまたはトリフルオロメチルであり;そして
は、ビフェニル−3−イル、3−チオフェン−2−イル−フェニル、3−ブロモ−フェニル、3−ヨード−フェニル、3−クロロ−フェニル、3−フルオロ−フェニル、3,5−ジフルオロ−フェニル、m−トリル、3−エチル−フェニル、3−トリフルオロメチル−フェニル、3,4−ジフルオロ−フェニル、2,4−ジフルオロ−フェニル、2,6−ジフルオロ−フェニル、2,5−ジクロロ−フェニル、3−メトキシ−フェニル、3,5−ジクロロ−フェニル、3−シアノ−フェニル、3−プロペニル−フェニル、3−ヘキシ−1−エニル−フェニルおよび3−ビニル−フェニルからなる群より選択される、
化合物。
【請求項19】
請求項1に記載の化合物であって、ここで:
がHであり;
がHであり;
が、メチル、エチルまたはトリフルオロメチルであり;そして
が、必要に応じてC1−6アルキルまたはハロゲンで置換されているチエニルである、
化合物。
【請求項20】
請求項1に記載の化合物であって、ここで:
がHであり;
がHであり;
が、メチル、エチルまたはトリフルオロメチルであり;そして
が、チオフェン−3−イル、チオフェン−2−イル、4−ブロモ−チオフェン−2−イル、5−メチル−チオフェン−2−イル、5−クロロ−チオフェン−2−イル、5−ブロモ−チオフェン−3−イル、5−クロロ−チオフェン−3−イル、4−ブロモ−5−メチル−チオフェン−2−イル、ピリジン−3−イル、フラン−2−イル、4−メチル−チオフェン−2−イルおよび5−メチル−チオフェン−3−イルからなる群より選択される、
化合物。
【請求項21】
以下:
5−シクロヘキシ−1−エニル−5−メチル−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−フラン−2−カルボン酸;
5−メチル−4−オキソ−5−チオフェン−3−イル−4,5−ジヒドロ−フラン−2−カルボン酸メチルエステル;
5−メチル−4−オキソ−5−チオフェン−2−イル−4,5−ジヒドロ−フラン−2−カルボン酸メチルエステル;
5−(4−ブロモ−チオフェン−2−イル)−5−メチル−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−フラン−2−カルボン酸メチルエステル;
5−(4−ブロモ−チオフェン−2−イル)−5−メチル−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−フラン−2−カルボン酸;
5−メチル−5−(5−メチル−チオフェン−2−イル)−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−フラン−2−カルボン酸メチルエステル;
5−メチル−5−(5−メチル−チオフェン−2−イル)−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−フラン−2−カルボン酸;
5−(5−クロロ−チオフェン−2−イル)−5−メチル−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−フラン−2−カルボン酸メチルエステル;
5−シクロペント−1−エニル−5−メチル−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−フラン−2−カルボン酸;
5−ビフェニル−3−イル−5−メチル−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−フラン−2−カルボン酸メチルエステル;
5−メチル−4−オキソ−5−(3−チオフェン−2−イル−フェニル)−4,5−ジヒドロ−フラン−2−カルボン酸メチルエステル;
5−(3−ブロモ−フェニル)−5−メチル−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−フラン−2−カルボン酸メチルエステル;
5−(3−ブロモ−フェニル)−5−メチル−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−フラン−2−カルボン酸;
5−(3−ヨード−フェニル)−5−メチル−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−フラン−2−カルボン酸;
5−(3−クロロ−フェニル)−5−メチル−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−フラン−2−カルボン酸;
5−(3−フルオロ−フェニル)−5−メチル−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−フラン−2−カルボン酸;
5−(3,5−ジフルオロ−フェニル)−5−メチル−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−フラン−2−カルボン酸;
5−メチル−4−オキソ−5−m−トリル−4,5−ジヒドロ−フラン−2−カルボン酸;
5−(3−エチル−フェニル)−5−メチル−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−フラン−2−カルボン酸;
5−メチル−4−オキソ−5−(3−トリフルオロメチル−フェニル)−4,5−ジヒドロ−フラン−2−カルボン酸;
5−(5−クロロ−チオフェン−2−イル)−5−メチル−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−フラン−2−カルボン酸;および
5−メチル−4−オキソ−5−チオフェン−2−イル−4,5−ジヒドロ−フラン−2−カルボン酸;
からなる群より選択される、請求項1に記載の化合物、またはその薬学的に受容可能な塩、水和物もしくは溶媒和物。
【請求項22】
以下:
5−(5−ブロモ−チオフェン−3−イル)−5−メチル−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−フラン−2−カルボン酸メチルエステル;
5−(5−ブロモ−チオフェン−3−イル)−5−メチル−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−フラン−2−カルボン酸;
5−(5−クロロ−チオフェン−3−イル)−5−メチル−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−フラン−2−カルボン酸メチルエステル;
5−(5−クロロ−チオフェン−3−イル)−5−メチル−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−フラン−2−カルボン酸;
5−(4−ブロモ−5−メチル−チオフェン−2−イル)−5−メチル−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−フラン−2−カルボン酸;
5−メチル−4−オキソ−5−チオフェン−3−イル−4,5−ジヒドロ−フラン−2−カルボン酸;
5−(4−フルオロ−フェニル)−5−メチル−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−フラン−2−カルボン酸;
5−メチル−4−オキソ−5−ピリジン−3−イル−4,5−ジヒドロ−フラン−2−カルボン酸;
5−エチル−4−オキソ−5−フェニル−4,5−ジヒドロ−フラン−2−カルボン酸;
5−(2−フルオロ−フェニル)−5−メチル−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−フラン−2−カルボン酸;
2−メチル−3−オキソ−2,3−ジヒドロ−[2,2’]ビフラニル−5−カルボン酸;
5−(3,4−ジフルオロ−フェニル)−5−メチル−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−フラン−2−カルボン酸;
5−(2,4−ジフルオロ−フェニル)−5−メチル−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−フラン−2−カルボン酸;
5−(2,6−ジフルオロ−フェニル)−5−メチル−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−フラン−2−カルボン酸;
5−(2,5−ジクロロ−フェニル)−5−メチル−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−フラン−2−カルボン酸;
5−(3−メトキシ−フェニル)−5−メチル−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−フラン−2−カルボン酸;
5−メチル−4−オキソ−5−m−トリル−4,5−ジヒドロ−フラン−2−カルボン酸メチルエステル;
5−(3−エチル−フェニル)−5−メチル−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−フラン−2−カルボン酸メチルエステル;
5−シクロヘキシ−1−エニル−5−メチル−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−フラン−2−カルボン酸メチルエステル;
5−(3,5−ジクロロ−フェニル)−5−メチル−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−フラン−2−カルボン酸メチルエステル;
5−(3,5−ジクロロ−フェニル)−5−メチル−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−フラン−2−カルボン酸;
5−(3−ヨード−フェニル)−5−メチル−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−フラン−2−カルボン酸メチルエステル;
5−シクロペンチル−5−メチル−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−フラン−2−カルボン酸メチルエステル;
5−シクロペンチル−5−メチル−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−フラン−2−カルボン酸;
5−(3−シアノ−フェニル)−5−メチル−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−フラン−2−カルボン酸メチルエステル;
5−(3−シアノ−フェニル)−5−メチル−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−フラン−2−カルボン酸;
5−メチル−4−オキソ−5−[3−プロペニル)−フェニル]−4,5−ジヒドロ−フラン−2−カルボン酸;
5−(4−ブロモ−5−メチル−チオフェン−2−イル)−5−メチル−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−フラン−2−カルボン酸メチルエステル;
5−ビフェニル−3−イル−5−メチル−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−フラン−2−カルボン酸;
5−[3−ヘキシ−1−エニル)−フェニル]−5−メチル−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−フラン−2−カルボン酸;
5−メチル−5−(4−メチル−チオフェン−2−イル)−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−フラン−2−カルボン酸メチルエステル;
5−メチル−4−オキソ−5−(3−ビニル−フェニル)−4,5−ジヒドロ−フラン−2−カルボン酸;
5−メチル−5−(4−メチル−チオフェン−2−イル)−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−フラン−2−カルボン酸;
5−メチル−5−(5−メチル−チオフェン−3−イル)−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−フラン−2−カルボン酸;および
4−オキソ−5−フェニル−5−トリフルオロメチル−4,5−ジヒドロ−フラン−2−カルボン酸;
からなる群より選択される、請求項1に記載の化合物、またはその薬学的に受容可能な塩、水和物もしくは溶媒和物。
【請求項23】
前記化合物が、本質的にRエナンチオマーである、請求項1〜22のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項24】
前記化合物が、本質的にSエナンチオマーである、請求項1〜22のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項25】
薬学的に受容可能なキャリアと組み合わせて、請求項1〜24のいずれか1項に記載の化合物を含む、薬学的組成物。
【請求項26】
α−グルコシダーゼインヒビター、アルドースレダクターゼインヒビター、ビグアナイド、HMG−CoAレダクターゼインヒビター、スクアレン合成インヒビター、フィブリン酸、LDL異化エンハンサー、アンギオテンシン変換酵素阻害薬、インスリン分泌エンハンサーおよびチアゾリジンジオンからなる群より選択される薬剤をさらに含む、請求項25に記載の薬学的組成物。
【請求項27】
代謝関連障害を処置する方法であって、そのような処置を必要としている個体に、治療有効量の請求項1〜24のいずれか1項に記載の化合物または請求項25もしくは26に記載の薬学的組成物を投与する工程を包含する、方法。
【請求項28】
前記代謝関連障害が、異脂肪血症、アテローム硬化、冠状動脈性心臓病、インスリン耐性、肥満、グルコース寛容減損、アテローム性疾患、高血圧、脳卒中、X症候群、心臓病および2型糖原病からなる群より選択される、請求項27に記載の方法。
【請求項29】
前記代謝関連障害が、異脂肪血症、アテローム硬化、冠状動脈性心臓病、インスリン耐性および2型糖原病からなる群より選択される、請求項27に記載の方法。
【請求項30】
前記代謝関連障害が、アテローム硬化である、請求項27に記載の方法。
【請求項31】
RUP25レセプターを調節する方法であって、該レセプターと、請求項1〜24のいずれか1項に記載の化合物または請求項25もしくは26に記載の薬学的組成物とを接触させる工程を包含する、方法。
【請求項32】
RUP25レセプターの調節を必要としている個体における代謝関連障害を処置するための、RUP25レセプターを調節する方法であって、該レセプターと、治療有効量の請求項1〜24のいずれか1項に記載の化合物または請求項25もしくは26に記載の薬学的組成物とを接触させる工程を包含する、方法。
【請求項33】
前記化合物がアゴニストである、請求項31または32に記載の方法。
【請求項34】
前記アゴニストが部分アゴニストである、請求項33に記載の方法。
【請求項35】
個体におけるHDLを上昇させる方法であって、該個体に、治療有効量の請求項1〜24のいずれか1項に記載の化合物または請求項25もしくは26に記載の薬学的組成物を投与する工程を包含する、方法。
【請求項36】
前記個体が、哺乳動物である、請求項27〜35のいずれか1項に記載の方法。
【請求項37】
前記哺乳動物が、ヒトである、請求項36に記載の方法。
【請求項38】
治療により人体または動物体を処置する方法で使用するための、請求項1〜24のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項39】
治療により人体または動物体の代謝関連障害を処置する方法で使用するための、請求項1〜24のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項40】
治療により人体または動物体の代謝関連障害を処置する方法で使用するための、請求項1〜24のいずれか1項に記載の化合物であって、ここで、該代謝関連障害が、異脂肪血症、アテローム硬化、冠状動脈性心臓病、インスリン耐性、肥満、グルコース寛容減損、アテローム性疾患、高血圧、脳卒中、X症候群、心臓病および2型糖原病からなる群より選択される、化合物。
【請求項41】
治療により人体または動物体の代謝関連障害を処置する方法で使用するための、請求項1〜24のいずれか1項に記載の化合物であって、ここで、該代謝関連障害が、異脂肪血症、アテローム硬化、冠状動脈性心臓病、インスリン耐性および2型糖原病からなる群より選択される、化合物。
【請求項42】
治療により人体または動物体のアテローム硬化を処置する方法で使用するための、請求項1〜24のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項43】
治療により人体または動物体のHDLを上昇させる方法で使用するための、請求項1〜24のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項44】
代謝関連障害の処置で使用する医薬を製造するための、請求項1〜24のいずれか1項に記載の化合物の使用。
【請求項45】
異脂肪血症、アテローム硬化、冠状動脈性心臓病、インスリン耐性、肥満、グルコース寛容減損、アテローム性疾患、高血圧、脳卒中、X症候群、心臓病および2型糖原病からなる群より選択される代謝関連障害の処置で使用する医薬を製造するための、請求項1〜24のいずれか1項に記載の化合物の使用。
【請求項46】
アテローム硬化の処置で使用する医薬を製造するための、請求項1〜24のいずれか1項に記載の化合物の使用。
【請求項47】
個体におけるHDLを上昇させるのに使用する医薬を製造するための、請求項1〜24のいずれか1項に記載の化合物の使用。
【請求項48】
薬学的組成物を製造する方法であって、請求項1〜24のいずれか1項に記載の化合物と薬学的に受容可能なキャリアを混合する工程を包含する、方法。

【公表番号】特表2007−512346(P2007−512346A)
【公表日】平成19年5月17日(2007.5.17)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−541430(P2006−541430)
【出願日】平成16年11月18日(2004.11.18)
【国際出願番号】PCT/US2004/038920
【国際公開番号】WO2005/051937
【国際公開日】平成17年6月9日(2005.6.9)
【出願人】(504381423)アリーナ ファーマシューティカルズ, インコーポレイテッド (17)
【Fターム(参考)】