説明

4,5−エポキシ−モルフィナニウム類似体のN−オキシド類

4,5−エポキシ−モルフィナン類似体の新規N−オキシド類を開示する。4,5−エポキシ−モルフィナン類似体のN−オキシド類を含有する医薬組成物、およびそれらの医薬的使用方法も開示する。開示する化合物は、とりわけオピオイド受容体のモジュレータとして有用である。


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【特許請求の範囲】
【請求項1】
式(Ic)の軸方向O構成N−オキシド化合物、

もしくはその医薬的に許容される塩形態、多形体、またはプロドラッグであって、
式(Ic)中、
およびRは、独立してH、OH、OR29、アリール、ハロゲン化物、シリル、
0−3R19で置換された(C−C)アルキル、
0−3R19で置換された(C−C)アルケニル、
0−3R19で置換された(C−C)アルキニル、
0−3R20で置換された(C−C10)シクロアルキル、
0−3R20で置換された(C−C10)炭素環、
0−3R20で置換されたアリールであるか、
もしくはRおよびRは結合して、C−C炭素環縮合環、ベンゾ縮合環、または5〜6員のヘテロアリール縮合環を形成し、
は、H、シアノ、OH、OR29、ハロゲン化物、シリル、CO19、SO19、B(OR29
0−3R19で置換された(C−C)アルキル、
0−3R19で置換された(C−C)アルケニル、
0−3R19で置換された(C−C)アルキニル、
0−3R20で置換された(C−C10)シクロアルキル、
0−3R20で置換された(C−C10)炭素環、
0−3R20で置換されたアリールであり、
は、H、OH、OR29
0−3R19で置換された(C−C)アルキル、
0−3R19で置換された(C−C)アルケニル、
0−3R19で置換された(C−C)アルキニル、
0−3R20で置換された(C−C10)シクロアルキル、
0−3R20で置換された(C−C10)炭素環、
0−3R20で置換されたアリールであり、
は、H、=O、OH、OR29、NR2223、=(R19)(R19´)、=(0−3R20で置換された複素環)、=(0−3R20で置換されたC3〜7の環)、
0−3R19で置換された(C−C)アルキル、
0−3R19で置換された(C−C)アルケニル、
0−3R19で置換された(C−C)アルキニル、
0−3R20で置換された(C−C10)シクロアルキル、
0−3R20で置換された(C−C10)炭素環、
0−3R20で置換されたアリール、
アミン、アミド、スルホンアミド、エステル、複素環、環状炭水化物、アリールであり、
は、H、OH、OR29
0−3R19で置換された(C−C20)アルキル、
0−3R19で置換された(C−C20)アルケニル、
0−3R19で置換された(C−C20)アルキニル、
0−3R20で置換された(C−C10)シクロアルキル、
0−3R20で置換された(C−C10)炭素環、
0−3R20で置換されたアリールであるか、
もしくはRおよびRは結合して、O−縮合環、C−C炭素環縮合環、ベンゾ縮合環、または5〜6員のヘテロアリール縮合環、またはそれらの二環式連結、0−3R20を有する5、6、5〜6員のアリールを形成し、
は、H、OH、OR29、0−3R20を有する複素環、0−3R20を有するアルキルアリール、0−3R20を有するアリールアルキル、

(式中、Xは結合、=O、O、S、N(R29)、SO、SO、SON(R29)、CON(R29)、N(R29)CON(R29´)、N(R29)C(=NR29´)N(R29´´)、COOである)、
0−3R19で置換された(C−C)アルキル、
0−3R19で置換された(C−C)アルケニル、
0−3R19で置換された(C−C)アルキニル、
0−3R20で置換された(C−C10)シクロアルキル、
0−3R20で置換された(C−C10)炭素環、
0−3R20で置換されたアリールであり、
14は、H、OH、OR29、NHR29、0−3R20を有する複素環、0−3R20を有するアルキルアリール、0−3R20を有するアリールアルキル、

(式中、Xは結合、=O、O、S、N(R29)、SO、SO、SON(R29)、CON(R29)、N(R29)CON(R29´)、N(R29)C(=NR29´)N(R29´´)、COOである)、
0−3R19で置換された(C−C)アルキル、
0−3R19で置換された(C−C)アルケニル、
0−3R19で置換された(C−C)アルキニル、
0−3R20で置換された(C−C10)シクロアルキル、
0−3R20で置換された(C−C10)炭素環、
0−3R20で置換されたアリール、アリールオキシ、アシルオキシであるか、
もしくはR14はR18と結合して、O−縮合環、またはC−C炭素環縮合環を形成し、
17は、OR25、0−3R20を有する複素環、0−3R20を有するアルキルアリール、0−3R20を有するアリールアルキル、

(式中、Xは結合、=O、O、S、N(R29)、SO、SO、SON(R29)、CON(R29)、N(R29)CON(R29′)、N(R19)C(=NR29´)N(R29´´)、COOである)、
0−3R25で置換された(C−C20)アルキル、
0−3R25で置換された(C−C20)アルケニル、
0−3R25で置換された(C−C20)アルキニル、
0−3R26で置換された(C−C10)シクロアルキル、
0−3R26で置換された(C−C10)炭素環、
0−3R26で置換されたアリール、またはアリルであり、
19は、各発生時に、独立して、
H、C−Cアルキル、CF、OR24、Cl、F、Br、I、=O、CN、NO、NR2223、アシル(C−C)アルキル、
0−3R21で置換されたアシルアリール、
0−3R21で置換されたC3−C10炭素環、
0−3R21で置換されたアラルキル、
窒素、酸素、および硫黄から選択される1〜4個のヘテロ原子を含有する5〜10員の複素環であって、前記5〜10員の複素環は0−3R21で置換される、5〜10員の複素環、または
0−3R20で置換されたアリールから選択され、
20は、各発生時に、独立して、H、OH、Cl、F、Br、I、CN、NO、NR2223、アセチル、OR25、XR25
(式中、Xは結合、=O、O、S、N(R29)、SO、SO、SON(R29)、CON(R29)、N(R29)CON(R29´)、N(R29)C(=NR29´)N(R29´´)、COOである)、
−Cアルキル、C−Cアルコキシ、C−Cハロアルキル、
−Cハロアルコキシ、およびC1−C4ハロアルキル−S−から選択され、
21は、各発生時に、独立して、H、OH、Cl、F、Br、I、CN、NO2、NR2223、CF、アセチル、OR25、XR25
(式中、Xは結合、=O、O、S、N(R29)、SO、SO、SON(R29)、CON(R29)、N(R29)CON(R29´)、N(R29)C(=NR29´)N(R29´´)、COOである)、
−Cアルキル、C−Cアルコキシ、C−Cハロアルキル、
−Cハロアルコキシ、およびC−Cハロアルキル−S−から選択されるか、もしくは、
NR2223は、ピペリジニル、ホモピペリジニル、およびモルホリニルから成る群より選択される複素環であり得、
22は、各発生時に、独立して、H、C−Cアルキル
(C−Cアルキル)−C(=O)−、および(C−Cアルキル)−S(=O)−、C6−10アリール、ヘテロアリール、複素環、アルキルアリール、アリールアルキルから選択され、
23は、各発生時に、独立して
H、(C−C)アルキル、ヘテロアリール、複素環、アルキルアリール、アリールアルキル、ハロアルキル、C6−10アリール、ヘテロアリール、複素環、ハロアルキル、アリールアルキル、
(C−Cアルキル)−C(=O)−、および(C−Cアルキル)−S(=O)−から選択されるか、
もしくはR22およびR23は結合して、0−2R20を有する5、6、5〜6員の環を形成し、
24は、各発生時に、独立して、H、フェニル、ベンジル、(C−C)アルキル、ハロアルキルおよび(C−C)アルコキシアルキルから選択され、
25は、各発生時に、独立して、
H、C−Cアルキル、ハロアルキル、OR24、Cl、F、Br、=O、CN、NO、NR2728
0−3R27で置換されたC−C10炭素環、
0−3R27で置換されたアリール、または
窒素、酸素から選択される1〜4個のヘテロ原子を含有する5〜10員の複素環であって、前記5〜10員の複素環は0−3R27で置換される、5〜10員の複素環から選択され、
26は、各発生時に、独立して、H、(C−C)アルキル、ベンジル、フェネチル、(C−Cアルキル)−C(=O)−、ハロゲン化物から選択され、
27は、各発生時に、独立して、
H、OH、C−Cアルキル、C−Cアルコキシから選択され、
28は、各発生時に、独立して、
H、C−Cアルキルから選択され、
29は、各発生時に、独立して、
H、C−Cアルキル、CF、アシル(C−C)アルキル、
0−3R21で置換されたアシルアリール、
0−3R21で置換されたC3−C10炭素環、
0−3R21で置換されたアラルキル、
窒素、酸素、および硫黄から選択される1〜4個のヘテロ原子を含有する5〜10員の複素環であって、前記5〜10員の複素環は、0−3R21で置換される、5〜10員の複素環、または0−3R20で置換されたアリールから選択され、
14がOHであり、かつRが=Oおよび=CHから成る群より選択される時、RはOHではない、化合物。
【請求項2】
請求項1に記載の化合物を含む医薬組成物。
【請求項3】
式(I)の軸方向O構成Nオキシド化合物、

もしくはその医薬的に許容される塩形態またはそのプロドラッグであって、
式(I)中、
およびRは、独立して、H、OH、OR29、アリール、ハロゲン化物、シリル、
0−3R19で置換された(C−C)アルキル、
0−3R19で置換された(C−C)アルケニル、
0−3R19で置換された(C−C)アルキニル、
0−3R20で置換された(C−C10)シクロアルキル、
0−3R20で置換された(C−C10)炭素環、
0−3R20で置換されたアリールであるか、
もしくはRおよびRは結合して、C−C炭素環縮合環、ベンゾ縮合環、または5〜6員のヘテロアリール縮合環を形成し、
は、H、シアノ、OH、OR29、ハロゲン化物、シリル、
0−3R19で置換された(C−C)アルキル、
0−3R19で置換された(C−C)アルケニル、
0−3R19で置換された(C−C)アルキニル、
0−3R20で置換された(C−C10)シクロアルキル、
0−3R20で置換された(C−C10)炭素環、
0−3R20で置換されたアリールであり、
は、H、OH、OR29
0−3R19で置換された(C−C)アルキル、
0−3R19で置換された(C−C)アルケニル、
0−3R19で置換された(C−C)アルキニル、
0−3R20で置換された(C−C10)シクロアルキル、
0−3R20で置換された(C−C10)炭素環、
0−3R20で置換されたアリールであり、
は、H、=O、OH、OR29、NR2223
0−3R19で置換された(C−C)アルキル、
0−3R19で置換された(C−C)アルケニル、
0−3R19で置換された(C−C)アルキニル、
0−3R20で置換された(C−C10)シクロアルキル、
0−3R20で置換された(C−C10)炭素環、
0−3R20で置換されたアリール、アミン、アミド、スルホンアミド、エステル、複素環、環状炭水化物、アリールであり、
は、H、OH、OR29
0−3R19で置換された(C−C20)アルキル、
0−3R19で置換された(C−C20)アルケニル、
0−3R19で置換された(C−C20)アルキニル、
0−3R20で置換された(C−C10)シクロアルキル、
0−3R20で置換された(C−C10)炭素環、
0−3R20で置換されたアリールであるか、
もしくはRおよびR7は結合して、O−縮合環、C−C炭素環縮合環、ベンゾ縮合環、または5〜6員のヘテロアリール縮合環またはその二環式連結を形成し、
は、H、OH、OR29
0−3R19で置換された(C−C)アルキル、
0−3R19で置換された(C−C)アルケニル、
0−3R19で置換された(C−C)アルキニル、
0−3R20で置換された(C−C10)シクロアルキル、
0−3R20で置換された(C−C10)炭素環、
0−3R20で置換されたアリールであり、
14は、H、OH、OR29、NHR29
0−3R19で置換された(C−C)アルキル、
0−3R19で置換された(C−C)アルケニル、
0−3R19で置換された(C−C)アルキニル、
0−3R20で置換された(C−C10)シクロアルキル、
0−3R20で置換された(C−C10)炭素環、
0−3R20で置換されたアリール、アリールオキシ、アシルオキシであるか、
もしくはR14はR18と結合して、O−縮合環、またはC−C炭素環縮合環を形成し、
17は、OR25
0−3R25で置換された(C−C20)アルキル、
0−3R25で置換された(C−C20)アルケニル、
0−3R25で置換された(C−C20)アルキニル、
0−3R26で置換された(C−C10)シクロアルキル、
0−3R26で置換された(C−C10)炭素環、
0−3R26で置換されたアリール、またはアリルであり、
19は、各発生時に、独立して、
H、C−Cアルキル、CF、OR24、Cl、F、Br、I、=O、CN、NO、NR2223、アシル(C−C)アルキル、
0−3R21で置換されたアシルアリール、
0−3R21で置換されたC−C10炭素環、
0−3R21で置換されたアラルキル、または
窒素、酸素、および硫黄から選択される1〜4個のヘテロ原子を含有する5〜10員の複素環であって、前記5〜10員の複素環は0−3R21で置換される、5〜10員の複素環から選択され、
20は、各発生時に、独立して、H、OH、Cl、F、Br、I、CN、NO、NR2223、アセチル、
−Cアルキル、C−Cアルコキシ、C−Cハロアルキル、
−Cハロアルコキシ、およびC−Cハロアルキル−S−から選択され、
21は、各発生時に、独立して、H、OH、Cl、F、Br、I、CN、NO、NR2223、CF、アセチル、
−Cアルキル、C−Cアルコキシ、C−Cハロアルキル、
−Cハロアルコキシ、およびC−Cハロアルキル−S−から選択されるか、もしくは、
NR2223は、ピペリジニル、ホモピペリジニル、およびモルホリニルから成る群より選択される複素環であり得、
22は、各発生時に、独立して、H、C−Cアルキル、
(C−Cアルキル)−C(=O)−、および(C−Cアルキル)−S(=O)−から選択され、
23は、各発生時に、独立して、
H、(C−C)アルキル、
(C−Cアルキル)−C(=O)−、および(C−Cアルキル)−S(=O)−から選択され、
24は、各発生時に、独立して、H、フェニル、ベンジル、(C−C)アルキル、および(C−C)アルコキシアルキルから選択され、
25は、各発生時に、独立して、
H、C−Cアルキル、OR24、Cl、F、Br、=O、CN、NO、NR2728
0−3R27で置換されたC−C10炭素環、
0−3R27で置換されたアリール、または
窒素、酸素から選択される1〜4個のヘテロ原子を含有する5〜10員の複素環であって、前記5〜10員の複素環は0−3R27で置換される、5〜10員の複素環から選択され、
26は、各発生時に、独立して、H、(C−C)アルキル、ベンジル、フェネチル、(C−Cアルキル)−C(=O)−、ハロゲン化物から選択され、
27は、各発生時に、独立して、
H、OH、C−Cアルキル、C−Cアルコキシから選択され、
28は、各発生時に、独立して、
H、C−Cアルキルから選択され、
29は、各発生時に、独立して、
H、C−Cアルキル、CF、アシル(C−C)アルキル、
0−3R21で置換されたアシルアリール、
0−3R21で置換されたC−C10炭素環、
0−3R21で置換されたアラルキル、
窒素、酸素、および硫黄から選択される1〜4個のヘテロ原子を含有する5〜10員の複素環であって、前記5〜10員の複素環は、0−3R21で置換される、5〜10員の複素環、または
0−3R20で置換されたアリールから選択され、
14がOHであり、かつRが=Oおよび=CHから成る群より選択される時、RはOHではなく、
14がOHであり、かつRが=Oおよび=CHから成る群より選択される時、RはOHではない、化合物。
【請求項4】
式(Ia)の軸方向O構成Nオキシド化合物、

もしくはその医薬的に許容される塩形態、多形体、またはプロドラッグであって、
式(Ia)中、
およびR2は、独立して、H、OH、OR29、ハロゲン化物、シリル、
0−3R19で置換された(C−C)アルキル、
0−3R19で置換された(C−C)アルケニル、
0−3R19で置換された(C−C)アルキニル、
0−3R20で置換された(C−C10)シクロアルキル、
0−3R20で置換された(C−C10)炭素環、
0−3R20で置換されたアリールであるか、
もしくはR1およびR2は結合して、C3−C6炭素環縮合環、ベンゾ縮合環、または5〜6員のヘテロアリール縮合環を形成することもでき、
は、H、シアノ、OH、OR29、ハロゲン化物、シリル、
0−3R19で置換された(C−C)アルキル、
0−3R19で置換された(C−C)アルケニル、
0−3R19で置換された(C−C)アルキニル、
0−3R20で置換された(C−C10)シクロアルキル、
0−3R20で置換された(C−C10)炭素環、
0−3R20で置換されたアリールであり、
は、H、OH、OR29
0−3R19で置換された(C−C)アルキル、
0−3R19で置換された(C−C)アルケニル、
0−3R19で置換された(C−C)アルキニル、
0−3R20で置換された(C−C10)シクロアルキル、
0−3R20で置換された(C−C10)炭素環、
0−3R20で置換されたアリールであり、
は、H、=O、OH、OR29
0−3R19で置換された(C−C)アルキル、
0−3R19で置換された(C−C)アルケニル、
0−3R19で置換された(C−C)アルキニル、
0−3R20で置換された(C−C10)シクロアルキル、
0−3R20で置換された(C−C10)炭素環、
0−3R20で置換されたアリール、アミン、アミド、スルホンアミド、エステル、複素環、環状炭水化物、アリールであり、
は、H、OH、OR29
0−3R19で置換された(C−C)アルキル、
0−3R19で置換された(C−C)アルケニル、
0−3R19で置換された(C−C)アルキニル、
0−3R20で置換された(C−C10)シクロアルキル、
0−3R20で置換された(C−C10)炭素環、
0−3R20で置換されたアリールであるか、
もしくはRおよびRは結合して、O−縮合環、C−C炭素環縮合環、ベンゾ縮合環、または5〜6員のヘテロアリール縮合環、またはその連結を形成することもでき、
は、H、OH、OR29
0−3R19で置換された(C−C)アルキル、
0−3R19で置換された(C−C)アルケニル、
0−3R19で置換された(C−C)アルキニル、
0−3R20で置換された(C−C10)シクロアルキル、
0−3R20で置換された(C−C10)炭素環、
0−3R20で置換されたアリールであり、
14は、H、OH、OR29
0−3R19で置換された(C−C)アルキル、
0−3R19で置換された(C−C)アルケニル、
0−3R19で置換された(C−C)アルキニル、
0−3R20で置換された(C−C10)シクロアルキル、
0−3R20で置換された(C−C10)炭素環、
0−3R20で置換されたアリール、アリールオキシ、アシルオキシであるか、
もしくはR14はR18と結合して、O−縮合環、またはC−C炭素環縮合環を形成し、
17は、
0−3R25で置換された(C−C10)アルキル、
0−3R25で置換された(C−C10)アルケニル、
0−3R25で置換された(C−C10)アルキニル、
0−3R26で置換された(C−C10)シクロアルキル、
0−3R26で置換された(C−C10)炭素環、
0−3R26で置換されたアリール、またはアリルであり、
19は、各発生時に、独立して、
H、C−Cアルキル、CF、OR24、C1、F、Br、I、=O、CN、NO2、NR2223
アシル(C−C)アルキル、0−3R21で置換されたアシルアリール、
0−3R21で置換されたC−C10炭素環、
0−3R21で置換されたアラルキル、または
窒素、酸素、および硫黄から選択される1〜4個のヘテロ原子を含有する5〜10員の複素環であって、前記5〜10員の複素環は0−3R21で置換される、5〜10員の複素環から選択され、
20は、各発生時に、独立して、H、OH、Cl、F、Br、I、CN、NO、NR2223、アセチル、
−Cアルキル、C−Cアルコキシ、C−Cハロアルキル、
−Cハロアルコキシ、およびC1−C4ハロアルキル−S−から選択され、
21は、各発生時に、独立して、H、OH、Cl、F、Br、I、CN、NO、NR2223、CF、アセチル、
−Cアルキル、C−Cアルコキシ、C−Cハロアルキル、
−Cハロアルコキシ、およびC−Cハロアルキル−S−から選択され、
22は、各発生時に、独立して、H、C−Cアルキル、(C−Cアルキル)−C(=O)−、および(C−Cアルキル)−S(=O)−から選択され、
23は、各発生時に、独立して、
H、(C−C)アルキル、
(C−Cアルキル)−C(=O)−、および(C−Cアルキル)−S(=O)−から選択され、
24は、各発生時に、独立して、H、フェニル、ベンジル、(C−C)アルキル、および(C−C)アルコキシアルキルから選択され、
25は、各発生時に、独立して、
H、C−Cアルキル、OR24、=O、CN、NO、NR2728
0−3R27で置換されたC−C10炭素環、
0−3R27で置換されたアリール、または
窒素、酸素から選択される1〜4個のヘテロ原子を含有する5〜10員の複素環であって、前記5〜10員の複素環は0−3R27で置換される、前記5〜10員の複素環から選択され、
26は、各発生時に、独立して、
H、(C−C)アルキル、ベンジル、フェネチル、(C−Cアルキル)−C(=O)−、ハロゲン化物から選択され、
R27は、各発生時に、独立して、
H、OH、C−Cアルキル、C−Cアルコキシから選択され、
28は、各発生時に、独立して、
H、C−Cアルキルから選択され、
29は、各発生時に、独立して、
H、C−Cアルキル、CF、アシル(C−C)アルキル;
0−3R21で置換されたアシルアリール、
0−3R21で置換されたC3−C10炭素環、
0−3R21で置換されたアラルキル、
窒素、酸素、および硫黄から選択される1〜4個のヘテロ原子を含有する5〜10員の複素環であって、前記5〜10員の複素環は、0−3R21で置換される、5〜10員の複素環、または
0−3R20で置換されたアリールから選択され、
14が、=Oおよび=CH2から成る群より選択される時、RはOHではない、化合物。
【請求項5】
請求項4に記載の化合物を含む組成物であって、前記組成物に存在する前記化合物は、窒素に関して軸方向配置において90%を上回る、組成物。
【請求項6】
前記組成物に存在する前記化合物は、窒素に関して軸方向配置において95%を上回る、請求項4に記載の化合物を含む組成物。
【請求項7】
前記組成物に存在する前記化合物は、窒素に関して軸方向配置において98%を上回る、請求項4に記載の化合物を含む組成物。
【請求項8】
前記組成物は、検出限界0.02%および定量限界0.05%においてHPLC検出可能なO−N赤道方向立体異性体を含んでいない、請求項4に記載の化合物を含む組成物。
【請求項9】
前記組成物に存在する前記化合物は、窒素に関して軸方向配置において99%を上回る、請求項4に記載の化合物を含む組成物。
【請求項10】
軸方向O構成Nオキシド化合物以外の薬理学的薬剤をさらに含む、請求項4に記載の化合物を含む医薬組成物。
【請求項11】
前記薬理学的薬剤は、オピオイドアゴニストである、請求項10に記載の医薬組成物。
【請求項12】
前記オピオイドアゴニストは、アルフェンタニル、アニレリジン、アシマドリン、ブレマゾシン、ブプレノルフィン、ブトルファノール、コデイン、デゾシン、ジアセチルモルヒネ(ヘロイン)、ジヒドロコデイン、ジフェノキシレート、フェドトジン、フェンタニル、フナルトレキサミン、ヒドロコドン、ヒドロモルフォン、レバロルファン、酢酸レボメタジル、レボルファノール、ロペラミド、メペリジン(ペチジン)、メサドン、モルヒネ、モルヒネ−6−グルクロニド、ナルブフィン、ナロルフィン、アヘン、オキシコドン、オキシモルホン、ペンタゾシン、プロピラム、プロポキシフェン、レミフェンタニル、スフェンタニル、チリジン、トリメブチン、トラマドール、およびそれらの組み合わせから成る群より選択される、請求項11に記載の医薬組成物。
【請求項13】
オピオイドアゴニストまたはオピオイドアンタゴニストでない、少なくとも1つの薬理学的薬剤をさらに含む、請求項10に記載の医薬組成物。
【請求項14】
少なくとも1つの医薬品は、非オピオイド鎮痛剤/解熱剤、抗ウイルス物質、感染症治療薬、抗癌剤、鎮痙薬、抗ムスカリン薬、抗炎症剤、機能調整薬、5HTアゴニスト、5HTアンタゴニスト、5HTアンタゴニスト、5HTアゴニスト、胆汁酸塩捕捉剤、膨張性薬剤、アルファ2−アドレナリンアゴニスト、鉱油、抗うつ剤、漢方薬、抗嘔吐薬、抗下痢薬、下剤、便軟化剤、繊維または造血促進剤である、請求項10に記載の医薬組成物。
【請求項15】
前記抗炎症剤は、非ステロイド系抗炎症薬(NSAIDS)、腫瘍壊死因子抑制剤、バシリキシマブ、ダクリズマブ、インフリキシマブ、ミコエノレート、モフェチル、アゾチオプリン、タクロリムス、ステロイド、スルファサラジン、オルサラジン、メサルアミン、およびそれらの組み合わせから成る群より選択される、請求項14に記載の医薬組成物。
【請求項16】
請求項3に記載の化合物および医薬的に許容される担体を含む、医薬組成物。
【請求項17】
経口投与のために経腸的にコーティングされた、請求項3に記載の化合物を含む医薬組成物。
【請求項18】
凍結乾燥製剤の請求項3に記載の化合物を含む医薬組成物。
【請求項19】
徐放性製剤または即放性製剤の請求項3に記載の化合物を含む医薬組成物。
【請求項20】
オピオイドをさらに含む、請求項19に記載の医薬組成物。
【請求項21】
前記オピオイドは、アルフェンタニル、アニレリジン、アシマドリン、ブレマゾシン、ブプレノルフィン、ブトルファノール、コデイン、デゾシン、ジアセチルモルヒネ(ヘロイン)、ジヒドロコデイン、シュウ酸ジフェニル、フェドトジン、フェンタニル、フナルトレキサミン、ヒドロコドン、ヒドロモルフォン、レバロルファン、酢酸レボメタジル、レボルファノール、ロペラミド、メペリジン(ペチジン)、メサドン、モルヒネ、モルヒネ−6−グルクロニド、ナルブフィン、ナロルフィン、アヘン、オキシコドン、オキシモルホン、ペンタゾシン、プロピラム、プロポキシフェン、レミフェンタニル、スフェンタニル、チリジン、トリメブチン、トラマドール、およびそれらの組み合わせから成る群より選択される、請求項20に記載の医薬組成物。
【請求項22】
オピオイドまたはオピオイドアンタゴニストではない、少なくとも1つの薬理学的薬剤をさらに含む、請求項21に記載の医薬組成物。
【請求項23】
少なくとも1つの薬理学的薬剤は、非オピオイド鎮痛剤/解熱剤、抗ウイルス物質、感染症治療薬、抗癌剤、鎮痙薬、抗ムスカリン薬、抗炎症剤、機能調整薬、5HTアゴニスト、5HTアンタゴニスト、5HTアンタゴニスト、5HTアゴニスト、胆汁酸塩捕捉剤、膨張性薬剤、アルファ2−アドレナリンアゴニスト、鉱油、抗うつ剤、漢方薬、抗嘔吐薬、抗下痢薬、下剤、便軟化剤、繊維または造血促進剤である、請求項22に記載の医薬組成物。
【請求項24】
前記抗炎症剤は、非ステロイド系抗炎症薬(NSAIDS)、腫瘍壊死因子抑制剤、バシリキシマブ、ダクリズマブ、インフリキシマブ、ミコエノレート、モフェチル、アゾチオプリン、タクロリムス、ステロイド、スルファサラジン、オルサラジン、メサルアミン、およびそれらの組み合わせから成る群より選択される、請求項23に記載の組成物。
【請求項25】
オピオイド誘発性の副作用を治療または予防するための方法であって、前記副作用を治療または予防するために有効な量で、そのような治療を必要とする患者に、請求項4に記載の化合物を投与するステップを含む、方法。
【請求項26】
オピオイドを長期的に投与した患者において、オピオイド誘発性の副作用を予防または治療するための方法であって、前記方法は、前記患者の前記副作用を予防または治療するために十分な量で、請求項4に記載の化合物を投与するステップを含む、方法。
【請求項27】
前記副作用は、便秘、免疫抑制、胃腸運動の抑制、胃内容排出の抑制、悪心、嘔吐、残便、鼓脹、腹部膨満、胃食道逆流の増加、低血圧、徐脈、胃腸障害、掻痒、抑鬱、および尿閉から成る群より選択される、請求項25に記載の方法。
【請求項28】
手術に起因する疼痛に対しオピオイドを受ける患者を治療するための方法であって、前記患者に、胃腸運動、胃内容排出または便秘の軽減を促進するために有効な量で、請求項4に記載の化合物を投与するステップを含む、方法。
【請求項29】
内因性のオピオイド誘発性機能障害を治療または予防するための方法であって、そのような治療を必要とする患者に、前記内因性のオピオイド誘発性機能障害を治療するために有効な量で、請求項4に記載の化合物を投与するステップを含む、方法。
【請求項30】
前記機能障害は、胃腸障害、肥満症、高血圧および依存症から成る群より選択される、請求項29に記載の方法。
【請求項31】
特発性便秘を予防または治療するための方法であって、前記特発性便秘を予防または治療するために有効な量で、患者に請求項4に記載の化合物を投与するステップを含む、方法。
【請求項32】
過敏性腸症候群を治療するための方法であって、前記過敏性腸症候群の少なくとも1つの症状を改善するために有効な量で、そのような治療を必要とする患者に請求項4に記載の化合物を投与するステップを含む、方法。
【請求項33】
前記患者への少なくとも1つの過敏性腸症候群の治療薬の投与をさらに含む、請求項32に記載の方法。
【請求項34】
前記過敏性腸症候群の治療薬は、鎮痙薬、抗ムスカリン薬、非ステロイド性またはステロイド性抗炎症剤、機能調整薬、5HTアゴニスト、5HTアンタゴニスト、5HTアンタゴニスト、5HTアゴニスト、胆汁酸塩捕捉剤、膨張性薬剤、アルファ2−アドレナリンアゴニスト、鉱油、抗うつ剤、漢方薬、抗下痢薬およびそれらの組み合わせから成る群より選択される、請求項33に記載の方法。
【請求項35】
前記過敏性腸症候群の治療薬は、鎮痙薬である、請求項34に記載の方法。
【請求項36】
便通を必要とする患者において便通を誘発するための方法であって、そのような治療を必要とする患者に、便通を誘発するために有効な量で、請求項4に記載の化合物を投与するステップを含む、方法。
【請求項37】
術後の腸閉塞症を予防または治療するための方法であって、そのような予防または治療を必要とする患者に、術後の腸閉塞症の少なくとも1つの症状を予防または改善するために有効な量で、請求項4に記載の化合物を投与するステップを含む、方法。
【請求項38】
前記量は、術後の最初の便通までの時間を短縮するために有効である、請求項37に記載の方法。
【請求項39】
オピオイド誘発性の副作用を治療または予防するための方法であって、そのような治療を必要とする患者に、前記副作用を治療または予防するために有効な量で、請求項3に記載の化合物を投与するステップを含む、方法。
【請求項40】
前記患者は、急性的または長期的にオピオイドを受けている、請求項39に記載の方法。
【請求項41】
前記副作用は、便秘、免疫抑制、胃腸運動の抑制、胃内容排出の抑制、悪心、嘔吐、残便、鼓脹、腹部膨満、胃食道逆流の増加、低血圧、徐脈、胃腸障害、掻痒、抑鬱、および尿閉から成る群より選択される、請求項40に記載の方法。
【請求項42】
前記オピオイド誘発性の副作用が便秘である、請求項41に記載の方法。
【請求項43】
前記オピオイド誘発性の副作用が、胃腸運動の抑制または胃内容排出の抑制である、請求項42に記載の方法。
【請求項44】
前記オピオイド誘発性の副作用が、悪心または嘔吐である、請求項41に記載の方法。
【請求項45】
前記オピオイド誘発性の副作用が掻痒である、請求項41に記載の方法。
【請求項46】
前記オピオイド誘発性の副作用が抑鬱である、請求項41に記載の方法。
【請求項47】
前記オピオイド誘発性の副作用は尿閉である、請求項41に記載の方法。
【請求項48】
手術に起因する疼痛に対し、オピオイドを受ける患者を治療するための方法であって、前記患者に、胃腸運動、胃内容排出、または便秘の軽減を促進するために有効な量で、請求項3に記載の化合物を投与するステップを含む、方法。
【請求項49】
内因性のオピオイド誘発性機能障害を治療または予防するための方法であって、そのような治療を必要とする患者に、前記内因性のオピオイド誘発性機能障害を治療するために有効な量で、請求項3に記載の化合物を投与するステップを含む、方法。
【請求項50】
前記機能障害は、胃腸障害、肥満症、高血圧および依存症から成る群より選択される、請求項49に記載の方法。
【請求項51】
特発性便秘を予防または治療するための方法であって、患者に、前記特発性便秘を予防または治療するために有効な量で、請求項3に記載の化合物を投与するステップを含む、方法。
【請求項52】
過敏性腸症候群を治療するための方法であって、そのような治療を必要とする患者に、前記過敏性腸症候群の少なくとも1つの症状を改善するために有効な量で、請求項3に記載の化合物を投与するステップを含む、方法。
【請求項53】
前記患者への少なくとも1つの過敏性腸症候群の治療薬の投与をさらに含む、請求項52に記載の方法。
【請求項54】
前記過敏性腸症候群の治療薬は、鎮痙薬、抗ムスカリン薬、非ステロイド性またはステロイド性抗炎症剤、機能調整薬、5HTアゴニスト、5HTアンタゴニスト、5HTアンタゴニスト、5HTアゴニスト、胆汁酸塩捕捉剤、膨張性薬剤、アルファ2−アドレナリンアゴニスト、鉱油、抗うつ剤、漢方薬、抗下痢薬およびそれらの組み合わせから成る群より選択される、請求項53に記載の方法。
【請求項55】
式(Ib)の軸方向O構成Nオキシド化合物、

もしくはその医薬的に許容される塩形態、多形体、プロドラッグであって、
式(Ib)中、
およびRは、独立してH、OH、OR29、ハロゲン化物、シリル、
29は、各発生時に、独立して、
H、C−Cアルキル、CF、アシル(C−C)アルキル、
0−3R21で置換されたアシルアリール、
0−3R21で置換されたC−C10炭素環、
0−3R21で置換されたアラルキル、
窒素、酸素、および硫黄から選択される1〜4個のヘテロ原子を含有する5〜10員の複素環であって、前記5〜10員の複素環は、0−3R21で置換される、5〜10員の複素環、または0−3R20で置換されたアリールから選択され、
17は、置換または非置換C−Cアルキル、C−Cアルケニル、C−Cアルキニル、もしくは置換または非置換C−C10(シクロアルキル)アルキル、C−C10(シクロアルケニル)アルキル、(C−C10)シクロヘテロアルキル、もしくは(C−C10)アリールアルキル、アルコキシ、C−C10炭素環状ハロゲン化物であり、
は、=O、=CH、H、アルキルヒドロキシ、C−Cアルキル、N−ジアルキル、C−Cアルキレン、QR1920(Q=C、O、N、CO、CO、またはCON)、NR29COR20、存在しない、環状環であるか、もしくはRとともに環状環を形成し、R19およびR20は、独立してH、アルキル、アリールであり、
およびRは、独立してHまたはアルキルであり、
14は、H、OH、ハロゲン化物、置換または非置換–O−アルキル、−O−アルキルアリール、−O−アルケニル、−O−アシルアルキル、−O−アシルアリール、アミドアリルであるか、もしくはR17とともに環状環、アリールオキシを形成し、
およびRは、独立してH、ハロゲン化物、アルコキシ、アルキル、アルキレン、アルキニルまたはアリールであり、
は、H、シアノ、C=ONH、OH、C−Cアルキル、C−C10アリールまたはC−Cアシルであり、
はH、OH、アルキル、アルコキシ、またはアリールオキシであり、
14がOHであり、かつRが=Oおよび=CHから成る群より選択される時、RはOHではない、化合物。
【請求項56】
式(II)の化合物、もしくはその医薬的に許容される塩形態、多形体、またはプロドラッグであって、

式(II)中、
17は、置換または非置換C−Cアルキル、C−C10アルコキシ、C−C10ハロアルキル、C−Cアルケニル、C−Cアルキニル、もしくは置換または非置換C−C10(シクロアルキル)アルキル、C−C10(シクロアルキレン)アルキル、C−C10(ヘテロシクロ)アルキルまたはアリールアルキルであり、
は、=O、N−ジアルキル、C−Cアルキレン、QR1920(QはC、O、N、CO、CO、CONである、または存在しない)であり、R19およびR20は、独立してH、アルキル、アリールであるか、存在しない、もしくは炭素環縮合環、炭素環を形成する、もしくはR6は、R7とともに炭素環状環を形成し、
およびRは、独立してHまたはアルキルであり、
は、H、C−Cアルキル、C−Cアシル、C−C10アリールであり、
およびRは、独立してH、ハロゲン化物、アルコキシ、アルキル、アルキレン、アルキニルまたはアリールであり、
は、H、OH、アルキル、アルキレン、アルキニル、アルコキシ、およびアリールオキシであり、
Mは、SOWO、SOWO、COWO、WO、WSであり、Wは0−3R19で置換されたC−Cである、化合物。
【請求項57】
内皮細胞の望ましくない転移または増殖を特徴とする疾患を有する被験体に、有効量の請求項56に記載の化合物を投与するステップを含む、治療方法。
【請求項58】
化合物、多形体、または立体異性体であって、
(S)−17−シクロプロピルメチル−4,5α−エポキシ−3,14−ジヒドロキシモルフィナンN−オキシド、
(S)−17−シクロプロピルメチル−4,5−エポキシ−モルフィナン−3,6α,14−トリオールN−オキシド、
(S)−17−シクロプロピルメチル−4,5α−エポキシ−3−ヒドロキシ−14−プロピルオキシモルフィナン−6−オンN−オキシド、
(S)−17−シクロプロピルメチル−4,5α−エポキシ−3−ヒドロキシ−14−(3´−フェニルプロピルオキシ)モルフィナン−6−オンN−オキシド、
(S)−17−シクロプロピルメチル−4,5α−エポキシ−3,14−ジヒドロキシ−7−メチル−モルフィナン−6−オンN−オキシド、
(S)−17−シクロプロピルメチル−4,5α−エポキシ−3−ヒドロキシ−14−メトキシ−モルフィナン−6−オンN−オキシド、
(S)−17−シクロプロピルメチル−4,5α−エポキシ−3−ヒドロキシ−14−メトキシモルフィナンN−オキシドトリフルオロ酢酸塩、
(S)−17−シクロプロピルメチル−4,5α−エポキシ−3−ヒドロキシ−14−プロピルオキシモルフィナンN−オキシドトリフルオロ酢酸塩、
(S)−17−シクロプロピルメチル−4,5α−エポキシ−14−(3´−フェニルプロピルオキシ)モルフィナン−3,6α−ジオールN−オキシド、
(S)−17−シクロプロピルメチル−4,5α−エポキシ−3−ヒドロキシ−14−ベンズアミド−モルフィナン−6−オンN−オキシド、
(S)−17−シクロプロピルメチル−4,5α−エポキシ−3−ヒドロキシ−14−ベンズアミド−モルフィナン−6−オンN−オキシド、
(S)−17−シクロプロピルメチル−4,5α−エポキシ−3−ヒドロキシ−14−ベンジルアミド−モルフィナン−6−オンN−オキシド、
(S)−17−シクロプロピルメチル−4,5α−エポキシ−3−ヒドロキシ−モルフィナンN−オキシド、
(S)−17−シクロプロピルメチル−4,5α−エポキシ−3,14−ジヒドロキシ−6α−ヒドロキシメチルモルフィナンN−オキシド、
(S)−17−シクロプロピルメチル−4,5α−エポキシ−14−プロピルオキシモルフィナン−3,6α−ジオールN−オキシド、
(S)−17−シクロプロピルメチル−4,5α−エポキシ−3−カルバモイル−14−ヒドロキシ−モルフィナン−6−オンN−オキシドハイドロクロライド、
(S)−17−シクロプロピルメチル−4,5α−エポキシ−14−(3´−フェニルプロピルオキシ)モルフィナン−3,6β−ジオールN−オキシドトリフルオロ酢酸塩、
(S)−17−シクロプロピルメチル−4,5α−エポキシ−6α−メチルモルフィナン−3,14−ジオールN−オキシド、
(S)−17−シクロプロピルメチル−4,5α−エポキシ−6α−(1H−イミダゾール−1−yl)メチルモルフィナン−3,14−ジオールN−オキシド、
(S)−17−シクロプロピルメチル−4,5α−エポキシ−3−ヒドロキシ−14−フェネチルアミド−モルフィナン−6−オンN−オキシド、
(S)−17−シクロプロピルメチル−4,5α−エポキシ−14−プロピルオキシモルフィナン−3,6β−ジオールN−オキシドトリフルオロ酢酸塩、
(S)−17−シクロプロピルメチル−4,5α−エポキシ−3−ヒドロキシ−モルフィナン−6−オンN−オキシド、
(S)−17−シクロプロピルメチル−4,5α−エポキシ−3−ヒドロキシ−14−ブチルオキシモルフィナン−6−オンN−オキシドハイドロクロライド、
(S)−17−シクロプロピルメチル−4,5α−エポキシ−3−ヒドロキシ−14−ベンジルオキシモルフィナン−6−オンN−オキシドハイドロクロライド、
(S)−17−シクロプロピルメチル−4,5α−エポキシ−3−ヒドロキシ−14−エトキシモルフィナン−6−オンN−オキシド、
(S)−17−シクロプロピルメチル−4,5α−エポキシ−3−ヒドロキシ−14−アセトキシモルフィナン−6−オンN−オキシド、
(S)−17−シクロプロピルメチル−4,5α−エポキシ−3−ヒドロキシ−14−アリルオキシモルフィナン−6−オンN−オキシド、
(S)−ナルトリンドール−N−オキシド、4,5α−エポキシ−3−ヒドロキシ−(17,14−N,O−エチレン)モルフィナン−6−オンN−オキシドトリフルオロ酢酸塩、
(S)−17−プロパルギル−4,5α−エポキシ−3,14−ジヒドロキシ−モルフィナン−6−オンN−オキシドトリフルオロ酢酸塩、
(S)−17−シクロプロピルメチル−4,5α−エポキシ−3−ヒドロキシ−14−シクロプロピルメチルオキシ−モルフィナン−6−オンN−オキシド、
(S)−ナルトリベンN−オキシド、
(S)−17−シクロプロピルメチル−4,5α−エポキシ−3−ヒドロキシ−14−(3´−フェニルプロピルオキシ)−6−メチレンモルフィナンN−オキシドトリフルオロ酢酸塩、
(S)−17−(3,3,3−トリフロロプロピル)−4,5α−エポキシ−3,14−ジヒドロキシ−モルフィナン−6−オンN−オキシドトリフルオロ酢酸塩、
(S)−17−シクロプロピルメチル−4,5α−エポキシ−3−ヒドロキシ−14−アセタミド−モルフィナン−6−オンN−オキシドトリフルオロ酢酸塩、
(S)−SDM25NN−オキシド(4bS,8R,8aS,14bR)−5,6,7,8,14,14b−ヘキサヒドロ−7−(2−メチル−2−プロペニル)−4,8−メタノベンゾフロ[2,3−a]ピリド[4,3−b]カルバゾール−1,8a(9H)−ジオールN−オキシド)、
(S)−17−シクロプロピルメチル−4,5α−エポキシ−3−ヒドロキシ−14−(3´−トリフルオロメチル)ベンジルオキシ−モルフィナン−6−オンN−オキシド、
(S)−17−シクロプロピルメチル−4,5α−エポキシ−3−ヒドロキシ−14−プロポキシ−6−メチレンモルフィナンN−オキシド、
(S)−17−シクロプロピルメチル−4,5a−エポキシ−3,14−ジヒドロキシ−6,7−(4´5´−1H−ピラゾール)モルフィナンN−オキシドトリフルオロ酢酸塩、
(S)−17−シクロプロピルメチル−4,5a−エポキシ−3,14−ジヒドロキシ−6,7−(2´−オキソ−1´,2´−ジヒドロピリジン−3´−カルボン酸メチルエステル)モルフィナンN−オキシド、および
(S)−17−シクロプロピルメチル−4,5α−エポキシ−3−シアノ−14−ヒドロキシ−モルフィナン−6−オンN−オキシド
から成る群より選択される、化合物、多形体、または立体異性体。
【請求項59】
式(III)の赤道方向O構成N−オキシド化合物であって、

(III)
式(III)中、
は、=O、N−ジアルキル、C−Cアルキレン、QR1920(QはC、O、N、CO、CO、C=ONであるか、存在しない)であり、R19およびR20は、独立してH、アルキル、アリールであるか、存在しない、もしくは、炭素環縮合環、炭素環を形成するか、もしくはRは、Rとともに炭素環を形成し、
およびRは、独立してH、アルキル、アリールであり、
およびRは、独立してHまたはアルキルであり、
Mは、O、S、NR29、SO、SO、またはCOである、化合物。
【請求項60】
17−シクロプロピルメチル−4,5α−エポキシ−3−メトキシ−14−アミノモルフィナン−6−オンを合成するための収束法であって、
酢酸エチル中のN−(シクロプロピルメチル)ノルテバインを、0℃の水中の過ヨウ素酸ナトリウムおよび酢酸ナトリウムの懸濁液に添加し、2相溶液を形成するステップと、
ベンジルN−ヒドロキシカルバミン酸を前記2相溶液に添加するステップと、を含む収束法。
【請求項61】
17−シクロプロピルメチル−4,5α−エポキシ−3−メトキシ−14−アミノモルフィナン−6−オンを合成するための収束法であって、
酢酸エチル中のN−(シクロプロピルメチル)ノルテバインを約0℃の水中の過ヨウ素酸ナトリウムおよび酢酸ナトリウムの懸濁液に添加し、2相溶液を形成するステップと、
ベンジルN−ヒドロキシカルバミン酸を少量ずつ前記2相溶液に添加し、混合して、第2の溶液を形成するステップと、
約0℃の前記第2の溶液を約1時間撹拌するステップと、
飽和炭酸水素ナトリウム水溶液を添加することによって、前記撹拌した第2の溶液をアルカリ性にするステップと、
酢酸エチル相を分離し、酢酸エチル(約2×20ml)で水相を抽出するステップと、
前記酢酸エチル相を組み合わせ、約5%のチオ硫酸ナトリウム水溶液、塩水で洗浄し、無水NaSOで乾燥させるステップと、
いかなる残留溶剤をも蒸発させ、N−(シクロプロピルメチル)ノルテバインと前記ベンジルN−ヒドロキシカルバミン酸との間の粗環状付加物を得るステップと、
前記粗環状付加物を、ヘキサン中の約50%の酢酸エチルを使用したカラムクロマトグラフィによって精製し、前記酢酸エチルおよびヘキサンを蒸発させるステップと、
N−(シクロプロピルメチル)ノルテバインおよびベンジルN−ヒドロキシカルバミン酸の前記環状付加物を単離するステップと、
N−(シクロプロピルメチル)ノルテバインおよびベンジルN−ヒドロキシカルバミン酸の前記環状付加物を、MeOH中のPd/C(10%)で、約30psiの水素で約3時間水素化するステップと、
前記Pd/C触媒をろ過し、メタノール溶剤を蒸発させて粗生成物を得るステップと、
N−(シクロプロピルメチル)ノルテバインおよびベンジルN−ヒドロキシカルバミン酸の前記水素化された環状付加物を、ジクロロメタン中の5%のMeOHを使用したカラムクロマトグラフィによって精製するステップと、
前記ジクロロメタン中の5%のMeOH溶剤を蒸発させて、17−シクロプロピルメチル−4,5α−エポキシ−3−メトキシ−14−アミノモルフィナン−6−オンを単離するステップと、を含む方法。
【請求項62】




から成る群より選択される、化合物、もしくはその医薬的に許容される塩形態、多形体、またはプロドラッグ。
【請求項63】
請求項61に記載の化合物を含む医薬組成物。

【公表番号】特表2010−510326(P2010−510326A)
【公表日】平成22年4月2日(2010.4.2)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−538515(P2009−538515)
【出願日】平成19年11月21日(2007.11.21)
【国際出願番号】PCT/US2007/085428
【国際公開番号】WO2008/070462
【国際公開日】平成20年6月12日(2008.6.12)
【出願人】(509143859)プロジェニックス ファーマスーティカルス インコーポレーテッド (5)
【Fターム(参考)】