説明

DNAの凝縮を検出する方法

【課題】 DNAの凝縮をそのまま直接に簡便に解析でき、短時間に多検体のDNA凝縮を検出できる方法を提供する。
【解決手段】 蛍光標識つきDNAにポリエチレングリコールおよびMgCl2を混合し30分間室温で静置する。蛍光相関分光法(FCS)または蛍光強度分布解析法(FIDA)でDNAの並進拡散時間、明るさまたは数を測定する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
DNAの凝縮をFCSまたはFIDAを用いて検出する方法に関する。
【背景技術】
【0002】
DNAの凝縮・凝集体の観察・検出は、電子顕微鏡、原子間力顕微鏡、レーザートラップ顕微鏡で行われている。
【0003】
また、YOYOなどのインターカレーターを用いた蛍光顕微鏡でDNAの凝縮を観察することや、特許文献1に記載されるように、クロマチンまたは染色体にこれらを分散・凝縮させるポリペプチドなどを加え、分散・凝縮の様子を位相差顕微鏡や蛍光顕微鏡で観察することが行われている。
【特許文献1】特表平9-510085号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、電子顕微鏡、原子間力顕微鏡、レーザートラップ顕微鏡などを用いた観察・検出では、DNAを固定するための専用基板を作成する工程やDNAサンプルを乾燥する工程など、観察・検出までに作業工程と時間がかかる。また、蛍光顕微鏡を使ってオペレーターが観察する場合は、短時間に多くの検体を観察することは困難である。
【0005】
本発明の目的は、DNAの凝縮をそのまま直接に簡便に解析でき、短時間に多検体のDNA凝縮を検出できる方法を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記目的を達成する本発明の特徴は、DNAを凝縮させる物質を含むサンプル溶液と蛍光標識つきDNAを含む溶液とを混合し、蛍光相関分光法(FCS: Fluorescence Correlation Spectroscopy)または蛍光強度分散分析法(FIDA: Fluorescence Intensity Distribution Analysis)により混合溶液中の蛍光標識を有するDNAの大きさまたは明るさを求めることにある。蛍光標識つきDNAには、クロマチンや染色体に蛍光分子を接続したものを用いる。
【0007】
DNAが凝縮するとDNAはひも状から球状へ変化する。それに伴ってDNA分子全体の大きさが減少する。DNAに蛍光分子を標識しておくと、DNAは蛍光分子を巻き込むようにして凝縮して球状となるため、蛍光分子の発光がDNAによって遮られて、観察される明るさが著しく減少する。蛍光相関分光法または蛍光強度分散分析法でDNAの大きさまたは明るさを求めて、その値からDNAの凝縮を検出することができる。
【0008】
従って、本発明の特徴によれば、原子力間顕微鏡などでの観察・測定で行うような固体基質への分子の固定作業などの煩雑な操作を行わずに、溶液中に浮遊したままのDNAを利用してDNAの凝縮・非凝縮反応試験を行うことができるとともに、蛍光相関分光法または蛍光強度分散分析法で反応溶液中の蛍光を発する分子の大きさまたは明るさを求めて、その値からDNAの凝縮および非凝縮を知ることができるので、DNAとサンプル液との凝縮反応の有無を、簡便に短時間で精度良く検出することができる。
【0009】
また、複数の蛍光標識つきDNAが一体になって凝縮する分子間凝縮が生じる場合には、蛍光を発する分子の数が、凝縮反応の前後で減少するので、蛍光相関分光法または蛍光強度分散分析法で蛍光を発する分子の数を求めることにより、DNAの分子間凝縮を検出することができる。
【0010】
また、蛍光相関分光法または蛍光強度分散分析法は他の解析方法に比べて、蛍光標識つきDNAおよびサンプル溶液ともごく少量で解析を行うことができるので、安価にDNAの凝縮反応の有無を知ることができる。また、蛍光相関分光法または蛍光強度分散分析法は、単独でも組み合わせて行ってもよい。組み合わせておくことによって、より精度よくDNAの凝縮反応を検出することができる。
【0011】
本発明の他の特徴は、蛍光標識つきDNAを含む溶液とサンプル溶液とをマイクロプレートのウエル内で混合し、ウエル内の混合溶液について蛍光相関分光法または蛍光強度分散分析法により混合溶液中のDNAの大きさ、明るさまたは数を求めることにある。この特徴によれば、混合から反応および測定までをすべて同一の容器内で行うことができ、ウエル数の混合溶液についてDNAの大きさ、明るさまたは数を簡便に短時間で精度良く得ることができ、これらの値からDNAの凝縮反応の有無を検出することができるので、一度に多種のサンプルとの反応試験を行い、反応液を精製せずにそのままで、蛍光相関分光法または蛍光強度分散分析法をもちいてDNAとサンプル液との反応の有無を簡便にかつ短時間で検出することができる。多検体についての反応試験を短時間で行うのに有効である。
【発明の効果】
【0012】
本発明の特徴によれば、溶液中に浮遊したままのDNAを利用してDNAの凝縮・非凝縮反応試験を行うことができるとともに、蛍光相関分光法または蛍光強度分散分析法で反応溶液中の蛍光を発する分子の大きさまたは明るさを求めて、その値からDNAの凝縮および非凝縮を知ることができるので、DNAとサンプル液との凝縮反応の有無を、簡便に短時間で精度良く検出することができる。
【0013】
また、蛍光相関分光法または蛍光強度分散分析法で蛍光を発する分子の数を求めることにより、DNAの分子間凝縮を検出することができる。
【0014】
また、蛍光相関分光法または蛍光強度分散分析法は他の解析方法に比べて、蛍光標識つきDNAおよびサンプル溶液とも少量で解析を行うことができるので、安価にDNAの凝縮反応の有無を知ることができる。
【0015】
本発明の他の特徴によれば、混合から反応および測定までをすべて同一の容器内で行うことができ、ウエル数の混合溶液についてDNAの大きさ、明るさまたは数を簡便に短時間で精度良く得ることができ、これらの値からDNAの凝縮反応の有無を検出することができるので、一度に多種のサンプルとの反応試験を行い、反応液を精製せずにそのままで、蛍光相関分光法または蛍光強度分散分析法をもちいてDNAとサンプル液との反応の有無を簡便にかつ短時間で検出することができる。多検体についての反応試験を短時間で行うのに有効である。
【発明を実施するための最良の形態】
【0016】
(FCS計測とFIDA計測)
DNAが凝縮するとDNAはひも状から球状へ変化する。それに伴ってDNA分子全体の大きさが減少する。DNA1に蛍光分子2を標識しておくと、DNA1は蛍光分子2を巻き込むようにして凝縮して球状となるため、蛍光分子2の発光がDNA1によって遮られて、観察される明るさが著しく減少する(図8を参照)。蛍光相関分光法または蛍光強度分散分析法でDNAの大きさまたは明るさを求めて、その値からDNAの凝縮を検出することができる。
【0017】
1分子蛍光分析装置を使って、マイクロプレートのウエル中の反応液について蛍光相関分光法(FCS:Fluorescence Correlation Spectroscopy)または蛍光強度分布解析法(FIDA:Fluorescence Intensity Distribution Analysis)で蛍光解析を行う。蛍光相関分光法による蛍光解析(FCS計測)と蛍光強度分布解析法による蛍光解析(FIDA計測)のうち、どちらか一方でも反応の有無を知ることができるが、両方の計測を行えば、より精度よく反応の有無を知ることができる。
【0018】
FCS測定では、微小領域内の蛍光分子の揺らぎを測定し、得られた情報に基づいて並進拡散時間(Diffusion Time)と明るさを求める。並進拡散時間の大小は分子の大きさの大小を示すので、反応の前後で並進拡散時間を比較することにより、分子の大きさの変化がわかる。すなわち、並進拡散時間の増加はDNAが伸びたこと、並進拡散時間の減少はDNAが縮んだことを示す。従って、蛍光標識DNAとサンプルとの反応の前後で、蛍光標識されたDNAの並進拡散時間の変化を検出することにより、サンプルによる蛍光標識DNAの凝縮反応を検出することができる。
【0019】
FIDA測定では、微小領域内の蛍光を発している分子の明るさを測定する。明るさの減少はDNAが縮んだことを示す。従って、蛍光標識DNAとサンプルとの反応の前後で、蛍光標識されたDNAの明るさの変化を検出することにより、サンプルによる蛍光標識DNAの凝縮反応を検出することができる。
【0020】
以下に、本発明の実施例を説明する。実施例1では、ポリエチレングリコール(PEG:Polyethylene glycol)と塩化マグネシウムによるDNAの凝縮の検出、実施例2では、スペルミジンによるDNAの凝縮の検出を説明する。
【実施例】
【0021】
(実施例1)
本実施例では、ポリエチレングリコール(PEG:Polyethylene glycol)と塩化マグネシウムによるDNAの凝縮の検出を、実験1〜3で行う。
【0022】
(実験1)
実験1では、大きさの異なるDNAにポリエチレングリコール(PEG)と塩化マグネシウム(MgCl2)を添加し、FCS測定で並進拡散時間と明るさを測定することによって、DNAの凝縮を検出する。
【0023】
(1)DNAの調整
大きさが、50、100、200、400、800、2000、4000、6000、10000bpである9種類のDNAを以下の方法で作成する。
【0024】
まず、5’末端に蛍光色素TAMRA(carboxytetramethylrhodamine、励起極大:555nm、蛍光極大:580nm)を付けたプライマー(フォワード、Fプライマー)、未標識プライマー(リバース)および鋳型DNAを用いてPCR法にてDNAを増幅する。各プライマーの増幅には、鋳型DNAとしてλファージDNA(48,502bp)を使用する。
【0025】
各プライマーのDNA配列を表1に示す。表中のRプライマーはリバースプライマーを、Fプライマーはフォワードプライマーを示す。
【0026】
【表1】

【0027】
次に、増幅したDNAをアニーリングさせた後、PCR反応液100μlに対して、エキソヌクレアーゼI(Exonuclease I, EPICENTRE X40501K)を1μlおよび1MのMgCl2を1μl添加して37℃で1〜2時間反応させ、PCR反応液中に存在する一本鎖DNAを断片消化する。その後、大きさが50および100bpのDNAはDNA精製・抽出キット(MERmaid SPIN Kit, BIO 101)で、それ以上の大きさのDNAはPCR精製キット(Quagen)で精製する。最後に、蛍光相関分光法(FCS: Fluorescence Correlation Spectroscopy)で測定し、粒子数を20程度(FCS装置の測定領域の体積である1フェムトリットルあたり)に調整する。
【0028】
(2)PEGおよびMgCl2の混合
各大きさの1nMの蛍光標識DNA、10mMのMOPS(3-Morpholinopropanesulfonic acid)バッファー、60mg/mLの平均分子量が6000であるPEG (以後PEG6000と略す)および濃度0または濃度100mMのMgCl2を混合し30分間室温で静置する。
【0029】
(3)FCS測定
混合液について、蛍光相関分光法(FCS: Fluorescence Correlation Spectroscopy)でDNAの並進拡散時間と明るさを測定した。FCS測定はレーザー543nm励起250μWで、1サンプルあたり50秒5回の測定を行った。
【0030】
FCS測定の結果を表2に示す。このうち、DNAの大きさごとの並進拡散時間を図1に、明るさを図2に示す。図1では800bpのDNAを境にして並進拡散時間が著しく減少しており、DNAの大きさが小さくなっていることが確認できた。また、図2でも800bpのDNAを境にして、明るさ(CPP)も減少していることが確認できた。したがって、FCS測定で並進拡散時間と明るさを測定することによって、DNAの凝縮が検出できた。
【0031】
【表2】

【0032】
(実験2)
実験2では、大きさの異なるDNAにポリエチレングリコール(PEG)と塩化マグネシウムを添加し、FIDA測定で明るさを測定することによって、DNAの凝縮を検出する。
【0033】
実験1と同様に(1)DNAの調整および(2)PEG6000およびMgCl2の混合を行う。そして得られた混合液について、(3)蛍光強度分散分析法(FIDA: Fluorescence Intensity Distribution Analysis)でDNAの明るさを測定した。FIDA測定はレーザー543nm励起250μWで、1サンプルあたり2秒5回の測定を行った。
【0034】
図3に、FIDA測定によるDNAの大きさごとの明るさを示す。実験3でも実験1と同様に800bpのDNAを境にして明るさ(CPP)が減少していることが確認できた。したがって、FIDA測定で明るさを測定することによって、DNAの凝縮が検出できた。
【0035】
(実験3)
実験3では、実験1で調整したDNAのうち、6kbpのDNAを使って、PEG6000の濃度およびMgCl2の濃度がDNAの凝縮に及ぼす影響を調べた。
【0036】
1nMの蛍光標識DNA(6kbp)、10mMのMOPSバッファー(3-Morpholinopropanesulfonic acid)、0〜100mg/mLのPEG6000および0〜200mMのMgCl2を混合し30分間室温で静置した。その後、実験1と同様にFCS測定を行った。
【0037】
図4に、FCS測定によるPEG6000およびMgCl2の濃度ごとの並進拡散時間を示す。図4から、PEG6000の濃度が40mg/ml以上、かつ、MgCl2の濃度が40mM以上のときに、6kbpのDNAに凝縮が起こることが検出できた。
【0038】
(実施例2)
本実施例では、ポリアミンであるスペルミジンによるDNAの凝縮の検出を、実験4および5で行う。
【0039】
(実験4)
実験4では、大きさの異なるDNAにスペルミジンを添加し、FCS測定で並進拡散時間と明るさを測定することによって、DNAの凝縮を検出する。
【0040】
(1)DNAの調整
実験1と同様に、50、100、200、400、800、2000、4000、6000、10000bpである9種類のDNAを調製する。
【0041】
(2)スペルミジンの混合
各大きさの1nMの蛍光標識DNA、10mMのMOPSバッファー(3-Morpholinopropanesulfonic acid)、濃度0または濃度160μMのスペルミジンを混合し2時間室温で静置する。
【0042】
(3)FCS測定
実験1と同様に(3)混合液について、蛍光相関分光法(FCS: Fluorescence Correlation Spectroscopy)でDNAの並進拡散時間と明るさを測定した。FCS測定はレーザー543nm励起250μWで、1サンプルあたり50秒5回の測定を行った。
【0043】
図5にDNAの大きさごとの並進拡散時間を示す。図5では大きさが50bp〜10kbpのDNAは、160μMのスペルミジンを添加することにより並進拡散時間が著しく減少しており、DNAの大きさが小さくなっていることが確認できた。したがって、FCS測定で並進拡散時間と明るさを測定することによって、DNAの凝縮が検出できた。
【0044】
(実験5)
実験5では、実験4で調整したDNAのうち、6kbpのDNAを使って、スペルミジンの濃度がDNAの凝縮に及ぼす影響を調べた。
【0045】
1nMの蛍光標識DNA(6kbp)、10mMのMOPSバッファー(3-Morpholinopropanesulfonic acid)、濃度が0、40、80、120、160、200μMのスペルミジンを混合し2時間静置した。その後、実験4と同様にFCS測定を行った。
【0046】
FCS測定の結果を表3に示す。このうち、スペルミジンの濃度ごとのDNAの並進拡散時間を図6に、蛍光を発する分子の数を図7に示す。図6から、スペルミジンの濃度が60μM前後で、6kbpのDNAが完全凝縮することが検出できた。また、図6に示した並進拡散時間の変化と同様に、図7は蛍光標識つきDNAの数が減少していることを示している。これは、1つのDNAだけで凝縮が生じているのではなく、複数のDNAが一体に凝縮する分子間凝縮が生じていることを示す。したがって、FCS測定で並進拡散時間を測定することによってDNAの凝縮が検出でき、蛍光を発する分子の数を測定することによって、DNAの分子間凝縮を検出することができた。
【0047】
【表3】

【0048】
FCS測定またはFIDA測定を行う際には、溶液の混合、反応および計測をマイクロプレートのウエル中で行うとよい。ウエル数の検体を用意し、測定を行うことによって、一度に多量の検体を簡便にかつハイスループットにスクリーニングすることができる。
【産業上の利用可能性】
【0049】
本発明は、DNAの凝縮・非凝縮・分散に関する物質のスクリーニングのためのアッセイに適用でき、汎用性が高く、簡単、迅速および低コストにアッセイを行うことができる。DNAの凝縮・非凝縮・分散に関する物質は、クロマチン/染色体分析、特定の受精能力評価における生殖、受精不能の診断および治療に利用が期待される。さらにグロビュール(球状)化された取扱いやすいDNAは遺伝子治療等に広く利用されることが期待される。
【図面の簡単な説明】
【0050】
【図1】実験1のFCS測定によるDNAの大きさごとの並進拡散時間を示す図。
【図2】実験1のFCS測定によるDNAの大きさごとの明るさを示す図。
【図3】実験2のFIDA測定によるDNAの大きさごとの明るさを示す図。
【図4】実験3のFCS測定によるPEG6000およびMgCl2の濃度ごとの並進拡散時間を示す図。
【図5】実験4のFCS測定によるDNAの大きさごとの並進拡散時間を示す図。
【図6】実験5のFCS測定によるスペルミジンの濃度ごとの並進拡散時間を示す図。
【図7】実験5のFCS測定によるスペルミジンの濃度ごとの蛍光を発する分子の数を示す図。
【図8】蛍光標識付きDNAが凝縮する様子を示す図。
【符号の説明】
【0051】
1…DNA、2…蛍光分子。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
蛍光標識つきDNAを含む溶液とサンプル溶液とを混合するステップと、
蛍光相関分光法(FCS: Fluorescence Correlation Spectroscopy)または蛍光強度分散分析法(FIDA: Fluorescence Intensity Distribution Analysis)により混合溶液中の蛍光標識を有するDNAの大きさまたは明るさを求めるステップとを有し、
前記サンプル溶液はDNAを凝縮させる物質を含むことを特徴とするDNAの凝縮反応を検出する方法。
【請求項2】
前記蛍光相関分光法または前記蛍光強度分散分析法により前記混合溶液中の蛍光標識を有するDNAの数を求めるステップをさらに有することを特徴とする請求項1のDNAの凝縮反応を検出する方法。
【請求項3】
前記混合するステップは、マイクロプレートのウエル中で溶液の混合を行うステップを有することを特徴とする請求項1または2のDNAの凝縮反応を検出する方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【公開番号】特開2006−105928(P2006−105928A)
【公開日】平成18年4月20日(2006.4.20)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2004−296708(P2004−296708)
【出願日】平成16年10月8日(2004.10.8)
【出願人】(000000376)オリンパス株式会社 (11,466)
【Fターム(参考)】