PSCAタンパク質に結合する抗体および関連分子
新規PSCAタンパク質に結合する抗体およびその抗体に由来する分子、ならびにそれらの改変体が記載され、ここで、PSCAは、正常な成体組織において組織特異的発現を示し、表Iに列挙される癌において異常に発現される。結果的に、PSCAは、癌に対する診断標的、予後標的、予防標的および/または治療標的を提供する。PSCA遺伝子もしくはそのフラグメント、あるいはそのコード化タンパク質、またはその改変体、もしくはそのフラグメントは、体液性免疫反応または細胞性免疫反応を誘発するために使用され得る;PSCAと反応性の抗体またはT細胞は、能動免疫または受動免疫で使用され得る。
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【特許請求の範囲】
【請求項1】
PSCAタンパク質(配列番号 )に対して特異的に結合する抗原結合部位を含む、抗体またはそのフラグメント(配列番号 )。
【請求項2】
前記抗体がモノクローナル抗体である、請求項1に記載の抗体またはフラグメント。
【請求項3】
前記抗体がA.T.C.C.受託番号 を割り当てられている、請求項2に記載の抗体またはフラグメント。
【請求項4】
前記抗体がA.T.C.C.受託番号 を割り当てられている、請求項2に記載の抗体またはフラグメント。
【請求項5】
前記モノクローナル抗体がヒト化抗体である、請求項2に記載の抗体またはフラグメント。
【請求項6】
前記フラグメントが、Fabフラグメント、F(ab’)2フラグメント、FvフラグメントまたはSfvフラグメントである、請求項1に記載の抗体またはフラグメント。
【請求項7】
前記抗体が完全ヒト抗体である、請求項1に記載の抗体またはフラグメント。
【請求項8】
前記抗原結合部位がマウス抗原結合ドメインである、請求項1に記載の抗体またはフラグメント。
【請求項9】
組換え産生される、請求項1に記載の抗体またはフラグメント。
【請求項10】
前記組換えタンパク質が、抗原結合領域を含む、請求項9に記載の抗体またはフラグメント。
【請求項11】
前記抗体が検出可能なマーカー、毒素、治療剤、または化学療法剤に結合される、請求項1に記載の抗体またはフラグメント。
【請求項12】
前記検出可能なマーカーは、放射性同位体、金属キレート剤、酵素、蛍光化合物、生物発光化合物または化学発光化合物である、請求項11に記載の抗体またはフラグメント。
【請求項13】
前記放射性同位体が、212Bi、131I、131In、90Y、186Re、211At、125I、188Re、153Sm、213Bi、32PまたはLuを含む、請求項12に記載の抗体またはフラグメント
【請求項14】
前記毒素が、リシン、リシンA鎖、ドキソルビシン、ドキソルビシン、ダウノルビシン、メイタンシノイド、タキソール、エチジウムブロマイド、マイトマイシン、エトポシド、テノポシド、ビンクリスチン、ビンブラスチン、コルヒチン、ジヒドロキシアントラシンジオン、アクチノマイシン、ジフテリア毒素、Pseudomonas体外毒素 (PE) A、PE40、アブリン、アブリンA鎖、モデクシンA鎖、αサルシン、ゲロニン、マイトジェリン、レツトリクトシン、フェノマイシン、エノマイシン、curicin、クロチン、カリケアマイシン、sapaonaria officinalisインヒビター、糖質コルチコイド、アウリスタチン、アウロマイシン、イットリウム、ビスマス、コンブレスタチン、デュオカルマイシン、ドロスタチン、cc1065、またはシスプラチンを含む、請求項11に記載の抗体またはフラグメント。
【請求項15】
前記抗原結合部位が、図2(配列番号 )中のタンパク質のアミノ酸のエピトープに特異的に結合する、請求項1に記載の抗体またはフラグメント。
【請求項16】
請求項2に記載のモノクローナル抗体を産生するトランスジェニック動物。
【請求項17】
請求項2に記載のモノクローナル抗体を産生するハイブリドーマ。
【請求項18】
請求項2に記載の抗体をコードするポリヌクレオチドを含むベクター。
【請求項19】
重鎖および軽鎖の可変ドメインを含む一本鎖である、請求項18に記載のベクター。
【請求項20】
ヒト単位用量形態で請求項1に記載の抗体またはフラグメントを含む薬学的組成物。
【請求項21】
生物学的サンプル中のPSCAタンパク質の存在を検出するためのアッセイであって、該アッセイは、該サンプルを請求項1に記載の抗体と接触させる工程、および該サンプル中のPSCAタンパク質(配列番号 )の結合を検出する工程を包含する、アッセイ。
【請求項22】
被験体においてPSCA(配列番号 )を発現する細胞の増殖を阻害する方法であって、該方法は、
PSCAタンパク質(配列番号 )に特異的に結合するモノクローナル抗体の重鎖および軽鎖の可変ドメインを含む一本鎖モノクローナル抗体をコードするベクターを、該被験体に投与する工程であって、その結果、ベクターが該一本鎖モノクローナル抗体コード配列を該癌細胞に送達し、該コードされた一本鎖抗体が該癌細胞内で細胞内発現される、工程
を包含する、方法。
【請求項23】
細胞毒性因子または診断因子をPSCAタンパク質(配列番号 )を発現する細胞に送達する方法であって、該方法は、
請求項1に記載の抗体またはフラグメントに結合された細胞毒性因子または診断因子を提供し、抗体因子結合体またはフラグメント因子結合体を形成させる工程;および
該細胞を該抗体因子結合体またはフラグメント因子結合体に曝露する工程
を包含する、方法。
【請求項24】
前記細胞毒性因子または前記診断因子が、検出可能なマーカー、毒素および治療因子からなる群より選択される、請求項23に記載の方法。
【請求項25】
前記検出可能なマーカーが、放射性同位体、金属キレート剤、酵素、蛍光化合物、生物発光化合物または化学発光化合物である、請求項24に記載の方法。
【請求項26】
前記放射性同位体が、212Bi、131I、131In、90Y、186Re、211At、125I、188Re、153Sm、213Bi、32PまたはLuを含む、請求項25に記載の方法。
【請求項27】
前記毒素が、リシン、リシンA鎖、ドキソルビシン、ダウノルビシン、メイタンシノイド、タキソール、エチジウムブロマイド、マイトマイシン、エトポシド、テノポシド、ビンクリスチン、ビンブラスチン、コルヒチン、ジヒドロキシアントラシンジオン、アクチノマイシン、ジフテリア毒素、Pseudomonas体外毒素 (PE) A、PE40、アブリン、アブリンA鎖、モデクシンA鎖、αサルシン、ゲロニン、マイトジェリン、レツトリクトシン、フェノマイシン、エノマイシン、curicin、クロチン、カリケアマイシン、sapaonaria officinalisインヒビター、糖質コルチコイド、アウリスタチン、アウロマイシン、イットリウム、ビスマス、コンブレスタチン、デュオカルマイシン、ドロスタチン、cc1065またはシスプラチンを含む、請求項24に記載の方法。
【請求項28】
生物学的サンプル中のPSCAタンパク質(配列番号 )を検出するための方法であって、該方法は、
該生物学的サンプルおよびコントロールサンプルを提供する工程;
該生物学的サンプルおよび該コントロールサンプルを、該PSCAタンパク質に特異的に結合する請求項1に記載の抗体と接触させる工程;ならびに
該生物学的サンプルおよび該コントロールサンプル中に存在する、該PSCAタンパク質を含む物質と該抗体との複合体の量を決定する工程
を包含する、方法。
【請求項29】
請求項28に記載の方法であって、
表Iに列挙された癌を有するかまたは表Iに列挙された癌を有すると考えられる患者から前記生物学的サンプルおよび前記コントロールサンプルを採取する工程
をさらに包含する、方法。
【請求項30】
図2に示されるタンパク質またはその部分配列をコードする核酸に対応するPSCA siRNA(二重鎖RNA)を含む組成物であって、ここで、該部分配列は、長さが19、20、21、22、23、24または25個の連続したRNAであり、かつmRNAコード配列の少なくとも一部に対して相補的である配列および相補的でない配列を含む、組成物。
【請求項31】
細胞増殖を調節する分子を同定するための方法であって、該方法は、
(a)以下:
(i)配列番号1のヌクレオチド配列
(ii)図3に示されるアミノ酸配列からなるポリペプチドをコードするヌクレオチド配列
(iii)図3に示されるアミノ酸配列に対して90%以上同一であるポリペプチドをコードするヌクレオチド配列;および
(iv)(i)、(ii)または(iii)のヌクレオチド配列のフラグメント
からなる群より選択されるヌクレオチド配列を含む核酸を含む系に分子を導入する工程;あるいは(i)、(ii)、(iii)または(iv)のヌクレオチド配列によってコードされるタンパク質を含む系に試験化合物を導入する工程;ならびに
(b)該分子と該ヌクレオチド配列またはタンパク質との間の相互作用が存在するかまたは存在しないかを決定する工程
を包含し、それによって、該分子と該ヌクレオチド配列またはタンパク質との間の相互作用の存在が、該分子を細胞増殖を調節する分子として同定する、方法。
【請求項32】
前記系がインビボである、請求項31に記載の方法。
【請求項33】
前記系がインビトロである、請求項31に記載の方法。
【請求項34】
前記分子が、前記(i)、(ii)、(iii)または(iv)のヌクレオチド配列によってコードされるタンパク質に特異的に結合する抗体または抗体フラグメントを含む、請求項31に記載の方法。
【請求項35】
前記分子が、図2に示されるタンパク質またはその部分配列をコードする核酸に対応するPSCA siRNA(二重鎖RNA)組成物であり、ここで、該配列は、長さが19、20、21、22、23、24または25個の連続したRNAヌクレオチドであり、かつmRNAコード配列の少なくとも一部に対して相補的である配列および相補的でない配列を含む、請求項31に記載の方法。
【請求項36】
被験体において癌を処置するための方法であって、該方法は、請求項31に記載の方法によって同定される分子を、癌と診断された被験体に投与する工程を包含し、それによって、該分子は該被験体において癌を阻害するかまたは遅延させる、方法。
【請求項37】
前記癌は、表Iに示される癌である、請求項36に記載の方法。
【請求項38】
表Iに列挙される癌を処置するための治療剤を同定するための方法であって、該方法は、
(a)以下:
(i)配列番号1のヌクレオチド配列;
(ii)図3に示されるアミノ酸配列からなるポリペプチドをコードするヌクレオチド配列;
(iii)図3に示されるアミノ酸配列に対して90%以上同一であるポリペプチドをコードするヌクレオチド配列;ならびに
(iv)(i)、(ii)または(iii)のヌクレオチド配列のフラグメント
からなる群より選択されるヌクレオチド配列を含む核酸を含む系に分子を導入する工程;あるいは(i)、(ii)、(iii)または(iv)のヌクレオチド配列によってコードされるタンパク質を含む系に試験化合物を導入する工程;ならびに
(b)該分子と該ヌクレオチド配列またはタンパク質との間の相互作用が存在するかまたは存在しないかを決定する工程
を包含し、それによって、該分子と該ヌクレオチド配列またはタンパク質との間の相互作用の存在が、該分子を表Iに列挙される組織の癌を処置するための治療剤として同定する、方法。
【請求項39】
前記系がインビトロである、請求項38に記載の方法。
【請求項40】
前記系がインビボである、請求項38に記載の方法。
【請求項41】
前記分子が、前記(i)、(ii)、(iii)または(iv)のヌクレオチド配列によってコードされるタンパク質に特異的に結合する抗体または抗体フラグメントを含む、請求項38に記載の方法。
【請求項42】
前記分子が、図2に示されるタンパク質またはその部分配列をコードする核酸に対応するPSCA siRNA(二重鎖RNA)を含む組成物であり、ここで、該部分配列は、長さが19、20、21、22、23、24または25個の連続したRNAヌクレオチドであり、かつmRNAコード配列の少なくとも一部に対して相補的である配列および相補的でない配列を含む、請求項38に記載の方法。
【請求項43】
被験体において癌を処置するための方法であって、該方法は、請求項38に記載の方法によって同定される分子を、癌と診断された被験体に投与する工程を包含し、それによって、該分子が該被験体において癌を阻害するか遅延させる、方法。
【請求項44】
前記癌が、表Iに示される癌である、請求項43に記載の方法。
【請求項45】
哺乳動物において腫瘍増殖を減少させるための方法であって、該方法は、該哺乳動物をPSCA(配列番号 )に特異的に結合するモノクローナル抗体(配列番号 )と放射線との組み合わせの有効量で処置する工程を包含する、方法。
【請求項46】
哺乳動物において腫瘍増殖を減少させるための方法であって、該方法は、該哺乳動物をPSCA(配列番号 )に特異的に結合するモノクローナル抗体(配列番号 )と化学療法剤との組み合わせの有効量で処置する工程を包含する、方法。
【請求項1】
PSCAタンパク質(配列番号 )に対して特異的に結合する抗原結合部位を含む、抗体またはそのフラグメント(配列番号 )。
【請求項2】
前記抗体がモノクローナル抗体である、請求項1に記載の抗体またはフラグメント。
【請求項3】
前記抗体がA.T.C.C.受託番号 を割り当てられている、請求項2に記載の抗体またはフラグメント。
【請求項4】
前記抗体がA.T.C.C.受託番号 を割り当てられている、請求項2に記載の抗体またはフラグメント。
【請求項5】
前記モノクローナル抗体がヒト化抗体である、請求項2に記載の抗体またはフラグメント。
【請求項6】
前記フラグメントが、Fabフラグメント、F(ab’)2フラグメント、FvフラグメントまたはSfvフラグメントである、請求項1に記載の抗体またはフラグメント。
【請求項7】
前記抗体が完全ヒト抗体である、請求項1に記載の抗体またはフラグメント。
【請求項8】
前記抗原結合部位がマウス抗原結合ドメインである、請求項1に記載の抗体またはフラグメント。
【請求項9】
組換え産生される、請求項1に記載の抗体またはフラグメント。
【請求項10】
前記組換えタンパク質が、抗原結合領域を含む、請求項9に記載の抗体またはフラグメント。
【請求項11】
前記抗体が検出可能なマーカー、毒素、治療剤、または化学療法剤に結合される、請求項1に記載の抗体またはフラグメント。
【請求項12】
前記検出可能なマーカーは、放射性同位体、金属キレート剤、酵素、蛍光化合物、生物発光化合物または化学発光化合物である、請求項11に記載の抗体またはフラグメント。
【請求項13】
前記放射性同位体が、212Bi、131I、131In、90Y、186Re、211At、125I、188Re、153Sm、213Bi、32PまたはLuを含む、請求項12に記載の抗体またはフラグメント
【請求項14】
前記毒素が、リシン、リシンA鎖、ドキソルビシン、ドキソルビシン、ダウノルビシン、メイタンシノイド、タキソール、エチジウムブロマイド、マイトマイシン、エトポシド、テノポシド、ビンクリスチン、ビンブラスチン、コルヒチン、ジヒドロキシアントラシンジオン、アクチノマイシン、ジフテリア毒素、Pseudomonas体外毒素 (PE) A、PE40、アブリン、アブリンA鎖、モデクシンA鎖、αサルシン、ゲロニン、マイトジェリン、レツトリクトシン、フェノマイシン、エノマイシン、curicin、クロチン、カリケアマイシン、sapaonaria officinalisインヒビター、糖質コルチコイド、アウリスタチン、アウロマイシン、イットリウム、ビスマス、コンブレスタチン、デュオカルマイシン、ドロスタチン、cc1065、またはシスプラチンを含む、請求項11に記載の抗体またはフラグメント。
【請求項15】
前記抗原結合部位が、図2(配列番号 )中のタンパク質のアミノ酸のエピトープに特異的に結合する、請求項1に記載の抗体またはフラグメント。
【請求項16】
請求項2に記載のモノクローナル抗体を産生するトランスジェニック動物。
【請求項17】
請求項2に記載のモノクローナル抗体を産生するハイブリドーマ。
【請求項18】
請求項2に記載の抗体をコードするポリヌクレオチドを含むベクター。
【請求項19】
重鎖および軽鎖の可変ドメインを含む一本鎖である、請求項18に記載のベクター。
【請求項20】
ヒト単位用量形態で請求項1に記載の抗体またはフラグメントを含む薬学的組成物。
【請求項21】
生物学的サンプル中のPSCAタンパク質の存在を検出するためのアッセイであって、該アッセイは、該サンプルを請求項1に記載の抗体と接触させる工程、および該サンプル中のPSCAタンパク質(配列番号 )の結合を検出する工程を包含する、アッセイ。
【請求項22】
被験体においてPSCA(配列番号 )を発現する細胞の増殖を阻害する方法であって、該方法は、
PSCAタンパク質(配列番号 )に特異的に結合するモノクローナル抗体の重鎖および軽鎖の可変ドメインを含む一本鎖モノクローナル抗体をコードするベクターを、該被験体に投与する工程であって、その結果、ベクターが該一本鎖モノクローナル抗体コード配列を該癌細胞に送達し、該コードされた一本鎖抗体が該癌細胞内で細胞内発現される、工程
を包含する、方法。
【請求項23】
細胞毒性因子または診断因子をPSCAタンパク質(配列番号 )を発現する細胞に送達する方法であって、該方法は、
請求項1に記載の抗体またはフラグメントに結合された細胞毒性因子または診断因子を提供し、抗体因子結合体またはフラグメント因子結合体を形成させる工程;および
該細胞を該抗体因子結合体またはフラグメント因子結合体に曝露する工程
を包含する、方法。
【請求項24】
前記細胞毒性因子または前記診断因子が、検出可能なマーカー、毒素および治療因子からなる群より選択される、請求項23に記載の方法。
【請求項25】
前記検出可能なマーカーが、放射性同位体、金属キレート剤、酵素、蛍光化合物、生物発光化合物または化学発光化合物である、請求項24に記載の方法。
【請求項26】
前記放射性同位体が、212Bi、131I、131In、90Y、186Re、211At、125I、188Re、153Sm、213Bi、32PまたはLuを含む、請求項25に記載の方法。
【請求項27】
前記毒素が、リシン、リシンA鎖、ドキソルビシン、ダウノルビシン、メイタンシノイド、タキソール、エチジウムブロマイド、マイトマイシン、エトポシド、テノポシド、ビンクリスチン、ビンブラスチン、コルヒチン、ジヒドロキシアントラシンジオン、アクチノマイシン、ジフテリア毒素、Pseudomonas体外毒素 (PE) A、PE40、アブリン、アブリンA鎖、モデクシンA鎖、αサルシン、ゲロニン、マイトジェリン、レツトリクトシン、フェノマイシン、エノマイシン、curicin、クロチン、カリケアマイシン、sapaonaria officinalisインヒビター、糖質コルチコイド、アウリスタチン、アウロマイシン、イットリウム、ビスマス、コンブレスタチン、デュオカルマイシン、ドロスタチン、cc1065またはシスプラチンを含む、請求項24に記載の方法。
【請求項28】
生物学的サンプル中のPSCAタンパク質(配列番号 )を検出するための方法であって、該方法は、
該生物学的サンプルおよびコントロールサンプルを提供する工程;
該生物学的サンプルおよび該コントロールサンプルを、該PSCAタンパク質に特異的に結合する請求項1に記載の抗体と接触させる工程;ならびに
該生物学的サンプルおよび該コントロールサンプル中に存在する、該PSCAタンパク質を含む物質と該抗体との複合体の量を決定する工程
を包含する、方法。
【請求項29】
請求項28に記載の方法であって、
表Iに列挙された癌を有するかまたは表Iに列挙された癌を有すると考えられる患者から前記生物学的サンプルおよび前記コントロールサンプルを採取する工程
をさらに包含する、方法。
【請求項30】
図2に示されるタンパク質またはその部分配列をコードする核酸に対応するPSCA siRNA(二重鎖RNA)を含む組成物であって、ここで、該部分配列は、長さが19、20、21、22、23、24または25個の連続したRNAであり、かつmRNAコード配列の少なくとも一部に対して相補的である配列および相補的でない配列を含む、組成物。
【請求項31】
細胞増殖を調節する分子を同定するための方法であって、該方法は、
(a)以下:
(i)配列番号1のヌクレオチド配列
(ii)図3に示されるアミノ酸配列からなるポリペプチドをコードするヌクレオチド配列
(iii)図3に示されるアミノ酸配列に対して90%以上同一であるポリペプチドをコードするヌクレオチド配列;および
(iv)(i)、(ii)または(iii)のヌクレオチド配列のフラグメント
からなる群より選択されるヌクレオチド配列を含む核酸を含む系に分子を導入する工程;あるいは(i)、(ii)、(iii)または(iv)のヌクレオチド配列によってコードされるタンパク質を含む系に試験化合物を導入する工程;ならびに
(b)該分子と該ヌクレオチド配列またはタンパク質との間の相互作用が存在するかまたは存在しないかを決定する工程
を包含し、それによって、該分子と該ヌクレオチド配列またはタンパク質との間の相互作用の存在が、該分子を細胞増殖を調節する分子として同定する、方法。
【請求項32】
前記系がインビボである、請求項31に記載の方法。
【請求項33】
前記系がインビトロである、請求項31に記載の方法。
【請求項34】
前記分子が、前記(i)、(ii)、(iii)または(iv)のヌクレオチド配列によってコードされるタンパク質に特異的に結合する抗体または抗体フラグメントを含む、請求項31に記載の方法。
【請求項35】
前記分子が、図2に示されるタンパク質またはその部分配列をコードする核酸に対応するPSCA siRNA(二重鎖RNA)組成物であり、ここで、該配列は、長さが19、20、21、22、23、24または25個の連続したRNAヌクレオチドであり、かつmRNAコード配列の少なくとも一部に対して相補的である配列および相補的でない配列を含む、請求項31に記載の方法。
【請求項36】
被験体において癌を処置するための方法であって、該方法は、請求項31に記載の方法によって同定される分子を、癌と診断された被験体に投与する工程を包含し、それによって、該分子は該被験体において癌を阻害するかまたは遅延させる、方法。
【請求項37】
前記癌は、表Iに示される癌である、請求項36に記載の方法。
【請求項38】
表Iに列挙される癌を処置するための治療剤を同定するための方法であって、該方法は、
(a)以下:
(i)配列番号1のヌクレオチド配列;
(ii)図3に示されるアミノ酸配列からなるポリペプチドをコードするヌクレオチド配列;
(iii)図3に示されるアミノ酸配列に対して90%以上同一であるポリペプチドをコードするヌクレオチド配列;ならびに
(iv)(i)、(ii)または(iii)のヌクレオチド配列のフラグメント
からなる群より選択されるヌクレオチド配列を含む核酸を含む系に分子を導入する工程;あるいは(i)、(ii)、(iii)または(iv)のヌクレオチド配列によってコードされるタンパク質を含む系に試験化合物を導入する工程;ならびに
(b)該分子と該ヌクレオチド配列またはタンパク質との間の相互作用が存在するかまたは存在しないかを決定する工程
を包含し、それによって、該分子と該ヌクレオチド配列またはタンパク質との間の相互作用の存在が、該分子を表Iに列挙される組織の癌を処置するための治療剤として同定する、方法。
【請求項39】
前記系がインビトロである、請求項38に記載の方法。
【請求項40】
前記系がインビボである、請求項38に記載の方法。
【請求項41】
前記分子が、前記(i)、(ii)、(iii)または(iv)のヌクレオチド配列によってコードされるタンパク質に特異的に結合する抗体または抗体フラグメントを含む、請求項38に記載の方法。
【請求項42】
前記分子が、図2に示されるタンパク質またはその部分配列をコードする核酸に対応するPSCA siRNA(二重鎖RNA)を含む組成物であり、ここで、該部分配列は、長さが19、20、21、22、23、24または25個の連続したRNAヌクレオチドであり、かつmRNAコード配列の少なくとも一部に対して相補的である配列および相補的でない配列を含む、請求項38に記載の方法。
【請求項43】
被験体において癌を処置するための方法であって、該方法は、請求項38に記載の方法によって同定される分子を、癌と診断された被験体に投与する工程を包含し、それによって、該分子が該被験体において癌を阻害するか遅延させる、方法。
【請求項44】
前記癌が、表Iに示される癌である、請求項43に記載の方法。
【請求項45】
哺乳動物において腫瘍増殖を減少させるための方法であって、該方法は、該哺乳動物をPSCA(配列番号 )に特異的に結合するモノクローナル抗体(配列番号 )と放射線との組み合わせの有効量で処置する工程を包含する、方法。
【請求項46】
哺乳動物において腫瘍増殖を減少させるための方法であって、該方法は、該哺乳動物をPSCA(配列番号 )に特異的に結合するモノクローナル抗体(配列番号 )と化学療法剤との組み合わせの有効量で処置する工程を包含する、方法。
【図1A】
【図1B】
【図1C】
【図1D】
【図1E】
【図1F】
【図1G】
【図1H】
【図1Ia】
【図1Ib】
【図1Ja】
【図1Jb】
【図2−1】
【図2−2】
【図2−3】
【図2−4】
【図3−1】
【図3−2】
【図3−3】
【図3−4】
【図3−5】
【図3−6】
【図3−7】
【図3−8】
【図4−1】
【図4−2】
【図4−3】
【図4−4】
【図4−5】
【図4−6】
【図9A】
【図9B】
【図10】
【図12】
【図13】
【図14】
【図16】
【図18】
【図19】
【図20】
【図21】
【図22】
【図23】
【図24】
【図25】
【図26】
【図27】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図11】
【図15】
【図17】
【図1B】
【図1C】
【図1D】
【図1E】
【図1F】
【図1G】
【図1H】
【図1Ia】
【図1Ib】
【図1Ja】
【図1Jb】
【図2−1】
【図2−2】
【図2−3】
【図2−4】
【図3−1】
【図3−2】
【図3−3】
【図3−4】
【図3−5】
【図3−6】
【図3−7】
【図3−8】
【図4−1】
【図4−2】
【図4−3】
【図4−4】
【図4−5】
【図4−6】
【図9A】
【図9B】
【図10】
【図12】
【図13】
【図14】
【図16】
【図18】
【図19】
【図20】
【図21】
【図22】
【図23】
【図24】
【図25】
【図26】
【図27】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図11】
【図15】
【図17】
【公表番号】特表2008−500833(P2008−500833A)
【公表日】平成20年1月17日(2008.1.17)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−515180(P2007−515180)
【出願日】平成17年5月17日(2005.5.17)
【国際出願番号】PCT/US2005/017412
【国際公開番号】WO2005/118864
【国際公開日】平成17年12月15日(2005.12.15)
【出願人】(501398064)アジェンシス, インコーポレイテッド (13)
【Fターム(参考)】
【公表日】平成20年1月17日(2008.1.17)
【国際特許分類】
【出願日】平成17年5月17日(2005.5.17)
【国際出願番号】PCT/US2005/017412
【国際公開番号】WO2005/118864
【国際公開日】平成17年12月15日(2005.12.15)
【出願人】(501398064)アジェンシス, インコーポレイテッド (13)
【Fターム(参考)】
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