説明

TRPV1モジュレータとしての5−フェニル−イソオキサゾール−3−カルボキサミド誘導体

本発明は、一般式(I)を有するイソオキサゾール−3−カルボキサミド誘導体、または医薬的に許容されるこの塩、これを含む医薬組成剤、ならびに急性および慢性疼痛性障害、急性および慢性神経障害性疼痛、急性および慢性炎症性疼痛、呼吸器疾患、ならびに下部尿路障害などのTRPV1介在障害を治療するための前記イソオキサゾール−3−カルボキサミド誘導体の使用に関する。


【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、イソオキサゾール−3−カルボキサミド誘導体、これを含む医薬組成物、およびTRPV1関連障害の治療におけるこれらのイソオキサゾール−3−カルボキサミド誘導体の使用に関する。
【背景技術】
【0002】
カチオンチャネルの一過性受容体チャネル(Transient Receptor Channel)ファミリー(TRPファミリー)に属する非選択的リガンド依存性カチオンチャネルであるバニロイド受容体(VR1またはTRPV1)は、皮膚、膀胱、気道、および胃腸管を含む多くの組織を神経支配する小径感覚ニューロンの末梢端に高度に発現する。より具体的には、TRPV1受容体は、一般に侵害受容に関連する求心性線維であるサブセットAδおよびC線維に位置する(Mezeyら、Proc.Natl.Acad.Sci.97、3655−3660、2000)。このチャネルの分子レベルでの特性評価により、ホットチリペッパーの主要な辛味成分であるバニロイドカプサイシンの標的として同定された(Caterinaら、Nature389、816−824、1997)。実際、カプサイシンに対する感受性は、侵害受容器活性のマーカーとして長年にわたり用いられてきた。これらの多様式侵害受容器は、化学、機械、および熱を含む複数の侵害刺激によって活性化される。TRPV1の機能特性の研究は、熱刺激(>43℃)および化学物質(カプサイシン、ならびにN−アラキドノイル−ドパミン(NADA)およびリポキシゲナーゼ代謝産物などのエンドバニロイドを含む。)による活性化、ならびに酸性化による感作および活性化を含む、侵害受容器に共通する多くの特性をこの受容体が共有することを実証した。さらに、炎症メディエータ(ATPおよびブラジキニンを含む。)は、in vitroで機能的にTRPV1を感作することが示されている。この証拠は、TRPV1が侵害刺激の多様式検出において不可欠な役割を有し、炎症性疼痛反応の伝達、および潜在的には末梢組織損傷の伝達にも寄与することを示唆している(Di Marzoら、Curr.Opin.Neurobiol.12、372−379、2002に総説)。
【0003】
疼痛刺激の検出におけるTRPV1の役割は、遺伝子ノックアウトマウスのデータからも推察される。TRPV1欠失マウスは、炎症性傷害後、行動的熱性痛覚過敏発生の減衰を示す(Caterinaら、Science288、306−313、2000、Davisら、Nature405、183−187、2000)。これらの動物の小径感覚ニューロンも熱および酸刺激に対する反応の変化を示している。さらに、TRPV1の発現および/または機能的活性の変化が、動物モデルにおいて炎症および神経損傷後に実証されている(Amayaら、Brian Res.963、190−196、2003、Rashidら、J.Pharm.Exp.Ther.304、940−948、2003、HongおよびWiley、J.Biol.Chem.280、618−627、2005)。
【0004】
疼痛伝達における役割に加えて、感覚神経の求心性および遠心性機能、ならびに非神経細胞の機能調節におけるTRPV1の役割に関する証拠も増加しつつある。実際、低振幅で高頻度の膀胱機能の変化、非排尿性膀胱収縮、および膀胱容量の増大が、TRPV1ノックアウトマウスで観察されている(Birderら、Nat.Neurosci.5、856−860、2002)。これはニューロンTRPV1および尿路上皮細胞に発現したTRPV1に関係する可能性がある。このように、TRPV1活性を調節する薬剤が、疼痛状態および炎症を伴う他の疾患だけでなく、一次感覚線維の活動亢進を伴う状態(例えば、膀胱の過活動および切迫尿失禁)においても有用であることを示唆する明らかな証拠がある。
【0005】
イソオキサゾール−3−カルボキサミド誘導体は、TRPV1受容体のモジュレータであり、急性および慢性疼痛性障害、急性および慢性神経障害性疼痛、急性および慢性炎症性疼痛、呼吸器疾患、ならびに下部尿路障害の治療などのTRPV1介在障害の治療に有用であるとして、国際特許出願WO2007/067710(Amphora Discovery Corporation)に開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
【特許文献1】国際公開第2007/067710号
【非特許文献】
【0007】
【非特許文献1】Mezeyら、Proc.Natl.Acad.Sci.97、3655−3660、2000
【非特許文献2】Caterinaら、Nature389、816−824、1997
【非特許文献3】Di Marzoら、Curr.Opin.Neurobiol.12、372−379、2002
【非特許文献4】Caterinaら、Science288、306−313、2000
【非特許文献5】Davisら、Nature405、183−187、2000
【非特許文献6】Amayaら、Brian Res.963、190−196、2003
【非特許文献7】Rashidら、J.Pharm.Exp.Ther.304、940−948、2003
【非特許文献8】HongおよびWiley、J.Biol.Chem.280、618−627、2005
【非特許文献9】Birderら、Nat.Neurosci.5、856−860、2002
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
TRPV1介在障害の治療に有用である、より強力なさらなる化合物が依然として求められている。
【課題を解決するための手段】
【0009】
この目的のため、本発明は、一般式Iを有するイソオキサゾール−3−カルボキサミド誘導体、または医薬的に許容されるこの塩を提供し、
【0010】
【化1】

式中、
は、フェニル、ピリジル、またはピラゾリルであり、それぞれハロゲン、(C1−4)アルキル、および(C1−4)アルキルオキシから選択された1から3個の置換基で置換されていてもよく、アルキルおよびアルキルオキシ基はハロゲンで置換されていてもよく、
は、(C1−3)アルキル、(C3−8)シクロアルキル、シアノ、またはハロゲンであり、
は、(C1−8)アルキル、(C2−8)アルケニル、または(C2−8)アルキニルであり、ハロゲン、ヒドロキシ、およびフェニル(それぞれヒドロキシまたはアミノで置換されていてもよい。)から独立して選択された1または2個の置換基で置換されていてもよいか、または、
は、(C3−10)シクロアルキル、(C3−8)シクロアルケニル、または(C3−8)シクロアルキル(C1−3)アルキルであり、各シクロアルキル基は、ベンゾ基に縮合していてもよく、各シクロアルキル基は、オキソ、ヒドロキシイミノ、アミノ、ヒドロキシ、カルボキシ、シアノ、(C1−3)アルキル、またはヒドロキシ(C1−3)アルキルで置換されていてもよいか、または、
は、ヒドロキシまたはオキソで置換されていてもよい、NR、O、S、およびSOから選択された1または2個のヘテロ原子を含有する飽和4から8員複素環であるか、または、
は、フェニル、ナフチル、またはピリジルであり、それぞれNR、O、およびSから選択された1または2個のヘテロ原子を含有する5または6員飽和複素環に縮合していてもよく、それぞれアミノ、ハロゲン、ヒドロキシ、ヒドロキシイミノ、オキソ、メルカプト、(C1−3)−アルキル、(C1−3)−アルキルオキシ、またはヒドロキシ(C1−3)アルキルで置換されていてもよく、各アルキル基は1個以上のハロゲンで置換されていてもよいか、または、
は、ヒドロキシ、アミノ、(C1−3)アルキル、またはヒドロキシ−(C1−3)アルキルで置換されていてもよい、N、O、およびSから選択された1から3個のヘテロ原子を含有する二環式芳香族複素環系であり、
は、Hまたは(C1−4)アルキルであるか、または、
は、Rおよびこれらが結合しているNと共に、O、S、およびSOから選択されたさらなるヘテロ原子を含有していてもよい飽和4から8員環を形成し、環は、オキソ、ヒドロキシイミノ、アミノ、ヒドロキシ、カルボキシ、カルボキサミド、(C1−3)アルキル、ヒドロキシ(C1−3)アルキル、(C1−3)−アルキルオキシ、(C1−4)アルキルカルボニルアミノ、またはヒドロキシル(C1−3)アルキルアミノカルボニルで置換されていてもよく
は、存在する場合、H、(C1−4)アルキル、(C1−4)アルキルカルボニル、または(C1−4)アルキルオキシカルボニルであり、ただしN,N−ジメチル−4−ブロモ−5−フェニルイソオキサゾール−3−カルボキサミド、およびN,N−ジエチル−4−シアノ−5−フェニルイソオキサゾール−3−カルボキサミドは除く。
【0011】
これ自体としては保護を求めないイソオキサゾール−3−カルボキサミド誘導体は、Li,Gら(Tet.Lett.48(26)、4595−4599、2007)によるN,N−ジメチル−4−ブロモ−5−フェニルイソオキサゾール−3−カルボキサミドの開示、およびDal Piaz,V.およびRenzi,G.(Gazz.Chim.Ital.98、667−680、1968)によるN,N−ジエチル−4−シアノ−5−フェニルイソオキサゾール−3−カルボキサミドの開示に関連し、これらのイソオキサゾール−3−カルボキサミド誘導体はなんら薬理学的活性のない合成中間体として記載されている。
【発明を実施するための形態】
【0012】
一実施形態において、本発明は、一般式Iを有するイソオキサゾール−3−カルボキサミド誘導体、または医薬的に許容されるこの塩を提供し、式中、
は、ハロゲン、(C1−4)アルキル、および(C1−4)アルキルオキシから選択された1から3個の置換基で置換されていてもよいフェニルまたはピリジルであり、アルキルおよびアルキルオキシ基はハロゲンで置換されていてもよく、
は、(C1−3)アルキル、(C3−8)シクロアルキル、シアノ、またはハロゲンであり、
は、(C1−8)アルキル、(C2−8)アルケニル、または(C2−8)アルキニルであり、それぞれハロゲン、ヒドロキシ、またはフェニルで置換されていてもよいか、または、
は、(C3−10)シクロアルキル、(C3−8)シクロアルケニル、または(C3−8)シクロアルキル(C1−3)アルキルであり、各シクロアルキル基は、ベンゾ基に縮合していてもよく、各シクロアルキル基は、オキソ、ヒドロキシイミノ、ヒドロキシ、カルボキシ、シアノ、(C1−3)アルキル、およびヒドロキシ(C1−3)アルキルで置換されていてもよいか、または、
は、ヒドロキシまたはオキソで置換されていてもよい、N、O、S、およびSOから選択された1または2個のヘテロ原子を含有する飽和4から8員複素環であるか、または、
は、フェニルまたはピリジルであり、それぞれNR、O、およびSから選択された1または2個のヘテロ原子を含有する5または6員飽和複素環に縮合していてもよく、それぞれアミノ、ハロゲン、ヒドロキシ、ヒドロキシイミノ、オキソ、メルカプト、(C1−3)−アルキル、(C1−3)−アルキルオキシ、またはヒドロキシ(C1−3)アルキルで置換されていてもよく、各アルキル基は1個以上のハロゲンで置換されていてもよいか、または、
は、ヒドロキシ、アミノ、(C1−3)アルキル、またはヒドロキシ−(C1−3)アルキルで置換されていてもよい、N、O、およびSから選択された1から3個のヘテロ原子を含有する二環式芳香族複素環系であり、
は、Hまたは(C1−4)アルキルであるか、または、
は、Rおよびこれらが結合しているNと共に、O、S、およびSOから選択されたさらなるヘテロ原子を含有していてもよい飽和4から8員環を形成し、環は、オキソ、ヒドロキシイミノ、ヒドロキシ、カルボキシ、カルボキサミド、(C1−3)アルキル、またはヒドロキシ(C1−3)アルキル、または(C1−3)−アルキルオキシで置換されていてもよく
は、存在する場合、H、(C1−4)アルキル、または(C1−4)アルキルオキシカルボニルであり、ただしN,N−ジメチル−4−ブロモ−5−フェニルイソオキサゾール−3−カルボキサミド、およびN,N−ジエチル−4−シアノ−5−フェニルイソオキサゾール−3−カルボキサミドは除く。
【0013】
さらなる実施形態において、本発明は、一般式Iを有するイソオキサゾール−3−カルボキサミド誘導体、または医薬的に許容されるこの塩を提供し、
【0014】
【化2】

式中、
は、ハロゲン、(C1−4)アルキル、および(C1−4)アルキルオキシから選択された1から3個の置換基で置換されていてもよいフェニルまたはピリジルであり、アルキルおよびアルキルオキシ基はハロゲンで置換されていてもよく、
は、(C1−3)アルキル、(C3−8)シクロアルキル、シアノ、またはハロゲンであり、
は、(C1−8)アルキル、(C2−8)アルケニル、または(C2−8)アルキニルであり、それぞれハロゲン、ヒドロキシ、またはフェニルで置換されていてもよいか、または、
は、(C3−10)シクロアルキル、(C3−8)シクロアルケニル、または(C3−8)シクロアルキル(C1−3)アルキルであり、各シクロアルキル基は、ベンゾ基に縮合していてもよく、各シクロアルキル基は、オキソ、ヒドロキシイミノ、ヒドロキシ、カルボキシ、シアノ、(C1−3)アルキル、およびヒドロキシ(C1−3)アルキルで置換されていてもよいか、または、
は、ヒドロキシで置換されていてもよい、N、O、S、およびSOから選択された1または2個のヘテロ原子を含有する飽和4から8員複素環であるか、または、
は、フェニルまたはピリジルであり、それぞれNR、O、およびSから選択された1または2個のヘテロ原子を含有する5または6員飽和複素環に縮合していてもよく、それぞれアミノ、ヒドロキシ、ヒドロキシイミノ、オキソ、メルカプト、(C1−3)−アルキル、(C1−3)−アルキルオキシ、またはヒドロキシ(C1−3)アルキルで置換されていてもよいか、または、
は、ヒドロキシ、アミノ、(C1−3)アルキル、またはヒドロキシ−(C1−3)アルキルで置換されていてもよい、N、O、およびSから選択された1から3個のヘテロ原子を含有する二環式芳香族複素環系であり、
は、Hまたは(C1−4)アルキルであるか、または、
は、Rおよびこれらが結合しているNと共に、O、S、およびSOから選択されたさらなるヘテロ原子を含有していてもよい飽和4から8員環を形成し、環は、オキソ、ヒドロキシイミノ、ヒドロキシ、カルボキシ、カルボキサミド、(C1−3)アルキル、またはヒドロキシ(C1−3)アルキル、または(C1−3)アルキルオキシで置換されていてもよく
は、存在する場合、H、(C1−4)アルキル、または(C1−4)アルキルオキシカルボニルであり、ただしN,N−ジメチル−4−ブロモ−5−フェニルイソオキサゾール−3−カルボキサミド、およびN,N−ジエチル−4−シアノ−5−フェニルイソオキサゾール−3−カルボキサミドは除く。
【0015】
式Iの定義に用いられる用語(C1−3)アルキルは、プロピル、イソプロピル、エチル、およびメチルのような、1から3個の炭素原子を有する分岐または非分岐アルキル基を意味する。
【0016】
用語ヒドロキシ(C1−3)アルキルは、3−ヒドロキシプロピル、2,3−ジヒドロキシプロピル、2−ヒドロキシエチル、またはヒドロキシメチルなどの、1または2個のヒドロキシ基で置換されている1から3個の炭素原子を有する分岐または非分岐アルキル基を意味する。
【0017】
式Iの定義に用いられる用語(C1−4)アルキルは、ブチル、イソブチル、tert−ブチル、プロピル、イソプロピル、エチル、およびメチルのような、1から4個の炭素原子を有する分岐または非分岐アルキル基を意味する。
【0018】
用語(C1−4)アルキルオキシにおいて、(C1−4)アルキルは上に定義した意味を有する。
【0019】
同様に、式Iの定義に用いられる用語(C1−8)アルキルは、オクチル、ヘプチル、ヘキシル、ペンチル、イソペンチル、ブチル、イソブチル、tert−ブチル、プロピル、イソプロピル、エチル、およびメチルのような、1から8個の炭素原子を有する分岐または非分岐アルキル基を意味する。
【0020】
用語(C2−8)アルケニルは、エテニル、プロペン−2−イル、2−メチル−プロペニル、ペンテン−4−イルなどの、2から8個の炭素原子を有する分岐または非分岐アルケニル基を意味する。
【0021】
用語(C2−8)アルキニルは、エチニル、プロピン−2−イル、ペンチン−4−イルなどの、2から8個の炭素原子を有する分岐または非分岐アルキニル基を意味する。
【0022】
用語(C3−10)シクロアルキルは、シクロヘプチル、シクロヘキシル、シクロペンチル、シクロブチル、およびシクロプロピルのような、3から10個の炭素原子を有するシクロアルキル基を意味する。さらにこの用語には、ビシクロ[2,2,1]ヘプタン−2−イル、ビシクロ[2,2,1]ヘプタ−2−エニル、ビシクロ[2,2,1]オクタ−5−エニルなどの二環式シクロアルキル基、およびアダマンチルなどの三環式アルキル基も含まれる。
【0023】
用語(C3−8)シクロアルケニルは、シクロオクタ−3−イル、シクロヘプタ−3−イル、シクロヘキス−3−イル、およびシクロペンタ−2−イルのような、3から8個の炭素原子を有するシクロアルケニル基を意味する。
【0024】
各シクロアルキル環はベンゾ基に縮合して、インダン−1−イル、インダン−2−イル、1,2,3,4−テトラヒドロナフタ−1−イル、および1,2,3,4−テトラヒドロナフタ−2−イルなどの二環式環系を形成してもよい。ベンゾ基は、ヒドロキシル、ヒドロキシル(C1−3)アルキル、または(C1−3)アルキルオキシで置換されていてもよい。
【0025】
式IのRの定義に用いられる、N、O、S、およびSOから選択された1または2個のヘテロ原子を含有する飽和4から8員複素環という用語は、テトラヒドロピラニル、テトラヒドロフラニル、テトラヒドロチオピラニル、テトラヒドロチエニル、およびN−モルホリニルによって例示される。
【0026】
式IのRの定義に用いられる、N、O、およびSから選択された1から3個のヘテロ原子を含有する二環式芳香族複素環系という用語は、キノリル、イソキノリル、インドリル、インドリジニル、インダゾリル、キナゾリニル、キノキサリニル、シンノリニル、ベンゾチエニル、イソベンゾフラニルなどによって例示される。
【0027】
用語ハロゲンは、F、Cl、Br、またはIを意味する。
【0028】
本発明において、Rがフェニルである式Iによるイソオキサゾール−3−カルボキサミド誘導体、特にこのフェニル基がフルオロ、クロロ、もしくはCF、またはこれらの組み合わせで置換されているものが好ましい。
【0029】
さらにRがハロゲン、特にClおよびFである化合物が好ましい。
【0030】
が、ヒドロキシまたはヒドロキシメチルで置換されている、テトラヒドロピラニルまたは(C5−6)シクロアルキルである式Iの誘導体も好ましい。
【0031】
本発明の特に好ましいイソオキサゾール−3−カルボキサミド誘導体は以下のものである。
【0032】
4−クロロ−5−(4−(トリフルオロメチル)フェニル)−N−(3−ヒドロキシフェニル)イソオキサゾール−3−カルボキサミド、
4−クロロ−5−(4−クロロフェニル)−N−((1R,3S)−3−ヒドロキシシクロヘキシル)イソオキサゾール−3−カルボキサミド、
4−クロロ−5−(3,4−ジフルオロフェニル)−N−((1R,3S)−3−ヒドロキシシクロヘキシル)イソオキサゾール−3−カルボキサミド、
4−シアノ−N−シクロペンチル−5−(4−(トリフルオロメチル)フェニル)イソオキサゾール−3−カルボキサミド、
4−クロロ−N−((1R,3S)−3−ヒドロキシシクロペンチル)−5−(4−(トリフルオロメチル)フェニル)イソオキサゾール−3−カルボキサミド、
4−クロロ−N−((1R,3S)−3−ヒドロキシシクロヘキシル)−5−(4−(トリフルオロメチル)フェニル)イソオキサゾール−3−カルボキサミド、
4−フルオロ−N−((1R,3S)−3−ヒドロキシシクロヘキシル)−5−(4−(トリフルオロメチル)フェニル)イソオキサゾール−3−カルボキサミド、
4−クロロ−5−(4−クロロ−3−フルオロフェニル)−N−((1R,3S)−3−ヒドロキシシクロヘキシル)イソオキサゾール−3−カルボキサミド、
4−クロロ−N−シクロペンチル−5−(4−(トリフルオロメチル)フェニル)イソオキサゾール−3−カルボキサミド、
4−クロロ−5−(4−クロロ−3−フルオロフェニル)−N−((1R,2S)−2−(ヒドロキシメチル)シクロヘキシル)イソオキサゾール−3−カルボキサミド、
4−クロロ−N−((1S,2R,3S,4R)−3−(ヒドロキシメチル)ビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−イル)−5−(4−(トリフルオロメチル)フェニル)イソオキサゾール−3−カルボキサミド、
4−ブロモ−N−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)−5−(4−(トリフルオロメチル)フェニル)イソオキサゾール−3−カルボキサミド、
4−クロロ−N−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)−5−(4−(トリフルオロメチル)フェニル)イソオキサゾール−3−カルボキサミド、
4−ブロモ−N−シクロペンチル−5−(4−(トリフルオロメチル)フェニル)イソオキサゾール−3−カルボキサミド、
4−クロロ−N−((1S,2R)−2−(ヒドロキシメチル)シクロヘキシル)−5−(4−(トリフルオロメチル)フェニル)イソオキサゾール−3−カルボキサミド、
4−クロロ−N−((1S,3R)−3−ヒドロキシシクロペンチル)−5−(4−(トリフルオロメチル)フェニル)イソオキサゾール−3−カルボキサミド、
(R)−4−クロロ−N−(3−(ヒドロキシイミノ)シクロペンチル)−5−(4−(トリフルオロメチル)フェニル)イソオキサゾール−3−カルボキサミド、シス/トランス混合物、
ラセミ−4−クロロ−N−(シス−2−ヒドロキシシクロヘキシル)−5−(4−(トリフルオロメチル)フェニル)イソオキサゾール−3−カルボキサミド、
4−クロロ−5−(4−クロロ−3−フルオロフェニル)−N−((1R,3S)−3−ヒドロキシシクロペンチル)イソオキサゾール−3−カルボキサミド、
4−フルオロ−N−((1R,3S)−3−ヒドロキシシクロペンチル)−5−(4−(トリフルオロメチル)フェニル)イソオキサゾール−3−カルボキサミド、
4−クロロ−5−(4−クロロフェニル)−N−((1R,3S)−3−ヒドロキシシクロペンチル)イソオキサゾール−3−カルボキサミド、
ラセミ−シス−4−クロロ−N−(3−ヒドロキシ−6−メトキシ−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イル)−5−(4−(トリフルオロメチル)フェニル)イソオキサゾール−3−カルボキサミド、
4−クロロ−N−(テトラヒドロ−2H−ピラン−3−イル)−5−(4−(トリフルオロメチル)フェニル)イソオキサゾール−3−カルボキサミド、
5−(4−クロロフェニル)−4−フルオロ−N−((1R,3S)−3−ヒドロキシシクロヘキシル)イソオキサゾール−3−カルボキサミド、
(R)−4−クロロ−N−(3−オキソシクロペンチル)−5−(4−(トリフルオロメチル)フェニル)イソオキサゾール−3−カルボキサミド、
4−クロロ−N−シクロブチル−5−(4−(トリフルオロメチル)フェニル)イソオキサゾール−3−カルボキサミド、
4−メチル−N−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)−5−(4−(トリフルオロメチル)フェニル)イソオキサゾール−3−カルボキサミド、
4−クロロ−N−シクロヘキシル−5−(4−(トリフルオロメチル)フェニル)イソオキサゾール−3−カルボキサミド、
4−クロロ−N−((1R,4R)−4−メチルシクロヘキシル)−5−(4−(トリフルオロメチル)フェニル)イソオキサゾール−3−カルボキサミド、
N−シクロペンチル−4−メチル−5−(4−(トリフルオロメチル)フェニル)イソオキサゾール−3−カルボキサミド、
4−クロロ−5−(4−クロロ−3−フルオロフェニル)−N−((1R,3S)−3−ヒドロキシシクロヘキシル)イソオキサゾール−3−カルボキサミド、
ラセミ−4−クロロ−N−(シス−2−ヒドロキシシクロヘキシル)−5−(4−(トリフルオロメチル)フェニル)イソオキサゾール−3−カルボキサミド、
シス−4−クロロ−N−(4−ヒドロキシシクロヘキシル)−5−(4−(トリフルオロメチル)フェニル)イソオキサゾール−3−カルボキサミド、
N−シクロペンチル−4−プロピル−5−(4−(トリフルオロメチル)フェニル)イソオキサゾール−3−カルボキサミド、
N−シクロペンチル−4−エチル−5−(4−(トリフルオロメチル)フェニル)イソオキサゾール−3−カルボキサミド、
4−クロロ−5−(4−クロロフェニル)−N−シクロペンチルイソオキサゾール−3−カルボキサミド、
(S)−4−クロロ−N−(3−メチルブタン−2−イル)−5−(4−(トリフルオロメチル)フェニル)イソオキサゾール−3−カルボキサミド、
4−クロロ−5−(3−フルオロ−4−(トリフルオロメチル)フェニル)−N−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)イソオキサゾール−3−カルボキサミド、
4−クロロ−5−(3−フルオロ−4−(トリフルオロメチル)フェニル)−N−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)イソオキサゾール−3−カルボキサミド、
4−クロロ−5−(3−フルオロ−4−(トリフルオロメチル)フェニル)−N−(3−(ヒドロキシメチル)フェニル)イソオキサゾール−3−カルボキサミド、
4−クロロ−5−(3−フルオロ−4−(トリフルオロメチル)フェニル)−N−(2−(2−ヒドロキシエチル)フェニル)イソオキサゾール−3−カルボキサミド、
(R)−4−クロロ−5−(3−フルオロ−4−(トリフルオロメチル)フェニル)−N−(1−ヒドロキシブタン−2−イル)イソオキサゾール−3−カルボキサミド、
(R)−4−クロロ−5−(3−フルオロ−4−(トリフルオロメチル)フェニル)−N−(1−ヒドロキシ−3−メチルブタン−2−イル)イソオキサゾール−3−カルボキサミド、
4−クロロ−5−(3−フルオロ−4−(トリフルオロメチル)フェニル)−N−((1R,3S)−3−ヒドロキシシクロヘキシル)イソオキサゾール−3−カルボキサミド、
シス−4−クロロ−5−(3−フルオロ−4−(トリフルオロメチル)フェニル)−N−(4−ヒドロキシシクロヘキシル)イソオキサゾール−3−カルボキサミド、
4−クロロ−5−(4−クロロフェニル)−N−シクロヘキシルイソオキサゾール−3−カルボキサミド、
4−クロロ−5−(4−クロロフェニル)−N−シクロブチルイソオキサゾール−3−カルボキサミド、
5−(4−tert−ブチルフェニル)−4−クロロ−N−シクロペンチルイソオキサゾール−3−カルボキサミド、
5−(4−tert−ブチルフェニル)−4−クロロ−N−(シス−4−ヒドロキシシクロヘキシル)イソオキサゾール−3−カルボキサミド、
5−(4−tert−ブチルフェニル)−4−クロロ−N−((1S,2R)−2−(ヒドロキシメチル)シクロヘキシル)イソオキサゾール−3−カルボキサミド、
5−(4−tert−ブチルフェニル)−4−クロロ−N−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)イソオキサゾール−3−カルボキサミド、
5−(4−tert−ブチルフェニル)−4−クロロ−N−シクロブチルイソオキサゾール−3−カルボキサミド2,2,2−トリフルオロアセテート、
5−(4−tert−ブチルフェニル)−4−クロロ−N−イソプロピルイソオキサゾール−3−カルボキサミド2,2,2−トリフルオロアセテート、
(S)−4−クロロ−5−(4−(トリフルオロメチル)フェニル)−N−(1,1,1−トリフルオロプロパン−2−イル)イソオキサゾール−3−カルボキサミド、
(R)−N−sec−ブチル−4−クロロ−5−(4−(トリフルオロメチル)フェニル)イソオキサゾール−3−カルボキサミド、
4−クロロ−N−(シクロブチルメチル)−5−(4−(トリフルオロメチル)フェニル)イソオキサゾール−3−カルボキサミド、
4−クロロ−N−(2−シクロプロピルエチル)−5−(4−(トリフルオロメチル)フェニル)イソオキサゾール−3−カルボキサミド、
4−クロロ−N−(1,1,1−トリフルオロブタン−2−イル)−5−(4−(トリフルオロメチル)フェニル)イソオキサゾール−3−カルボキサミド、
4−クロロ−N−(3,3−ジフルオロシクロブチル)−5−(4−(トリフルオロメチル)フェニル)イソオキサゾール−3−カルボキサミド、
5−(4−クロロ−2−エトキシフェニル)−N−((1R,2S)−2−ヒドロキシシクロヘキシル)−4−メチルイソオキサゾール−3−カルボキサミド、
5−(3−フルオロ−4−(トリフルオロメチル)フェニル)−4−メチル−N−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)イソオキサゾール−3−カルボキサミド、
5−(3−フルオロ−4−(トリフルオロメチル)フェニル)−N−((1R,3S)−3−ヒドロキシシクロヘキシル)−4−メチルイソオキサゾール−3−カルボキサミド、
5−(3−フルオロ−4−(トリフルオロメチル)フェニル)−N−(2−ヒドロキシエチル)−4−メチルイソオキサゾール−3−カルボキサミド、
(R)−5−(3−フルオロ−4−(トリフルオロメチル)フェニル)−N−(1−ヒドロキシブタン−2−イル)−4−メチルイソオキサゾール−3−カルボキサミド、
5−(4−クロロ−2−エトキシフェニル)−N−((1R,3S)−3−ヒドロキシシクロヘキシル)−4−メチルイソオキサゾール−3−カルボキサミド、
ラセミ−5−(4−クロロ−2−エトキシフェニル)−N−(シス−2−ヒドロキシシクロヘキシル)−4−メチルイソオキサゾール−3−カルボキサミド、
(R)−4−クロロ−N−(テトラヒドロフラン−3−イル)−5−(4−(トリフルオロメチル)フェニル)イソオキサゾール−3−カルボキサミド、
4−クロロ−N−((1R,2S)−2−ヒドロキシシクロペンチル)−5−(4−(トリフルオロメチル)フェニル)イソオキサゾール−3−カルボキサミド、
(R)−4−クロロ−5−(3−フルオロ−4−(トリフルオロメチル)フェニル)−N−(テトラヒドロフラン−3−イル)イソオキサゾール−3−カルボキサミド、
4−クロロ−5−(3−フルオロ−4−(トリフルオロメチル)フェニル)−N−((1R,2S)−2−ヒドロキシシクロペンチル)イソオキサゾール−3−カルボキサミド、
N−シクロペンチル−5−(3−フルオロ−4−(トリフルオロメチル)フェニル)−4−メチルイソオキサゾール−3−カルボキサミド、
5−(4−クロロ−2−エトキシフェニル)−4−メチル−N−((S)−1,1,1−トリフルオロプロパン−2−イル)イソオキサゾール−3−カルボキサミド、
5−(4−クロロ−2−エトキシフェニル)−N−(3,3−ジフルオロシクロブチル)−4−メチルイソオキサゾール−3−カルボキサミド、
(S)−5−(3−フルオロ−4−(トリフルオロメチル)フェニル)−4−メチル−N−(3−メチルブタン−2−イル)イソオキサゾール−3−カルボキサミド、
4−クロロ−N−イソプロピル−5−(4−(トリフルオロメチル)フェニル)イソオキサゾール−3−カルボキサミド、
N−(3,3−ジフルオロシクロブチル)−5−(3−フルオロ−4−(トリフルオロメチル)フェニル)−4−メチルイソオキサゾール−3−カルボキサミド、
(R)−5−(3−フルオロ−4−(トリフルオロメチル)フェニル)−N−(1−ヒドロキシ−3−メチルブタン−2−イル)−4−メチルイソオキサゾール−3−カルボキサミド、
4−クロロ−5−(4−クロロフェニル)−N−(シクロプロピルメチル)イソオキサゾール−3−カルボキサミド、
4−ブロモ−5−[4−(トリフルオロメチル)フェニル]−N−(シクロプロピルメチル)イソオキサゾール−3−カルボキサミド、または医薬的に許容されるこの塩。
【0033】
本発明のイソオキサゾール−3−カルボキサミド誘導体は、一般に有機化学の分野で知られている方法によって調製することができる。
【0034】
【化3】

【0035】
式Iのイソオキサゾール−3−カルボキサミド誘導体は、例えば、Lがハロゲンまたはアシルオキシ基などの脱離基であり、RおよびRが前に定義したとおりの意味を有する式IIの化合物から、脱離基を式NHRのアミンで求核置換することによって調製することができる。Lがアシルオキシ基である式IIの化合物は、Lがヒドロキシである式IIの化合物から、N−メチルモルホリンなどの塩基の存在下、例えばクロロホルメートとの反応によって調製することができる。
【0036】
式Iのイソオキサゾール−3−カルボキサミド誘導体は、Lがヒドロキシである式IIの化合物から、N,N−ジメチルホルムアミドなどの触媒の存在下または不在下、例えば塩化オキサリルと反応させ、さらに適切なアミンNHRで処理することによって調製することができる(J.Am.Chem.Soc.、Vol.108、No.22、6950−6960、1986)。
【0037】
式Iのイソオキサゾール−3−カルボキサミド誘導体は、Lがヒドロキシである式IIの化合物から、O−(7−アザベンゾトリアゾール−1−イル)−N,N,N’,N’−テトラメチルウロニウムヘキサフルオロホスフェート(HATU)、ジシクロヘキシルカルボジイミド(DCC)、ジイソプロピルカルボジイミド(DIC)、または(ベンゾトリアゾール−1−イル−オキシ−トリスピロリジノホスホニウム−ヘキサフルオロホスフェート(PYBOP)などの当分野でよく知られている1種以上の標準的な(ペプチド)カップリング試薬で処理し、さらに適切なアミンNHRで処理することによって調製することができる(J.Am.Chem.Soc.、Vol.108、No.22、6950−6960、1986)。
【0038】
式Iのイソオキサゾール−3−カルボキサミド誘導体は、Lがアシルオキシである式IIの化合物から、適切な溶媒中、通常の加熱またはマイクロウェーブ加熱を用いて温度50から200℃、および反応時間5分から30時間で、適切なアミンNHRで処理することによって調製することができる。
【0039】
別法において、式Iの化合物は、Xがハロゲンである式IIIの化合物から、Suzuki反応(Chem.Rev.95、2457−2483、1995)またはこの変法を用いて、Rが前に定義したとおりであり、Mがボロン酸またはボロン酸エステルである式IVの化合物で処理することによって調製することができる。
【0040】
同様に、式Iのイソオキサゾール−3−カルボキサミド誘導体は、式Vの化合物から、Suzuki反応(Chem.Rev.95、2457−2483、1995)またはこの変法を用いて、Mがボロン酸またはボロン酸エステルである式VIの化合物で処理することによって調製することができる。
【0041】
出発材料となる式IVおよび式VIの化合物は、市販され入手可能であるか、または当分野で知られている種々の方法で調製することができる。
【0042】
【化4】

【0043】
Lがアルコキシである式IIの化合物は、RおよびRが前に示した意味を有し、Rが(C1−4)アルキルである式VIIの化合物から、適切な溶媒中、ヒドロキシルアミンで処理することによって調製することができる。
【0044】
Lがアルコキシである式IIの化合物は、RおよびRが前に示した意味を有し、Xがハロゲンである式VIIIの化合物から、Suzuki反応(Chem.Rev.95、2457−2483、1995)またはこの変法を用いて、Mがボロン酸またはボロン酸エステルである式IVの化合物で処理することによって調製することができる。
【0045】
Lがアルコキシである式IIの化合物は、RおよびRが前に示した意味を有し、Xがハロゲンである式IXの化合物から、Suzuki反応(Chem.Rev.95、2457−2483、1995)またはこの変法を用いて、Mがボロン酸またはボロン酸エステルである式VIの化合物で処理することによって調製することができる。
【0046】
さらに、Lがアルコキシである式IIの化合物は、一般的な参考文献Davies,D.T.Aromatic Heterocyclic Chemistry(Oxford University Press:Oxford 1995)に記載のとおり、適切な溶媒中、式XIの化合物の存在下、RおよびRが前に示した意味を有する式Xの化合物の反応によって調製することができる。
【0047】
出発材料となるRがCOEtである式Xおよび式XIの化合物は、市販され入手可能であるか、または当分野で知られている種々の方法で調製することができる。Xがハロゲンである式IIIの化合物は、式VIIIの化合物から、適切な溶媒中、通常の加熱またはマイクロウェーブ加熱を用いて温度50から200℃、および反応時間5分から30時間で、適切なアミンNHRで処理することによって調製することができる。
【0048】
Xがハロゲンである式Vの化合物は、式IXの化合物から、適切な溶媒中、通常の加熱またはマイクロウェーブ加熱を用いて温度50から200℃、および反応時間5分から30時間で、適切なアミンNHRで処理することによって調製することができる。
【0049】
【化5】

【0050】
式VIIの化合物は、式XIIの化合物から、ナトリウムエトキシドなどの適切な塩基の存在下、シュウ酸ジエチルとの縮合によって調製することができる。出発材料となる式XIIの化合物は、市販され入手可能であるか、または当分野で知られている種々の方法で調製することができる。
【0051】
式VIIIの化合物は、式XIIIの化合物から、トリエチルアミンなどの適切な塩基の存在下、これに限定されるものではないが、例えばオキシ臭化リンで処理することによって調製することができる。
【0052】
がハロゲンである式IXの化合物は、複素環をハロゲン化するための当分野でよく知られている方法を用いて、式XIVの化合物から調製することができる。一般的な参照文献Davies,D.T.Aromatic Heterocyclic Chemistry(Oxford University Press:Oxford 1995)に記載されている方法などである。
【0053】
式XIIIの化合物は、式XVの化合物から、適切な溶媒中、ヒドロキシルアミンで処理することによって調製することができる。
【0054】
式XIVの化合物は、式XVIIIの化合物から、適切な溶媒中、ヒドロキシルアミンで処理することによって調製することができる。
【0055】
さらに、式XIVの化合物は、一般的な参照文献Davies,D.T.(上記参照)に記載のとおり、適切な溶媒中、式XIの化合物の存在下、式XVIの化合物の反応によって調製することができる。出発材料となる式XVIの化合物は、市販され入手可能であるか、または当分野で知られている種々の方法で調製することができる。
【0056】
【化6】

【0057】
式XVの化合物は、市販の供給源から得ることができ、当業者に知られている文献記載の手順または文献記載の手順の変法を用いて、式XVIIの化合物から調製することができる。例えば、Rがエチルであり、Rがメチルである式XVの化合物は、エタノールなどの溶媒中、ナトリウムエトキシドなどの適切な塩基の存在下、シュウ酸ジエチルおよびプロピオン酸エチルの縮合によって調製することができる。
【0058】
式XVIIIの化合物は、式XIXの化合物から、ナトリウムエトキシドなどの適切な塩基の存在下、シュウ酸ジエチルとの縮合によって調製することができる。出発材料となる式XIXの化合物は、市販され入手可能であるか、または当分野で知られている種々の方法で調製することができる。
【0059】
式Iの種々のイソオキサゾール−3−カルボキサミド誘導体は、ある種の置換基R−Rに対応する官能基の適切な転換反応によって得られることを、当業者は同様に理解するであろう。例えば、RまたはRが置換されていてもよいアルキルまたはシクロアルキル基である式Iの化合物は、炭酸カリウムなどの塩基の存在下、RまたはRが水素である式Iの化合物を適切に官能化されたアルキルまたはシクロアルキルハロゲン化物と反応させることによって調製することができる。
【0060】
式Iのイソオキサゾール−3−カルボキサミド誘導体およびこれらの塩は、少なくとも1つのキラル中心を含有することができ、従ってエナンチオマーおよびジアステレオマーを含む立体異性体として存在することができる。本発明は、前述の立体異性体をこの範囲内に含み、他方のエナンチオマーを実質的に含まない、即ち5%未満、好ましくは2%未満、特に1%未満伴う式Iの化合物およびこれらの塩のそれぞれ個々のRおよびSエナンチオマー、ならびに実質的に等量の2種のエナンチオマーを含有するラセミ混合物を含むこのようなエナンチオマーの任意の比率の混合物が含まれる。
【0061】
純粋な立体異性体を得る、不斉合成またはキラル分割の方法は当分野でよく知られており、例えば、キラル誘導による合成、もしくは市販のキラル基質から出発する合成、または例えばキラル媒質でのクロマトグラフィを用いるか、もしくはキラル対イオンを用いる結晶化による立体異性体の分離である。
【0062】
医薬的に許容される塩は、式Iの化合物の遊離塩基を、塩酸、臭化水素酸、リン酸、および硫酸などの無機酸、または、例えばアスコルビン酸、クエン酸、酒石酸、乳酸、マレイン酸、マロン酸、フマル酸、グリコール酸、コハク酸、プロピオン酸、酢酸、およびメタンスルホン酸などの有機酸で処理することによって得ることができる。
【0063】
本発明の化合物は、非溶媒和形態、ならびに水、エタノールなどの医薬的に許容される溶媒との溶媒和形態で存在することができる。一般に溶媒和形態は、本発明の目的のために非溶媒和形態と等価であるとみなされる。
【0064】
本発明はさらに、医薬的に許容される助剤、および場合により他の治療剤との混合物として、N,N−ジメチル−4−ブロモ−5−フェニルイソオキサゾール−3−カルボキサミド、およびN,N−ジエチル−4−シアノ−5−フェニルイソオキサゾール−3−カルボキサミドを含む本発明のイソオキサゾール−3−カルボキサミド誘導体、または医薬的に許容される塩を含む医薬組成物を提供する。「許容される」という用語は、この組成物が他の成分と適合性であり、このレシピエントに有害でないことを意味する。組成物には、例えばすべて投与用の単位投与形態である、経口、舌下、皮下、静脈内、硬膜外、髄腔内、筋肉内、経皮、肺内、局所、または直腸投与などに適したものが含まれる。
【0065】
経口投与の場合、活性成分は、錠剤、カプセル剤、粉剤、顆粒剤、液剤、懸濁剤などの個別単位として提供することができる。
【0066】
非経口投与の場合、本発明の医薬組成物は、例えば単位投与または多回投与容器、例えば密封バイアルおよびアンプル中の、例えば所定量の注射液として提供することができ、使用前に滅菌液体担体、例えば水の添加のみを必要とする凍結乾燥(freeze−dried(lyophilized))状態で貯蔵することもできる。
【0067】
例えば標準的な参考文献Gennaro,A.R.ら、Remington:The Science and Practice of Pharmacy(第20版、Lippincott Williams & Wilkins、2000、特にPart5:Pharmaceutical Manufacturing参照)に記載されているとおり、このような医薬的に許容される助剤と混合して、活性成分を丸剤、錠剤などの固体投与単位に圧縮することができ、またはカプセル剤、坐剤、もしくはパッチに加工することができる。医薬的に許容される液体を用いて、活性剤を溶液、懸濁液、エマルションの形態の流体組成物、例えば注射用調剤として、またはスプレー、例えば鼻用スプレーとして適用することができる。
【0068】
固体投与単位を製造する場合、充填剤、着色剤、高分子結合剤などの通常の添加剤の使用が企図される。一般に、活性化合物の機能を妨げない医薬的に許容される任意の添加剤を用いることができる。本発明の活性剤と共に固体組成物として投与することのできる適切な担体には、適切な量で用いられるラクトース、デンプン、セルロース誘導体など、またはこれらの混合物が含まれる。非経口投与の場合、医薬的に許容される分散剤および/または湿潤剤、例えばプロピレングリコールまたはブチレングリコールなどを含有する、水性懸濁液、等張食塩水、および滅菌注射溶液を用いることができる。
【0069】
本発明はさらに、前記組成物に適した包装材料と組み合わせた、上述の医薬組成物を含み、該包装材料には、上述のとおり用いるための本組成物の使用説明書が含まれる。
【0070】
本発明のイソオキサゾール−3−カルボキサミド誘導体は、ヒト組換えVR1受容体が安定して発現しているチャイニーズハムスター卵巣細胞系を用いる蛍光ベースのカルシウムフラックスアッセイで測定されたとおり、バニロイド受容体(TRPV1またはVR1)で調節特性を有することが見出された。このような組換え細胞系を構築する方法は当分野でよく知られている(Sambrookら、Molecular Cloning:a Laboratory Manual、Cold Spring Harbor Laboratory Press、Cold Spring Harbor、2000)。従って、本発明の化合物は、急性および慢性疼痛性障害、急性および慢性神経障害性疼痛、急性および慢性炎症性疼痛、呼吸器疾患、ならびに下部尿路障害の治療などTRPV1介在障害の治療に有用である。
【0071】
本発明の化合物は、症状を軽減するのに十分な量および十分な期間、ヒトに投与することができる。例として、ヒトに対する投与レベルは、体重1kg当たり0.001から50mgの範囲、好ましくは体重1kg当たり0.01から20mgの投与量であることができる。
【0072】
本発明を以下の実施例によって例示する。
【実施例】
【0073】
全般的方法
フラッシュカラムクロマトグラフィはシリカゲルで行った。セミ分取高圧液体クロマトグラフィ(セミ分取HPLC)は、以下に略述する方法を用いて行った。
SunFire(C18、OBD5μm)19mm×100mm;9分間で10から100%アセトニトリル−水勾配、その後1分間100%アセトニトリル;20mL/分;0.1%トリフルオロ酢酸バッファ、215nmでUVにより検出。
【0074】
1H NMRカップリング定数はHzで示す。
【0075】
(実施例1)
4−クロロ−5−(4−クロロフェニル)−N−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)イソオキサゾール−3−カルボキサミド
A:エチル4−(4−クロロフェニル)−2,4−ジオキソブタノエート
ナトリウムエトキシド(4.4g、64.6mmol)の無水エタノール(60mL)溶液に4−クロロアセトフェノン(5.0g、32.3mmol)を添加し、反応混合物を室温で5分間攪拌した。無水エタノール(10mL)中のシュウ酸ジエチル(7.0mL、51.7mmol)を添加し、反応混合物を4時間、加熱還流した。室温に冷却した後、酢酸(7.0mL)を添加し、得られた淡黄色の固体を濾過し、エタノールで洗浄し、真空中で乾燥して、エチル4−(4−クロロフェニル)−2,4−ジオキソブタノエート(8.3g、32.6mmol)を得た。
【0076】
B:5−(4−クロロフェニル)イソオキサゾール−3−カルボキシレート
ヒドロキシルアミン塩酸塩(0.65g、9.42mmol)を、エチル4−(4−クロロフェニル)−2,4−ジオキソブタノエート(2.0g、7.85mmol)の無水エタノール(40mL)懸濁液に添加し、反応物を4時間、加熱還流した。室温に冷却した後、得られた白色の固体を濾過し、水および冷エタノールで洗浄し、真空中で乾燥して、エチル5−(4−クロロフェニル)イソオキサゾール−3−カルボキシレート(1.19g、4.73mmol)を得た。
【0077】
C:エチル4−クロロ−5−(4−クロロフェニル)イソオキサゾール−3−カルボキシレート
酢酸(5mL)中のエチル5−(4−クロロフェニル)イソオキサゾール−3−カルボキシレート(250mg、1.0mmol)とN−クロロスクシンイミド(267mg、2.0mmol)の混合物を3日間、加熱還流した。その後、反応混合物を室温に冷まし、氷上に注ぎ、得られた淡黄色の固体を集め、少しずつの水で洗浄し、乾燥して、エチル4−クロロ−5−(4−クロロフェニル)イソオキサゾール−3−カルボキシレート(234mg、0.82mmol)を得た。
【0078】
D:4−クロロ−5−(4−クロロフェニル)−N−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)イソオキサゾール−3−カルボキサミド
無水エタノール(1mL)中のエチル4−クロロ−5−(4−クロロフェニル)イソオキサゾール−3−カルボキシレート(20mg、0.07mmol)と4−アミノテトラヒドロピラン(83μL、0.7mmol)の混合物を36時間、加熱還流した。揮発物を真空中で除去し、得られた残留物をジクロロメタンで溶出してシリカゲルクロマトグラフィで精製し、表題化合物を得た(16.8mg、0.05mmol)。
MS(ESI)m/z(M+H):341.1
【0079】
4−アミノテトラヒドロピランの代わりに別のアミンを用い、実施例1の方法をさらに用いて以下の化合物を調製した。
【0080】
(実施例2(A))
4−クロロ−5−(4−クロロフェニル)−N−シクロペンチルイソオキサゾール−3−カルボキサミド
MS(ESI)m/z(M+H):341.1
【0081】
(実施例2(B))
4−クロロ−N−((1R,4R)−4−メチルシクロヘキシル)−5−(4−(トリフルオロメチル)フェニル)イソオキサゾール−3−カルボキサミド
A:エチル−4−クロロ−5−(4−(トリフルオロメチル)フェニル)イソオキサゾール−3−カルボキシレート
実施例12ステップAからCに従って、表題化合物を調製した。
【0082】
B:4−クロロ−N−((1R,4R)−4−メチルシクロヘキシル)−5−(4−(トリフルオロメチル)フェニル)イソオキサゾール−3−カルボキサミド
エチル4−クロロ−5−(4−クロロフェニル)イソオキサゾール−3−カルボキシレートの代わりに、エチル−4−クロロ−5−(4−(トリフルオロメチル)フェニル)イソオキサゾール−3−カルボキシレートを用いて、表題化合物を得た。
MS(ESI)m/z(M+H):387.0/389.0
【0083】
実施例2(B)に従って、以下の化合物を調製した。
【0084】
(実施例2(C))
4−クロロ−N−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)−5−(4−(トリフルオロメチル)フェニル)イソオキサゾール−3−カルボキサミド
MS(ESI)m/z(M+H):375.2/377.2
【0085】
(実施例2(D))
4−クロロ−N−((1S,2R)−2−(ヒドロキシメチル)シクロヘキシル)−5−(4−(トリフルオロメチル)フェニル)イソオキサゾール−3−カルボキサミド
MS(ESI)m/z(M+H):403.0/405.0
【0086】
(実施例2(E))
4−クロロ−N−(2−((1R,3R)−3−ヒドロキシシクロペンチル)エチル)−5−(4−(トリフルオロメチル)フェニル)イソオキサゾール−3−カルボキサミド
MS(ESI)m/z(M+H):402.8/404.9
【0087】
(実施例2(F))
4−クロロ−N−((1R,4R)−4−ヒドロキシシクロヘキシル)−5−(4−(トリフルオロメチル)フェニル)イソオキサゾール−3−カルボキサミド
MS(ESI)m/z(M+H):389.0/390.0
【0088】
(実施例2(G))
4−クロロ−N−((1R,2R)−2−(ヒドロキシメチル)シクロヘキシル)−5−(4−(トリフルオロメチル)フェニル)イソオキサゾール−3−カルボキサミド
MS(ESI)m/z(M+H):403.0/404.0
【0089】
(実施例2(H))
4−クロロ−N−シクロペンチル−5−(4−(トリフルオロメチル)フェニル)イソオキサゾール−3−カルボキサミド
MS(ESI)m/z(M+H):359.0/360.0
【0090】
(実施例2(I))
4−クロロ−N−シクロブチル−5−(4−(トリフルオロメチル)フェニル)イソオキサゾール−3−カルボキサミド
MS(ESI)m/z(M+H):345.1/347.1
【0091】
(実施例2(J))
5−(4−クロロフェニル)−N−シクロペンチル−4−メチルイソオキサゾール−3−カルボキサミド
A:エチル5−(4−クロロフェニル)−4−メチルイソオキサゾール−3−カルボキシレート
実施例9ステップAからBに従って、表題化合物を調製した。
【0092】
B:5−(4−クロロフェニル)−N−シクロペンチル−4−メチルイソオキサゾール−3−カルボキサミド
エチル4−クロロ−5−(4−(トリフルオロメチル)フェニル)イソオキサゾール−3−カルボキシレートの代わりに、エチル5−(4−クロロフェニル)−4−メチルイソオキサゾール−3−カルボキシレートを用いて、表題化合物を得た。
MS(ESI)m/z(M+H):305.2/307.2
【0093】
(実施例2(K))
5−(4−クロロフェニル)−4−メチル−N−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)イソオキサゾール−3−カルボキサミド
実施例2(J)に従って、表題化合物を調製した。
MS(ESI)m/z(M+H):321.2
【0094】
(実施例2(L))
N−シクロペンチル−4−メチル−5−(4−(トリフルオロメチル)フェニル)イソオキサゾール−3−カルボキサミド
A:エチル5−(4−(トリフルオロメチル)フェニル)−4−メチルイソオキサゾール−3−カルボキシレート
4−クロロプロピオフェノンの代わりに4−(トリフルオロメチル)プロピオフェノンを用いて、実施例9ステップAからBに従って、表題化合物を調製した。
【0095】
B:N−シクロペンチル−4−メチル−5−(4−(トリフルオロメチル)フェニル)イソオキサゾール−3−カルボキサミド
エチル4−クロロ−5−(4−(トリフルオロメチル)フェニル)イソオキサゾール−3−カルボキシレートの代わりに、エチル5−(4−(トリフルオロメチル)フェニル)−4−メチルイソオキサゾール−3−カルボキシレートを用いて、表題化合物を得た。
MS(ESI)m/z(M+H):339.0
【0096】
(実施例2(M))
N−(3−ヒドロキシシクロヘキシル)−4−メチル−5−(4−(トリフルオロメチル)フェニル)イソオキサゾール−3−カルボキサミド(混合物)
実施例2(L)に従って、表題化合物を調製した。
MS(ESI)m/z(M+H):369.0
【0097】
(実施例2(N))
4−メチル−N−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)−5−(4−(トリフルオロメチル)フェニル)イソオキサゾール−3−カルボキサミド
実施例2(L)に従って、表題化合物を調製した。
MS(ESI)m/z(M+H):355.0
【0098】
(実施例2(O))
4−ブロモ−5−(4−ブロモフェニル)−N−シクロペンチルイソオキサゾール−3−カルボキサミド
A:エチル−5−(4−ブロモフェニル)イソオキサゾール−3−カルボキシレート
4−クロロアセトフェノンの代わりに4−ブロモアセトフェノンを用いて、実施例1ステップAからBに従って、表題化合物を調製した。
【0099】
B:エチル−4−ブロモ−5−(4−ブロモフェニル)イソオキサゾール−3−カルボキシレート
実施例7ステップAに従って、表題化合物を調製した。
【0100】
C:4−ブロモ−5−(4−ブロモフェニル)−N−シクロペンチルイソオキサゾール−3−カルボキサミド
エチル4−クロロ−5−(4−(トリフルオロメチル)フェニル)イソオキサゾール−3−カルボキシレートの代わりに、エチル−4−ブロモ−5−(4−ブロモフェニル)イソオキサゾール−3−カルボキシレートを用いて、表題化合物を得た。
MS(ESI)m/z(M+H):412.9
【0101】
(実施例2(P))
4−クロロ−5−(4−クロロフェニル)−N−(ペンタン−2−イル)イソオキサゾール−3−カルボキサミド
実施例1に従って、表題化合物を調製した。
MS(ESI)m/z(M+H):327.1
【0102】
(実施例2(Q))
4−クロロ−5−(4−クロロフェニル)−N−シクロヘキシルイソオキサゾール−3−カルボキサミド
実施例1に従って、表題化合物を調製した。
MS(ESI)m/z(M+H):339
【0103】
(実施例2(R))
4−クロロ−5−(4−クロロフェニル)−N−シクロブチルイソオキサゾール−3−カルボキサミド
実施例1に従って、表題化合物を調製した。
MS(ESI)m/z(M+H):311.1
【0104】
(実施例2(S))
4−クロロ−5−(4−クロロフェニル)−N−(シクロプロピルメチル)イソオキサゾール−3−カルボキサミド
実施例1に従って、表題化合物を調製した。
MS(ESI)m/z(M+H):313.0
【0105】
(実施例2(T))
4−ブロモ−5−[4−(トリフルオロメチル)フェニル]−N−(シクロプロピルメチル)イソオキサゾール−3−カルボキサミド
A:エチル−4−ブロモ−5−(4−フルオロフェニル)イソオキサゾール−3−カルボキシレート
実施例10(M)ステップAに従って、表題化合物を調製した。
【0106】
B:4−ブロモ−5−[4−(トリフルオロメチル)フェニル]−N−(シクロプロピルメチル)イソオキサゾール−3−カルボキサミド
実施例1に従って、表題化合物を調製した。
MS(ESI)m/z(M+H):391.0
【0107】
(実施例3)
(S)−4−クロロ−5−(4−クロロフェニル)−N−(テトラヒドロフラン−3−イル)イソオキサゾール−3−カルボキサミド
A:4−クロロ−5−(4−クロロフェニル)イソオキサゾール−3−カルボン酸
エチル4−クロロ−5−(4−クロロフェニル)イソオキサゾール−3−カルボキシレート(20mg、0.07mmol)のメタノール(0.5mL)溶液に、1N NaOH水溶液(140μL、0.14mmol)を添加した。混合物を室温で2時間放置し、1N HCl溶液を用いて反応混合物を酸性化し、メタノールを真空中で除去した。水性混合物を酢酸エチル(3×3mL)で抽出し、有機物を合わせ、MgSOで乾燥、濾過した後、真空中で蒸発乾固して、4−クロロ−5−(4−クロロフェニル)イソオキサゾール−3−カルボン酸(18mg、0.07mmol)を得た。
【0108】
B:4−クロロ−5−(4−クロロフェニル)イソオキサゾール−3−カルボニルクロリド
4−クロロ−5−(4−クロロフェニル)イソオキサゾール−3−カルボン酸(0.66g、2.58mmol)および塩化オキサリル(0.9mL、10.32mmol)のジクロロメタン(30mL)懸濁液に、N,N−ジメチルホルムアミドを2滴加えた。混合物を室温で16時間攪拌した後、揮発物を真空中で除去して、4−クロロ−5−(4−クロロフェニル)イソオキサゾール−3−カルボニルクロリド(0.71g、2.53mmol)を得た。
【0109】
C:(S)−4−クロロ−5−(4−クロロフェニル)−N−(テトラヒドロフラン−3−イル)イソオキサゾール−3−カルボキサミド
ジクロロメタン(1mL)中の4−クロロ−5−(4−クロロフェニル)イソオキサゾール−3−カルボニルクロリド(24mg、0.087mmol)、(S)−テトラヒドロフラン−3−アミン(13μL、0.13mmol)、および炭酸カリウム(36mg、0.261mmol)の混合物を48時間攪拌した。揮発物を真空中で除去し、残留物をジクロロメタン中、ジクロロメタン5%メタノールで溶出してシリカゲルクロマトグラフィで精製し、表題化合物を得た(19.1mg、0.059mmol)。
MS(ESI)m/z(M+H):327.2/329.2
【0110】
(実施例4)
4−クロロ−5−(4−クロロフェニル)−N−((1R,3S)−3−ヒドロキシシクロヘキシル)イソオキサゾール−3−カルボキサミド
無水N,N−ジメチルホルムアミド(1mL)中の4−クロロ−5−(4−クロロフェニル)イソオキサゾール−3−カルボン酸18mg(0.07mmol)に、室温で攪拌しながら、O−(7−アザベンゾトリアゾール−1−イル)−N,N,N’,N’−テトラメチルウロニウムヘキサフルオロホスフェート(HATU;27mg、0.07mmol)、次いで(1S,3R)−3−アミノシクロヘキサノール(8.1mg、0.07mmol)を添加した。18時間後、溶媒を真空中で除去し、残留物を水と酢酸エチルに分配した。水層を分離し、酢酸エチルで繰り返し抽出し、合わせた有機抽出物を乾燥(MgSO)し、溶媒を真空中で除去し、残留物を分取HPLCで精製して、表題化合物を得た(5.3mg、0.015mmol)。
MS(ESI)m/z(M+H):354.9/356.9
【0111】
(1S,3R)−3−アミノシクロヘキサノールの代わりに別のアミンを用い、実施例4の方法をさらに用いて以下の化合物を調製した。
【0112】
(実施例5(A))
4−クロロ−N−(((1S,2R)−2−ヒドロキシシクロヘキシル)メチル)−5−(4−(トリフルオロメチル)フェニル)イソオキサゾール−3−カルボキサミド
A:4−クロロ−5−(4−(トリフルオロメチル)フェニル)イソオキサゾール−3−カルボン酸
実施例12ステップAからDに従って、表題化合物を調製した。
【0113】
B:4−クロロ−N−(((1S,2R)−2−ヒドロキシシクロヘキシル)メチル)−5−(4−(トリフルオロメチル)フェニル)イソオキサゾール−3−カルボキサミド
4−クロロ−5−(4−クロロフェニル)イソオキサゾール−3−カルボン酸の代わりに、4−クロロ−5−(4−(トリフルオロメチル)フェニル)イソオキサゾール−3−カルボン酸を用いて、表題化合物を得た。
MS(ESI)m/z(M+H):402.9/404.9
【0114】
(実施例5(B))
4−クロロ−N−(テトラヒドロ−2H−ピラン−3−イル)−5−(4−(トリフルオロメチル)フェニル)イソオキサゾール−3−カルボキサミド
実施例5(A)に従って、表題化合物を調製した。
MS(ESI)m/z(M+H):375.1/377.1
【0115】
(実施例5(C))
4−クロロ−5−(3,4−ジフルオロフェニル)−N−(シス−2−(ヒドロキシメチル)シクロペンチル)イソオキサゾール−3−カルボキサミド
A:4−クロロ−5−(3,4−ジフルオロフェニル)イソオキサゾール−3−カルボン酸
実施例6ステップAからBに従って、表題化合物を調製した。
【0116】
B:4−クロロ−5−(3,4−ジフルオロフェニル)−N−(シス−2−(ヒドロキシメチル)シクロペンチル)イソオキサゾール−3−カルボキサミド
実施例5(A)に従って、表題化合物を調製した。
MS(ESI)m/z(M+H):357.3/359.3
【0117】
(実施例5(D))
4−クロロ−5−(4−クロロ−3−フルオロフェニル)−N−((1R,3S)−3−ヒドロキシシクロペンチル)イソオキサゾール−3−カルボキサミド
A:エチル−4−クロロ−5−(4−クロロ−3−フルオロフェニル)イソオキサゾール−3−カルボキシレート
ステップAにおいて、4−クロロアセトフェノンの代わりに4−クロロ−3−フルオロアセトフェノンを用いて、実施例1ステップAからCに従って、表題化合物を調製した。
【0118】
B:4−クロロ−5−(4−クロロ−3−フルオロフェニル)イソオキサゾール−3−カルボン酸
NaOHの代わりにLiOHを用い、実施例3ステップAの手順を用いて、表題化合物を調製した。
【0119】
C:4−クロロ−5−(4−クロロ−3−フルオロフェニル)−N−((1R,3S)−3−ヒドロキシシクロペンチル)イソオキサゾール−3−カルボキサミド
実施例5(A)に従って、表題化合物を調製した。
MS(ESI)m/z(M+H):359.3/361.3
【0120】
(実施例5(E))
4−クロロ−5−(4−クロロ−3−フルオロフェニル)−N−((1R,2S)−2−(ヒドロキシメチル)シクロヘキシル)イソオキサゾール−3−カルボキサミド
実施例5(D)に従って、表題化合物を調製した。
MS(ESI)m/z(M+H):387.3/389.3
【0121】
(実施例5(F))
5−(4−クロロフェニル)−4−フルオロ−N−((1R,3S)−3−ヒドロキシシクロヘキシル)イソオキサゾール−3−カルボキサミド
A:エチル−5−(4−クロロフェニル)イソオキサゾール−3−カルボキシレート
実施例1ステップAからBに従って、表題化合物を調製した。
【0122】
B:5−(4−クロロフェニル)−4−フルオロイソオキサゾール−3−カルボン酸
エチル−5−(4−(トリフルオロメチル)フェニル)イソオキサゾール−3−カルボキシレートの代わりに、エチル−5−(4−クロロフェニル)イソオキサゾール−3−カルボキシレートを用いて、実施例14ステップAからBに従って、表題化合物を調製した。
【0123】
C:5−(4−クロロフェニル)−4−フルオロ−N−((1R,3S)−3−ヒドロキシシクロヘキシル)イソオキサゾール−3−カルボキサミド
実施例5(A)に従って、表題化合物を調製した。
MS(ESI)m/z(M+H):338.9
【0124】
(実施例5(G))
4−クロロ−5−(4−フルオロフェニル)−N−((1R,3S)−3−ヒドロキシシクロヘキシル)イソオキサゾール−3−カルボキサミド
A:4−クロロ−5−(4−フルオロフェニル)イソオキサゾール−3−カルボン酸
実施例10(I)ステップAからCに従って、表題化合物を調製した。
【0125】
B:4−クロロ−5−(4−フルオロフェニル)−N−((1R,3S)−3−ヒドロキシシクロヘキシル)イソオキサゾール−3−カルボキサミド
実施例5(A)に従って、表題化合物を調製した。
MS(ESI)m/z(M+H):339.0
【0126】
(実施例6)
4−クロロ−5−(3,4−ジフルオロフェニル)−N−((1R,3S)−3−ヒドロキシシクロヘキシル)イソオキサゾール−3−カルボキサミド
A:エチル−4−クロロ−5−(3,4−ジフルオロフェニル)イソオキサゾール−3−カルボキシレート
ステップAにおいて、4−クロロアセトフェノンの代わりに3,4−フルオロアセトフェノンを用いて、実施例1ステップAからCに従って、表題化合物を調製した。
【0127】
B:4−クロロ−5−(3,4−ジフルオロフェニル)イソオキサゾール−3−カルボン酸
NaOHの代わりにLiOHを用い、実施例3ステップAの手順を用いて、表題化合物を調製した。
【0128】
C:4−クロロ−5−(3,4−ジフルオロフェニル)イソオキサゾール−3−カルボニルクロリド
実施例3ステップBの手順を用いて、表題化合物を調製した。
【0129】
D:4−クロロ−5−(3,4−ジフルオロフェニル)−N−((1R,3S)−3−ヒドロキシシクロヘキシル)イソオキサゾール−3−カルボキサミド
アルゴン下、(1S,3R)−3−アミノシクロヘキサノール(46mg、0.40mmol)、N,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.21mL、1.20mmol)、およびジクロロメタン(15mL)の懸濁液を、室温で、4−クロロ−5−(3,4−ジフルオロフェニル)イソオキサゾール−3−カルボニルクロリド(112mg、0.40mmol)のジクロロメタン(15mL)溶液で処理した。2時間攪拌した後、揮発物を真空中で除去し、残留物を最初にジクロロメタンからジクロロメタン中4%メタノールで溶出してシリカゲルクロマトグラフィで精製し、次いでRP HPLC(HO/MeCN/MeOH48/48/4[体積/体積])で精製して、表題化合物を得た(86mg、0.24mmol)。
LC/MSm/z(M+H):357.0/359.0
【0130】
(実施例7)
4−ブロモ−5−(4−クロロフェニル)−N−シクロペンチルイソオキサゾール−3−カルボキサミド
A:エチル4−ブロモ−5−(4−クロロフェニル)イソオキサゾール−3−カルボキシレート
酢酸(12mL)中のエチル5−(4−クロロフェニル)イソオキサゾール−3−カルボキシレート(0.66g、2.62mmol)およびN−ブロモスクシンイミド(0.93g、5.2mmol)の混合物を24時間、加熱還流した。追加分のN−ブロモスクシンイミド(0.5g、2.8mmol)を添加し、反応物をさらに16時間還流した。反応混合物を室温に冷まし、氷上に注ぎ、得られた白色の固体を集め、ジクロロメタンで溶出してシリカゲルクロマトグラフィで精製し、エチル4−ブロモ−5−(4−クロロフェニル)イソオキサゾール−3−カルボキシレート(0.62g、1.88mmol)を得た。
【0131】
B:4−ブロモ−5−(4−クロロフェニル)−N−シクロペンチルイソオキサゾール−3−カルボキサミド
無水エタノール(8mL)中のエチル4−ブロモ−5−(4−クロロフェニル)イソオキサゾール−3−カルボキシレート(213mg、0.70mmol)とシクロペンチルアミン(0.70mL、7.0mmol)の混合物を一晩、加熱還流した。揮発物を真空中で除去し、化合物をジクロロメタン中2%メタノールで溶出してシリカゲルクロマトグラフィで精製し、表題化合物を得た(0.21g、0.57mmol)。
MS(ESI)m/z(M+H):370.9/368.8
【0132】
(実施例8)
5−(4−クロロフェニル)−N−シクロペンチル−4−シクロプロピルイソオキサゾール−3−カルボキサミド
トルエン(1mL)中の4−ブロモ−5−(4−クロロフェニル)−N−シクロペンチルイソオキサゾール−3−カルボキサミド(40mg、0.11mmol)、シクロプロピルボロン酸(22mg、0.26mmol)、およびトリシクロヘキシルホスフィン(6mg、0.02mmol)の混合物をアルゴンで脱気した。2Mリン酸カリウム水溶液(0.35mL、0.7mmol)および酢酸パラジウム(II)を添加し、反応物を3時間、100℃に加熱した。揮発物を真空中で除去し、化合物をジクロロメタン中2%メタノールで溶出してシリカゲルクロマトグラフィで精製し、表題化合物を得た(6.8mg、0.02mmol)。
MS(ESI)m/z(M+H):331.2
【0133】
(実施例9)
(S)−5−(4−クロロフェニル)−4−メチル−N−(テトラヒドロフラン−3−イル)イソオキサゾール−3−カルボキサミド
A:エチル4−(4−クロロフェニル)−3−メチル−2,4−ジオキソブタノエートのリチウムエノラート
アルゴン下、テトラヒドロフラン中リチウムビス(トリメチルシリル)アミド(30mL、30mmol)の1.0M無水ジエチルエーテル(120mL)溶液をドライアイス/アセトン浴で−78℃に冷却した。4−クロロプロピオフェノン(5.0g、29.7mmol)の無水エーテル(24mL)溶液を滴加し、混合物を−78℃でさらに45分間攪拌した。シュウ酸ジエチル(4.6mL、33.9mmol)を一度に添加し、反応物を室温に温め、一晩攪拌した。形成した淡黄色の沈殿物を集め、エーテルで洗浄し、真空下で乾燥して、エチル4−(4−クロロフェニル)−3−メチル−2,4−ジオキソブタノエートのリチウムエノラート(2.75g、10.0mmol)を得た。
【0134】
B:エチル5−(4−クロロフェニル)−4−メチルイソオキサゾール−3−カルボキシレート
無水エタノール(30mL)中のエチル4−(4−クロロフェニル)−3−メチル−2,4−ジオキソブタノエートのリチウムエノラート(1.5g、5.5mmol)およびヒドロキシルアミン塩酸塩(0.46g、6.6mmol)を17時間、加熱還流し、室温に冷却、次いで3時間0℃に冷却した。得られた白色の結晶を集め、真空下で乾燥して、エチル5−(4−クロロフェニル)−4−メチルイソオキサゾール−3−カルボキシレート(0.55g、0.20mmol)を得た。
【0135】
C:5−(4−クロロフェニル)−4−メチルイソオキサゾール−3−カルボン酸
エチル5−(4−クロロフェニル)−4−メチルイソオキサゾール−3−カルボキシレート(63mg、0.24mmol)のテトラヒドロフラン(1.5mL)溶液に、水酸化リチウム水和物(10mg、0.24mmol)の水(1.5mL)溶液を添加した。20分間攪拌した後、反応混合物を1M HClで酸性化し、ジクロロメタンで3回抽出した。合わせたジクロロメタン抽出物をブラインで洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥し、蒸発させて、5−(4−クロロフェニル)−4−メチルイソオキサゾール−3−カルボン酸(55mg、0.23mmol)を得た。
【0136】
D:(S)−5−(4−クロロフェニル)−4−メチル−N−(テトラヒドロフラン−3−イル)イソオキサゾール−3−カルボキサミド
テトラヒドロフラン(0.8mL)およびN,N−ジメチルホルムアミド(0.1mL)中の5−(4−クロロフェニル)−4−メチルイソオキサゾール−3−カルボン酸(23mg、0.10mmol)、1−ヒドロキシ−ベンゾトリアゾール水和物(16mg、0.12mmol)、N−(3−ジメチルアミノプロピル)−N’−エチル−カルボジイミド塩酸塩(22mg、0.12mmol)、およびトリエチルアミン(16μL、0.12mmol)の混合物に、(S)−テトラヒドロフラン−3−アミン(13μL、0.13mmol)を添加した。一晩攪拌した後、揮発物を真空中で除去し、化合物をジクロロメタン中2%メタノールで溶出してシリカゲルクロマトグラフィで精製し、表題化合物を得た(21.6mg、0.07mmol)。
MS(ESI)m/z(M+H):307.0
【0137】
(S)−テトラヒドロフラン−3−アミンの代わりに別のアミンを用い、実施例9の方法をさらに用いて以下の化合物を調製した。
【0138】
(実施例10(A))
5−(4−クロロフェニル)−N−シクロペンチル−4−メチルイソオキサゾール−3−カルボキサミド
MS(ESI)m/z(M+H):305.2/307.3
【0139】
(実施例10(B))
4−クロロ−N−((1R,2S)−2−ヒドロキシ−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イル)−5−(4−(トリフルオロメチル)フェニル)イソオキサゾール−3−カルボキサミド
5−(4−クロロフェニル)−4−メチルイソオキサゾール−3−カルボン酸の代わりに、実施例12に従って合成した4−クロロ−5−(4−(トリフルオロメチル)フェニル)イソオキサゾール−3−カルボン酸を用いる。
MS(ESI)m/z(M+H):423.2
【0140】
(実施例10(C))
4−クロロ−N−(3−ヒドロキシピペリジン−1−イル)−5−(4−(トリフルオロメチル)フェニル)イソオキサゾール−3−カルボキサミド
実施例10(B)に従って、表題化合物を調製した。
MS(ESI)m/z(M+H):390.3
【0141】
(実施例10(D))
4−ブロモ−5−(4−クロロフェニル)−N−プロピルイソオキサゾール−3−カルボキサミド
5−(4−クロロフェニル)−4−メチルイソオキサゾール−3−カルボン酸の代わりに、Letourneau,J.J.ら、Tetrahedron Lett.2007、48、1739−1743に従って合成した4−ブロモ−5−(4−クロロフェニル)イソオキサゾール−3−カルボン酸を用いる。
MS(ESI)m/z(M+H):343.0/344.9
【0142】
(実施例10(E))
4−ブロモ−N−ブチル−5−(4−クロロフェニル)イソオキサゾール−3−カルボキサミド
実施例10(D)に従って、表題化合物を調製した。
MS(ESI)m/z(M+H):356.4/358.9
【0143】
(実施例10(F))
4−ブロモ−5−(4−クロロフェニル)−N−シクロペンチルイソオキサゾール−3−カルボキサミド
実施例10(D)に従って、表題化合物を調製した。
MS(ESI)m/z(M+H):368.9/370.9
【0144】
(実施例10(G))
4−ブロモ−5−(4−クロロフェニル)−N−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)イソオキサゾール−3−カルボキサミド
実施例10(D)に従って、表題化合物を調製した。
H−NMR(300MHz,CDCl+5%CDOD)δ7.95(d,2H),7.50(d,2H),4.15(m,1H),3.97(m,2H),3.50(m,2H),1.95(m,2H),1.62(m,2H)
【0145】
(実施例10(H))
4−クロロ−5−(4−クロロフェニル)−N−((1R,3S)−3−ヒドロキシシクロペンチル)イソオキサゾール−3−カルボキサミド
5−(4−クロロフェニル)−4−メチルイソオキサゾール−3−カルボン酸の代わりに、実施例1に従って合成した4−クロロ−5−(4−クロロフェニル)イソオキサゾール−3−カルボン酸を用いる。
MS(ESI)m/z(M+H):341.2
【0146】
(実施例10(I))
4−クロロ−5−(4−フルオロフェニル)−N−(3−ヒドロキシシクロヘキシル)イソオキサゾール−3−カルボキサミド
A:エチル5−(4−フルオロフェニル)イソオキサゾール−3−カルボキシレート
ステップAにおいて、4−クロロアセトフェノンの代わりに4−フルオロアセトフェノンを用いて、実施例1ステップAからBに従って、表題化合物を調製した。
【0147】
B:エチル4−クロロ−5−(4−フルオロフェニル)イソオキサゾール−3−カルボキシレート
ステップCにおいて、エチル5−(4−クロロフェニル)イソオキサゾール−3−カルボキシレートの代わりに、エチル5−(4−フルオロフェニル)イソオキサゾール−3−カルボキシレートを用いて、実施例1ステップCに従って、表題化合物を調製した。
【0148】
C:4−クロロ−5−(4−フルオロフェニル)イソオキサゾール−3−カルボン酸
NaOHの代わりにLiOHを用い、実施例3ステップAの手順を用いて、表題化合物を調製した。
【0149】
D:4−クロロ−5−(4−フルオロフェニル)−N−(3−ヒドロキシシクロヘキシル)イソオキサゾール−3−カルボキサミド
5−(4−クロロフェニル)−4−メチルイソオキサゾール−3−カルボン酸の代わりに、4−クロロ−5−(4−フルオロフェニル)イソオキサゾール−3−カルボン酸を用いて、表題化合物を得た。
MS(ESI)m/z(M+H):339.3
【0150】
(実施例10(J))
4−クロロ−5−(4−フルオロフェニル)−N−((1R,3S)−3−ヒドロキシシクロペンチル)イソオキサゾール−3−カルボキサミド
実施例10(I)に従って、表題化合物を調製した。
MS(ESI)m/z(M+H):325.4/327.4
【0151】
(実施例10(K))
4−ブロモ−5−(3,4−ジクロロフェニル)−N−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)イソオキサゾール−3−カルボキサミド
A:エチル5−(3,4−ジクロロフェニル)イソオキサゾール−3−カルボキシレート
ステップAにおいて、4−クロロアセトフェノンの代わりに3,4−ジクロロアセトフェノンを用いて、実施例1ステップAからBに従って、表題化合物を調製した。
【0152】
B:エチル4−ブロモ−5−(3,4−ジクロロフェニル)イソオキサゾール−3−カルボキシレート
エチル5−(4−クロロフェニル)イソオキサゾール−3−カルボキシレートの代わりに、エチル5−(3,4−ジクロロフェニル)イソオキサゾール−3−カルボキシレートを用いて、実施例7ステップAの手順を用いて、表題化合物を調製した。
【0153】
C:4−ブロモ−5−(3,4−ジクロロフェニル)イソオキサゾール−3−カルボン酸
NaOHの代わりにLiOHを用い、実施例3ステップAの手順を用いて、表題化合物を調製した。
【0154】
D:4−ブロモ−5−(3,4−ジクロロフェニル)−N−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)イソオキサゾール−3−カルボキサミド
5−(4−クロロフェニル)−4−メチルイソオキサゾール−3−カルボン酸の代わりに、4−ブロモ−5−(3,4−ジクロロフェニル)イソオキサゾール−3−カルボン酸を用いて、表題化合物を得た。
MS(ESI)m/z(M+H):418.9/420.9/422.9
【0155】
(実施例10(L))
4−ブロモ−N−シクロペンチル−5−(3,4−ジクロロフェニル)イソオキサゾール−3−カルボキサミド
実施例10(K)に従って、表題化合物を調製した。
MS(ESI)m/z(M+H):402.8/404.9/406.9
【0156】
(実施例10(M))
4−ブロモ−N−シクロペンチル−5−(4−(トリフルオロメチル)フェニル)イソオキサゾール−3−カルボキサミド
A:エチル−4−ブロモ−5−(4−(トリフルオロメチル)フェニル)イソオキサゾール−3−カルボキシレート
エチル5−(4−クロロフェニル)イソオキサゾール−3−カルボキシレートの代わりに、実施例12ステップAからBに従って合成したエチル5−(4−(トリフルオロメチル)フェニル)イソオキサゾール−3−カルボキシレートを用いて、実施例7に従って表題化合物を調製した。
【0157】
B:4−ブロモ−5−(4−(トリフルオロメチル)フェニル)イソオキサゾール−3−カルボン酸
NaOHの代わりにLiOHを用い、実施例3ステップAの手順を用いて、表題化合物を調製した。
【0158】
C:4−ブロモ−N−シクロペンチル−5−(4−(トリフルオロメチル)フェニル)イソオキサゾール−3−カルボキサミド
5−(4−クロロフェニル)−4−メチルイソオキサゾール−3−カルボン酸の代わりに、4−ブロモ−5−(4−(トリフルオロメチル)フェニル)イソオキサゾール−3−カルボン酸を用いて、表題化合物を得た。
MS(ESI)m/z(M+H):403.0/405.0
【0159】
(実施例10(N))
4−ブロモ−N−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)−5−(4−(トリフルオロメチル)フェニル)イソオキサゾール−3−カルボキサミド
実施例10(M)に従って、表題化合物を調製した。
MS(ESI)m/z(M+H):419.0/421.0
【0160】
(実施例10(O))
4−ブロモ−N−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)−5−(4−(トリフルオロメトキシ)フェニル)イソオキサゾール−3−カルボキサミド
A:エチル−5−(4−(トリフルオロメトキシ)フェニル)イソオキサゾール−3−カルボキシレート
ステップAにおいて、4−クロロアセトフェノンの代わりに4−(トリフルオロメトキシ)アセトフェノンを用いて、実施例1ステップAからCに従って、表題化合物を調製した。
【0161】
B:エチル−4−ブロモ−5−(4−(トリフルオロメトキシ)フェニル)イソオキサゾール−3−カルボキシレート
エチル−5−(4−クロロフェニル)イソオキサゾール−3−カルボキシレートの代わりに、エチル−5−(4−(4−(トリフルオロメトキシ)フェニル)イソオキサゾール−3−カルボキシレートを用いて、実施例7に従って、表題化合物を調製した。
【0162】
C:4−ブロモ−5−(4−(トリフルオロメトキシ)フェニル)イソオキサゾール−3−カルボン酸
NaOHの代わりにLiOHを用い、実施例3ステップAの手順を用いて、表題化合物を調製した。
【0163】
D:4−ブロモ−N−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)−5−(4−(トリフルオロメトキシ)フェニル)イソオキサゾール−3−カルボキサミド
5−(4−クロロフェニル)−4−メチルイソオキサゾール−3−カルボン酸の代わりに、4−ブロモ−5−(4−(トリフルオロメトキシ)フェニル)イソオキサゾール−3−カルボン酸を用いて、表題化合物を得た。
MS(ESI)m/z(M+H):434.9/436.9
【0164】
(実施例10(P))
4−ブロモ−N−シクロペンチル−5−(4−フルオロフェニル)イソオキサゾール−3−カルボキサミド
A:エチル−5−(4−フルオロフェニル)イソオキサゾール−3−カルボキシレート
実施例10(I)ステップAに従って、表題化合物を調製した。
【0165】
B:エチル−4−ブロモ−5−(4−フルオロフェニル)イソオキサゾール−3−カルボキシレート
エチル5−(4−クロロフェニル)イソオキサゾール−3−カルボキシレートの代わりに、エチル−5−(4−フルオロフェニル)イソオキサゾール−3−カルボキシレートを用いて、実施例7に従って、表題化合物を調製した。
【0166】
C:4−ブロモ−5−(4−フルオロフェニル)イソオキサゾール−3−カルボン酸
NaOHの代わりにLiOHを用い、実施例3ステップAの手順を用いて、表題化合物を調製した。
【0167】
D:4−ブロモ−N−シクロペンチル−5−(4−フルオロフェニル)イソオキサゾール−3−カルボキサミド
5−(4−クロロフェニル)−4−メチルイソオキサゾール−3−カルボン酸の代わりに、4−ブロモ−5−(4−フルオロフェニル)イソオキサゾール−3−カルボン酸を用いて、表題化合物を得た。
MS(ESI)m/z(M+H):353.0/355.0
【0168】
(実施例11)
4−シアノ−N−シクロペンチル−5−(4−(トリフルオロメチル)フェニル)イソオキサゾール−3−カルボキサミド
A:エチル4−シアノ−5−(4−(トリフルオロメチル)フェニル)イソオキサゾール−3−カルボキシレート
4−トリフルオロメチルベンゾイルアセトニトリル(1.5g、7.0mmol)の−5℃エタノール(15mL)溶液に、トリエチルアミン(0.98mL、7.0mmol)を添加し、混合物を20分間攪拌した。エチル2−クロロ−2−(ヒドロキシイミノ)アセテート(1.06g、7.0mmol)のエタノール(5mL)溶液を15分間かけて反応物に添加した。室温で72時間攪拌した後、形成したクリーム色の固体を濾過によって集め、冷水で洗浄し、真空中で乾燥して、エチル4−シアノ−5−(4−(トリフルオロメチル)フェニル)イソオキサゾール−3−カルボキシレート(1.84g、5.93mmol)を得た。
【0169】
B:4−シアノ−N−シクロペンチル−5−(4−(トリフルオロメチル)フェニル)イソオキサゾール−3−カルボキサミド
エタノール(5mL)中のエチル4−シアノ−5−(4−(トリフルオロメチル)フェニル)イソオキサゾール−3−カルボキシレート(150mg、0.48mmol)とシクロペンチルアミン(0.24mL、2.4mmol)の混合物を16時間、82℃に加熱した。揮発物を真空中で除去し、残留物をジクロロエタン中5%メタノールで溶出してシリカゲルクロマトグラフィで精製し、表題化合物を得た(130mg、0.37mmol)。
HNMR(300MHz,CDCl)δ8.27(m,2H),7.86(m,2H),6.68(br.d,1H),4.43(m,1H),2.11(m,2H),1.85−1.45(m,6H)
【0170】
(実施例12)
4−クロロ−5−(4−(トリフルオロメチル)フェニル)−N−(3−ヒドロキシフェニル)イソオキサゾール−3−カルボキサミド
A:エチル2,4−ジオキソ−4−(4−(トリフルオロメチル)フェニル)ブタノエート
21重量%のナトリウムエトキシド(35mL、191mmol)エタノール溶液をテトラヒドロフラン(15mL)で希釈し、0℃に冷却した。4−(トリフルオロメチル)−アセトフェノン(4.5g、23.9mmol)およびシュウ酸ジエチル(6.5mL、95.6mmol)のテトラヒドロフラン(20mL)溶液を10分間かけて添加漏斗で滴加した。室温でさらに10分間攪拌した後、反応混合物をジエチルエーテルで希釈し、1M HCl(80mL)を添加した。層を分離し、水層をさらに2回分のジエチルエーテルで抽出した。合わせたエーテル抽出物をブラインで洗浄し、MgSOで乾燥し、真空中で濃縮して、表題化合物を得た(6.89g、23.9mmol)。
【0171】
B:エチル5−(4−(トリフルオロメチル)フェニル)イソオキサゾール−3−カルボキシレート
エタノール(120mL)中のエチル2,4−ジオキソ−4−(4−(トリフルオロメチル)フェニル)ブタノエート(6.89g、23.9mmol)とヒドロキシルアミン塩酸塩(2.0g、28.7mmol)の混合物を還流で一晩攪拌した。揮発物を真空中で除去し、残留物をジクロロメタンで溶出してシリカゲルクロマトグラフィで精製し、表題化合物を得た(4.5g、15.6mmol)。
【0172】
C:エチル4−クロロ−5−(4−(トリフルオロメチル)フェニル)イソオキサゾール−3−カルボキシレート
エチル5−(4−(トリフルオロメチル)フェニル)イソオキサゾール−3−カルボキシレート(3.3g、11.6mmol)の酢酸(60mL)懸濁液に、N−クロロスクシンイミド(3.1g、23.2mmol)を添加した。75℃に加熱すると、均一な溶液が形成した。16時間加熱した後、追加分のN−クロロスクシンイミド(1.5g、11.2mmol)を添加し、反応物をさらに16時間、75℃で加熱した。周囲温度に冷却した後、反応混合物を氷上に注いだ。形成した白色の結晶を真空濾過によって集め、ジクロロメタンで溶出してシリカゲルクロマトグラフィで精製し、表題化合物を得た(3.2g、10.0mmol)。
【0173】
D:4−クロロ−5−(4−(トリフルオロメチル)フェニル)イソオキサゾール−3−カルボン酸
エチル4−クロロ−5−(4−(トリフルオロメチル)フェニル)イソオキサゾール−3−カルボキシレート(0.96g、3.0mmol)のテトラヒドロフラン(15mL)溶液に、水酸化リチウム水和物(126mg、3.0mmol)の水(18mL)溶液を添加した。45分間攪拌した後、反応混合物をジクロロメタン(30mL)で希釈し、水層を6N HCl水溶液でpH=2に調整した。得られた混合物をジクロロメタンで3回抽出し、ジクロロメタン層を合わせ、NaSOで乾燥、真空中で濃縮して、表題化合物を得た(0.88g、3.0mmol)。
【0174】
E:4−クロロ−5−(4−(トリフルオロメチル)フェニル)イソオキサゾール−3−カルボニルクロリド
4−クロロ−5−(4−(トリフルオロメチル)フェニル)イソオキサゾール−3−カルボン酸(0.33g、1.13mmol)、塩化オキサリル(0.45mL、5.16mmol)、およびジクロロメタン(10mL)の混合物に、N,N−ジメチルホルムアミドを1滴加えた。反応混合物を室温で6時間攪拌した。揮発物を真空中で除去して、4−クロロ−5−(4−(トリフルオロメチル)フェニル)イソオキサゾール−3−カルボニルクロリド(0.34g、1.1mmol)を得た。
【0175】
F:4−クロロ−5−(4−(トリフルオロメチル)フェニル)−N−(3−ヒドロキシフェニル)イソオキサゾール−3−カルボキサミド
ジクロロメタン(8mL)中の4−クロロ−5−(4−(トリフルオロメチル)フェニル)イソオキサゾール−3−カルボニルクロリド(15mg、0.05mmol)、3−アミノフェノール(12.7mg、0.10mmol)、および炭酸カリウム(7mg、0.05mmol)の混合物を一晩、45℃に加熱した。揮発物を真空中で除去し、化合物をジクロロメタン中3%メタノールで溶出してシリカゲルクロマトグラフィで精製し、表題化合物を得た(7.7mg、0.02mmol)。
MS(ESI)m/z(M+H):383.1
【0176】
3−アミノフェノールの代わりに別のアミンを用い、実施例12の方法をさらに用いて以下の化合物を調製した。
【0177】
(実施例13(A))
4−クロロ−N−((1R,3S)−3−ヒドロキシシクロペンチル)−5−(4−(トリフルオロメチル)フェニル)イソオキサゾール−3−カルボキサミド
MS(ESI)m/z(M+H):374.9/376.9
【0178】
(実施例13(B))
4−クロロ−N−((1R,3S)−3−ヒドロキシシクロヘキシル)−5−(4−(トリフルオロメチル)フェニル)イソオキサゾール−3−カルボキサミド
MS(ESI)m/z(M+H):388.9/391.0
【0179】
(実施例13(C))
4−クロロ−N−(5−ヒドロキシペンチル)−5−(4−(トリフルオロメチル)フェニル)イソオキサゾール−3−カルボキサミド
H−NMR(300MHz,CDOD)δ8.19(d,2H),7.8(d,2H),3.5(m,2H),3.38(m,2H),1.6(m,4H),1.25(m,2H)
【0180】
(実施例13(D))
4−クロロ−N−(2−(ヒドロキシメチル)フェニル)−5−(4−(トリフルオロメチル)フェニル)イソオキサゾール−3−カルボキサミド
H−NMR(300MHz,CDOD)δ10.05(d,1H),8.31(d,1H),8.19(d,2H),7.82(d,2H),7.41(dt,1H),7.25(d,1H),7.16(t,1H),4.85(s,2H)
【0181】
(実施例13(E))
4−クロロ−N−((1R,3R,5S)−3,5−ジヒドロキシシクロヘキシル)−5−(4−(トリフルオロメチル)フェニル)イソオキサゾール−3−カルボキサミド
MS(ESI)m/z(M+H):405.4
【0182】
(実施例13(F))
4−クロロ−N−((1S,3R)−3−ヒドロキシシクロペンチル)−5−(4−(トリフルオロメチル)フェニル)イソオキサゾール−3−カルボキサミド
MS(ESI)m/z(M+H):375.0/377.0
【0183】
(実施例13(G))
ラセミ−4−クロロ−N−((トランス−3−ヒドロキシシクロヘキシル)−5−(4−(トリフルオロメチル)フェニル)イソオキサゾール−3−カルボキサミド
MS(ESI)m/z(M+H):388.9
【0184】
(実施例13(H))
4−クロロ−N−((1S,2S,3R,4R)−3−(ヒドロキシメチル)ビシクロ[2.2.1]ヘプタ−5−エン−2−イル)−5−(4−(トリフルオロメチル)フェニル)イソオキサゾール−3−カルボキサミド
MS(ESI)m/z(M+H):412.9/414.9
【0185】
(実施例13(I))
4−クロロ−N−モルホリノ−5−(4−(トリフルオロメチル)フェニル)イソオキサゾール−3−カルボキサミド
H−NMR(300MHz,CDOD)δ8.4(d,2H),8.1(d,2H),3.97(m,4H),3.10(m,4H)
【0186】
(実施例13(J))
4−クロロ−N−((1S,3R)−3−ヒドロキシシクロヘキシル)−5−(4−(トリフルオロメチル)フェニル)イソオキサゾール−3−カルボキサミド
MS(ESI)m/z(M+H):388.9
【0187】
(実施例13(K))
4−クロロ−N−(3−(ヒドロキシメチル)フェニル)−5−(4−(トリフルオロメチル)フェニル)イソオキサゾール−3−カルボキサミド
MS(ESI)m/z(M+H):396.8/398.8
【0188】
(実施例13(L))
4−クロロ−N−(3−ヒドロキプロピル)−5−(4−(トリフルオロメチル)フェニル)イソオキサゾール−3−カルボキサミド
H−NMR(300MHz,CDOD)δ8.19(d,2H),7.8(d,2H),3.65(m,2H),3.41(m,2H),1.75(m,2H)
【0189】
(実施例13(M))
4−クロロ−N−((テトラヒドロ−2H−ピラン−3−イル)メチル)−5−(4−(トリフルオロメチル)フェニル)イソオキサゾール−3−カルボキサミド
MS(ESI)m/z(M+H):389.1/391.1
【0190】
(実施例13(N))
N−(3−アミノフェニル)−4−クロロ−5−(4−(トリフルオロメチル)フェニル)イソオキサゾール−3−カルボキサミド
MS(ESI)m/z(M+H):382.1/384.1
【0191】
(実施例13(O))
4−クロロ−N−(((1S,3S)−3−ヒドロキシシクロペンチル)メチル)−5−(4−(トリフルオロメチル)フェニル)イソオキサゾール−3−カルボキサミド
MS(ESI)m/z(M+H):388.9/391.0
【0192】
(実施例13(P))
4−クロロ−N−シクロヘキシル−5−(4−(トリフルオロメチル)フェニル)イソオキサゾール−3−カルボキサミド
MS(ESI)m/z(M+H):373.0/375.0
【0193】
(実施例13(Q))
4−クロロ−N−((1S,2R,3S,4R)−3−(ヒドロキシメチル)ビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−イル)−5−(4−(トリフルオロメチル)フェニル)イソオキサゾール−3−カルボキサミド
MS(ESI)m/z(M+H):415.0/416.9
【0194】
(実施例13(R))
4−クロロ−N−((1S,6R)−6−(ヒドロキシメチル)シクロヘキス−3−エニル)−5−(4−(トリフルオロメチル)フェニル)イソオキサゾール−3−カルボキサミド
MS(ESI)m/z(M+H):401.0/402.0
【0195】
(実施例13(S))
ラセミ−4−クロロ−N−(シス−2−ヒドロキシシクロヘキシル)−5−(4−(トリフルオロメチル)フェニル)イソオキサゾール−3−カルボキサミド
MS(ESI)m/z(M+H):389.0/390.0
【0196】
(実施例13(T))
4−クロロ−N−(((1S,3R)−3−ヒドロキシシクロペンチル)メチル)−5−(4−(トリフルオロメチル)フェニル)イソオキサゾール−3−カルボキサミド
MS(ESI)m/z(M+H):388.9/390.9
【0197】
(実施例13(U))
4−クロロ−N−(4−ヒドロキシブチル)−5−(4−(トリフルオロメチル)フェニル)イソオキサゾール−3−カルボキサミド
H−NMR(300MHz,CDOD)δ8.19(d,2H),7.8(d,2H),3.5(m,2H),3.39(m,2H),1.6(m,4H)
【0198】
(実施例13(V))
4−クロロ−N−((1S,2R,3S,4R)−3−(ヒドロキシメチル)ビシクロ[2.2.1]ヘプタ−5−エン−2−イル)−5−(4−(トリフルオロメチル)フェニル)イソオキサゾール−3−カルボキサミド
MS(ESI)m/z(M+H):413.0/415.0
【0199】
(実施例13(W))
ラセミ−4−クロロ−N−((シス)−3−(ヒドロキシメチル)ビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−イル)−5−(4−(トリフルオロメチル)フェニル)イソオキサゾール−3−カルボキサミド
MS(ESI)m/z(M+H):415.0/416.0
【0200】
(実施例13(X))
4−クロロ−N−シクロヘキシル−5−(4−フルオロフェニル)イソオキサゾール−3−カルボキサミド
A:4−クロロ−5−(4−フルオロフェニル)イソオキサゾール−3−カルボン酸
実施例10(I)ステップAからCに従って、表題化合物を調製した。
【0201】
B:4−クロロ−5−(4−フルオロフェニル)イソオキサゾール−3−カルボニルクロリド
実施例12ステップEに従って、表題化合物を調製した。
【0202】
C:4−クロロ−N−シクロヘキシル−5−(4−フルオロフェニル)イソオキサゾール−3−カルボキサミド
4−クロロ−5−(4−(トリフルオロメチル)フェニル)イソオキサゾール−3−カルボニルクロリドの代わりに、4−クロロ−5−(4−フルオロフェニル)イソオキサゾール−3−カルボニルクロリドを用いて、表題化合物を得た。
MS(ESI)m/z(M+H):323.3/325.3
【0203】
実施例13(X)に従って、以下の化合物を調製した。
【0204】
(実施例13(Y))
4−クロロ−N−シクロペンチル−5−(4−フルオロフェニル)イソオキサゾール−3−カルボキサミド
MS(ESI)m/z(M+H):309.3/311.3
【0205】
(実施例13(Z))
4−クロロ−N−シクロブチル−5−(4−フルオロフェニル)イソオキサゾール−3−カルボキサミド
MS(ESI)m/z(M+H):295.3/297.4
【0206】
(実施例13(AA))
4−クロロ−5−(4−フルオロフェニル)−N−((1R,2S)−2−(ヒドロキシメチル)シクロヘキシル)イソオキサゾール−3−カルボキサミド
MS(ESI)m/z(M+H):353.3/355.2
【0207】
(実施例13(AB))
4−クロロ−5−(4−フルオロフェニル)−N−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)イソオキサゾール−3−カルボキサミド
MS(ESI)m/z(M+H):325.3
【0208】
(実施例13(AC))
4−クロロ−5−(4−フルオロフェニル)−N−((1R,3S)−3−(ヒドロキシメチル)シクロペンチル)イソオキサゾール−3−カルボキサミド
MS(ESI)m/z(M+H):339.2/341.2
【0209】
(実施例13(AD))
4−クロロ−5−(4−フルオロフェニル)−N−(2,2,2−トリフルオロエチル)イソオキサゾール−3−カルボキサミド
H−NMR(300MHz,CDCl)δ8.08(m,2H),7.25(m,2H),7.05(bt,1H),4.13(m,2H)
【0210】
(実施例13(AE))
4−クロロ−5−(4−クロロフェニル)−N−(3−メチルシクロヘキシル)イソオキサゾール−3−カルボキサミド
A:エチル4−クロロ−5−(4−クロロフェニル)イソオキサゾール−3−カルボキシレート
実施例1ステップAからCに従って、表題化合物を調製した。
【0211】
B:4−クロロ−5−(4−クロロフェニル)イソオキサゾール−3−カルボン酸
NaOHの代わりにLiOHを用い、実施例3ステップAの手順を用いて、表題化合物を調製した。
【0212】
C:4−クロロ−5−(4−クロロフェニル)イソオキサゾール−3−カルボニルクロリド
実施例12ステップEに従って、表題化合物を調製した。
【0213】
D:4−クロロ−5−(4−クロロフェニル)−N−(3−メチルシクロヘキシル)イソオキサゾール−3−カルボキサミド
4−クロロ−5−(4−(トリフルオロメチル)フェニル)イソオキサゾール−3−カルボニルクロリドの代わりに、4−クロロ−5−(4−クロロフェニル)イソオキサゾール−3−カルボニルクロリドを用いて、表題化合物を得た。
MS(ESI)m/z(M+H):353.0/355.0
【0214】
実施例(AE)に従って、以下の化合物を調製した。
【0215】
(実施例13(AF))
4−クロロ−5−(4−クロロフェニル)−N−シクロブチルイソオキサゾール−3−カルボキサミド
MS(ESI)m/z(M+H):311.1
【0216】
(実施例13(AG))
(R)−4−クロロ−5−(4−クロロフェニル)−N−(テトラヒドロフラン−3−イル)イソオキサゾール−3−カルボキサミド
MS(ESI)m/z(M+H):327.1/329.1
【0217】
(実施例13(AH))
4−クロロ−5−(4−クロロフェニル)−N−イソブチルイソオキサゾール−3−カルボキサミド
MS(ESI)m/z(M+H):313.2
【0218】
(実施例13(AI))
4−クロロ−5−(4−クロロフェニル)−N−(シクロプロピルメチル)イソオキサゾール−3−カルボキサミド
MS(ESI)m/z(M+H):311.1/313.1
【0219】
(実施例13(AJ))
4−クロロ−5−(3,4−ジフルオロフェニル)−N−((1S,3R)−3−(ヒドロキシメチル)シクロペンチル)イソオキサゾール−3−カルボキサミド
A:4−クロロ−5−(3,4−ジフルオロフェニル)イソオキサゾール−3−カルボニルクロリド
実施例6ステップAからCに従って、表題化合物を調製した。
【0220】
B:4−クロロ−5−(3,4−ジフルオロフェニル)−N−((1S,3R)−3−(ヒドロキシメチル)シクロペンチル)イソオキサゾール−3−カルボキサミド
4−クロロ−5−(4−(トリフルオロメチル)フェニル)イソオキサゾール−3−カルボニルクロリドの代わりに、4−クロロ−5−(3,4−ジフルオロフェニル)イソオキサゾール−3−カルボニルクロリドを用いて、表題化合物を得た。
MS(ESI)m/z(M+H):357.1/359.1
【0221】
実施例13(AJ)に従って、以下の化合物を調製した。
【0222】
(実施例13(AK))
4−クロロ−N−シクロペンチル−5−(3,4−ジフルオロフェニル)イソオキサゾール−3−カルボキサミド
MS(ESI)m/z(M+H):327.1/329.1
【0223】
(実施例13(AL))
4−クロロ−5−(3,4−ジフルオロフェニル)−N−((1R,3S)−3−ヒドロキシシクロペンチル)イソオキサゾール−3−カルボキサミド
MS(ESI)m/z(M+H):343.0/345.0
【0224】
(実施例13(AM))
4−クロロ−5−(3,4−ジフルオロフェニル)−N−((1R,2S)−2−(ヒドロキシメチル)シクロヘキシル)イソオキサゾール−3−カルボキサミド
MS(ESI)m/z(M+H):371.0/373.1
【0225】
(実施例13(AN))
4−クロロ−N−シクロブチル−5−(3,4−ジフルオロフェニル)イソオキサゾール−3−カルボキサミド
MS(ESI)m/z(M+H):313.1/315.0
【0226】
(実施例13(AO))
4−クロロ−5−(4−クロロ−3−フルオロフェニル)−N−((1R,3S)−3−ヒドロキシシクロヘキシル)イソオキサゾール−3−カルボキサミド
A:4−クロロ−5−(4−クロロ−3−フルオロフェニル)イソオキサゾール−3−カルボン酸
実施例5(D)ステップAからBに従って、表題化合物を調製した。
【0227】
B:4−クロロ−5−(4−クロロ−3−フルオロフェニル)イソオキサゾール−3−カルボニルクロリド
実施例12ステップEに従って、表題化合物を調製した。
【0228】
D:4−クロロ−5−(4−クロロ−3−フルオロフェニル)−N−((1R,3S)−3−ヒドロキシシクロヘキシル)イソオキサゾール−3−カルボキサミド
4−クロロ−5−(4−(トリフルオロメチル)フェニル)イソオキサゾール−3−カルボニルクロリドの代わりに、4−クロロ−5−(4−クロロ−3−フルオロフェニル)イソオキサゾール−3−カルボニルクロリドを用いて、表題化合物を得た。
MS(ESI)m/z(M+H):372.9/374.9
【0229】
(実施例14)
4−フルオロ−N−((1R,3S)−3−ヒドロキシシクロヘキシル)−5−(4−(トリフルオロメチル)フェニル)イソオキサゾール−3−カルボキサミド
A:エチル4−フルオロ−5−(4−(トリフルオロメチル)フェニル)イソオキサゾール−3−カルボキシレート
エチル−5−(4−(トリフルオロメチル)フェニル)イソオキサゾール−3−カルボキシレート(0.96g、3.37mmol)、Selectfluor(1.25g、3.53mmol)、およびテトラメチレンスルホン(7.5g、62.5mmol)の混合物を8時間、120℃に加熱した。室温に冷却した後、反応混合物を水で希釈し、5分間攪拌し、得られた白色の結晶を集め、水で洗浄し、ジクロロメタンで溶出してシリカゲルクロマトグラフィで精製し、表題化合物を得た(147mg、0.53mmol)。
【0230】
B:4−フルオロ−5−(4−(トリフルオロメチル)フェニル)イソオキサゾール−3−カルボン酸
エチル4−フルオロ−5−(4−(トリフルオロメチル)フェニル)イソオキサゾール−3−カルボキシレート(147mg、0.48mmol)のテトラヒドロフラン(2.5mL)溶液に、水酸化リチウム(20mg、0.83mmol)の水(2.5mL)溶液を添加した。1時間攪拌した後、反応混合物を1M HClでpH=2に調整し、ジクロロメタンで3回抽出した。ジクロロメタン抽出物を合わせ、硫酸ナトリウムで乾燥、回転蒸発させて、表題化合物を得た(130mg、0.47mmol)。
【0231】
C:4−フルオロ−N−((1R,3S)−3−ヒドロキシシクロヘキシル)−5−(4−(トリフルオロメチル)フェニル)イソオキサゾール−3−カルボキサミド
4−フルオロ−5−(4−(トリフルオロメチル)フェニル)イソオキサゾール−3−カルボン酸(19mg、0.07mmol)、(1S,3R)−3−アミノシクロヘキサノール(9.3mg、0.081mmol)、1−ヒドロキシベンゾトリアゾール水和物(9.0mg、0.07mmol)、およびトリエチルアミン(10μL、0.07mmol)のテトラヒドロフラン(1mL)溶液に、N−(3−ジメチルアミノプロピル)−N’−エチル−カルボジイミド塩酸塩(15mg、0.081mmol)を添加した。一晩攪拌した後、揮発物を真空中で除去し、化合物をジクロロメタン中5%メタノールで溶出してシリカゲルクロマトグラフィで精製し、表題化合物を得た(12.1mg、0.03mmol)。
MS(ESI)m/z(M+H):373.2
【0232】
(1S,3R)−3−アミノシクロヘキサノールの代わりに別のアミンを用い、実施例14の方法をさらに用いて以下の化合物を調製した。
【0233】
(実施例15(A))
N−シクロペンチル−4−フルオロ−5−(4−(トリフルオロメチル)フェニル)イソオキサゾール−3−カルボキサミド
MS(ESI)m/z(M+H):343.2
【0234】
(実施例15(B))
シス−4−フルオロ−N−(3−ヒドロキシシクロヘキシル)−5−(4−(トリフルオロメチル)フェニル)イソオキサゾール−3−カルボキサミド
MS(ESI)m/z(M+H):373.3
【0235】
(実施例15(C))
4−フルオロ−N−((1R,3S)−3−ヒドロキシシクロペンチル)−5−(4−(トリフルオロメチル)フェニル)イソオキサゾール−3−カルボキサミド
MS(ESI)m/z(M+H):359.3
【0236】
(実施例16)
ラセミ−トランス−4−クロロ−N−(3−ヒドロキシ−6−メトキシ−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イル)−5−(4−(トリフルオロメチル)フェニル)イソオキサゾール−3−カルボキサミド
A:2,2,2−トリフルオロ−N−(6−メトキシ−3−オキソ−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イル)アセトアミド
3−アミノ−3−(3−メトキシフェニル)プロパン酸(2.0g、10.0mmol)のトリフルオロ酢酸(15mL)溶液を15分間攪拌した。無水トリフルオロ酢酸(15mL)を添加し、反応混合物を3時間、加熱還流した。揮発物を真空中で除去し、残留物を水で摩砕し、得られた黄色の固体を真空濾過によって集めた。ジエチルエーテルで再結晶して、2,2,2−トリフルオロ−N−(6−メトキシ−3−オキソ−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イル)アセトアミド(1.3g、4.8mmol)を得た。
H−NMR(300MHz,DMSO−d)δppm:9.95(bd、1H),7.62(m,1H),7.05(m,2H),5.60(m,1H),3.88(s,3H),3.05(dd,1H),2.55(m,1H)
【0237】
B:トランス−2,2,2−トリフルオロ−N−(−3−ヒドロキシ−6−メトキシ−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イル)アセトアミド
2,2,2−トリフルオロ−N−(6−メトキシ−3−オキソ−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イル)アセトアミド(140mg、0.51mmol)の無水メタノール(4mL)溶液に、水素化ホウ素ナトリウム(20mg、0.51mmol)を添加した。一晩攪拌した後、揮発物を真空中で除去し、粗製物をジクロロメタン中5%メタノールで溶出してシリカゲルクロマトグラフィで精製し、第1溶出異性体として、シス−2,2,2−トリフルオロ−N−(−3−ヒドロキシ−6−メトキシ−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イル)アセトアミド(60mg、0.22mmol)を得た。
H−NMR(300MHz,CDCl)δ7.34(d,1H),7.01−6.82(m,3H),5.35(m,1H),5.15(m,1H),3.82(s,3H),2.87(m,1H),1.93(m,1H)
【0238】
次いで、第2溶出異性体として、表題化合物トランス−2,2,2−トリフルオロ−N−(−3−ヒドロキシ−6−メトキシ−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イル)アセトアミド(35mg、0.13mmol)を得た。
H−NMR(300MHz,CDCl)δ7.37(d,1H),6.94(m,1H),6.82(m,1H),6.40(bm,1H),5.69(m,1H),5.34(m,1H),3.85(s,3H),2.61(m,1H),2.29(m,1H)
【0239】
C:トランス−3−アミノ−5−メトキシ−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−オール
トランス−2,2,2−トリフルオロ−N−(−3−ヒドロキシ−6−メトキシ−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イル)アセトアミド(32mg、0.116mmol)のメタノール(2mL)および水(1mL)溶液に、炭酸カリウム(16mg、0.116mmol)を添加した。72時間攪拌した後、反応混合物をメタノールで希釈し、綿栓で濾過し、真空中で濃縮した。粗化合物を0.1%NHOHとジクロロメタン中10%メタノールで溶出してシリカゲルクロマトグラフィで精製し、表題化合物を得た(17mg、0.09mmol)。
MS(ESI)m/z(M+H):180.2
【0240】
D:ラセミ−トランス−4−クロロ−N−(3−ヒドロキシ−6−メトキシ−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イル)−5−(4−(トリフルオロメチル)フェニル)イソオキサゾール−3−カルボキサミド
実施例12の手順を用いて、表題化合物を調製した。
H−NMR(300MHz,CDCl)δ8.18(d,2H),7.80(d,2H),7.39(d,1H),6.95(m,3H),5.90(m,1H),5.38(m,1H),3.82(s,3H),2.68(m,1H),2.35(m,1H)
【0241】
(実施例17)
ラセミ−シス−4−クロロ−N−(3−ヒドロキシ−6−メトキシ−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イル)−5−(4−(トリフルオロメチル)フェニル)イソオキサゾール−3−カルボキサミド
実施例16に従って、表題化合物を調製した。
H−NMR(300MHz,CDCl)δ8.15(d,2H),7.80(d,2H),7.39(d,1H),7.30(m,1H),6.95(m,2H),5.51(m,1H),5.20(m,1H),3.81(s,3H),3.02(q,1H),2.00(m,1H)
【0242】
(実施例18)
4−クロロ−5−(4−フルオロフェニル)−N−(3−オキソシクロヘキシル)イソオキサゾール−3−カルボキサミド
塩化オキサリル(30μL、0.34mmol)のジクロロメタン(1mL)溶液を−78℃に冷却した。ジメチルスルホキシド(48μL、0.675mmol)のジクロロメタン(0.5mL)溶液を滴加し、混合物を−78℃で5分間攪拌した。4−クロロ−5−(4−フルオロフェニル)−N−(3−ヒドロキシシクロヘキシル)イソオキサゾール−3−カルボキサミド(104mg、0.307mmol)のテトラヒドロフラン(3mL)およびジクロロメタン(0.5mL)溶液を5分間かけて添加し、反応混合物を−78℃で15分間攪拌した。トリエチルアミン(0.215mL、1.53mmol)を添加し、反応物を−78℃で10分間攪拌し、その後、室温に温め、さらに20分間攪拌した。水を添加し、混合物をジクロロメタンで3回抽出した。合わせた有機抽出物をMgSOで乾燥し、濾過し、真空中で濃縮、ジクロロメタン中2%メタノールで溶出してシリカゲルクロマトグラフィで精製し、表題化合物を得た(19.7mg、0.058mmol)。
MS(ESI)m/z(M+H):337.2/339.2
【0243】
(実施例19)
(R)−4−クロロ−N−(3−オキソシクロペンチル)−5−(4−(トリフルオロメチル)フェニル)イソオキサゾール−3−カルボキサミド
実施例18に従って、表題化合物を調製した。
H−NMR(300MHz,CDCl)δ8.17(d,2H),7.80(d,2H),6.87(bd,1H),4.71(m,1H),2.71(dd,1H),2.61−2.41(m,2H),2.40−2.25(m,2H),2.08(m,1H)
【0244】
(実施例20)
(R)−4−クロロ−N−(3−(ヒドロキシイミノ)シクロペンチル)−5−(4−(トリフルオロメチル)フェニル)イソオキサゾール−3−カルボキサミド シス/トランス混合物
(R)−4−クロロ−N−(3−オキソシクロペンチル)−5−(4−(トリフルオロメチル)フェニル)イソオキサゾール−3−カルボキサミド(20mg、0.054mmol)、ヒドロキシルアミン塩酸塩(5mg、0.064mmol)、および重炭酸ナトリウム(7mg、0.083mmol)のエタノール(2mL)懸濁液を一晩、加熱還流した。反応混合物をエタノール/ジクロロメタンで希釈し、綿栓で濾過し、真空中で蒸発させた。ジクロロメタン中8%メタノールで溶出してシリカゲルクロマトグラフィで精製し、シスおよびトランス異性体の混合物として表題化合物を得た(10.5mg、0.027mmol)。
MS(ESI)m/z(M+H):388.2/390.3
【0245】
(実施例21)
4−クロロ−N−((1R,3R,5S)−3,5−ジヒドロキシシクロヘキシル)−5−(4−(トリフルオロメチル)フェニル)イソオキサゾール−3−カルボキサミド
A:4−クロロ−N−((1R,3R,5S)−3,5−ジメトキシシクロヘキシル)−5−(4−(トリフルオロメチル)フェニル)イソオキサゾール−3−カルボキサミド
実施例12ステップAからFに従って、表題化合物を調製した。
【0246】
B:4−クロロ−N−((1R,3R,5S)−3,5−ジヒドロキシシクロヘキシル)−5−(4−(トリフルオロメチル)フェニル)イソオキサゾール−3−カルボキサミド
4−クロロ−N−((1R,3R,5S)−3,5−ジメトキシシクロヘキシル)−5−(4−(トリフルオロメチル)フェニル)イソオキサゾール−3−カルボキサミド(35mg、0.08mmol)の無水MeCN(5mL)溶液に、ヨードトリメチルシラン(80μL、0.56mmol)を添加した。60℃で40分間加熱した後、反応物を冷却し、氷上に注いだ。融解したとき、得られた水性混合物をジクロロメタンで3回抽出した。合わせたジクロロメタン抽出物を、10%Naとブラインで連続して洗浄し、MgSOで乾燥、濾過し、真空中で濃縮した。粗製物をジクロロメタン中10%メタノールで溶出してシリカゲルクロマトグラフィで精製し、表題化合物を得た(16.6mg、0.041mmol)。
H−NMR(300MHz,CDCl+30%CDOD)δ8.02(d,2H),7.92(d,1H),7.66(d,2H),3.85(m,1H),3.56(m,2H),2.10(m,3H),1.25(m,3H)
【0247】
(実施例22)
(1S,3R)−3−(4−クロロ−5−(4−(トリフルオロメチル)フェニル)イソオキサゾール−3−カルボキサミド)シクロペンチル2−アミノアセテート
A:(1S,3R)−3−(4−クロロ−5−(4−(トリフルオロメチル)フェニル)イソオキサゾール−3−カルボキサミド)シクロペンチル2−(tert−ブトキシカルボニル)アセテート
4−クロロ−N−(1R,3S)−3−ヒドロキシシクロペンチル)−5−(4−(トリフルオロメチル)フェニル)イソオキサゾール−3−カルボキサミド(57mg、152μmol)を室温でテトラヒドロフラン(2mL)に溶解し、Boc−Gly−OH(28mg、160μmol)、1−ヒドロキシベンゾトリアゾール水和物(21mg、155μmol)、N−(3−ジメチルアミノプロピル)−N’−エチルカルボジイミド塩酸塩(34mg、177μmol)、およびトリエチルアミン(21μL、151μmol)で処理した。混合物を一晩攪拌し、その後、揮発物を真空中で除去した。粗残留物をヘキサン中55%酢酸エチルで溶出してシリカゲルクロマトグラフィで精製し、表題化合物(1S,3R)−3−(4−クロロ−5−(4−(トリフルオロメチル)フェニル)イソオキサゾール−3−カルボキサミド)シクロペンチル2−(tert−ブトキシカルボニル)アセテート(25mg、47μmol)を得た。
【0248】
B:(1S,3R)−3−(4−クロロ−5−(4−(トリフルオロメチル)フェニル)イソオキサゾール−3−カルボキサミド)シクロペンチル2−アミノアセテート
(1S,3R)−3−(4−クロロ−5−(4−(トリフルオロメチル)フェニル)イソオキサゾール−3−カルボキサミド)シクロペンチル2−(tert−ブトキシカルボニル)アセテート(20mg、37.6μmol)を1時間、塩酸(1,4−ジオキサン中4.0M、3mL)で処理した。揮発物を真空中で除去して、塩酸塩として表題化合物を得た(16mg、34μmol)。
MS(ESI)m/z(M+H):432.2
【0249】
(実施例23)
4−クロロ−5−(3−フルオロ−4−(トリフルオロメチル)フェニル)−N−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)イソオキサゾール−3−カルボキサミド
A:エチル5−(3−フルオロ−4−(トリフルオロメチル)フェニル)イソオキサゾール−3−カルボキシレート
ステップAにおいて、4−クロロアセトフェノンの代わりに3−フルオロ−4−(トリフルオロメチル)アセトフェノンを用いて、実施例1ステップAからBに従って、表題化合物を調製した。
【0250】
B:(5−(3−フルオロ−4−(トリフルオロメチル)フェニル)イソオキサゾール−3−イル)メタノール
エチル5−(3−フルオロ−4−(トリフルオロメチル)フェニル)イソオキサゾール−3−カルボキシレート(2.0g、6.60mmol)のテトラヒドロフラン(25mL)溶液に、水素化リチウムアルミニウム(375mg、9.89mmol)を添加し、反応混合物を室温で2時間攪拌した。30分間かけて、水(0.18mL)、次いで1N NaOH水溶液(0.18mL)、最後に水(0.54mL)を添加して、反応物をクエンチした。得られた灰色の粘性スラリーをジエチルエーテル(50mL)で希釈し、30分間攪拌した後、セライトパッドで濾過した。ケーキをジエチルエーテル(3×70mL)で洗浄し、濾液を真空中で蒸発乾固して、(5−(3−フルオロ−4−(トリフルオロメチル)フェニル)イソオキサゾール−3−イル)メタノール(1.43g、5.48mmol)を得た。
【0251】
C:(4−クロロ−5−(3−フルオロ−4−(トリフルオロメチル)フェニル)イソオキサゾール−3−イル)メチルアセテート
(5−(3−フルオロ−4−(トリフルオロメチル)フェニル)イソオキサゾール−3−イル)メタノール(1.4g、5.36mmol)の酢酸(12mL)溶液に、N−クロロスクシンイミド(1.07g、8.04mmol)および硫酸(0.6mL)を添加した。反応混合物を120℃で5時間攪拌し、その後冷まし、次いで水(100mL)で希釈した。水性反応混合物をジエチルエーテル(3×100mL)で抽出し、有機物を合わせ、ブラインで洗浄し、NaSOで乾燥した。揮発物を真空中で除去し、得られた残留物をヘプタンからヘプタン中20%酢酸エチルで溶出してシリカゲルクロマトグラフィで精製し、(4−クロロ−5−(3−フルオロ−4−(トリフルオロメチル)フェニル)イソオキサゾール−3−イル)メチルアセテート(1g、2.96mmol)を得た。
【0252】
D:(4−クロロ−5−(3−フルオロ−4−(トリフルオロメチル)フェニル)イソオキサゾール−3−イル)メタノール
(4−クロロ−5−(3−フルオロ−4−(トリフルオロメチル)フェニル)イソオキサゾール−3−イル)メチルアセテート(1g、2.96mmol)のテトラヒドロフラン(20mL)溶液に、1N LiOH水溶液(8.88mL、8.88mmol)を添加した。この2相反応混合物を60℃で3時間、強く攪拌し、その後冷まし、週末にわたって放置した。反応混合物を分液漏斗に移し、有機層を除去した。水層をジエチルエーテル(2×20mL)で抽出し、有機物を合わせ、水(20mL)およびブライン(20mL)で洗浄した後、NaSOで乾燥した。濾過し、真空中で蒸発乾固して、(4−クロロ−5−(3−フルオロ−4−(トリフルオロメチル)フェニル)イソオキサゾール−3−イル)メタノール(878mg、2.97mmol)を得た。
【0253】
E:4−クロロ−5−(3−フルオロ−4−(トリフルオロメチル)フェニル)イソオキサゾール−3−カルボン酸
(4−クロロ−5−(3−フルオロ−4−(トリフルオロメチル)フェニル)イソオキサゾール−3−イル)メタノール(580mg、1.96mmol)およびトリエチルアミン(1.930mL、13.73mmol)のジクロロメタン(9.6mL)およびDMSO(1.60mL)攪拌溶液に、三酸化硫黄ピリジン錯体(1.25g、7.85mmol)を添加した。反応混合物を室温で2時間攪拌した後、揮発物を真空中で除去した。得られた粗残留物を酢酸エチル(20mL)で希釈し、2N HCl(30mL)、水(30mL)、およびブライン(30mL)で洗浄した。有機相をNaSOで乾燥し、濾過し、真空中で蒸発乾固した。この粗混合物をtBuOH/HO(4:1)(20mL)に溶解し、これにリン酸二水素ナトリウム二水和物(1.07g、6.87mmol)、および2−メチル−2−ブテン(860mg、12.26mmol)のテトラヒドロフラン(5mL)溶液を添加した。最後に、亜塩素酸ナトリウム(222mg、2.45mmol)を添加し、反応混合物を一晩攪拌した。反応混合物を蒸発乾固し、酢酸エチル(20mL)と水(15mL)に分配し、水相を酢酸でpH4に酸性化した。有機層を除去し、次いで、水層を酢酸エチル(3×20mL)で抽出した。有機物を合わせ、NaSOで乾燥、濾過し、真空中で蒸発乾固した。得られた残留物をジクロロメタンからジクロロメタン中20%メタノール/(酢酸)で溶出してシリカゲルクロマトグラフィで精製し、4−クロロ−5−(3−フルオロ−4−(トリフルオロメチル)フェニル)イソオキサゾール−3−カルボン酸(0.4g、1.29mmol)を得た。
【0254】
F:4−クロロ−5−(3−フルオロ−4−(トリフルオロメチル)フェニル)−N−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)イソオキサゾール−3−カルボキサミド
4−クロロ−5−(3−フルオロ−4−(トリフルオロメチル)フェニル)イソオキサゾール−3−カルボン酸(45mg、0.145mmol)、テトラヒドロ−2H−ピラン−4−アミン(14.7mg、0.15mmol)、およびトリエチルアミン(61.3μl、0.44mmol)のジクロロメタン(2mL)攪拌溶液に、50重量%の1−プロパンホスホン酸環状無水物(64.9μl、0.22mmol)酢酸エチル溶液を添加した。1時間攪拌した後、反応混合物をジクロロメタン(10mL)で希釈し、NaHCO溶液(10mL)で洗浄し、真空中で濃縮した。得られた残留物をジクロロメタンからジクロロメタン中20%メタノールで溶出してシリカゲルクロマトグラフィで精製し、表題化合物を得た(18mg、0.046mmol)。
MS(ESI)m/z(M+H):393
【0255】
テトラヒドロ−2H−ピラン−4−アミンの代わりに別のアミンを用い、実施例23の方法をさらに用いて以下の化合物を調製した。
【0256】
(実施例24(A))
4−クロロ−N−シクロペンチル−5−(3−フルオロ−4−(トリフルオロメチル)フェニル)イソオキサゾール−3−カルボキサミド
MS(ESI)m/z(M+H):377.3
【0257】
(実施例24(B))
4−クロロ−5−(3−フルオロ−4−(トリフルオロメチル)フェニル)−N−(3−(ヒドロキシメチル)フェニル)イソオキサゾール−3−カルボキサミド
MS(ESI)m/z(M+Na):438.0
【0258】
(実施例24(C))
4−クロロ−5−(3−フルオロ−4−(トリフルオロメチル)フェニル)−N−(2−(2−ヒドロキシメチル)フェニル)イソオキサゾール−3−カルボキサミド
MS(ESI)m/z(M+H):429.0
【0259】
(実施例24(D))
(R)−4−クロロ−5−(3−フルオロ−4−(トリフルオロメチル)フェニル)−N−(1−ヒドロキシブタン−2−イル)イソオキサゾール−3−カルボキサミド
MS(ESI)m/z(M+H):381.0
【0260】
(実施例24(E))
(R)−4−クロロ−5−(3−フルオロ−4−(トリフルオロメチル)フェニル)−N−(1−ヒドロキシ−3−メチルブタン−2−イル)イソオキサゾール−3−カルボキサミド
MS(ESI)m/z(M+H):395.0
【0261】
(実施例24(F))
4−クロロ−5−(3−フルオロ−4−(トリフルオロメチル)フェニル)−N−((1R,3S)−3−ヒドロキシシクロヘキシル)イソオキサゾール−3−カルボキサミド
MS(ESI)m/z(M+H):407.0
【0262】
(実施例24(G))
シス−4−クロロ−5−(3−フルオロ−4−(トリフルオロメチル)フェニル)−N−(4−ヒドロキシシクロヘキシル)イソオキサゾール−3−カルボキサミド
MS(ESI)m/z(M+H):407.0
【0263】
(実施例24(H))
4−クロロ−N−(1−シクロプロピル−3−ヒドロキシプロピル)−5−(4−(トリフルオロメチル)フェニル)イソオキサゾール−3−カルボキサミド
A:4−クロロ−5−(4−(トリフルオロメチル)フェニル)イソオキサゾール−3−カルボン酸
実施例12ステップAからDに従って、表題化合物を調製した。
【0264】
B:4−クロロ−N−(1−シクロプロピル−3−ヒドロキシプロピル)−5−(4−(トリフルオロメチル)フェニル)イソオキサゾール−3−カルボキサミド
4−クロロ−5−(3−フルオロ−4−(トリフルオロメチル)フェニル)イソオキサゾール−3−カルボン酸の代わりに、4−クロロ−5−(4−(トリフルオロメチル)フェニル)イソオキサゾール−3−カルボン酸を用いて、表題化合物を得た。
MS(ESI)m/z(M+H):389
【0265】
実施例24(H)に従って、以下の化合物を調製した。
【0266】
(実施例24(I))
(S)−4−クロロ−N−(1−メトキシプロパン−2−イル)−5−(4−(トリフルオロメチル)フェニル)イソオキサゾール−3−カルボキサミド
MS(ESI)m/z(M+H):363
【0267】
(実施例24(J))
4−クロロ−N−(2−ヒドロキシエチル)−5−(4−(トリフルオロメチル)フェニル)イソオキサゾール−3−カルボキサミド
MS(ESI)m/z(M+H):335
【0268】
(実施例24(K))
(S)−4−クロロ−N−(3−メチルブタン−2−イル)−5−(4−(トリフルオロメチル)フェニル)イソオキサゾール−3−カルボキサミド
MS(ESI)m/z(M+H):361
【0269】
(実施例24(L))
4−クロロ−N−(2−ヒドロキシ−2−メチルプロピル)−5−(4−(トリフルオロメチル)フェニル)イソオキサゾール−3−カルボキサミド
MS(ESI)m/z(M+H):363
【0270】
(実施例24(M))
(R)−4−クロロ−N−(6−オキソピペリジン−3−イル)−5−(4−(トリフルオロメチル)フェニル)イソオキサゾール−3−カルボキサミド
MS(ESI)m/z(M+H):388
【0271】
(実施例24(N))
4−クロロ−N−((1−(ヒドロキシメチル)シクロペンチル)メチル)−5−(4−(トリフルオロメチル)フェニル)イソオキサゾール−3−カルボキサミド
MS(ESI)m/z(M+H):403
【0272】
(実施例24(O))
4−クロロ−N−(3−ヒドロキシ−1−フェニルプロピル)−5−(4−(トリフルオロメチル)フェニル)イソオキサゾール−3−カルボキサミド
MS(ESI)m/z(M+H):425
【0273】
(実施例24(P))
(R)−4−クロロ−N−(1−ヒドロキシブタン−2−イル)−5−(4−(トリフルオロメチル)フェニル)イソオキサゾール−3−カルボキサミド
MS(ESI)m/z(M+H):363
【0274】
(実施例24(Q))
4−クロロ−N−((1−(ヒドロキシメチル)シクロブチル)メチル)−5−(4−(トリフルオロメチル)フェニル)イソオキサゾール−3−カルボキサミド
MS(ESI)m/z(M+H):389.1
【0275】
(実施例24(R))
4−クロロ−N−((1R,2S)−2−ヒドロキシシクロペンチル)−5−(4−(トリフルオロメチル)フェニル)イソオキサゾール−3−カルボキサミド
MS(ESI)m/z(M+H):375
【0276】
(実施例24(S))
(R)−4−クロロ−N−(テトラヒドロフラン−3−イル)−5−(4−(トリフルオロメチル)フェニル)イソオキサゾール−3−カルボキサミド
H−NMR(300MHz,CDCl)δ8.17(m,2H),7.80(m,2H),6.90(d,1H),4.74(m,1H),4.08(q,1H),3.93(m,1H),3.84(m,2H),2.38(m,2H),1.98(m,1H)
【0277】
(実施例24(T))
4−クロロ−N−(3,3−ジフルオロシクロブチル)−5−(4−(トリフルオロメチル)フェニル)イソオキサゾール−3−カルボキサミド
MS(ESI)m/z(M+H):381.1
【0278】
(実施例24(U))
4−クロロ−N−(1,1,1−トリフルオロブタン−2−イル)−5−(4−(トリフルオロメチル)フェニル)イソオキサゾール−3−カルボキサミド
MS(ESI)m/z(M+H):401.1
【0279】
(実施例24(V))
4−クロロ−N−(2−シクロプロピルエチル)−5−(4−(トリフルオロメチル)フェニル)イソオキサゾール−3−カルボキサミド
MS(ESI)m/z(M+H):359
【0280】
(実施例24(W))
4−クロロ−N−(シクロブチルメチル)−5−(4−(トリフルオロメチル)フェニル)イソオキサゾール−3−カルボキサミド
MS(ESI)m/z(M+H):359
【0281】
(実施例24(X))
(R)−N−sec−ブチル−4−クロロ−5−(4−(トリフルオロメチル)フェニル)イソオキサゾール−3−カルボキサミド
MS(ESI)m/z(M+H):347
【0282】
(実施例24(Y))
(S)−4−クロロ−5−(4−(トリフルオロメチル)フェニル)−N−(1,1,1−トリフルオロプロパン−2−イル)イソオキサゾール−3−カルボキサミド
MS(ESI)m/z(M+H):387
【0283】
実施例23に従って、以下の化合物を調製した。
【0284】
(実施例24(Z))
4−クロロ−5−(3−フルオロ−4−(トリフルオロメチル)フェニル)−N−((1R,2S)−2−ヒドロキシシクロペンチル)イソオキサゾール−3−カルボキサミド
MS(ESI)m/z(M+H):393
【0285】
(実施例24(AA))
(R)−4−クロロ−5−(3−フルオロ−4−(トリフルオロメチル)フェニル)−N−(テトラヒドロフラン−3−イル)イソオキサゾール−3−カルボキサミド
MS(ESI)m/z(M+H):379
【0286】
(実施例25)
N−シクロペンチル−4−エチル−5−(4−(トリフルオロメチル)フェニル)イソオキサゾール−3−カルボキサミド
A:4−ブロモ−N−シクロペンチル−5−(4−(トリフルオロメチル)フェニル)イソオキサゾール−3−カルボキサミド
実施例10(M)ステップAからDに従って、表題化合物を調製した。
【0287】
B:N−シクロペンチル−5−(4−(トリフルオロメチル)フェニル)−4−ビニルイソオキサゾール−3−カルボキサミド
2,4,6−トリビニルシクロトリボロキサンピリジン錯体(121mg、0.50mmol)、4−ブロモ−N−シクロペンチル−5−(4−(トリフルオロメチル)フェニル)イソオキサゾール−3−カルボキサミド(202mg、0.50mmol)、および炭酸カリウム(138mg、1.0mmol)のDME(4.7mL)および水(1.6mL)の攪拌懸濁液に、テトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)(57.9mg、0.05mmol)を添加し、100℃に2時間加熱した。反応混合物を室温に冷まし、水と酢酸エチルに分配した。有機物を硫酸マグネシウムで乾燥し、真空中で濃縮した。ヘプタンからヘプタン中20%酢酸エチルで溶出してシリカゲルクロマトグラフィで精製し、N−シクロペンチル−5−(4−(トリフルオロメチル)フェニル)−4−ビニルイソオキサゾール−3−カルボキサミド(140mg、0.40mmol)を得た。
【0288】
C:N−シクロペンチル−4−エチル−5−(4−(トリフルオロメチル)フェニル)イソオキサゾール−3−カルボキサミド
N−シクロペンチル−5−(4−(トリフルオロメチル)フェニル)−4−ビニルイソオキサゾール−3−カルボキサミド(70mg、0.2mmol)のエタノール(2mL)攪拌溶液に、パラジウム炭素(5%)(5mg)を添加し、反応混合物を水素雰囲気(バルーン)に2時間置いた。その後、粗混合物をセライトで濾過し、真空中で濃縮した。ヘプタンからヘプタン中15%酢酸エチルに上昇させて、ヘプタンで溶出し、シリカゲルクロマトグラフィで精製して、表題化合物を得た(36mg、0.1mmol)。
MS(ESI)m/z(M+H):353
【0289】
2,4,6−トリビニルシクロトリボロキサンピリジン錯体の代わりに、シス−プロペニルボロン酸を用い、実施例25の方法をさらに用いて以下の化合物を調製した。
【0290】
(実施例26)
N−シクロペンチル−4−プロピル−5−(4−(トリフルオロメチル)フェニル)イソオキサゾール−3−カルボキサミド
MS(ESI)m/z(M+H):367
【0291】
(実施例27)
A:4−クロロ−5−(4−(トリフルオロメチル)フェニル)イソオキサゾール−3−カルボン酸
実施例12ステップAからDに従って、表題化合物を調製した。
【0292】
B:シス−4−クロロ−N−(4−ヒドロキシシクロヘキシル)−5−(4−(トリフルオロメチル)フェニル)イソオキサゾール−3−カルボキサミド
4−クロロ−5−(4−(トリフルオロメチル)フェニル)イソオキサゾール−3−カルボン酸(50mg、0.17mmol)のアセトニトリル(2mL)攪拌懸濁液に、O−(7−アザベンゾトリアゾール−1−イル)−N,N,N’,N’−テトラメチルウロニウムヘキサフルオロホスフェート(85mg、0.22mmol)、次いでシス−4−アミノシクロヘキサノール塩酸塩(26mg、0.17mmol)を添加した。トリエチルアミン(52mg、0.51mmol)を添加した後、マイクロウェーブで10分間、150℃で加熱した。10分後、溶媒を真空中で除去し、残留物を水とジクロロメタンに分配した。水層を分離し、ジクロロメタン(3×10mL)で抽出し、合わせた有機抽出物をMgSOで乾燥、濾過し、溶媒を真空中で除去した。残留物を分取HPLCで精製して、表題化合物を得た(26mg、0.067mmol)。
MS(ESI)m/z(M+H):389.9
【0293】
シス−4−アミノシクロヘキサノール塩酸塩の代わりに別のアミンを用い、実施例27の方法をさらに用いて以下の化合物を調製した。
【0294】
(実施例28(A))
ラセミ−4−クロロ−N−(シス−2−ヒドロキシシクロヘキシル)−5−(4−(トリフルオロメチル)フェニル)イソオキサゾール−3−カルボキサミド
MS(ESI)m/z(M+H):390
【0295】
(実施例29(B))
4−クロロ−5−(4−クロロ−3−フルオロフェニル)−N−((1R,3S)−3−ヒドロキシシクロヘキシル)イソオキサゾール−3−カルボキサミド
A:4−クロロ−5−(4−クロロ−3−フルオロフェニル)イソオキサゾール−3−カルボン酸
実施例5(D)ステップAからBに従って、表題化合物を調製した。
【0296】
B:4−クロロ−5−(4−クロロ−3−フルオロフェニル)−N−((1R,3S)−3−ヒドロキシシクロヘキシル)イソオキサゾール−3−カルボキサミド
4−クロロ−5−(4−(トリフルオロメチル)フェニル)イソオキサゾール−3−カルボン酸の代わりに、4−クロロ−5−(4−クロロ−3−フルオロフェニル)イソオキサゾール−3−カルボン酸を用いて、表題化合物を得た。
MS(ESI)m/z(M+H):373
【0297】
(実施例30)
5−(3−フルオロ−4−(トリフルオロメチル)フェニル)−4−メチル−N−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)イソオキサゾール−3−カルボキサミド
A:エチル5−(3−フルオロ−4−(トリフルオロメチル)フェニル)−4−メチルイソオキサゾール−3−カルボキシレート
2−(3−フルオロ−4−(トリフルオロメチル)フェニル)−4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン(350mg、1.21mmol)、エチル5−ブロモ−4−メチルイソオキサゾール−3−カルボキシレート(282mg、1.21mmol)、および炭酸カリウム(334mg、2.413mmol)のDMEおよび水混合物中懸濁液に、テトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)(139mg、0.121mmol)を添加した。反応混合物をマイクロウェーブバイアルに入れて密閉し、100℃で2時間加熱、その後、反応物を冷ました。次いで、反応混合物を酢酸エチルで希釈し、水で洗浄した。その後、水層を酢酸エチルで抽出し、有機物を合わせ、ブラインで洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥し、濾過し、真空中で濃縮した。得られた残留物をヘプタンからヘプタン中40%酢酸エチルで溶出してシリカゲルクロマトグラフィで精製し、エチル5−(3−フルオロ−4−(トリフルオロメチル)フェニル)−4−メチルイソオキサゾール−3−カルボキシレート(196mg、0.62mmol)を得た。
【0298】
B:5−(3−フルオロ−4−(トリフルオロメチル)フェニル)−4−メチルイソオキサゾール−3−カルボン酸
NaOHの代わりにLiOHを用い、実施例3ステップAの手順を用いて、表題化合物を調製した。
【0299】
C:5−(3−フルオロ−4−(トリフルオロメチル)フェニル)−4−メチルイソオキサゾール−3−カルボニルクロリド
実施例3ステップBの手順を用いて、表題化合物を調製した。
【0300】
D:5−(3−フルオロ−4−(トリフルオロメチル)フェニル)−4−メチル−N−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)イソオキサゾール−3−カルボキサミド
炭酸カリウムの代わりにトリエチルアミンを用い、実施例3ステップCの手順を用いて、表題化合物を調製した。
MS(ESI)m/z(M+H):373
【0301】
実施例30の方法をさらに用いて、以下の化合物を調製した。
【0302】
(実施例31(A))
5−(3−フルオロ−4−(トリフルオロメチル)フェニル)−N−((1R,3S)−3−ヒドロキシシクロヘキシル)−4−メチルイソオキサゾール−3−カルボキサミド
MS(ESI)m/z(M+H):387
【0303】
(実施例31(B))
5−(3−フルオロ−4−(トリフルオロメチル)フェニル)−N−(2−ヒドロキシエチル)−4−メチルイソオキサゾール−3−カルボキサミド
MS(ESI)m/z(M+H):333
【0304】
(実施例31(C))
(R)−5−(3−フルオロ−4−(トリフルオロメチル)フェニル)−N−(1−ヒドロキシブタン−2−イル)−4−メチルイソオキサゾール−3−カルボキサミド
MS(ESI)m/z(M+H):361.1
【0305】
(実施例31(D))
(R)−5−(3−フルオロ−4−(トリフルオロメチル)フェニル)−N−(1−ヒドロキシ−3−メチルブタン−2−イル)−4−メチルイソオキサゾール−3−カルボキサミド
MS(ESI)m/z(M+H):375.2
【0306】
(実施例31(E))
(S)−5−(3−フルオロ−4−(トリフルオロメチル)フェニル)−4−メチル−N−(3−メチルブタン−2−イル)イソオキサゾール−3−カルボキサミド
MS(ESI)m/z(M+H):359.2
【0307】
(実施例31(F))
N−(3,3−ジフルオロシクロブチル)−5−(3−フルオロ−4−(トリフルオロメチル)フェニル)−4−メチルイソオキサゾール−3−カルボキサミド
H−NMR(300MHz,CDCl)δ7.78(m,1H),7.60(m,2H),7.05(d,1H),4.45(m,1H),3.12(m,2H),2.65(m,2H),2.50(s,3H)
【0308】
(実施例31(G))
N−シクロペンチル−5−(3−フルオロ−4−(トリフルオロメチル)フェニル)−4−メチルイソオキサゾール−3−カルボキサミド
MS(ESI)m/z(M+H):357.2
【0309】
(実施例31(H))
5−(4−クロロ−2−エトキシフェニル)−N−((1R,3S)−3−ヒドロキシシクロヘキシル)−4−メチルイソオキサゾール−3−カルボキサミド
A:エチル5−(4−クロロ−2−エトキシフェニル)−4−メチルイソオキサゾール−3−カルボキシレート
2−(3−フルオロ−4−(トリフルオロメチル)フェニル)−4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロランの代わりに、4−クロロ−2−エトキシフェニルボロン酸を用い、実施例30ステップAに従って、表題化合物を調製した。
【0310】
B:5−(4−クロロ−2−エトキシフェニル)−4−メチルイソオキサゾール−3−カルボン酸
エチル5−(3−フルオロ−4−(トリフルオロメチル)フェニル)−4−メチルイソオキサゾール−3−カルボキシレートの代わりに、エチル5−(4−クロロ−2−エトキシフェニル)−4−メチルイソオキサゾール−3−カルボキシレートを用い、実施例30ステップBに従って、表題化合物を調製した。
【0311】
C:5−(4−クロロ−2−エトキシフェニル)−4−メチルイソオキサゾール−3−カルボニルクロリド
5−(3−フルオロ−4−(トリフルオロメチル)フェニル)−4−メチルイソオキサゾール−3−カルボン酸の代わりに、5−(4−クロロ−2−エトキシフェニル)−4−メチルイソオキサゾール−3−カルボン酸を用い、実施例30ステップBに従って、表題化合物を調製した。
【0312】
D:5−(4−クロロ−2−エトキシフェニル)−N−((1R,3S)−3−ヒドロキシシクロヘキシル)−4−メチルイソオキサゾール−3−カルボキサミド
実施例30に従って、表題化合物を調製した。
MS(ESI)m/z(M+H):379.1
【0313】
(実施例31(I))
ラセミ−5−(4−クロロ−2−エトキシフェニル)−N−(シス−2−ヒドロキシシクロヘキシル)−4−メチルイソオキサゾール−3−カルボキサミド
実施例30(H)に従って、表題化合物を調製した。
MS(ESI)m/z(M+H):379.1
【0314】
(実施例32)
5−(4−tert−ブチルフェニル)−4−クロロ−N−シクロペンチルイソオキサゾール−3−カルボキサミド
A:エチル4−(4−tert−ブチルフェニル)−2,4−ジオキソブタノエート
<5℃に冷却したナトリウムエトキシド(4.4g、64.4mmol)のエタノール溶液に、トルエン(150mL)中のシュウ酸ジエチル(7.71mL、56.7mmol)を添加した。反応混合物を30分間攪拌した後、トルエン(20mL)中の1−(4−tert−ブチルフェニル)エタノン(56.7mmol、10g)を滴加した(加圧滴下漏斗による。)。反応混合物を室温で一晩攪拌し、その後、低容量に蒸発させた。酢酸を添加し、得られた沈殿物を濾過し、ヘプタンで洗浄して、エチル4−(4−tert−ブチルフェニル)−2,4−ジオキソブタノエート(15.68g、56.7mmol)を得た。
【0315】
B:エチル5−(4−tert−ブチルフェニル)イソオキサゾール−3−カルボキシレート
エチル4−(4−tert−ブチルフェニル)−2,4−ジオキソブタノエート(20.4g、73.7mmol)の無水エタノール(300mL)懸濁液に、ヒドロキシルアミン塩酸塩(6.14g、88.0mmol)を添加し、反応物を3時間、加熱還流した。室温に冷却した後、有機物を真空中で除去し、得られた残留物をヘプタンからジクロロメタン中10%メタノールで溶出してシリカゲルクロマトグラフィで精製し、表題化合物の白色固体を得て、濾過し、水および冷エタノールで洗浄し、真空中で乾燥して、エチル5−(4−tert−ブチルフェニル)イソオキサゾール−3−カルボキシレート(15.9g、58.0mmol)を得た。
【0316】
C:エチル5−(4−tert−ブチルフェニル)−4−クロロイソオキサゾール−3−カルボキシレート
酢酸(50mL)中のエチル5−(4−tert−ブチルフェニル)イソオキサゾール−3−カルボキシレート(2.0g、7.32mmol)とN−クロロスクシンイミド(2.44g、18.3mmol)の混合物を3日間、加熱還流した。その後、反応混合物を室温に冷まし、氷上に注ぎ、得られた白色固体を集め、酢酸エチルに溶解し、有機物を水、ブラインで洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥した後、濾過し、真空中で蒸発させた。得られた残留物をジクロロメタンに再び溶解し、次いでこれを炭酸ナトリウム溶液で抽出し、疎水性フリットを用いて乾燥した。有機物を真空中で除去して、エチル5−(4−tert−ブチルフェニル)−4−クロロイソオキサゾール−3−カルボキシレート(0.81g、2.63mmol)を得た。
【0317】
D:5−(4−tert−ブチルフェニル)−4−クロロイソオキサゾール−3−カルボン酸
NaOHの代わりにLiOHを用い、実施例3ステップAの手順を用いて、表題化合物を調製した。
【0318】
E:5−(4−tert−ブチルフェニル)−4−クロロ−N−シクロペンチルイソオキサゾール−3−カルボキサミド
4−クロロ−5−(4−(トリフルオロメチル)フェニル)イソオキサゾール−3−カルボン酸の代わりに、5−(4−tert−ブチルフェニル)−4−クロロイソオキサゾール−3−カルボン酸を用い、実施例24ステップFの手順を用いて、表題化合物を調製した。
MS(ESI)m/z(M+H):347
【0319】
シクロペンチルアミンの代わりに別のアミンを用い、実施例32の方法をさらに用いて以下の化合物を調製した。
【0320】
(実施例33(A))
5−(4−tert−ブチルフェニル)−4−クロロ−N−(シス−4−ヒドロキシシクロヘキシル)イソオキサゾール−3−カルボキサミド
MS(ESI)m/z(M+H):377
【0321】
(実施例32(B))
5−(4−tert−ブチルフェニル)−4−クロロ−N−((1S,2R)−2−(ヒドロキシメチル)シクロヘキシル)イソオキサゾール−3−カルボキサミド
MS(ESI)m/z(M+H):391
【0322】
(実施例33(C))
5−(4−tert−ブチルフェニル)−4−クロロ−N−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)イソオキサゾール−3−カルボキサミド
MS(ESI)m/z(M+H):363
【0323】
(実施例33(D))
5−(4−tert−ブチルフェニル)−4−クロロ−N−シクロブチルイソオキサゾール−3−カルボキサミド2,2,2−トリフルオロアセテート
MS(ESI)m/z(M+H):333
【0324】
(実施例33(E))
5−(4−tert−ブチルフェニル)−4−クロロ−N−イソプロピルイソオキサゾール−3−カルボキサミド2,2,2−トリフルオロアセテート
MS(ESI)m/z(M+H):321
【0325】
(実施例34)
バニロイド受容体結合アッセイ
試験化合物をジメチルスルホキシドのストック溶液として調製し、数対数単位にわたって(100μMから100pMの範囲)活性を試験した。IC50を求めるために、化合物をさらに必要に応じてアッセイバッファで希釈した。
【0326】
ヒトVR1を発現するチャイニーズハムスター卵巣細胞を、10%FetalClone II(Hyclone、Logan、UT、USA)、1%GlutaMax(Invitrogen Corp.、Carlsbad、CA、USA)、1%Pen/Strep(Mediatech)、および0.4mg/mlG418(Mediatech)を補ったDMEM/F12 50/50MIX(Mediatech,Inc.、Herndon、VA、USA)で増殖させた。アッセイ前日、G418を含有しない培地50μl/ウェル中10000生細胞/ウェルで、透明な底面を有する384ウェル組織培養表面処理黒色プレート(Corning,Inc.、Corning、NY、USA)に細胞を播種した。
【0327】
Molecular Devices Corp.、Sunnyvale、CA USAから市販され入手可能であるFLIPR(登録商標)Calcium 3 Assayによるアッセイ当日、平板培地を除去し、VR1バッファ(160mM NaCl、4.5mM KCl、10mM HEPES、10mM グルコース、2mM CaCl、1mM MgCl、および0.5mM プロベネシド)中に調製した25μl/ウェルの1×Calcium 3 Assayキット色素と置き換えた。室温で1時間、温置した後、プレートをFLIPR(Molecular Devices Corp.)に装填し、4%ジメチルスルホキシドを含有するVR1バッファ中の試験化合物12.5μlを加え、これに続く細胞の蛍光の変化を読み取り、アゴニスト活性を監視する。化合物を添加して10分後、プレートを再びFLIPRに装填し、VR1バッファ中の30nMカプサイシン12.5μlを加え、これに続く細胞の蛍光の変化を読み取り、アンタゴニスト活性を監視する。このようにして、同じアッセイを用いて、試験化合物のアゴニスト活性とアンタゴニスト活性の両方を評価した。
【0328】
本発明の化合物に関して上に記載したin vitroアッセイで測定された典型的なIC50値は5μM以下である。本発明の幾つかの実施形態では、IC50値は100nM未満であることが見出された。
【0329】
pEC50、または最大濃度10μMで認められる平均効果%として示される機能データと対応する代表的な一連の化合物を下記の表に示す。
【0330】
【表1】




【特許請求の範囲】
【請求項1】
一般式Iを有するイソオキサゾール−3−カルボキサミド誘導体であって、
【化1】

式中、
は、フェニル、ピリジル、またはピラゾリルであり、それぞれハロゲン、(C1−4)アルキル、および(C1−4)アルキルオキシから選択された1から3個の置換基で置換されていてもよく、該アルキルおよびアルキルオキシ基はハロゲンで置換されていてもよく、
は、(C1−3)アルキル、(C3−8)シクロアルキル、シアノ、またはハロゲンであり、
は、(C1−8)アルキル、(C2−8)アルケニル、または(C2−8)アルキニルであり、ハロゲン、ヒドロキシ、およびフェニル(それぞれヒドロキシまたはアミノで置換されていてもよい。)から独立して選択された1または2個の置換基で置換されていてもよいか、または、
は、(C3−10)シクロアルキル、(C3−8)シクロアルケニル、または(C3−8)シクロアルキル(C1−3)アルキルであり、各シクロアルキル基は、ベンゾ基に縮合していてもよく、ならびに各シクロアルキル基は、オキソ、ヒドロキシイミノ、アミノ、ヒドロキシ、カルボキシ、シアノ、(C1−3)アルキル、またはヒドロキシ(C1−3)アルキルで置換されていてもよいか、または、
は、ヒドロキシまたはオキソで置換されていてもよい、NR、O、S、およびSOから選択された1または2個のヘテロ原子を含有する飽和4から8員複素環であるか、または、
は、フェニル、ナフチル、またはピリジルであり、それぞれNR、O、およびSから選択された1または2個のヘテロ原子を含有する5または6員飽和複素環に縮合していてもよく、ならびにそれぞれアミノ、ハロゲン、ヒドロキシ、ヒドロキシイミノ、オキソ、メルカプト、(C1−3)−アルキル、(C1−3)−アルキルオキシ、またはヒドロキシ(C1−3)アルキルで置換されていてもよく、各アルキル基は1個以上のハロゲンで置換されていてもよいか、または、
は、ヒドロキシ、アミノ、(C1−3)アルキル、またはヒドロキシ−(C1−3)アルキルで置換されていてもよい、N、O、およびSから選択された1から3個のヘテロ原子を含有する二環式芳香族複素環系であり、
は、Hまたは(C1−4)アルキルであるか、または、
は、Rおよびこれらが結合しているNと共に、O、S、およびSOから選択されたさらなるヘテロ原子を含有していてもよい飽和4から8員環を形成し、該環は、オキソ、ヒドロキシイミノ、アミノ、ヒドロキシ、カルボキシ、カルボキサミド、(C1−3)アルキル、ヒドロキシ(C1−3)アルキル、(C1−3)−アルキルオキシ、(C1−4)アルキルカルボニルアミノ、またはヒドロキシル(C1−3)アルキルアミノカルボニルで置換されていてもよく
は、存在する場合、H、(C1−4)アルキル、(C1−4)アルキルカルボニル、または(C1−4)アルキルオキシカルボニルであり、ただしN,N−ジメチル−4−ブロモ−5−フェニルイソオキサゾール−3−カルボキサミド、およびN,N−ジエチル−4−シアノ−5−フェニルイソオキサゾール−3−カルボキサミドは除く、イソオキサゾール−3−カルボキサミド誘導体、または医薬的に許容されるこの塩。
【請求項2】
一般式Iを有する請求項1に記載のイソオキサゾール−3−カルボキサミド誘導体であって、
【化2】

式中、
は、ハロゲン、(C1−4)アルキル、および(C1−4)アルキルオキシから選択された1から3個の置換基で置換されていてもよいフェニルまたはピリジルであり、該アルキルおよびアルキルオキシ基はハロゲンで置換されていてもよく、
は、(C1−3)アルキル、(C3−8)シクロアルキル、シアノ、またはハロゲンであり、
は、(C1−8)アルキル、(C2−8)アルケニル、または(C2−8)アルキニルであり、それぞれハロゲン、ヒドロキシ、またはフェニルで置換されていてもよいか、または、
は、(C3−10)シクロアルキル、(C3−8)シクロアルケニル、または(C3−8)シクロアルキル(C1−3)アルキルであり、各シクロアルキル基は、ベンゾ基に縮合していてもよく、ならびに各シクロアルキル基は、オキソ、ヒドロキシイミノ、ヒドロキシ、カルボキシ、シアノ、(C1−3)アルキル、またはヒドロキシ(C1−3)アルキルで置換されていてもよいか、または、
は、ヒドロキシで置換されていてもよい、N、O、S、およびSOから選択された1または2個のヘテロ原子を含有する飽和4から8員複素環であるか、または、
は、フェニルまたはピリジルであり、それぞれNR、O、およびSから選択された1または2個のヘテロ原子を含有する5または6員飽和複素環に縮合していてもよく、ならびにそれぞれアミノ、ヒドロキシ、ヒドロキシイミノ、オキソ、メルカプト、(C1−3)−アルキル、(C1−3)−アルキルオキシ、またはヒドロキシ(C1−3)アルキルで置換されていてもよいか、または、
は、ヒドロキシ、アミノ、(C1−3)アルキル、またはヒドロキシ−(C1−3)アルキルで置換されていてもよい、N、O、およびSから選択された1から3個のヘテロ原子を含有する二環式芳香族複素環系であり、
は、Hまたは(C1−4)アルキルであるか、または、
は、Rおよびこれらが結合しているNと共に、O、S、およびSOから選択されたさらなるヘテロ原子を含有していてもよい飽和4から8員環を形成し、該環は、オキソ、ヒドロキシイミノ、ヒドロキシ、カルボキシ、カルボキサミド、(C1−3)アルキル、またはヒドロキシ(C1−3)アルキル、または(C1−3)−アルキルオキシで置換されていてもよく
は、存在する場合、H、(C1−4)アルキル、または(C1−4)アルキルオキシカルボニルである、請求項1のイソオキサゾール−3−カルボキサミド誘導体、または医薬的に許容されるこの塩。
【請求項3】
がフェニルである、請求項2のイソオキサゾール−3−カルボキサミド誘導体。
【請求項4】
フェニルが、フルオロ、クロロ、もしくはCF、またはこれらの組み合わせで置換されている、請求項3のイソオキサゾール−3−カルボキサミド誘導体。
【請求項5】
がハロゲンである、請求項1から4のいずれか一項のイソオキサゾール−3−カルボキサミド誘導体。
【請求項6】
ハロゲンがClまたはFである、請求項5のイソオキサゾール−3−カルボキサミド誘導体。
【請求項7】
が、ヒドロキシまたはヒドロキシメチルで置換されている、テトラヒドロピラニルまたは(C5−6)シクロアルキルである、請求項1から6のいずれか一項のイソオキサゾール−3−カルボキサミド誘導体。
【請求項8】
4−クロロ−5−(4−(トリフルオロメチル)フェニル)−N−(3−ヒドロキシフェニル)イソオキサゾール−3−カルボキサミド、
4−クロロ−5−(4−クロロフェニル)−N−((1R,3S)−3−ヒドロキシシクロヘキシル)イソオキサゾール−3−カルボキサミド、
4−クロロ−5−(3,4−ジフルオロフェニル)−N−((1R,3S)−3−ヒドロキシシクロヘキシル)イソオキサゾール−3−カルボキサミド、
4−シアノ−N−シクロペンチル−5−(4−(トリフルオロメチル)フェニル)イソオキサゾール−3−カルボキサミド、
4−クロロ−N−((1R,3S)−3−ヒドロキシシクロペンチル)−5−(4−(トリフルオロメチル)フェニル)イソオキサゾール−3−カルボキサミド、
4−クロロ−N−((1R,3S)−3−ヒドロキシシクロヘキシル)−5−(4−(トリフルオロメチル)フェニル)イソオキサゾール−3−カルボキサミド、
4−フルオロ−N−((1R,3S)−3−ヒドロキシシクロヘキシル)−5−(4−(トリフルオロメチル)フェニル)イソオキサゾール−3−カルボキサミド、
4−クロロ−5−(4−クロロ−3−フルオロフェニル)−N−((1R,3S)−3−ヒドロキシシクロヘキシル)イソオキサゾール−3−カルボキサミド、
4−クロロ−N−シクロペンチル−5−(4−(トリフルオロメチル)フェニル)イソオキサゾール−3−カルボキサミド、
4−クロロ−5−(4−クロロ−3−フルオロフェニル)−N−((1R,2S)−2−(ヒドロキシメチル)シクロヘキシル)イソオキサゾール−3−カルボキサミド、
4−クロロ−N−((1S,2R,3S,4R)−3−(ヒドロキシメチル)ビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−イル)−5−(4−(トリフルオロメチル)フェニル)イソオキサゾール−3−カルボキサミド、
4−ブロモ−N−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)−5−(4−(トリフルオロメチル)フェニル)イソオキサゾール−3−カルボキサミド、
4−クロロ−N−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)−5−(4−(トリフルオロメチル)フェニル)イソオキサゾール−3−カルボキサミド、
4−ブロモ−N−シクロペンチル−5−(4−(トリフルオロメチル)フェニル)イソオキサゾール−3−カルボキサミド、
4−クロロ−N−((1S,2R)−2−(ヒドロキシメチル)シクロヘキシル)−5−(4−(トリフルオロメチル)フェニル)イソオキサゾール−3−カルボキサミド、
4−クロロ−N−((1S,3R)−3−ヒドロキシシクロペンチル)−5−(4−(トリフルオロメチル)フェニル)イソオキサゾール−3−カルボキサミド、
(R)−4−クロロ−N−(3−(ヒドロキシイミノ)シクロペンチル)−5−(4−(トリフルオロメチル)フェニル)イソオキサゾール−3−カルボキサミド、シス/トランス混合物、
ラセミ−4−クロロ−N−(シス−2−ヒドロキシシクロヘキシル)−5−(4−(トリフルオロメチル)フェニル)イソオキサゾール−3−カルボキサミド、
4−クロロ−5−(4−クロロ−3−フルオロフェニル)−N−((1R,3S)−3−ヒドロキシシクロペンチル)イソオキサゾール−3−カルボキサミド、
4−フルオロ−N−((1R,3S)−3−ヒドロキシシクロペンチル)−5−(4−(トリフルオロメチル)フェニル)イソオキサゾール−3−カルボキサミド、
4−クロロ−5−(4−クロロフェニル)−N−((1R,3S)−3−ヒドロキシシクロペンチル)イソオキサゾール−3−カルボキサミド、
ラセミ−シス−4−クロロ−N−(3−ヒドロキシ−6−メトキシ−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イル)−5−(4−(トリフルオロメチル)フェニル)イソオキサゾール−3−カルボキサミド、
4−クロロ−N−(テトラヒドロ−2H−ピラン−3−イル)−5−(4−(トリフルオロメチル)フェニル)イソオキサゾール−3−カルボキサミド、
5−(4−クロロフェニル)−4−フルオロ−N−((1R,3S)−3−ヒドロキシシクロヘキシル)イソオキサゾール−3−カルボキサミド、
(R)−4−クロロ−N−(3−オキソシクロペンチル)−5−(4−(トリフルオロメチル)フェニル)イソオキサゾール−3−カルボキサミド、
4−クロロ−N−シクロブチル−5−(4−(トリフルオロメチル)フェニル)イソオキサゾール−3−カルボキサミド、
4−メチル−N−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)−5−(4−(トリフルオロメチル)フェニル)イソオキサゾール−3−カルボキサミド、
4−クロロ−N−シクロヘキシル−5−(4−(トリフルオロメチル)フェニル)イソオキサゾール−3−カルボキサミド、
4−クロロ−N−((1R,4R)−4−メチルシクロヘキシル)−5−(4−(トリフルオロメチル)フェニル)イソオキサゾール−3−カルボキサミド、
N−シクロペンチル−4−メチル−5−(4−(トリフルオロメチル)フェニル)イソオキサゾール−3−カルボキサミド、
4−クロロ−5−(4−クロロ−3−フルオロフェニル)−N−((1R,3S)−3−ヒドロキシシクロヘキシル)イソオキサゾール−3−カルボキサミド、
ラセミ−4−クロロ−N−(シス−2−ヒドロキシシクロヘキシル)−5−(4−(トリフルオロメチル)フェニル)イソオキサゾール−3−カルボキサミド、
シス−4−クロロ−N−(4−ヒドロキシシクロヘキシル)−5−(4−(トリフルオロメチル)フェニル)イソオキサゾール−3−カルボキサミド、
N−シクロペンチル−4−プロピル−5−(4−(トリフルオロメチル)フェニル)イソオキサゾール−3−カルボキサミド、
N−シクロペンチル−4−エチル−5−(4−(トリフルオロメチル)フェニル)イソオキサゾール−3−カルボキサミド、
4−クロロ−5−(4−クロロフェニル)−N−シクロペンチルイソオキサゾール−3−カルボキサミド、
(S)−4−クロロ−N−(3−メチルブタン−2−イル)−5−(4−(トリフルオロメチル)フェニル)イソオキサゾール−3−カルボキサミド、
4−クロロ−5−(3−フルオロ−4−(トリフルオロメチル)フェニル)−N−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)イソオキサゾール−3−カルボキサミド、
4−クロロ−5−(3−フルオロ−4−(トリフルオロメチル)フェニル)−N−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)イソオキサゾール−3−カルボキサミド、
4−クロロ−5−(3−フルオロ−4−(トリフルオロメチル)フェニル)−N−(3−(ヒドロキシメチル)フェニル)イソオキサゾール−3−カルボキサミド、
4−クロロ−5−(3−フルオロ−4−(トリフルオロメチル)フェニル)−N−(2−(2−ヒドロキシエチル)フェニル)イソオキサゾール−3−カルボキサミド、
(R)−4−クロロ−5−(3−フルオロ−4−(トリフルオロメチル)フェニル)−N−(1−ヒドロキシブタン−2−イル)イソオキサゾール−3−カルボキサミド、
(R)−4−クロロ−5−(3−フルオロ−4−(トリフルオロメチル)フェニル)−N−(1−ヒドロキシ−3−メチルブタン−2−イル)イソオキサゾール−3−カルボキサミド、
4−クロロ−5−(3−フルオロ−4−(トリフルオロメチル)フェニル)−N−((1R,3S)−3−ヒドロキシシクロヘキシル)イソオキサゾール−3−カルボキサミド、
シス−4−クロロ−5−(3−フルオロ−4−(トリフルオロメチル)フェニル)−N−(4−ヒドロキシシクロヘキシル)イソオキサゾール−3−カルボキサミド、
4−クロロ−5−(4−クロロフェニル)−N−シクロヘキシルイソオキサゾール−3−カルボキサミド、
4−クロロ−5−(4−クロロフェニル)−N−シクロブチルイソオキサゾール−3−カルボキサミド、
5−(4−tert−ブチルフェニル)−4−クロロ−N−シクロペンチルイソオキサゾール−3−カルボキサミド、
5−(4−tert−ブチルフェニル)−4−クロロ−N−(シス−4−ヒドロキシシクロヘキシル)イソオキサゾール−3−カルボキサミド、
5−(4−tert−ブチルフェニル)−4−クロロ−N−((1S,2R)−2−(ヒドロキシメチル)シクロヘキシル)イソオキサゾール−3−カルボキサミド、
5−(4−tert−ブチルフェニル)−4−クロロ−N−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)イソオキサゾール−3−カルボキサミド、
5−(4−tert−ブチルフェニル)−4−クロロ−N−シクロブチルイソオキサゾール−3−カルボキサミド2,2,2−トリフルオロアセテート、
5−(4−tert−ブチルフェニル)−4−クロロ−N−イソプロピルイソオキサゾール−3−カルボキサミド2,2,2−トリフルオロアセテート、
(S)−4−クロロ−5−(4−(トリフルオロメチル)フェニル)−N−(1,1,1−トリフルオロプロパン−2−イル)イソオキサゾール−3−カルボキサミド、
(R)−N−sec−ブチル−4−クロロ−5−(4−(トリフルオロメチル)フェニル)イソオキサゾール−3−カルボキサミド、
4−クロロ−N−(シクロブチルメチル)−5−(4−(トリフルオロメチル)フェニル)イソオキサゾール−3−カルボキサミド、
4−クロロ−N−(2−シクロプロピルエチル)−5−(4−(トリフルオロメチル)フェニル)イソオキサゾール−3−カルボキサミド、
4−クロロ−N−(1,1,1−トリフルオロブタン−2−イル)−5−(4−(トリフルオロメチル)フェニル)イソオキサゾール−3−カルボキサミド、
4−クロロ−N−(3,3−ジフルオロシクロブチル)−5−(4−(トリフルオロメチル)フェニル)イソオキサゾール−3−カルボキサミド、
5−(4−クロロ−2−エトキシフェニル)−N−((1R,2S)−2−ヒドロキシシクロヘキシル)−4−メチルイソオキサゾール−3−カルボキサミド、
5−(3−フルオロ−4−(トリフルオロメチル)フェニル)−4−メチル−N−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)イソオキサゾール−3−カルボキサミド、
5−(3−フルオロ−4−(トリフルオロメチル)フェニル)−N−((1R,3S)−3−ヒドロキシシクロヘキシル)−4−メチルイソオキサゾール−3−カルボキサミド、
5−(3−フルオロ−4−(トリフルオロメチル)フェニル)−N−(2−ヒドロキシエチル)−4−メチルイソオキサゾール−3−カルボキサミド、
(R)−5−(3−フルオロ−4−(トリフルオロメチル)フェニル)−N−(1−ヒドロキシブタン−2−イル)−4−メチルイソオキサゾール−3−カルボキサミド、
5−(4−クロロ−2−エトキシフェニル)−N−((1R,3S)−3−ヒドロキシシクロヘキシル)−4−メチルイソオキサゾール−3−カルボキサミド、
ラセミ−5−(4−クロロ−2−エトキシフェニル)−N−(シス−2−ヒドロキシシクロヘキシル)−4−メチルイソオキサゾール−3−カルボキサミド、
(R)−4−クロロ−N−(テトラヒドロフラン−3−イル)−5−(4−(トリフルオロメチル)フェニル)イソオキサゾール−3−カルボキサミド、
4−クロロ−N−((1R,2S)−2−ヒドロキシシクロペンチル)−5−(4−(トリフルオロメチル)フェニル)イソオキサゾール−3−カルボキサミド、
(R)−4−クロロ−5−(3−フルオロ−4−(トリフルオロメチル)フェニル)−N−(テトラヒドロフラン−3−イル)イソオキサゾール−3−カルボキサミド、
4−クロロ−5−(3−フルオロ−4−(トリフルオロメチル)フェニル)−N−((1R,2S)−2−ヒドロキシシクロペンチル)イソオキサゾール−3−カルボキサミド、
N−シクロペンチル−5−(3−フルオロ−4−(トリフルオロメチル)フェニル)−4−メチルイソオキサゾール−3−カルボキサミド、
5−(4−クロロ−2−エトキシフェニル)−4−メチル−N−((S)−1,1,1−トリフルオロプロパン−2−イル)イソオキサゾール−3−カルボキサミド、
5−(4−クロロ−2−エトキシフェニル)−N−(3,3−ジフルオロシクロブチル)−4−メチルイソオキサゾール−3−カルボキサミド、
(S)−5−(3−フルオロ−4−(トリフルオロメチル)フェニル)−4−メチル−N−(3−メチルブタン−2−イル)イソオキサゾール−3−カルボキサミド、
4−クロロ−N−イソプロピル−5−(4−(トリフルオロメチル)フェニル)イソオキサゾール−3−カルボキサミド、
N−(3,3−ジフルオロシクロブチル)−5−(3−フルオロ−4−(トリフルオロメチル)フェニル)−4−メチルイソオキサゾール−3−カルボキサミド、
(R)−5−(3−フルオロ−4−(トリフルオロメチル)フェニル)−N−(1−ヒドロキシ−3−メチルブタン−2−イル)−4−メチルイソオキサゾール−3−カルボキサミド、
4−クロロ−5−(4−クロロフェニル)−N−(シクロプロピルメチル)イソオキサゾール−3−カルボキサミド、
4−ブロモ−5−[4−(トリフルオロメチル)フェニル]−N−(シクロプロピルメチル)イソオキサゾール−3−カルボキサミド
から選択される請求項1に記載のイソオキサゾール−3−カルボキサミド誘導体、または医薬的に許容されるこの塩。
【請求項9】
請求項1から8のいずれか一項のイソオキサゾール−3−カルボキサミド誘導体、またはN,N−ジメチル−4−ブロモ−5−フェニルイソオキサゾール−3−カルボキサミド、もしくはN,N−ジエチル−4−シアノ−5−フェニルイソオキサゾール−3−カルボキサミド、および医薬的に適切な助剤を含む医薬組成物。
【請求項10】
療法に使用するための、請求項1から8のいずれか一項のイソオキサゾール−3−カルボキサミド誘導体、またはN,N−ジメチル−4−ブロモ−5−フェニルイソオキサゾール−3−カルボキサミド、もしくはN,N−ジエチル−4−シアノ−5−フェニルイソオキサゾール−3−カルボキサミド。
【請求項11】
急性および慢性疼痛性障害、急性および慢性神経障害性疼痛、急性および慢性炎症性疼痛、呼吸器疾患、ならびに下部尿路障害などのTRPV1介在障害を治療する薬剤を製造するための、請求項1から8のいずれか一項のイソオキサゾール−3−カルボキサミド誘導体、またはN,N−ジメチル−4−ブロモ−5−フェニルイソオキサゾール−3−カルボキサミド、もしくはN,N−ジエチル−4−シアノ−5−フェニルイソオキサゾール−3−カルボキサミドの使用。

【公表番号】特表2011−511756(P2011−511756A)
【公表日】平成23年4月14日(2011.4.14)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−518682(P2010−518682)
【出願日】平成20年7月31日(2008.7.31)
【国際出願番号】PCT/EP2008/060090
【国際公開番号】WO2009/016241
【国際公開日】平成21年2月5日(2009.2.5)
【出願人】(398057282)ナームローゼ・フエンノートチヤツプ・オルガノン (93)
【出願人】(509110622)フアーマコペイア・エル・エル・シー (8)
【Fターム(参考)】