説明

株式会社大阪チタニウムテクノロジーズにより出願された特許

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【課題】高い初期効率および充放電容量を有するリチウムイオン二次電池用負極活物質を提供する。
【解決手段】200℃で真空排気処理した後でフーリエ変換赤外分光装置によって測定したスペクトルにおいて、3400〜3800cm-1付近にあるシラノール基に由来するピークA1の強度と1000〜1200cm-1付近にあるシロキサン結合に由来するピークA2の強度の比の値A1/A2が0.1以下であるSiOxからなることを特徴とするリチウムイオン二次電池用負極活物質。前記SiOxのxがx<1であること、レーザーラマン分光装置によって測定した前記SiOxのスペクトルにおいて、2100cm-1付近にあるSi-H結合由来のピークA3が存在しないこと、および前記SiOx全体のOとSiのモル比の値をX、前記SiOxの表面近傍のOとSiのモル比の値をYとした場合、Y/Xが0.98以下であることが好ましい。 (もっと読む)


【課題】成膜時にスプラッシュの発生を抑えてガスバリア性に優れた蒸着膜の形成が可能な蒸着材として、また、初期効率を高く維持できるリチウムイオン二次電池用負極活物質として好適なSiOxを提供する。
【解決手段】昇温脱離ガス分析において、200〜800℃の温度範囲で検出されるH2Oガス発生量が680ppm以下であることを特徴とするSiOx。H2Oガス発生量は420ppm以下であることが望ましい。また、X線回折により得られたグラフにおいて、2θ=28°付近に発生するSiピーク点におけるピーク強度P1と、ピーク点前後の平均勾配から想定したピーク点におけるベース強度P2が、(P1−P2)/P2≦0.2を満足することが望ましい。 (もっと読む)


【課題】リチウムイオン二次電池の負極活物質として用いた場合に優れたサイクル特性を有し、バリアフィルムの蒸着材料として用いた場合にガスバリア性に優れた蒸着膜を形成できるSiOx(x<1)の製造方法を提供する。
【解決手段】SiOガスが発生する原料をプラズマ加熱により気化させてSiOガスとした後、珪素酸化物として析出させることを特徴とするSiOx(x<1)の製造方法である。SiOガスを析出する際は、析出基体を用いる、またはSiOガスに非酸化性ガスを混合することにより、冷却して行うのが好ましい。原料は、Si粉末とSiO2粉末および/またはSiO粉末とを混合して得られたものを用いるのが好ましい。得られた珪素酸化物は、X線回折測定において金属珪素および二酸化珪素に由来する回折ピークを示さない、非結晶質のSiOx(x<1)となる。 (もっと読む)


【課題】優れた初期効率およびサイクル特性を有するリチウムイオン二次電池の負極活物質として用いることのできる珪素酸化物およびこの珪素酸化物を用いたリチウムイオン二次電池用負極材を提供する。
【解決手段】リチウムイオン二次電池の負極活物質に用いられ、化学式SiOxで表される粉末状の珪素酸化物であって、粒度の積算分布曲線における累積頻度90%の粒径D90が31μm以下で、かつ粒径1μm以下である微粉の含有率が5質量%以下であることを特徴とする珪素酸化物である。この場合、珪素酸化物のx値を0.7<x<1.3とし、粒表面の酸素と珪素とのモル比であるO/Siを0.6〜1.8とするのが好ましい。さらに、珪素酸化物の粒度の積算分布曲線における累積頻度X%の粒径であるD90とD10で表されるD90/D10を6以下とするのが好ましい。 (もっと読む)


【課題】安定した初期効率およびサイクル特性を有するリチウムイオン二次電池の負極活物質として用いられる珪素酸化物、およびリチウムイオン二次電池用負極材を提供する。
【解決手段】リチウムイオン二次電池の負極活物質に用いられ、SiOxで表される粉末状の珪素酸化物であって、光源として封入型光源、検出器として高速検出器を備えたX線回折装置を用いて測定すると、20°≦2θ≦40°にハローが検出され、石英の最強線位置にピークが検出され、前記ハローの高さP1と前記石英の最強線位置のピークの高さP2がP2/P1≦0.05を満足することを特徴とする珪素酸化物。前記SiOxのxは、0.7<x<1.5であることが好ましい。また、リチウムイオン二次電池用負極材は、この珪素酸化物を負極活物質として20質量%以上含有する。 (もっと読む)


【課題】航空機用のチタンおよびチタン合金の製造において、段取り作業およびすみ肉溶接の作業に要する時間を短縮できるとともに、すみ肉溶接の作業性に優れる消耗電極作製方法および消耗電極作製装置を提供する。
【解決手段】消耗電極式アーク溶解法により溶解されたインゴット2の端面と電極保持用のスタブ3の端面とを、溶接トーチ7を用い、不活性ガス雰囲気または真空雰囲気で、溶接して再溶解用の消耗電極とする消耗電極作製方法であって、スタブ3における溶接する側の端面におけるスタブ直径が、インゴット2における溶接する側の端面におけるインゴット直径よりも小さく、インゴット2の軸を略水平にした状態で、インゴット2とスタブ3の接合面に押しつけ力を発生させながら、インゴット2とスタブ3とを回転可能に支持し、インゴット2とスタブ3の接合部の周囲をすみ肉溶接する。 (もっと読む)


【課題】優れたサイクル特性および初期効率を有するリチウムイオン二次電池の負極活物質として好適に使用することができるSiOxの製造方法を提供する。
【解決手段】下記(1)および(2)の工程を含むSiOxの製造方法であり、SiOxにおけるxの値を0.8<x<0.95の範囲内に制御する。
(1)酸化珪素(SiO)を非酸化性雰囲気中で400〜800℃(望ましくは、600〜700℃)で2時間以上熱処理する。
(2)前記熱処理後の酸化珪素を0.5〜10体積%のフッ酸で洗浄する。
前記(1)の工程の非酸化性雰囲気中での熱処理に替えて、遊星ボールミルによる粉砕処理を行うこととしてもよい。 (もっと読む)


【課題】 消耗電極式VAR法によるチタンインゴットの溶製において、一次溶解における一次電極下部の一部落下による特定成分の偏在を防止する。
【解決手段】 複数個のコンパクト11を電極長手方向に配列しコンパクト同士を溶接により接合して縦長ブロック10となす。作製された複数個の縦長ブロック10を長手方向と直角な横方向に組み合わせて一次電極形状の合体ブロック40となす。縦長ブロック10の作製工程では、縦長ブロック10の組合せ工程で他の縦長ブロック10と接合するブロック内面(平坦面12)でコンパクト同士を縦溝ビード13により接合すると共に、電極外周部を形成するブロック外周部(湾曲面14)でコンパクト同士を縦溝ビード15により接合する。縦長ブロック10の組合せ工程では、隣接する縦長ブロック10,10同士を縦溝ビード41により接合して、外周部及び内部に溶接部を有する一次電極60を作製し、一次溶解に使用する。 (もっと読む)


【課題】高容量であり、かつ優れたサイクル特性および初期効率を有するリチウムイオン二次電池の負極活物質として用いられる酸化珪素を提供する。
【解決手段】リチウムイオン二次電池の負極活物質に用いられる珪素酸化物であって、ESR分光装置で測定したg値が2.0020以上2.0050以下であり、かつラマン分光装置で測定したラマンスペクトル中の420cm-1近傍、490cm-1近傍および520cm-1近傍のピークの面積強度をそれぞれA、BおよびCとしたときA/Bが0.5以上かつC/Bが2以下であることを特徴とする珪素酸化物。この珪素酸化物は、スピン密度が1×1017spins/g以上5×1019spins/g以下であることが好ましい。また、リチウムイオン二次電池用負極材は、この珪素酸化物を負極活物質として20質量%以上含有する。 (もっと読む)


【課題】チタンおよびチタン合金等の金属精製において、高精度かつ最適時期にホットトップ制御を行うことができる真空アーク溶解方法およびその溶解炉を提供する。
【解決手段】消耗電極をアークにより溶解し、滴下する金属を凝固させてインゴットを製造する真空アーク溶解方法であって、前記消耗電極が溶解、滴下し、残存電極が短くなるのにともない溶解を終了させるホットトップ操作の際に、消耗電極の上面温度を感知する赤外線熱感知装置を設け、感知された消耗電極の上面温度に応じて開始時期および/または終了時期を決定することを特徴とする真空アーク溶解方法である。さらにこの方法が適用される真空アーク溶解炉である。 (もっと読む)


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