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Fターム[2D118JA06]の内容

護岸 (9,935) | 防波、消波のための構造 (396) | 波を減衰させる面を持つもの (143) | 斜めの面 (36)

Fターム[2D118JA06]に分類される特許

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【課題】地震の震動などの悪影響を受けることなく、海波に対して安定して効果的な消波を行う海上浮揚式消波装置、及び津波被害の軽減が可能な海波減衰システムを実現する。
【解決手段】海面に浮遊させる浮体の端部に傾斜して固定される主消波板20を設ける。さらに主消波板の上方側へ向けて間隔が連続して狭くなるテーパ状空間40が形成されるように、主消波板上部の消波面側に補助消波板30を並設する。テーパ状空間内に流入した海水がノズル効果により次第に流速を増し、主消波板の上端から天上へ向けて噴出する。そして、その噴出する海水が補助消波板の上端を越える越波に衝突して海波の波エネルギーを減衰させる。また、海底に固定された固定杭に浮体を係留索で係留するようにして、地震の震動によって消波装置本体が損壊するなど地震の悪影響を受けにくくする。 (もっと読む)


【課題】想定規模を超える津波に対しても破壊されてしまうことなく可及的に粘り強く防波機能を発揮し得るフェイルセーフ機能を備えた防波構造物を提供する。
【解決手段】護岸構造物11上に断面形状が略正三角形状の堤体12を転動可能に配置する。堤体は3面の周面のいずれかを底面として護岸構造物上に配置され、その状態で想定規模の津波に対して堤体の自重により波圧に抵抗して防波機能を発揮する。想定規模を超える津波に際してはその波圧によ堤体が陸側に転動して他の周面を底面として護岸構造物上に再配置されることにより防波機能を維持可能である。護岸構造物には堤体を支持するための支持杭13を堤体の各周面12a、12b、12cが底面となる位置にそれぞれ設置する。 (もっと読む)


【解決手段】水面上に浮揚する単一平板状の浮体1の下方に、上下に貫通する孔3a,3aが開孔率35%で多数形成された制御板3を、入射波の方向に水平に対して6°〜15°傾斜させて配置する。このように構成された単体の浮消波装置Aを、所定数量つなぎ合せて係留する。
【効果】構造が極めて簡易で安価でありながら、極めて良好な消波性能を発揮する。単体の浮消波装置Aを出来る限り小さくできるので、輸送・設置その他の作業上極めて有利である。この単体の浮消波装置A,Aを所定数量つなぎ合せて係留することにより、極めて広い水域での消波効果を充分期待できる。 (もっと読む)


【課題】想定規模を超える津波に対しても破壊されてしまうことなく可及的に粘り強く防波機能を発揮し得るフェイルセーフ機能を備えた防波構造物を提供する。
【解決手段】海岸線に沿って設けた護岸構造物11上に鋼板からなる版状の堤体12を起伏可能な状態で設置し、堤体と護岸構造物との間に堤体を支持する緩衝装置13を介装する。想定規模の波高に対してはその波圧に抗して緩衝装置が堤体を支持して堤体の起立状態を維持することにより陸側への越流を防止し、想定規模を超える波高に対してはその波圧により緩衝装置が作動して堤体が陸側に倒伏することにより越流を許容して堤体の破壊を防止する。堤体を陸側に向かって膨出する湾曲版形状の鋼板として起立状態において鉛直面に対して陸側に傾斜状態で設置することにより、その堤体がフレア型の防波構造物として機能する。 (もっと読む)


【課題】巨大台風地震津波に対応するために、沖合海中に景観を考慮した廃棄物処分場を兼ねる波消し構造物を構築する。
【解決手段】沖合に構築するブロック礁Bはテトラポットや重量がれきを海中の複数個所に斜め後方へ配列積み上げて構築する。また、海岸側には、同様な配列で消波ボックスCを構築する。津波はブロック礁Bや消波ボックスCに乗り上げるか左右に分かれ進み、各箇所一つ一つで少しずつ勢いを弱める。ブロック礁Bや消波ボックスCにはアンカー杭F,fを貫通打設するとともに杭先端及び途中のブロック礁B内部へグラウトを注入し、補強・洗掘防止を図る。さらに、ブロック礁Bおよび消波ボックスCの構築が完了した後は、ブロック礁B周囲や上部へ沿岸に至る防波堤を構築し、埋め立て地や残材置き場として利用する。 (もっと読む)


【課題】津波到達によるタンク本体の変形及びタンクの移動を抑止する。
【解決手段】タンク本体2を全周に亘って囲み、タンク本体2の側面とタンク本体2が載置される床板3とに固定される防波部材4とを備える。 (もっと読む)


【課題】防波堤や防潮堤として浅海域に構設され、海底に構築した基礎から立ち上げて鉄筋コンクリート製の分厚い帯状壁からなるエネルギ吸収型の防波壁構造を開発し、津波エネルギの減衰効果を増補する。
【解決手段】帯状壁1がコンクリート打設用の型枠内に配筋形成されて骨格要素となる鉄筋構造体を有するとともに、打設後のコンクリート壁体(1)の一部に規則又は不規則な間隔をおいて窓あき形成した複数の通孔部11を有し、少なくとも外洋側のコンクリート壁面12が通孔部11に向かって負勾配で臨むように斜面形成してなり、壁体部(1)で受け止めた波浪、潮流又は津波を通孔部11に誘導して受圧方向を分散させ、かつ、該通孔部11において乱流を生じさせるようにした防波壁構造Xである。 (もっと読む)


【課題】本発明は、緊急時に最低限必要とされる真水を発電所敷地内に貯蔵する手段を提案する。
【解決手段】本発明は、海岸近くに建設された原子力発電所の周囲に設けられるの堤防であって、当該外壁を水密性とし、内部を空洞とし真水を貯蔵した津波防止用の堤防である。内部を複数に区画し、一部が損壊しても使用可能とするとともに、廃棄すべき水の一時貯留場所ともなるようにした。本来必要とする津波防止用の堤防内部を利用することで必要な真水の貯蔵場所を確保した。 (もっと読む)


【課題】津波の水平方向エネルギーあるいは水流を変流し、湾内あるいは海岸線に達する以前に分散させる防波堤を提供する。
【解決手段】人工島4の形状は外洋(津波の接近方向)に向かって凸であり、下部よりも上部の水平断面積が小さい。防波堤全体は湾口部に設置されるものであり、人工島4の下部は海底と強固に結合していることが必要である。外洋に突出して設けられた人工島4で津波1の水流を二分し、引き続く雁行堤5によって水流方向を海岸線3と並行するように近づける。これによって湾口部に向かう津波1の水平方向エネルギーは分散され過流を形成して源弱する。 (もっと読む)


【課題】防潮堤の下部を津波の来襲方向に突出させる事に依り、垂直の壁状の津波との衝突に際しても衝突時間巾を広げて衝突荷重の低減を図り、更に津波の持つ水平方向の運動エネルギーを、上方への位置エネルギーに替え、隣接するビルに大きな水平方向の衝突荷重を与えないようにする津波用防波堤を提供する。
【解決手段】1は海岸の高さ、2が防波堤の表面で、3は津波の襲来方向で、防波堤の面で、4の如く上向きに方向を変えさせられる。5の高さで、ほぼ3の方向の衝突速度を消失させる。6はそれに続く高層ビルの外壁である。若し津波が過渡的にそれより上方に吹き上げられたとしても、6の左側には、6に対抗する壁が存在しないので、定常的には水位は保てず崩落する。従って壁面6には、大きな動圧は掛らない。更に4の水流を発生させる反力としてダウンフォースが発生するので、津波の衝突荷重3により、ビルに加わる転倒モーメントを抑える事が出来る。 (もっと読む)


【課題】開口部を有する透過型の堤体から構成される透過型海域制御構造物を大型の起重機船を使用せずに安全面及び経済面で有利に構築可能な透過式海域制御構造物の構築方法を提供する。
【解決手段】この透過式海域制御構造物の構築方法は、内部の空洞に連通するように上面、底面、前面及び後面に開口部をそれぞれ有し消波性能を備える透過型の堤体11と、堤体を支持する基礎杭を備える基礎構造と、から構成される透過式海域制御構造物を構築する方法であって、透過型の堤体の底面の開口部26を除いた各開口部21,22,23などを閉塞し、堤体を浮力により浮上させた状態で設置対象の水域まで運搬し、空洞から空気を排出することで堤体を水中へ沈下させて堤体を設置する。 (もっと読む)


【課題】開口部を有する透過型の堤体から構成される透過型海域制御構造物を大型の起重機船を使用せずに安全面及び経済面で有利に構築可能な透過式海域制御構造物の構築方法を提供する。
【解決手段】この透過式海域制御構造物の構築方法は、内部の空洞に連通するように上面、底面、前面及び後面に開口部をそれぞれ有し消波性能を備える透過型の堤体11と、堤体を支持する基礎杭を備える基礎構造と、から構成される透過式海域制御構造物を構築する方法であって、透過型の堤体の各開口部21,22,23などを止水装置30により閉塞し、堤体を浮力により浮上させた状態で設置対象の水域まで運搬し、止水装置の止水装置の内外を連通する連通機構33及び/又は注水機構Pを用いて空洞へ水を流入させることで堤体を水中へ沈下させて堤体を設置する。 (もっと読む)


【課題】流入防止対象域の外へ水中漂流物を自然エネルギーにより移送可能でかつ運用コストが基本的に発生しない水中漂流物の移動制御構造物、移動制御方法及びこれらに用いる構造体を提供する。
【解決手段】この水中漂流物の移動制御構造物は、緩やかな勾配面11と急な勾配面12とを有する非対称断面からなる所定長さの三角柱10を短手方向に複数並べて構成される構造体20を水底に設置し、構造体20を三角柱10の長手方向に対する法線が波の進行方向に対して斜めになるように位置決めすることで、波によるエネルギーによって水中漂流物が流入防止対象域から外れる方向に移動するような水流を発生させる。 (もっと読む)


減衰要素は、頭部分、首部分および土台部分を備える。首部分は、頭部分と比較して細く、隣接する減衰要素の首部分が連続的な流路を形成する。この流路は、上記頭部分を介して、頭部分の断面積が土台部分の断面積よりも小さくなるように連結される。このようにして、水制御構造体、音減衰壁などを提供することができる。かかる減衰要素は、それらを垂直に分割し、垂直部品のそれぞれをコンクリートから金型にて製造することにより、非常に簡易な方法で製造することができる。
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【課題】排気時に吸い込んだ水が給排気管内に滞留し、排気を阻害することがないようにする。
【解決手段】基端側の回転軸2bを支点として起伏揺動すべく、水路又は港湾に設けられた基礎部8に設置された扉体2の起立により前記水路又は港湾を締め切る起伏ゲート式防波堤の前記扉体2に給気、或いは扉体2から排気を行う設備である。扉体2には、倒伏状態にある場合の下面側の、起立状態にある場合の下方を開放した浮力室2aが、頂部側に形成されている。地上に設置された給排気装置と扉体2の浮力室2aを繋ぐ給排気管5の、地上部分に給排気弁6を設けると共に水中部分に排水槽9を設ける。
【効果】扉体を倒伏する際の排気時に、給排気管に水を吸い込んだ場合も、吸い込まれた水を排水槽に溜めることができるので、排気経路を確保することができる。 (もっと読む)


【課題】各堤体の基礎杭同士の干渉を低減するために基礎杭同士の間隔を広くした場合、堤体の構造を大きくする必要がなく、かつ、堤体間の間隔を狭くすることができる透過型堤体構造物及び透過型海域制御構造物を提供する。
【解決手段】この透過型堤体構造物10は、開口を有する壁部と水平部とを備えて消波性能を発揮する透過型の堤体11と、堤体を支持するために水底から地盤に打ち込まれる基礎杭29a,29bから構成される基礎構造12と、を具備し、堤体11は、基礎杭の水平位置に対し側面外側に突き出した張り出し構造41,42を備え、張り出し構造における水平部の面積を低減させたものである。 (もっと読む)


【課題】 本発明は、軽量で容易に運搬ができ、迅速かつ容易に組立ができ、浮き上がったり、ズレが生ずることのない簡易堤防を提供することを目的とする。
【解決手段】
本発明に係る簡易堤防Aは、矩形の覆い板10と、該覆い板10と同幅の矩形をなし、該覆い板10の略中間高さの位置からヒンジ結合にて連設された支承板20と、覆い板10と支承板20とのいずれか一方にヒンジ結合され、覆い板10が支承板20に支承された設置状態において覆い板10と支承板20との左右端により形成される下部の三角状領域を閉塞する閉塞板30と、覆い板10の下端に接着した、覆い板10が支承板20に支承された設置状態において支承板20の下を通過する長さを有する堤防被覆シート40と、さらに堤防被覆シート40に連設した浸食防止シート50とからなるものである。 (もっと読む)


【課題】常時波浪のみならず台風などの暴風時波浪や異常潮位に対しても良好な消波性能を有し、海岸侵食を的確に防止することができる有脚式透過型消波構造物を提供する。
【解決手段】この有脚式透過型消波構造物の消波スリット構造体11は、沖側から岸側に向けて所定の傾斜角度αで上り傾斜になるように設置された傾斜板21と、傾斜板21の沖側端部から所定距離離れた位置で傾斜板21上面から立ち上がり、沖側から岸側に向けて所定の傾斜角度βで傾斜するように設置された沖側壁22と、傾斜板21の岸側端部の上面から立ち上がり、岸側から沖側に向けて傾斜板21の岸側上方を覆うように設置された、外側に凸の岸側壁23とを有している。 (もっと読む)


【課題】必要な消波性能を有しつつも、形状を簡素なものとした脚式離岸堤を提供する。
【解決手段】海底に貫入された脚部2と、脚部2によって海中に固定された上部工1とからなり、上部工1の縦断面は台形状をしている。 (もっと読む)


【課題】波の進入角度が変わっても、海水の取り込み効率が向上するようにした海水交換型防波堤を提供する。
【解決手段】外洋側Aと港内側Bとを仕切る防波堤本体1の外洋側Aの前面開口1aに面して海水取り込み室2が形成され、この海水取り込み室2に、上部を港内側Bに傾斜させた起伏ゲート状浮体3が設けられ、この起伏ゲート状浮体3よりも後方の海水取り込み室2と港内側Bとは海水導入通路8で連通されているとともに、防波堤本体1の前面開口1aは、起伏ゲート状浮体3の起立傾斜角度θにほぼ沿った前傾斜面1bに形成されている。 (もっと読む)


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