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Fターム[4H003AB04]の内容

Fターム[4H003AB04]に分類される特許

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5−25重量%のセッケンと、2−20重量%の保湿剤と、バランス量の水とを含み、セッケンが組成物の0.05−4重量%のヒマシ油セッケンまたはリシノレイン酸の塩またはそれらの誘導体を含む透明液体セッケン組成物。 (もっと読む)


本発明は、過酸化アルカリ塩および有機過酸前駆物質を含む粒子状洗剤組成物、前記組成物によって染みを処理する方法、および前記組成物の製造方法を提供する。組成物は、過酸アルカリ塩への被覆によって与えられる長期安定を有する。この被覆を含めるための組成物の調合方法は比較的容易であり安価である。
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洗浄処方物、方法、およびシステムは有効で、温和で、無害である。該洗浄処方物の実施形態は、脂肪酸、鹸化剤、水質調節剤、溶媒、非イオン性界面活性剤、およびアニオン性界面活性剤を含む。一部の実施形態はまた、場合によって、添加剤を含む。実施形態は、コンクリートを洗浄するのに特に有効である。 (もっと読む)


【課題】解決しようとする課題は、洗顔料組成物が原料臭を有することである。
【解決手段】パルミチン酸が構成脂肪酸の40%以上を占め、構成脂肪酸全体の中和率が70〜82%であって、且つ、グリセリンを含有することを特徴とする洗顔料組成物により、原料臭を皆無又は極めて少なくすることを可能とした。 (もっと読む)


【課題】石油に代わるエネルギーとして海水を燃料とするエンジンと同時にせっけん製造までを行う。
【解決手段】海水を電気分解して水素と塩素の気体を当量混合させ塩素爆鳴気を起こし点火し化合爆発させシリンダー内のピストンを動かしガソリンエンジンと同様の働きをさせると同時にプランクトンの油脂と電気分解でできる水酸化ナトリウムを加えそれに点火か化合爆発の熱でせっけんまでつくり無駄無く染料製造パルプ工業にも利用可能である。 (もっと読む)


【課題】油脂除去用石鹸において、洗髪に用いて油脂分吸収効果が高く、頭皮脂を除去できて頭毛の毛穴を開けることができ、毛髪の再生を促すことができる。
【解決手段】馬油を含む石鹸素地にケナフ炭の微細粉末を含有させた石鹸であり、この石鹸を洗髪に繰り返し使用することで、ケナフ炭と馬油との油の吸着吸収の相乗効果により、効果的に頭髪の毛根周辺の脂汚れを取り、皮脂を除去できる。その結果、皮脂が原因と考えられる無毛状態(禿げ)になった頭皮の閉じた毛穴を開き、毛髪の再生を促がし、再発毛の効果が見られる。 (もっと読む)


織物処理剤、洗濯物処理剤または後処理剤および洗剤が、皮膚治癒および/または皮膚保護物質を、それで処理した織物を介して、この種の織物と皮膚との接触時に、皮膚に与えることができ、それによって、美容的または単に感覚的な側面を越えた種々の利益を皮膚に与える。また、本発明は、洗浄または織物乾燥法または織物処理法の範囲内の織物処理剤または洗濯物処理剤または後処理剤の使用、コンディショニング基材、および織物乾燥過程でのコンディショニング基材の使用を含むコンディショニング方法に関する。 (もっと読む)


【課題】 良好な水溶けと起泡性を有し、保存安定性に優れる、脂肪酸石鹸系のペースト状皮膚洗浄料を提供する。
【解決手段】 (a)高級脂肪酸石鹸(例えば、ラウリン酸カリウム石鹸、ミリスチン酸カリウム石鹸、ステアリン酸カリウム石鹸など)を25〜50質量%、(b)低級アルコール(例えばエチルアルコール)を0.5〜10質量%、および(c)水を含有し、さらに所望により(d)多価アルコールを含有する、ペースト状皮膚洗浄料。 (もっと読む)


(1種類または複数の)特異的臭気隠蔽剤を含有するトイレットバー組成物が記載されている。(1種類または複数の)臭気隠蔽剤は、組成物を身体洗浄に使用したりまたは組成物に接触したりする個人が好まない隠蔽用着香料の増量を要せずに悪臭を抑える。 (もっと読む)


【課題】 泡立ちとすすぎ性に優れるとともに、皮膚に対して低刺激性であり、しかも水不溶性粒子の安定性が良好な皮膚洗浄剤組成物の提供。
【解決手段】 次の成分(A)並びに(B):
(A)脂肪酸及びその塩を合計で20〜50質量%
(B)水不溶性粒子、
を含有し、成分(A)を構成する脂肪酸の組成が、炭素数15以下の脂肪酸と炭素数16以上の脂肪酸の質量比が20:80〜40:60であり、かつ脂肪酸の平均分子量が255以上である皮膚洗浄剤組成物。 (もっと読む)


【課題】 経済的で環境への負荷も低減でき、作業効率にも優れた洗濯機槽の洗浄方法を提供することを課題とする。
【解決手段】 汚れの程度に応じて、洗浄剤組成物の使用量を変える洗濯機槽の洗浄方法である。前記汚れの程度は、例えば洗濯機槽の洗浄頻度により判断できる。また、洗浄剤組成物の使用量は、2段階で変えることが好ましい。 (もっと読む)


【課題】 経時安定性に優れ、さらに適度な硬さを有し、すばやく泡立ち(速泡性があり)かつ起泡性に優れ、クリーミィな泡質を提供できる組成物であり、肌に対して低刺激性であり、洗浄時および洗い上がりの感触が良好であり、かつ洗浄後の肌にはりを与えることができるクリーム状洗浄剤組成物を提供すること。
【解決手段】 (a)炭素数8〜18の脂肪酸(FA1)と炭素数19〜22の脂肪酸(FA2)とを、5〜200の質量比(FA1/FA2)で含む混合脂肪酸;(b)炭素数2〜6の二価アルコール;(c)アルカノールアミド型非イオン性界面活性剤;(d)キレート剤;および(e)アルカリ金属水酸化物を含有するクリーム状洗浄剤組成物であって、該クリーム状洗浄剤組成物中に該(a)混合脂肪酸が20〜50質量%、該(b)二価アルコールが5〜15質量%、該(c)非イオン性界面活性剤が0.5〜4質量%、および該(d)キレート剤が0.1〜2質量%含まれ、そして該(e)アルカリ金属水酸化物が該(a)混合脂肪酸に対して0.65〜0.9モル当量含まれるクリーム状洗浄剤組成物。 (もっと読む)


【課題】 塩ぬりエステに使用できる皮膚洗浄用組成物で、取扱いやすく、皮膚上での伸びがよく、しかも洗浄後さっぱり感が得られる組成物を提供する。
【解決手段】 塩粒体70〜90質量%、アロエ液汁5〜15質量%、及び界面活性剤4〜15質量%含有し、所望によりドクダミ0.05〜1.5質量%を含有する。ドクダミとして、アロエ液汁中にドクダミ葉粉砕物を分散させたものを使用することにより、ドクダミ高含有の組成物を得ることができる。また、平均粒径100〜300μmの塩粒体を使用することにより、ムース状の組成物が得られ、敏感肌の洗顔用組成物としても適用できる。 (もっと読む)


【課題】 頑固な汚れを効果的に除去し、被洗浄体表面のキズ付、素材劣化、表面劣化の問題を解消し、かつ低刺激性で環境影響を十分考慮した洗浄剤組成物を提供する。
【解決手段】 洗浄剤組成物を、炭素数8〜10の飽和アルコールの含有量が80%以上である飽和アルコールから誘導された、下記化学式(1)で表される非イオン界面活性剤を含有してなるものとする。
【化1】


(Rは炭素数8〜10の炭化水素基の含有量が80%以上である炭化水素基を示し、−(AO)−は炭素数が3及び/又は4のオキシアルキレン基を示し、−(EO)−は炭素数が2のオキシエチレン基を示す。また、n,mはアルキレンオキサイドの平均付加モル数を示し、それぞれnは0〜5、mは1〜20である。) (もっと読む)


改良飽和石けんの特徴は以下のとおりである:(a)少なくとも98%が主として飽和の炭素数12―炭素数16混合物からなる飽和脂肪酸基からなり、(b)炭素数12―炭素数14の脂肪酸基の重量パーセントが75−95%で炭素数16−炭素数18のものが5−25%で、(c)脂肪酸金属塩の脂肪酸組成が炭素数12が35−50%、炭素数14が35−50%及び炭素数16が5−15%であり、(d)脂肪酸基がナトリウム及びカリウム混合ソープヌードルとして部分的に中和され、苛性ソーダの苛性カリに対する重量比が9:1乃至2:1で、(e)遊離脂肪酸が0−7%で、(f)製造時の水含有量が12%かそれ以上であり、(g)食塩が1%以下である。
【0006】
本発明の一実施形態では本発明は棒状ソープヌードル組成に関し実質的に飽和脂肪酸金属塩が12乃至16個の炭素原子含有の実質的に飽和脂肪酸金属塩重量で少なくとも98%で石けん主成分が炭素数12及び炭素数14である。
【0007】
本発明の更なる実施形態ではアルキル脂肪酸金属塩の脂肪酸組成が炭素数12が35%−50%、炭素数14が35%−50%、炭素数16が5%−15%で好ましい範囲は炭素数12が40%−50%、炭素数14が40%−50%、炭素数16が8%−12%である。
【0008】
本発明の一実施形態では脂肪酸基は混合ナトリウム及びカリウム石けんとして部分中和され、ナトリウムのカリウムに対する比は苛性ソーダ(NaOH)対苛性カリ(KOH)の重量比で表すと9:1から2:1、好ましくは重量比で7:1から3:1である。
【0009】
本発明の他の実施形態では中和脂肪酸基の量は化粧石けん組成が石けん組成重量に対しゼロから7%の遊離脂肪酸を含有する。
【0010】
本発明のさらなる実施形態ではソープヌードル組成は製造時に石けん組成重量に対し12%以上の水を含有する。
【0011】
本発明の更なる実施形態ではソープヌードル組成は石けん組成重量に対し1%以下の食塩を含有する。
【0012】
本発明の更なる実施形態では全脂肪酸組成はヨウ素価が0.5%以下である。
【0013】
本発明の更なる実施形態では本ソープヌードルはソープヌードルの品質維持のために防腐剤添加を必要としない。
【発明を実施するための最良の形態】
脂肪酸原料
【0014】
この新規発明は分裂油脂を高純度脂肪酸に分留し痕跡量の不飽和脂肪酸を含むソープヌードルを製造する事を含む。その脂肪酸組成はは動植物ベースの脂肪酸に由来する。好ましい脂肪酸成分を混合してフォームプラス石けんを製造する。
【0015】
この新規発明は化学的に脂肪酸のカリウム塩とナトリウム塩混合によりフォームプラスソープヌードルを形成する。このものはガスクロマトグラフィ測定によるとラウリン酸、ミリスチン酸、パルミチン酸のような飽和脂肪酸塩含量が高く不飽和脂肪酸(オレイン酸、リノール酸及びリノレン酸)含有量が非常に低い。
石けん基材の配合
【0016】
本発明に従うと脂肪酸金属塩全てが12から16個の炭素原子を有する実質的に飽和脂肪酸金属塩の重量で少なくとも98%が実質的に飽和脂肪酸金属塩である化粧石けん組成を提供する。炭素数12―14及び炭素数16−18の脂肪酸基の重量パーセントはそれぞれ石けんの75%−95%と5%−25%である。炭素数16−18の脂肪酸に対する炭素数12−14の脂肪酸の重量比はおよそ9:1である。アルキル脂肪酸金属塩の脂肪酸組成は炭素数12で35%−50%、炭素数14で35%―50%、炭素数16で5%−15%であり、好ましくは炭素数12で40%−50%、炭素数14で40%−50%、炭素数16で8%−12%である。脂肪酸基は混合ナトリウム及びカリウム石けんとして部分中和され、ナトリウムのカリウムに対する比は苛性ソーダ(NaOH)対苛性カリ(KOH)の重量比で表すと9:1から2:1であり、中和脂肪酸基の量は化粧ソープヌードル組成でゼロ乃至7%の遊離脂肪酸を含むものである。化粧石けん組成は製造時にソープヌードル組成重量の12%以上の水を含有しソープヌードル組成重量の1%以下の食塩を含有する。
【0017】
炭素数12乃至炭素数14の脂肪酸は軽い皮膚かぶれを起こす事で知られている炭素数6、炭素数8及び炭素数10の脂肪酸を好ましくは分留により除去したココナッツ油及び/又はパーム核油に由来する。炭素数16の脂肪酸は獣脂又はヤシ油の分留で得られる。全脂肪酸含有物のヨウ素価は0.5%以下である。
【0018】
成分中のカリウム石けんに対するナトリウム石けんの比は苛性ソーダの苛性カリに対する重量比で表される。この比が7:1以上になると、石けん基材は溶解性に欠け比が3:1以下になると、石けんは柔らかすぎ、ねばねばになり粥生成傾向が強くなる。組成中のナトリウム石けんのカリウム石けんに対する推奨実用比は7:1乃至3:1である。
【0019】
中和は最終石けん組成が2%から6%の遊離脂肪酸を含有するように行う。過脂肪2%以下では石けんは良く泡立たず過脂肪6%以上では石けん対酸化安定性は減少する。遊離脂肪酸含有石けん製品は自動酸化を起こしやすい。油脂中に脂肪酸が存在すると同様な効果を示しやすい。遊離カルボン酸基の存在がこの触媒効果に必要である。
【0020】
遊離脂肪酸はヒドロペルオキシド分解を触媒しその結果遊離基を生成すると信じられている。遊離脂肪酸のこの作用に関して提案された機構はこの脂肪酸とヒドロペルオキシド間の錯体形成を含む。これによりヒドロペルオキシド分裂が促進され遊離基を生成する:
【0021】
RCOOH + R1OOH → 〔RCOOH.R1OOH〕 → R1O + R + CO2 + H2O
【0022】
上記ヒドロペルオキシドの脂肪酸触媒分解で最初にペルオキシエステルが中間体として生成する可能性が非常に高い。そこでペルオキシエステルは容易に分解しフリーラジカルを生成する。それ故過脂肪の推奨実用範囲は2%乃至6%である。
【0023】
石けんの水分含有量は12%以上である。水分含有量が8%以下では石けんは固くなりやすく従来の作業ペースの遅い作業者が処理しにくく、一方では水分含有量18%以上では石けんはゆっくり作業するには柔らかすぎる。
【0024】
石けん中の食塩含量は1%以下である。用量が0.3%以下では石けんは柔らかくなりすぎ他方では用量1.5%以上ではゆっくりした作業が困難になる。
【0025】
フォームプラス石けん基材は日本の無添加石けん用の防腐剤及び外観強化剤を含有しない石けん基材への必要性を満たす。
【発明の効果】
【0026】
1.優れた天然の豊かなクリーム状の嵩だかい泡。
消費者は高級で豪華な石けんの性質として豊かな、クリーム状の嵩だかい泡を考える。泡立ちは必ずしも洗浄力と同一とは見なせないが、消費者は迅速な大量の泡を品質と洗浄に結びつける。泡立ち特性は種々の要因に影響される。それらの内に油脂のタイプと比がある。現実に油状の多くの添加物は高濃度で加えると消泡剤として働き易い。疑いなくこの性質は泡促進剤として取り入れて多くの洗顔クレンザーに利用される。
【0027】
フォームプラス石けん基材は良好な固有の泡立ち能を有する天然石けん基材である。この石けん中にラウリン酸塩とミリスチン酸塩成分が高いことにより、本石けんは従来石けんにくらべ泡促進剤のような異質化学物質を加える必要無しにより多くの泡を生成する。研究が示すように泡促進剤は特定の石けん泡立ち能の増加には良く働くが、石けんが不良になり特に大部分の泡促進剤添加により必ず石けんの粥生成とにじむ傾向が増加する。
【0028】
炭素数6乃至炭素数10脂肪酸の石けんは柔らかく大きい泡を大量に生じる。しかしこれら石けんは強い臭気を有し皮膚刺激剤として知られている。従って実用の最適脂肪酸鎖長は炭素数12乃至14の石けんである。これら石けんは低鎖長石けんと同じ泡立ち性を有し刺激臭もなく皮膚かぶれを起こさない。従って在来石けんでは泡立ち能は石けん混合物中のココナッツ油及び/又はパーム核脂肪酸(炭素数12乃至14石けんの主な貢献物)割合が増加すると共に増加する。泡立ち特性は多くの要因に影響される。
【0029】
2.脂肪酸原料の熱安定性と脂肪酸組成。
本発明により製造したソープヌードルはキレート化剤や酸化防止剤のような防腐剤の必要無しに優れた熱及び光安定性を有する。ソープヌードルは防腐剤を含有していないのでより天然に近い。不飽和脂肪物質はこれら脂肪物質に生成したフリーラジカル中間体が不飽和性により共鳴安定化するので対応飽和物に比し自動酸化されやすい。不飽和結合の多い物質では遙かに多くの共鳴安定化構造が可能である。従って不飽和数が多ければ多いいほど自動酸化されやすくなる。飽和と不飽和酸の両者が存在するシステムでは、飽和脂肪酸は単に不活性希釈剤として働く。自動酸化の動力学では不飽和脂肪の水素引き抜きの成長過程は遅い:
【0030】
ROO + RH → ROOH + R
【0031】
引き抜きは一番弱い結合の水素を選択する。従ってヒドロペルオキシド生成は存在する二重結合数に依存する。オレイン酸塩:リノール酸塩:リノレン酸塩の自動酸化相対速度は酸素吸収を基に1:40−50:100の大きさで、過酸化物生成を基に1:12:25の大きさであると報告されている。より最近にはリノレン酸塩の溶液酸化初期速度はリノール酸塩に比し酸素吸収を基に2.0―2.5の大きさである。
【0032】
二重アリル型メチレン基の存在によりリノール酸塩のオレイン酸塩より遙かに高い反応性が説明できる。オレイン酸塩中の単一アリル型メチレン基は評価結合強度としてリノール酸塩中の二重アリル型メチレン基の52kcal/moleに比べ77kcal/moleを有する。リノレン酸塩は二個の二重アリル型メチレン基を有するが各基は他の基により活性化されていなくその速度はそれ故リノール酸塩の約二倍にしか過ぎない。ヒドロペルオキシドの分解しやすさは存在する二重結合数に依存する。リノレン酸塩過酸化物は特に不安定で分解経路はオレイン酸塩やリノール酸塩よりリノレン酸塩でより重要になる。
【0033】
二重結合隣接のメチレン基の活性化によりメチレン基上の遊離基開始は容易になる。隣接二重結合との遊離基の共鳴効果により遊離基は安定化し遊離基生成を加速する。これら二つの要因で酸化速度の大きな差が説明される。
【0034】
もし不飽和結合の多い脂肪酸の二重結合が共役型であると、共役二重結合によるメチレン基の活性化は非共役二重結合によるものより高くなる。それ故遊離基生成開始はより容易になり酸化反応は早くなる。
【0035】
天然に存在する脂肪酸の二重結合は通常シス配置である。二重結合位置が遊離期生成中移動すると、新しく生成した二重結合はより安定なトランス配置となる。不飽和結合の多い脂肪酸中の二重結合は共役する。
【0036】
3.酸化測定
多くの試験が棒石けんや他の脂肪物質含有製品中の酸敗臭が進行するのを測定監視するために開発された。自動酸化の全課程中製品の官能性変化を良く相関づける理想的な化学的又は物理的方法はない。どの手順に適応するかについての究極試験は依然として製品変色を知覚する事と悪臭発生と一致する事である。
【0037】
不飽和脂肪酸が無いためフォームプラスは本質的に安定であり酸化防止剤やキレート化剤のような添加物を追加する必要がない。このソープヌードルは又日本やその他の欧州連合国でのエチレンジアミン四酢酸使用の問題にも取り組んでいる。
【0038】
4.白色度コンシステンシー
ソープヌードルの白さ外観はDP9000付きハンターラボカラークェスト45/0を用いてハンターラボ白色度スケールで測定する(ASTM E313−73に関連)。この装置はL軸、b軸及びa軸を有する三次元カラーキューブ中の色成分表現を基にしている。Lは明るさ/暗さ測定或いは“白色度レベル”である。a軸は赤色から緑色領域でありb軸は黄色から青色領域である。a軸とb軸の両者は正又は負の値のいずれかを有する。石けん基材では主な色に対する印象は主として“L”か“b”読みに関連することが判っている。比較に非常に有効な石けんの”白色度インデックス”は下式で表される。
【0039】
L―3b=ハンター白色度インデックス(HWI)
【0040】
従来の白色化粧石けん基材(外観強化添加物なしで)はHWI範囲50−75を有するが、飽和石けんは75以上の白色度インデックスを有することが見いだされた。この優れた白色度により蛍光増白剤及び/又は隠蔽剤で完成石けんの色を“白くする”必要なしに且つ石けんを美化するため着色顔料を使用せずに見た目に魅力的な白色石けんの製造が可能になる。良好な石けん白色度は特にLABSのような暗色添加剤を配合する必要がある時添加物無し石けん(変色傾向により)及び合成洗剤/コンバー石けんにとって最重要である。
【0041】
本発明の他の実施形態では飽和脂肪酸原料は貯蔵及び中和工程中より酸化(及び変色)されにくく且つ異なる生産操業で小バッチ間で一貫した白色度を有する石けんを製造出来る。不飽和脂肪酸のため従来の石けん原料は貯蔵と共に劣化し(たとえ窒素で覆ったタンク中でも)その結果原料色が徐々に深くなる(ついにはこれから製造した石けんの白色度は減少する)。この理由で白色石けん製造時に原料を一週間以上貯蔵する事は望ましくない。更に大量の原料を保存することもタンクを満タンから空にする間に生成石けんの白色度が徐々に低下するので望ましくない。化学的に飽和脂肪酸は不飽和脂肪酸と飽和脂肪酸を含有する従来の石けん原料に比べ酸化傾向を示さない。これにより石けん製造用脂肪酸原料をより長期に貯蔵でき且つ原料のバッチ間の白色度変動を減少出来る。飽和脂肪酸の安定性により製造バッチ内外で一貫した石けん白色度が可能になる。
【0042】
5.粥状とにじむ性質
本発明の他の実施形態では本配合で製造したソープヌードルは粥状でにじむ傾向を減少する。石けんの粥状にじみ試験で棒に関する消費者理解の経済性がはかれる。これにより石けんが置き皿内で醜い粥状石けんペーストになる傾向の目安となる。飽和石けんの場合不飽和石けんが存在しない事と高含有量のラウリン酸(一部のオメガ結晶を形成する)が粥状の膨潤する傾向を減少する最も妥当な理由である。
【0043】
添加物無し
本発明の更なる実施形態ではソープヌードルは石けん品質改良のために防腐剤添加の必要はない。漂白剤の不在及び蛍光白色剤、蛍光性白色化剤及びキレート化剤(エチレンジアミンン四酢酸)の不必要性は環境保護及び加工費と原料の低減に役立つ。
【0044】
フォームプラス用添加物
不飽和の影響
フォームプラス石けん基材中に防腐剤(キレート化剤/酸化防止剤)が無いため最終商品に添加する添加物選択には注意を払う必要がある。フォームプラス石けん基材自身は酸化に対し安定であるが、過脂肪油や脂肪酸や或いはある香料の形での不飽和脂肪物質の添加は酸化反応開始を誘発する。このような不飽和物質をフォームプラスに添加する場合は、キレート化剤や酸化防止剤の形で防腐剤を石けん基材添加前に添加剤に加える。
【0045】
石けん仕上げ業者の便宜のため下記文節に一般的な酸化促進剤の幾つかを明らかにする。
【0046】
香料
大抵の香料は不飽和物質(アルデヒド、ケトン、エステル、芳香族化合物)を含有する。一般にカルボニル化合物は飽和脂肪酸よりより酸化されやすい。香料の不飽和成分は一般に容易に遊離基を生成出来るため自動酸化速度が増加する。
【0047】
環境汚染物
どこにでもある環境汚染物のオゾン及び窒素酸化物は不飽和結合の多い脂肪物質の自動酸化速度を加速する効果がある。
【0048】
光と熱
光と熱の両者は遊離基生成を促進する事は良く知られている。植物油を空気下で蛍光灯に直接曝すと悪臭生成速度が加速されることが判っている。紫外線は脂質での遊離基生成の良く知られた開始剤である。
【0049】
遊離脂肪酸
遊離脂肪酸含有石けん製品は自動酸化される傾向がより高い。油脂中に脂肪酸が存在すると同様な効果を示しやすい。遊離カルボン酸基の存在がこの触媒効果に必要である。
【0050】
遊離脂肪酸がヒドロペルオキシドの分解反応の触媒となり、その結果遊離基を生じると信じられている。遊離脂肪酸のこの作用に関して提案された機構は脂肪酸とヒドロペルオキシド間の錯体形成である。これによりヒドロペルオキシド分裂が加速され遊離基を生成する。
【0051】
RCOOH + R1OOH → 〔RCOOH.R1OOH〕 → R1O + R + CO2 + H2O
【0052】
上記のヒドロペルオキシドの脂肪酸触媒による分解でペルオキシエステルが中間体として最初に生成する可能性が非常時高い。ペルオキシエステルはそこで容易に分解し遊離基を生成する。
【0053】
6.重金属
重金属(鉄、マンガン、銅、コバルト)はレドックス反応により遊離基生成を助成し脂肪と石けんの酸化速度を加速する。
【0054】
2R-H + M+ + O2 → 2RO + H2O + M+
【0055】
7.その他種々の酸化促進剤
棒石けんに着色剤として用いる種々の食用色素は脂質の光酸化を促進する光増感剤として働く。ブチル化ヒドロキシトルエンはこのような光酸化禁止剤として殆ど機能しない事が判った。高濃度の塩が又脂肪酸化速度の触媒として働く。
【0056】
8.酸化防止剤
過剰の酸化防止剤の存在や間違った酸化防止剤の添加は強力な酸化促進剤効果となり、その結果酸敗臭の進行及び色劣化を加速する事が良く知られている。酸化防止剤により開始する酸化促進剤効果機構は次のようである(AH=酸化防止剤、RH=脂質)。
【0057】
AH + RO2 → ROOH + A
A + RH →AH + R
AH + O2 → A + HO2
ROOH + AH → RO + H2O + A
【0058】
一般に酸化防止剤濃度と誘導期の長さとの関係は主としてその化合物の構造次第である。酸化防止剤の実用性をただ一個の濃度で評価するのは濃度―活性関係から賢明でないことが示される。 (もっと読む)


【課題】生産性、耐ケーキング性、溶解性に優れた粉末洗浄剤組成物及びその製造法を提供する。
【解決手段】a)イ)分子量1000〜100000、Caイオン捕捉能300 mg/g以上、クレイ分散能1.2 以上のマレイン酸系共重合体、ロ)クレイ吸着量20〜90%、Caイオン安定度定数4.0 以上のマレイン酸系共重合体、ハ)高硬度水でのクレイ分散能50%以上、Caイオン捕捉能270mg/g以上のアクリル酸−マレイン酸系共重合体、ニ)耐ゲル化能とキレート能の積18,000以上のポリ(メタ)アクリル酸系共重合体から選ばれる1種以上0. 1〜18質量%、b)水不溶性固体5〜40質量%、c)硫酸塩0. 5〜40質量%、d)水0. 1〜15質量%、及び界面活性剤を含有し、界面活性剤相当分10〜60質量%、a)/c)の質量比5/1〜1/10、a)/b)の質量比5/1〜1/5、b)/界面活性剤相当分の質量比が3/1〜1/3、である粉末洗浄剤組成物。 (もっと読む)


本発明は、式(式I)の化合物の香料成分としての使用に関し、この場合、これは、その異性体のいずれか一つまたはこれらの混合物の形であって、かつ1013mbarの圧力で測定した場合に250℃を上回る沸点を有する。
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【課題】 ポリオキシエチレン或いはポリオキシプロピレン付加物フリーの製剤であって、安定性に優れる、脂肪酸石鹸を含有するクリーム状の洗顔料を提供する。
【解決手段】 1)脂肪酸石鹸と2)ポリグリセリンの脂肪酸エステルと3)ジグリセリンとを、洗浄料に含有させる。前記脂肪酸石鹸を構成する脂肪酸の含有量は、洗浄料全量に対して30〜60質量%であることが好ましく、前記脂肪酸石鹸を構成する脂肪酸に於いて、パルミチン酸の含有量が脂肪酸全量に対して10〜20質量%であり、ミリスチン酸の含有量が脂肪酸全量に対して5〜10質量%であることが好ましく、前記ポリグリセリンの脂肪酸エステルとしてデカグリセリンの脂肪酸エステルを含有することが好ましい。
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【目的】 起泡力が高く、泡質が良好で、皮膚および頭髪に極めて低刺激で、かつ使用性、安定性に優れた洗浄料組成物を提供する。
【構成】 (a)下記一般式(I)で表されるヒドロキシアルキルエーテルカルボン酸塩型界面活性剤と、(b)ポリグリセリンモノ脂肪酸エステルの含有量が70質量%以上であるポリグリセリン脂肪酸エステルと、(c)保湿剤とを含有することを特徴とする洗浄料組成物。
【化1】


(式中、Rは炭素原子4〜34の飽和または不飽和の炭化水素基を示し、X、Xのいずれか一方は−CHCOOMを表し、他方は水素原子を表し;Mは水素原子、アルカリ金属類、アルカリ土類金属類、アンモニウム、タウリン、メチルタウリン、低級アルカノールアミンカチオン、低級アルキルアミンカチオン、または塩基性アミノ酸を表す。) (もっと読む)


【課題】 本発明は、広範な微生物に対して優れた抗菌活性を有し、人体に安全な抗菌剤を提供することを目的とする。
【解決手段】 下記一般式(1)で表わされるカチオン化オリゴ糖からなる抗菌剤。
【化1】


(式中、Rは、H又は下記化学式(2)で表される基であり、Rは、炭素数が12〜22の炭化水素基であり、nは1〜250の整数である。)
【化2】
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