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Fターム[4L035MB04]の内容

合成繊維 (28,381) | アクリル系ポリマーの化学構造(L.P) (346) | 共重合成分の特徴 (327) | 不飽和ジカルボン酸、無水物 (35)

Fターム[4L035MB04]に分類される特許

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【課題】PAN系繊維束の高速製糸において、得られるPAN系繊維束の品質を維持または向上できるPAN系炭素繊維の前駆体繊維束の製造方法を提供する。
【解決手段】PAN系重合体を、凝固浴を用いる湿式紡糸又は乾湿式法により高速製糸するに際して、PAN系繊維束製造の凝固工程において、凝固延伸時の凝固繊維束の液中歪み速度が4.0×10−2〜10.0×10−2(秒−1)とすることを特徴とする。凝固延伸時の凝固液の温度は、10〜40℃とすることが好ましい。上記の構成により、高速下で充分な脱溶剤が行われたPAN繊維束は、公知の方法で乾燥、延伸がなされて、PAN系炭素繊維の前駆体繊維束となり、PAN前駆体繊維束中の平均残留金属不純物量が20ppm以下、そのCV値が7.5%以下のものが得られる。 (もっと読む)


【課題】導電性、分散性に優れた、蓄電デバイス導電助材に好適に用いられる極細の炭素繊維を提供すること。
【解決手段】繊維径が1μm以下、繊維径の変動係数が30%以下、アスペクト比が10〜100かつ結晶面間隔(d002)が0.343nm以上である炭素繊維により達成される。かかる炭素繊維は、ポリアクリロニトリルを電界紡糸する工程を有する製造方法により、好ましくは、その後、耐炎化、炭化処理、ないし粉砕する工程を有する製造方法により得られる。 (もっと読む)


【課題】ポリマー溶液の曳糸性を改善することで繊維径の細い繊維を容易に紡糸することができ、さらに得られた繊維ないし不織布中のビーズ状欠陥を抑制することで取り扱い性も向上できる繊維、不織布および炭化不織布、ならびにそれらの製造方法を提供する。
【解決手段】ポリマー溶液を電界紡糸する繊維の製造方法であって、B型粘度計で測定した粘度が100mPa・s以下であるときの伸張時破断時間が0.05秒以上であるポリマー溶液や、ポリマー溶液を構成するポリマーのz平均分子量(Mz)と重量平均分子量(Mw)の比で表される多分散度(Mz/Mw)が2.7〜15であるポリマー溶液を電界紡糸して得られる繊維およびその繊維を含む不織布、ならびにそれらの製造方法。 (もっと読む)


【課題】優れた引張強度と優れた引張弾性率を同時に満足する高性能炭素繊維を、生産性およびプロセス性を損なうことなく製造する方法を提供する。
【解決手段】炭素繊維用ポリアクリロニトリル系繊維が空気中220℃以上の温度で熱処理され、その際に与えられる熱量の積算値が100J・h/g〜800J・h/gであることを特徴とする炭素繊維の製造方法。 (もっと読む)


【課題】乾熱延伸でも充分な延伸倍率が得られるとともに毛羽や糸切れが少ない生産性に優れたポリアクリロニトリル繊維の製造方法を提供する。
【解決手段】ポリアクリロニトリルを紡糸、凝固、前延伸、乾燥した後さらに後延伸するポリアクリロニトリル繊維の製造方法において、後延伸として複数個のホットローラーを用いた多段延伸を行い、第1ホットローラーの表面温度を160℃以上とし、第2ホットローラー表面温度を200℃以下とするとともに、第2ホットローラーの表面温度が第1ホットローラーの表面温度よりも3℃以上低い、ポリアクリロニトリル繊維の製造方法。 (もっと読む)


【課題】ねじれ等の屈曲変形に対する強度に優れる炭素繊維束及び炭素繊維束の製造方法を提供する。
【解決手段】アクリロニトリルを90質量%以上含有する単量体を重合した共重合体を紡糸し、水洗、延伸処理を行った後、紡糸油剤を付与し、乾燥、2次延伸処理し得られるアクリル系前駆体繊維束に、焼成油剤を付与し、200〜300℃で熱処理して耐炎化繊維束を得、次いで該耐炎化繊維束を不活性ガス雰囲気中、温度800〜2,500℃で炭素化処理を行い炭素繊維束を製造するにあたって、紡糸油剤の付着量と、焼成油剤の付着量の比が、1:2〜1:3の範囲となるようにして炭素繊維束を製造する。 (もっと読む)


【課題】
圧縮強度と引張弾性率を両立できる高性能炭素繊維を製造するのに好適なポリアクリロニトリル、およびそれを適用した前駆体繊維を提供すること。
【解決手段】
極限粘度が2.0〜6.0である炭素繊維製造用ポリアクリロニトリルであって、ゲルパーミエーションクロマトグラフ(GPC)法で測定される、重合初期における重量平均分子量MwAと、重合終了時の重量平均分子量MwBの分子量比Mが下記式の関係を満たすようにして得られた炭素繊維製造用ポリアクリロニトリル。
M=|MwA−MwB|/MwB=0.10〜0.50 (もっと読む)


【課題】生産性およびプロセス性を損なうことなく、高い重合安定性と製糸後延伸性を得られる重合体とその製造方法を提供する。
【解決手段】アクリロニトリルとラジカル重合開始剤と重合禁止剤とアクリロニトリルとの共重合成分及び溶媒を含み、ラジカル重合開始剤(A)と重合禁止剤(B)の重量比(B/A)が2≦(B/A)<210を満たしかつ重合禁止剤が溶液総量に対して10ppm〜140ppmである溶液を、加熱処理することによってアクリロニトリル系重合体を重合することを特徴とする重合体の製造方法。 (もっと読む)


【課題】製糸延伸性を向上させ、炭素繊維前駆体としての生産性を向上することができるポリアクリロニトリル系繊維の製造方法を提供する。
【解決手段】ポリアクリロニトリル系重合体を含む溶液を湿式紡糸し、得られた繊維(束)に、分子構造内にウレタン結合とポリアルキレングリコール鎖を有するポリマーを付与した後、延伸することを特徴とするポリアクリロニトリル系繊維の製造方法である。前記ポリマーとしては、水溶性であり、空気中240℃の温度で2時間加熱後の残存率が0〜30%のポリマーが好適に用いられる。 (もっと読む)


【課題】シリコーン化合物を主成分として用いた処理剤を付与した前駆体繊維束を焼成した場合に発生するスケールによる操業性低下や、非シリコーン系処理剤を付与した前駆体繊維束を焼成するときに発生する炭素繊維束物性の低下を改善しうる炭素繊維前駆体アクリル系繊維束を提供する。また、機械的物性および品質に優れた炭素繊維束の製造方法を提供する。
【解決手段】処理剤が、下記[A]成分と下記[B]成分を該処理剤中に60〜100質量%含み、該処理剤中の下記[A]成分と下記[B]成分の合計の付着量が、繊維束100質量部に対し0.05〜3.0質量部であり、かつ、該処理剤中の質量比率が[A]:[B]=30:70〜70:30の範囲とする。[A]変性シリコーン[B]炭素数4−8の1価の分岐型飽和炭化水素基のカルボン酸と炭素数3〜20の1価の炭化水素基を持つ1価または2価のアルコールとのモノエステルまたはジエステル (もっと読む)


【課題】炭素繊維の生産性の向上を目的として、とりわけ耐炎化処理工程を効率的に行う方法・手段を提供すること。
【解決手段】ポリアクリロニトリル系重合体100重量部に対して、該ポリアクリロニトリル系重合体よりもマイクロ波吸収効率が高く、かつ、比誘電率[εr]が5以上の炭素材料を0.01〜5重量部、添加剤として含むことを特徴とする炭素繊維前駆体繊維。添加剤としては、活性炭、カーボンナノチューブ(CNT)、カーボンナノファイバー、フラーレン、カーボンブラック、黒鉛、炭化珪素、ピッチコークス、ダイヤモンド及びダイヤモンドライクカーボンからなる群から選ばれる1又は2以上の物質が好ましい。 (もっと読む)


【課題】口金面と凝固液の液面との間の距離、すなわち、エアギャップを、口金の中心側と外周側とで、紡糸中に、ほぼ等しく維持することが可能な紡糸技術を提供すること。
【解決手段】紡糸孔の数が、6,000以上であり、前記紡糸孔の紡糸孔配列の縦横比Raが、2.5以上である口金を有する乾湿式紡糸用スピニングパック。前記口金の長辺方向における最外の紡糸孔から吐出され、凝固浴中に設けられた繊維束の方向転換ガイドへと走行する単繊維の前記口金の口金面となす単繊維の引取角度が、87°乃至92°であり、前記口金の短辺方向における最外の紡糸孔から吐出され、前記繊維束の方向転換ガイドへと走行する単繊維の前記口金の口金面となす単繊維の引取角度が、83°乃至87°である繊維束の製造装置および製造方法。 (もっと読む)


【課題】
炭素繊維の低コスト化のために、本発明は、前記した従来技術が有する問題を解決すること、すなわち、多孔数の紡糸口金を用いて、高粘度の凝固浴液中を高速で紡糸しようとしても、安定して炭素繊維前駆体繊維を製造でき、かつ、短時間の耐炎化においても毛羽の発生が少なく、安定して炭素繊維を製造する方法を提案することを目的とする。
【解決手段】
短径が75〜200mm、孔数3000〜30000個である紡糸口金を用い、凝固浴液の紡糸条件での凝固温度における粘度が7〜15mPa・sの条件で凝固浴液中を凝固糸が35〜100m/分の速度で走行するように乾湿式紡糸する炭素繊維前駆体繊維の製造方法であって、Z平均分子量(Mz(P))が80万〜600万で、多分散度(Mz(P)/Mw(P))(Mw(P)は、重量平均分子量を表す)が2.7〜10であるポリアクリロニトリル系重合体を含有する紡糸溶液を用い、紡糸ドラフトを5〜50とし、紡糸口金の最外孔からの吐出した紡糸溶液の紡糸口金面鉛直方向との角度を5〜15°とすることを特徴とする炭素繊維前駆体繊維の製造方法。 (もっと読む)


【課題】アクリル系糸条を加圧スチーム延伸する場合に、安定して延伸できる延伸装置を提供し、製造工程の安定化とプリカーサーの品位向上をはかる。
【解決手段】アクリル系重合体を紡糸して得た繊維糸条1を加圧スチーム中にて延伸する延伸装置であって、加圧スチームから発生するドレンを延伸装置外に除去する機構を有する延伸装置。延伸部の繊維糸状入口および出口に複数段のラビリンスを有し、該ラビリンス中に、前期繊維糸状の走行方向に交差する方向に穴の開いたラビリンスを有し、該穴が延伸装置外に連通することが好ましい。 (もっと読む)


【課題】炭素繊維を製造する際のプロセス性を損なうことなく、生産性の向上に寄与する炭素繊維の製造方法を提供すること。
【解決手段】極限粘度が6以上であるポリアクリロニトリル系重合体からなる紡糸原液を口金から吐出し、凝固浴にて凝固し、全延伸倍率が20〜120の範囲で延伸を行ったポリアクリロニトリル系繊維を空気中で200〜300℃の温度範囲で耐炎化した後、300〜800℃の温度の不活性雰囲気中において予備炭化処理し、引き続き不活性雰囲気中で800〜2000℃の範囲の温度で炭化処理することを特徴とする炭素繊維の製造方法。 (もっと読む)


【課題】
糸条密度を高めやすい反面、製糸速度を高めにくいポリアクリロニトリル系前駆体繊維の湿式紡糸において、特定の分子量分布を有することにより製糸速度を高め、生産性およびプロセス性を損なうことなく、安定した高品質な炭素繊維前駆体繊維を得るための方法を提供する。
【解決手段】
重量平均分子量Mwが10万〜70万であり、Z平均分子量Mzと重量平均分子量Mwとの比で示される多分散度Mz/Mwが2.7〜6であるポリアクリロニトリル系重合体を5重量%以上30重量%未満の濃度で溶媒に溶解してなる紡糸溶液を湿式紡糸するに際し、その紡糸溶液を臨界濃度を超える溶媒濃度でかつ凝固糸条を成形することが可能な溶媒濃度の凝固浴中に吐出する炭素繊維前駆体繊維の製造方法。 (もっと読む)


【課題】
製糸工程での単繊維間の融着と接着を効果的に抑制し、かつ炭素繊維を安定して操業性良く生産できる炭素繊維前駆体用油剤、および炭素繊維の高性能化と操業安定性と両立させることができる炭素繊維製造用前駆体繊維を提供する。
【解決手段】
末端に第1級アミンを有する構造のアミノアルキレン基を側鎖に有するアクリル系重合体(A)0.2〜20重量%、芳香族エステル、トリメチロールプロパンアルキルエステル、トリメリット酸アルキルエステルおよびジアルキルチオジプロピオネートからなる群から選ばれた化合物(B)60〜90重量%、および界面活性剤(C)10〜40重量%からなる炭素繊維前駆体繊維用油剤。
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【課題】
高い張力あるいは延伸倍率の焼成条件下においても毛羽立ちや糸切れを抑制し、生産性を損なうことなく高品位・高品質な炭素繊維を製造することができる炭素繊維前駆体繊維を提供する。
【解決手段】
92〜95%の配向度を有する炭素繊維前駆体繊維であって、130℃において1.25g/dtexの荷重を加えたときの単繊維のクリープ速度が0.01〜0.1%/分である炭素繊維前駆体繊維と、その炭素繊維前駆体繊維を用いる炭素繊維の製造方法。 (もっと読む)


【課題】緻密性が高く、強度欠陥の少ないアクリル系プリカーサー及びその製造方法を提供する。
【解決手段】アクリル系繊維からなり、油剤を付与してなるプリカーサーであって、該プリカーサー中の総油剤付着量が0.3〜1.1質量%であり、ベンゼン−エタノールを用いたソックスレー抽出後のプリカーサー中の油剤付着量が0.1質量%以下であることを特徴とするアクリル系プリカーサー。 (もっと読む)


【課題】引張強度が高い炭素繊維を得ることができる耐炎化繊維製造用プリカーサの製造方法を提供する。
【解決手段】アクリロニトリル系ポリマーの塩化亜鉛水溶液を紡糸原液として用いて湿式又は乾湿式紡糸し、次いで2〜4倍に延伸して得られるアクリロニトリル系粗プリカーサを、温度100〜150℃、テンション3〜7MPaで、3〜5倍にスチーム延伸することを特徴とする、水銀圧入法で測定される0.2〜1.6μmの積算細孔容積が0.03cm3/g以下である炭素繊維製造用プリカーサ2の製造方法。 (もっと読む)


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