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Fターム[5G321DB18]の内容

Fターム[5G321DB18]に分類される特許

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【課題】小径でありながら、事故時の温度上昇を抑制することができる超電導ケーブルを提供する。
【解決手段】超電導ケーブル100は、中心から順にフォーマ11、超電導導体層12、電気絶縁層13、超電導シールド層14、保護層15を有するケーブルコア10を具える。超電導シールド層14は、シールド用超電導線材1sから構成され、その内周側及び外周側の双方に、銅などからなる常電導シールド層を具えていない。シールド用超電導線材1sにおける常電導相が占める割合が、超電導導体層12を構成する導体用超電導線材1cにおける常電導相が占める割合よりも小さい。超電導ケーブル100は、常電導シールド層を具えていないことで小径である。超電導シールド層14は、常電導相が少ないシールド用超電導線材1sからなることで、事故時に誘導電流が流れ難く、当該常電導相への誘導電流による発熱に伴う温度上昇を抑制できる。 (もっと読む)


【課題】低温磁場中で高臨界電流密度を有すると共に、77Kの自己磁場中においても、高臨界電流密度を維持することができるBi2223酸化物超電導体及びその製造方法を提供する。
【解決手段】Bi、Pb、Sr、Ln、Ca、Cu、OからなるBi2223酸化物超電導体であって、Lnは、La、Ce、Pr、Nd、Pm、Sm、Eu、Gd、Tb、Dy、Ho、Er、Tm、Yb、Luから選ばれた1種以上であり、SrとLnとの組成比が以下の組成比である。
Sr:Ln=(1−x):x (但し、0.002≦x≦0.015)
前記Bi2223酸化物超電導体は、Bi2223酸化物超電導体を構成する元素を含む材料を溶液中でイオン化する工程と、高温雰囲気に溶液を噴射して溶媒除去と熱分解反応を行うことにより、酸化物超電導体を構成する原子を含む粉末を製造する工程とを備えるBi2223酸化物超電導体の製造方法により製造される。 (もっと読む)


【課題】曲げ特性を改善できる超電導ケーブルを提供する。
【解決手段】本発明超電導ケーブル100は、第一超電導線材で構成される第一超電導層(超電導導体層12)と、この第一超電導層の外側に形成される絶縁層13と、絶縁層の外側に第二超電導線材で構成される第二超電導層(超電導シールド層14)とを有する。この第二超電導線材の引張強度を第一超電導線材の引張強度よりも高くする。内周側に配置される第一超電導線材よりも、外周側に配置される第二超電導線材の引張強度を高く構成することで、ケーブル曲げ時により大きな歪の作用する第二超電導線材に対する抗張力性を高め、超電導ケーブルの曲げ特性を改善することができる。 (もっと読む)


【課題】高臨界電流密度のテープ状酸化物超電導線材を得ることができる酸化物超電導線材の前駆体線とその製造方法および前記前駆体線を用いて作製された高臨界電流密度の酸化物超電導線材を提供する。
【解決手段】円筒状シースの内側に、中心部を取り囲む複数本のアーチ型の単芯セグメントが同心円状に配置されている丸線状の酸化物超電導線材の前駆体線から、テープ状の酸化物超電導線材の前駆体線を製造する酸化物超電導線材の前駆体線の製造方法であって、丸線状の酸化物超電導線材の前駆体線をアスペクト比が1を超える断面形状を有する前駆体線に伸線する伸線工程と、伸線された前駆体線をテープ状に圧延する圧延工程とを備えている酸化物超電導線材の前駆体線の製造方法、および酸化物超電導線材の前駆体線。前記酸化物超電導線材の前駆体線を熱処理して得られる酸化物超電導線材。 (もっと読む)


【課題】高い臨界電流値を有するBi2223酸化物超電導線材を安定して製造できる製造方法を提供する。
【解決手段】銀または銀合金製の金属管に、長手方向に垂直な断面の形状が渦巻き状の銀または銀合金製の金属シートを挿入してシースを作製するシース作製工程と、シースにBi2223酸化物超電導体の前駆体粉末を充填する前駆体粉末充填工程と、前駆体粉末が充填されたシースを伸線する伸線工程と、伸線されたシースを圧延する圧延工程と、圧延されたシースを熱処理する熱処理工程とを備えるBi2223酸化物超電導線材の製造方法。 (もっと読む)


【課題】交流損失の低減が可能である超電導ケーブルを提供する。
【解決手段】超電導ケーブルは、フォーマ11の外周に複数の超電導線材120をスパイラル巻きして形成された超電導導体層を有するケーブルコアを備え、超電導導体層は、ケーブルコアの径方向に超電導線材120が積層された多層構造である。そして、超電導導体層において、内周側の層12aの外周には、同じように超電導線材120をスパイラル状に巻回して外周側の層が形成され、内周側の層と外周側の層との間に磁性材料からなる磁場平滑化層12mが設けられている。 (もっと読む)


【課題】 本発明は、高い臨界電流密度(J)を持つBi2223超伝導粒子粉末及びBi2223超伝導粒子粉末を用いた超伝導ケーブルの提供を目的とする。
【解決手段】 銀被覆Bi2223超伝導粒子粉末は、ナノオーダーの銀粒子をBi2223超伝導粒子粉末の粒子表面に被覆、あるいは、スパッタやCVD法によってBi2223超伝導粒子粉末に銀薄膜を被覆することによって得られ、前記銀被覆Bi2223超伝導粒子粉末を用いて超伝導ケーブルを作製することができる。 (もっと読む)


【課題】臨界電流密度が従来より飛躍的に高い長尺の酸化物超電導多芯線を製造することができる酸化物超電導多芯線の製造方法を提供する。
【解決手段】酸化物超電導体のフィラメントが金属で被覆された断面が平角形状のセグメントを所定数積層して積層体を作製する積層体作製工程と、積層体の周囲を、金属製テープにより連続的に被覆する被覆工程と、被覆された金属製テープの継ぎ目を連続して接合して平角多芯母線を作製する多芯母線作製工程とを有する酸化物超電導多芯線の製造方法。 (もっと読む)


【課題】溶接時に酸化物超電導体の前駆体粉末が変質したり、前駆体粉末に吸着した水分によりバルーニングが発生したりすることがない長尺で均一な性能を有する酸化物超電導線材を安価に製造する方法および装置を提供する。
【解決手段】帯状の金属板材を、水平面に対して45°以上の角度で上方から下方に連続的に供給する金属板材供給工程と、供給された金属板材を、断面形状をO字状に成形すると共に、成形された金属板材の継ぎ目を連続的に溶接して被覆管を形成する被覆管形成工程と、形成された被覆管の内部に、酸化物超電導体の前駆体粉末を、溶接を行っている箇所よりも下方の位置で連続的に充填する前駆体充填工程と、酸化物超電導体の前駆体粉末が充填された被覆管を圧延または引き抜きする被覆管加工工程とを有している酸化物超電導線材の製造方法およびそれに用いる製造装置。 (もっと読む)


【課題】交流損失の増大を抑制し、かつ臨界電流密度の低下を抑制する超電導線材および超電導線材の製造方法を提供する。
【解決手段】超電導線材10は、超電導体11と、第1のパイプ12と、バリア部13とを備えている。超電導体11は、Bi2223相を主相とし、残部が不可避的不純物である。第1のパイプ12は、超電導体を被覆する。バリア部13は、第1のパイプ12を被覆し、かつBi2223相を主相とし、残部が不可避的不純物である。 (もっと読む)


【課題】交流損失の低減が可能であり、かつ信頼性の高い超電導線材、及びそれを用いた超電導ケーブルを提供する。
【解決手段】超電導線材1は、基板2上に中間層3、超電導層4が順に形成され積層されており、保護層5が被覆された構造をしている。そして、基板2に以下の要件を満たすスリットSが形成されている。1)基板2の超電導層1が形成された面とは反対側の面に形成されている、2)基板2の厚みtの途中までの深さdを有する、3)超電導線材1の長手方向と直交する任意の断面において、少なくとも1つ存在する。 (もっと読む)


【課題】多芯材の伸線加工後に各芯(フィラメント)の形状のばらつきを小さくする金属被覆超電導線材用前駆体粉末を提供することである。これにより、最終製品になった段階で、臨界電流値の低下原因となる、フィラメントが長手方向において波打つ現象であるソーセージングや、フィラメント同士が銀被覆を介さずくっついてしまう現象であるブリッジング等を抑えることができる。
【解決手段】Bi、Pb、Sr、Ca、Cuを含む酸化物粉末からなる母粉末と、平均粒径が、前記母粉末の平均粒径の1/2以下である金属Ag粉末からなることを特徴とする金属被覆超電導線材用前駆体粉末である。 (もっと読む)


【課題】優れた超電導特性、および、ブリッジングを撲滅し、臨界電流が向上かつ交流損失が低減する超電導線材の製造方法を提供すること。
【解決手段】超電導体の前駆体粉末を第1の金属管および第2の金属管に充填する充填工程と、前記前駆体粉末が充填された第1の金属管および第2の金属管を引き抜き加工し、それぞれ延伸された線材であるセグメントAおよびセグメントBを得る単芯伸線工程と、第3の金属管内の中心部に複数本の前記セグメントAを配置し、第3の金属管内の周辺部に複数本の前記セグメントBを配置する多芯化工程と、前記セグメントAおよびセグメントBが内部に配置された第3の金属管を引き抜き加工することにより超電導線材を得る多芯伸線工程とを含み、セグメントAに占める第1の金属管を構成する金属材料の比率よりもセグメントBに占める第2の金属管を構成する金属材料の比率が高いことを特徴とする多芯構造の超電導線材の製造方法。 (もっと読む)


【課題】酸化物超電導線材において、臨界電流値をさらに向上させる必要があるが、超電導相の前駆体の結晶粒が小さいため、超電導線材の多芯線の圧延を行なった際に結晶粒の配向性が乱れることがある。この結晶粒の配向性の乱れは、臨界電流および臨界電流密度の向上を妨げる要因となりうるため、超電導相の前駆体の結晶粒を大きくする必要がある。
【解決手段】扁平加工を行ない、超電導相の前駆体の結晶粒の反応性を良好にする。その上で、本格的な圧延を行なう前に中間熱処理を行ない、反応性が良好となった超電導相の前駆体の結晶粒同士が反応により結合して大きな粒径をもつ結晶粒とする。 (もっと読む)


組紐にされたBi2Sr2CaiCu2x(Bi−2212)ストランドの磁石コイルを良好に熱処理する方法が提供されている。Bi−2212コイルは、標準的な丸ワイヤパウダーインチューブ技術を用いて製造され、炭素質バインダが組み込まれたセラミック−ガラス組紐と組紐にされる。このコイルは、高電流密度相反応シーケンス下で雰囲気が制御された炉中で加熱されて炭素質バインダが焼失され、かつ排気されて不必要なガスが巻線の内側から除去される。次いで、酸素環境が導入されて、コイルが高Jc反応温度に熱処理され、次いで、通常通り処理される。特に酸素濃度といったワイヤの表面の局所的な雰囲気が良好な反応シーケンスのために重要であるため、これにより、高電流Bi−2212コイルを得ることが可能である。 (もっと読む)


【課題】 より臨界電流値の高いBi2223酸化物超電導線材を得ることができる製造方法を提供する。
【解決手段】 銀または銀合金からなり、長手方向に垂直な断面での形状が略正六角形である貫通孔を複数有し、前記貫通孔は長手方向に垂直な断面においてハニカム状に配列している金属管に前駆体粉末を充填する充填工程と、前記前駆体粉末が充填された金属管を伸線する伸線工程と、前記伸線された金属管を圧延する圧延工程と、前記圧延された金属管を熱処理する熱処理工程とを備えることを特徴とするBi2223酸化物超電導線材の製造方法である。 (もっと読む)


【課題】 超電導特性を向上することのできる酸化物超電導線材の多芯前駆体線材を提供する。
【解決手段】 Bi2223超電導体の前駆体粉末を充填した第1の金属管を、伸線加工して得られる単芯線を、第2の金属管に複数本挿入した後、その第2の金属管を伸線加工して得られるBi2223酸化物超電導多芯前駆体線材であって、前記Bi2223酸化物超電導多芯前駆体線材の断面観察によって測定される、伸線加工後の前記前駆体粉末のビッカース硬度の平均値が90以上であることを特徴とするBi2223酸化物超電導多芯前駆体線材である (もっと読む)


【課題】酸化物超電導ロッドの製造方法を提供する。
【解決手段】バインダーを添加しない冷間等方加圧プロセスを含んでおり、特に薄いAg添加(Bi、Pb)2Sr2Ca2Cu310+x系のものを開示している。Bi、Pb、Sr、Ca、CuおよびAgの硝酸塩溶液を噴霧乾燥して得られた部分的に予備成形した酸化物超電導パウダーを、穿孔金属シートで被覆された柔軟なゴムモールドに充填し、予備成形したパウダーを減圧し捕捉した空気を除去して、欠陥を減少させ、ロッドを銀チューブ/アルミナさや内で初期焼結し、初期焼結ロッドの両端に銀金属コンタクトを作り、ロッドおよび両端の銀金属コンタクトのアセンブリを最終焼結する。 (もっと読む)


【課題】従来よりも交流損失が低減され、臨界電流密度の低下が抑制された酸化物超電導線材の製造方法および酸化物超電導線材を提供する。
【解決手段】酸化物超電導材料を主成分とする粉末を熱処理した後、銀または銀合金製の第1のシースに充填し、伸線加工を施して得られる単芯線の複数本を銀または銀合金製の第2のシースに挿入した後、伸線加工を施して多芯線とし、前記多芯線にツイスト加工を施した後、圧延加工を施し、さらに熱処理する酸化物超電導線材の製造方法であって、前記ツイスト加工は、ツイストと軟化とを繰り返して行うツイスト加工であることを特徴とする酸化物超電導線材の製造方法。 (もっと読む)


【課題】 高い臨界電流値を有する長尺Bi2223酸化物超電導線材を製造ために、熱処理において有効なBi蒸気を発生する熱処理部材およびそれを用いたBi2223酸化物超電導線材の製造方法を提供する。
【解決手段】 熱処理によってガス化して消失する材料からなるバインダと、セラミック繊維と、Biを含む酸化物からなるBi2223酸化物超電導線材の熱処理用セラミックシートと、前駆体Bi2223酸化物超電導線材を共に巻回し、熱処理することを特徴とするBi2223酸化物超電導線材の製造方法である。 (もっと読む)


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