説明

国際特許分類[G01N21/73]の内容

国際特許分類[G01N21/73]に分類される特許

71 - 80 / 140


【課題】金属試料中の着目元素の固溶含有率を簡便、迅速かつ直接的に求める方法を提供する
【解決手段】まず、金属試料を電解する。次いで、電解中および/または電解後に電解液の一部を採取し、採取された電解液を分析する。そして、分析の結果を基に、電解液中における、比較元素に対する着目元素の濃度比を算出し、算出された濃度比に金属試料における比較元素の含有率を乗じることで、金属試料中の着目元素の固溶含有率を求める。例えば、鉄鋼試料中のチタンの固溶含有率を求める場合、上記方法により、分析溶液中のチタン濃度(KTi)及び比較元素として選択した鉄の濃度(KFe)を、それぞれICP質量分析装置で測定する。そして、その濃度比(KTi/KFe)に、比較元素の含有率(鉄の組成値)を乗じて、鉄鋼試料中のチタンの固溶含有率を求めることができる。 (もっと読む)


【課題】金属試料中に存在する析出物等(特に、大きさ1μm以下)を損失並びに凝集させること無く抽出し、析出物等の大きさ別の、さらには、形態ごとの分析を精度良く行う分析方法を提供する。
【解決手段】まず、金属試料を電解する。次いで、前記電解後の金属試料の残部を、前記電解に用いた電解液とは異なりかつ分散性を有する溶液に浸漬し、前記金属試料中の析出物及び/又は介在物を抽出する。さらに、前記溶液と多孔質膜を隔壁として有する泳動槽とを用いた電気泳動法により、前記多孔質膜の孔径に応じて析出物及び/又は介在物を大きさ別に分別し、前記大きさ毎に分別された析出物及び/又は介在物を分析する。例えば、上記において、多孔質膜としてイオン交換膜を用いることで、さらに、形態別に分離して分析することも可能である。 (もっと読む)


【課題】金属試料中の着目元素の固溶含有率を正確に求める方法を提供する。
【解決手段】まず、金属試料を電解する。次いで、電解中および/または電解後に電解液を採取し、採取された電解液を分析する。例えば、採取した電解液を全量乾燥させて、乾燥残留成分を塩酸、硝酸、硫酸などの鉱酸あるいはそれらの混合物で溶解し、水溶液化した上で、誘導結合プラズマ発光分光分析法、誘導結合プラズマ質量分析法あるいは原子吸光分析法などの元素分析法で分析する。本発明は、含有析出物等が十分大きい金属試料に加え、ナノ・サブナノサイズの析出物等を含むような金属試料の場合にも適用可能で正確に分析することができる。 (もっと読む)


【課題】酸、アルカリ、水のいずれに対しても不溶性であるCrが試料中に含まれていても、簡便な操作で、固体試料中の全クロムを迅速かつ正確に定量する方法を提供する。
【解決手段】固体試料に硫酸を添加して加熱する酸分解工程、及び、前記固体試料の酸分解物に過マンガン酸カリウムを添加して加熱する工程を有するようにした。 (もっと読む)


【課題】高マトリクス溶液試料をプラズマ化する前に希釈するのに適した新規の装置及び方法を提供する。
【解決手段】スプレーチャンバ20から延出し、プラズマトーチ30に連結される輸送管70の途中に追加のガスG2による気流が提供される。霧化された分析試料は、輸送管70を通過して、スプレーチャンバ20内に導入されたガスG1によってスプレーチャンバ20からプラズマトーチへ向けて移動するが、移動方向に対して交差する追加のガスG2の気流の存在によって、移動が妨害される。その際、霧を構成する液粒は、相互に結合し、比較的大きな径の粒となり、輸送管70の途中の壁面に液滴を形成する。これによって、プラズマトーチ30に達する試料の量を再現性良く制御して減らすことが出来る。 (もっと読む)


【課題】ヘドロ、廃液、土壌中に含まれる固体元素の原子の同定及び定量を可能とする。
【解決手段】一対の微小電極間に放電ガスを流して、非平衡大気圧プラズマを発生するプラズマ発生装置10と、非平衡大気圧プラズマを照射する照射対象物22が設置され、プラズマ発生装置により発生された非平衡大気圧プラズマを照射対象物に誘導するプラズマ誘導電極21を有し、プラズマ発生装置の電極とプラズマ誘導電極の間にバイアス電圧を印加して、非平衡大気圧プラズマを照射対象物に照射するバイアス電圧印加装置と、非平衡大気圧プラズマの照射により、照射対象物を構成する物質を原子化し、この原子を吸光分析する分光装置とから成る。 (もっと読む)


【課題】めっき膜の元素分析を行うのに際し、金属母材上に形成されためっき膜のみを分離するのに適した方法を提供すること。
【解決手段】本発明のめっき膜の分離方法においては、表面の一部にめっき膜が形成された金属母材を所定の溶解液に浸漬し、上記金属母材を溶解除去する工程(S4)を有する。
【効果】本分析方法によれば、めっき膜のみに由来する含有元素濃度の直接測定が可能になるので、鉛などの微量の含有物質濃度についても高い精度で測定することができる。 (もっと読む)


【課題】プラズマトーチの種類や試料の溶媒の種類に応じて、インピーダンス整合を適切に行えるICP用高周波電源装置を提供する。
【解決手段】電力供給部3と、誘導コイル2のインピーダンスと電力供給部3の出力インピーダンスとを調整するインピーダンス調整部4と、電力供給部3及びインピーダンス調整部4を制御する制御部5と、プラズマの点灯に適したインピーダンス調整部4のインピーダンス設定値26をプラズマトーチの種類毎に記憶する点灯時設定値記憶部10と、点灯時設定値記憶部10に保存されているインピーダンス設定値26を予め設定されたプラズマトーチの種類に応じて読み出し、プラズマの点灯時に、インピーダンス調整部4に対してインピーダンス設定値26の設定を行う点灯時インピーダンス設定部9とを備える。 (もっと読む)


【課題】炭化水素油中の微量金属をICP発光分析又はICP質量分析で定量する際に、正確に、且つ高精度に測定する分析方法を提供する。
【解決手段】炭化水素油に含まれる1ppm以下の微量金属を、ICP発光分析又はICP質量分析で定量するにあたり、炭化水素油に酸を混合することを特徴とする微量金属の分析方法である。なお、前記酸としては、硝酸、塩酸、硫酸、フッ化水素酸、りん酸、過塩素酸、酢酸及び蟻酸が好ましい。 (もっと読む)


【課題】固体試料をICPにより分析する方法について、分析結果の信頼性を確保することができる方法を提供する。
【解決手段】固体試料を微粒子にして誘導結合プラズマ発光分析装置に直接導入して分析する分析方法において、分析元素を含む濃度既知の液体標準試料を前記誘導結合プラズマ発光分析装置に導入して分析し、各分析元素についての液体試料用検量線を作成した後、前記分析元素を含む少なくとも1の濃度既知の固体標準試料を微粒子にして分析し、所定の方法により換算係数を求め、前記固体試料を微粒子として分析したときに得られる結果を、前記換算係数に基づき補正することを特徴とする分析方法である。 (もっと読む)


71 - 80 / 140