説明

それぞれ塩基性又は酸性薬剤化合物、界面活性剤及び生理学的に許容され得る水溶性のそれぞれ酸又は塩基を含んでなる製薬学的組成物

本発明は、それぞれ塩基性もしくは酸性薬剤化合物、界面活性剤及び生理学的に許容され得る水溶性のそれぞれ酸もしくは塩基を含んでなり、それぞれ酸もしくは塩基:薬剤化合物の比率が重量により少なくとも1:1であることを特徴とする新規な製薬学的組成物を提供する。


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【特許請求の範囲】
【請求項1】
塩基性薬剤化合物、界面活性剤及び生理学的に許容され得る水溶性酸を含んでなり、酸:薬剤化合物の比率が重量により少なくとも1:1であることを特徴とし;
あるいは
酸性薬剤化合物、界面活性剤及び生理学的に許容され得る水溶性塩基を含んでなり、塩基:薬剤化合物の比率が重量により少なくとも1:1であることを特徴とする製薬学的組成物。
【請求項2】
塩基性薬剤化合物、界面活性剤及び生理学的に許容され得る水溶性酸を含んでなり、酸:薬剤化合物の比率が重量により少なくとも1:1であることを特徴とする請求項1に従う組成物。
【請求項3】
該組成物の物理学的状態が固体分散系であることを特徴とする請求項1又は2に従う組成物。
【請求項4】
酸がクエン酸、フマル酸、酒石酸、マレイン酸、リンゴ酸、コハク酸、シュウ酸、マロン酸、安息香酸、マンデル酸及びアスコルビン酸を含んでなる群から選ばれる請求項1〜3のいずれか1項に従う組成物。
【請求項5】
酸がクエン酸である請求項4のいずれか1項に従う組成物。
【請求項6】
さらに有機ポリマーを含んでなる請求項1〜5のいずれか1項に従う組成物。
【請求項7】
ポリマーが
−メチルセルロースのようなアルキルセルロース、
−ヒドロキシメチルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロース及びヒドロキシブチルセルロースのようなヒドロキシアルキルセルロース、
−ヒドロキシエチルメチルセルロース及びヒドロキシプロピルメチルセルロースのようなヒドロキシアルキルアルキルセルロース、
−カルボキシメチルセルロースのようなカルボキシアルキルセルロース、
−ナトリウムカルボキシメチルセルロースのようなカルボキシアルキルセルロースのアルカリ金属塩、
−カルボキシメチルエチルセルロースのようなカルボキシアルキルアルキルセルロース、
−カルボキシアルキルセルロースエステル、
−デンプン、
−ナトリウムカルボキシメチルアミロペクチンのようなペクチン、
−キトサンのようなキチン誘導体、
−ヘパリン及びヘパリノイド、
−アルギン酸、そのアルカリ金属及びアンモニウム塩、カラゲナン、ガラクトマンナン、トラガカント、カンテン、アラビアゴム、グアゴム及びキサンタンゴムのような多糖類、
−ポリアクリル酸及びその塩、
−ポリメタクリル酸及びその塩、メタクリレートコポリマー、
−ポリビニルアルコール、
−ポリビニルピロリドン、ポリビニルピロリドンの酢酸ビニルとのコポリマー、
−ポリエチレンオキシド及びポリプロピレンオキシドのようなポリアルキレンオキシド及びエチレンオキシドとプロピレンオキシドのコポリマー、例えばポロキサマー(poloxamers)及びポロキサミン(poloxamines)
を含んでなる群から選ばれる請求項6に従う組成物。
【請求項8】
ポリマーが20℃で2%水溶液において溶解される場合に1〜100mPa.sの見掛け粘度を有する請求項6又は7に従う組成物。
【請求項9】
ポリマーがヒドロキシプロピルメチルセルロースである請求項6〜8のいずれか1項に従う組成物。
【請求項10】
薬剤の徐放を与える請求項6又は7に従う組成物であって、20℃で2%水溶液において溶解される場合に1,000mPa.sより高い見掛け粘度を有する水溶性ポリマーを含んでなることを特徴とする組成物。
【請求項11】
界面活性剤がアルコール−油エステル交換反応生成物である請求項1〜10のいずれか1項に従う組成物。
【請求項12】
界面活性剤がクレモフォア RH 40(cremophor RH 40)又はビタミンE TPGS(Vitamin E TPGS)である請求項11に従う組成物。
【請求項13】
薬剤化合物が水中に難溶性以下である請求項1〜12のいずれか1項に従う組成物。
【請求項14】
薬剤化合物が
4−[[4−[[4−(2−シアノエテニル)−2,6−ジメチルフェニル]アミノ]−2−ピリミジニル]アミノ]−ベンゾニトリル;
4−[[2−[(シアノフェニル)アミノ]−4−ピリミジニル]アミノ]−3,5−ジメチルベンゾニトリル;
4−[[4−[(2,4,6−トリメチルフェニル)アミノ]−2−ピリミジニル]アミノ]ベンゾニトリル;
4−[[4−アミノ−5−ブロモ−6−(4−シアノ−2,6−ジメチルフェニルオキシ)−2−ピリミジニル]アミノ]−ベンゾニトリル;
それらのN−オキシド、付加塩、第4級アミン及び立体異性体
から選ばれる請求項1〜13のいずれか1項に従う組成物。
【請求項15】
請求項1〜14のいずれか1項で定義された製薬学的組成物の治療的に有効な量を含んでなる製薬学的投薬形態。
【請求項16】
局所的投与あるいは鼻、肺、口、耳、胃、直腸及び膣のような外部に排泄する(externally voiding)体腔中への投与に適合せしめられた請求項15の投薬形態。
【請求項17】
該組成物を標準的カプセル中に充填するか、あるいはまた増量剤と混合して錠剤に圧縮する請求項15の投薬形態。
【請求項18】
処置の必要な哺乳類への経口的投与用の製薬学的投薬形態の製造における使用のための請求項1〜14のいずれか1項に従う製薬学的組成物であって、該投薬形態を該哺乳類が摂取する食物に無関係に1日のいずれかの時間に投与することができることを特徴とする製薬学的組成物。
【請求項19】
処置の必要な哺乳類への経口的投与用の製薬学的投薬形態の製造のための請求項1〜14のいずれか1項に従う製薬学的組成物の使用であって、該投薬形態を該哺乳類が摂取する食物に無関係に1日のいずれかの時間に投与することができることを特徴とする使用。
【請求項20】
容器、請求項15〜17のいずれか1項で定義されている経口的投薬形態及び包装品に付随して投薬形態を食物と一緒にもしくはそれなしで投与できるかどうかについてに制限されない記載事項を含んでなる市販に適した製薬学的包装品。

【公表番号】特表2006−514635(P2006−514635A)
【公表日】平成18年5月11日(2006.5.11)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2004−556332(P2004−556332)
【出願日】平成15年11月25日(2003.11.25)
【国際出願番号】PCT/EP2003/050890
【国際公開番号】WO2004/050058
【国際公開日】平成16年6月17日(2004.6.17)
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
テフロン
【出願人】(390033008)ジヤンセン・フアーマシユーチカ・ナームローゼ・フエンノートシヤツプ (616)
【氏名又は名称原語表記】JANSSEN PHARMACEUTICA NAAMLOZE VENNOOTSCHAP
【Fターム(参考)】