説明

イオン発生装置

【課題】一次側と二次側が直流的に絶縁され且つ二次側がフローティング構造のAC−DCコンバータを用いても、当該AC−DCコンバータの故障や当該AC−DCコンバータによる感電の発生を抑制する。
【解決手段】高圧放電用電源装置1は、商用電源100に接続し、AC−DCコンバータ10と高圧コンバータ20とを備える。AC−DCコンバータ10は、トランスTr10の一次側と二次側とが絶縁され、二次側がフローティング構造からなる。高圧コンバータ20も、一次側と二次側とが絶縁された構造からなる。イオンを発生した際に生じるリターン電流が流れる際、高圧コンバータ20の一次側と二次側との間の絶縁されていることで、高圧コンバータ20の一次側と二次側との間に高電圧が生じる。これにより、AC−DCコンバータ10の一次側と二次側との間のリターン電流による電圧が低下する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この発明は、商用電源から電源供給を受けて直流高電圧を生成し、正イオンや負イオン等を発生させるためのイオン発生装置に関する。
【背景技術】
【0002】
現在、負イオン発生装置等の各種のイオン発生装置が、多く流通し、一般的な家庭でも多く利用されている。このようなイオン発生器は、例えば特許文献1に示すように、直流電源またはAC−DC(交流−直流)コンバータ、高圧トランス、およびイオン発生部を備える。AC−DCコンバータの場合は、商用電源からの電源供給を受けて、比較的低電圧(例えば12V)の直流電圧を発生する。高圧トランスは、AC−DCコンバータからの直流電圧から生成される交番電圧を昇圧することで、高電圧を発生する。高圧トランスの出力側(二次側)には平滑回路が備えられ、当該平滑回路から高電圧の直流電圧が出力される。イオン発生部は、印加された直流高電圧によりコロナ放電することで、負イオンもしくは正イオンを発生する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2004−139946号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上述の特許文献1に示すイオン発生装置では、高圧トランスの1次コイルの一端はスイッチング素子を介して接地されており、2次コイルの一端も接地されているため、接地点において接続されていることになる。
【0005】
しかしながら、このような構成のAC−DCコンバータでは、次に示すような問題が生じる。図5は、特許文献1の回路構成を簡略化して示す図である。
【0006】
イオン発生装置から空気中に負イオンを発生する場合の各部の電流、電圧は、図5の二点鎖線の太線に示すようなリターン電流Idsが流れる場合と等価となる。
【0007】
リターン電流Idsは、イオン発生部30の高電位側から高圧放電用電源装置1Pの高圧コンバータ20Pの高圧トランスTr20のダイオードD20、二次側コイル、高圧トランスTr20の二次側コイルと一次側コイルとの接続ラインを介して、AC−DCコンバータ10に達する。ここで、図5に示すように、AC−DCコンバータ10の一次側と二次側が絶縁されているが、当該AC−DCコンバータ10の一次側と二次側の絶縁抵抗を等価的にあらわしたRi10Pが、リターン電流Idsの伝搬経路となる。そして、リターン電流Idsは、AC−DCコンバータ10の一次側から商用電源100のアースへ流れ、イオン発生部30の高電位側とアース間のインピーダンスZdsを介して、イオン発生部30の高電位側に達する。このようなリターン電流Idsの経路により、負イオンが放出される。
【0008】
しかしながら、図5に示すように、AC−DCコンバータ10の一次側と二次側が、絶縁されている場合、当該一次側と二次側との間には絶縁抵抗Ri10Pが介在することになり、電流が流れた場合は電位差が生じる。さらに、図5に示すように、高圧コンバータ20PのトランスTr20の一次側と二次側とが導通していれば、これらの間の接続抵抗Ri20Pは略0Ωであり、電流が流れた場合も電位差はほとんど生じない。このため、AC−DCコンバータ10の二次側が接地されていなければ(フローティング構造であれば)、C20で発生している高電圧を、ZdsとRi10Pで分圧することになり、Ri10Pの両端に高い電圧が発生することになる。
【0009】
このため、トランスTr10に一次側と二次側との間に、例えばキロボルトオーダの電圧がかかり、AC−DCコンバータ10が絶縁破壊を起こして故障するという問題が生じる。また、AC−DCコンバータ10のトランスTr10の二次側の電位が、例えばキロボルトオーダのように非常に高くなるので、ユーザがさわった際に感電してしまう可能性がある。
【0010】
このような問題を鑑みて、本発明の目的は、一次側と二次側が直流的に絶縁され且つ二次側がフローティング構造の汎用のAC−DCコンバータを用いても、当該AC−DCコンバータの故障や当該AC−DCコンバータによる感電の発生を抑制できるイオン発生装置を実現することにある。
【課題を解決するための手段】
【0011】
この発明のイオン発生装置は、AC−DCコンバータと、高圧コンバータとを備える。AC−DCコンバータは、トランスの一次側と二次側が絶縁され、該トランスの二次側がフローティング構造からなり、商用電源からの交流電圧を所定レベルの直流電圧に変換して出力する。高圧コンバータは、出力端がイオン発生部に接続し、AC−DCコンバータからの出力である直流電圧を昇圧して、イオン発生部へ出力する。AC−DCコンバータの二次側に接続される高圧コンバータを含む回路は、全てアースからフローティングされ、AC−DCコンバータの絶縁部以外に少なくとも一つの絶縁部を設け、商用電源からイオン発生部にいたるまでにおいて、二つ以上の絶縁部を設けている。
【0012】
この構成では、AC−DCコンバータのトランスの一次側と二次側の絶縁部以外に少なくとも一つの絶縁部を設けているので、AC−DCコンバータの絶縁部以外の絶縁部にも高電圧がかかる。したがって、AC−DCコンバータのトランスの一次側と二次側との間の電圧が、AC−DCコンバータの絶縁部以外の絶縁部両端の電圧に応じて低下する。
【0013】
また、この発明のイオン発生装置では、高圧コンバータは高圧トランスを備え、高圧トランスの一次側と二次側が絶縁されている
この構成では、AC−DCコンバータのトランスの一次側と二次側との間の電圧が、高圧トランスの一次側と二次側との間の電圧に応じて低下する。
【0014】
また、この発明のイオン発生装置では、高圧コンバータの高圧トランスの一次側と二次側との絶縁抵抗は、AC−DCコンバータのトランスの一次側と二次側との絶縁抵抗よりも大きい。
【0015】
この構成では、高圧トランスの一次側と二次側の間に生じる電圧が、さらに高くなるので、AC−DCコンバータのトランスの一次側と二次側に生じる電圧が、さらに低下する。これにより、さらに故障しにくく、安全なイオン発生装置を実現できる。
【0016】
また、この発明のイオン発生装置では、AC−DCコンバータが、高圧コンバータおよびイオン発生部とは、別体に形成されている。
【0017】
この構成では、汎用のACアダプタのような単体で予め形成されている場合を示している。このように、ACアダプタ(AC−DCコンバータ)が高圧放電用電源装置やこれを含むイオン発生装置内に備えられていない場合はユーザが触りやすい。したがって、上述の構成がより有効となる。
【発明の効果】
【0018】
この発明によれば、一次側と二次側が直流的に絶縁され且つ二次側が接地されていないフローティング構造の汎用のAC−DCコンバータを用いても、当該AC−DCコンバータの一次側と二次側間に発生する電圧を抑圧することができる。これにより、AC−DCコンバータの故障や当該AC−DCコンバータによる感電の発生を抑制することができる。
【図面の簡単な説明】
【0019】
【図1】第1の実施形態に係る高圧放電用電源装置を含むイオン発生装置の回路図である。
【図2】高圧トランスTr20の構造の一例を概略的に示す側面断面図である。
【図3】本実施形態のイオン発生装置の各部における電流や電圧の状態を示す図である。
【図4】他の構成からなるAC−DCコンバータ10Aを含む高圧放電用電源装置1Aの回路図である。
【図5】従来の汎用ACアダプタ(AC−DCコンバータ)を用いた場合の問題点を説明するための図である。
【発明を実施するための形態】
【0020】
本発明の第1の実施形態に係る高圧放電用電源装置を含むイオン発生装置の構成について図を参照して説明する。図1は本実施形態の高圧放電用電源装置1を含むイオン発生装置の回路図である。なお、本実施形態では負イオン発生装置を例に説明するが、正イオン発生装置に対しても、本実施形態の構成を適用することができる。
【0021】
図1に示すように、イオン発生装置は、イオン発生部30と高圧放電用電源装置1とを備える。イオン発生部30は、既知の構造からなり、高圧放電用電源装置1から高電圧が印加されることで、コロナ放電を発生させ、負イオンを空間へ放射する。
【0022】
高圧放電用電源装置1は、AC−DCコンバータ10、高圧コンバータ20を備える。AC−DCコンバータ10は、汎用のACアダプタであり、スイッチング電源の構成を備える。具体的には、AC−DCコンバータ10は、整流回路11、トランスTr10、ダイオードD10、コンデンサC5、コンデンサC10、およびスイッチング素子Q10を備える。
【0023】
整流回路11は、入力側の両端が商用電源100に接続しており、出力側の両端がトランスTr10と、当該トランスTr10の印加電圧を制御するためのスイッチング素子Q10とが直列接続されている。また、出力側の両端には、コンデンサC5が並列に接続されている。
【0024】
トランスTr10の一次側と二次側とは電力伝送経路において絶縁されている。トランスTr10の二次側コイルの両端子間には、ダイオードD10と平滑コンデンサC10とからなる平滑回路が接続されている。この際、ダイオードD10のアノードは、トランスTr10の二次側コイルの一方端に接続し、カソードは平滑用コンデンサC10に接続する。
【0025】
このダイオードD10、平滑用コンデンサC10からなる二次側回路は、接地されないフローティング構造からなる。そして、この平滑回路の平滑用コンデンサC10の両端が、AC−DCコンバータ10の出力端子となる。
【0026】
このような構成からなるAC−DCコンバータ10は、商用電源から入力される商用電圧(例えば、100V,60Hz)を交流−直流変換して、所定電圧値(例えば、12V)の直流電圧を、出力端から出力する。
【0027】
高圧コンバータ20は、高圧トランスTr20、ダイオードD20、平滑用コンデンサC20、スイッチング素子Q20を備える。
【0028】
高圧コンバータ20の入力端、すなわちAC−DCコンバータ10の出力端には、高圧トランスTr20と、当該高圧トランスTr20の印加電圧を制御するためのスイッチング素子Q20とが直列接続されている。
【0029】
高圧トランスTr20の一次側と二次側とは電力伝送経路において絶縁されている。図2は高圧トランスTr20の構造の一例を概略的に示す側面断面図である。高圧トランスTR20は、ボビン201、コア202、一次側巻線203、二次側巻線204、実装用回路基板205、一次側端子206、二次側端子207、およびスリット210を備える。
【0030】
ボビン201は、中央に貫通孔が形成されており、側壁面には貫通孔の軸方向に沿って、複数個(図2では5個)の溝が配列して形成されている。それぞれの溝内には、一次側巻線203もしくは二次側巻線204が巻回されている。図2の例であれば、複数の溝の配列方向の一方端の溝には一次側巻線203が巻回され、他の溝には二次側巻線204が巻回されている。各溝に巻回された二次側巻線204は連続した一本の導線による形成されている。
【0031】
コア202は、フェライト等の磁性体からなり、少なくともその一部がボビン201の貫通孔に挿嵌された形状からなる。
【0032】
一次側巻線203および二次側巻線204が巻回されたボビン201とコア202との複合体は、実装用回路基板205に実装されている。一次側巻線203は、一次側端子206を介して実装用回路基板205の一次側電極パターン(図示せず)に接続している。二次側巻線204は、二次側端子207を介して実装用回路基板205の二次側電極パターン(図示せず)に接続している。なお、一次側電極パターンと二次側電極パターンとは、可能な限り離間するように形成されている。これにより、高圧トランスTR20の一次側と二次側の絶縁性を保持することができる。さらに、本実施形態の高圧トランスTR20の実装用回路基板205の一次側電極パターンと二次側電極パターンとの間には、スリット210が形成されている。このように、スリット210を形成することで、高圧トランスTR20の一次側と二次側の絶縁性を、さらに高くすることができる。
【0033】
また、高圧トランスの別の形態として、2次巻線と2次側整流部分の高電圧部を、プリント基板上に配置せず、高圧トランスのモジュール内に構成し、高圧部分を絶縁樹脂で封止した場合にも、絶縁性を高くすることができる。
【0034】
高圧トランスTr20の二次側コイルの両端子間には、ダイオードD20と平滑コンデンサC20とからなる平滑回路が接続されている。この際、ダイオードD20のカソードは、高圧トランスTr10の二次側コイルの一方端に接続し、アノードは平滑用コンデンサC20に接続する。
【0035】
このダイオードD20、平滑用コンデンサC20からなる二次側回路も、接地されないフローティング構造からなる。そして、この平滑回路の平滑用コンデンサC20の両端が、高圧コンバータ20の出力端、言い換えれば高圧放電用電源装置1の出力端となる。
【0036】
このような構成からなる高圧コンバータ20は、AC−DCコンバータ10から入力される所定電圧値(例えば、12V)の直流電圧を昇圧して、当該入力電圧よりも大幅に高い電圧(例えば、約−4kV)を、出力端から出力する。このように高圧放電用電源装置1から出力された直流高電圧は、上述のようにイオン発生部30へ印加される。
【0037】
このような構成のイオン発生装置とすることで、上述のAC−DCコンバータ10の一次側と二次側間に高電圧が印加されてしまう課題を解決することができる。図3は、本実施形態のイオン発生装置の各部における電流や電圧の状態を示す図である。
【0038】
本実施形態の構成では、高圧トランスTR20の一次側と二次側とが絶縁されているので、AC−DCコンバータ10の一次側と二次側との間が高い絶縁抵抗を有するだけでなく、高圧トランスTR20の一次側と二次側との間も高い絶縁抵抗を有する。
【0039】
この構成において、負イオンを発生して、図3に示すようなリターン電流Idsが流れると、AC−DCコンバータ10の一次側と二次側との間の絶縁抵抗Ri10に基づく電圧V10とともに、高圧トランスTR20の一次側と二次側との間の絶縁抵抗Ri20に基づく電圧V20も生じる。
【0040】
ここで、高圧放電用電源装置1の出力電圧Voは一定である。出力電圧Voは、イオン発生部30の高電位側とアース間の電圧Vzと、AC−DCコンバータ10の一次側と二次側との間の電圧V10と、高圧トランスTR20の一次側と二次側との間の電圧V20の合計に一致する。したがって、高圧トランスTR20の一次側と二次側との間の電圧V20が高電圧になると、AC−DCコンバータ10の一次側と二次側との間の電圧V10は、高圧トランスTR20の一次側と二次側との間の電圧V20の電圧に応じて低下する。
【0041】
このように、本実施形態の構成を用いることで、AC−DCコンバータ10の一次側と二次側との間の電圧V10を低下させることができる。これにより、AC−DCコンバータ10の故障を抑制できるとともに、フローティング構造からなる二次側をユーザが触れることにより生じる感電等の高電圧による不具合を抑制できる。
【0042】
なお、上述の説明では、AC−DCコンバータ10の一次側と二次側との間の絶縁抵抗Ri10と、高圧トランスTR20の一次側と二次側との間の絶縁抵抗Ri20との間の抵抗値の高低関係を具体的に示していなかった。しかしながら、高圧トランスTR20の一次側と二次側との間の絶縁抵抗Ri20を、AC−DCコンバータ10の一次側と二次側との間の絶縁抵抗Ri10以上(Ri20≧Ri10)にする。これにより、AC−DCコンバータ10の一次側と二次側との間に生じる電圧V10を大きく低下させることができ、上述の作用をより効果的に得ることができる。
【0043】
また、上述の説明では、AC−DCコンバータの絶縁部以外に設けた絶縁部として、高圧コンバータの一次側と二次側とを絶縁した場合を示したが、AC−DCコンバータと高圧コンバータの間にDC−DCコンバータを設けて、そのDC−DCコンバータの一次側と二次側とを絶縁した場合でも同じように上述の作用を得ることができる。
【0044】
また、上述の説明では、AC−DCコンバータ10としてスイッチング電源を用いた場合を示したが、図4に示すような商用周波数の電源トランスで構成されたAC−DCコンバータ10Aを用いてもよい。図4は、他の構成からなるAC−DCコンバータ10Aを含む高圧放電用電源装置1Aの回路図である。AC−DCコンバータ10Aは、トランスTr10、整流回路11、および平滑コンデンサC10を備える。トランスTr10の入力端(一次側)は商用電源に接続する。トランスTr10の出力端(二次側)は整流回路11に接続する。整流回路の出力端子間には平滑用コンデンサC10が接続されている。このような一般的な、二次側がフローティング構造からなるAC−DCコンバータ10Aにも、上述の作用効果を得ることができる。
【0045】
また、上述の説明では、イオン発生装置を例に示したが、同様にコロナ放電を利用するオゾン発生装置等に備えられた高電圧放電用電源装置にも、上述の構成を適用することができる。
【0046】
また、上述の説明では、AC−DCコンバータ10と高圧コンバータ20とが単一の筐体に備えられているか、別体であるかを特に言及していなかった。しかしながら、特にAC−DCコンバータ10が別体で構成される場合、すなわち、AC−DCコンバータ10が市販の汎用AC−DCアダプタであるような場合に、ユーザがハンドリングする頻度が高く、本発明の構成はより有効である。
【符号の説明】
【0047】
1,1P−高圧放電用電源装置、10,10A−AC−DCコンバータ、20,20P−高圧コンバータ、30−イオン発生部、100−商用電源、Tr10−トランス、Tr20−高圧トランス、C10,C20−平滑用コンデンサ、D10,D20−ダイオード、Q10,Q20−スイッチング素子

【特許請求の範囲】
【請求項1】
トランスの一次側と二次側が絶縁され、かつ二次側がアースからフローティングされた、商用電源からの交流電圧を所定レベルの直流電圧に変換して出力するAC−DCコンバータと、
出力端が放電によってイオンを発生するイオン発生部に接続し、前記AC−DCコンバータからの出力である直流電圧を昇圧して、前記イオン発生部へ出力する高圧コンバータを備え、
前記AC−DCコンバータの二次側に接続される前記高圧コンバータを含む回路は、全てアースからフローティングされ、前記AC−DCコンバータの絶縁部以外に少なくとも一つの絶縁部を設け、商用電源からイオン発生部にいたるまでにおいて、二つ以上の絶縁部を設けたことを特徴とするイオン発生装置。
【請求項2】
請求項1に記載のイオン発生装置であって、
前記高圧コンバータは高圧トランスを備え、前記高圧トランスの一次側と二次側が絶縁されていることを特徴とするイオン発生装置。
【請求項3】
請求項1または2に記載のイオン発生装置であって、
前記高圧コンバータの前記高圧トランスの一次側と二次側との絶縁抵抗は、前記AC−DCコンバータのトランスの一次側と二次側との絶縁抵抗よりも大きい、イオン発生装置。
【請求項4】
請求項1乃至請求項3のいずれかに記載のイオン発生装置であって、
前記AC−DCコンバータが、前記高圧コンバータおよび前記イオン発生部とは、別体に形成されている、イオン発生装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【公開番号】特開2011−222228(P2011−222228A)
【公開日】平成23年11月4日(2011.11.4)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−88806(P2010−88806)
【出願日】平成22年4月7日(2010.4.7)
【出願人】(000006231)株式会社村田製作所 (3,635)
【Fターム(参考)】