説明

インシュレータ等の取付部材のためのクリップ

【課題】パンタグラフ型のクリップにおいて、頭部が軸部に向けて引き込まれて第2アームが取付部材の取付穴に反転状態に潜り込んでしまうのを防止する。
【解決手段】クリップ1は、軸部5と、取付部材2の一方の面を保持するフランジ6と、伸長時には軸部5を延長するように延び出す一対の第1アーム7と、第1アームにヒンジ9を介して第1アームから延びて第1アームとともにパンタグラフ形状を形成する一対の第2アーム10と、頭部11とから成り、頭部11には、第1アーム7と第2アーム10とがヒンジ9回りに折れて相互に重なった状態にあるとき頭部11が軸部5に向けて引き込まれても第2アーム10に当接して頭部11の引き込みを阻止するストッパ23が形成されている。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、インシュレータ等の取付部材に取付けられるクリップに関し、パネル等の被取付部材に立設されたボルトスタッドにクリップを係止できるようにして取付部材を被取付部材に取付けるのに利用できるクリップに関する。
【背景技術】
【0002】
インシュレータやダッシュパッド等の取付部材に取付けられるクリップの1つで、特許文献1に記載のパンタグラフ型のクリップが知られている。特許文献1に記載のクリップは、ダッシュパッド等のボード形状の取付部材の取付穴に挿通される軸部と、軸部の一端に設けられ、取付部材の一方の面を保持するフランジと、軸部の他端に設けられ、伸長時には軸部を延長するように延び出す一対の第1アームと、第1アームにヒンジを介して第1アームから延びるように連結されて第1アームとともにパンタグラフ形状を形成する一対の第2アームと、一対の第2アームの端部のそれぞれに連結された頭部とから成る。第1アームと第2アームとはヒンジを中心に外方に張り出すように折れて相互に重なって取付部材の他の面を保持する。頭部と軸部とには、頭部を軸部に押付けると第1アームと第2アームとがヒンジ回りに折れて相互に重なった状態に保持するための係止手段が設けられている。クリップが取付けられた取付部材は、被取付部材に立設されたスタッドにクリップを係止させすることによって、パネル等の被取付部材に取付けることができる。
【0003】
【特許文献1】実開平5−034304号公報
【特許文献2】実開平5−062711号公報
【特許文献3】特開平10−213113号公報
【特許文献4】特開2005−254939号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1に記載の従来のパンタグラフ型のクリップは、頭部が軸部に向けて引き込まれると、頭部が第2アームとの連結部分を軸部側に引き込んでしまうことがあり、第2アームが第1アームと重なった状態で取付部材の押さえるのではなく、取付部材の取付穴に保持(平行)状態を反転(倒立)した状態で潜り込んでしまうので、取付部材の保持を損なうおそれがあった。
【0005】
特許文献2に記載のクリップは、パンタグラフ型のクリップではなく、フランジとフランジから延びる軸部と軸部の先端にヒンジ連結された一対の押さえ片と、押さえ片を半径方向外側に張り出した状態に保持する頭部とから成り、取付部材にフランジと一対の押さえ片とで取付けられる構成で成る。このクリップの場合にも、頭部が軸部に向けて引き込まれると、頭部が押さえ片との連結部分を軸部側に引き込んでしまうことがあり、押さえ片が半径方向外側に張り出した状態から取付部材の取付穴に潜り込むように半径方向内側に倒され(すなわち反転され)て、取付部材の保持を損なうおそれがあった。
【0006】
特許文献3に記載のクリップは、パンタグラフ型のクリップではなく、特許文献2に記載のクリップとも違う。このクリップは、フランジとフランジから延びる軸部と軸部の先端に半径方向外方に張り出しつつフランジ側に向けて傾斜して形成された一対の弾性の押さえ片とから成り、取付部材の取付穴に押さえ片と軸部を押込んでフランジを取付部材の一方の面に当接させ押さえ片を取付部材の他方の面に出してその面を押さえることで、取付部材に取付けられる。更に、クリップには、軸部の先端に、押さえ片が反転するのを阻止する反転防止突部が設けられて、押さえ片が軸部側に引き込まれても押さえ片が反転しないようにしている。このクリップは、パンタグラフ型のクリップではなく、押さえ片は軸部にヒンジ連結されてはいない。従って、第1アームと第2アームとがヒンジ連結されて成るパンタグラフ型のクリップの反転の防止する構成については示していない。なお、特許文献4に記載のずれ止め具は、パンタグラフ型のクリップとは構成において全く違うもので、第1リング部品と第2リング部品とから成り、両リング部品で取付部材を両面から押さえるクリップである。このクリップには取付部材を押圧する面にその取付部材に係合する突起が複数形成されている。
【0007】
本発明の目的は、パンタグラフ型のクリップにおいて、頭部が軸部に向けて引き込まれてその頭部の引き込みによって第2アームが取付部材の取付穴に反転状態に潜り込んでしまうのを防止することにある。
【課題を解決するための手段】
【0008】
かかる目的を達成するため、本発明によれば、インシュレータ等の取付部材の取付穴に挿通される軸部と、軸部の一端に設けられ、取付部材の一方の面を保持するフランジと、軸部の他端側に設けられて、伸長時には軸部を延長するように延び出す一対の第1アームと、第1アームにヒンジを介して第1アームから延びるように連結されて第1アームとともにパンタグラフ形状を形成する一対の第2アームと、一対の第2アームの端部のそれぞれに連結された頭部とから成り、第1アームと第2アームとがヒンジを中心に外方に張り出すように折れて相互に重なって取付部材の他の面を保持する構成であり、頭部と軸部には、頭部を軸部に押付けると第1アームと第2アームとがヒンジ回りに折れて相互に重なった状態に保持するための係止手段が設けられている、クリップであって、頭部には、第1アームと第2アームとがヒンジ回りに折れて相互に重なった状態にあるとき頭部が軸部に向けて引き込まれても第2アームに当接して頭部の引き込みを阻止するストッパが形成されている、ことを特徴とするクリップが提供される。
【0009】
上記クリップによって、パンタグラフ型のクリップの頭部のストッパが、第2アームに当接して頭部の引き込みを阻止するので、第2アームが、頭部によって潜り込むように引き込まれることがなくなり、第2アームが取付部材の取付穴に反転状態に潜り込んでしまうのを防止できる。
【0010】
上記クリップにおいて、ストッパは、第1アームと第2アームとがヒンジ回りに折れて相互に重なった状態にあるとき、第2アームを第1アームとともにフランジに向けて押さえる形状に形成される。1実施形態において、ストッパは、頭部の側面の第2アームに隣接する位置に設けられ、頭部頂面から第2アームに向けて幅広の形状になる三角形リブで成る。フランジには、取付部材に対向する面に、取付部材に係合する突起が形成されており、ストッパがフランジに向けて押圧することによって突起が取付部材に食い込み、クリップが取付穴の回りに回転するのを防止でき、取付穴が長穴であった場合の位置ずれによる抜け外れを防止できる。フランジ及び軸部には、ねじ山又は周溝等の係止手段が形成された棒状のスタッドを受入れる空洞が形成されており、軸部の空洞の内壁面には、スタッドの係止手段に係止する係止爪が形成されている。これによって、クリップを、取付部材が被取付部材に取付けられるのに利用できる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0011】
以下、図面を参照して、本発明の1実施形態に係るパンタグラフ型のクリップ1について説明する。図1〜図3は、クリップ1を単独で示しており、図4〜図7は、クリップ1が取付部材2に取付けられる操作を示しており、図8及び図9は、インシュレータやダッシュボードたダッシュパッド等の取付部材2に取付けたクリップ1の作用を示している。
【0012】
図1〜図3を参照して、クリップ1の構成を説明する。クリップ1は、硬質プラスチックで一体成形される。図1は、第1アーム7と第2アーム10とが伸張した状態にある、パンタグラフ形状のクリップ1の正面図を示し、図2は、第1アーム7と第2アーム10とがヒンジ9回りに折れて相互に重なった状態にある、クリップ1の正面図を示し、図3は、図2の重なった状態にあるクリップ1の平面図を示している。図1〜図3において、クリップ1は、インシュレータ等の取付部材2の取付穴3に挿通される軸部5と、軸部5の一端(図1及び図2の下端)に設けられ、取付部材2の一方の面(図4〜図7における取付部材2の下面)を保持するフランジ6と、軸部5の他端側(図1及び図2の上端側)に設けられて、伸長時には軸部5を延長するように延び出す、軸部5の直径方向において対向する一対の第1アーム7、7と、第1アーム7にヒンジ9を介して第1アーム7から延びるように連結されて第1アーム7とともにパンタグラフ形状を形成する一対の第2アーム10、10と、一対の第2アーム10の端部のそれぞれに連結された頭部11とから成る。
【0013】
クリップ1は、第1アーム7と第2アーム10とがヒンジ9を中心に外方に張り出すように折れて相互に重なる(図2及び図7参照)と、取付部材2の他の面(図4〜図7における取付部材2の上面)を保持する構成になる。第1アーム7と第2アーム10とが重なる状態になれるように、第1アーム7と軸部5の連結部13、及び、第2アーム10と頭部11の連結部14は、薄肉部で成るヒンジで形成されている。
【0014】
また、クリップ1において、頭部11と軸部5には、頭部11を軸部5に押付けると第1アーム7と第2アーム10とがヒンジ9回りに折れて相互に重なった状態に保持するための係止手段が設けられている、図示の実施形態において、軸部5には、頭部11に向けて突出する一対の係止部15が設けられ、頭部11には、軸部5の係止部15に向けて突出する一対の係止爪17が設けられている。従って、図2に図示のように、第1アーム7と第2アーム10とがヒンジ9回りに折れて相互に重なった状態では、係止部15と係止爪17が係止して、その重なった状態が保持される。
【0015】
更に、フランジ6及び軸部5には、ねじ山又は周溝等の係止手段が外周面に形成された棒状のスタッド(図示せず)を受入れる空洞18及び19が形成されており、軸部5の空洞19の内壁面21には、スタッドの係止手段に係止する、一対の係止爪22が形成されている。これによって、クリップ1が、取付部材2を被取付部材(図示せず)に取付けるのに利用される。
【0016】
クリップ1において、頭部11には、第1アーム7と第2アーム10とがヒンジ9回りに折れて相互に重なった状態にあるとき頭部11が軸部5に向けて引き込まれても第2アーム10に当接して頭部11の引き込みを阻止するストッパ23が、第2アーム10に合わせて一対形成されている。このストッパ23は、第1アーム7と第2アーム10とがヒンジ9回りに折れて相互に重なった状態にあるとき、第2アーム10を第1アーム7とともにフランジ6に向けて押さえる形状に形成されている。図示の1実施形態において、ストッパ23は、頭部11の側面25の第2アーム10の連結部14に隣接する位置に設けられており、頭部11の頂面側から第2アーム10に向けて半径方向に徐々に張り出す幅広の形状となる三角形リブで成る。これによって、第1アーム7と第2アーム10とがヒンジ9回りに折れて相互に重なった状態にあるとき頭部11が軸部5に向けて引き込まれても、ストッパ23が第2アーム10の根元部分から一定長さの部分まで確実に当接し、頭部11の引き込みを確実に阻止し、且つ、第2アーム10を第1アーム7とともにフランジ6に向けて確実に押さえる。
【0017】
上記のストッパ23によって、頭部11を軸部5に向けて強く引き込むことがあったとしても、第2アーム10が取付部材の取付穴に反転状態(取付部材の取付穴に潜り込むように半径方向内側に倒される状態)になるのを阻止しており、これによって、第2アーム10が取付部材2の取付穴に潜り込んでしまうのを防止できる。また、ストッパ23は、第2アーム10を第1アーム7とともにフランジ6に向けて押さえるので、フランジ6と協働して、取付部材2を確実に挟持し、これによって、クリップ1が取付部材2に確実に保持される。
【0018】
クリップ1において、フランジ6には、取付部材2に対向する面に、取付部材9に係合する突起26が形成されている。突起26の位置及び数は任意であるが、図示の実施形態においては第1アーム7に対向する位置に、一対の第1アーム7に対応して2個設けられている。ストッパ23が第2アーム10及び第1アーム7をフランジ6に向けて押圧するので、突起26は取付部材2に確実に食い込み、クリップ1が取付穴の回りに回転するのを防止できる。取付部材2の取付穴3が長穴であった場合でも、クリップ1が位置ずれを生じないので、長穴の長軸側にずれることが阻止され、従って、クリップ1の位置ずれによる抜け外れも確実に阻止できる。
【0019】
かかる構成で成るクリップ1を被取付部材2に取付ける操作手順を、図4〜図7を参照して説明する。先ず、図4において、第1アーム7及び第2アーム10が伸張状態にあるクリップ1の頭部11が取付部材2の取付穴3を通過するように、クリップ1又は取付部材2を位置決めする(図4)。その位置決め後、クリップ1又は取付部材2を、クリップ1の頭部11、第2アーム10、第1アーム9及び軸部5を取付穴3にそのまま押込んで図5のように、フランジ6を取付部材2の下面に接面させる。このとき、取付部材2が軟質材料で成る部材であれば、突起26が取付部材2に食い込む。次に、図6に図示のように、頭部11を矢印27の方向に押込んで、頭部11の係止爪17を軸部5の係止部15に近づける。この押込みの終了において、図7に図示のように、第1アーム7と第2アーム10とがヒンジ9回りに折れて相互に重なった状態になる。このとき、頭部11の係止爪17を軸部5の係止部15が係止して、第1アーム7と第2アーム10とがヒンジ9回りに折れて相互に重なった状態に保持される。これによって、クリップ1は取付部材2に取付けられる。
【0020】
クリップ1の取付け後、図8を参照して、矢印29に示すように、頭部11が軸部5に向けて強く引き込む力が作用する場合について説明する。頭部11には、第1アーム7と第2アーム10とがヒンジ9回りに折れて相互に重なった状態にあるとき頭部11が軸部5に向けて引き込まれても第2アーム10に当接して頭部11の引き込みを阻止するストッパ23が設けられている。従って、頭部11に矢印29の方向に強い力が作用しても、ストッパ23が第2アーム10に強く当接して、第2アーム10が取付部材2の取付穴3に反転状態(取付部材の取付穴に潜り込むように半径方向内側に倒される状態)になるのを阻止している。これによって、第2アーム10は取付部材2の取付穴3に潜り込んでしまうのが確実に防止される。
【0021】
また、ストッパ23は、第2アーム10を第1アーム7とともにフランジ6に向けて押さえるので、フランジ6と協働して、取付部材2を確実に挟持し、これによって、クリップ1が取付部材2に確実に保持される。そして、この強い挟持によって、フランジ6に形成された突起26が、図9の矢印30に示すように、取付部材2に強く食い込む。この状態で、図9の矢印31に図示のように、クリップ1を取付穴3の中で回転する力が作用したとしても、突起26によってその回転が阻止される。このように、クリップ1が取付穴3の軸回りに回転するのを防止できるので、取付部材2の取付穴3が長穴であった場合でも、クリップ1が位置ずれを生じることがなくなり、クリップ1の第1アーム7及び第2アーム10が長穴の長軸側にずれることが阻止され、従って、クリップ1の位置ずれによる抜け外れも確実に阻止できる。
【図面の簡単な説明】
【0022】
【図1】本発明の1実施形態に係る、パンタグラフ型のクリップ1の伸張状態にある正面図である。
【図2】図1のクリップの第1アームと第2アームが重なった状態の正面図である。
【図3】図2のクリップの平面図である。
【図4】図1のクリップを取付部材に位置決めした状態の正面図である。
【図5】図4のクリップを取付部材の取付穴に貫通した状態の正面図である。
【図6】図5のクリップに頭部から押込み操作した途中の正面図である。
【図7】図6のクリップを押込みを完了して取付部材に取付け終えた状態の正面図である。
【図8】図7の取付け後のクリップの頭部に引き込み力が加わってもその取付けが維持されることを示す説明図である。
【図9】図7の取付け後のクリップに取付穴の回りに回転力が加わっても位置ずれが生じないことを示す説明図である。
【符号の説明】
【0023】
1 パンタグラフ型のクリップ
2 取付部材
3 取付部材の取付穴
5 軸部
6 フランジ
7 第1アーム
9 ヒンジ
10 第2アーム
11 頭部
13、14 連結部
15 係止部
17 係止爪
18 フランジの空洞
19 軸部の空洞
21 内壁面
22 係止爪
23 ストッパ
25 頭部の側面
26 突起

【特許請求の範囲】
【請求項1】
インシュレータ等の取付部材の取付穴に挿通される軸部と、該軸部の一端に設けられ、前記取付部材の一方の面を保持するフランジと、前記軸部の他端側に設けられて、伸長時には前記軸部を延長するように延び出す一対の第1アームと、該第1アームにヒンジを介して前記第1アームから延びるように連結されて前記第1アームとともにパンタグラフ形状を形成する一対の第2アームと、該一対の第2アームの端部のそれぞれに連結された頭部とから成り、前記第1アームと前記第2アームとが前記ヒンジを中心に外方に張り出すように折れて相互に重なって取付部材の他の面を保持する構成であり、前記頭部と前記軸部とには、該頭部を前記軸部に押付けると前記第1アームと前記第2アームとが前記ヒンジ回りに折れて相互に重なった状態に保持するための係止手段が設けられている、クリップであって、
前記頭部には、前記第1アームと前記第2アームとが前記ヒンジ回りに折れて相互に重なった状態にあるとき前記頭部が前記軸部に向けて引き込まれても前記第2アームに当接して該頭部の引き込みを阻止するストッパが形成されている、
ことを特徴とするクリップ。
【請求項2】
請求項1に記載のクリップにおいて、前記ストッパは、前記第1アームと前記第2アームとが前記ヒンジ回りに折れて相互に重なった状態にあるとき、前記第2アームを前記第1アームとともに前記フランジに向けて押さえる形状に形成されている、ことを特徴とするクリップ。
【請求項3】
請求項1又は2に記載のクリップにおいて、前記ストッパは、前記頭部の側面の前記第2アームに隣接する位置に設けられ、該頭部頂面から前記第2アームに向けて幅広の形状になる三角形リブで成る、ことを特徴とするクリップ。
【請求項4】
請求項1〜3のいずれか1項に記載のクリップにおいて、前記フランジには、前記取付部材に対向する面に、該取付部材に係合する突起が形成されている、ことを特徴とするクリップ。
【請求項5】
請求項1〜4のいずれか1項に記載のクリップにおいて、前記フランジ及び前記軸部には、ねじ山又は周溝等の係止手段が形成された棒状のスタッドを受入れる空洞が形成されており、該軸部の空洞の内壁面には、前記スタッドの係止手段に係止する係止爪が形成されている、ことを特徴とするクリップ。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【公開番号】特開2010−78045(P2010−78045A)
【公開日】平成22年4月8日(2010.4.8)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−246721(P2008−246721)
【出願日】平成20年9月25日(2008.9.25)
【出願人】(390025243)ポップリベット・ファスナー株式会社 (159)
【出願人】(000135988)株式会社ヒロタニ (16)
【Fターム(参考)】