説明

エアバッグ装置用インフレータ

【課題】 エアバッグ装置のインフレータのガス発生剤の燃焼により発生した塵をフィルタを必要とせずに除去する。
【解決手段】 ガス発生剤39が燃焼して発生したガスは、インナケーシング30およびアウタケーシング29間の環状のガス通路31に流入して旋回し、アウタケーシング29のガス噴出口29cから噴出してエアバッグを展開させる。ガス発生剤39の燃焼により発生した塵45を含むガスがガス通路31で旋回する際に、ガスよりも重い塵45が遠心力で径方向外側に移動し、アウタケーシング29の内周壁面に形成された集塵室44に捕捉されるため、塵45を含むガスがエアバッグに供給されてベントホールから車室内に排出されるのを防止することができる。フィルタを必要とせずにガスから塵45を分離することができるので、インフレータ23の部品点数を削減して小型軽量化することができる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、ガス発生剤を収納した円筒状のインナケーシングと、前記インナケーシングの外周を囲むように配置された円筒状のアウタケーシングとの間に環状のガス通路を形成し、ガス発生剤の燃焼により発生したガスは前記インナケーシングの開口から前記ガス通路に供給され、前記ガス通路の内部を軸線まわりに旋回した後に前記アウタケーシングのガス噴出口からエアバッグの内部に供給されるエアバッグ装置用インフレータに関する。
【背景技術】
【0002】
エアバッグ装置のインフレータのガス発生剤が燃焼してガスを発生するとき、ガス発生剤の残滓が塵となってガスと共にエアバッグに供給されてしまうのを防止するために、ガスに混入した塵を分離して除去する必要がある。
【0003】
下記特許文献1には、ガス発生剤4が燃焼して発生したガスをワイヤ成形ネット(フィルタ)8を通過させて塵を除去した後、接線方向に形成した入口スリット15から渦室25の内部に供給することで、あるいはスパイラル状通路32a,32bを介して渦室25に供給することで、ワイヤ成形ネット(フィルタ)8で除去しきれなかった塵を遠心力で分離した後、渦室25の中心に開口する潜入管18を介してエアバッグに供給するものが記載されている。
【0004】
また下記特許文献2には、円筒状のインナケース19およびアウタケース28の間に形成したガス案内部12,44を流れるガスを、円弧状の区画部22,26や螺旋状の線状材42によって案内して旋回流を発生させ、ガスに含まれる塵を遠心力でインナケース19あるいはアウタケース28の壁面に付着させて分離するものが記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】特表平11−507891号公報
【特許文献2】特開2009−39665号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、特許文献1に記載された発明は、ガス発生剤4の燃焼により発生した塵を主としてワイヤ成形ネット8により捕捉するものと考えられ、ワイヤ成形ネット8を設けた分だけ部品点数が増えて重量やコストが増加する問題がある。またワイヤ成形ネット8で除去しきれなかった塵は、旋回流が発生する渦室25において遠心力で分離されるが、分離された塵は渦室25の壁面に付着したものだけが除去され、壁面に付着しなかった多くの塵がエアバッグの内部に供給されてしまう可能性がある。
【0007】
また特許文献2に記載された発明も、インナケース19およびアウタケース28の間に形成したガス案内部12,44を旋回流となって流れるガスから遠心力で分離した塵は、インナケース19あるいはアウタケース28の壁面に付着して除去されるだけなので、壁面に付着しなかった多くの塵がエアバッグの内部に供給されてしまう可能性がある。
【0008】
本発明は前述の事情に鑑みてなされたもので、エアバッグ装置のインフレータのガス発生剤の燃焼により発生した塵をフィルタを必要とせずに除去することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
上記目的を達成するために、請求項1に記載された発明によれば、ガス発生剤を収納した円筒状のインナケーシングと、前記インナケーシングの外周を囲むように配置された円筒状のアウタケーシングとの間に環状のガス通路を形成し、前記ガス発生剤の燃焼により発生したガスは前記インナケーシングの開口から前記ガス通路に供給され、前記ガス通路の内部を軸線まわりに旋回した後に前記アウタケーシングのガス噴出口からエアバッグの内部に供給されるエアバッグ装置用インフレータであって、前記アウタケーシングの内周壁面に、前記ガス通路を流れるガスに含まれる塵を捕集する集塵室を形成したことを特徴とするエアバッグ装置用インフレータが提案される。
【0010】
また請求項2に記載された発明によれば、請求項1の構成に加えて、前記集塵室は、前記アウタケーシングの内周壁面から径方向内向き、かつ軸線方向の前記インナケーシングの開口側に向かって延びる環状部材で構成されることを特徴とするエアバッグ装置用インフレータが提案される。
【0011】
また請求項3に記載された発明によれば、請求項1または請求項2の構成に加えて、前記インナケーシングの外周壁面あるいは前記アウタケーシングの内周壁面に螺旋状の突起を形成したことを特徴とするエアバッグ装置用インフレータが提案される。
【0012】
また請求項4に記載された発明によれば、請求項1〜請求項3の何れか1項の構成に加えて、前記インナケーシングの開口は軸線を中心とする径方向に対して傾斜していることを特徴とするエアバッグ装置用インフレータが提案される。
【0013】
また請求項5に記載された発明によれば、請求項1〜請求項4の何れか1項の構成に加えて、前記アウタケーシングのガス噴出口は前記エアバッグの展開方向に向かって軸線方向に開口することを特徴とするエアバッグ装置用インフレータが提案される。
【0014】
尚、実施の形態の第1ガス通路31は本発明のガス通路に対応する。
【発明の効果】
【0015】
請求項1の構成によれば、ガス発生剤が燃焼して発生したガスは、インナケーシングおよびアウタケーシング間の環状のガス通路に流入して旋回した後、アウタケーシングのガス噴出口から噴出してエアバッグを展開させる。ガス発生剤の燃焼により発生した塵を含むガスがガス通路で旋回する際にガスよりも重い塵が遠心力で径方向外側に移動し、アウタケーシングの内周壁面に形成された集塵室に捕集されるため、塵を含むガスがエアバッグに供給されてベントホールから車室内に排出されるのを防止することができる。フィルタを必要とせずにガスから塵を分離することができるので、インフレータの部品点数を削減して小型軽量化することができる。
【0016】
また請求項2の構成によれば、アウタケーシングの内周壁面から径方向内向き、かつ軸線方向のインナケーシングの開口側に向かって延びる環状部材で集塵室を構成したので、ガスに含まれる塵を集塵室に確実に捕集することができる。
【0017】
また請求項3の構成によれば、インナケーシングの外周壁面あるいはアウタケーシングの内周壁面に螺旋状の突起を形成したので、ガス通路を流れるガスを確実に旋回させることができる。
【0018】
また請求項4の構成によれば、インナケーシングの開口は軸線を中心とする径方向に対して傾斜しているので、前記開口からガス通路に噴出するガスを確実に旋回させることができる。
【0019】
また請求項5の構成によれば、アウタケーシングのガス噴出口はエアバッグの展開方向に向かって軸線方向に開口するので、ガス噴出口から噴出するガスをエアバッグに効率的に供給して速やかな展開を可能にできるだけでなく、強度の低いエアバッグの取付部に高温のガスが直接当たらないようにして損傷を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【0020】
【図1】自動車の車室前部の斜視図。(第1の実施の形態)
【図2】図1の2−2線拡大断面図。(第1の実施の形態)
【図3】図2の3−3線拡大断面図。(第1の実施の形態)
【図4】図3の4−4線断面図。(第1の実施の形態)
【図5】インフレータの分解斜視図。(第1の実施の形態)
【図6】前記図3に対応する図。(第2の実施の形態)
【図7】図6の7−7線断面図。(第2の実施の形態)
【図8】インフレータの分解斜視図。(第2の実施の形態)
【発明を実施するための形態】
【0021】
以下、図1〜図5に基づいて本発明の第1の実施の形態を説明する。
【0022】
図1に示すように、運転席シート11の前方に配置されたステアリングホイール12の内部に、運転席用のエアバッグモジュール13が収納される。
【0023】
図2に示すように、ステアリングホイール12は、ステアリングシャフト14の後端にナット15で固定されたボス部16と、ボス部16に固定されたフロントカバー17と、フロントカバー17の後面にボルト18…で固定されたリヤカバー19と、フロントカバー17から放射状に延びる複数のスポーク部20…と、スポーク部20…の外周に連なるステアリングホイール本体部21とを備える。リヤカバー19の内周面にリテーナ22がボルト18…で共締めされており、このリテーナ22にエアバッグモジュール13が支持される。リヤカバー19の内面には薄肉のティアライン19aが形成される。
【0024】
エアバッグモジュール13は、ガス発生剤の燃焼によりガスを発生するインフレータ23と、基布を袋状に縫製して構成したエアバッグ24と、エアバッグ24の開口部24aを固定する固定リング25とを備える。リテーナ22の後面に、インフレータ23のフランジ部28cと固定リング25とが重ね合わされ、ボルト26…およびナット27…で締結される。このとき、インフレータ23のフランジ部28cの後面と固定リング25の前面との間にエアバッグ24の開口部24aが挟まれて固定される。
【0025】
図3〜図5に示すように、ステアリングホイール12の内部に設けられるエアバッグモジュール13用のインフレータ23は、軸線Lを中心とする円板状の底壁部28aと、底壁部28aの外周から軸線L方向に立ち上がる環状の側壁部28bと、側壁部28bの外周から径方向外側に延びるフランジ部28cとで構成された本体ケーシング28を備えており、本体ケーシング28の側壁部28bの内周壁面に有底円筒状のアウタケーシング29の開口部が結合されるとともに、本体ケーシング28の底壁部28aに有底円筒状のインナケーシング30の開口部が結合される。
【0026】
軸線Lを共有するアウタケーシング29の側壁部29aおよびインナケーシング30の側壁部30a間には環状の第1ガス通路31が形成されるとともに、アウタケーシング29の底壁部29bおよびインナケーシング30の底壁部30b間には、第1ガス通路31の下流側に連なる円形の第2ガス通路32が形成される。
【0027】
インナケーシング30の内部には、第1チューブ33および第2チューブ34が収納される。第1チューブ33は、内部に着火剤35を収納した着火剤容器36と、着火剤容器36の一端に設けられて本体ケーシング28の底壁部28aに固定される取付部37と、取付部37に支持されて着火剤35に臨むスクイブ38とを備える。同様に、第2チューブ34は、内部に着火剤35を収納した着火剤容器40と、着火剤容器40の一端に設けられて本体ケーシング28の底壁部28aに固定される取付部41と、取付部41に支持されて着火剤35に臨むスクイブ42とを備える。第1チューブ33の容積は第2チューブ34の容積よりも大きく設定されている。
【0028】
第1チューブ33の着火剤容器36および第2チューブ34の着火剤容器40には、着火剤35の燃焼により発生した火炎をインナケーシング30の内部に収納したガス発生剤39に伝播する複数の開口36a…,40a…が形成される。またインナケーシング30の側壁部30aの本体ケーシング28寄りの位置には、その内部から第1ガス通路31にガスを排出する複数の開口30c…が形成される。インナケーシング30の開口30c…は軸線Lを中心とする径方向に対して円周方向に傾斜している。またアウタケーシング29の底壁部29bには、ガスの旋回方向に長軸の方向を整列させた複数の楕円形のガス噴出口29c…が形成される。
【0029】
アウタケーシング29の側壁部29aの内周壁面における底壁部29b寄りの位置に、環状部材43が固定される。環状部材43は固定部43aおよび隔壁部43bを備えており、固定部43aがアウタケーシング29の側壁部29aの内周壁面に固定されることで、隔壁部43bが、径方向内側およびインナケーシング30の開口30c…側に向かって第1ガス通路31内に突出する。そして環状部材43の隔壁部43bとアウタケーシング29の内周壁面との間に環状の集塵室44が形成される。
【0030】
次に、上記構成を備えた本発明の実施の形態の作用を説明する。
【0031】
自動車が衝突して所定値以上の加速度が検出されると、制御手段からの指令でインフレータ23の第1、第2チューブ33,34のスクイブ38,42に通電され、着火剤容器36,40に収納した着火剤35が燃焼して火炎が発生する。この火炎は着火剤容器36,40の開口36a…,40a…からインナケーシング30の内部のガス発生剤39に伝播し、ガス発生剤39が燃焼することでガスが発生する。衝突の態様によってエアバッグ24の適切な展開速度が異なるため、第1、第2チューブ33,34を所定の順番かつ所定の時間差で作動させたり、同時に作動させたりすることで、ガスの発生速度を変化させてエアバッグ24の展開速度を制御することができる。
【0032】
ガス発生剤39の燃焼によって発生したガスは、インナケーシング30の開口30c…を通過して第1ガス通路31に流入する。このとき、インナケーシング30の開口30c…は径方向に対して傾斜しており、かつ開口30c…は第1ガス通路31の軸線L方向の本体ケーシング28側に位置しているため、第1ガス通路31内のガスは螺旋状の旋回流となって軸線L方向に流れ、第2ガス通路32に流入する。第2ガス通路32内を旋回するガスはアウタケーシング29の底壁部29bのガス噴出口29c…から軸線L方向に噴出し、折り畳み状態のエアバッグ24の内部に流入して該エアバッグ24を車室内に展開させる。
【0033】
ガス発生剤39が燃焼する際に発生した燃え滓は塵45となってガスに混入するため、塵45を含むガスがエアバッグ24に流入してベントホールから排出されると、車室内が塵45によって汚染される可能性がある。本実施の形態では、第1ガス通路31をガスが旋回流となって流れるとき、ガスよりも重い塵45は遠心力で径方向外側のアウタケーシング29の内周壁面に沿って流れるため、その過程で環状部材43の隔壁部43bとアウタケーシング29の内周壁面との間に形成された集塵室44に捕集され、インフレータ23から外部に流出することが防止される。
【0034】
以上のように、本実施の形態によれば、ガス発生剤39の燃焼により発生した塵45を含むガスが第1ガス通路31で旋回する際に、ガスよりも重い塵45が遠心力で径方向外側に移動してアウタケーシング29の内周壁面に形成された集塵室44に捕集されるため、塵45を含むガスがエアバッグ24に供給されてベントホールから車室内に排出されるのを防止することができる。従って、フィルタを必要とせずにガスから塵45を分離することが可能となり、インフレータ23の部品点数を削減して小型軽量化することができる。
【0035】
また集塵室44をアウタケーシング29の内周壁面から径方向内向き、かつ軸線L方向のインナケーシング30の開口30c…側に向かって延びる環状部材43で構成したので、ガスに含まれる塵45を集塵室44に確実に捕捉することができる。
【0036】
しかもアウタケーシング29のガス噴出口29c…はエアバッグ24の展開方向に向かって軸線L方向に開口するので、ガス噴出口29c…から噴出するガスをエアバッグ24に効率的に供給して速やかな展開を可能にすることができるだけでなく、本体ケーシング28に固定されるために応力が集中し易いエアバッグ24の開口部24aに発生直後の高温のガスが接触し難くし、その開口部24aの損傷を防止することができる。
【0037】
次に、図6〜図8に基づいて本発明の第2の実施の形態を説明する。
【0038】
第2の実施の形態は、インナケーシング30の側壁部30aの外周壁面に螺旋状のリブ30dを突設したもので、このリブ30dにより、第1ガス通路31を流れるガスに一層確実に旋回流を発生させ、ガスに含まれる塵45に強い遠心力を作用させて集塵室44による捕集効果を高めることができる。
【0039】
また環状部材43の隔壁部43bは、アウタケーシング29の側壁部29aの内周壁面から径方向内向きに延びた後に、軸線L方向の開口30c…側に延びているため、集塵室44に一旦捕集された塵45を該集塵室44に確実に閉じ込め、集塵室44による捕集効果を更に高めることができる。
【0040】
以上、本発明の実施の形態を説明したが、本発明はその要旨を逸脱しない範囲で種々の設計変更を行うことが可能である。
【0041】
例えば、実施の形態では螺旋状の突起30dをインナケーシング30の外周壁面に形成しているが、それをアウタケーシング29の内周壁面に形成しても良い。
【符号の説明】
【0042】
24 エアバッグ
29 アウタケーシング
29c アウタケーシングのガス噴出口
30 インナケーシング
30c インナケーシングの開口
30d 突起
31 第1ガス通路(ガス通路)
39 ガス発生剤
43 環状部材
44 集塵室
45 塵
L 軸線

【特許請求の範囲】
【請求項1】
ガス発生剤(39)を収納した円筒状のインナケーシング(30)と、前記インナケーシング(30)の外周を囲むように配置された円筒状のアウタケーシング(29)との間に環状のガス通路(31)を形成し、前記ガス発生剤(39)の燃焼により発生したガスは前記インナケーシング(30)の開口(30c)から前記ガス通路(31)に供給され、前記ガス通路(31)の内部を軸線(L)まわりに旋回した後に前記アウタケーシング(29)のガス噴出口(29c)からエアバッグ(24)の内部に供給されるエアバッグ装置用インフレータであって、
前記アウタケーシング(29)の内周壁面に、前記ガス通路(31)を流れるガスに含まれる塵(45)を捕集する集塵室(44)を形成したことを特徴とするエアバッグ装置用インフレータ。
【請求項2】
前記集塵室(44)は、前記アウタケーシング(29)の内周壁面から径方向内向き、かつ軸線(L)方向の前記インナケーシング(30)の開口(30c)側に向かって延びる環状部材(43)で構成されることを特徴とする、請求項1に記載のエアバッグ装置用インフレータ。
【請求項3】
前記インナケーシング(30)の外周壁面あるいは前記アウタケーシング(29)の内周壁面に螺旋状の突起(30d)を形成したことを特徴とする、請求項1または請求項2に記載のエアバッグ装置用インフレータ。
【請求項4】
前記インナケーシング(30)の開口(30c)は軸線(L)を中心とする径方向に対して傾斜していることを特徴とする、請求項1〜請求項3の何れか1項に記載のエアバッグ装置用インフレータ。
【請求項5】
前記アウタケーシング(29)のガス噴出口(29c)は前記エアバッグ(24)の展開方向に向かって軸線(L)方向に開口することを特徴とする、請求項1〜請求項4の何れか1項に記載のエアバッグ装置用インフレータ。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【公開番号】特開2012−240552(P2012−240552A)
【公開日】平成24年12月10日(2012.12.10)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−112409(P2011−112409)
【出願日】平成23年5月19日(2011.5.19)
【出願人】(000005326)本田技研工業株式会社 (23,863)
【Fターム(参考)】