説明

エキゾーストバルブ及びエアドライヤ

【課題】エアコンプレッサから供給される圧縮エアを乾燥処理するエアドライヤに設けられるエキゾーストバルブにおいて、構造が簡単な弁構造を提供する。
【解決手段】エキゾーストバルブ5は、ピストン7と弁体9とが一体的に形成された弁が、エアコンプレッサから供給される圧縮エアの圧力によって開弁方向に押圧される構造であって、エアコンプレッサから供給される圧縮エアの圧力に抗して弁を閉弁方向に付勢する付勢手段としてのリターンスプリング11を備えている。エアコンプレッサのロード状態では、リターンスプリング11の付勢力によって閉弁状態を維持し、プレッシャガバナからの制御指令圧を受けて開弁する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、圧縮エアを乾燥処理するエアドライヤにおいて乾燥処理により生じるドレン及びエアを排出するエキゾーストバルブに関する。また本発明は、前記エキゾーストバルブを備えたエアドライヤに関する。
【背景技術】
【0002】
例えば大型自動車用ブレーキ装置においてエアコンプレッサから送出された圧縮エア中の水分や油分を除去するエアドライヤが公知である。この様なエアドライヤは、エアコンプレッサからの圧縮エア(水分や油分の除去前の圧縮エア)を取り入れるエア取り入れ口と、水分や油分を除去処理した後の乾燥エアを送出する処理エア送出口とを備えるほか、除去した水分や油分を排出する為のドレン弁を備えている(例えば、特許文献1、2参照)。尚、本明細書ではこのドレン弁を、エアを排出する観点からエキゾーストバルブと呼ぶこととする。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2007−136403号公報
【特許文献2】特開2009−119426号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
以下、本発明が解決しようとする課題をより明らかにする為に、図3を参照しながら従来技術に係るエキゾーストバルブの構成について詳説する。ここで、図3は従来技術に係るエキゾーストバルブの断面図である。
【0005】
図3において符号50は従来技術に係るエキゾーストバルブを備えたエアドライヤを示している。エアドライヤ50は、そのベースとなるベース部材52の上部に乾燥部53を備えている。図示しないエアコンプレッサから吐出された圧縮エアは、ベース部材52に形成されたエア取り入れポート(不図示)からエアドライヤ50の内部に取り入れられる。
【0006】
エアドライヤ50の内部に取り入れられた圧縮エアは、乾燥部53において水分や油分が除去され、ベース部材52に形成された出力ポート(不図示)から出力されて、外部のエアタンク等に貯えられ、必要に応じてエアブレーキなどのエア駆動装置の駆動に利用される。尚、乾燥部53の構成については、本発明の課題の説明には不要である為、ここでは乾燥部53内部の詳細構成の図示、およびその説明は省略する。
【0007】
エアドライヤ50において水分や油分が除去された圧縮エアの一部は、エアドライヤ50に内蔵されたプレッシャガバナ(不図示)にも供給される。この図示しないプレッシャガバナは、エアドライヤ50から送出される乾燥処理済みエアが所定の上限圧に達すると、エアドライヤ50の下部に設けられたエキゾーストバルブ56を開放するための制御指令圧を出力する。図3において符号55は、その制御指令圧が出力される制御室を示している。
【0008】
エキゾーストバルブ56が開くと、エアコンプレッサ(不図示)から供給される圧縮エアが当該エキゾーストバルブ56から排出される状態となり、即ち圧縮エアの乾燥部53内への供給が停止する。そしてこのとき、減圧作用によって乾燥部53内のエアが乾燥処理時とは逆向きに流れ、これによって乾燥部53内のオイルフィルタ(不図示)を洗浄し、エキゾーストバルブ56に溜まっていた水分や油分をエアとともに外部へ排出する。またこのとき、乾燥部53内の乾燥処理済みエアが、乾燥部53内の乾燥剤(不図示)から水分を奪いながら外部へ排出されることで、乾燥剤の再生が図られる。尚、符号69はこのときの急激なエア排出に伴って生じる破裂音を低減するサイレンサを示している。
【0009】
そして図示しないプレッシャガバナから送出される制御指令圧が低下し、制御室55内の圧力が低下すると、エキゾーストバルブ56が閉じ、再び乾燥部53内への圧縮エアの供給状態となって、乾燥部53内での圧縮エアの乾燥処理状態に戻る様になっている。
【0010】
ここで従来のエキゾーストバルブ56は、ピストン58、弁体(シール)60、ベース61、ボルト62、Oリング59、のこれらによって、上下動する弁本体57が構成されていた。尚、本明細書では、ピストン58、弁体(シール)60、ベース61、ボルト62、Oリング59、のこれらによって構成された(従来技術の場合)、エキゾーストバルブにおいて上下動する構成要素の集合を「弁本体」と呼ぶこととする。
【0011】
ピストン58は、T字形状を成す様に金属材料によって形成されており、大径のピストン上部58aと小径のピストン下部58bとから構成されている。
弁体60は、モールド成形によってベース61と一体的に形成され、ボルト62によってピストン58に連結されることで弁本体57を構成する。尚、弁体(シール)60は弾性材料によって形成され、ベース61は金属材料によって形成される。
【0012】
符号63は弁座を示しており、弁本体57の上下動に伴い、弁座63に対して弁体60が接離動することでエキゾーストバルブ56が開閉する様になっている。弁座63はバルブベース64に形成された開口によって形成されており、このバルブベース64は、ベース部材52に形成された開口52aに収容され、そして符号67で示すCリングによって下方向に脱落しない様に固定されている。尚、符号66はシール機能を発揮するOリングを示している。また、符号65はピストン58を上方向(閉弁方向)に付勢するリターンスプリングを示している。
【0013】
ここで、圧力室54にはロード状態にあるエアコンプレッサから供給される圧縮エアの一部が供給され、所定圧が生じる様になっているが、この圧力はピストン上部58aおよび弁体(シール)60の双方に掛かる様になっている。即ち、ピストン上部58aに対しては上向きの押圧力が、弁体60には下向きの押圧力が掛かる様になっている。
【0014】
しかしながらエアコンプレッサのロード状態ではエキゾーストバルブ56は閉弁状態を維持する必要があり、即ちエアコンプレッサのロード状態では弁本体57を閉弁方向に押圧する力が優勢となる必要がある。従って、ピストン上部58aの受圧面積が、弁体(シール)60の受圧面積よりも大きくなるように形成する必要があり、その為ピストン58は図示するように上部径が大きいT字形状を成している。これにより、エアコンプレッサのロード状態では、エキゾーストバルブ56は確実に閉弁状態を維持できる様になっている。
【0015】
しかしながらその反面、ピストン上部58aの受圧面積を大きくする必要がある為に、エキゾーストバルブ56の構成部品を収容する為の開口52a(ベース部材52に形成される)も大きくする必要があるとともに、弁体(シール)60の受圧面積は小さくする必要があるから、別部材としてのバルブベース64を介在させ、そこに弁座63を形成する必要がある。
【0016】
以上の理由により、従来のエキゾーストバルブ56は、開口52aを大きくする必要がある為にバルブベース64が大型化し、その為にコストアップを招いていた。加えてエアコンプッサのロード状態においてはバルブベース64に大きな圧力が掛かる為、バルブベース64を固定するCリング67にも所定の強度を確保する必要があり、更なるコストアップを招いていた。
【0017】
また、ピストン58が、上述の理由により上部径が大きいT字形状を成している為、組立の都合上、上下動する弁本体57を一体構成とすることができなかった。特に、ピストン58とベース61とを一体的に形成できない為、弁本体57を上述した様にピストン58、弁体60、ベース61、ボルト62、のこれら多くの別部材によって構成する必要があった。
【0018】
そこで本発明はこの様な状況に鑑みなされたものであり、その目的は、エアコンプレッサから供給される圧縮エアを乾燥処理するエアドライヤに設けられるエキゾーストバルブにおいて、構造の簡素化と低コスト化を図ることにある。
【課題を解決するための手段】
【0019】
上記課題を解決するために、本発明の第1の態様は、エアコンプレッサから供給される圧縮エアを乾燥処理するエアドライヤにおいて乾燥処理により生じるドレン及びエアを排出するバルブであり、閉弁状態では前記エアコンプレッサから供給される圧縮エアの圧力を受け、圧縮エアが規定圧に達するとプレッシャガバナからの制御指令圧を受けて開弁する構成を備えたエキゾーストバルブであって、圧縮エアの圧力によって開弁方向に押圧される弁本体と、圧縮エアの圧力に抗して前記弁本体を閉弁方向に付勢する付勢手段と、を備え、前記付勢手段の付勢力によって圧縮エアの圧力に抗して閉弁状態を維持し、前記プレッシャガバナからの制御指令圧を受けると当該制御指令圧が前記付勢手段の付勢力に抗して開弁する構成を備えていることを特徴とする。
【0020】
本態様によれば、エキゾーストバルブの弁本体が、従来とは異なりエアコンプレッサから供給される圧縮エアの圧力によって閉弁方向ではなく、開弁方向に押圧される構造となっており、エアコンプレッサのロード状態では付勢手段の付勢力によって閉弁状態を維持する様に構成されているので、従来技術のように弁本体を構成するピストンを受圧面積の関係で上部径が大きいT字形状に形成する必要がない。
【0021】
従って、弁本体を収容する為の開口を大きく確保する必要がなく、これによって従来必要としていた大径のバルブベースを小型化することができ、或いはバルブベースそのものが不要となる。また、組立の都合上弁本体を多部材で構成する必要も無くなり、一体構成とすることもできる。以上によって、エキゾーストバルブの構造を簡素化することができるとともに、低コスト化を図ることができる。
【0022】
本発明の第2の態様は、前記弁本体が、弁の開閉方向に摺動するピストン部材と、弁座に接する弁体と、が一体的に形成されて成り、前記弁座が、前記エアドライヤのベースを形成するベース部材の一部を利用して形成されていることを特徴とする。
【0023】
本態様によれば、弁の開閉方向に摺動するピストン部材と、弁座に接する弁体と、が一体的に形成されて成るので、上下方向に移動する弁の低コスト化を図ることができる。また、弁座がエアドライヤのベース部材の一部を利用して、つまりベース部材に一体に形成されていることから、エキゾーストバルブをより一層構造簡単にして低コスト化を図ることができる。
【0024】
本発明の第3の態様は、圧縮エアを乾燥処理するエアドライヤであって、乾燥処理により生じるドレンを排出する、第1のまたは第2の態様に係るエキゾーストバルブを備えていることを特徴とする。
本態様によれば、エアドライヤにおいて、上述した第1のまたは第2の同様な作用効果を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【0025】
【図1】本発明に係るエキゾーストバルブの断面図(閉弁状態)。
【図2】本発明に係るエキゾーストバルブの断面図(開弁状態)。
【図3】従来技術に係るエキゾーストバルブの断面図。
【発明を実施するための形態】
【0026】
以下、図面に基づいて本発明の実施形態について説明する。尚、以下に説明する実施形態はあくまで本発明の一実施形態であり、本発明を限定するものでないことを前提にして、以下の実施形態を説明する。
【0027】
図1及び図2は本発明に係るエキゾーストバルブ5の断面図であって、図1は閉弁状態を、図2は開弁状態をそれぞれ示している。尚、各図においては図面の煩雑化を防ぐために、適宜必要なラインを省略して描いている。また、エキゾーストバルブ5を除くエアドライヤの他の構成は、図3を参照しながら説明した従来技術に係るエアドライヤと同様であるので、図1及び図2においてはその図示を省略し、また以下ではその説明を省略する。
【0028】
図1及び図2において、符号3はプレッシャガバナ(不図示)からの制御指令圧が出力される制御室を示し、符号5はエアコンプレッサ(不図示)から供給される圧縮エアの圧力を受ける圧力室を示し、それぞれ図3を参照しながら説明した従来技術に係るエキゾーストバルブ56における制御室55と圧力室54に対応する。
【0029】
符号2はエアドライヤのベースを構成するベース部材(一例として、アルミニウム或いは合金などからなる金属成形品)であり、このベース部材2に形成された開口2aに、後述するピストン7の上部7aが上下に摺動可能に挿入される。尚、ベース部材2には凸状のガイド部2bが形成されており、ピストン7の上部には被ガイド穴7bが形成されていて、この被ガイド部7bにガイド部2bが入り込むことにより、ピストン7の上下動に際して当該ピストン7がガイド部2bによってガイドされる様になっている。
【0030】
また、本実施形態では、ベース部材2に形成される構成の特徴として、弁座12が挙げられる。即ち、弁座12がベース部材2の一部を利用して、即ちベース部材2と一体に形成されている。
【0031】
続いて本発明に係るエキゾーストバルブ5は、ピストン7と弁体(シール)9とがモールド成形によって一体的に形成され、これらピストン7と弁体9とで弁本体6が構成されている。尚、弁体(シール)9は弾性材料によって形成され、ピストン7は金属材料によって形成される。
【0032】
そして本発明に係るエキゾーストバルブ5は、図3に示した従来技術に係るエキゾーストバルブ56とは異なり、圧力室4から受けるエア圧によって開弁方向の押圧力を受けるように構成されている。従って、エアコンプレッサ(不図示)のロード状態においては、エキゾーストバルブ5は符号11で示す付勢手段としてのリターンスプリング(ピストン7を閉弁方向に付勢する)の付勢力によって閉弁状態を維持する様になっている。
【0033】
そしてプレッシャガバナ(不図示)からの制御指令圧を受けると、制御室3内の圧力によってエキゾーストバルブ5がリターンスプリング11の付勢力に抗して下がり、開弁状態となって、圧縮エアが図2の矢印fで示すような経路で排出される様になっている。尚、符号16はベース部材2と一体的に形成される筒状体を、符号15はリターンスプリングの台座を、符号14は台座15を固定するCリングを、それぞれ示している。
【0034】
また、符号16aは筒状体16に形成されるスリットを示しており、符号20は膨張室を示している。エキゾーストバルブ5を介して排出されるエアは、スリット16a及び膨張室20を介して、符号21で示す吸音材収容室へと導かれる。吸音材収容室21には、多孔質材などの吸音材が充填されており、そして排気エアはこの吸音材を経由し、蓋部材22に形成された図示しない排出穴から、外部へと排出される様になっている。
【0035】
ここでエキゾーストバルブ5は、図示しないプレッシャガバナからの制御圧(制御室3内の圧力)が所定圧に達するまでは閉弁状態を維持する必要がある。また、図示しないプレッシャガバナからの制御圧(制御室3内の圧力)が所定圧に達した際には、確実に開弁状態となる必要がある。
【0036】
この様な観点で、プレッシャガバナからの制御圧(制御室3内の圧力)による弁本体6の受圧面積と、圧力室4の圧縮エアによる弁本体6の受圧面積と、リターンスプリング11によって弁本体6を付勢する際の付勢力と、が設計される。
【0037】
以上の通り、本発明に係るエキゾーストバルブ5によれば、弁本体6が、エアコンプレッサから供給される圧縮エアの圧力によって閉弁方向ではなく開弁方向に押圧される構造となっており、エアコンプレッサのロード状態ではリターンスプリング11の付勢力によって閉弁状態を維持する様に構成されているので、図3を参照しながら説明した従来技術に係るエキゾーストバルブの様にピストン7を受圧面積の関係で上部径が大きいT字形状に形成する必要がない。
【0038】
従って、ピストン7を収容する為の開口2aを大きく確保する必要がなく、これによって従来必要としていた大径のバルブベース(図3において符号64)が不要となり、コスト削減に資するとともに受圧部材が減ることから強度向上を図ることができる。また、組立の都合上弁本体6を多部材で構成する必要も無くなり、本実施形態では弁本体6をピストン7と弁体9のみによって構成することができ、エキゾーストバルブの構造を簡素化することができるとともに、低コスト化を図ることができる。
【0039】
加えて、本実施形態では弁座12がエアドライヤのベース部材2の一部を利用して、つまりベース部材2に一体に形成されていることから、エキゾーストバルブをより一層構造簡単にして低コスト化を図ることができる。尚、本実施形態では弁座12をベース部材2の一部を利用して形成したが、これに限られるものではなく、他の部材に設けても良い。
【0040】
更に加えて、上述の通り弁本体6が、エアコンプレッサから供給される圧縮エアの圧力によって閉弁方向ではなく開弁方向に押圧される構造となっており、エアコンプレッサのロード状態ではリターンスプリング11の付勢力によって閉弁状態を維持する様に構成されているので、エアコンプレッサのロード状態において圧縮エアの圧力が異常圧となると開弁することとなる。このため、エキゾーストバルブ5を安全弁として利用することも可能となる。
【符号の説明】
【0041】
2 ベース部材
3 制御室
4 圧力室
5 エキゾーストバルブ
6 弁本体
7 ピストン
8 Oリング
9 弁体
11 リターンスプリング
12 弁座
13 シール
14 Cリング
15 台座
16 筒状体
20 膨張室
21 吸音材収容室
22 蓋部材

【特許請求の範囲】
【請求項1】
エアコンプレッサから供給される圧縮エアを乾燥処理するエアドライヤにおいて乾燥処理により生じるドレン及びエアを排出するバルブであり、閉弁状態では前記エアコンプレッサから供給される圧縮エアの圧力を受け、圧縮エアが規定圧に達するとプレッシャガバナからの制御指令圧を受けて開弁する構成を備えたエキゾーストバルブであって、
圧縮エアの圧力によって開弁方向に押圧される弁本体と、
圧縮エアの圧力に抗して前記弁本体を閉弁方向に付勢する付勢手段と、を備え、
前記付勢手段の付勢力によって圧縮エアの圧力に抗して閉弁状態を維持し、前記プレッシャガバナからの制御指令圧を受けると当該制御指令圧が前記付勢手段の付勢力に抗して開弁する構成を備えている、
ことを特徴とするエキゾーストバルブ。
【請求項2】
請求項1に記載のエキゾーストバルブにおいて、前記弁本体が、弁の開閉方向に摺動するピストン部材と、
弁座に接する弁体と、が一体的に形成されて成り、
前記弁座が、前記エアドライヤのベースを形成するベース部材の一部を利用して形成されている、
ことを特徴とするエキゾーストバルブ。
【請求項3】
圧縮エアを乾燥処理するエアドライヤであって、乾燥処理により生じるドレン及びエアを排出する、請求項1または2に記載のエキゾーストバルブを備えている、
ことを特徴とするエアドライヤ。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【公開番号】特開2012−106156(P2012−106156A)
【公開日】平成24年6月7日(2012.6.7)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−255288(P2010−255288)
【出願日】平成22年11月15日(2010.11.15)
【出願人】(510063502)ナブテスコオートモーティブ株式会社 (34)
【Fターム(参考)】