説明

カメラ管理装置、ネットワークカメラシステム、ネットワークカメラ制御方法、ネットワーク機器制御方法

【課題】ネットワークカメラが撮影した映像によりネットワークカメラを制御することが可能なカメラ管理装置、ネットワークカメラシステム、ネットワークカメラ制御方法、ネットワーク機器制御方法を提供する。
【解決手段】ネットワークを介してネットワークカメラと接続されたカメラ管理装置であって、ネットワークカメラが撮影した、ネットワークカメラを制御するための制御情報を含む映像データをネットワークカメラから受信する映像受信部と、映像受信部が受信した映像データから制御情報を抽出する制御情報抽出部と、ネットワークを介して制御情報に応じた制御コマンドをネットワークカメラに送信する制御送信部と、を備える。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、ネットワークカメラ管理装置に関し、具体的には、ネットワークカメラが撮影した映像によりネットワークカメラを制御することが可能なネットワークカメラ管理装置に関するものである。
【背景技術】
【0002】
一般に、監視カメラは設置してから長期間利用されるため、その管理担当者が変わる場合にも、保守作業を容易に実施し続けられることが必要である。従来、ネットワークに接続するネットワークカメラと、それらのネットワークカメラをネットワーク上に発見し、発見したカメラに対して設定、制御、映像の表示を行うことができるカメラ管理装置がある。
【0003】
例えば、カメラ管理装置はネットワークカメラに対してネットワークアドレスや名称を設定することが可能である。カメラ管理装置はネットワーク上に発見したネットワークカメラをその名称で区別することができる。また、カメラ管理装置はネットワークカメラが撮影する向きを制御することも可能である。
【0004】
ところで、多数のネットワークカメラを設置し管理している場合、特別な手掛かりがなければ、ネットワークカメラから送られてきた複数の映像の中から、そのカメラが撮影している場所を判断することは難しい。そこで、映像の撮影された場所を知るためには、例えば、ネットワークカメラを設置した場所と、ネットワークカメラの名称を対応づけて記憶する必要がある。この場合、この対応付けを常に維持し続け、管理担当者が変った場合には、この対応付けを引き継ぐ必要がある。
【0005】
これに対し、特許文献1では、監視カメラの場所を識別できるように、文字合成器を使用して監視カメラが撮影する映像にカメラ名称を合成することで、カメラ名称として設置場所名を与えたカメラからの映像から、そのカメラの設置場所を知ることができる。また、カメラに向かってジェスチャーによって指示を与える技術として、キーパッド等の入力装置を用いずに、CCDカメラが撮像した映像からジェスチャー認識によってゲーム装置の操作を行う技術が特許文献2に開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
【特許文献1】特開2003−179910号公報
【特許文献2】特開2001−246161号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
従来、ネットワークカメラを制御する場合、カメラ管理装置を必要とする。また、特定のネットワークカメラを制御したい場合には、そのネットワークカメラをカメラ管理装置上で識別する必要がある。
【0008】
例えば、様々な場所に設置された多数のネットワークカメラを管理している場合、管理担当者は、個々のネットワークカメラの設置された場所に行って保守作業を行うが、目の前にあるネットワークカメラを制御したい場合であっても、カメラ管理装置上でそのネットワークカメラを識別する必要があるためにカメラに向かって手を振り、カメラ管理装置上に映されている多数の映像の中から、自らが手を振る映像を確認し、目の前のネットワークカメラがカメラ管理装置上のどのネットワークカメラであるかを識別する、といったことが必要であった。
【0009】
さらに、カメラ管理装置とネットワークカメラが別の場所にあり、カメラ管理装置を持ち運ぶことが困難な場合、上記のように対象のネットワークカメラに向かって手を振ったとしても、管理担当者はカメラ管理装置上の映像を確認することができないため、カメラ管理装置上で対象のネットワークカメラを識別することが困難であった。
【0010】
また、ネットワークカメラが管理担当者の手を振るといったジェスチャーを認識して自らを制御するためには、ネットワークカメラがジェスチャー認識機能を有する必要があり、ネットワークカメラのコストが上昇するという問題があった。
【0011】
そこで、本発明は上記の課題を鑑みてなされたものであり、ネットワークカメラが撮影した映像によりネットワークカメラを制御することが可能なカメラ管理装置、ネットワークカメラシステム、ネットワークカメラ制御方法、ネットワーク機器制御方法を提供することを主たる目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0012】
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明のカメラ管理装置は、ネットワークを介してネットワークカメラと接続されたカメラ管理装置であって、前記ネットワークカメラが撮影した、前記ネットワークカメラを制御するための制御情報を含む映像データを前記ネットワークカメラから受信する映像受信部と、前記映像受信部が受信した前記映像データから前記制御情報を抽出する制御情報抽出部と、前記ネットワークを介して前記制御情報に応じた制御コマンドを前記ネットワークカメラに送信する制御送信部と、を備えることを特徴とする。
【0013】
また、本発明のカメラ管理装置は、ネットワークを介してネットワークカメラと接続されたカメラ管理装置であって、前記ネットワークカメラが撮影した、撮影対象となる情報である映像対象情報を表示するためのデバイスを制御するための制御情報と前記デバイスを識別するための識別情報とを含む映像データを前記ネットワークカメラから受信する映像受信部と、前記映像受信部が受信した前記映像データから前記制御情報と前記識別情報とを抽出する制御情報抽出部と、前記ネットワークを介して前記制御情報に応じた制御コマンドを前記識別情報によって識別される前記デバイスに送信する制御送信部と、を備えることを特徴とする。
【0014】
また、本発明のネットワークカメラシステムは、ネットワークを介してネットワークカメラと前記ネットワークカメラを管理するカメラ管理装置とが接続されたネットワークカメラシステムであって、前記カメラ管理装置は、前記ネットワークカメラが撮影した、前記ネットワークカメラを制御するための制御情報を含む映像データを前記ネットワークカメラから受信する映像受信部と、前記映像受信部が受信した前記映像データから前記制御情報を抽出する制御情報抽出部と、前記ネットワークを介して前記制御情報に応じた制御コマンドを前記ネットワークカメラに送信する制御送信部と、を備え、前記ネットワークカメラは、前記制御情報を含み、撮影対象となる情報である映像対象情報を表示するためのデバイスを撮影する撮影部と、前記撮影部が撮影した前記映像対象情報を前記映像データとして前記カメラ管理装置に送信する映像配信部と、前記カメラ管理装置から前記制御コマンドを受信する制御受信部と、前記制御受信部が受信した前記制御コマンドに従って前記ネットワークカメラを制御する被制御部と、を備えることを特徴とする。
【0015】
また、本発明は、上記ネットワークカメラシステムで行われるネットワークカメラ制御方法、ネットワーク機器制御方法である。
【発明の効果】
【0016】
本発明によれば、ネットワークカメラが撮影した映像によりネットワークカメラを制御することが可能なカメラ管理装置、ネットワークカメラシステム、ネットワークカメラ制御方法、ネットワーク機器制御方法を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0017】
【図1】第1の実施の形態におけるネットワークカメラシステムのシステム構成図である。
【図2】第1の実施の形態におけるネットワークカメラシステムのカメラ制御方法の処理フローである。
【図3】第2、4の実施の形態におけるネットワークカメラシステムのシステム構成図である。
【図4】第2、4の実施の形態におけるネットワークカメラシステムのカメラ制御方法の処理フローである。
【図5A】第2の実施の形態における認証部のキー生成処理のフローチャートである。
【図5B】第2の実施の形態における認証部のキー検証処理のフローチャートである。
【図6】第3の実施の形態におけるネットワークカメラシステムのシステム構成図である。
【図7】第3の実施の形態における認証部の制御回数カウント処理のフローチャートである。
【図8】第5の実施の形態におけるネットワークカメラシステムのシステム構成図である。
【図9】第5の実施の形態におけるネットワークカメラシステムのカメラ制御方法の処理フローである。
【図10】第6の実施の形態におけるネットワークカメラシステムのシステム構成図である。
【図11】第6の実施の形態におけるネットワークカメラシステムのカメラ制御方法の処理フローである。
【図12A】第6の実施の形態における認証部のキー生成処理のフローチャートである。
【図12B】第6の実施の形態における認証部のキー検証処理のフローチャートである。
【図13A】上述した実施形態における制御情報の例を示す図である。
【図13B】上述した実施形態における映像対象情報の例を示す図である。
【図13C】上述した実施形態における制御コマンドの例を示す図である。
【図13D】上述した実施形態における秘密情報の例を示す図である。
【図13E】上述した実施形態におけるキー情報の例を示す図である。
【図13F】上述した実施形態におけるカメラ映像の例を示す図である。
【図14】本実施形態におけるカメラ管理装置のハードウェア構成を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0018】
(第1の実施の形態)
−−−システム構成−−−
以下に本発明にかかるカメラ管理装置、ネットワークカメラシステム、ネットワークカメラ制御方法、ネットワーク機器制御方法の第1の実施の形態について図面を用いて詳細に説明する。
【0019】
図1は、本実施形態におけるネットワークカメラシステム100のシステム構成図である。図1に示すネットワークカメラシステム100は、制御コマンド113によって制御され、撮影した映像対象情報111が撮影されたデータである映像データ112をカメラ管理装置300に送信するネットワークカメラ400と、ネットワークカメラ400から受信した映像データ112から制御情報110を抽出し、制御情報110に対応する制御コマンド113によってネットワークカメラ400を制御するカメラ管理装置300と、それらを接続するネットワーク101とを含んで構成されている。制御情報110、映像対象情報111、映像データ112、制御コマンド113の具体的な例については後述する。
【0020】
また、ネットワークカメラシステム100は、制御情報110を含む映像対象情報111を表示し、ネットワークカメラ400に撮影される制御デバイス200や制御媒体210を含む。例えば、制御デバイス200は、制御情報110を含む映像対象情報111を表示する機能を備え、ネットワークカメラ400に撮影される機器(例えば、iPad(登録商標)などの電子機器)である。また、制御情報110を含む映像対象情報111を紙に印刷した制御媒体210は、制御情報110を含む映像対象情報111を表示し、ネットワークカメラ400に撮影される媒体である。
【0021】
なお、ネットワークカメラシステム100は、ネットワークカメラ400を複数含んでもよい。また、制御媒体210の素材は紙以外にも、プラスチック、金属など、印刷可能な素材であればよい。続いて、カメラ管理装置300について説明する。
【0022】
−−−カメラ管理装置300−−−
カメラ管理装置300は、例えば、一般的なパーソナル・コンピュータ等の情報処理装置であり、操作部201と、表示部202と、制御送信部301と、映像受信部303と、制御情報抽出部304と、ネットワークIF205とを有している。
【0023】
操作部201は、制御されるネットワークカメラ400の選択をユーザから受け付け、ネットワークカメラ400に対する制御情報110の入力を受け付けるユーザーインターフェース(例えば、キーボードやマウス等の入力装置)である。
【0024】
表示部202は、映像受信部303がネットワークカメラ400から受信し、デコードした映像データ112を表示するモニターである。
【0025】
制御送信部301は、ネットワーク101を通してネットワークカメラ400の制御受信部401に制御コマンド113を送信する機能を備える。制御コマンド113を送信する機能は、例えばSOAP(Simple Object Access Protocol)クライアントによって実現される。制御コマンド113により制御できることは、例えば、名称を設定すること、ネットワークアドレスを設定すること、カメラの向きを指定すること等、ネットワークカメラ400に対する種々の設定や操作である。
【0026】
映像受信部303は、ネットワーク101を通してネットワークカメラ400の映像配信部403から映像データ112を受信する機能と、映像データ112をデコードする機能を備える。映像データ112を受信する機能は、例えばRTP(Realtime Transport Protocol)クライアントによって実現される。映像データ112をデコードする機能は、例えば、H.264デコーダーである。
【0027】
制御情報抽出部304は、映像受信部303が受信した映像データ112から制御情報110を抽出する機能を備える。映像データ112から制御情報110を抽出する機能は、画像認識技術により映像データ112から制御情報110を抽出する。画像認識技術は、画像から情報を抽出する技術であり、例えば、既存の光学式文字読み取り装置で使用される文字認識技術、PDF417(登録商標)やQRコード(登録商標)などの二次元コードを読み取る技術、人の身振り手振りを認識するジェスチャー認識技術、矢印の方向を認識する画像認識技術などである。制御情報110は、制御対象となるネットワークカメラ400に対する指示、例えば、名称を設定すること、ネットワークアドレスを設定すること、撮影する方向を設定すること、の指示である。
【0028】
ネットワークIF205は、ネットワーク101に接続し、ネットワークIF205間で通信を行うためのインターフェースであり、例えば、イーサーネット(登録商標)カードである。続いて、ネットワークカメラ400について説明する。
【0029】
−−−ネットワークカメラ400−−−
ネットワークカメラ400は、制御コマンド113を受信しネットワークカメラ400を制御する制御受信部401と、映像対象情報111を撮影する撮影部402と、ネットワーク101に接続するネットワークカメラIF205と、撮影部402で撮影した映像対象情報111の映像データ112を送信する映像配信部403を備える。これは従来から知られているネットワークカメラ400が有する構成であってもよい。
【0030】
制御受信部401は、ネットワーク101を通してカメラ管理装置300の制御送信部301から制御コマンド113を受信する機能を備える。制御コマンド113を受信する機能は、例えばSOAPサーバーである。制御受信部401は、制御コマンド113を解釈し、制御コマンド113の内容に従って、被制御部404、撮影部402、ネットワークIF205、映像配信部403を制御する機能を備える。
【0031】
撮影部402は、撮影したカメラ映像116を映像配信部403へ出力する機能を備える。撮影部402は、例えば、CCDイメージセンサー(Charge Coupled Device Image Sensor)である。撮影部402は、出力するカメラ映像116の輝度などの画質調整機能や、撮影する向きやズームを調整するPTZ(Pan Tilt Zoom)機能を備えていてもよい。画質調整機能とPTZ機能は、カメラ管理装置300から受信した制御コマンド113に従って制御される。
【0032】
映像配信部403は、撮影部402が撮影したカメラ映像116を映像データ112にエンコードする機能と、ネットワーク101を通してカメラ管理装置300の映像受信部303へ映像データ112を送信する機能を備える。映像データ112を送信する機能は、例えばRTPサーバーによって実現される。カメラ映像116をエンコードする機能は、例えばH.264エンコーダーである。RTPサーバーとH.264エンコーダーとは、カメラ管理装置300から受信した制御コマンド113に従って制御される。
【0033】
被制御部404は、ネットワークカメラ400の名称の設定及び読み出しを行う名称記憶機能を備える。また、被制御部404は、ネットワークカメラ400が備える機能の設定情報の記憶及び読み出しを行う設定情報記憶機能を備える。名称記憶機能と設定情報記憶機能は、カメラ管理装置300から受信した制御コマンド301に従って制御することができる。例えば、カメラ管理装置300が制御コマンド301により指定した名称にネットワークカメラ400の名称を設定することができる。続いて、制御デバイス200について説明する。
【0034】
−−−制御デバイス200−−−
制御デバイス200は、操作部201と、表示部202と、制御情報生成部203と、制御映像生成部204と、ネットワークIF205と、認証部206を有している。
【0035】
操作部201は、映像対象情報111に含める制御情報110を入力するためのユーザーインターフェースである。例えば、操作部201は、液晶モニター上に制御情報110を入力するためのグラフィカルユーザーインターフェース表示し、タッチパネルにより制御情報110を入力する、タッチパネル付き液晶モニターである。
【0036】
表示部202は、制御情報110を含む映像対象情報111を表示するモニターである。例えば、表示部202は、操作部201と共用のタッチパネル付き液晶モニターである。
【0037】
制御映像生成部204は、操作部201で入力された制御情報110から映像対象情報111を生成する。操作部201からの入力操作によって生成される映像対象情報111は、カメラ管理装置300の制御情報抽出部304が備える画像認識技術で認識可能な映像対象情報111であればよい。例えば、制御映像生成部204は、制御情報110を白の背景に黒文字で表す映像生成機能を有し、映像対象情報111は、制御情報110を白の背景に黒文字で表す映像である。また別の例として、制御映像生成部204は、制御情報110を含む二次元コードを生成する機能を有し、映像対象情報111は、制御情報110を含む二次元コードである。続いて、ネットワークカメラシステム100が取り扱う各種情報について説明する。
【0038】
図13A〜Dは、本実施形態における制御情報110、映像対象情報111、制御コマンド113、カメラ映像116の例を示す図である。まず、制御情報110について説明する。
【0039】
−−−制御情報110−−−
制御情報110は、制御対象となるネットワークカメラ400を制御する内容を示す情報である。図13Aに示す制御情報110は、ネットワークカメラ400の名称を「CAM−A」に設定する場合の例である。
【0040】
−−−映像対象情報111−−−
映像対象情報111は、制御デバイス200や制御媒体210によって表示される制御情報110の内容を含む文字や二次元コードである。図13Bに映像対象情報111の例を示す。この例では、映像対象情報111は、制御情報110として「名称設定:CAM−A」と、キー115(第2の実施の形態において述べる)を表示している。
【0041】
また、別の例として、映像対象情報111が矢印であってもよい。この場合、制御情報抽出部304が、映像対象情報111から矢印を認識し、該矢印の方向から、ネットワークカメラ400の撮影する方向を該方向に動かす制御情報110を抽出する。
【0042】
−−−映像データ112−−−
映像データ112は、ネットワークカメラ400の撮影部402で撮影した映像対象情報111をコーデックアルゴリズムに従ってエンコードしたものである。コーデックアルゴリズムは、例えば、H.264、JPEGなどである。映像データ112は、RTPに従ってネットワークカメラ400からカメラ管理装置300へ送信される。
【0043】
−−−制御コマンド113−−−
制御コマンド113は、カメラ管理装置300がネットワークカメラ400に指示を行うための情報である。例えば、ネットワークカメラ400のネットワーク上の名称の設定、ネットワークアドレスの設定、映像配信部403が配信する映像のコーデックの設定、撮影部402が撮影する方向の設定、などをネットワークカメラ400に指示するものである。制御コマンド113は、SOAPに従ってカメラ管理装置300とネットワークカメラ400との間で送受信される。制御コマンド113の内容の例を図13Cに示す。この例では、プロトコルにSOAPを利用し、制御の内容を示すアクション名が「SetDeviceName」であり、パラメーターが「<Name>CAM−A</Name>」であることを示している。
【0044】
−−−カメラ映像116−−−
カメラ映像116は、ネットワークカメラ400が撮影した映像である。図13Dにカメラ映像116の例を示す。この例では、カメラ映像116は、ネットワークカメラ400が、映像対象情報111を表示した制御デバイス200を撮影した映像である。続いて、本実施形態におけるネットワークカメラシステム100のカメラ制御方法について説明する。
【0045】
−−−処理フロー−−−
図2は、本実施形態におけるネットワークカメラシステム100のカメラ制御方法の処理フローである。
【0046】
制御デバイス200は、操作部201が制御情報110の入力を受け付けると(S221)、制御映像生成部204が該制御情報110から映像対象情報111を生成し(S223)、表示部202が該映像対象情報111を表示する(S224)。
【0047】
ネットワークカメラ400は、撮影部402が映像対象情報111を撮影し(S241)、映像配信部403が該映像対象情報111を映像データ112にエンコードし(S242)、ネットワークIF205が該映像データ112をカメラ管理装置300へ送信する(S243)。
【0048】
カメラ管理装置300は、ネットワークIF205がネットワークカメラ400から映像データ112を受信し(S231)、映像受信部303が該映像データ112をカメラ映像116にデコードし(S232)、映像情報抽出部304が該カメラ映像116から制御情報110を抽出し(S233)、制御送信部301が該制御情報110に対応する制御コマンド113を生成し(S234)、ネットワークIF205が該制御コマンド113を映像データ112の送信元のネットワークカメラ400へ送信する(S235)。但し、該ステップS233で映像情報抽出部304が該カメラ映像116から制御情報110を抽出できない場合は、処理を終了する。
【0049】
ネットワークカメラ400は、ネットワークIF205がカメラ管理装置300から制御コマンド113を受信し(S244)、制御受信部401が該制御コマンド113に従って被制御部404、撮影部402、ネットワークIF205、映像配信部403を制御し(S245)、被制御部404、撮影部402、ネットワークIF205、映像配信部403は該制御に従った処理を行う(S246)。
【0050】
以上により、制御デバイス200が表示した制御情報110を含む映像対象情報111を撮影した映像データ112を送信したネットワークカメラ400に対し、該映像データ112を受信したカメラ管理装置300が制御情報110に対応する制御コマンド113により制御を行うことができる。
【0051】
つまり、ネットワークカメラ400が従来のネットワークカメラ400であっても、カメラ管理装置300は、ネットワークカメラ400が撮影した映像によって、ネットワークカメラ400を制御することができる。
【0052】
具体的には、本実施の形態におけるネットワークカメラシステム100は、従来のネットワークカメラ400に名称を設定する制御情報110を含む映像対象情報111を撮影させることにより、該ネットワークカメラ400に該名称を設定することができる。または、本実施の形態におけるネットワークカメラシステム100は、従来のネットワークカメラ400にネットワークアドレスを設定する制御情報110を含む映像対象情報111を撮影させることにより、該ネットワークカメラ400にネットワークアドレスを設定することができる。
【0053】
または、本実施の形態におけるネットワークカメラシステム100は、従来のPTZ機能を備えるネットワークカメラ400に矢印の映像を撮影させることにより、該ネットワークカメラ400を矢印の方向に向けることができる。さらに、ネットワークカメラ400設置時にネットワークカメラ400のある場所において簡単に一時的な設定を行い、後でカメラ管理装置300から細かい設定を行うことにより、ネットワークカメラ400設置を効率よく行うことができる。
【0054】
なお、カメラ管理装置300は、制御情報110を含むカメラ映像116を受信した場合、該カメラ映像116を記録してもよい。さらに、カメラ管理装置300は、制御情報110を含むカメラ映像116を受信したときに、ネットワークカメラ400へ制御コマンド113を送信せず、該カメラ映像116を記録し、カメラ表示部202に該カメラ映像116を表示し、操作部201からの操作された後にネットワークカメラ400へ該制御コマンド113を送信してもよい。
【0055】
(第2の実施の形態)
−−−認証、誤設定対策−−−
第2の実施の形態では、第1の実施の形態にかかるネットワークカメラシステム100において、ネットワークカメラ400が誤った設定や不正な設定をされる可能性を低減するために、制御デバイス200が表示する映像対象情報111に、予め制御デバイス200とカメラ管理装置300が共有する秘密情報114から生成される情報を含める。
【0056】
−−−システム構成−−−
図3は、本実施形態におけるネットワークカメラシステム900のシステム構成図である。ネットワークカメラシステム900は、第1の実施の形態にかかるネットワークカメラシステム100に比べ、第2の実施の形態のカメラ管理装置3001は、第1の実施の形態のカメラ管理装置300と同様の構成を備えるほか、さらに認証部206を備える点で、第1の実施の形態におけるカメラ管理装置300とは異なっている。
【0057】
また、第2の実施の形態の制御デバイス200は、第1の実施の形態の制御デバイス200と比べ、さらに認証部206とネットワークIF205とを備える点で、第1の実施の形態における制御デバイス200とは異なっている。以下では、第1の実施の形態と同一の構成要素には同一の符号を付してその説明を省略している。
【0058】
認証部206は、秘密情報114を記憶する機能を備え、秘密情報114からキー115を生成する機能と、キー115を検証する機能のいずれか一方あるいは両方を備える。
【0059】
認証部206は、例えばCPU(Central Processing Unit)とメモリーと該CPU上で動作するプログラムと現時刻を示す時計である。秘密情報114を記憶する機能は例えばメモリー(不図示)で構成する。秘密情報114からキー115を生成する機能は例えばAES(Advanced Encryption Standard)暗号の暗号化プログラムで構成する。キー115を検証する機能は、例えばAES暗号の復号化プログラムで構成する。続いて、秘密情報114について説明する。
【0060】
−−−秘密情報114−−−
秘密情報114は、制御デバイス200とカメラ管理装置300が共有する情報である。図13Eに秘密情報114の例を示す。カメラ管理装置300は制御デバイス200から制御情報110を含む映像データ112を受信した場合に、映像データ112が秘密情報114によって暗号化されている映像情報111を含んでいるか否かを判定し、秘密情報114によって暗号化されている映像情報111を含んでいないと判定した場合、該制御情報110を受け付けない。これにより、制御情報110の誤認識による誤った設定や、秘密情報114を共有しない制御デバイス200からの不正な設定をされる可能性を低減する。秘密情報114は例えばAES(Advanced Encryption Standard)暗号の128ビット長の共通鍵である。なお、以下では、共通鍵暗号化方式を前提に説明しているが、公開鍵暗号化方式等の従来から知られている種々の方式によって映像データ112を暗号化することが可能である。続いてキー115について説明する。
【0061】
−−−キー115−−−
キー115は、制御デバイス200が映像対象情報111に含めてネットワークカメラ400に映され、カメラ管理装置300が、制御デバイス200が正当な制御デバイス200であることを判断するための情報である。図13Fにキー115の例を示す。キー115は例えばAES暗号化された128ビット長のデータである。
【0062】
なお、制御デバイス200とカメラ管理装置300は、予め秘密情報114を共有する。共有の方法は、制御デバイス200とカメラ管理装置300の操作部201から秘密情報114として同じ値を設定する。あるいは、制御デバイス200とカメラ管理装置300がネットワーク101で接続し、IKE(Internet Key Exchange)等の鍵交換プロトコルを利用して秘密情報114を共有してもよい。続いて、本実施形態におけるネットワークカメラシステム900のカメラ制御方法について説明する。
【0063】
−−−処理フロー−−−
図4は、本実施形態におけるネットワークカメラシステム900のカメラ制御方法の処理フローである。
【0064】
第1の実施の形態のカメラ制御方法では、制御デバイス200は、制御情報110から映像対象情報111を生成し、カメラ管理装置300へ送信するが、第2の実施の形態のカメラ制御方法では、制御デバイス200は、制御情報110とキー115から映像対象情報111を生成し、カメラ管理装置300へ送信する。
【0065】
また、第1の実施の形態のカメラ制御方法では、カメラ管理装置300は、カメラ映像116から制御情報110を抽出し、制御情報110に対応する制御コマンド113を送信元のネットワークカメラ400へ送信するが、第2の実施の形態のカメラ制御方法では、カメラ管理装置300は、カメラ映像116から制御情報110とキー115を抽出し、キー115を検証して合格した場合のみ、制御情報110に対応する制御コマンド113を送信元のネットワークカメラ400へ送信する。これにより、カメラ管理装置300が、制御情報110の誤認識によるネットワークカメラ400への誤った設定や、秘密情報114を共有しない制御デバイス200からの制御情報110でネットワークカメラ400へ不正な設定を行う可能性を低減する。
【0066】
次に、図4を用いて第2の実施の形態の処理フローを説明する。
【0067】
制御デバイス200は、操作部201が制御情報110の入力を受け付け(S221)、認証部206が秘密情報114からキー115を生成し(S421)、制御映像生成部204が該制御情報110とキー115から映像対象情報111を生成し(S223)、表示部202が該映像対象情報111を表示する(S224)。
【0068】
ネットワークカメラ400は、撮影部402が映像対象情報111を撮影し(S241)、映像配信部403が該映像対象情報111を映像データ112にエンコードし(S242)、ネットワークIF205が該映像データ112をカメラ管理装置300へ送信する(S243)。
【0069】
カメラ管理装置300は、ネットワークIF205がネットワークカメラ400から映像データ112を受信し(S231)、映像受信部303が該映像データ112をカメラ映像116にデコードし(S232)、映像情報抽出部304が該カメラ映像116から制御情報110とキー115を抽出し(S233)、認証部206が該キー115を検証し(S431(S431−1))、該検証に合格の場合は、制御送信部301が該制御情報110に対応する制御コマンド113を生成し(S234)、ネットワークIF205が該制御コマンド113を映像データ112の送信元のネットワークカメラ400へ送信する(S235)。S431−1の検証に不合格の場合は、処理を終了する。
【0070】
但し、該ステップS233で映像情報抽出部304が該カメラ映像116から制御情報110とキー115を抽出できない場合は、処理を終了する。
【0071】
ネットワークカメラ400は、ネットワークIF205がカメラ管理装置300から制御コマンド113を受信し(S244)、制御受信部401が該制御コマンド113に従って被制御部404、撮影部402、ネットワークIF205、映像配信部403を制御し(S245)、被制御部404、撮影部402、ネットワークIF205、映像配信部403は該制御に従った処理を行う(S246)。続いて、ステップS421における処理(キー生成処理)について説明する。
【0072】
−−−キー生成(S421)−−−
図5Aは、本実施形態における認証部206のキー生成処理のフローチャートである。
【0073】
制御デバイス200は、記憶している秘密情報114(ここでは秘密Sとする)を読み出し(S521)、時計から時刻Tを読み出し(S522)、時刻Tを平文、秘密S(114)を鍵としてAES暗号化を行い、その結果をキー115として生成する(S523)。続いて、ステップS431−1における処理(キー検証処理)について説明する。
【0074】
−−−キー検証(S431−1)−−−
図5Bは、本実施形態における認証部206のキー検証処理のフローチャートである。
【0075】
カメラ管理装置300は、カメラ映像116から抽出したキー115を取得し(S531)、記憶している秘密S(114)を読み出し(S532)、キー115を暗号文、秘密S(114)を鍵としてAES復号化を行い、その結果T’を求め(S533)、時計から時刻Tを読み出し(S534)、T’とTとが既定の条件を満たしていれば結果を合格とする(S535)。該既定の条件を満たしていない場合は結果を不合格とする。既定の条件は例えば、T’がTの前後1分以内であることである。これにより、制御デバイス200とカメラ管理装置300の時計の時刻の設定のずれの時間と、制御デバイス200がキー115を生成してから、カメラ管理装置300がキー115を検証するまでにかかる時間との合計が、例えば、1分以内であれば合格とする。
【0076】
以上により、本発明のネットワークカメラシステム100は、カメラ管理装置300が、制御情報110の誤認識によるネットワークカメラ400への誤った設定や、秘密情報114を共有しない制御デバイス200からの制御情報110でネットワークカメラ400へ不正な設定を行う可能性を低減する。
【0077】
(第3の実施の形態)
−−−制御モード−−−
第3の実施の形態では、第1の実施の形態のネットワークカメラシステム100で、カメラ管理装置300が必要以上にネットワークカメラ400に設定を行わないように、カメラ管理装置300に制御モードの状態を設け、カメラ管理装置300は、制御モードがONのときのみカメラ映像116が含む制御情報110に従って制御コマンド113をネットワークカメラ400に送信する。制御モードがOFFのときは、カメラ管理装置300は、カメラ映像116が含む制御情報110に従って制御コマンド113をネットワークカメラ400に送信しない。
【0078】
−−−システム構成−−−
図3は、本実施形態におけるネットワークカメラシステム100のシステム構成図である。第3の実施の形態のネットワークカメラシステム901は、第1の実施の形態のネットワークカメラシステム100に比べて、カメラ管理装置3002が、第2の実施の形態のカメラ管理装置3001の認証部206とは異なる認証部2061を備えている点で第2の実施の形態におけるカメラ管理装置3001とは異なっている。以下では、第1または第2の実施の形態と同一の構成要素には同一の符号を付してその説明を省略している。
【0079】
認証部2061は、制御モードがONになってからネットワークカメラ400に制御コマンド113を送信した回数を記録し、制御コマンド113を送信する回数が設定された上限回数を超える場合に制御モードをOFFにする機能を有している。
【0080】
カメラ管理装置3001の操作部201は、該上限回数の入力を受け付ける機能を備え、カメラ管理装置3001の認証部2061は上限回数を、不図示のメモリーに記憶する。また、カメラ管理装置3001の操作部201は該制御モードをONにする機能を備え、カメラ管理装置3001の認証部2061は制御モードの状態を、不図示のメモリーに記憶する。制御モードの状態は1ビットの記憶領域に記録し、例えば0のときOFF、1のときONとする。
【0081】
−−−処理フロー−−−
本実施形態におけるネットワークカメラシステム100のカメラ制御方法の処理フローについては、図4に示した処理フローと同様の流れであるが、第1の実施の形態のカメラ制御方法では、カメラ管理装置3001は、カメラ映像116から制御情報110を抽出できた場合は、制御情報110に対応する制御コマンド113を送信元のネットワークカメラ400へ送信するが、第3の実施の形態のカメラ制御方法では、カメラ管理装置3001は、カメラ映像116から制御情報110を抽出できた場合は、設定された上限回数まで制御情報110に対応する制御コマンド113を送信元のネットワークカメラ400へ送信する。これにより、カメラ管理装置3001が必要以上にネットワークカメラ400に設定を行うことを防止する。
【0082】
次に、図4を用いて第3の実施の形態の処理フローを説明する。制御デバイス200は、操作部201が制御情報110の入力を受け付け(S221)、認証部2061が秘密情報114からキー115を生成し(S421)、制御映像生成部204が該制御情報110とキー115から映像対象情報111を生成し(S223)、表示部202が該映像対象情報111を表示する(S224)。
【0083】
ネットワークカメラ400は、撮影部402が映像対象情報111を撮影し(S241)、映像配信部403が該映像対象情報111を映像データ112にエンコードし(S242)、ネットワークIF205が該映像データ112をカメラ管理装置3001へ送信する(S243)。
【0084】
カメラ管理装置3001は、ネットワークIF205がネットワークカメラ400から映像データ112を受信し(S231)、映像受信部303が該映像データ112をカメラ映像116にデコードし(S232)、映像情報抽出部304が該カメラ映像116から制御情報110を抽出し(S233)、認証部2061がネットワークカメラ400へ制御コマンド113を送信する回数が上限回数を超えないか検証し(S413(S413−2))、該検証に合格の場合は、制御送信部301が該制御情報110に対応する制御コマンド113を生成し(S234)、ネットワークIF205が該制御コマンド113を映像データ112の送信元のネットワークカメラ400へ送信する(S235)。S431−2の検証に不合格の場合は、処理を終了する。但し、該ステップS233で映像情報抽出部304が該カメラ映像116から制御情報110を抽出できない場合は、処理を終了する。
【0085】
ネットワークカメラ400は、ネットワークIF205がカメラ管理装置3001から制御コマンド113を受信し(S244)、制御受信部401が該制御コマンド113に従って被制御部404、撮影部402、ネットワークIF205、映像配信部403を制御し(S245)、被制御部404、撮影部402、ネットワークIF205、映像配信部403は該制御に従った処理を行う(S246)。続いて、ステップS413における制御回数カウント処理(S413−2)について説明する。
【0086】
−−−制御回数カウント(S431−2)−−−
図7は、本実施形態における認証部2061が行う制御回数カウント処理のフローチャートである。以下、該ステップS431−2の制御コマンド113を送信する回数が上限回数を超えないか検証する制御回数カウント処理について説明する。
【0087】
先ず、カメラ管理装置300は、不図示のメモリーに、制御モードの状態と、コマンド送信回数nと、上限回数Nを記憶している。カメラ管理装置300は、制御モードをONにする際に、コマンド送信回数nを0にする。
【0088】
カメラ管理装置300は、制御モードがONであるか判断し(S541)、ONでない場合は結果を不合格とする(S547)。ONの場合は、上限回数Nを読み出し(S542)、コマンド送信回数nが上限回数Nより小さいか判断し(S543)、小さい場合は結果を合格とし(S544)、コマンド送信回数nに1を加算する(S545)。該ステップS543の判断で小さくない場合は、制御モードをOFFにして(S546)、その結果を不合格とする(S547)。
【0089】
以上により、本発明のネットワークカメラシステム100は、カメラ管理装置300が必要以上にネットワークカメラ400に設定を行うことを防止することができる。
【0090】
(第4の実施の形態)
−−−制御状況通知−−−
第4の実施の形態では、第1の実施の形態のネットワークカメラシステム100において、ネットワークカメラ400への制御が完了したことを通知する。このために、ネットワークカメラ400はスピーカー405を備え、制御完了時に音を鳴らすことができるようになっている。
【0091】
−−−システム構成−−−
図3は、本実施形態におけるネットワークカメラシステム100のシステム構成図である。第4の実施の形態のネットワークカメラシステム100は、第1の実施の形態のネットワークカメラシステム100に比べて、第4の実施の形態のネットワークカメラ400は、第1の実施の形態のネットワークカメラ400に、さらにスピーカー405を備える点で、第1の実施の形態のネットワークカメラ400とは異なっている。以下では、第1〜3の実施の形態と同一の構成要素には同一の符号を付してその説明を省略している。
【0092】
−−−処理フロー−−−
図4は、本実施形態におけるネットワークカメラシステム100のカメラ制御方法の処理フローである。
【0093】
第1の実施の形態のカメラ制御方法では、ネットワークカメラ400は、ネットワークIF205がカメラ管理装置3001から制御コマンド113を受信し(S244)、制御受信部401が該制御コマンド113に従って被制御部404、撮影部402、ネットワークIF205、映像配信部403を制御し(S245)、被制御部404、撮影部402、ネットワークIF205、映像配信部403は該制御に従った処理を行う(S246)が、第4の実施の形態のカメラ制御方法では、ネットワークカメラ400は、ネットワークIF205がカメラ管理装置3001から制御コマンド113を受信し(S244)、制御受信部401が該制御コマンド113に従って被制御部404、撮影部402、ネットワークIF205、映像配信部403を制御し(S245)、被制御部404、撮影部402、ネットワークIF205、映像配信部403は該制御に従った処理を行い(S246)、該処理完了後にスピーカー405から確認音を鳴らす(S441)。これにより、ネットワークカメラ400へ設定が完了したことを知ることができる。
【0094】
次に、図4を用いて第4の実施の形態の処理フローを説明する。制御デバイス200は、操作部201が制御情報110の入力を受け付け(S221)、制御映像生成部204が該制御情報110から映像対象情報111を生成し(S223)、表示部202が該映像対象情報111を表示する(S224)。
【0095】
ネットワークカメラ400は、撮影部402が映像対象情報111を撮影し(S241)、映像配信部403が該映像対象情報111を映像データ112にエンコードし(S242)、ネットワークIF205が該映像データ112をカメラ管理装置3001へ送信する(S243)。
【0096】
カメラ管理装置3001は、ネットワークIF205がネットワークカメラ400から映像データ112を受信し(S231)、映像受信部303が該映像データ112をカメラ映像116にデコードし(S232)、映像情報抽出部304が該カメラ映像116から制御情報110を抽出し(S233)、制御送信部301が該制御情報110に対応する制御コマンド113を生成し(S234)、ネットワークIF205が該制御コマンド113を映像データ112の送信元のネットワークカメラ400へ送信する(S235)。但し、該ステップS233で映像情報抽出部304が該カメラ映像116から制御情報110を抽出できない場合は、処理を終了する。
【0097】
ネットワークカメラ400は、ネットワークIF205がカメラ管理装置3001から制御コマンド113を受信し(S244)、制御受信部401が該制御コマンド113に従って被制御部404、撮影部402、ネットワークIF205、映像配信部403を制御し(S245)、被制御部404、撮影部402、ネットワークIF205、映像配信部403は該制御に従った処理を行い(S246)、該処理完了後にスピーカー405から確認音を鳴らす(S441)。
【0098】
以上により、本発明のネットワークカメラシステム100は、ネットワークカメラ400へ設定が完了したことを知ることができるようになる。
【0099】
なお、ネットワークカメラ400が制御コマンド113の処理完了を判断して音を鳴らす代わりに、カメラ管理装置3001が、ネットワークカメラ400へ制御コマンド113を送信するときに、ネットワークカメラ400へスピーカー405から音を鳴らす制御コマンドを送信してもよい。
【0100】
また、ネットワークカメラ400は該ステップS441の処理完了後に確認音を鳴らすだけではなく、該ステップS244の制御コマンド113を受信したとき、または、該ステップS245の各機能ブロックの制御を行っているときに、音を鳴らしてもよい。また、制御の状況によって音程や音を鳴らす間隔を変えてもよい。これにより、ネットワークカメラ400への制御がどの程度進んだのかを段階的に知ることができる。
【0101】
(第5の実施の形態)
−−−制御デバイス制御−−−
第5の実施の形態では、第1の実施の形態のネットワークカメラシステム100で、ネットワークカメラ400に映した制御デバイス2001へ制御を行う。このために、制御デバイス200は被制御部404と、制御送信部401と、ネットワークIF205を備え、カメラ管理装置300は制御デバイス2001へ制御コマンド113を送信する。
【0102】
−−−システム構成−−−
図6は、本実施形態におけるネットワークカメラシステム902のシステム構成図である。第5の実施の形態のネットワークカメラシステム902は、第1の実施の形態のネットワークカメラシステム100に比べて、第5の実施の形態の制御デバイス2001は、第1の実施の形態の制御デバイス200であって、さらに被制御部404と、制御受信部401と、ネットワークIF205を備える点で、第1の実施の形態の制御デバイス200とは異なっている。以下では、第1〜4の実施の形態と同一の構成要素には同一の符号を付してその説明を省略している。
【0103】
被制御部404は、制御デバイス2001の名称の設定及び読み出しを行う名称記憶機能を備える。また、被制御部404は、制御デバイス2001が備える機能の設定情報の記憶及び読み出しを行う設定情報記憶機能を備えてもよい。名称記憶機能と設定情報記憶機能は、カメラ管理装置300から受信した制御コマンド301に従って制御することができる。例えば、カメラ管理装置300が制御コマンド301により指定した名称に制御デバイス2001の名称を設定することができる。
【0104】
制御受信部401は、ネットワーク101を通してカメラ管理装置300の制御送信部301から制御コマンド113を受信する機能を備える。制御コマンド113を送信する機能は、例えばSOAPサーバーである。制御受信部401は、制御コマンド301を解釈し、制御コマンド301の内容に従って、被制御部404、ネットワークIF205を制御する機能を備える。
【0105】
−−−処理フロー−−−
図9は、本実施形態におけるネットワークカメラシステム100のカメラ制御方法の処理フローである。第1の実施の形態ではカメラ管理装置300はネットワークカメラ400へ制御コマンド113を送信したが、第5の実施の形態ではカメラ管理装置300は制御デバイス2001へ制御コマンド113を送信する。
【0106】
制御デバイス2001は、操作部201が制御情報110の入力を受け付け(S221)、制御映像生成部204が該制御情報110と制御デバイス識別子から映像対象情報111を生成し(S223)、表示部202が該映像対象情報111を表示する(S224)。
【0107】
ネットワークカメラ400は、撮影部402が映像対象情報111を撮影し(S241)、映像配信部403が該映像対象情報111を映像データ112にエンコードし(S242)、ネットワークIF205が該映像データ112をカメラ管理装置300へ送信する(S243)。
【0108】
カメラ管理装置300は、ネットワークIF205がネットワークカメラ400から映像データ112を受信し(S231)、映像受信部303が該映像データ112をカメラ映像116にデコードし(S232)、映像情報抽出部304が該カメラ映像116から制御情報110と制御デバイス識別子を抽出し(S233)、制御送信部301が該制御情報110に対応する制御コマンド113を生成し(S234)、ネットワークIF205が該制御コマンド113を制御デバイス識別子が示す制御デバイス2001へ送信する(S235)。但し、該ステップS233で映像情報抽出部304が該カメラ映像116から制御情報110と制御デバイス識別子を抽出できない場合は、処理を終了する。
【0109】
制御デバイス2001は、ネットワークIF205がカメラ管理装置300から制御コマンド113を受信し(S244)、制御受信部401が該制御コマンド113に従って被制御部404、ネットワークIF205を制御し(S245)、被制御部404、ネットワークIF205は該制御に従った処理を行う(S246)。
【0110】
以上により、制御情報110を含む映像対象情報111を表示しネットワークカメラ400に撮影された制御デバイス2001に対し、該映像データ112を受信したカメラ管理装置300が制御情報110に対応する制御コマンド113により制御を行うことができる。
【0111】
つまり、ネットワークカメラ400が従来のネットワークカメラ400であっても、カメラ管理装置300は、ネットワークカメラ400が撮影した映像によって、制御デバイス2001を制御することができる。具体的には、本発明のネットワークカメラシステム100は、従来のネットワークカメラ400に名称を設定する映像を撮影させることにより、撮影された制御デバイス2001に該名称を設定することができる。
【0112】
なお、カメラ管理装置300が、ネットワークカメラ400が撮影した制御デバイス200の映像から、制御デバイス200を識別して、制御デバイス2001へ制御コマンド113を送信してもよい。この場合、カメラ管理装置300は制御デバイス2001を識別するために、制御デバイス2001の形状に関する情報を有し、画像認識により制御デバイス200を識別する機能を有するものとする。
【0113】
(第6の実施の形態)
−−−制御媒体−−−
第6の実施の形態では、第1の実施の形態のネットワークカメラシステム100で、制御デバイス200の代わりに、制御情報110を含む映像対象情報111を表示した制御媒体210によってネットワークカメラ400を制御する。
【0114】
−−−システム構成−−−
図10は、本実施形態におけるネットワークカメラシステム903のシステム構成図である。第6の実施の形態のネットワークカメラシステム903は、第1の実施の形態のネットワークカメラシステム100に比べて、第6の実施の形態のカメラ管理装置3003は、第1の実施の形態のカメラ管理装置300であって、さらに認証部206と印刷部305を備える点で、第1の実施の形態のカメラ管理装置300とは異なっている。以下では、第1〜5の実施の形態と同一の構成要素には同一の符号を付してその説明を省略している。また、第6の実施の形態のネットワークカメラシステム100は、制御媒体210を備えるが、この制御媒体210は、以下では印刷可能な紙であるものとする。
【0115】
−−−処理フロー−−−
図11は、本実施形態におけるネットワークカメラシステム100のカメラ制御方法の処理フローである。
【0116】
カメラ管理装置3003は、操作部201が制御情報110の入力を受け付け(S221)、認証部206が秘密情報114からキー115を生成し(S421)、制御映像生成部204が該制御情報110とキー115から映像対象情報111を生成し(S223)、印刷部305が該映像対象情報111を制御媒体210へ印刷する(S831)。
【0117】
ネットワークカメラ400は、撮影部402が制御媒体210の映像対象情報111を撮影し(S241)、映像配信部403が該映像対象情報111を映像データ112にエンコードし(S242)、ネットワークIF205が該映像データ112をカメラ管理装置3003へ送信する(S243)。
【0118】
カメラ管理装置3003は、ネットワークIF205がネットワークカメラ400から映像データ112を受信し(S231)、映像受信部303が該映像データ112をカメラ映像116にデコードし(S232)、映像情報抽出部304が該カメラ映像116から制御情報110とキー115を抽出し(S233)、認証部206が該キー115を検証し(S431(S431−1))、該検証に合格の場合は、制御送信部301が該制御情報110に対応する制御コマンド113を生成し(S234)、ネットワークIF205が該制御コマンド113を映像データ112の送信元のネットワークカメラ400へ送信する(S235)。なお、S431−1の検証に不合格の場合は、処理を終了し、該ステップS233で映像情報抽出部304が該カメラ映像116から制御情報110とキー115を抽出できない場合は、処理を終了する。
【0119】
ネットワークカメラ400は、ネットワークIF205がカメラ管理装置300から制御コマンド113を受信し(S244)、制御受信部401が該制御コマンド113に従って被制御部404、撮影部402、ネットワークIF205、映像配信部403を制御し(S245)、被制御部404、撮影部402、ネットワークIF205、映像配信部403は該制御に従った処理を行う(S246)。続いて、ステップS421におけるキー生成処理について説明する。
【0120】
−−−キー生成(S421)−−−
図12A、図12Bは、本実施形態における認証部206が行うキー生成処理、キー検証処理のフローチャートである。まず、該ステップS421のキー115を生成するキー生成処理について説明する。
【0121】
カメラ管理装置300は、記憶している秘密情報114(以下、秘密Sと呼ぶ。)(114)を読み出し(S521)、時計から時刻Tを読み出し(S522)、時刻Tを平文、秘密S(114)を鍵としてAES暗号化を行い、その結果をキー115として生成する(S523)。
【0122】
−−−キー検証(S431−1)−−−
次に、該ステップS431のキー115を検証するキー検証処理について説明する。
【0123】
カメラ管理装置300は、カメラ映像116から抽出したキー115を取得し(S531)、記憶している秘密S(114)を読み出し(S532)、キー115を暗号文、秘密Sを鍵としてAES復号化を行い、その結果T’を求め(S533)、時計から時刻Tを読み出し(S534)、T’とTとが既定の条件を満たしていれば結果を合格とする(S941)。該既定の条件を満たしていない場合は結果を不合格とする。既定の条件は例えば、T’がT以前の30分以内であることである。これにより、カメラ管理装置300がキー115を生成してから、カメラ管理装置300がキー115を検証するまでにかかる時間が30分以内であれば合格とする。
【0124】
以上により、制御情報110を含む映像対象情報111を表示した制御媒体210によってネットワークカメラ400を制御することができる。
【0125】
−−−カメラ管理装置300のハードウェア構成−−−
図14は上述した第1〜第6の実施の形態におけるカメラ管理装置300、3001、3002、3003のハードウェア構成を示す図である。
【0126】
カメラ管理装置300は、CPU(Central Processing Unit)1102と、CPU1102で動作するプログラムを一時的に記録する高速で揮発性メモリーからなる主記憶装置1103と、CPU1102で動作するプログラムやデータを記録する不揮発性ストレージからなる補助記憶装置1104と、ネットワーク101に接続するネットワークIF205と、ネットワークカメラ400から受信した映像対象情報111やユーザーインターフェースを表示するディスプレイ1105と、操作を入力するキーボード1106と、マウス1107と、を含んで構成されている。カメラ管理装置300が備える機能は、CPU上で動作するプログラムとして実現され。上述した各種の処理を行っているものとする。
【0127】
以上、本発明の実施の形態について、その実施の形態に基づき具体的に説明したが、これに限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能である。
【0128】
例えば、上記実施の形態においては、ネットワークカメラ400が撮影した映像対象情報111に含まれる制御情報110を解析することによって、カメラ管理装置300が制御情報110に応じた制御コマンドを生成し、ネットワークカメラ400を制御しているが、ネットワークカメラ400に替えて、スキャナ、コピー機、複合機、あるいはデジタルカメラ等の画像を撮影する装置を適用することも可能である。
【0129】
さらに、このような手法を、ネットワークカメラシステムだけではなく、ATMに設置されたカメラを用いて映像対象情報111を撮影し、その画像に含まれる制御情報110に従って、ATM端末を操作させるようにすることとしてもよい。また、エレベータに備えられたカメラを用いて映像対象情報111を撮影し、その画像に含まれる制御情報110に従って、エレベータのメンテナンス等における操作を行わせることも可能である。
【符号の説明】
【0130】
100 900 901 902 903 ネットワークカメラシステム
101 ネットワーク
110 制御情報
111 映像対象情報
112 映像データ
113 制御コマンド
114 秘密情報
115 キー
116 カメラ映像
200 2001 制御デバイス
201 操作部
202 表示部
204 制御映像生成部
205 ネットワークIF
206 2061 認証部
210 制御媒体
300 3001 3002 3003 カメラ管理装置
301 制御送信部
303 映像受信部
304 制御情報抽出部
305 印刷部
400 ネットワークカメラ
401 制御受信部
402 撮影部
403 映像配信部
404 被制御部
405 スピーカー
1102 CPU
1103 主記憶装置
1104 補助記憶装置
1105 ディスプレイ
1106 キーボード
1107 マウス
1108 内部バス。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
ネットワークを介してネットワークカメラと接続されたカメラ管理装置であって、
前記ネットワークカメラが撮影した、前記ネットワークカメラを制御するための制御情報を含む映像データを前記ネットワークカメラから受信する映像受信部と、
前記映像受信部が受信した前記映像データから前記制御情報を抽出する制御情報抽出部と、
前記ネットワークを介して前記制御情報に応じた制御コマンドを前記ネットワークカメラに送信する制御送信部と、
を備えることを特徴とするカメラ管理装置。
【請求項2】
前記制御情報を含み、撮影対象となる情報である映像対象情報を表示するためのデバイスと共有させる秘密情報を記憶する記憶部と、
前記デバイスが前記秘密情報に基づいて生成したデータであるキー情報を検証する認証部と、をさらに備え、
前記制御送信部は、前記認証部による前記検証が成功したか否かを判定し、前記検証が成功したと判定した場合には、前記ネットワークを通して前記ネットワークカメラに前記制御コマンドを送信し、前記検証が成功しなかったと判定した場合には、前記ネットワークを通して前記ネットワークカメラに制御コマンドを送信しない、
ことを特徴とする請求項1に記載のカメラ管理装置。
【請求項3】
前記カメラ管理装置の動作を制御するモードである制御モードの状態を記憶するモード記憶部をさらに備え、
前記認証部は、前記ネットワークカメラから前記映像対象情報を受信した場合に、前記制御モードがON状態であるかOFF状態であるか判定し、前記制御モードがON状態であると判定した場合には前記ネットワークカメラに前記制御情報に応じた前記制御コマンドを送信し、前記制御モードがOFF状態であると判定した場合には前記ネットワークカメラに前記制御コマンドを送信しない、
ことを特徴とする請求項2に記載のカメラ管理装置。
【請求項4】
前記制御コマンドを送信する上限回数を記録する上限回数記憶部と、
前記制御モードがON状態になってからの前記制御コマンドを送信した回数を記憶する回数記憶部と、をさらに備え、
前記認証部は、前記制御コマンドを送信する回数が前記上限回数を超えるか否かを判定し、前記制御コマンドを送信する回数が前記上限回数を超えると判定した場合に前記制御モードをOFF状態にする、
ことを特徴とする請求項2または3に記載のカメラ管理装置。
【請求項5】
前記制御送信部は、前記ネットワークカメラに前記制御コマンドを送信する場合に、前記ネットワークカメラに音を鳴らすための前記制御コマンドを送信する、
ことを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載のカメラ管理装置。
【請求項6】
ネットワークを介してネットワークカメラと接続されたカメラ管理装置であって、
前記ネットワークカメラが撮影した、撮影対象となる情報である映像対象情報を表示するためのデバイスを制御するための制御情報と前記デバイスを識別するための識別情報とを含む映像データを前記ネットワークカメラから受信する映像受信部と、
前記映像受信部が受信した前記映像データから前記制御情報と前記識別情報とを抽出する制御情報抽出部と、
前記ネットワークを介して前記制御情報に応じた制御コマンドを前記識別情報によって識別される前記デバイスに送信する制御送信部と、
を備えることを特徴とするカメラ管理装置。
【請求項7】
前記制御情報を含む映像対象情報を所定の媒体に印刷する印刷部と、をさらに備え、
前記ネットワークカメラは、前記所定の媒体に印刷された前記映像対象情報を撮影する、
ことを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項に記載のカメラ管理装置。
【請求項8】
ネットワークを介してネットワークカメラと前記ネットワークカメラを管理するカメラ管理装置とが接続されたネットワークカメラシステムであって、
前記カメラ管理装置は、
前記ネットワークカメラが撮影した、前記ネットワークカメラを制御するための制御情報を含む映像データを前記ネットワークカメラから受信する映像受信部と、
前記映像受信部が受信した前記映像データから前記制御情報を抽出する制御情報抽出部と、
前記ネットワークを介して前記制御情報に応じた制御コマンドを前記ネットワークカメラに送信する制御送信部と、を備え、
前記ネットワークカメラは、
前記制御情報を含み、撮影対象となる情報である映像対象情報を表示するためのデバイスを撮影する撮影部と、
前記撮影部が撮影した前記映像対象情報を前記映像データとして前記カメラ管理装置に送信する映像配信部と、
前記カメラ管理装置から前記制御コマンドを受信する制御受信部と、
前記制御受信部が受信した前記制御コマンドに従って前記ネットワークカメラを制御する被制御部と、
を備えることを特徴とするネットワークカメラシステム。
【請求項9】
前記ネットワークカメラは、前記撮影部が、所定の媒体に印刷された前記制御情報を含む映像対象情報を撮影する、
ことを特徴とする請求項8に記載のネットワークカメラシステム。
【請求項10】
ネットワークを介してネットワークカメラと前記ネットワークカメラを管理するカメラ管理装置とが接続されたネットワークカメラシステムで行われるネットワークカメラ制御方法であって、
前記ネットワークカメラが、前記ネットワークカメラを制御するための制御情報を含み、撮影対象となる情報である映像対象情報を表示するためのデバイスを撮影する撮影ステップと、
前記撮影ステップにおいて撮影した前記映像対象情報を前記映像データとして前記カメラ管理装置に送信する映像配信ステップと、
前記ネットワークカメラが撮影した、前記ネットワークカメラを制御するための制御情報を含む映像データを前記ネットワークカメラから受信する映像受信ステップと、
前記映像受信ステップにおいて受信した前記映像データから前記制御情報を抽出する制御情報抽出ステップと、
前記ネットワークを介して前記制御情報に応じた制御コマンドを前記ネットワークカメラに送信する制御送信ステップと、
前記カメラ管理装置から前記制御コマンドを受信する制御受信ステップと、
前記制御受信ステップにおいて受信した前記制御コマンドに従って前記ネットワークカメラを制御する被制御ステップと、
を含むことを特徴とするネットワークカメラ制御方法。
【請求項11】
ネットワークを介してネットワークカメラと前記ネットワークカメラを管理するカメラ管理装置とが接続されたネットワークカメラシステムで行われるネットワーク機器制御方法であって、
前記ネットワークカメラが、前記ネットワークカメラを制御するための制御情報を含み、撮影対象となる情報である映像対象情報を表示するためのデバイスを撮影する撮影ステップと、
前記撮影ステップにおいて撮影した前記映像対象情報を前記映像データとして前記カメラ管理装置に送信する映像配信ステップと、
前記ネットワークカメラが撮影した、撮影対象となる情報である映像対象情報を表示するためのデバイスを制御するための制御情報と前記デバイスを識別するための識別情報とを含む映像データを前記ネットワークカメラから受信する映像受信ステップと、
前記映像受信ステップにおいて受信した前記映像データから前記制御情報と前記識別情報とを抽出する制御情報抽出ステップと、
前記ネットワークを介して前記制御情報に応じた制御コマンドを前記識別情報によって識別される前記デバイスに送信する制御送信ステップと、
前記カメラ管理装置から前記制御コマンドを受信する制御受信ステップと、
前記制御受信ステップにおいて受信した前記制御コマンドに従って前記デバイスを制御する被制御ステップと、
を含むことを特徴とするネットワーク機器制御方法。
【請求項12】
前記デバイスにおいて前記映像対象情報を生成する制御映像生成ステップと、
生成された前記映像対象情報を表示する表示ステップと、をさらに含み、
前記撮影ステップにおいては、前記表示ステップにおいて表示された前記映像対象情報を表示するためのデバイスを撮影する、
ことを特徴とする請求項11に記載のネットワーク機器制御方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5A】
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【図5B】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12A】
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【図12B】
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【図13A】
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【図13B】
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【図13C】
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【図13D】
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【図13E】
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【図13F】
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【図14】
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【公開番号】特開2012−65255(P2012−65255A)
【公開日】平成24年3月29日(2012.3.29)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−209649(P2010−209649)
【出願日】平成22年9月17日(2010.9.17)
【出願人】(000005108)株式会社日立製作所 (27,607)
【Fターム(参考)】