説明

カメラ装置

【課題】 映像の特定色相の区域内で輪郭を強調補正およびぼかし補正することのできるカメラ装置を提供する。
【解決手段】 被写体の光学像を形成する光学像形成手段11と、光学像をRGB映像信号に変換する変換手段12と、RGB映像信号の利得を調整する利得調整手段13と、利得調整後の前記RGB映像信号に基づいて特定色の領域の輪郭を補正する輪郭補正手段14と、輪郭補正後のRGB映像信号を出力する映像信号出力手段15とを含み、輪郭補正手段14は、利得調整後の前記RGB映像信号に基づいて特定色の区域であるか否かを判定する特定色区域判定部21と、特定色区域内で映像の輪郭を強調する輪郭強調部22と、特定色区域内で映像の輪郭をぼかす輪郭ぼかし部23と、輪郭強調部22における輪郭強調度合い、または輪郭ぼかし部23による輪郭ぼかし度合いである処理度合いを設定する処理度合い設定部24とを含む。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、カメラ装置に関する。
【背景技術】
【0002】
テレビジョン放送用のカメラ装置は、被写体の輪郭を強調するための輪郭補正回路を備えることが一般的である。
【0003】
さらに、特定の色相および特定の輝度を有する映像の一部を選択的に輪郭補正するカメラ装置も既に提案されている(例えば、特許文献1参照)。
【特許文献1】特開平10−322717号公報([0005]〜[0006]、図1)
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、従来のカメラ装置には、輪郭補正回路を不動作とすることにより輪郭を強調しない処理は可能であるものの、撮影された映像それ自体の輪郭をぼかすことができないという問題があった。
【0005】
最近、高精細度テレビジョン(以下HDテレビジョンという)の受信映像の解像度は向上したが、映像(例えば人物のクローズアップ映像)によっては必要以上の鮮明さで撮影されてしまうという問題が生じている。
【0006】
本発明は、従来の問題を解決するためになされたものであって、映像の特定色相の区域内で輪郭を強調補正できるだけでなく、ぼかし補正することもできるカメラ装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明のカメラ装置は、被写体の光学像を形成する光学像形成手段と、前記光学像をRGB映像信号に変換する変換手段と、前記RGB映像信号の利得を調整する利得調整手段と、利得調整後の前記RGB映像信号に基づいて特定色の領域の輪郭を補正する輪郭補正手段と、前記輪郭補正後の映像を出力する映像信号出力手段とを含み、前記輪郭補正手段が、利得調整後の前記RGB映像信号に基づいて前記特定色の区域であるか否かを判定する特定色区域判定部と、前記特定色区域内で映像の輪郭を強調する輪郭強調部と、前記特定色区域内で映像の輪郭をぼかす輪郭ぼかし部と、前記輪郭強調部における輪郭強調度合い、または前記輪郭ぼかし部による輪郭ぼかし度合いである処理度合いを設定する処理度合い設定部とを含む構成を有している。
【0008】
この構成により、映像の特定色相の区域内で輪郭を強調補正できるだけでなく、ぼかし補正することのできることとなる。
【0009】
本発明のカメラ装置は、前記輪郭強調部が、前記特定色区域判定部により特定色区域であると判定されたときに前記RGB映像信号に基づいて映像の輪郭を生成する輪郭生成部と、前記処理度合いに応じて前記輪郭の強度を変更する強度変更部と、前記強度の変更された輪郭を前記RGB映像信号に加算する加算部とを備える構成を有している。
【0010】
この構成により、映像の特定色区域内で輪郭を強調補正できることとなる。
【0011】
本発明のカメラ装置は、前記輪郭ぼかし部が、前記特定色区域判定部により特定色区域であると判定されたときに画素信号のレベルを移動平滑化する移動平滑化部と、前記処理度合いに応じて前記移動平滑化に使用する閾値を変更する閾値変更部とを備える構成を有している。
【0012】
この構成により、映像の特定色相の区域内で輪郭をぼかし補正できることとなる。
【発明の効果】
【0013】
本発明は、輪郭補正手段を設けることにより、特定色の区域の輪郭を強調できるだけでなく、輪郭をぼかすことができるという効果を有するカメラ装置を提供することができるものである。
【発明を実施するための最良の形態】
【0014】
以下本発明の実施の形態のカメラ装置について、図面を用いて説明する。
【0015】
本発明の実施の形態のカメラ装置1は、図1に示すように、被写体の光学像を形成する光学像形成手段11と、光学像をRGB映像信号に変換する変換手段12と、RGB映像信号の利得を調整する利得調整手段13と、利得調整後の前記RGB映像信号に基づいて特定色の領域の輪郭を補正する輪郭補正手段14と、輪郭補正後のRGB映像信号を出力する映像信号出力手段15とを含む。
【0016】
そして、輪郭補正手段14は、利得調整後の前記RGB映像信号に基づいて特定色の区域であるか否かを判定する特定色区域判定部21と、特定色区域内で映像の輪郭を強調する輪郭強調部22と、特定色区域内で映像の輪郭をぼかす輪郭ぼかし部23と、輪郭強調部22における輪郭強調度合い、または輪郭ぼかし部23による輪郭ぼかし度合いである処理度合いを設定する処理度合い設定部24とを含む。
【0017】
図2は、本発明に係るカメラ装置1のハードウエアブロック図であって、光学像形成手段11は、被写体像をカメラ装置1に取り込むレンズ系111と、カメラ装置1に取り込まれる光量を連続的に調節する絞り112と、照明の色温度に応じてカメラ装置1に取り込まれる光成分を調節するCCフィルタ113と、被写体の明度に応じてカメラ装置1に取り込まれる光量を段階的に調整するNDフィルタ114とで構成される。
【0018】
変換手段12は、入射光をRGB光線に分解するダイクロイックプリズム121と、RGB光線のそれぞれの強度を映像信号に変換するR用CCD122、G用CCD123、B用CCD124とで構成される。
【0019】
利得調整手段13は、R用CCD122、G用CCD123、B用CCD124の出力をそれぞれ増幅するR用プリアンプ131、G用プリアンプ132、B用プリアンプ133と、増幅されたR映像信号、G映像信号およびB映像信号の利得をそれぞれ調整するR用利得調整器134、G用利得調整器135、B用利得調整器136とで構成される。
【0020】
輪郭補正手段14は、利得調整後のRGB映像信号をディジタル信号に変換するA/D変換器3と、輪郭強調信号および処理度合い信号を出力するマイクロプロセッサ4と、利得調整後のR映像信号、G映像信号およびB映像信号と輪郭強調信号とを加算するR用加算器141、G用加算器142、およびB用加算器143と、処理度合い信号に基づいてR映像信号、G映像信号およびB映像信号を移動平均化処理するR用ゲートアレイ(以下GA)144、G用GA145、およびB用GA146とで構成される。
【0021】
なお、実際のカメラ装置1は、ホワイトバランスを調整するために、CPU41が出力するRレベル制御信号と利得調整後のR映像信号とを乗算するR用乗算器161と、CPU41が出力するBレベル制御信号と利得調整後のB映像信号とを乗算するB用乗算器162と、マイクロプロセッサ4が出力する信号に基づいて絞り112を制御する絞り制御部163と、マイクロプロセッサ4が出力する信号に基づいてCCフィルタ113およびNDフィルタ114を切り換えるフィルタ制御部164とを含む。
【0022】
マイクロプロセッサ4は、プログラムを実行するCPU41と、CPU41で実行するプログラムを記憶するメモリ42と、A/D変換器3でディジタル化されたRGB映像信号を記憶する映像記憶バッファ43と、CPU41で算出された輪郭強調信号をアナログ信号に変換するD/A変換器44と、CPU41で算出された処理度合いおよび特定色区域信号をR用GA144、G用GA145、およびB用GA146に出力するGAインターフェイス(I/F)45と、RGB利得調整信号、Rレベル調整信号およびBレベル調整信号、ならびに絞り制御信号およびフィルタ制御信号を出力する出力I/F46と、処理度合い設定部24で設定された処理度合いを取り込む外部I/F47と、それぞれを共通に接続するバス48とで構成される。
【0023】
従って、本実施の形態においては、特定色区域判定部21および輪郭強調部22はマイクロプロセッサ4内により実現され、輪郭ぼかし部23はR用GA144、G用GA145、およびB用GA146によって実現されることになる。
【0024】
そして、輪郭強調部22は、特定色区域判定部21で特定色区域であると判定されたときにRGB映像信号に基づいて映像の輪郭を生成する輪郭生成部31と、処理度合いに応じて輪郭の強度を変更する強度変更部32と、強度の変更された輪郭をRGB映像信号に加算する加算器141、142および143とで構成される。
【0025】
輪郭ぼかし部23は、特定色区域判定部21により特定色区域であると判定されたときに画素を移動平滑化する移動平滑化部33と、処理度合いに応じて移動平滑化に使用する閾値を変更する閾値変更部34とで構成される。
【0026】
次に、実施の形態に係るカメラ装置の動作を、フローチャートを参照しつつ説明する。
【0027】
図3は、CPU41で実行される輪郭補正ルーチンのフローチャートであって、CPU41は、まず、映像記憶バッファ43に記憶されたフレーム映像から所定の特定色(例えば肌色)の区域を抽出する(ステップS31)。
【0028】
次に、CPU41は、処理度合い設定部24で設定された処理度合いを読み込み(ステップS32)、その度合いが輪郭強調であるか否かを判定する(ステップS33)。
【0029】
処理度合い設定部24は、例えば、−1〜0〜+1の範囲で処理度合いを設定可能であり、零は輪郭補正なしを、負の値は輪郭をぼかすことを、正の値は輪郭を強調することを指令するように構成されている。
【0030】
従って、CPU41は、設定された処理度合いが零であれば直接このルーチンを終了し、処理度合いが正であれば強調処理を実行して(ステップS34)、このルーチンを終了する。
【0031】
逆に、処理度合いが負であれば処理度合いを出力して(ステップS35)、このルーチンを終了する。なお、ぼかし処理は、R用GA144、G用GA145、およびB用GA146で実行される。
【0032】
図4は輪郭補正ルーチンのステップS34で実行される強調処理のフローチャートであって、CPU41は、最初に、映像記憶バッファ43に記憶されているRGB映像信号を読み込む(ステップS341)。
【0033】
次に、CPU41は、処理すべき画素が特定色区域内にあるか否かを判定し(ステップS342)、特定色区域になければ直接このルーチンを終了する。
【0034】
CPU41は、処理すべき画素が特定色区域内にあるときは、処理度合い設定部24で設定された処理度合いに応じて最高明度および最低明度を設定する(ステップS343)。なお、最高明度は、処理度合い設定部24で設定された処理度合いが+1に近いほど白の明度である上限明度に近づく。また、最低明度は、処理度合い設定部24で設定された処理度合いが+1に近いほど黒の明度である下限明度に近づくようになる。
【0035】
次に、CPU41は、処理すべき画素の映像信号レベルPiと1つ前の画素の映像信号レベルPi-1とのレベル差Δを算出する(ステップS344)。
【0036】
レベル差Δが所定の正である強調閾値Th(>0)より大きければ(ステップS345)、特定色区域内で低明度から高明度への変化が大きいものとして、輪郭を強調するために、図5に示すように、処理すべき画素の1つ前の画素に加えるべき輪郭補正信号Pi-1として最低明度を、処理すべき画素に加えるべき輪郭補正信号Piとして最高明度を出力する(ステップS346)。
【0037】
レベル差Δが所定の負である強調閾値−Thより小さければ(ステップS347)、特定色区域内で高明度から低明度への変化が大きいものとして、輪郭を強調するために、処理すべき画素の1つ前の画素に加えるべき輪郭補正信号Pi-1として最高明度を、処理すべき画素に加えるべき輪郭補正信号Piとして最低明度を出力する(ステップS348)。
【0038】
輪郭補正信号Pi-1および輪郭補正信号Piは、D/A変換器44でアナログ信号に変換され、R用加算器141、G用加算器142およびB用加算器143において、R映像信号、G映像信号およびB映像信号に加算される。
【0039】
図6はR用GA144、G用GA145あるいはB用GA146(以下GA)で実行されるぼかし処理のフローチャートであって、最初に処理すべき画素(中心画素)が特定色区域内にあるか否かを判定し(ステップS351)、特定色区域内になければ直ちにこのルーチンを終了する。
【0040】
GAは、中心画素が特定色区域内にあれば、周辺8画素を抽出する(ステップS352)。
【0041】
中心画素Cの座標を(i,j)とすれば、図7に示すように、周辺8画素F(k)が座標(i,j−1)の画素がF(1)として、(i,j+1)の画素がF(2)として、(i−1,j)の画素がF(3)として、(i+1,j)の画素がF(4)として、(i,j−2)の画素がF(5)として、(i,j+2)の画素がF(6)として、(i−1,j−1)の画素がF(7)として、および(i+1,j+1)の画素がF(8)として抽出される。
【0042】
次に、GAは、周辺8画素F(k)を特定するパラメータkを初期値“1”に設定する(ステップS353)。
【0043】
そして、GAは、中心画素Cと相関を有する周辺画素F(k)の数を示すパラメータMを“0”にリセットする(ステップS354)。
【0044】
GAは、中心画素のレベルCと周辺画素のレベルF(k)とのレベル差δを算出して(ステップS355)、レベル差δの絶対値が処理度合い設定部24で設定された処理度合いに応じて定まるぼかし閾値TLより小さいか否かを判定する(ステップS356)。
【0045】
図8は、処理度合いとぼかし閾値TLの関係を示すグラフであって、処理度合いが零以下、かつ、第1の所定値TP1(<0)より大きければ、ぼかし閾値TLはTL(1)に設定される。処理度合いが第1の所定値TP1以下、かつ、第2の所定値TP2(<TP1)より大きければ、ぼかし閾値TLはTL(2)に設定され、第2の所定値TP2以下、かつ、第3の所定値TP3(<TP2)より大きければ、ぼかし閾値TLはTL(3)に設定される。そして、処理度合いが第3の所定値TP3以下、かつ、−1以上であれば、ぼかし閾値TLはTL(4)に設定される。
【0046】
GAは、偏差δの絶対値がぼかし閾値TLより小さいと判定したときは、周辺画素F(k)は中心画素Cと相関があるものとしてパラメータMをインクリメントし(ステップS357)、周辺画素F(k)のレベルG(k)をQ(M)に一時記憶する(ステップS358)。
【0047】
なお、GAは、偏差δの絶対値がぼかし閾値TL以上であると判定したときは、周辺画素kは中心画素と相関が無いものとして、ステップS357およびステップS358の処理を行わない。
【0048】
GAは、kが8未満であるか否かにより判定し(ステップS359)、kが8未満であれば周辺8画素F(k)についての処理が完了していないものとして、パラメータkをインクリメントして(ステップS360)、ステップS355に戻る。
【0049】
GAは、パラメータkが8以上であれば、パラメータMが零であるか否かを判定し、(ステップS361)、パラメータMが零であるときには、相関のある周辺画素がないものとして中心画素のレベルを補正せずにそのまま維持する。
【0050】
GAは、逆にパラメータMが零でなければ、中心画素Cのレベルを一時記憶されている相関のある周辺画素F(k)のレベルの相加平均値で置き換える(ステップS362)。
【0051】
以上のように本発明の実施の形態のカメラ装置によれば、輪郭補正手段を設けることにより、特定色の区域の輪郭を強調できるだけでなく、輪郭をぼかすことができる。
【0052】
上記の実施の形態では、R用利得調整器134、G用利得調整器135およびB用利得調整器136、R用乗算器161およびB用乗算器162、R用加算器141、G用加算器142およびB用加算器143、並びに映像信号出力手段15はアナログ回路で構成されているものとしているが、R用プリアンプ131、G用プリアンプ132およびB用プリアンプ133以降の映像信号をディジタル処理するカメラ装置にも本発明を適用できることは明らかである。
【産業上の利用可能性】
【0053】
以上のように、本発明に係るカメラ装置は、映像の特定色相の区域内で輪郭を強調補正できるだけでなく、ぼかし補正することのできるという効果を有し、テレビジョンカメラ装置等として有効である。
【図面の簡単な説明】
【0054】
【図1】本発明の実施の形態におけるカメラ装置の機能ブロック図
【図2】本発明の実施の形態におけるカメラ装置のハードウエアブロック図
【図3】本発明の実施の形態におけるカメラ装置の動作を説明するための輪郭補正ルーチンのフローチャート
【図4】本発明の実施の形態におけるカメラ装置の動作を説明するための強調処理ルーチンのフローチャート
【図5】本発明の実施の形態におけるカメラ装置の輪郭強調処理を説明するための図
【図6】本発明の実施の形態におけるカメラ装置の動作を説明するためのぼかし処理ルーチンのフローチャート
【図7】本発明の実施の形態におけるカメラ装置の輪郭ぼかし処理を説明するための図
【図8】処理度合いとぼかし閾値との関係を示すグラフ
【符号の説明】
【0055】
11 光学像形成手段
12 変換手段
13 利得調整手段
14 輪郭補正手段
15 映像信号出力手段
21 特定色区域判定部
22 輪郭強調部
23 輪郭ぼかし部
24 処理度合い設定部

【特許請求の範囲】
【請求項1】
被写体の光学像を形成する光学像形成手段と、前記光学像をRGB映像信号に変換する変換手段と、前記RGB映像信号の利得を調整する利得調整手段と、利得調整後の前記RGB映像信号に基づいて特定色の領域の輪郭を補正する輪郭補正手段と、前記輪郭補正後の映像を出力する映像信号出力手段とを含むカメラ装置であって、
前記輪郭補正手段が、利得調整後の前記RGB映像信号に基づいて前記特定色の区域であるか否かを判定する特定色区域判定部と、前記特定色区域内で映像の輪郭を強調する輪郭強調部と、前記特定色区域内で映像の輪郭をぼかす輪郭ぼかし部と、前記輪郭強調部における輪郭強調度合い、または前記輪郭ぼかし部による輪郭ぼかし度合いである処理度合いを設定する処理度合い設定部とを含むカメラ装置。
【請求項2】
前記輪郭強調部が、前記特定色区域判定部により特定色区域であると判定されたときに前記RGB映像信号に基づいて映像の輪郭を生成する輪郭生成部と、前記処理度合いに応じて前記輪郭の強度を変更する強度変更部と、前記強度の変更された輪郭を前記RGB映像信号に加算する加算部とを備える請求項1に記載のカメラ装置。
【請求項3】
前記輪郭ぼかし部が、前記特定色区域判定部により特定色区域であると判定されたときに画素信号のレベルを移動平滑化する移動平滑化部と、前記処理度合いに応じて前記移動平滑化に使用する閾値を変更する閾値変更部とを備える請求項1に記載のカメラ装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【公開番号】特開2006−186812(P2006−186812A)
【公開日】平成18年7月13日(2006.7.13)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2004−379813(P2004−379813)
【出願日】平成16年12月28日(2004.12.28)
【出願人】(000005821)松下電器産業株式会社 (73,050)
【出願人】(000136468)株式会社フジテレビジョン (14)
【Fターム(参考)】