説明

カード用コネクタ装置

【課題】 横幅寸法を小さくできるカード用コネクタ装置を提供すること。
【解決手段】 上面側縁に切欠部5bが形成されたカード5を挿入可能なカード用コネクタ装置において、カード収納部6を有するハウジング7の内部に、カード5の前端部に係合して該カード5を排出方向へ付勢するスライド部材9を配設すると共に、このスライド部材9にカード5の移動経路と平面的にオーバーラップするように弾性保持片12を片持ち状に固定し、カード挿入完了状態で弾性保持片12の自由端側に形成した係合部12aをカード5の上方から切欠部5bに嵌入させるようにした。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、情報記憶機能を有するカードが接続されるカード用コネクタ装置にに係り、特に、ハウジング内に挿入されたカードを弾性保持片によって所定の装着位置に保持するようにしたカード用コネクタ装置に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来より、この種のカード用コネクタ装置として、ハウジング内に挿入されたカードに係合して該カードの挿入・排出方向へ移動可能なスライド部材と、このスライド部材をカード排出方向へ付勢するコイルばねと、前記スライド部材に片持ち状に支持された弾性保持片とを備え、カード挿入完了時にカード側縁部の切欠部に前記弾性保持片を側方から嵌入させることにより、カードをハウジング内の装着位置に安定的に保持するようにしたものが知られている(例えば、特許文献1参照)。なお、スライド部材にはハート型カム溝が形成されると共に、ハウジングにはハート型カム溝に沿って移動可能なピン部材が揺動可能に支持されており、このピン部材がハート型カム溝のロック部に係止されることでスライド部材を所定位置にロックするようになっている。
【0003】
このように概略構成された従来のカード用コネクタ装置において、カードをハウジングのカード挿入口から挿入して内部へ押し込むと、スライド部材に支持された弾性保持片がカードの側部に当接して外方へ弾性変形した後、カード側縁部の切欠部に側方から嵌入することにより、カードが弾性保持片を介してスライド部材に保持される。この間、スライド部材は停止しているが、カードをさらに内部へ押し込むと、その押し込み力によりスライド部材がコイルばねの付勢力に抗して装置奥側へ移動していき、それに伴ってピン部材がスライド部材のハート型カム溝に沿って摺動する。そして、カードをハウジング内に一定量挿入することでピン部材をハート型カム溝のロック部に係止させることができるので、スライド部材がロックされてカードが所定の装着位置に保持された状態となり、カード側の外部接続部がハウジング側の対応する端子部材に接続される。このとき、弾性保持片がカード側縁部の切欠部に嵌入しているため、カード挿入完了状態でカードは装着位置に安定的に保持されることとなる。
【0004】
また、装着されているカードを排出させる場合は、装着位置に保持されているカードを挿入方向(装置奥側)へ若干量押し込むと、ピン部材がハート型カム溝のロック部から離脱してスライド部材をロック解除し、スライド部材がコイルばねがの付勢力によって排出方向(装置手前側)へ移動する。それゆえ、カードを押し込む操作力を除去すれば、スライド部材がカードに係合しながら排出方向へ移動し、カードの後端部がカード挿入口から所定量突出する排出位置まで移動した後、挿入時と逆に弾性保持片が切欠部から離脱することでカードを引き抜くことができる。
【特許文献1】特開2002−367720号公報(第4−5頁、図8)
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
昨今、この種のカード用コネクタ装置が組み込まれる携帯電話等の機器は小型化される傾向にあり、それに伴ってより小型のカード用コネクタ装置が要望されているが、前述した従来技術では、スライド部材に支持した弾性保持片をカードの移動経路の側方に配設し、この弾性保持片をカード挿入完了状態でカードの切欠部に側方から嵌入するようにしているため、弾性保持片の設置スペースによってカード用コネクタ装置の横幅寸法が大きくなってしまうという問題があった。
【0006】
本発明は、このような従来技術の実情に鑑みてなされたもので、その目的は、横幅寸法を小さくできるカード用コネクタ装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記の目的を達成するために、本発明は、上面側縁に切欠部が形成されたカードを挿入可能なカード収納部と、前記カードに設けられた外部接続部と接続可能な端子部材を設けたカード用コネクタ装置において、前記カードの前記切欠部と係脱可能な弾性保持片を配設し、前記カード収納部への前記カードの挿入完了状態で前記弾性保持片を前記カードの上方から前記切欠部に係合させるように構成した。
【0008】
このように構成されたカード用コネクタ装置によれば、カードを装着位置に保持するための弾性保持片がカード移動経路と平面的にオーバーラップする位置に配設されているので、弾性保持片の設置スペースによって横幅寸法が大きくなることを防止でき、その分、カード用コネクタ装置全体の小型化を促進することができる。
【0009】
上記の構成において、前記カードの上面側縁部に段差部が形成されており、この段差部によって画成される空間に前記弾性保持片を配設すると、カードの段差部を利用して弾性保持片を配設することができ、カード用コネクタ装置全体の高さ寸法も小さくすることができる。
【0010】
また、上記の構成において、前記カードの前端部に係合して該カードの挿入・排出方向へ移動可能なスライド部材と、このスライド部材をカード排出方向へ付勢するばね部材とを備え、前記弾性保持片を前記スライド部材に支持することが好ましい。この場合において、前記カード収納部を覆う金属製のカバー部材が設けられており、このカバー部材の天面に、カード挿入完了位置で前記弾性保持片の前記切欠部からの離脱方向の動きを規制する規制部と、カード排出位置で前記弾性保持片の前記切欠部からの離脱方向の動きを許容する逃げ部とを設けると、カードを挿入完了位置に確実に保持できて好ましい。
【0011】
また、上記の構成において、前記スライド部材にハート型カム溝を設けると共に、前記ハート型カム溝に沿って移動可能なピン部材をハウジングに支持し、このピン部材を前記ハート型カム溝のロック部に係止させることにより、前記カードの挿入に伴って移動する前記スライド部材が所定位置にロックされるように構成すると、カードの装着位置への挿入動作と装着位置からの排出動作とを、いわゆるプッシュ・プッシュ操作によって行うことができて好ましい。
【発明の効果】
【0012】
本発明のカード用コネクタ装置は、カードを装着位置に保持するための弾性保持片をカード移動経路と平面的にオーバーラップする位置に配設することで、弾性保持片の設置スペースによって横幅寸法が大きくなることを防止できるため、カード用コネクタ装置全体の横幅寸法を小さくことができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0013】
発明の実施の形態について図面を参照して説明すると、図1は本発明の実施形態例に係るカード用コネクタ装置の平面図、図2は該カード用コネクタ装置の分解斜視図、図3は該カード用コネクタ装置のカード挿入完了状態を示す平面図、図4は該カード用コネクタ装置からカバー部材を取り除いて示すカード挿入完了状態の平面図、図5は該カード用コネクタ装置の動作説明図である。
【0014】
これらの図に示すように、本実施形態例に係るカード用コネクタ装置は、複数の端子部材1を支持する合成樹脂製のベース部材2と、このベース部材2の上面開放端を覆う板金製のカバー部材3と、ベース部材2の内部に収納されたカード排出機構4とによって概略構成されている。
【0015】
ベース部材2は金型内に複数の端子部材1をインサートして成形されたモールド品であり、ベース部材2の内部には後述するカード5を配置させるためのカード収納部6が画成されている。カード収納部6の上面と前面および左側面は開放されており、複数の端子部材1はカード収納部6の内底面であるベース部材2の底板に支持されている。各端子部材1の手前側の一端部は図示せぬプリント基板に半田付けされる端子部1aとなっており、各端子部材1の後方の自由端は接触部1bとなっている。なお、接触部1bはベース部材2の底板よりも若干量上方へ突出しており、カード収納部6内に挿入されたカード5の下面に接触できるようになっている。
【0016】
カバー部材3はステンレス等の金属板をプレス加工したもので、このカバー部材3には平板部3aの前端を除く左右両側と後端に折曲片3bが形成されており、各折曲片3bはベース部材2の外側壁にスナップ結合やかしめ等の手段で固定されている。これによりカード収納部6の上面と左側面の開口が平板部3aと折曲片3bで覆われ、このようにベース部材2とカバー部材3を一体化することでハウジング7が構成されると共に、このハウジング7の前面がカード挿入口8となっている。また、平板部3aの手前位置にはプレス抜きによって押圧片3cが形成されており、この押圧片3cを包囲する開口が逃げ部3dとなっている。さらに、平板部3aには逃げ部3dの後方位置に逃げ孔3eが形成されており、これら逃げ部3dと逃げ孔3eはカード収納部6の上方右側部に直線的に配置されている。
【0017】
カード排出機構4はスライド部材9とコイルばね10およびピン部材11を備えており、これら各部材はカード収納部6の右側方に配置されている。スライド部材9は合成樹脂材にて全体的にL字状に成形されており、カード収納部6の内方へ突出してカード5の前端部に係合可能な受部9aと、この受部9aから直交方向へ延びる延出部9bとを有している。受部9aの上面には係止溝9cが形成されており、ステンレスやリン青銅等の弾性金属板からなる弾性保持片12の基端部がこの係止溝9cに圧入・固定されている。この弾性保持片12は受部9aから延出部9bの左側方に沿って片持ち状に延びており、その先端側の自由端にはV字状の係合部12aが折曲形成されている。このように弾性保持片12はカード収納部6の上方右側部に配設されており、カード収納部6内を移動するカード5の移動経路と弾性保持片12とは平面的にオーバーラップしている。
【0018】
スライド部材9の延出部9bの上面にはハート型カム溝13が形成されており、図4に示すように、このハート型カム溝13は往路13aと復路13bおよびロック部13cを有している。コイルばね10はベース部材2の後面とスライド部材9との間に介設されており、スライド部材9はコイルばね10の弾発力によってカード排出方向へ付勢されている。ピン部材11の一端部11aはハート型カム溝13に係合しており、ピン部材11の他端部11bはベース部材2の前面側に揺動自在に支持されている。なお、カバー部材3の平板部3aに形成された押圧片3cはピン部材11に弾接しており、ピン部材11は押圧片3cによってハート型カム溝13の内底面に付勢されている。
【0019】
このカード用コネクタ装置に使用されるカード5は平面視矩形状をなし、その下面側には装置側の端子部材1に対応して複数の外部接続部14が設けられている。また、カード5の上面両側縁には段差部5aが形成されると共に、右側の段差部5aの途中位置には切欠部5bが形成されている。後述するように、カード5をカード挿入口8からカード収納部6の内部に挿入したとき、段差部5aは弾性保持片12の下方を通って装置奥側へと移動し、カード5を所定量挿入した時点で弾性保持片12の係合部12aが上方から切欠部5b内に嵌入するようになっている。
【0020】
次に、上述したカード用コネクタ装置の動作を主として図5を参照しつつ説明する。
【0021】
図1はカード5をカード用コネクタ装置に挿入する前の待機状態を示しており、この待機状態(カード排出状態)において、ピン部材11の一端部11aはハート型カム溝13の往路13aの最奥部に位置しており、スライド部材9はコイルばね10の付勢力を受けてベース部材2の手前側に保持されている。この場合、図5(a)に示すように、弾性保持片12の係合部12aを含む自由端側はカバー部材3の平板部3aに形成された逃げ部3dの真下に位置している。
【0022】
この状態でカード5をカード挿入口8からカード収納部6内へ挿入すると、弾性保持片12の係合部12aが段差部5aの上面に当接して上方の逃げ部3d内へ弾性変形した後、図5(b)に示すように、段差部5aの上面から切欠部5b内に上方から落ち込んで嵌入し、これによってカード5が弾性保持片12を介してスライド部材9に保持される。この間、スライド部材9は停止しているが、カード5をさらにカード収納部6の内部へ押し込むと、カード5の前端部がスライド部材9の受部6aに当接するため、カード5の押し込み力によってスライド部材9がコイルばね10の付勢力に抗して装置奥側へ移動していき、それに伴ってピン部材11の一端部11aがハート型カム溝13の往路13aの手前側へと移動する。
【0023】
カード5をさらに押し込んでピン部材11の一端部11aが往路13aの最前部に到達すると、スライド部材9のそれ以上の移動はピン部材11によって規制されるが、ここでカード5への押し込み力を除去すれば、スライド部材9がコイルばね10の付勢力で装置手前側へ若干量戻されるため、ピン部材11の一端部11aがハート型カム溝13のロック部13cに係止される(図4参照)。これによりスライド部材9がロックされてカード5が所定の装着位置に保持されたカード挿入完了状態となり、カード5の外部接続部14が対応する端子部材1の端子部1aに接続される。この間、スライド部材9に支持された弾性保持片12も装置奥側へと移動し、図5(c)に示すように、カード挿入完了状態でも弾性保持片12の係合部12aがカード5の切欠部5bに嵌入されたままであるため、カード5はカード収納部6内の装着位置に安定的に保持される。
【0024】
また、かかるカード挿入完了状態において、弾性保持片12の係合部12aがカバー部材3の逃げ孔3eの真下位置まで移動し、弾性保持片12の自由端側の動きが逃げ孔3eの後方に位置するカバー部材3の平板部3a下面(符号3Aを付した部分)によって規制されるため、当該部分が係合部12aの切欠部5bから離脱する方向の動きを規制する規制部3Aとして機能する。なお、挿入完了状態にあるカード5を無理に引き抜こうとすると、図5(c)の破線で示すように、係合部12aは弾性変形して逃げ孔3e内へ移動するため、係合部12aがカバー部材3に当接して変形することを防止できる。
【0025】
図3はカード5をカード用コネクタ装置に挿入完了した挿入完了状態を示しており、このカード挿入完了状態でカード5を装置奥側(カード挿入方向)へ若干量押し込むと、ピン部材11の一端部11aがハート型カム溝13のロック部13cから離脱して復路13bへと移動し、ピン部材11によるスライド部材9のロックが解除される。したがって、カード5に対する押し込み力を除去すると、スライド部材9がコイルばね9に付勢されて装置手前側(カード排出方向)へ移動し、それに伴ってスライド部材9の受部6aに当接したカード5がカード挿入口8から突出する排出位置へと移動する。前述したように、かかるカード排出位置で弾性保持片12の係合部12aはカバー部材3の逃げ部3dの真下に位置するため、この状態でカード5を排出方向へ引き抜くと、係合部12aが上方の逃げ部3d内へ弾性変形して切欠部5bから離脱するため、弾性保持片12による保持力を解除してカード5をカード挿入口8から引き抜くことができる。
【0026】
このように本実施形態例に係るカード用コネクタ装置では、上面側縁に切欠部5bが形成されたカード5を挿入可能なハウジング7の内部に、カード5の前端部に係合して該カード5を排出方向へ付勢するスライド部材9を配設すると共に、このスライド部材9にカード5の移動経路と平面的にオーバーラップするように弾性保持片12を片持ち状に固定し、カード挿入完了状態で弾性保持片12の自由端側に形成した係合部12aをカード5の上方から切欠部5bに嵌入させるようにしたので、弾性保持片12の設置スペースによって横幅寸法が大きくなることを防止でき、その分、カード用コネクタ装置全体の小型化を促進することができる。また、カード5は上面両側縁に段差部5aを有しており、この段差部5aの途中に切欠部5bが形成されているので、カード5の段差部5aによって画成される空間を利用して弾性保持片12を配設することができ、それゆえカード用コネクタ装置全体の高さ寸法も小さくすることができる。
【0027】
また、カード5を挿入可能なハウジング7を、カード5下面の外部接続部14に接触可能な端子部材1を支持する合成樹脂製のベース部材2と、このベース部材2に一体化された金属製のカバー部材3とで構成すると共に、このカバー部材3の平板部3aに、カード挿入完了位置で弾性保持片12の係合部12aがカード5の切欠部5bから離脱する方向の動きを規制する規制部3Aと、カード排出位置で係合部12aが切欠部5bから離脱する方向の動きを許容する逃げ部3dとを設けたので、弾性保持片12によってカード5を挿入完了位置に確実に保持することができる。
【図面の簡単な説明】
【0028】
【図1】本発明の実施形態例に係るカード用コネクタ装置の平面図である。
【図2】該カード用コネクタ装置の分解斜視図である。
【図3】該カード用コネクタ装置のカード挿入完了状態を示す平面図である。
【図4】該カード用コネクタ装置からカバー部材を取り除いて示すカード挿入完了状態の平面図である。
【図5】該カード用コネクタ装置の動作説明図である。
【符号の説明】
【0029】
1 端子部材
2 ベース部材
3 カバー部材
3a 平板部
3b 折曲片
3c 押圧片
3d 逃げ部
3e 逃げ孔
3A 規制部
4 カード排出機構
5 カード
5a 段差部
5b 切欠部
6 カード収納部
7 ハウジング
8 カード挿入口
9 スライド部材
9a 受部
9b 延出部
9c 係止溝
10 コイルばね
11 ピン部材
12 弾性保持片
12a 係合部
13 ハート型カム溝
13a 往路
13b 復路
13c ロック部
14 外部接続部

【特許請求の範囲】
【請求項1】
上面側縁に切欠部が形成されたカードを挿入可能なカード収納部と、前記カードに設けられた外部接続部と接続可能な端子部材を設けたカード用コネクタ装置であって、
前記カードの前記切欠部と係脱可能な弾性保持片を配設し、前記カード収納部への前記カードの挿入完了状態で前記弾性保持片を前記カードの上方から前記切欠部に係合させたことを特徴とするカード用コネクタ装置。
【請求項2】
請求項1の記載において、前記カードの上面側縁部に段差部が形成されており、この段差部によって画成される空間に前記弾性保持片を配設したことを特徴とするカード用コネクタ装置。
【請求項3】
請求項1または2の記載において、前記カードの前端部に係合して該カードの挿入・排出方向へ移動可能なスライド部材と、このスライド部材をカード排出方向へ付勢するばね部材とを備え、前記弾性保持片を前記スライド部材に支持したことを特徴とするカード用コネクタ装置。
【請求項4】
請求項3の記載において、前記カード収納部を覆う金属製のカバー部材が設けられており、このカバー部材の天面に、カード挿入完了位置で前記弾性保持片の前記切欠部からの離脱方向の動きを規制する規制部と、カード排出位置で前記弾性保持片の前記切欠部からの離脱方向の動きを許容する逃げ部とを設けたことを特徴とするカード用コネクタ装置。
【請求項5】
請求項3または4の記載において、前記スライド部材にハート型カム溝を設けると共に、前記ハート型カム溝に沿って移動可能なピン部材をハウジングに支持し、このピン部材を前記ハート型カム溝のロック部に係止させることにより、前記カードの挿入に伴って移動する前記スライド部材が所定位置にロックされるように構成したことを特徴とするカード用コネクタ装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【公開番号】特開2006−147475(P2006−147475A)
【公開日】平成18年6月8日(2006.6.8)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2004−339159(P2004−339159)
【出願日】平成16年11月24日(2004.11.24)
【出願人】(000010098)アルプス電気株式会社 (4,263)
【Fターム(参考)】