説明

キラー細胞免疫グロブリン様レセプター様タンパク質を発現する細胞の標的化を用いる治療および診断の方法

KIRHy1等の癌細胞の種類に属するいくつかの細胞は、KIRHy1のmRNAを発現できる。KIRHy1ポリペプチド、KIRHy1ポリペプチドをコードする核酸、および抗KIRHy1抗体を標的にすることにより、KIRHy1タンパク質を発現する癌細胞を死滅させるまたはその成長を阻害する方法が提供される。急性骨髄性白血病(AML)等の、KIRHy1タンパク質発現細胞が関係する障害の治療法および診断法について記載する。


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【特許請求の範囲】
【請求項1】
配列番号11のポリペプチドをコードする、単離されたポリヌクレオチド。
【請求項2】
DNA配列である、請求項1に記載のポリヌクレオチド。
【請求項3】
請求項1に記載のポリヌクレオチドを含む、ベクター。
【請求項4】
請求項1に記載のポリヌクレオチドを含む、発現ベクター。
【請求項5】
請求項1に記載のポリヌクレオチドを含むように遺伝子的に操作された、宿主細胞。
【請求項6】
請求項1に記載のポリヌクレオチドを含むように遺伝子的に操作された宿主細胞であって、該宿主細胞内のポリヌクレオチドの発現を調節する調節配列に作動可能に結合された、宿主細胞。
【請求項7】
配列番号11のアミノ酸配列を含む、単離されたポリペプチド。
【請求項8】
配列番号11に特異的に結合する、抗体。
【請求項9】
前記抗体がモノクローナル抗体またはその抗体フラグメントである、請求項8に記載の抗体。
【請求項10】
前記抗体がポリクローナル抗体またはその抗体フラグメントである、請求項9に記載の抗体。
【請求項11】
前記抗体が12434aである、請求項9に記載の抗体。
【請求項12】
急性骨髄性白血病(AML)を引き起こす細胞に特異的な抗KIRHy1抗体を含み、該抗体が配列番号3のアミノ酸配列を有するポリペプチドまたはその免疫原性フラグメントに特異的に結合する、薬学的組成物。
【請求項13】
前記抗体がモノクローナル抗KIRHy1抗体またはその抗原結合性フラグメントである、請求項12に記載の薬学的組成物。
【請求項14】
前記抗体が放射性同位体で標識された、請求項12に記載の薬学的組成物。
【請求項15】
前記抗体が毒素で標識された、請求項12に記載の薬学的組成物。
【請求項16】
前記抗体がAMLを引き起こす細胞を死滅させるかまたはその増殖を阻害するのに有効な量で投与される、請求項12に記載の薬学的組成物。
【請求項17】
AMLを引き起こす細胞でKIRHy1タンパク質を標的化する方法であって、該方法は、該細胞に、組成物を、該KIRHy1発現細胞を標的とするのに有効な量で投与する工程を包含し、ここで、該組成物が、配列番号3のアミノ酸配列を有するポリペプチドまたはその免疫原性フラグメントに特異的に結合する抗KIRHy1抗体である、方法。
【請求項18】
AMLを引き起こすKIRHy1発現細胞を死滅させるか、またはその増殖を阻害する方法であって、該細胞に、組成物を、該癌細胞を死滅させるか、またはその増殖を阻害するのに有効な量で投与する工程を包含し、ここで、該組成物が、配列番号3のアミノ酸配列を有するポリペプチドまたはその免疫原性フラグメントに特異的に結合する抗KIRHy1抗体である、方法。
【請求項19】
AMLを引き起こすKIRHy1発現細胞を死滅させるか、またはその増殖を阻害する方法であって、該細胞に、化合物を、該癌細胞を死滅させるか、またはその増殖を阻害するのに有効な量で投与する工程を包含し、ここで、該化合物が、KIRHy1抗原を含む、方法。
【請求項20】
AMLを引き起こすKIRHy1発現細胞を死滅させるか、またはその増殖を阻害する方法であって、該細胞に、組成物を、該癌細胞を死滅させるか、またはその増殖を阻害するのに有効な量で投与する工程を包含し、ここで、該組成物が、組換えベクター内にKIRHy1またはその免疫原性フラグメントをコードする核酸を含む、方法。
【請求項21】
AMLを引き起こすKIRHy1発現細胞を死滅させるか、またはその増殖を阻害する方法であって、該細胞に、組成物を、該癌細胞を死滅させるか、またはその増殖を阻害するのに有効な量で投与する工程を包含し、ここで、該組成物が、組換えベクター内にKIRHy1またはその免疫原性フラグメントをコードする核酸を含む抗原提示細胞を含む、方法。
【請求項22】
AMLを引き起こすKIRHy1発現細胞を死滅させるか、またはその増殖を阻害する方法であって、該細胞に、組成物を、該癌細胞を死滅させるか、またはその増殖を阻害するのに有効な量で投与する工程を包含し、ここで、該組成物が、配列番号3のアミノ酸配列を有するポリペプチドまたはその免疫原性フラグメントに特異的に結合する低分子を含む、方法。
【請求項23】
AMLを引き起こすKIRHy1発現細胞を死滅させるか、またはその増殖を阻害する方法であって、該細胞に、組成物を、該癌細胞を死滅させるか、またはその増殖を阻害するのに有効な量で投与する工程を包含し、ここで、該組成物が、配列番号3のアミノ酸配列を有するポリペプチドまたはその免疫原性フラグメントに特異的に結合する非KIRHy1ポリペプチドを含む、方法。
【請求項24】
請求項17〜23のいずれか一項に記載の方法であって、前記細胞が、第二の治療剤と接触する、方法。
【請求項25】
請求項17または18に記載の方法であって、前記抗KIRHy1抗体組成物が、約0.1mg/kg体重〜約10mg/kg体重の投薬範囲を達成するのに有効な量で投与される、方法。
【請求項26】
請求項17〜23のいずれか一項に記載の方法であって、前記薬学的組成物が、薬学的に受容可能なキャリアとともに滅菌調製物で投与される、方法。
【請求項27】
AMLからなる群より選択される癌を診断する方法であって、以下:
a)細胞上のKIRHy1タンパク質の発現を検出または測定する工程;および
b)該発現を正常な組織と比較する工程、
を包含する、方法。
【請求項28】
請求項27に記載の方法であって、前記発現がKIRHy1mRNAの発現である、方法。
【請求項29】
請求項27に記載の方法であって、前記発現が抗KIRHy1抗体を使用して検出または測定される、方法。
【請求項30】
AMLを引き起こすKIRHy1発現細胞を死滅させるか、またはその増殖を阻害するための医薬の調製における抗KIRHy1抗体の使用であって、該抗体が、配列番号3のアミノ酸配列を有するポリペプチドまたはその免疫原性フラグメントに特異的に結合する、使用。
【請求項31】
AMLを引き起こすKIRHy1発現細胞を死滅させるか、またはその増殖を阻害するための医薬の調製における、KIRHy1抗原の使用。
【請求項32】
AMLを引き起こすKIRHy1発現細胞を死滅させるか、またはその増殖を阻害するための医薬の調製における、組換えベクター内の、KIRHy1またはその免疫原性フラグメントをコードする核酸の使用。
【請求項33】
AMLを引き起こすKIRHy1発現細胞を死滅させるか、またはその増殖を阻害するための医薬の調製における、KIRHy1またはその免疫原性フラグメントをコードする核酸を組換えベクター内に含む抗原提示細胞の使用。
【請求項34】
AMLを引き起こすKIRHy1発現細胞を死滅させるか、またはその増殖を阻害するための医薬の調製における、配列番号3のアミノ酸配列を有するポリペプチドまたはその免疫原性フラグメントに特異的に結合する低分子の使用。
【請求項35】
AMLを引き起こすKIRHy1発現細胞を死滅させるか、またはその増殖を阻害するための医薬の調製における、配列番号3のアミノ酸配列を有するポリペプチドまたはその免疫原性フラグメントに特異的に結合する非KIRHy1ポリペプチドの使用。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【公表番号】特表2007−512836(P2007−512836A)
【公表日】平成19年5月24日(2007.5.24)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−542548(P2006−542548)
【出願日】平成16年4月13日(2004.4.13)
【国際出願番号】PCT/US2004/011171
【国際公開番号】WO2005/060375
【国際公開日】平成17年7月7日(2005.7.7)
【出願人】(505121431)ヌベロ, インコーポレイテッド (2)
【Fターム(参考)】