説明

キーバックライトを備える携帯端末、携帯端末の表示制御方法及びプログラム

【課題】ユーザへのグラフィカルな情報伝達が可能なキーバックライトを備える携帯端末、携帯端末の表示制御方法及びプログラムを提供する。
【解決手段】マトリクス状のキー部毎に配置したRGB化した発光素子でなるマトリクス状のキーバックライトを有する携帯端末において、前記マトリクス状のキーバックライトによる画素表示によりグラフィック表示200を行う制御部を備える。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は携帯端末に関し、特に、キーバックライトを備える携帯端末、携帯端末の表示制御方法及びプログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
本発明の関連技術として、操作キーに複数の多色LED(Light Emitting Diode)などを設け、電話機動作に応じて同時に又は個別に点灯又は点滅させる構成とした携帯端末が特許文献1に記載されている。また、キーバックライトの3色LEDにより有効キー/無効キーの表示等を行いキー操作の効率を向上させた携帯端末が特許文献2に記載されている。
【特許文献1】特開2001−217904号公報
【特許文献2】特開2005−134998号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
近年の携帯端末においては、高機能化に伴う様々な機能、筐体のデザイン、機能やデザイン的な表示に関するユーザの嗜好が多様化してきている。
【0004】
特許文献1に記載の携帯端末は、各キーの多色LEDや着信LEDを単にメロディ音に応じて同時に又は個別に発光色に発光、点滅するものであり、また、特許文献2に記載の携帯端末は、アプリケーション機能の起動時に該機能対応で、キーバックライトの3色LEDを発光させ、有効キーと無効キーの識別を可能とするものに過ぎず、ユーザの機能やデザイン的な表示に関する嗜好を満たすには充分でない。
【0005】
本発明は、以上のような事情を踏まえてなされたものであり、ユーザへのグラフィカルな情報伝達が可能なキーバックライトを備える携帯端末、携帯端末の表示制御方法及びプログラムを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の第1の携帯端末は、マトリクス状のキー部毎に配置したRGB化した発光素子でなるマトリクス状のキーバックライトを有する携帯端末において、前記マトリクス状のキーバックライトによる画素表示によりグラフィック表示を行う制御部を備えることを特徴とする。
【0007】
本発明の第1の携帯端末の表示制御方法は、マトリクス状のキー部毎に配置したRGB化した発光素子でなるマトリクス状のキーバックライトを有する携帯端末の表示制御方法であって、制御部により前記マトリクス状のキーバックライトによる画素表示によりグラフィック表示を行うことを特徴とする。
【0008】
本発明の第1のプログラムは、マトリクス状のキー部毎に配置したRGB化した発光素子でなるマトリクス状のキーバックライトを有する携帯端末のプログラムであって、コンピュータを、前記マトリクス状のキーバックライトによる画素表示によりグラフィック表示を行う制御部として機能させることを備えることを特徴とする。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、複数の色が発光可能なキーバックライトと、数字や記号が印刷されたマトリクス状のキー入力部を用いることにより、液晶表示等によらずユーザへのグラフィカルな表示や情報伝達が可能であるという効果を奏する。
【0010】
また、マトリクス状のキーバックライトの個々の色、点灯時間、輝度を短期間に順次変更できるから、メロディやミュージックなどの音楽再生時に音の有無、強弱、テンポに連動して、キー部やキーバックライトの画素表示による画像等が動的に表現でき、ユーザに音楽再生状態を知らせるのみならず、ビジュアライザ(Visualizer)表示等による色や表示パターンの組み合わせの変化によるイルミネーション効果を有し、再生音楽の演出を高めることが可能である。
【発明を実施するための最良の形態】
【0011】
本発明のキーバックライトを備える携帯端末、携帯端末の表示制御方法及びプログラムの実施形態について説明する。
【0012】
(回路構成)
図1は本発明の実施形態の携帯電話機等、携帯端末の回路ブロック構成の要部を示す図である。
【0013】
本実施形態の携帯端末100は、CPU(Central Processing Unit:中央処理装置)10を搭載しており、CPU10はバス30を介して装置内のROM(Read Only Memory)11、RAM(Random Access Memory)12、無線機送受信部13、キーバックライト14、キー入力部15、表示制御部16、マイク18、スピーカ19、レシーバ20等、各部と接続されている。本実施形態のCPU10、ROM11又はRAM12は、それぞれ本発明の制御部、記憶部を構成する。
【0014】
ROM11は、CPU10が実行する携帯端末機能の制御に加え、音楽再生、キーバックライトの制御等の各種の制御プログラムや、各種メロディを鳴音するための固定的なメロディデータを格納したリード・オン・メモリである。
【0015】
RAM12は、使用者が入力したデータや、インターネットからダウンロードした音楽データ、音楽CDなどからリッピングした曲番号情報を含む音楽データを保存すると共に、インターネットにアクセスした際のデータを一時的に保存したり、作業用のメモリとしても利用されるランダム・アクセス・メモリである。
【0016】
キーバックライト14は、キー入力部15を照光するための発光素子でなり、RGBの3色LED(Light Emitting Diode)を1セット(RGBセット)とした複数のセットで構成され、各RGBセットそれぞれのRGB(Red-Green-Blue)を制御することにより複数色の点灯制御が可能である。そのため、キーバックライトは、全セット同色点灯や、RGBのセット実装数分だけ異なった色で点灯させることも可能である。
【0017】
キー入力部15は、各種のキー(テンキー、機能キー、携帯端末を折り畳んだ際に外側に位置するキー、ボタン)等からなり、ユーザの入力操作回路である。
【0018】
表示制御部16は、表示部17の表示を制御する制御回路であり、表示部17は表示制御部16の制御により携帯端末100の各種画面の表示、各種キーバックライト表示のメニュー画面等を表示する。
【0019】
マイク18、スピーカ19、レシーバ20は通話を行う際に使用する音響部品であり、マイク18により送話者の音声を入力し、スピーカ19、レシーバ20により相手話者の音声を出力する。
【0020】
また、スピーカ19は携帯端末にプリセットもしくはインターネットから直接ダウンロードしたり、パーソナルコンピュータを介して音楽CDなどからリッピングした音楽データを再生する際に再生音を出力する。
【0021】
無線機送受信部13は基地局の位置登録、通信制御、通話、インターネット接続等の通信機能を備え、無線によってデータの送受信を行う。
【0022】
CPU10は、ROM11に格納された各種プログラムを読み込み、キー入力部15のユーザ入力の検出、無線機送受信部13の送受信、キーバックライト部の表示、表示制御部16の制御、ROM11、RAM12に関する書き込み/読み出し制御等の各種制御に係る処理ステップからなるメインルーチンを順次繰り返し処理する。
【0023】
また、各処理ステップでは該処理に関する事象の発生により具体的な処理ルーチンを実行する。例えば、ROM11に格納された音楽データの再生動作が起動されると、当該処理のステップでROM11、RAM12からの音楽データの取得、再生を制御し、キーバックライト部の表示処理のステップでは、キーバックライトの点灯、消灯、発光色を制御し、グラフィックイコライザ(graphic equalizer)表示等を制御するサブルーチンを実行する。CPU10が実行する個々の処理(機能)は、以下の各実施形態において説明する。
【0024】
図2は本実施形態の携帯端末のキー入力部の構成とキーバックライトLEDの実装位置の例を示す図である。図2(a)に示すように、本実施形態の携帯端末100は上下筺体をヒンジ部で開閉可能に連結した筺体構成でなり、下部筺体にキー入力部15、上部筺体に表示部17を備える。キー入力部15としては、横3個×縦7個(計21個)のキー部をマトリクス状に配置した構成例を示している。
【0025】
また、キー入力部15の各キー部には図2(b)に示すように、キーバックライト14が配置され、各キーバックライトは、図2(c)に示すように、R(赤)、G(緑)、B(青)の3色を発光するLEDからなる点灯素子でライト141を構成している。3色R、G、Bの輝度、時間はCPU10により制御され、ライト141は複数色の点灯、消灯が可能であり、ユーザによる点灯色の選択、設定も可能である。
【0026】
また、ライト141は、携帯端末100の全てのキー、あるいは任意のキーの直下又は近接した場所に配置することができ、マトリクス状の各キー部を照射し、キー部又はライト(各キーバックライト)のそれぞれを表示画素として再生音楽等に応じたグラフィック表示等によるイルミネーション(キーイルミネーション)が可能である。
【0027】
キーイルミネーションによる表示動作の設定は、設定等のメニュー画面表示として表示部17の表示画面に各種の表示形態を掲載し、音楽再生中又は再生前等にユーザがキー入力部15から選択することにより所望の表示機能が設定できる。
【0028】
図3は表示部17上のメニュー画面を示す図である。メニュー画面には後述するグラフィックイコライザ表示、イコライザ設定/表示、ビジュアライザ表示、曲番号表示(トラック表示)及び複合表示等が選択可能に表示され、ユーザが何れかを選択すると、CPU10はこれを認識してその設定を行い、例えば音楽再生時等に選択された形態の表示の制御を開始し、音楽再生の終了時等に該表示の制御を終了する。
【0029】
以下、本発明のキーバックライトを備える携帯端末、携帯端末の表示制御方法及びプログラムの各種の実施形態として、前記メニュー画面において設定した表示形態別に詳細に説明する。
【0030】
(第1の実施形態)
本発明の第1の実施形態として音楽再生動作におけるグラフィックイコライザ表示の構成及び動作を説明する。
【0031】
図4は本発明の第1の実施形態のマトリクス状のキー部によるグラフィックイコライザ表示を示す図である。本実施形態の場合は図3に示すメニュー画面によりグラフィックイコライザ表示が選択される。
【0032】
本実施形態では筺体の左側、中央及び右側の筺体の長手方向の各縦一列のキー配列により、それぞれ低音域、中音域及び高音域の音量レベルの表示を行うグラフィックイコライザ表示が実現される。縦方向を音量レベルとし、音量レベルに応じたキー部の個数、発光及び発光色を可変制御する。
【0033】
(第1の実施形態の動作)
図5は第1の実施形態のグラフィックイコライザ表示の処理フローチャートを示す図である。
【0034】
グラフィックイコライザ表示の設定がなされると(S101、Yes)、CPU10は、音楽再生時に短期間(例えば数ミリ〜数百ミリ秒の時間)の再生音楽の信号を取得(抽出)して周波数分析を行い(S102)、該信号の低音域、中音域及び高音域のそれぞれの音量レベルを検出し(S103)、低音域の音量レベルの強弱により、キー部左側の縦一列のバックライトの点灯表示を制御する(S104)。また、中音域の音量レベルの強弱により、キー部中央の縦一列のバックライトの点灯表示を制御する(S105)。更に、高音域の音量レベルの強弱により、キー部右側の縦一列のバックライトの点灯表示を制御する(S106)。
【0035】
次に、CPU10は、タイマー機能等により前記点灯表示の制御の終了から一定時間(例えば数ミリ〜数百ミリ秒の時間)の経過を判断し(S107)、該一定時間経過した場合に、再度、再生音楽の信号取得の処理ステップS102以降の同様の処理を繰り返す。
【0036】
以上のバックライトの点灯表示では、各音量レベルの大きさに応じたキー部毎のRGB制御により発光色も制御され、例えば、水色、水色、青色、青色、橙色、橙色、赤色の順に次第に発光色の濃度の高いキー部まで点灯するように制御される。
【0037】
本実施形態のグラフィックイコライザ表示としては、図4の表示300のように低音域、中音域、高音域の3段階の周波数帯域のそれぞれに対する音量レベルとして7段階の表示が可能であり、音量レベルの高い順に赤色、橙色、青色、水色というような色分けに加えて輝度の強弱をも変更でき、音源データと連携したキーイルミネーション効果を付与した音楽再生が可能である。
【0038】
本実施形態のマトリクス状のキー部による音楽再生におけるグラフィックイコライザ表示により、ユーザは再生音楽の経時的な周波数成分(特性)を認識できるとともに、マトリクス状のキー部による多彩なイルミネーション効果を楽しむことができる。
【0039】
(第2の実施形態)
次に本発明の第2の実施形態として音楽再生におけるイコライザ設定及び設定表示の構成及び動作を説明する。
【0040】
図6は本発明の第2の実施形態のマトリクス状のキー部によるイコライザ設定と設定表示を示す図である。本実施形態の場合は図3に示すメニュー画面によりイコライザ設定/表示が選択される。
【0041】
ROM11、RAM12等(記憶部)には、予め低音域、中音域及び高音域のそれぞれのイコライザ設定値からなるイコライザ設定カーブの情報が数パターンプリセット(記憶)されており、このイコライザ設定値を読み出して、筺体の左側、中央及び右側の各縦一列のキー配列のいずれかのキー部のバックライトを点灯することにより、それぞれ低音域、中音域及び高音域のイコライザ設定カーブの表示を実現する。
【0042】
(第2の実施形態の動作)
図7は第2の実施形態のコライザ設定及び設定表示の処理フローチャートを示す図である。
【0043】
イコライザの設定値の表示においては(S201、Yes)、CPU10は記憶部から再生音楽のイコライザ設定値を取得する(S202)。例えば、ユーザがキー入力部15等の操作により、低音域、中音域及び高音域の複数のイコライザ設定値の組み合わせの何れかを選択すると、CPU10は当該設定値を取得し、キー左側の縦一列のバックライトを低音部の設定値にしたがって点灯することにより低音部のイコライザ設定値を表示する(S203)。また、キー中央の縦一列のバックライトを中音域の設定値にしたがって点灯することにより中音域のイコライザ設定値を表示する(S204)。同様にキー右側の縦一列のバックライトを高音域の設定値にしたがって点灯することにより高音域のイコライザ設定値を表示する(S205)。
【0044】
次に、CPU10はユーザからの他の設定値の表示操作の有無を判断し(S206)、操作があった場合に、次のイコライザ設定値を取得する処理ステップS202以降の同様の処理を繰り返す。
【0045】
以上の処理により図6に示すように、再生音楽に対するイコライザ設定カーブが表現される。また、ユーザにより表示されたイコライザ設定カーブをイコライザ設定とすることにより、該設定によりCPU10が音楽再生を行うように構成することができる。
【0046】
図8はユーザによるイコライザ設定及び設定したイコライザ設定値の表示を行う処理フローチャートを示す図である。ユーザが好みに応じて再生音楽の低音域、中音域及び高音域のそれぞれに対してイコライザ設定値を設定するとともに、設定したイコライザ設定カーブを表示する処理である。
【0047】
筺体の左側、中央及び右側の各縦一列のキーの押下操作により、再生音楽のそれぞれ低音域、中音域及び高音域のイコライザ設定を行い、設定時の押下キーの点灯と発光色を制御する。
【0048】
ユーザによるイコライザ設定においては(S301、Yes)、ユーザがイコライザ設定のため何れかのキーを押下すると(S302)、CPU10は、押下キーが左側の縦一列の何れかのキーか否かを判断し(S303)、左側キーの何れかキーの場合は、押下キーに応じた低音域のイコライザ設定値を記憶部に記憶し(S304)、当該押下キーのバックライトを点灯する(S305)。
【0049】
ステップS303で、押下キーが左側キーの何れでもない場合は、押下キーが中央キーの縦一列の何れかのキーか否かを判断し(S306)、中央キーの何れかのキーの場合は、押下キーに応じた中音域のイコライザ設定値を記憶部に記憶し(S307)、当該押下キーのバックライトを点灯する(S308)。
【0050】
ステップS306で、押下キーが中央キーの何れでもない場合は、押下キーが右側キーの縦一列の何れかのキーか否かを判断し(S309)、右側キーの何れかのキーの場合は、押下キーに応じた高音域のイコライザ設定値を記憶部に記憶し(S310)、当該押下キーのバックライトを点灯する(S311)。
【0051】
以上の処理によりイコライザ設定機能を用いる場合、ユーザが好みに応じて低音域、中音域、高音域のそれぞれに対して、キーの押下により音量レベルの設定を7段階で行うことができる。これにより図6に示す表示300のように、ユーザの好みに応じたイコライザ設定カーブを設定することができる。設定後のイコライザ設定カーブにより音楽再生を行うように構成することができる。
【0052】
(第3の実施形態)
次に本発明の第3の実施形態としてマトリクス状のキー部によるビジュアライザ表示の構成及び動作を説明する。本実施形態の場合は図3に示すメニュー画面によりビジュアライザ表示が選択される。本実施形態では記憶部には十字、X字等の文字/記号、各種模様等からなるビジュアライザの単一又は連続する多数のパターン及び該パターンの色の情報が1ないし数パターン分がプリセットされ記憶される。
【0053】
図9は本発明の第3の実施形態のビジュアライザ表示の表示例を示す図であり、図10は第3の実施形態のビジュアライザ表示の処理フローチャートを示す図である。
【0054】
ビジュアライザ表示においては(S401、Yes)、CPU10は記憶部から1ないし連続する数パターン及びその色情報を取得し(S402)、取得したパターン等の情報にしたがってバックライトを点灯する(S403)。
【0055】
以上の処理により、例えば図9に示す表示400のような十字パターンのビジュアライザ表示が実現できる。図9は赤色、青色、紫色、桃色を使った十字のデザインを3個×7個のマトリックスに表示した例であり、連続する多数のパターンにより表示する場合は変化するパターン及び色彩の動画表示が可能であり、ユーザの嗜好にあったイルミネーション効果を実現できる。
【0056】
図11は第3の実施形態の他のビジュアライザ表示の処理フローチャートを示す図である。再生音楽に合わせてビジュアライザ表示を行う場合の動作を示している。記憶部には音楽信号の信号レベルや周波数に対応して、1ないし複数のパターン及びその色情報が記憶される。
【0057】
再生音楽に合わせたビジュアライザ表示においては(S501、Yes)、CPU10は再生音楽の信号を所定時間取得し(S502)、取得した信号(オーディオ信号)の振幅、周波数を分析し、例えば、数十ミリ秒間の信号の平均信号レベル及び低音域等、特定帯域の平均周波数等を検出する(S503)。次に、CPU10は分析結果の信号レベルや周波数に対応する表示パターン及び色の情報を記憶部から読み出し(S504)、該表示パターン等の情報にしたがってバックライトを点灯する(S505)。
【0058】
次に、CPU10はタイマー機能等により一定時間の経過を判断し(S506)、該一定時間経過時にビジュアライザ表示の設定が継続している場合、再度、再生音楽の信号を取得する処理ステップS502以降の同様の処理を繰り返す。
【0059】
また、再生音楽に合わせたビジュアライザ表示の制御は、前記処理ステップの振幅、周波数の検出に代えて再生音のテンポ情報を取得して利用することが可能である。テンポ情報は、例えばリズム楽器の周波数帯域の信号を抽出する帯域通過フィルタ等の使用により、再生音(曲)から所定時間間隔で連続的に現れる信号(テンポ)を検出し、該信号の発生時点で、図9、10に示すように記憶部から例えば異なる表示パターンを順次取得して表示することで、再生音楽のテンポに合わせたビジュアライザ表示が実現できる。
【0060】
図12は第3の実施形態の更に他のビジュアライザ表示の処理フローチャートを示す図である。記憶部に予めビジュアライザの複数パターンが番号順にプリセットされ、ビジュアライザのパターンをランダムに読み出して表示するように構成したものである。
【0061】
本ビジュアライザ表示においては、CPU10は音楽再生の開始時等に、乱数発生等によりランダムな番号を発生する(S601)。次に発生した番号を判断し(S602)、番号‘1’の場合は記憶部から当該番号のビジュアライザの表示パターン及び色情報を取得し(S603)、例えば、十字パターンを含むパターン1による図9、10に示す処理に移行する(S604)。
【0062】
また、ステップS602で番号が‘2’の場合は記憶部から他のパターン2の情報を取得し(S605)、例えば、再生音楽に合わせて表示する図11に示す処理に移行する(S606)。
【0063】
また、ステップS602で番号が‘n’の場合は記憶部から他のパターンnの情報を取得し(S607)、パターンnにより図9、10に示す処理に移行する(S608)。
【0064】
以上の処理により、再生音楽に応じたビジュアライザ表示が実現でき、観賞用のキーイルミネーションを行うことができる。赤色、青色、紫色、桃色等を使った十字等の文字や記号、各種模様のデザインを3個×7個のマトリックスに表示し、音源データと連携したイルミネーション効果を付与した音楽再生が可能となる。なお、音の波形を元に様々な模様などをビジュアル的に作り出すことが可能なプラグインソフトウェアを搭載させることで、液晶表示によるビジュアライザのような表示が可能である。
【0065】
(第4の実施形態)
次に本発明の第4の実施形態の曲番号表示(トラック表示)の構成及び動作を説明する。本実施形態では、記憶部には「1」から「9」までの数字パターン及び該パターンの色の情報が記憶される。
【0066】
図13は本発明の第4の実施形態のトラック番号表示を示す図であり、図14は第4の実施形態のトラック表示の処理フローチャートを示す図である。記憶部に記録した音楽CDのデータ(トラック番号を含む)の再生時に再生トラック番号の表示を行う動作例である。
【0067】
再生音楽のトラック表示においては(S701、Yes)、CPU10は再生音楽のトラック番号を取得し(S602)、更に取得したトラック番号の表示パターン及び色の情報を取得する(S703)。CPU10は取得したトラック番号の表示パターン等の情報にしたがってバックライトを点灯して図13に示す表示500のような番号のパターンを表示する(S704)。
【0068】
次に、CPU10はタイマー機能等により一定時間の経過を判断し(S705)、該一定時間経過すると、トラック表示が継続している場合(S701、Yes)、再度、再生音楽のトラック番号を取得する処理ステップS702以降の同様の処理を繰り返す。
【0069】
(第5の実施形態)
次に本発明の第5の実施形態として以上説明した各種表示の組み合わせでなる複合表示の構成及び動作を説明する。本実施形態の場合は図3に示すメニュー画面により複合表示が選択される。また、図3に示すメニュー画面で予め用意された複合表示を選択する設定方法が利用できるが、前記メニュー画面上で複合表示を選択し、更にその下位のメニュー画面により複数の異なる複合表示を組み合わせて設定できるように構成することができる。
【0070】
図15はトラック表示とグラフィックイコライザ表示とビジュアライザ表示等の組み合わせの複合表示の設定の処理フローチャートの例を示す図である。
【0071】
CPU10は複合処理に関し、ユーザによる再生音楽の曲番号(トラック)表示の操作の有無を判断し(S801)、トラック表示の操作を検出すると、トラック表示(例えば図13、図14の表示)の設定を行い(S802)、次にCPU10はグラフィックイコライザ表示の操作の有無を判断し(S803)、グラフィックイコライザ表示の操作が検出されると、CPU10はグラフィックイコライザ表示(例えば図4、図5の表示)の設定を行う(S804)。これにより、トラック表示とグラフィックイコライザ表示の複合表示が設定される。
【0072】
また、ステップS803でユーザによるグラフィックイコライザ表示の操作が検出されない場合は、CPU10はビジュアライザ表示として、ビジュアライザ表示(例えば図9、図10、図11、図12の表示)の設定を行う(S805)。これにより、トラック表示とグラビジュアライザ表示の複合表示が設定される。
【0073】
ステップS801で、ユーザがトラック表示の操作を行わない場合は、複合表示の設定ではなく、グラフィックイコライザ表示とビジュアライザ表示の何れかの表示設定が行われる。
【0074】
以上によりトラック表示とグラフィックイコライザ表示及びトラック表示とビジュアライザ表示の各組み合わせの設定が可能であり、ビジュアライザ表示のみ、グラフィックイコライザ表示のみの設定も可能である。
【0075】
ステップS805のビジュアライザ表示の設定は、前述の他のビジュアライザ表示の設定に変更することが可能である。従って、ビジュアライザ表示の設定に変更により、各種の表示設定及び組み合わせ選択が可能となる。
【0076】
図16は本発明の第5の実施形態の複合表示を示す図である。本実施形態は、音楽再生時に再生データのトラック番号を数秒間(一定期間)表示した後に、再生音楽のグラフィックイコライザ表示に切り替えて表示する表示例である。
【0077】
図17は第5の実施形態のトラック表示とグラフィックイコライザ表示を組み合わせた複合表示の処理フローチャートを示す図である。
【0078】
音楽再生の開始等によるトラック表示において(S901、Yes)、CPU10は再生音楽のトラック番号を取得し(S902)、トラック番号の表示パターン及び色の情報を取得する(S903)。CPU10は取得したトラック番号の表示パターン等の情報にしたがってバックライトを点灯して番号を表示する(S904)。次に、CPU10はタイマー機能等により数秒間の経過を判断し(S905)、前記時間の経過前はトラックのパターン表示を継続する(S904)。
【0079】
ステップS905において、数秒間の経過を判断すると(S905、Yes)、CPU10は再生音楽の信号を取得し(S906)、信号の周波数成分を分析し、低音域、中音域、高音域の各音量レベルを検出し(S907)、検出した音量レベルにしたがってキー部左側、中央、右側の縦一列のバックライトをそれぞれの強弱に合わせて表示する(S908)。
【0080】
次に、一定時間の経過後(S909)、音楽再生が継続しているか否かを判断し(S910)、音楽再生が継続している場合にステップS906以降の処理を繰り返し、音楽再生が終了した場合には処理を終了する。
【0081】
以上の処理により図16に示すようにキーバックライトを用いたトラック表示とグラフィックイコライザ表示とを組み合わせた複合的な表示が実現できる。
【0082】
なお、本実施形態の図16、17の表示制御では音楽再生開始時等に最初にトラック表示を行うようにしたが、トラック表示の処理ステップS901以前にグラフィックイコライザ表示の処理ステップS906以降の処理を設けることにより、グラフィックイコライザ表示の途中又は最後に一定期間のトラック表示を行うように変更する等、適宜の変更が可能である。
【0083】
図18は本発明に第5の実施形態の他の複合表示を示す図である。本実施形態は、音楽再生時に再生データのトラック番号を数秒間(一定期間)表示した後に、再生音楽のビジュアライザ表示に切り替えて表示する表示例である。
【0084】
図19は第5の実施形態のトラック表示とビジュアライザ表示を組み合わせた複合表示の処理フローチャートを示す図である。
【0085】
音楽再生の開始等のトラック表示において(S1001、Yes)、CPU10は再生音楽のトラック番号を取得し(S1002)、トラック番号の表示パターン及び色の情報を取得する(S1003)。CPU10は取得したトラック番号の表示パターン等の情報にしたがってバックライトを点灯して番号を表示する(S1004)。次に、CPU10はタイマー機能等により数秒間の経過を判断し(S1005)、前記時間の経過前はトラックのパターン表示を継続する(S1004)。
【0086】
ステップS1005において、数秒間の経過を判断すると(S1005、Yes)、CPU10は再生音楽の信号を所定時間取得し(S1006)、取得した信号(オーディオ信号)の振幅、周波数を分析し、例えば、数十ミリ秒間の信号の平均信号レベル及び低音域等、特定帯域の平均周波数等を検出する(S1007)。次に、CPU10は分析結果の信号レベルや周波数に対応する表示パターン及び色の情報を記憶部から読み出し(S1008)、該表示パターン等の情報にしたがってバックライトを点灯する(S1009)。
【0087】
次に、CPU10はタイマー機能等により一定時間の経過を判断し(S1010)、該一定時間経過時にビジュアライザ表示の設定が継続している場合(S1011、Yes)、再度、再生音楽の信号を取得する処理ステップS1006以降の同様の処理を繰り返し、音楽再生が終了した場合(S1011、No)、処理を終了する。
【0088】
また、再生音楽に合わせたビジュアライザ表示の制御は、第3の実施形態と同様に前記処理ステップの振幅、周波数の検出に代えて再生音のテンポ情報を取得して利用することが可能である。
【0089】
以上の処理により図18に示すようなキーバックライトを用いたトラック表示とビジュアライザ表示とを組み合わせた複合的な表示が実現できる。
【0090】
また、本実施形態の図18、19の表示制御では音楽再生開始時等に最初にトラック表示を行うようにしたが、トラック表示の処理ステップS1001以前にビジュアライザ表示の処理ステップS1006以降の処理を設けることにより、ビジュアライザ表示の途中又は最後に一定期間のトラック表示を行うように変更する等、適宜の変更が可能である。
【0091】
更に、ビジュアライザ表示の処理ステップとしては、図10に示すビジュアライザ表示の処理ステップや、図12に示すような記憶部からランダムにパターンを読み出して表示するビジュアライザ表示の処理ステップとすることが可能であるもとは明らかである。
【0092】
(第6の実施形態)
次に、本発明の第6の実施形態として、単に音楽再生時にキーバックライトを用いてイルミネーション連携効果を行うだけではなく、ユーザがWEB閲覧又はメール作成等、別の操作を行いながら音楽再生をする場合、つまり再生音楽をBGM(Back ground music)とする場合に、液晶表示ディスプレイ等の画面表示により音楽再生中を表示するのではなく、キーバックライトを用いて音楽再生中であることをユーザに知らせることができる。
【0093】
第6の実施形態は、WEB閲覧又はメール作成等、音楽再生とは異なる機能の起動時に、第1、3〜5の実施形態の表示機能も起動するように構成することができる。これにより例えば、BGMとしてユーザがバックグラウンドで音楽再生を行う際、図12の表示のように、3×5個のキーエリア部分15個のマスを使って、「1」〜「9」までの数字を表現して数秒間点灯することで、これを再生中の音楽が何番目の曲数かを示すトラック番号等としてユーザに知らせ、また、図16の表示のように、その後のグラフィックイコライザ表示により音楽再生中であることをユーザに知らせることができる。
【0094】
(第7の実施形態)
以上の実施形態の一連の処理はハードウェアにより実行させることが可能であるが、ソフトウェアにより実行させることが可能である。一連の処理をソフトウェアにより実行させる場合には、以上の実施形態の機能を実現するソフトウェアのプログラムコードを携帯端末の記憶部に格納し、コンピュータ(CPU)が前記記憶部に格納されたプログラムコードを読み込み、読み込んだプログラムにより制御され、キー入力部から入力される指令に対応して各種の表示処理を実行する。
【0095】
また、プログラムコードを記憶した記憶媒体を使用し、この記憶媒体からプログラムコードを読み出し、前記記憶部に格納することができる。記録部へのプログラムの格納は、必要に応じて無線機送受信部13を介して、ローカルエリアネットワーク、インターネット、有線または無線の通信媒体を利用して行われるように構成することができる。
【0096】
この場合、前記記憶媒体又は記憶部のプログラムコード自体が以上説明した各実施形態の機能を実現することになり、本発明を構成することになる。プログラムコードを供給するための記憶媒体としては、例えば、磁気ディスク、ハードディスク、光ディスク、磁気テープ、不揮発性のメモリカード、ROM等とすることができる。
【0097】
以上のように本発明は、携帯端末のキー入力部のマトリクス状のキー部を照らすキーバックライトに、RGB制御が可能で複数の色が発光可能な点灯素子を持つライトを近接配置する。また、それぞれを表示画素として独立制御を可能とし、メロディやミュージックなど音楽再生時に曲の音の強弱、発音の有無に連動して、キーバックライトの各ライトの色や輝度、点灯タイミングを制御し、グラフィック表示を行うものである。
【0098】
これにより、各キーバックライトの色の変化や組み合わせを変えて、グラフィックイコライザ表示、ビジュアライザ表示、トラック番号等を行い、更にこれらによりユーザに音楽再生中であること等を光で知らせ、音楽と光が連動したイルミネーション効果を持たせる。
【0099】
つまり、複数のキーバックライトの色、点灯場所、点灯時間、輝度を短期間に順次変更することによって、キーバックライト発光による動的な表現を可能とし、メロディやミュージックなど音楽再生時に音の有無、強弱、テンポに連動して、ユーザに音楽再生状態を示すのみならず、キーバックライトによるビジュアライザ表示等により色の変化や表示パターンの組み合わせを変えたイルミネーション効果により再生音楽の演出を高めることが可能である。
【0100】
なお、本発明の各実施形態は、上述した実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々の変更が可能である。
【図面の簡単な説明】
【0101】
【図1】本発明の実施形態の携帯端末の回路ブロック構成の要部を示す図である。
【図2】本実施形態の携帯端末のキー入力部の構成とキーバックライトLEDの実装位置の例を示す図である。
【図3】表示部17上のメニュー画面を示す図である。
【図4】本発明の第1の実施形態のマトリクス状のキー部によるグラフィックイコライザ表示を示す図である。
【図5】第1の実施形態のイコライザ設定の表示の処理フローチャートを示す図である。
【図6】本発明の第2の実施形態のマトリクス状のキー部によるイコライザ設定と設定表示を示す図である。
【図7】第2の実施形態のコライザ設定及び設定表示の処理フローチャートを示す図である。
【図8】ユーザによるイコライザ設定及び設定したイコライザ設定値の表示を行う処理フローチャートを示す図である。
【図9】本発明の第3の実施形態のビジュアライザ表示の表示例を示す図である。
【図10】第3の実施形態のビジュアライザ表示の処理フローチャートを示す図である。
【図11】第3の実施形態の他のビジュアライザ表示の処理フローチャートを示す図である。
【図12】第3の実施形態の更に他のビジュアライザ表示の処理フローチャートを示す図である。
【図13】本発明の第4の実施形態のトラック表示を示す図である。
【図14】第4の実施形態のトラック表示の処理フローチャートを示す図である。
【図15】トラック表示とグラフィックイコライザ表示とビジュアライザ表示等の組み合わせの複合表示の設定の処理フローチャートの例を示す図である。
【図16】本発明の第5の実施形態の複合表示を示す図である。
【図17】第5の実施形態のトラック表示とグラフィックイコライザ表示を組み合わせた複合表示の処理フローチャートを示す図である。
【図18】本発明に第5の実施形態の他の複合表示を示す図である。
【図19】第5の実施形態のトラック表示とビジュアライザ表示を組み合わせた複合表示の処理フローチャートを示す図である。
【符号の説明】
【0102】
10 CPU
11 ROM
12 RAM
13 無線機送受信部
14 キーバックライト
141 ライト
15 キー入力部
16 表示制御部
17 表示部
18 マイク
19 スピーカ
20 レシーバ
30 バス
100 携帯端末(携帯電話機)
200 グラフィックイコライザ表示
300 イコライザ表示
400 ビジュアライズ表示
500 曲番号表示(トラック表示)

【特許請求の範囲】
【請求項1】
マトリクス状のキー部毎に配置したRGB化した発光素子でなるマトリクス状のキーバックライトを有する携帯端末において、前記マトリクス状のキーバックライトによる画素表示によりグラフィック表示を行う制御部を備えることを特徴とする携帯端末。
【請求項2】
前記制御部は、音楽再生時にマトリクス状のキーバックライトにより再生音に対するグラフィックイコライザ表示を行うことを特徴とする請求項1記載の携帯端末。
【請求項3】
前記制御部は、一定期間、前記グラフィックイコライザ表示に代えて前記再生音の曲番号表示を行うことを特徴とする請求項2記載の携帯端末。
【請求項4】
前記マトリクス状のキー部は、携帯端末の長手方向の3列のキー部で構成され、前記グラフィックイコライザ表示は前記3列のキー部によりそれぞれ低音域、中音域及び高音域の信号レベルに応じた発光色のグラフィックイコライザ表示であることを特徴とする請求項2又は3記載の携帯端末。
【請求項5】
前記制御部は、音楽再生時にマトリクス状のキーバックライトによりビジュアライザ表示を行うことを特徴とする請求項1記載の携帯端末。
【請求項6】
前記ビジュアライザ表示は、再生音の信号レベル、周波数又はテンポに応じて表示パターンが変化する表示であることを特徴とする請求項5記載の携帯端末。
【請求項7】
ビジュアライザ表示用の複数の表示パターンを記憶した記憶部を備え、前記制御部は前記記憶部からランダムに読み出した表示パターンによりビジュアライザ表示を行うことを特徴とする請求項5又は6記載の携帯端末。
【請求項8】
前記制御部は、一定期間、前記ビジュアライザ表示に代えて前記再生音の曲番号表示を行うことを特徴とする請求項5、6又は7記載の携帯端末。
【請求項9】
前記制御部は、音楽再生時にマトリクス状のキーバックライトにより再生音に対するイコライザ設定の表示を行うことを特徴とする請求項1記載の携帯端末。
【請求項10】
前記マトリクス状のキー部は、携帯端末の長手方向の3列のキー部で構成され、前記イコライザ設定の表示は前記3列のキー部によりそれぞれ低音域、中音域及び高音域の信号レベルに応じた発光色のイコライザ設定の表示であることを特徴とする請求項9記載の携帯端末。
【請求項11】
マトリクス状のキー部毎に配置したRGB化した発光素子でなるマトリクス状のキーバックライトを有する携帯端末の表示制御方法であって、制御部により前記マトリクス状のキーバックライトによる画素表示によりグラフィック表示を行うことを特徴とする携帯端末の表示制御方法。
【請求項12】
前記制御部により、音楽再生時にマトリクス状のキーバックライトにより再生音に対するグラフィックイコライザ表示を行うことを特徴とする請求項11記載の携帯端末の表示制御方法。
【請求項13】
前記制御部により、一定期間、前記グラフィックイコライザ表示に代えて前記再生音の曲番号表示を行うことを特徴とする請求項12記載の携帯端末の表示制御方法。
【請求項14】
前記マトリクス状のキー部は、携帯端末の長手方向の3列のキー部で構成され、前記制御部により前記3列のキー部によりそれぞれ低音域、中音域及び高音域の信号レベルに応じた発光色のグラフィックイコライザ表示を行うことを特徴とする請求項12又は13記載の携帯端末の表示制御方法。
【請求項15】
前記制御部により、音楽再生時にマトリクス状のキーバックライトによりビジュアライザ表示を行うことを特徴とする請求項11記載の携帯端末の表示制御方法。
【請求項16】
前記ビジュアライザ表示は、再生音の信号レベル、周波数又はテンポに応じて表示パターンが変化する表示であることを特徴とする請求項15記載の携帯端末の表示制御方法。
【請求項17】
前記制御部により、ビジュアライザ表示用の複数の表示パターンを記憶した記憶部からランダムに読み出した表示パターンによりビジュアライザ表示を行うことを特徴とする請求項15又は16記載の携帯端末の表示制御方法。
【請求項18】
前記制御部により、一定期間、前記ビジュアライザ表示に代えて前記再生音の曲番号表示を行うことを特徴とする請求項15、16又は17記載の携帯端末の表示制御方法。
【請求項19】
前記制御部により、音楽再生時にマトリクス状のキーバックライトにより再生音に対するイコライザ設定の表示を行うことを特徴とする請求項11記載の携帯端末の表示制御方法。
【請求項20】
前記マトリクス状のキー部は、携帯端末の長手方向の3列のキー部で構成され、前記イコライザ設定の表示は前記3列のキー部によりそれぞれ低音域、中音域及び高音域の信号レベルに応じた発光色のイコライザ設定の表示であることを特徴とする請求項19記載の携帯端末の表示制御方法。
【請求項21】
マトリクス状のキー部毎に配置したRGB化した発光素子でなるマトリクス状のキーバックライトを有する携帯端末のプログラムであって、コンピュータを、前記マトリクス状のキーバックライトによる画素表示によりグラフィック表示を行う制御部として機能させることを備えることを特徴とするプログラム。
【請求項22】
前記制御部は、音楽再生時にマトリクス状のキーバックライトにより再生音に対するグラフィックイコライザ表示を行うことを特徴とする請求項21記載のプログラム。
【請求項23】
前記制御部は、一定期間、前記グラフィックイコライザ表示に代えて前記再生音の曲番号表示を行うことを特徴とする請求項22記載のプログラム。
【請求項24】
前記マトリクス状のキー部は、携帯端末の長手方向の3列のキー部で構成され、前記グラフィックイコライザ表示は前記3列のキー部によりそれぞれ低音域、中音域及び高音域の信号レベルに応じた発光色のグラフィックイコライザ表示であることを特徴とする請求項22又は23記載のプログラム。
【請求項25】
前記制御部は、音楽再生時にマトリクス状のキーバックライトによりビジュアライザ表示を行うことを特徴とする請求項21記載のプログラム。
【請求項26】
前記ビジュアライザ表示は、再生音の信号レベル、周波数又はテンポに応じて表示パターンが変化する表示であることを特徴とする請求項25記載のプログラム。
【請求項27】
ビジュアライザ表示用の複数の表示パターンを記憶した記憶部を備え、前記制御部は前記記憶部からランダムに読み出した表示パターンによりビジュアライザ表示を行うことを特徴とする請求項25又は26記載のプログラム。
【請求項28】
前記制御部は、一定期間、前記ビジュアライザ表示に代えて前記再生音の曲番号表示を行うことを特徴とする請求項25、26又は27記載のプログラム。
【請求項29】
前記制御部は、音楽再生時にマトリクス状のキーバックライトにより再生音に対するイコライザ設定の表示を行うことを特徴とする請求項21記載のプログラム。
【請求項30】
前記マトリクス状のキー部は、携帯端末の長手方向の3列のキー部で構成され、前記イコライザ設定の表示は前記3列のキー部によりそれぞれ低音域、中音域及び高音域の信号レベルに応じた発光色のイコライザ設定の表示であることを特徴とする請求項29記載のプログラム。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【図15】
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【図16】
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【図17】
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【図18】
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【図19】
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