説明

クランクシャフト構造

【課題】潤滑油の流れを円滑にし所定の潤滑油の圧力が保持できコネクティングロッドジャーナルに安定して潤滑油を供給するとともに潤滑油に含まれる磁性体による傷つきを防止するクランクシャフト構造を提供すること。
【解決手段】内燃機関のシリンダブロック8に回転自在に支持されるクランクシャフト構造4であって、クランクシャフト6と、コネクティングロッドジャーナル13と、を備え、クランクシャフト6がシリンダブロック8に形成されたオイル通路から潤滑油が供給されるようその内部に形成された第1の潤滑油孔16を有し、コネクティングロッドジャーナル13が第1の潤滑油孔16に連通しコネクティングロッドジャーナル13の周面に潤滑油が供給されるようその内部に形成された第2の潤滑油孔17を有し、第2の潤滑油孔17の内周面に潤滑油に含まれる磁性体を吸着する吸着手段を設けたことを特徴とする。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、潤滑油孔内で異物は捕捉することができる内燃機関のクランクシャフト構造に関する。
【背景技術】
【0002】
一般に、内燃機関のクランクシャフトは、シリンダブロックに回転自在に支持され、ピストンの往復運動をコネクティングロッドを介して回転運動に変換するものである。クランクシャフトは、シリンダブロック、コネクティングロッドなどと軸受を介して連結されているため、クランクシャフト内に形成された潤滑油孔を通してその軸受部分に潤滑油を供給するようにしている。この潤滑油は、加工時に発生する交差バリ、すなわち、微細な鉄系異物がクランクシャフトの軸受に損傷を与え、市場に出荷された後、または工場出荷時に焼付けが発生し易いものであった。このため、従来、クランクシャフトの軸受の一部に油穴を形成し、この油穴内にフィルタを挿入してこのフィルタにより異物を捕捉している。このフィルタは、油穴を主軸に形成できるので主軸の軸受には適用できるが、コネクティングロッドの軸受には油穴を形成できないのでコネクティングロッドの軸受には適用できないものであった。また、フィルタのメッシュが粗すぎると異物が捕捉できないし、フィルタのメッシュが細かすぎると異物が捕捉できるがオイルの流れが阻害されるものであった。
【0003】
さらに、従来、この種のクランクシャフト構造としてクランクシャフト内のサブオイルギャラリーにサブオイルフィルタが介装されている。サブオイルフィルタは、フィルタエレメントを鋼管製のフィルタガイドに保持させたもので、サブオイルギャラリーにおけるオイル要求部位側に圧入されている。フィルタエレメントは、繊維束等を円筒状に形成したデブス型であり、エンジンオイル中に浮遊する数ミクロン程度までの固形物を捕捉するものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
【特許文献1】特開平9−053433号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、特許文献1に記載されたクランクシャフト構造においては、サブオイルフィルタはサブオイルギャラリをなすオイル通路内にこれを閉止するよう設けられているため、捕捉された固形物が多量になるとオイルの流れが悪くなる問題があった。
【0005】
本発明は、前述の従来の問題を解決し、潤滑油の流れを円滑にし所定の潤滑油の圧力が保持できコネクティングロッドジャーナルに安定して潤滑油を供給するとともに潤滑油に含まれる磁性体による傷つきを防止するクランクシャフト構造を提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明に係るクランクシャフト構造は、目的を達成するため、(1)内燃機関のシリンダブロックに回転自在に支持されるクランクシャフト構造であって、クランクシャフトと、前記クランクシャフトに一体的に形成され、コネクティングロッドの大端部に連結されるコネクティングロッドジャーナルと、を備え、前記クランクシャフトが前記シリンダブロックに形成されたオイル通路から潤滑油が供給されるようその内部に形成された第1の潤滑油孔を有し、前記コネクティングロッドジャーナルが前記第1の潤滑油孔に連通し前記コネクティングロッドジャーナルの周面に潤滑油が供給されるようその内部に形成された第2の潤滑油孔を有し、前記第2の潤滑油孔の内周面に潤滑油に含まれる磁性体を吸着する吸着手段を設けたものから構成されている。
【0007】
この構成により、潤滑油に含まれる磁性体が吸着されるので、従来のサブオイルフィルタのような流れが悪くなるという弊害が解消され、潤滑油の流れが円滑になり所定の潤滑油の圧力が保持されコネクティングロッドジャーナルに安定して潤滑油が供給されるとともに潤滑油に含まれる磁性体による他部品の傷つきが防止される。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、潤滑油の流れを円滑にし所定の潤滑油の圧力が保持できコネクティングロッドジャーナルに安定して潤滑油を供給するとともに潤滑油に含まれる磁性体による傷つきを防止するクランクシャフト構造を提供することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0009】
以下、本発明の第1の実施の形態に係るクランクシャフト構造4について、図面を参照して説明する。
(第1の実施の形態)
図1は、本発明の第1の実施の形態に係るクランクシャフト構造4を適用した車両のエンジン1の概略斜視図、図2は、クランクシャフト構造4の潤滑油の潤滑経路を示す断面図、図3は、コネクティングロッドジャーナル軸受9とコネクティングロッド10の分解図、図4は、円筒状金網体11の斜視図である。
【0010】
まず、構成について説明する。
図1に示すように、エンジン1は、ピストン2と、可変バルブタイミング機構(VVT−i:Variable Valve Timing−intelligent)3と、クランクシャフト構造4と、オイル供給装置5と、気筒内に直接燃料を噴射する図示しない燃料噴射装置とを含んで構成されている。
【0011】
図1ないし図3に示すように、クランクシャフト構造4は、クランクシャフト6と、クランクジャーナル軸受7と、シリンダブロック8と、コネクティングロッドジャーナル軸受9と、コネクティングロッド10と、円筒状金網体11と、によって構成されている。
【0012】
クランクシャフト6は、クランクシャフト6に一体的に形成されたクランクジャーナル12と、コネクティングロッドジャーナル13と、を備えている。クランクシャフト6は、軸受14と、クランクジャーナル12と、を介して内燃機関のシリンダブロック8に回転自在に支持されている。
【0013】
クランクジャーナル12は、その内部にシリンダブロック8のサブギャラリー15に連通する第1の潤滑油孔16を有し、潤滑油がサブギャラリー15から第1の潤滑油孔16に供給されるようになっている。
【0014】
クランクジャーナル12とコネクティングロッドジャーナル13は、その内部に第1の潤滑油孔16に連通した第2の潤滑油孔17を有し、第2の潤滑油孔17はコネクティングロッドジャーナル13の周面に開口して潤滑油がコネクティングロッドジャーナル13の周面に供給されるようになっている。なお、ピストン2はコネクティングロッド10の上部である小径部18にピン20により連結支持されている。
【0015】
シリンダブロック8は、オイル通路である内部に前述のサブギャラリー15とメインギャラリー21が形成され、このサブギャラリー15は、メインギャラリー21に接続されている。シリンダブロック8は、油給油孔7aを有するクランクジャーナル軸受7を介してクランクシャフト6のクランクジャーナル12を回転自在に支持している。
【0016】
コネクティングロッドジャーナル軸受9は、半割円筒状の上側軸受22と、半割円筒状の下側軸受23と、を備えている。
【0017】
上側軸受22は、上側軸受22の開口端22a側には、油孔22bが形成されており、この油孔22bは第2の潤滑油孔17に連通するようになっている。
【0018】
下側軸受23は、下側軸受23の開口端23a側には、油孔23bが形成されており、この油孔23bは第2の潤滑油孔17に連通するようになっている。
【0019】
コネクティングロッド10は、上下に分割されたロッド付半円弧状のアッパ側半割24と、半円弧状のロア側半割25と、によって構成され、コネクティングロッドジャーナル軸受9を介してクランクシャフト6のコネクティングロッドジャーナル13を挟持した状態でボルト26によりアッパ側半割24とロア側半割25を固定して、コネクティングロッドジャーナル13をコネクティングロッド10の大端部27に回転自在に連結している。
【0020】
アッパ側半割24は、ロア側半割25に固定するための内周部にネジ溝が形成されたボルト孔24aを有し、ロア側半割25は、アッパ側半割24に固定するための貫通孔25aと、オイル通路25bを有し、このオイル通路25bは、下側軸受23の油孔23bに連通している。
【0021】
オイル供給装置5は、オイルパン28と、オイルストレーナ29と、ポンプ機構30と、ポンプ機構30から吐出された潤滑油をろ過するオイルフィルタ31と、オイル通路32と、を含んで構成されている。
【0022】
オイルパン28は、還流された潤滑油を貯留するケースからなり、シリンダブロック8の下部に固定されている。このオイルパン28に貯留された潤滑油内には、オイルストレーナ29の吸入口が浸漬されており、この吸入口から潤滑油が吸入されるようになっている。
【0023】
図2および図4に示すように、円筒状金網体11は、磁石により形成され、第2の潤滑油孔17に挿入され、第2の潤滑油孔17の内周面を形成し、円筒状金網体11を通過する潤滑油に含まれる磁性体を吸着するようになっている。
【0024】
次に、動作について説明する。
【0025】
エンジン1が運転時にあるときは、クランクシャフト6によってポンプ機構30が駆動され、オイルパン28から潤滑油が吸引されてオイル通路32を介して、シリンダブロック8内部に形成されたメインギャラリー21からサブギャラリー15に潤滑油が圧送される。そして、圧送された潤滑油が油給油孔7aから第1の潤滑油孔16に供給されクランクジャーナル軸受7とクランクジャーナル12が潤滑される。
【0026】
また、圧送された潤滑油が第1の潤滑油孔16と連通する第2の潤滑油孔17に供給されコネクティングロッドジャーナル軸受9と、コネクティングロッド10を潤滑し、コネクティングロッド10のアッパ側半割24は、ロア側半割25のオイル通路25bとコネクティングロッドジャーナル軸受9の下側軸受23の油孔23bが連通すると図示しないピストン2を収容するシリンダ内壁部にオイル通路25bから潤滑油が供給されピストン2とシリンダ内壁部が潤滑される。
【0027】
このように、本実施の形態に係るクランクシャフト構造4が構成されているので、次のような効果が得られる。
【0028】
円筒状金網体11は、磁石により形成され第2の潤滑油孔17に挿入されているので、円筒状金網体11を通過する潤滑油に含まれる磁性体が円筒状金網体11に吸着される。吸着された磁性体は、円筒状金網体11の金網の隙間に吸着されて捕捉されているので円筒状金網体11の内径が経年使用しても殆ど変わらず、潤滑油は第2の潤滑油孔17内を円滑に流される。また、円筒状金網体11は、第2の潤滑油孔17に挿入されているので、経年使用して目詰まりしたとしても取り外し、新しい円筒状金網体11に簡単に交換することができるという効果がある。
【0029】
このように、クランクシャフト構造4は、磁石により形成され円筒状金網体11が第2の潤滑油孔17に挿入されて構成されている。その結果、潤滑油に含まれる磁性体が吸着され、吸着された磁性体は、円筒状金網体11の金網の隙間に吸着されて捕捉されているので円筒状金網体11の内径が経年使用しても殆ど変わらず、潤滑油は第2の潤滑油孔17内を円滑に流れる。よって、コネクティングロッドジャーナル13に供給される潤滑油の油圧が低下しないという効果がある。
【0030】
また、潤滑油に含まれる磁性体が円筒状金網体11に吸着されるので、磁性体によるコネクティングロッドジャーナル軸受9、コネクティングロッド10などの傷つきを防止でき、磁性体による傷本数を減らすことができるという効果がある。
【0031】
本発明の第1の実施の形態のクランクシャフト構造4の変形例について説明する。図5はクランクシャフト構造の潤滑油の潤滑経路を示す断面図、図6(a)は、円筒状金網体51の斜視図、図6(b)は、(a)のA−A断面を示し、円筒状金網体51を第2の潤滑油孔17に挿入したとき、円筒状金網体51が変形する前を示す断面図、図7(a)は、円筒状金網体51の斜視図、図7(b)は、(a)のB−B断面を示し、円筒状金網体51を第2の潤滑油孔17に挿入したとき、円筒状金網体51が変形した後を示す断面図、図8(a)は、円筒状体61の斜視図、図8(b)は、(a)のC−C断面を示す断面図である。
【0032】
なお、本実施の形態に係るクランクシャフト構造4では、クランクジャーナル12の第1の潤滑油孔16と連通するコネクティングロッドジャーナル13の第2の潤滑油孔17が1ヶ所の場合について説明したが、図5に示すように、クランクジャーナル40の第1の潤滑油孔41と連通するコネクティングロッドジャーナル43の第2の潤滑油孔42を2ヶ所にしてもよい。
【0033】
また、図7(a)に示すように、本実施の形態に係るクランクシャフト構造4では、円筒状金網体11を円筒状金網体51に変更し、磁石からなる円筒状金網体51は、その長さ方向に切断しその対向する端部が拡開するよう内部応力を与えるようにしてもよい。図6(a)および(b)に示すように、このような内部応力が与えられた円筒状金網体51が第2の潤滑油孔17に挿入される場合、その対向する端部を重ねながら第2の潤滑油孔17に挿入する。そして、図7(b)に示すように、その内部応力によって対向する端部が拡開する付勢力が与えられて、第2の潤滑油孔17に挿入された後、第2の潤滑油孔17を形成する内壁部に密着させることができる。
【0034】
また、本実施の形態に係るクランクシャフト構造4では、円筒状金網体11を図示しない円筒状金網体53に変更し、円筒状金網体53は、温度によって変形する形状記憶合金の磁石からなるものでもよい。この場合、形状記憶合金で磁石からなる円筒状金網体53は、内燃機関の運転中に温度が上昇するため、第2の潤滑油孔17内で拡開して内壁部に密着させることができる。
【0035】
また、図8(a)および(b)に示すように、本実施の形態に係るクランクシャフト構造4では、円筒状金網体11の外、焼結合金からなる螺旋状の溝もしくは長さ方向に等間隔に配置された環状の溝を有し、磁石からなる円筒状体61でもよい。
【0036】
円筒状体61は、潤滑油の流れを円滑にするためには、油孔径を大きく確保する必要があり肉厚は薄いのが好ましい。また、潤滑油に含まれる磁性体が0.5ミリ以下の大きさで磁性体の量は微小であるので0.5ミリの溝の深さに形成するのが好ましい。よって、円筒状体61は、0.5ミリの深さの溝を形成することができる1ミリの肉厚に形成するのが好ましい。
【0037】
また、本実施の形態に係るクランクシャフト構造4では、円筒状金網体11の外、図示しない焼結合金からなる多孔質で磁石からなる円筒状体63でもよい。
【0038】
また、本実施の形態に係るクランクシャフト構造4では、円筒状金網体11の外、図示しない内面に多数の凹凸を形成した円筒状体65でもよい。
【0039】
また、本実施の形態に係るクランクシャフト構造4では、円筒状金網体および円筒状体が、第2の潤滑油孔17、42に挿入され、その内壁部に接触するものであれば、必ずしも円筒状のものでなく如何なる形状のものでもよい。
【0040】
また、本実施の形態に係るクランクシャフト構造4では、第2の潤滑油孔17、42の内周面を形成する内壁部を直接磁石に形成してもよい。また、磁石粉を含んだ塗料を第2の潤滑油孔17、42の内壁部に塗布してもよい。
【0041】
また、本実施の形態に係るクランクシャフト構造4では、磁石粉を含んだ塗料を第2の潤滑油孔17、42の内壁部に塗布してもよい。
【0042】
以上のように、本発明によれば、潤滑油の流れを円滑にし所定の潤滑油の圧力が保持できコネクティングロッドジャーナルに安定して潤滑油を供給するとともに潤滑油に含まれる磁性体による傷つきを防止するクランクシャフト構造に有用である。
【図面の簡単な説明】
【0043】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係るクランクシャフト構造を適用した車両のエンジンの概略斜視図である。
【図2】本発明の第1の実施の形態に係るクランクシャフトの潤滑油の潤滑経路を示す断面図である。
【図3】本発明の第1の実施の形態に係るクランクシャフト構造のコネクティングロッドジャーナル軸受とコネクティングロッドの分解図である。
【図4】本発明の第1の実施の形態に係るクランクシャフト構造の円筒状金網体の斜視図である。
【図5】本発明の第1の実施の形態に係るクランクシャフト構造の変形例を示すクランクシャフトの潤滑油の潤滑経路を示す断面図である。
【図6】本発明の第1の実施の形態に係るクランクシャフト構造の変形例を示す(a)は、円筒状金網体の斜視図、(b)は、(a)のA−A断面を示し、円筒状金網体を第2の潤滑油孔に挿入したとき、円筒状金網体が変形する前を示す断面図である。
【図7】本発明の第1の実施の形態に係るクランクシャフト構造の変形例を示す(a)は、円筒状金網体の斜視図、(b)は、(a)のB−B断面を示し、円筒状金網体を第2の潤滑油孔に挿入したとき、円筒状金網体が変形した後を示す断面図である。
【図8】本発明の第1の実施の形態に係るクランクシャフト構造の変形例を示す(a)は、円筒状体の斜視図、(b)は、(a)のC−C断面を示す断面図である。
【符号の説明】
【0044】
1 エンジン
2 ピストン
4 クランクシャフト構造
5 オイル供給装置
6 クランクシャフト
7 クランクジャーナル軸受
8 シリンダブロック
9 コネクティングロッドジャーナル軸受
10 コネクティングロッド
11、51、53 円筒状金網体
12、40 クランクジャーナル
13、43 コネクティングロッドジャーナル
15 サブギャラリー
16、41 第1の潤滑油孔
17、42 第2の潤滑油孔
21 メインギャラリー
22 上側軸受
23 下側軸受
24 アッパ側半割
25 ロア側半割
27 大端部
61、63、65 円筒状体

【特許請求の範囲】
【請求項1】
内燃機関のシリンダブロックに回転自在に支持されるクランクシャフト構造であって、
クランクシャフトと、前記クランクシャフトに一体的に形成され、コネクティングロッドの大端部に連結されるコネクティングロッドジャーナルと、を備え、前記クランクシャフトが前記シリンダブロックに形成されたオイル通路から潤滑油が供給されるようその内部に形成された第1の潤滑油孔を有し、前記コネクティングロッドジャーナルが前記第1の潤滑油孔に連通し前記コネクティングロッドジャーナルの周面に潤滑油が供給されるようその内部に形成された第2の潤滑油孔を有し、前記第2の潤滑油孔の内周面に潤滑油に含まれる磁性体を吸着する吸着手段を設けたことを特徴とするクランクシャフト構造。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【公開番号】特開2010−106885(P2010−106885A)
【公開日】平成22年5月13日(2010.5.13)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−277101(P2008−277101)
【出願日】平成20年10月28日(2008.10.28)
【出願人】(000003207)トヨタ自動車株式会社 (59,920)
【Fターム(参考)】