説明

ゲルシート及びそのゲルシートに用いられる含水ゲル組成物

【課題】パック剤等の発熱時や燃焼時の患部の冷却剤、パップ剤、化粧品、医薬品、医薬部外品、芳香剤、消臭剤等の貼付用シートとして使用されるゲルシート、及びそのゲルシートに用いられる含水ゲル組成物に関し、表面に現出される特殊な色によって、使用者に全く斬新な興趣をもたらすことのできるゲルシート及び含水ゲル組成物を提供することを課題とする。
【解決手段】含水ゲル層の表面に金属色を現出させる成分が、該含水ゲル層に含有されていることを特徴とする。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、パック剤等の発熱時や燃焼時の患部の冷却剤、パップ剤、化粧品、医薬品、医薬部外品、芳香剤、消臭剤等の貼付用シートとして使用されるゲルシート、及びそのゲルシートに用いられる含水ゲル組成物に関する。
【背景技術】
【0002】
近年、発熱時や炎症時に患部を冷却する冷却剤として、安全性及び取り扱いの容易さの面から、不織布等の支持体上に水性ゲル状組成物を塗布した冷却用のゲルシートが使用されている。また、化粧品の分野では、顔面等に貼付したパック剤等が含水ゲルシートとして用いられている。
【0003】
このようなゲルシートに関する特許出願として、従来では、たとえば下記特許文献1、特許文献2、特許文献3等の特許出願がなされている。
【0004】
このようなゲルシートは、一般に、シート状の支持体上に含水ゲル層が積層された構造
からなる。支持体としてはポリエステルやポリプロピレンなどからなる不織布が繁用されている。不織布は不透明の白色又はこれに近い色であり、また含水ゲル層は透明であり、
従って、ゲルシートの表面には、透明な含水ゲル層を介して不織布からなる支持体の色である白色が現出されることとなる。
【0005】
このような従来のゲルシートにおける含水ゲル層の材質としては、複数種類のものが開発されているが、ゲルシートの表面に現出される色に関しては、従来のゲルシートは一律に白色のものであり、これ以外の色のものは未だ市販されておらず、また開発もされていない。
【0006】
【特許文献1】特許第3978356号公報
【特許文献2】特許第3895299号公報
【特許文献3】特許第3460969号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
本発明は、このような点に鑑みてなされたもので、表面に現出される特殊な色によって、使用者に全く斬新な興趣をもたらすことのできるゲルシート及び含水ゲル組成物を提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明は、このような課題を解決するためになされたもので、含水ゲル層の表面に金属色を現出させる成分が、該含水ゲル層に含有されていることを特徴とするゲルシートを提供するものである。また本発明は、含水ゲル層の表面に金属色を現出させる成分が含有されていることを特徴とする含水ゲル組成物を提供するものである。含水ゲル層の表面に金属色を現出させる成分としては、たとえばマイカに酸化チタン、酸化鉄を被覆させた酸化鉄被覆チタンマイカのようなものが用いられる。
【0009】
金属色を現出させる成分の他に、金、銀、グルコン酸銅等の金属を含有させることも可能であり、また金ナノコロイド、銀ナノコロイド、白金ナノコロイドのような金属ナノコロイドを含有させることも可能である。
【発明の効果】
【0010】
本発明は、含水ゲル層の表面に金属色を現出させる成分を、その含水ゲル層に含有したものであるため、従来では一律に白色とされていたゲルシートの表面の色を、金属色という極めて特殊な色に現出させることができ、使用者に全く斬新な興趣をもたらすことができるという効果がある。
【発明を実施するための最良の形態】
【0011】
以下、本発明の実施形態について説明する。
本発明のゲルシートは、上述のように、含水ゲル層の表面に金属色を現出させる成分が、その含水ゲル層に含有されているものである。本発明のゲルシートは、一般のゲルシートと同様に、支持体上に含水ゲル層を積層した構成からなり、必要に応じてその含水ゲル層の表面にプラスチックフィルム等が貼着される。
【0012】
金属色を現出させる成分としては、たとえばマイカに酸化チタン、酸化鉄を被覆させた酸化鉄被覆チタンマイカのようなものが用いられる。被覆される酸化チタン、酸化鉄の厚み等を調整することによって、色を変化させることができ、たとえば金色、銀色、銅色等に着色することができる。このようなチタンマイカは、顔料として用いられる粉体であり、このようなチタンマイカを含水ゲルに含有させることで、該含水ゲル層の表面を金色、銀色、銅色等に現出させることができる。
尚、このような酸化鉄被覆チタンマイカ以外に、他の金属酸化物で被覆されたチタンマイカのようなものを用いることもできる。さらには、マイカの表面を酸化鉄で被覆し、さらにその表面を酸化チタンで被覆するようなことも可能である。
金属色を現出させる成分の配合量は特に限定されるものではないが、含水ゲル組成物全量に対して0.001〜5重量%であることが好ましい。0.001重量%未満であると、金属色が明白に現出されないおそれがあり、また5重量%を超えてもそれに見合う金属色の現出効果が向上するものでないばかりか、かえってコスト高になるおそれがあるからである。
【0013】
また、このような成分以外に、たとえば金、銀、グルコン酸銅等を含水ゲル組成物に含有させることができる。金、銀、グルコン酸銅等を用いる場合には、粉末として含水ゲル中に含有させる。また、金ナノコロイド、銀ナノコロイド、白金ナノコロイド等の金属ナノコロイドを含水ゲル組成物に含有させることもできる。「金属ナノコロイド」とは、金属の粒子が、液相に分散した状態のものである。金属粒子を分散させる液相としては主として水が用いられるが、有機溶媒を用いることも可能である。このような金属や金属ナノコロイドは、細胞賦活等の効果や、美容液浸透補助効果等を意図して含有されるものである。この細胞賦活及び美容液浸透補助のための成分の配合量は特に限定されるものではないが、含水ゲル組成物全量に対して0.0000001〜1重量%であることが好ましい。0.0000001重量%未満では細胞賦活等の効果や、美容液浸透補助効果が得られないおそれがある一方で、1重量%を超えると、肌に付着した場合の金属アレルギー等を生じるおそれがあるからである。
【0014】
またゲル形成成分には、たとえばポリアクリル酸ナトリウムのような高い吸水性を有するものが用いられる。このナトリウム塩のようなポリアクリル酸塩ではなく、ポリアクリル酸を用いることもできる。このポリアクリル酸やその塩は、一般的に安全性が広く確認されているものであり、これを、たとえば水酸化アルミニウム等の多価金属塩で架橋することができる。このポリアクリル酸若しくはポリアクリル酸塩以外に、キサンタンガム、グルコマンナン、グアーガム、ローカストビーン、寒天、カラギーナン、ポリビニルアルコール等を使用することもできる。このゲル形成成分の配合量は特に限定されるものではないが、含水ゲル組成物全量に対して0.5〜50重量%であることが好ましい。0.5重量%未満では、ゲルシートとして支持体上で支持されるのに必要な固さが得られないおそれがある一方で、50重量%を超えると、固すぎて肌に違和感を生じさせるおそれがあるからである。
【0015】
さらにこの含水ゲル組成物には、保湿成分として、グリセリン等の多価アルコールを含有させることができる。グリセリン以外に、ソルビトール、エチレングリコール等を用いることもできる。この保湿成分の配合量も特に限定されるものではないが、ゲルシート組成物全体に対して1.0〜20重量%であることが好ましい。1.0重量%未満では、肌へ付着した場合の必要な保湿効果が得られないおそれがある一方で、20重量%を超えると、肌に刺激を与え、安全性に問題を生じるおそれがあるからである。
【0016】
その他、支持体としては、不織布、織布等を用いることができ、含水ゲル層の表面に貼着されるプラスチックフィルムとしては、たとえばポリエチレンフィルム、ポリエステルフィルム等を使用することができる。
【実施例】
【0017】
以下、本発明の実施例について説明する。
【0018】
(実施例1)
本実施例は、含水ゲル層の表面に金属色を現出させる成分(着色剤)として、マイカに酸化チタン、酸化鉄を被覆させて金色に着色された酸化鉄被覆チタンマイカを用いたものである。配合成分と各成分の配合比は次のとおりである。下記配合成分中、ポリアクリル酸ナトリウム、グリセリン、水酸化アルミニウム、メタケイ酸アルミン酸マグネシウム、酒石酸は、ゲルを形成する成分であり、ヒアルロン酸ナトリウム、ベタイン、ブチレングリコール、ローズ水は保湿成分であり、金、及び金ナノコロイドは、細胞賦活等の効果や、美容液浸透補助効果等を生じさせる成分である。
【0019】
配合成分 配合比(重量%)
ポリアクリル酸ナトリウム 6.0%
グリセリン 30.0%
水酸化アルミニウム 0.02%
メタケイ酸アルミン酸マグネシウム 0.05%
酒石酸 0.15%
ヒアルロン酸ナトリウム 0.1%
ベタイン 0.1%
ブチレングリコール 5.0%
ローズ水 10.0%
金 0.05% 金ナノコロイド 0.5% マイカ・酸化チタン・酸化鉄(ゴールド) 1.0%
水 残量
【0020】
(実施例2)
本実施例は、含水ゲル層の表面に金属色を現出させる成分として、マイカに酸化チタン、酸化鉄を被覆させて銀色に着色された酸化鉄被覆チタンマイカを用いたものである。また細胞賦活及び美容液浸透補助のための成分として、上記実施例1の金及び金ナノコロイドに代えて、銀、及び銀ナノコロイドを用いている。ゲルを形成する成分と保湿成分の種類及び配合比は実施例1と同様である。配合成分と各成分の配合比は次のとおりである。
【0021】
配合成分 配合比(重量%)
ポリアクリル酸ナトリウム 6.0%
グリセリン 30.0%
水酸化アルミニウム 0.02%
メタケイ酸アルミン酸マグネシウム 0.05%
酒石酸 0.15%
ヒアルロン酸ナトリウム 0.1%
ベタイン 0.1%
ブチレングリコール 5.0%
ローズ水 10.0%
銀 0.05% 銀ナノコロイド 0.5% マイカ・酸化チタン・酸化鉄(シルバー) 1.0%
水 残量
【0022】
(実施例3)
本実施例は、含水ゲル層の表面に金属色を現出させる成分として、マイカに酸化チタン、酸化鉄を被覆させて銅色に着色された酸化鉄被覆チタンマイカを用いたものである。また細胞賦活及び美容液浸透補助のための成分として、上記実施例1の金及び金ナノコロイドに代えて、グルコン酸銅、及び白金ナノコロイドを用いている。ゲルを形成する成分と保湿成分の種類及び配合比は実施例1、2と同様である。配合成分と各成分の配合比は次のとおりである。
【0023】
配合成分 配合比(重量%)
ポリアクリル酸ナトリウム 6.0%
グリセリン 30.0%
水酸化アルミニウム 0.02%
メタケイ酸アルミン酸マグネシウム 0.05%
酒石酸 0.15%
ヒアルロン酸ナトリウム 0.1%
ベタイン 0.1%
ブチレングリコール 5.0%
ローズ水 10.0%
グルコン酸銅 0.05% 白金ナノコロイド 0.5% マイカ・酸化チタン・酸化鉄(カッパー) 1.0%
水 残量
【0024】
(実施例4)
本実施例では、含水ゲル層の表面に金属色を現出させる成分として、実施例1と同様に、金色に着色された酸化鉄被覆チタンマイカを用い、細胞賦活及び美容液浸透補助のための成分として、実施例1と同様に金、及び金ナノコロイドを用いている。ゲルを形成する成分として、キサンタンガム、グルコマンナン、カードランを用いた点が実施例1と相違する。保湿成分の種類及び配合比は実施例1乃至3と同様である。配合成分と各成分の配合比は次のとおりである。
【0025】
配合成分 配合比(重量%)
キサンタンガム 1.0%
グルコマンナン 1.0%
カードラン 0.15%
ヒアルロン酸ナトリウム 0.1%
ベタイン 0.1%
ブチレングリコール 5.0%
ローズ水 10.0%
金 0.05% 金ナノコロイド 0.5% マイカ・酸化チタン・酸化鉄(ゴールド) 1.0%
水 残量
【0026】
(実施例5)
本実施例では、含水ゲル層の表面に金属色を現出させる成分として、実施例2と同様に、銀色に着色された酸化鉄被覆チタンマイカを用い、細胞賦活及び美容液浸透補助のための成分として、実施例2と同様に銀、及び銀ナノコロイドを用いている。ゲルを形成する成分と保湿成分の種類及び配合比は実施例4と同様である。配合成分と各成分の配合比は次のとおりである。
【0027】
配合成分 配合比(重量%)
キサンタンガム 1.0%
グルコマンナン 1.0%
カードラン 0.15%
ヒアルロン酸ナトリウム 0.1%
ベタイン 0.1%
ブチレングリコール 5.0%
ローズ水 10.0%
銀 0.05% 銀ナノコロイド 0.5% マイカ・酸化チタン・酸化鉄(シルバー) 1.0%
水 残量
【0028】
(実施例6)
本実施例では、含水ゲル層の表面に金属色を現出させる成分として、実施例3と同様に銅色に着色された酸化鉄被覆チタンマイカを用い、細胞賦活及び美容液浸透補助のための成分として、実施例3と同様にグルコン酸銅、及び白金ナノコロイドを用いている。ゲルを形成する成分と保湿成分の種類及び配合比は実施例4、5と同様である。配合成分と各成分の配合比は次のとおりである。
【0029】
配合成分 配合比(重量%)
キサンタンガム 1.0%
グルコマンナン 1.0%
カードラン 0.15%
ヒアルロン酸ナトリウム 0.1%
ベタイン 0.1%
ブチレングリコール 5.0%
ローズ水 10.0%
グルコン酸銅 0.05% 白金ナノコロイド 0.5% マイカ・酸化チタン・酸化鉄(カッパー) 1.0%
水 残量
【0030】
(実施例7)
本実施例では、含水ゲル層の表面に金属色を現出させる成分として、実施例1、4と同様に、金色に着色された酸化鉄被覆チタンマイカを用い、細胞賦活及び美容液浸透補助のための成分として、実施例1、4と同様に金、及び金ナノコロイドを用いている。ゲルを形成する成分として、本実施例ではキサンタンガム、グアーガム、ローカストビーンを用いている。保湿成分の種類及び配合比は実施例1乃至6と同様である。配合成分と各成分の配合比は次のとおりである。
【0031】
配合成分 配合比(重量%)
キサンタンガム 1.0%
グアーガム 4.0%
ローカストビーン 1.0%
ヒアルロン酸ナトリウム 0.1%
ベタイン 0.1%
ブチレングリコール 5.0%
ローズ水 10.0%
金 0.05% 金ナノコロイド 0.5% マイカ・酸化チタン・酸化鉄(ゴールド) 1.0%
水 残量
【0032】
(実施例8)
本実施例では、含水ゲル層の表面に金属色を現出させる成分として、実施例2、5と同様に、銀色に着色された酸化鉄被覆チタンマイカを用い、細胞賦活及び美容液浸透補助のための成分として、実施例2、5と同様に銀、及び銀ナノコロイドを用いている。ゲルを形成する成分と保湿成分の種類及び配合比は実施例7と同様である。配合成分と各成分の配合比は次のとおりである。
【0033】
配合成分 配合比(重量%)
キサンタンガム 1.0%
グアーガム 4.0%
ローカストビーン 1.0%
ヒアルロン酸ナトリウム 0.1%
ベタイン 0.1%
ブチレングリコール 5.0%
ローズ水 10.0%
銀 0.05% 銀ナノコロイド 0.5% マイカ・酸化チタン・酸化鉄(シルバー) 1.0%
水 残量
【0034】
(実施例9)
本実施例では、含水ゲル層の表面に金属色を現出させる成分として、実施例3、6と同様に、銅色に着色された酸化鉄被覆チタンマイカを用い、細胞賦活及び美容液浸透補助のための成分として、実施例3、6と同様にグルコン酸銅、及び白金ナノコロイドを用いている。ゲルを形成する成分と保湿成分の種類及び配合比は実施例7と同様である。配合成分と各成分の配合比は次のとおりである。
【0035】
配合成分 配合比(重量%)
キサンタンガム 1.0%
グアーガム 4.0%
ローカストビーン 1.0%
ヒアルロン酸ナトリウム 0.1%
ベタイン 0.1%
ブチレングリコール 5.0%
ローズ水 10.0%
グルコン酸銅 0.05% 白金ナノコロイド 0.5% マイカ・酸化チタン・酸化鉄(カッパー) 1.0%
水 残量
【0036】
(実施例10)
本実施例では、含水ゲル層の表面に金属色を現出させる成分として、実施例1、4、7と同様に、金色に着色された酸化鉄被覆チタンマイカを用い、細胞賦活及び美容液浸透補助のための成分として、グルコン酸銅のみを用いている。ゲルを形成する成分として、本実施例では寒天を用いている。保湿成分の種類及び配合比は実施例1乃至9と同様である。配合成分と各成分の配合比は次のとおりである。
【0037】
配合成分 配合比(重量%)
寒天 2.0%
ヒアルロン酸ナトリウム 0.1%
ベタイン 0.1%
ブチレングリコール 5.0%
ローズ水 10.0%
グルコン酸銅 0.05% マイカ・酸化チタン・酸化鉄(ゴールド) 1.0%
水 残量
【0038】
(実施例11)
本実施例では、含水ゲル層の表面に金属色を現出させる成分として、実施例2、5、8と同様に、銀色に着色された酸化鉄被覆チタンマイカを用い、細胞賦活及び美容液浸透補助のための成分として、金ナノコロイドのみを用いている。ゲルを形成する成分と保湿成分の種類及び配合比は実施例10と同様である。配合成分と各成分の配合比は次のとおりである。
【0039】
配合成分 配合比(重量%)
寒天 2.0%
ヒアルロン酸ナトリウム 0.1%
ベタイン 0.1%
ブチレングリコール 5.0%
ローズ水 10.0%
金ナノコロイド 0.05% マイカ・酸化チタン・酸化鉄(シルバー) 1.0%
水 残量
【0040】
(実施例12)
本実施例では、含水ゲルの表面に金属色を現出させる成分として、実施例3、6、9と同様に、銅色に着色された酸化鉄被覆チタンマイカを用い、細胞賦活及び美容液浸透補助のための成分として、銀ナノコロイドのみを用いている。ゲルを形成する成分と保湿成分の種類及び配合比は実施例10と同様である。配合成分と各成分の配合比は次のとおりである。
【0041】
配合成分 配合比(重量%)
寒天 2.0%
ヒアルロン酸ナトリウム 0.1%
ベタイン 0.1%
ブチレングリコール 5.0%
ローズ水 10.0%
銀ナノコロイド 0.05% マイカ・酸化チタン・酸化鉄(カッパー) 1.0%
水 残量

【特許請求の範囲】
【請求項1】
含水ゲル層の表面に金属色を現出させる成分が、該含水ゲル層に含有されていることを特徴とするゲルシート。
【請求項2】
金属色を現出させる成分が、マイカに酸化チタン、酸化鉄を被覆させた酸化鉄被覆チタンマイカである請求項1記載のゲルシート。
【請求項3】
さらに金、銀、又はグルコン酸銅が含水ゲル層に含有されている請求項1又は2記載のゲルシート。
【請求項4】
さらに金ナノコロイド、銀ナノコロイド、又は白金ナノコロイドが含水ゲル層に含有されている請求項1乃至3のいずれかに記載のゲルシート。
【請求項5】
金属色を現出させる成分の含有量が、含水ゲル層の組成物全量に対して0.001〜5重量%である請求項1乃至4記載のゲルシート。
【請求項6】
含水ゲル層の表面に金属色を現出させる成分が含有されていることを特徴とする含水ゲル組成物。

【公開番号】特開2009−102228(P2009−102228A)
【公開日】平成21年5月14日(2009.5.14)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−272764(P2007−272764)
【出願日】平成19年10月19日(2007.10.19)
【出願人】(598055323)ラ・シンシア株式会社 (1)
【Fターム(参考)】