説明

コイン形二次電池

【課題】袋状のセパレータ内に残留する空気を確実に排出できながら、前記セパレータを形成する上下のフィルム間で剥離が生じることを抑えることができるようにする。
【解決手段】扁平な丸形の電池容器内に、円形の袋状のセパレータ9内に収容した正極7と負極とを交互に積層してなる積層型の電極体3が収容されている。正極7の正極集電体からは、正極リード71aが電極体3の一側方に向けて延びてセパレータ9から導出している。負極の負極集電体からは、負極リード81aが電極体3の他側方に向けて延びている。袋状のセパレータ9の周縁部14に、負極リード81aの対向位置9cを除く位置に袋状のセパレータ9内の空気を排出するための三個の非接着部15A・15Bを分散状に設けてある。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、扁平丸形の電池容器内に、積層型の電極体と非水電解液とを収容したコイン形二次電池に関するものである。
【背景技術】
【0002】
この種のコイン形二次電池としては、例えば特許文献1が知られている。そこでは、電池缶(外装缶)の開口部にガスケットを介して封口板(封口缶)を装着し、開口部の周縁部をかしめて封口することにより扁平丸形の電池容器を構成し、この電池容器内に積層構造の電極体および非水電解液を収容している。電極体は、アルミニウム箔製の正極集電体の両面にコバルト酸リチウム等の正極活物質を塗着した正極と、銅箔製の負極集電体にコークス焼成品等の負極活物質を塗着した負極とをシート状のポリエチレン製のセパレータを介して交互に積層して形成されている。そのうえで、各正極集電体から延出された正極リードを電池缶の内面に、各負極集電体から延出された負極リードを封口板の内面にそれぞれ電気的に接続している。
【0003】
積層構造の電極体の他の構成としては、例えば特許文献2に示すようにセパレータを扁平な袋状に形成し、該袋状のセパレータ内に正極を収容したものがある。具体的には、セパレータの材料である二枚のポリプロピレン製のフィルムの間に正極を挟んで重ね合わせたのち、それらフィルムの周縁部を互いに接着(溶着)することで、袋状のセパレータ内に正極を収容している。このように袋状のセパレータ内に正極を収容すると、特許文献1のような正極と負極との間にシート状のセパレータを挟んだだけの構成に比べ、正極と負極との接触をより確実に防止できる。
【0004】
ところで、前記袋状のセパレータ内に正極を収容するものにあっては、セパレータ内に空気(水分を含まない乾燥空気)が残留することがある。このように空気が残留したまま電池が組み立てられると、当該空気の分だけ正極活物質と電解液との接触面積が減少し、電池反応が阻害されて電池容量の低下を招く。また空気と正極との境界部分でリチウムが析出する虞がある。
【0005】
この対策としては、特許文献2のように、前述の上下のフィルムの周縁を互いに接着する際に非接着部分を10個以上(特許文献2では14個)設けることが考えられる。これによれば、非接着部分からセパレータ内の空気が排出されるため、セパレータ内に空気が残留することを防止できる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
【特許文献1】特開2005−310577号公報(図1−2)
【特許文献2】特開2008−091100号公報(段落番号0026、図1)
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
ところが、特許文献2のように非接着部分の個数が10個以上になると、上下のフィルム間の接着性が低下し、これらフィルム間で剥離が生じる可能性がある。この場合、正極と負極とが短絡する虞がある。
【0008】
本発明は、このような問題に対処するもので、袋状のセパレータ内に残留する空気を確実に排出できながら、前記セパレータを形成する上下のフィルム間で剥離が生じることを抑えることができるようにすることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
上記の目的を達成するために、本発明に係るコイン形二次電池は、図2に示すように、外装缶4の開口部にガスケット5を介して封口缶6を装着して当該開口部の周縁部をかしめることにより封口された扁平な丸形の電池容器2を有し、電池容器2内に、円形の袋状のセパレータ9内に収容した正極7と負極8とを交互に複数段積層してなる積層型の電極体3および非水電解液が収容されており、正極7は正極集電体71の両面に正極活物質層72を形成してなるものであって、正極集電体71から正極リード71aが電極体3の一側方に向けて延びてセパレータ9から導出されており、負極8は負極集電体81に負極活物質層82を形成してなるものであって、負極集電体81から負極リード81aが電極体3の他側方に向けて延びており、袋状のセパレータ9は、該セパレータ9の材料である二枚のフィルム12・12で正極7を挟んで重ね合わせ、それらフィルム12・12の周縁部を互いに接着することで形成されており、袋状のセパレータ9の周縁部14には、負極リード81aの対向位置9cを除く位置に、袋状のセパレータ9内の空気を排出するための二個ないし五個の非接着部15A・15Bが分散状に設けられていることを特徴とする。ここでの空気には、例えば水分を含まない乾燥空気や不活性ガス等が含まれる。フィルム12・12の周縁部を互いに接着することには、上下のフィルム12・12の周縁部どうしを直接接着することや、合成樹脂製のフィルム等を挟んで接着すること等が含まれる。当該接着には、熱溶着による接着や接着剤による接着等が含まれる。
【0010】
非接着部15A・15Bのうちの一個は、正極リード71aをセパレータ9外へ導出させるための導出部9bが兼ねているものとすることができる。
【0011】
電極体3の外周には、結束テープ13が正極リード71aおよび負極リード81aの延びる方向と直交する方向に巻き付けられており、非接着部15A・15Bは、袋状のセパレータ9の周縁部において結束テープ13の配置位置9dを除く位置に設けてあるものとすることができる。
【発明の効果】
【0012】
本発明に係るコイン形二次電池においては、袋状のセパレータ9の周縁部14において、負極リード81aの対向位置9cを除く位置に二個ないし五個の非接着部15A・15Bを分散状に設けた。これによれば袋状のセパレータ9内に正極7を収容する作業の際に、そのセパレータ9内に空気が残留しても、その空気はカシメ加工の際に分散配置した各非接着部15A・15Bを通してセパレータ9外へ迅速、且つ、確実に排出させることができる。したがって、セパレータ9内に空気が残留したままでコイン形二次電池1が組み立てられることに起因して、残留空気によって正極活物質層72と非水電解液との接触面積が減少して電池反応が阻害される不都合を一掃して、電池容量の低下を確実に防止することができる。また前記空気と正極7の正極活物質層72との境界部分でリチウムが析出することを防止することができる。
【0013】
そのうえで、非接着部15A・15Bの個数を二個以上としたので、セパレータ9内の残留空気を確実に排出できる。また五個以下としたことで、接着部16の寸法が小さくなり過ぎて、上下のフィルム12・12間の接着性が低下して、これらフィルム12・12間で剥離が生じることを確実に防止することができる。非接着部15A・15Bを、負極リード81aの対向位置9cを除く位置に設けられてあると、負極リード81aで非接着部15Bが塞がれることがない。したがって、負極リード81aの存在により、セパレータ9内の残留空気の排出が阻害される不都合は生じない。
【0014】
非接着部15A・15Bの一個が、正極リード71aをセパレータ9外へ導出させるために必須の導出部9bを兼ねると、その導出部9bをセパレータ9内の空気の排出にも利用できて、セパレータ9内の残留空気をより迅速に排出することができる。
【0015】
非接着部15A・15Bが、袋状のセパレータ9の周縁部14において結束テープ13の配置位置を除く部分に設けられていると、結束テープ13で非接着部15A・15Bが塞がれて、セパレータ9内の残留空気が排出され難くなることを確実に防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【0016】
【図1】本発明のコイン形二次電池に係る袋状のセパレータの平面図である。
【図2】コイン形二次電池の全体構造を示す縦断面図である。
【図3】コイン形二次電池の一部を示す縦断面図である。
【図4】コイン形二次電池の分解図である。
【図5】セパレータを袋状に形成する前の状態を示す斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0017】
図1ないし図5に、本発明のコイン形二次電池をリチウムイオン二次電池に適用した一実施形態を示す。このコイン形二次電池1は、図2および図3に示すように、扁平な丸形の電池容器2内に、上下積層型の電極体3と非水電解液(図示せず)とが収容されている。
【0018】
電池容器2は、外装缶4の開口部にガスケット5を介して封口缶6を装着して当該開口部の周縁部をかしめることにより封口(カシメ封口)されている。すなわち、電池容器2は、周縁部4aを図2中の上向きに曲げた扁平丸皿形状の外装缶4と、周縁部6aを図2中の下向きに曲げた扁平丸皿形状の封口缶6とからなり、これら外装缶4と封口缶6とが、両者の周縁部4a・6a間に配置したガスケット5を介してカシメ封口されている。封口缶6の周縁部6aの下端部は、内外二重のはぜ折りに加工してある。外装缶4および封口缶6はステンレス鋼で構成されている。ガスケット5は絶縁体である合成樹脂で形成されている。
【0019】
電極体3は、略円形の扁平袋状のセパレータ9内に収容した略円形状の正極7と、略円形状の負極8とを上下方向に交互に複数段積層して構成してある。各セパレータ9は、絶縁性に優れたポリエチレン製の微多孔性薄膜等で構成されており、リチウムイオンが透過可能になっている。なお、図示例では正極7および負極8の積層段数は、簡略化のため三段しか描いていないが、実際には七段程度の積層段数を採用する。ただし、このような段数に限られないことは勿論である。
【0020】
電極体3の積層方向における両端(図3では上下両端)には、負極8A・8Bがそれぞれ配置されている。上下両端に位置する負極8A・8Bを除いて、負極8には、銅箔製の負極集電体81の上下両面に黒鉛等の負極活物質を含有する負極活物質層82がそれぞれ設けられている。具体的には図3の状態で電極体3の上端に位置する負極8Aにおいては、負極集電体81の下面側にのみ負極活物質層82が設けられており、反対側の上面が露出状態で封口缶6の内面に接触している。電極体3の下端に位置する負極8Bにおいては、負極集電体81の上面側にのみ負極活物質層82が設けられている。電極体3の下端側の負極8Bの負極集電体81と外装缶4の内底面4bとの間には、ポリエチレンテレフタレート(PET)やポリイミド等で形成されたテープ等からなる絶縁シール10が配置されている。
【0021】
各正極7は、それぞれアルミニウム箔製の正極集電体71の上下両面に、コバルト酸リチウム等の正極活物質を含有する正極活物質層72をそれぞれ設けてなる。そして、図5に示すように、セパレータ9の材料である二枚のポリエチレン製のフィルム12・12で正極7を上下から挟んで重ね合わせ、その状態で略円形状に打ち抜くとともに、その打ち抜いた上下のフィルム12・12の周縁部を互いに直接またはポリエチレンテレフタレート(PET)からなるフィルム等を挟んで熱溶着等によって接着することで、各正極7が袋状のセパレータ9内に収容される(図1の状態)。各正極集電体71には、これと一体のアルミニウム箔製の正極リード71aが電極体3の一側方(図2では左方)に向けてそれぞれ延びており、該正極リード71aの先端側がセパレータ9から導出されている。これら正極リード71aの先端は、図示例のコイン形二次電池1では外装缶4の内底面4bに超音波溶接法等で電気的に接続されている(図3参照)。
【0022】
各負極8・8Aおよび8Bの負極集電体81からは、これと一体の銅箔製の負極リード81aが電極体3の他側方(正極リード71aの導出方向とは反対側となる図2の右方)に向けて延びている。これら負極リード81aは、その先端どうしが一まとめにされた状態で超音波溶接法等で互いに接続されている。前述のように電極体3の上端側の負極8Aの負極集電体81は、封口缶6の内面に接触しており、これによって各負極8・8Aおよび8Bは封口缶6に導通している。
【0023】
電極体3の外周には、図1および図4に示すように、耐薬品性を有するポリプロピレン等からなる結束テープ13が、リード71a・81aの延びる方向と直交する方向(以下、この直交方向を左右方向という。)に巻き付けられ、この状態で遊端部が電極体3の外周に接着されている。結束テープ13を取り付けたことによって、正極7を収容した袋状のセパレータ9および負極8がずれ動くことが防止される。
【0024】
袋状のセパレータ9の周縁部14においては、図1に示すように、正極リード71aをセパレータ9外へ導出させるための導出部(図1では左側)9bに非接着部15Aが形成されている。またセパレータ9の周縁部14のうち、負極リード81aに臨む対向位置(図1では右側)9cと結束テープ13の配置位置(図1では前後の位置)9d・9dとの間の部分に、前後一対の非接着部15B・15Bが形成されている。すなわち、セパレータ9の周縁部14には、接着を施さない三個の非接着部15A・15Bが分散して形成されている。セパレータ9の周縁部14のうち、前記三個の非接着部15A・15Bを除いた部分(接着部)16は、全て接着されている。三個の非接着部15A・15Bの外縁17の寸法の合計は、セパレータ9の外縁9aの全寸法の20%程度に設定されている。
【0025】
前記のコイン形二次電池1の組み立ては、図4の状態とは逆に扁平丸皿形状の封口缶6を下側にして(言い換えると、封口缶6の開口部を上向きにして)、ガスケット5を装着し、次いで非水電解液を注入する。続いて、予め電極体3を所定の状態に取り付けた外装缶4を組み付けたのち、カシメ封口する。具体的には、以下のようにして行なう。
【0026】
まず封口缶6の開口部を上にした状態で、封口缶6の周縁部6aにガスケット5を装着する。そして、外装缶4の内底面4b側に絶縁シール10で電極体3を仮止めする。このとき、電極体3の正極リード71aは、外装缶4の内底面4bに超音波溶接される。次いで、前記ガスケット5を装着した封口缶6内に非水電解液を注入したうえで、該ガスケット5の外側に、開口部を下向きにした外装缶4を嵌め込んだのち、外装缶4の周縁部4aを内方に向けてカシメ加工する。
【0027】
このカシメ加工に伴なってガスケット5が圧縮され、該ガスケット5によって外装缶4と封口缶6との間が封止される。また、袋状のセパレータ9内に残留している空気(水分を含まない乾燥空気)が、三個の非接着部15A・15Bを介してセパレータ9外へ排出され、ガスケット5と外装缶4との隙間を介して電池外へ排出される。こうして、外装缶4と封口缶6とがガスケット5を介在させた状態でカシメ封口されて、図2に示す本発明のコイン形二次電池1を得ることができる。なお、非水電解液としては、例えば、エチレンカーボネートとメチルエチルカーボネートとを混合した溶媒にLiPF6 を溶解させたものを使用することができる。
【0028】
このように、セパレータ9の周縁部14に非接着部15A・15Bを設けてあると、セパレータ9内に空気が残留しても、カシメ加工の際に残留空気を非接着部15A・15Bを通ってセパレータ9外へ排出させることができる。したがって、セパレータ9内に空気が残留したままでコイン形二次電池1が組み立てられることに起因して、残留空気によって正極活物質層72と非水電解液との接触面積が減少して電池反応が阻害される不具合を一掃して、電池容量の低下を確実に防止することができる。また前記空気と正極7の正極活物質層72との境界部分でリチウムが析出することを防ぐことができる。
【0029】
結束テープ13で非接着部15Bが塞がれることを避けるために、非接着部15Bは結束テープ13の配置位置9dを避けて形成した。また、先端どうしが一まとめにされた状態で互いに接続された負極リード81aで非接着部15Bが塞がれることを避けるために、非接着部15Bは負極リード81aの対向位置9cを避けて形成した。非接着部15A・15Bは、袋状のセパレータ9から正極リード71aが導出する導出部9bを含んで二個以上設けてあれば、セパレータ9内の空気を確実に排出できる。一方、五個以下にすることで、接着部16の寸法が小さくなり過ぎて、上下のフィルム12・12どうしの接着性が低下して、これらフィルム12・12間で剥離が生じることを防止できる。すなわち、非接着部15A・15Bは、セパレータ9の周縁部14において二個ないし五個を分散状に設けることが好ましい。
【0030】
非接着部15A・15Bの外縁17の寸法の合計としては、セパレータ9の外縁9aの全寸法の15〜60%(15%以上60%以下)に設定されていることが好ましい。非接着部15A・15Bの外縁17の寸法の合計をセパレータ9の外縁9aの全寸法の15%以上に設定することで、非接着部15A・15Bを二個ないし五個にしたことと相俟って、カシメ加工の際にセパレータ9内の空気を適正に排出できなくなることをより確実に防ぐことができる。60%以下に設定することで、非接着部15A・15Bを二個ないし五個にしたことと相俟って、接着部16の寸法が小さくなり過ぎて、上下のフィルム12・12どうしの接着性が低下することを防止でき、また正極7が非接着部15A・15Bからセパレータ9外へはみ出して負極8と接触することをより確実に防止できる。
【0031】
セパレータ9の周縁部14のうち、前記導出部9bと結束テープ13の配置位置9d・9dとの間の部分に非接着部を形成してもよい。なお、図示例のコイン形二次電池1は、外装缶4が正極側で封口缶6が負極側となるものであるが、封口缶6が正極側で外装缶4が負極側となるコイン形二次電池1にも本発明が適用できることはいうまでもない。
【符号の説明】
【0032】
1 コイン形二次電池
2 電池容器
3 電極体
4 外装缶
5 ガスケット
6 封口缶
7 正極
8 負極
9 セパレータ
9b 導出部
9c 対向位置
12 フィルム
13 結束テープ
15A・15B 非接着部
16 接着部
71 正極集電体
71a 正極リード
72 正極活物質層
81 負極集電体
81a 負極リード
82 負極活物質層

【特許請求の範囲】
【請求項1】
外装缶の開口部にガスケットを介して封口缶を装着して当該開口部の周縁部をかしめることにより封口された扁平な丸形の電池容器を有し、
前記電池容器内に、円形の袋状のセパレータ内に収容した正極と負極とを交互に複数段積層してなる積層型の電極体および非水電解液が収容されており、
前記正極は正極集電体の両面に正極活物質層を形成してなるものであって、前記正極集電体から正極リードが前記電極体の一側方に向けて延びて前記セパレータから導出されており、
前記負極は負極集電体に負極活物質層を形成してなるものであって、前記負極集電体から負極リードが前記電極体の他側方に向けて延びており、
前記袋状のセパレータは、該セパレータの材料である二枚のフィルムで前記正極を挟んで重ね合わせ、それらフィルムの周縁部を互いに接着することで形成されており、
前記袋状のセパレータの周縁部には、前記負極リードの対向位置を除く位置に、前記袋状のセパレータ内の空気を排出するための二個ないし五個の非接着部が分散状に設けられていることを特徴とするコイン形二次電池。
【請求項2】
前記非接着部のうちの一個は、前記正極リードを前記セパレータ外へ導出させるための導出部が兼ねている請求項1記載のコイン形二次電池。
【請求項3】
前記電極体の外周には、結束テープが前記正極リードおよび前記負極リードの延びる方向と直交する方向に巻き付けられており、
前記非接着部は、前記袋状のセパレータの周縁部において前記結束テープの配置位置を除く位置に設けてある請求項1又は2記載のコイン形二次電池。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【公開番号】特開2011−9118(P2011−9118A)
【公開日】平成23年1月13日(2011.1.13)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−152782(P2009−152782)
【出願日】平成21年6月26日(2009.6.26)
【出願人】(000005810)日立マクセル株式会社 (2,366)
【Fターム(参考)】