説明

コネクタの取付構造

【課題】金属屑含有の油中環境下において隣り合う一対の端子金具間の短絡不良を防止する。
【解決手段】本発明は、ソレノイドバルブ20に電力を供給するコネクタ10の取付構造であって、ソレノイドバルブ20は、金属製のバルブボディ30に設けられた装着凹部31に装着され、この装着状態でソレノイドバルブ20がバルブボディ30にボルト締結されており、コネクタ10は、ソレノイドバルブ20に対して電気的に接続された隣り合う一対の端子金具11,11と、各端子金具11を保持するハウジング12とを備えて構成され、ハウジング12は、配電盤40に取り付けられ、この配電盤40がバルブボディ30にボルト締結されており、端子金具11においてソレノイドバルブ20とハウジング12との間から外部に露出する部分に、絶縁コーティング材16が被着されている構成としたところに特徴を有する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、コネクタの取付構造に関する。
【背景技術】
【0002】
例えばオートマチックトランスミッションのケース内には、ソレノイドバルブがボルト締結されるバルブボディが設けられており、ソレノイドバルブは、コネクタと電気的に接続されるようになっている。この種のコネクタとして、例えば下記特許文献1に記載のものが知られている。このコネクタは、配電盤に取り付けられており、この配電盤に取り付けられた状態のコネクタをソレノイドバルブに接続しつつ、配電盤をバルブボディにボルト締結することでコネクタがバルブボディに対して取り付け固定されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2006−4840号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上記の取付構造によると、ソレノイドバルブとバルブボディの取付公差と、バルブボディと配電盤の取付公差と、配電盤とコネクタの取付公差とを考慮して、コネクタをソレノイドバルブに接続する必要があるため、コネクタとソレノイドバルブの間には、これらの取付公差を考慮した隙間が設定されている。しかしながら、オートマチックトランスミッションのケース内には、ギアや歯車などから発生した金属屑が油中環境下で存在しており、この金属屑が隙間に入り込むと、隣り合う一対の端子金具間で短絡不良が発生するおそれがある。
【0005】
本発明は上記のような事情に基づいて完成されたものであって、金属屑含有の油中環境下において隣り合う一対の端子金具間の短絡不良を防止することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明は、アクチュエータに対して電気的に接続されるコネクタの取付構造であって、アクチュエータは、金属製のボディに設けられた装着部に装着され、この装着状態でアクチュエータがボディにボルト締結されており、コネクタは、アクチュエータに対して電気的に接続された隣り合う一対の端子金具と、各端子金具を保持するハウジングとを備えて構成され、ハウジングは、金属プレートに取り付けられ、この金属プレートがボディにボルト締結されており、端子金具においてアクチュエータとハウジングとの間から外部に露出する部分に、絶縁材が被着されている構成としたところに特徴を有する。
【0007】
このような構成によると、コネクタを金属プレートに取り付けた状態で、この金属プレートをボディにボルト締結する。一方、アクチュエータを隣り合う一対の端子金具に接続させつつボディの装着部に装着し、このアクチュエータをボディにボルト締結する。ここで、アクチュエータとコネクタの取付公差は、アクチュエータとボディの取付公差と、ボディと金属プレートの取付公差と、金属プレートとコネクタの取付公差との累積公差になるため、アクチュエータとコネクタの間には、取付公差に起因した隙間が形成され、この隙間から端子金具が外部に露出することになる。その点、上記構成によると、端子金具においてアクチュエータとハウジングとの間から外部に露出する部分に絶縁材を被着しているため、金属屑が隙間に入り込んで隣り合う一対の端子金具に同時に接触することにより短絡不良が発生することを防止できる。
【0008】
本発明の実施の態様として、以下の構成が好ましい。
アクチュエータは、コネクタと嵌合するコネクタ嵌合部を有し、端子金具は、コネクタ嵌合部内のアクチュエータ側端子と接続される垂直部と、電線の端末に接続される水平部とがL字状をなして連結された構成とされ、水平部は、ハウジング内に収容されている一方、垂直部は、ハウジングの外壁を貫通し、絶縁材がコネクタ嵌合部とハウジングの外壁との間で外部に露出している構成としてもよい。
【0009】
このような構成によると、端子金具の水平部をハウジング内に収容しているため、水平部に金属屑が付着することを回避できる。また、垂直部のうちアクチュエータ側端子と接続される部分は、コネクタ嵌合部内に収容されているため、この部分に金属屑が付着することを回避できる。そして、垂直部のうちコネクタ嵌合部とハウジングの外壁との間から外部に露出する部分は、絶縁材で覆われているため、絶縁材に金属屑が付着しても隣り合う一対の端子金具が短絡することを防止できる。
【0010】
ハウジングは、金属プレートに対して遊動可能に取り付けられている構成としてもよい。
このような構成によると、アクチュエータとコネクタの間の取付公差が大きい場合でも、端子金具がアクチュエータに接続可能となる位置にハウジングを調芯させることができる。
【発明の効果】
【0011】
本発明によれば、金属屑含有の油中環境下において隣り合う一対の端子金具間の短絡不良を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【0012】
【図1】実施形態におけるコネクタの取付構造を示す断面図
【図2】コネクタの取付構造を示す正面図
【図3】コネクタの正面図
【図4】端子金具の側面図
【図5】端子金具の背面図
【図6】端子金具の平面図
【発明を実施するための形態】
【0013】
<実施形態>
本発明の実施形態を図1ないし図6の図面を参照しながら説明する。本実施形態では、自動車のオートマチックトランスミッションのケース内(金属屑含有の油中環境下)で使用されるコネクタ10を例示している。ケース内には、金属製のバルブボディ30が備えられ、このバルブボディ30には、複数のソレノイドバルブ20が取り付けられている。ソレノイドバルブ20に対しては、コネクタ10から電力が供給されている。また、コネクタ10は、電線Wの端末に接続され、複数のコネクタ10が配電盤40に一括して取り付け固定されている。なお、以下の説明において上下方向および左右方向は図2を基準とし、前後方向は図1の左右方向を基準として図示左側を前側とする。
【0014】
バルブボディ30の外面には、上方に開口する形態をなす装着凹部31が形成されている。この装着凹部31は、バルブボディ30の外面側に位置する第2装着凹部31Bと、この第2装着凹部31Bよりもバルブボディ30の内部側に位置する第1装着凹部31Aとから構成されている。装着凹部31は、全体として段付き状の凹部として形成され、第2装着凹部31Bが第1装着凹部31Aよりも大径とされている。
【0015】
一方、ソレノイドバルブ20には、装着凹部31に嵌合可能な装着突部21が下方に突出して設けられており、この装着突部21は、第2装着凹部31Bに嵌合する第2装着突部21Bと、この第2装着突部21Bよりも先端側に位置して第1装着凹部31Aに嵌合する第1装着突部21Aとから構成されている。装着突部21は、全体として段付き状の突部として形成され、第2装着突部21Bが第1装着突部21Aよりも大径とされている。
【0016】
第1装着突部21Aの外周面には、第1ゴムリング22Aが嵌着されており、この第1ゴムリング22Aは、第1装着突部21Aの外周面と第1装着凹部31Aの内周面との間で弾性的に挟まれている。同様に、第2装着突部21Bの外周面には、第2ゴムリング22Bが装着されており、この第2ゴムリング22Bは、第2装着突部21Bの外周面と第2装着凹部31Bの内周面との間で弾性的に挟まれている。両ゴムリング22A,22Bによって装着凹部31の内部への油の浸入が規制されている。
【0017】
ソレノイドバルブ20は、内部にコイル(図示せず)などを設けた略円柱状をなす本体部23を有している。装着突部21は、本体部23における一方の端部に突設されている。また、本体部23の外周面における装着突部21側の端部には、ブラケット24が組み付けられている。このブラケット24には、第1ボルトB1を挿通させる第1ボルト挿通孔25が貫通して設けられている。この第1ボルト挿通孔25の孔径は、第1ボルトB1の軸部の直径よりもやや大きめとされている。このため、ソレノイドバルブ20の装着突部21をバルブボディ30の装着凹部31に対して調芯させながら嵌合させるとともに、第1ボルトB1を第1ボルト挿通孔25に挿通させてバルブボディ30の第1ボルト締結孔32Aにボルト締結できるようになっている。
【0018】
配電盤40は、金属板に打ち抜き加工などを施したものであって、第2ボルトB2を挿通させる第2ボルト挿通孔41を有している。第2ボルト挿通孔41に第2ボルトB2を挿通させてバルブボディ30の第2ボルト締結孔32Bにボルト締結することにより、配電盤40がバルブボディ30に固定されている。配電盤40には、複数のコネクタ10が配設されている。このため、配電盤40には、コネクタ10を取り付けるための複数の取付孔42が穿設されている。
【0019】
コネクタ10は、図3に示すように、一対の端子金具11と、これらの端子金具11を保持するハウジング12とを備えて構成されている。コネクタ10は、図1に示すように、ソレノイドバルブ20の本体部23から側方に突出して設けられたコネクタ嵌合部26に対して下方から嵌合可能とされている。このコネクタ嵌合部26は略方形のブロック状をなし、コネクタ10の次述する端子接続部11Aを内部に収容する端子収容孔26Aを有している。
【0020】
端子金具11は、図4に示すように、上下方向(垂直方向)に延びる端子接続部11Aと、左右方向(水平方向)に延びる電線接続部11BとがL字状をなして連結された構成とされている。端子接続部11Aは、図6に示すように、一枚の金属平板を一方の側縁で折り返すことによって二枚重ね状に形成したものである。一方、電線接続部11Bは、図6に示すように、電線Wの芯線W1に圧着されたワイヤバレル部11B1と、電線Wの絶縁被覆W2に圧着されたインシュレーションバレル部11B2とからなり、ワイヤバレル部11B1の前方には、側方に張り出す一対のフランジ部11C,11Cが設けられている。
【0021】
ハウジング12は合成樹脂製であって、図1に示すように、下側に位置するベース部12Aと、上側に位置するカバー部12Bとを組み付けてなる。ベース部12Aとカバー部12Bは、所定のロック手段によって離脱不能に固定されている。ベース部12Aには、電線接続部11Bの全域が支持されており、ベース部12Aの後方に電線Wが引き出されている。一方、カバー部12Bには、貫通孔12B1が上下方向に貫通して設けられており、電線接続部11Bがベース部12Aによって支持された状態では、端子接続部11Aが貫通孔12B1を貫通してカバー部12Bの上方に突出している。なお、端子金具11は、ハウジング12に対して遊動可能な状態で装着されている。
【0022】
ベース部12Aには、図3に示すように、下方に突出する形態をなす一対の取付突部13,13が設けられている。各取付突部13,13は、各端子金具11,11の下方に配置されている。取付突部13は、係止片13Aとガイド片13Bからなり、係止片13Aの先端には、外方に突出する形態をなす突起13A1が設けられている。したがって、取付突部13を配電盤40の取付孔42に挿入すると、係止片13Aが取付孔42の内周面によって内方に撓み変形するとともに、ガイド片13Bが取付孔42の内周面に摺接して案内されながら挿入が行われ、突起13A1が取付孔42を通過すると、係止片13Aが弾性的に復帰して、突起13A1が取付孔42の孔縁部に対して下方から係止し、取付突部13が取付孔42に対して上方に抜け止めされた状態に保持される。
【0023】
取付突部13が取付孔42に嵌合して抜け止めされた状態では、取付突部13と取付孔42の孔縁部との間にクリアランスが設定されており、このクリアランスによってコネクタ10が上下方向、左右方向、および前後方向に移動可能とされている。したがって、ソレノイドバルブ20をバルブボディ30に取り付ける際に、コネクタ嵌合部26に対してコネクタ10を調芯させながら嵌合を行うことができる。
【0024】
カバー部12Bには、図3に示すように、隣り合う一対の端子接続部11A,11Aを仕切る仕切壁14が設けられている。仕切壁14は、カバー部12Bの上面から上方に立ち上がる形態をなしている。隣り合う一対の端子接続部11A,11Aは、仕切壁14によって互いに接触することが規制されている。また、カバー部12Bの左右両側には、一対の保護壁15,15が設けられている。両保護壁15,15は、カバー部12Bの両側縁部から上方に立ち上がる形態をなしている。なお、カバー部12Bの下面(内面)には、端子金具11の各フランジ部11Cが嵌り込む切欠部(図示せず)が設けられており、この切欠部に各フランジ部11Cが嵌り込むことで電線接続部11Bが後方に引っ張られた際の抜け止めを行っている。
【0025】
さて、本実施形態におけるコネクタ10の取付構造においては、ソレノイドバルブ20のバルブボディ30に対する取付公差をAとし、配電盤40のバルブボディ30に対する取付公差をBとし、コネクタ10の配電盤40に対する取付公差をCとした場合、ソレノイドバルブ20のコネクタ10に対する取付公差は、これらの累積公差(A+B+C)となるため、ソレノイドバルブ20をバルブボディ30に装着する際に、コネクタ嵌合部26がカバー部12Bと干渉しないようにするには、コネクタ嵌合部26の下端とカバー部12Bの上端との間に隙間Sを設定する必要がある。しかしながら、隙間Sを設定すると、油中の金属屑が隙間Sに入り込んで隣り合う一対の端子金具11,11に同時に接触することで短絡するおそれがある。
【0026】
そこで、本実施形態では、端子金具11において隙間Sから外部に露出する部分に、例えば絶縁性の樹脂材からなる絶縁コーティング材16が施されている。この絶縁コーティング材16は、端子接続部11Aの電線接続部11B側の部分に部分めっきを行うことで形成されている。この結果、絶縁コーティング材16が隙間Sから外部に露出することになり、この絶縁コーティング材16に金属屑が付着した場合であっても隣り合う一対の端子金具11,11が短絡することを防止できる。
【0027】
本実施形態は以上のような構成であって、続いてその作用を説明する。まず、コネクタ10を配電盤40に取り付けるにあたっては、コネクタ10の取付突部13を配電盤40の取付孔42に挿入する。この挿入途中では、各突起13A1が取付孔42の内周面に干渉して各係止片13Aを内側に弾性変形させる。そして、各突起13A1が取付孔42を通過すると、各係止片13Aが弾性的に復帰し、各突起13A1が取付孔42の孔縁部に係止して取付突部13が取付孔42に抜け止め状態で保持される。この状態では、コネクタ10が遊動可能な状態とされている。
【0028】
複数のコネクタ10を配電盤40に装着した後、この配電盤40をバルブボディ30にボルト締結することで、複数のコネクタ10をバルブボディ30に一括して取り付け固定する。次に、ソレノイドバルブ20の装着突部21をバルブボディ30の装着凹部31に嵌合させつつ、コネクタ嵌合部26をコネクタ10に嵌合させる。このとき、コネクタ10をコネクタ嵌合部26に対して調芯させることができるため、装着突部21を装着凹部31に対して無理なく嵌合させることができる。そして、ブラケット24をバルブボディ30にボルト締結することでソレノイドバルブ20の装着が完了する。
【0029】
コネクタ10がコネクタ嵌合部26に嵌合した状態では、図2に示すように、仕切壁14がコネクタ嵌合部26内に嵌合するとともに、両保護壁15,15がコネクタ嵌合部26の左右両側面に沿って配置される。ここで、コネクタ嵌合部26とカバー部12Bとの間には、これらの取付公差を考慮した隙間Sが形成されているものの、この隙間Sには、端子接続部11Aのうち絶縁コーティング材16が表面に施された部分が外部に露出するようになっているため、油中の金属屑が隙間Sを通って内部に進入し、仕切壁14を跨いで隣り合う一対の絶縁コーティング材16,16に接触した場合でも、隣り合う一対の端子金具11,11が絶縁コーティング材16によって絶縁されているため、短絡することはない。
【0030】
以上のように本実施形態では端子接続部11Aにおいて隙間Sから外部に露出する部分に絶縁コーティング材16をめっきによって形成したから、隙間Sから内部に進入した金属屑によって隣り合う一対の端子金具11,11が短絡することを防止できる。また、端子金具11の電線接続部11Bをハウジング12の内部に収容したから、金属屑が電線接続部11Bに接触することを規制できる。さらに、ハウジング12を配電盤40に対して遊動可能に取り付けたから、端子金具11をコネクタ嵌合部26に対して調芯させながら、ソレノイドバルブ20をバルブボディ30に装着することができる。
【0031】
<他の実施形態>
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれる。
(1)上記実施形態では隣り合う一対の端子金具11,11の双方に絶縁コーティング材16を施しているものの、本発明によると、いずれか一方の端子金具11のみに絶縁コーティング材16を施してもよい。
【0032】
(2)上記実施形態では絶縁材として、めっきによって形成される絶縁コーティング材16を例示しているものの、本発明によると、ペースト状の絶縁材を塗工することによって絶縁コーティング材を形成してもよい。
【0033】
(3)上記実施形態ではL字状の端子金具11を例示しているものの、本発明によると、直線状の端子金具としてもよい。
【0034】
(4)上記実施形態ではハウジング12をベース部12Aとカバー部12Bで構成しているものの、本発明によると、端子金具11の電線接続部11Bをモールド成形することによってハウジングを構成してもよい。
【0035】
(5)上記実施形態ではソレノイドバルブ20に電力を供給するコネクタ10を例示しているものの、本発明によると、ソレノイドバルブ20に対して電気信号を受け渡しするコネクタとしてもよい。
【符号の説明】
【0036】
10…コネクタ
11…端子金具
11A…端子接続部(垂直部)
11B…電線接続部(水平部)
12…ハウジング
16…絶縁コーティング材
20…ソレノイドバルブ(アクチュエータ)
26…コネクタ嵌合部
30…バルブボディ(ボディ)
31…装着凹部(装着部)
40…配電盤(金属プレート)

【特許請求の範囲】
【請求項1】
アクチュエータに対して電気的に接続されるコネクタの取付構造であって、
前記アクチュエータは、金属製のボディに設けられた装着部に装着され、この装着状態で前記アクチュエータが前記ボディにボルト締結されており、
前記コネクタは、前記アクチュエータに対して電気的に接続された隣り合う一対の端子金具と、各端子金具を保持するハウジングとを備えて構成され、前記ハウジングは、金属プレートに取り付けられ、この金属プレートが前記ボディにボルト締結されており、
前記端子金具において前記アクチュエータと前記ハウジングとの間から外部に露出する部分に、絶縁材が被着されていることを特徴とするコネクタの取付構造。
【請求項2】
前記アクチュエータは、前記コネクタと嵌合するコネクタ嵌合部を有し、前記端子金具は、前記コネクタ嵌合部内のアクチュエータ側端子と接続される垂直部と、電線の端末に接続される水平部とがL字状をなして連結された構成とされ、前記水平部は、前記ハウジング内に収容されている一方、前記垂直部は、前記ハウジングの外壁を貫通し、前記絶縁材が前記コネクタ嵌合部と前記ハウジングの外壁との間で外部に露出していることを特徴とする請求項1に記載のコネクタの取付構造。
【請求項3】
前記ハウジングは、前記金属プレートに対して遊動可能に取り付けられていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載のコネクタの取付構造。

【図1】
image rotate

【図2】
image rotate

【図3】
image rotate

【図4】
image rotate

【図5】
image rotate

【図6】
image rotate


【公開番号】特開2012−252860(P2012−252860A)
【公開日】平成24年12月20日(2012.12.20)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−124077(P2011−124077)
【出願日】平成23年6月2日(2011.6.2)
【出願人】(000183406)住友電装株式会社 (6,135)
【Fターム(参考)】