説明

コンテンツ配信システム及び記録再生装置

【課題】記録再生装置相互間でコンテンツを送受信可能で、配信されるコンテンツに利用制限を設定できるコンテンツ配信システム及び記録再生装置を提供する。
【解決手段】コンテンツ配信システム1は、複数のレコーダ100,300,500,700がネットワーク2を介して接続され、各々のレコーダの保有するコンテンツをネットワーク2により相互に送受信可能に構成され、各々のレコーダはコンテンツの配信元及び配信先として機能し、配信先のレコーダは、コンテンツの配信を配信元のレコーダに要求し、配信元のレコーダは、コンテンツの配信を要求された場合に、レコーダが当該コンテンツの再生情報及び/又は転送情報を含む利用制限情報を作成し、配信の要求されたコンテンツを利用制限情報とともに配信先のレコーダに送信させ、コンテンツの配信先のレコーダは、配信元のレコーダより送信される利用制限情報に基づいて当該コンテンツを利用する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明はネットワーク接続された複数の記録再生装置が相互にコンテンツを送受信するコンテンツ配信システム及び記録再生装置に関する。
【背景技術】
【0002】
近年、相互にネットワーク接続されたPC(Personal Computer)等の端末では、ピアツーピア方式等を用いることにより、映像,文書,ソフトウェア等の様々なコンテンツが相互に配信可能となり、ユーザ間でコンテンツの交換が頻繁に行われている。
しかしながら、PC等の端末で上記コンテンツの交換をするには、事前に当該端末に複雑な通信設定等を行っておく必要があるため、当該端末の操作に熟知していないユーザにとっては扱い辛い場合がある。
【0003】
そのため、複雑な設定を要せず、扱いやすいレコーダ等の既存のAV機器で、上記コンテンツを相互に送受信できると、ユーザの利便性は一層向上すると考えられる。
【0004】
そこで、コンテンツを再生するための再生手段と、通信範囲内にある他のデバイスと通信するためのワイヤレス通信手段とを有する再生デバイスであって、他のデバイスから利用可能なコンテンツアイテムを識別し、他のデバイスが再生デバイスと通信している限り、識別されたコンテンツアイテムを利用可能にしたものが知られている(例えば、特許文献1等参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】特表2008−546070号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、上記特許文献1に記載の発明では、他のデバイスよりコンテンツを取得する再生デバイス側で、当該コンテンツにどのような利用制限が存在するかを感知し得ず、ユーザが図らずも著作権を侵してしまうような事態も生じ得る。
【0007】
本発明の課題は、記録再生装置相互間でコンテンツを送受信可能で、配信されるコンテンツに利用制限を設定できるコンテンツ配信システム及び記録再生装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記課題を解決するため、請求項1に記載の発明は、コンテンツを記録及び再生する複数の記録再生装置がネットワークを介して接続され、各々の記録再生装置の保有するコンテンツを前記ネットワークにより相互に送受信可能なコンテンツ配信システムにおいて、前記コンテンツの配信先である配信先記録再生装置は、コンテンツの配信を当該コンテンツの配信元である配信元記録再生装置に要求する要求手段を備え、前記配信元記録再生装置は、前記要求手段によりコンテンツの配信を要求された場合に、前記配信先記録再生装置が当該コンテンツを再生可能な回数に関する再生情報及び/又は他の記録再生装置に転送可能な回数に関する転送情報を含む利用制限情報を作成する作成手段と、前記配信要求されたコンテンツを、前記作成手段により作成された利用制限情報とともに前記配信先記録再生装置に送信する送信手段と、を備え、前記配信先記録再生装置は、前記配信元記録再生装置より送信される利用制限情報に基づいて当該コンテンツを利用するコンテンツ利用手段を備えることを特徴とする。
【0009】
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載のコンテンツ配信システムにおいて、前記配信元記録再生装置は、自己の保有する各々のコンテンツの内容に関するコンテンツ情報を、前記ネットワークを介して他の記録再生装置に公開する公開手段を備え、前記配信先記録再生装置は、入力した情報を所定の表示手段に表示する表示装置と接続され、前記要求手段は、前記公開手段により公開された各々のコンテンツ情報を前記表示装置に出力して前記表示手段に一覧表示させる表示制御手段と、前記表示制御手段により表示されたコンテンツ情報に基づいて、前記配信元記録再生装置より取得するコンテンツを選択するコンテンツ選択手段と、を有し、前記コンテンツ選択手段により選択したコンテンツの配信を要求することを特徴とする。
【0010】
請求項3に記載の発明は、請求項1又は2に記載のコンテンツ配信システムにおいて、前記配信先記録再生装置は、前記コンテンツ利用手段により当該コンテンツを再生又は他の記録再生装置に転送した場合に、前記配信元記録再生装置に前記再生又は転送した旨を通知する通知手段を備え、前記配信元記録再生装置は、前記作成手段により作成した利用制限情報を記憶する記憶手段と、前記通知手段により再生又は転送した旨が通知された場合に、当該通知に基づいて前記記憶手段に記憶された利用制限情報を更新する更新手段と、前記更新手段により更新された利用制限情報を前記配信先記録再生装置に送信する更新利用制限情報送信手段と、を備えることを特徴とする。
【0011】
請求項4に記載の発明は、請求項3に記載のコンテンツ配信システムにおいて、前記利用制限情報は、当該コンテンツを削除するための削除フラグを含み、前記配信元記録再生装置の更新手段は、前記再生情報の再生可能な回数及び前記転送情報の転送可能な回数が0に至った場合に、前記削除フラグをオンにするフラグ更新手段を有し、前記配信先記録再生装置は、前記更新利用制限情報送信手段により送信される更新された利用制限情報の削除フラグがオンである場合に、当該利用制限情報に対応するコンテンツを削除する削除手段を備えることを特徴とする。
【0012】
請求項5に記載の発明は、コンテンツを記録及び再生し、ネットワークに接続される記録再生装置において、コンテンツを記憶するコンテンツ記憶手段と、前記ネットワークを介して、他の記録再生装置から前記コンテンツ記憶手段に記憶されたコンテンツの配信要求を受け付ける受付手段と、前記受付手段により前記コンテンツの配信要求を受け付けた場合に、他の記録再生装置が当該コンテンツを再生可能な回数に関する再生情報及び/又は当該他の記録再生装置以外の記録再生装置に転送可能な回数に関する転送情報を含む利用制限情報を作成する作成手段と、前記配信要求されたコンテンツを、前記作成手段により作成された利用制限情報とともに前記他の記録再生装置に送信する送信手段と、を備えることを特徴とする。
【発明の効果】
【0013】
本発明によれば、複数の記録再生装置がネットワークを介して相互に接続され、各々の保有するコンテンツが送受信可能に構成されている。そして、配信元記録再生装置では、送信手段によりコンテンツとともに作成手段で作成した当該コンテンツの利用制限情報を配信先記録再生装置に送信し、配信先記録再生装置では、コンテンツ利用手段により、上記利用制限情報に基づいてコンテンツを利用するように構成されている。
よって、本発明は、記録再生装置相互間でコンテンツを送受信可能で、配信されるコンテンツの利用制限を設定できるコンテンツ配信システムであるといえる。
【図面の簡単な説明】
【0014】
【図1】本発明に係るコンテンツ配信システムの概略構成を説明するための図である。
【図2】本発明に係るコンテンツ配信システムに備えられるレコーダの要部構成を例示するブロック図である。
【図3】本発明に係るコンテンツ情報一覧画面を模式的に示す図である。
【図4】本発明に係るコンテンツ配信システムによるコンテンツ配信処理を説明するためのフローチャートである。
【図5】本発明に係るコンテンツ配信システムによるコンテンツ配信処理を説明するためのフローチャートである。
【図6】本発明に係るコンテンツ配信システムによるコンテンツ配信処理を説明するためのフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0015】
以下、本発明に係るコンテンツ配信システムについて、図1〜図3を参照しながら説明する。なお、発明の範囲は図示例に限定されない。
【0016】
コンテンツ配信システム1は、例えば、コンテンツを記録及び再生する複数のレコーダ100,300,500,700が通信部110,310,510,710によりネットワーク2を介して相互に接続され、各々のレコーダ100,300,500,700の保有するコンテンツがネットワーク2により相互に送受信(配信)可能に構成されている。
また、各々のレコーダ100,300,500,700はインターフェース部120,320,520,720を介して映像/音声を出力可能なモニタ装置200,400,600,800のインターフェース部210,410,610,810と接続されており、配信されるコンテンツの内容に関するコンテンツ情報を、表示部220,420,620,820で確認することができる。
【0017】
ここで、上記コンテンツ配信システム1にて配信されるコンテンツは、例えば、映像,ソフトウェア,文書/音楽ファイル等であり、主に各々のレコーダ100,300,500,700の所有者が自主的に製作したものや、著作権の放棄されたものや保護期間が超過したもの等を対象としている。
【0018】
ネットワーク2は、例えば、複数のレコーダ100,300,500,700が情報の送受信等の相互通信を行なうためのインターネット用の通信網等から構成されている。
【0019】
次いで、レコーダについて説明する。ここで、レコーダ100,300,500,700は、それぞれがコンテンツの配信元及び配信先として機能するレコーダ(配信元記録再生装置、配信先記録再生装置)であり、同一構成を備えたものであるため、一例として以下ではレコーダ100の構成について述べる。
【0020】
レコーダ100は、例えば、図2に示すように、通信部110(受付手段)と、インターフェース部120と、操作部130(要求手段、コンテンツ選択手段)と、エンコーダ140と、デコーダ150と、ディスクドライブ部160(コンテンツ記憶手段)と、制御部170と、を含んで構成されるハードディスクレコーダである。
【0021】
通信部110は、例えば、インターネット接続用の通信インターフェースであり、ネットワーク2を介して他のレコーダ300,500,700との相互間のデータの送受信等を可能にする。
また、通信部110は、ネットワーク2を介して、他のレコーダ300,500,700からディスクドライブ部160に記憶されるコンテンツの配信要求の通知を受信する(受け付ける)。
【0022】
インターフェース部120は、例えば、コンポジット端子,D端子,HDMI(High−Definition Multimedia Interface)端子などの複数のAV端子を備え、各々のAV端子に応じたケーブルを介してモニタ装置200等の外部のAV機器と接続する。そして、レコーダ100は、当該インターフェース部120を介して外部のAV機器との間でのコンテンツやデータの入出力が可能となる。
【0023】
操作部130は、例えば、レコーダ100の筐体面に設けられる操作ボタン/操作パネルや、レコーダ100を遠隔操作するためのリモートコントローラ(図示省略)及び当該リモートコントローラから送信される操作信号を受信可能な受信部(図示省略)等で構成される。そして、ユーザが操作部130の操作ボタン/操作パネルを操作すると、当該操作に応じた各種操作信号が制御部100に出力され、制御部100により当該操作信号に応じた各種処理が実行されるように構成されている。
また、ユーザは、後述のCPU180が作成プログラム191bを実行する際に、他のレコーダに配信するコンテンツの再生を許可する回数や転送を許可する回数を操作部130により指定することができる。
さらに、ユーザは、操作部130により、後述のCPU180の表示制御プログラム192aの実行により、モニタ装置200の表示部220に表示されるコンテンツごとのコンテンツ情報に基づいて、他のレコーダより取得するコンテンツを選択することができる。
【0024】
デコーダ140は、例えば、ディスクドライブ部160に記録(記憶)されたコンテンツに対してデコード処理を施して、インターフェース部120を介してモニタ装置200等の外部のAV機器に出力し、自己の保有するコンテンツの再生等を行なう。
【0025】
エンコーダ150は、例えば、インターフェース部120を介して取得されるコンテンツに対して所定のエンコード処理を施して、ディスクドライブ部160に記録する。
【0026】
ディスクドライブ部160は、例えば、HDD(Hard Disk Drive)等の磁気記録媒体や光学記録媒体で構成され、インターフェース部120を介して外部のAV機器より取得したコンテンツや、図示しないアンテナ/チューナを介して受信されるテレビジョン放送データを記録している。
【0027】
制御部170は、例えば、CPU180と、記憶部190と、を含んで構成され、レコーダ100に備えられる各構成を統括制御する。
【0028】
CPU180は、例えば、レコーダ100の各部から入力される入力信号に応じて、記憶部190に格納された各種プログラムを実行するとともに、実行にかかるプログラムに基づいて各部に出力信号を出力することにより、レコーダ100の動作全般を統括制御する。
【0029】
記憶部190は、例えば、EPROM(Erasable Programmable Read Only Memory)等で構成され、CPU180が実行するプログラムを格納したエリアや当該プログラムの実行に必要な各種データを格納するエリアを備え、例えば、配信元機能記憶部191と、配信先機能記憶部192と、等を有する。
【0030】
配信元機能記憶部191は、レコーダ100が自己の保有するコンテンツの配信元として機能する際に必要なプログラムやデータが格納された記憶領域であり、例えば、公開プログラム191a(公開手段)と、作成プログラム191b(作成手段)と、送信プログラム191c(送信手段)と、更新プログラム191d(更新手段、フラグ更新手段)と、利用制限情報送信プログラム191eと、利用制限情報記憶部191g(記憶手段)と、を含んで構成される。
ここで、以下の配信元機能記憶部191に記憶されたプログラムの説明にあたって、レコーダ100をコンテンツ配信元、レコーダ300をコンテンツ配信先、レコーダ500をコンテンツ転送先、のレコーダと仮定する。
【0031】
公開プログラム191aは、自己の保有する各々のコンテンツの内容に関するコンテンツ情報を、ネットワーク2を介して他のレコーダ300,500,700に公開する機能をCPU180に実行させるプログラムである。
具体的には、ユーザが操作部130を介してディスクドライブ部160に記憶されたコンテンツから他のレコーダ300,500,700に配信するコンテンツを選択すると、CPU180は公開プログラム191aを実行し、当該選択されたコンテンツのタイトル,コンテンツの種類(例えば、映像,文書,音楽,ソフトウェア等) ,コンテンツの容量,コンテンツを配信するレコーダ(つまり、レコーダ100)の識別子等で構成されるコンテンツ情報を生成し、ネットワーク2に接続されたWebサーバ(図示省略)を経由して、他のレコーダ300,500,700に当該コンテンツ情報を所定のWebサイト上に公開する。
なお、コンテンツ情報は、上記CPU180の公開プログラム191aの実行により生成される項目に、例えば、コンテンツの概要や配信可能期間,特記事項等をユーザが操作部130を介して付加できるものであってもよい。
【0032】
作成プログラム191bは、コンテンツ配信先となるレコーダ300よりコンテンツの配信を要求された場合に、レコーダ300が当該コンテンツを再生可能な回数に関する再生情報及び/又は他のレコーダに転送可能な回数に関する転送情報を含む利用制限情報を作成する機能をCPU180に実行させるプログラムである。
具体的には、CPU180の公開プログラム191aの実行により公開されたコンテンツ情報に基づいて、レコーダ300よりレコーダ100の保有するコンテンツの配信要求の通知がなされると、CPU180が作成プログラム191bを実行し、レコーダ300に当該コンテンツの再生を許可する回数やレコーダ500等への転送を許可する回数を、操作部130を介してユーザに指定させる。そして、CPU180は、当該指定された回数に基づいて再生情報及び転送情報を取得して、レコーダ300にて当該コンテンツを削除させるための削除フラグ及び当該コンテンツの識別子を加えて利用制限情報を作成し、作成した利用制限情報を後述の利用制限情報記憶部191gに記憶する。
【0033】
送信プログラム191cは、コンテンツ配信先となるレコーダ300より配信要求されたコンテンツを、作成プログラム191bの実行により作成された利用制限情報とともにレコーダ300に送信する機能をCPU180に実行させるプログラムである。
具体的には、CPU180が作成プログラム191bを実行し、利用制限情報を作成して利用制限情報記憶部191gに記憶されると、送信プログラム191cを実行し、レコーダ300より配信を要求されたコンテンツに対応する利用制限情報を当該コンテンツの識別子に基づいて利用制限情報記憶部191gより取得し、当該コンテンツとともに通信部110を介してレコーダ300に送信する。なお、上記送信に際して、利用制限情報は、例えば、当該コンテンツのヘッダファイル等に記載される。
【0034】
更新プログラム191dは、コンテンツ配信先となるレコーダ300より当該コンテンツを再生又は転送した旨が通知された場合に、当該通知に基づいて利用制限情報記憶部191gに記憶された利用制限情報を更新する機能をCPU180に実行させるプログラムである。
具体的には、CPU180の送信プログラム191cの実行によりコンテンツを取得したレコーダ300より、当該コンテンツを再生又は転送した旨の通知が通信部110を介してなされる度に、CPU180は更新プログラム191dを実行し、当該コンテンツの識別子に基づいて利用制限情報記憶部191gより利用制限情報を取得し、再生情報の再生可能な回数又は転送情報の転送可能な回数から一回分を減算する処理を実行して、利用制限情報記憶部191gの利用制限情報を更新する。さらに、CPU180は、上記更新の結果、再生可能な回数及び転送可能な回数が0に至った場合、削除フラグをオンにする処理を行なう。
【0035】
更新利用制限情報送信プログラム191eは、更新プログラム191dの実行により更新された利用制限情報をコンテンツ配信先となるレコーダ300に送信する機能をCPU180に実行させるプログラムである。
具体的には、CPU180が更新プログラム191dを実行して利用制限情報を更新すると、更新利用制限情報送信プログラム191eを実行し、更新された利用制限情報を、通信部110を介してレコーダ300に送信する。
【0036】
利用制限情報記憶部191gは、CPU180の作成プログラム191bの実行により作成された利用制限情報を記憶する。また、この利用制限情報は、CPU180の更新プログラム191dの実行により逐次更新される。
【0037】
配信先機能記憶部192は、レコーダ100が他のレコーダ300,500,700のコンテンツの配信先として機能する際に必要なプログラムやデータが格納された記憶領域であり、例えば、表示制御プログラム192a(要求手段、表示制御手段)と、コンテンツ要求プログラム192b(要求手段)と、コンテンツ利用プログラム192c(コンテンツ利用手段)と、通知プログラム192d(通知手段)と、削除プログラム191e(削除手段)と、を含んで構成される。
ここで、以下の配信先機能記憶部192に記憶されたプログラムの説明にあたって、レコーダ700をコンテンツ配信元、レコーダ100をコンテンツ配信先、レコーダ500をコンテンツ転送先、のレコーダと仮定する。
【0038】
表示制御プログラム192aは、コンテンツ配信元となるレコーダ700等により公開される各々のコンテンツ情報をモニタ装置200に出力して表示部220に一覧表示させる機能をCPU180に実行させるプログラムである。
具体的には、CPU180が表示制御プログラム192aを実行することにより、レコーダ700等が所定のWebサイト上に掲載する各々のコンテンツのコンテンツ情報を、例えば、図3に示すような形式で表示部500上のコンテンツ情報一覧画面192aaとして閲覧できるようになる。
【0039】
コンテンツ要求プログラム192bは、操作部130によりユーザが選択したコンテンツの配信を要求する機能をCPU180に実行させるプログラムである。
具体的には、CPU180が表示制御プログラム192aを実行してコンテンツ情報一覧画面192aaを表示し、ユーザが表示されたコンテンツ情報に基づいて操作部130を介して取得したいコンテンツを選択すると、CPU180は、コンテンツ要求プログラム192bを実行し、上記選択されたコンテンツのコンテンツ情報に含まれるレコーダの識別子に基づいて、配信元となるレコーダ700に当該コンテンツの配信を要求する通知を、通信部110を介して行なう。
【0040】
コンテンツ利用プログラム192cは、コンテンツ配信元となるレコーダ700より送信される利用制限情報に基づいて当該コンテンツを利用する機能をCPU180に実行させるプログラムである。
具体的には、CPU180のコンテンツ要求プログラム192bの実行により配信を要求したコンテンツと当該コンテンツの利用制限情報がレコーダ700より送信されると、ディスクドライブ部160に上記コンテンツ及び利用制限情報が記憶される。そして、当該コンテンツの再生や転送を行なう場合、CPU180は、コンテンツ利用プログラム192cを実行し、上記利用制限情報に含まれる再生情報及び転送情報に基づいてコンテンツの利用制限処理を実行する。つまり、例えば、再生情報の再生可能な回数が1以上で、転送情報の転送可能な回数が0である場合、CPU180は、ユーザが操作部130により当該コンテンツの再生の操作を行なうと再生処理を実行するが、ユーザが操作部130により当該コンテンツのレコーダ500への転送の操作を行なっても転送処理を実行しない。
ここで、レコーダ700より更新された利用制限情報が送信された場合、CPU180は、当該利用制限情報に含まれるコンテンツの識別子に基づいて上記ディスクドライブ部160の利用制限情報を更新し、更新後の利用制限情報に基づいてコンテンツの利用制限処理を実行する。
【0041】
通知プログラム192dは、コンテンツ配信元となるレコーダ700より送信されたコンテンツを再生又はレコーダ500等に転送した場合に、レコーダ700に再生又は転送した旨を通知する機能をCPU180に実行させるプログラムである。
具体的には、CPU180のコンテンツ利用プログラム192cの実行によりレコーダ700より送信されたコンテンツの利用制限処理が実行された状態で、当該コンテンツが再生又はレコーダ500等に転送される度に、CPU180は通知プログラム192dを実行し、レコーダ700に当該コンテンツを再生又は転送した旨を、通信部110を介して通知する。
【0042】
削除プログラム192eは、コンテンツ配信元となるレコーダ700より送信される更新された利用制限情報の削除フラグがオンである場合に、当該利用制限情報に対応するコンテンツを削除する機能をCPU180に実行させるプログラムである。
具体的には、レコーダ700より更新された利用制限情報が送信され、CPU180が利用制限情報に含まれる削除フラグのオン/オフ状態を識別し、削除フラグがオンであった場合、削除プログラム192eを実行し、上記利用制限情報に含まれるコンテンツの識別子に基づいて、ディスクドライブ部160に記憶された当該コンテンツを消去する。
【0043】
(コンテンツ配信処理)
次に、図4〜図6のフローチャートを参照しながら、コンテンツ配信システム1で行われるコンテンツ配信処理の流れについて説明する。
ここで、以下のコンテンツ配信処理の流れの説明にあたって、レコーダ100をコンテンツ配信元、レコーダ300をコンテンツ配信先、レコーダ500をコンテンツ転送先、のレコーダと仮定する。なお、上述のとおりレコーダ100とレコーダ300は同一の構成を備えたものであるため、以下に述べるレコーダ300に備えられた操作部330,CPU380,表示制御プログラム392a,コンテンツ要求プログラム392b,コンテンツ利用プログラム392c,通知プログラム392d,削除プログラム391e、はそれぞれ、レコーダ100に備えられた操作部130,CPU180,表示制御プログラム192a,コンテンツ要求プログラム192b,コンテンツ利用プログラム192c,通知プログラム192d,削除プログラム191e、と同一のものである。
【0044】
まず、レコーダ100のユーザがインターフェース部120を介して外部のAV機器(例えば、PC,デジタルカメラ,デジタルビデオ)等で作成したコンテンツを入力し、ディスクドライブ部160に記憶しておく(ステップS1)。
【0045】
次いで、レコーダ100のCPU180は、公開プログラム191aを実行し、ステップS1にて作成したコンテンツのコンテンツ情報を、ネットワーク2を介して他のレコーダ300,500,700に公開する(ステップS2)。
【0046】
次いで、レコーダ300のCPU380は、表示制御プログラム392aを実行し、ステップS2にて公開されるコンテンツ情報や他のレコーダによって公開されるコンテンツ情報をモニタ装置400に出力して表示部420に一覧表示させる(ステップS3)。
【0047】
次いで、レコーダ300のユーザは、操作部330を操作することによりステップS3にて一覧表示されるコンテンツより、取得するコンテンツを選択する(ステップS4)。なお、ユーザは、ステップS1にてレコーダ100に記憶されたコンテンツを選択したものとする。
【0048】
次いで、CPU380は、コンテンツ要求プログラム392bを実行し、ステップS4にてユーザの選択したコンテンツの配信をレコーダ100に要求する(ステップS5)。
【0049】
次いで、CPU180は、ステップS5にてコンテンツの配信の要求がなされると、作成プログラム191bを実行し、レコーダ100のユーザに当該コンテンツを再生可能な回数や他のレコーダに転送可能な回数を、操作部130を介して指定させ、利用制限情報を作成し、利用制限情報記憶部191gに記憶する(ステップS6)。
【0050】
次いで、CPU180は、送信プログラム191cを実行し、ステップS5にて配信の要求されたコンテンツを、ステップS6にて作成された利用制限情報とともにレコーダ300に送信する(ステップS7)。
【0051】
次いで、CPU380は、コンテンツ利用プログラム392cを実行し、ステップS7にて送信された利用制限情報の再生情報及び転送情報に基づいてコンテンツの利用制限処理を実行する(ステップS8)。
【0052】
次いで、レコーダ300のユーザが、ステップS8にて実施された利用制限の下、ステップS7にて送信されたコンテンツを再生又はレコーダ500に転送する(ステップS9)。
【0053】
次いで、CPU380は、通知プログラム392dを実行し、ステップS9にてコンテンツを再生又は転送した旨をレコーダ100に通知する(ステップS10)。
【0054】
次いで、CPU180は、更新プログラム191dを実行し、ステップS10の通知に基づいて利用制限情報記憶部191gに記憶された利用制限情報を更新する(ステップS11)。
【0055】
次いで、CPU180は、ステップS11にて利用制限情報を更新した結果、再生可能な回数及び転送可能な回数が0に至ったか否かを判断する(ステップS12)。
【0056】
そして、CPU180は、ステップS12にて0に至っていないと判断した場合(ステップS12;No)、ステップS14の処理に進む。
一方で、CPU180は、ステップS12にて0に至ったと判断した場合(ステップS12;Yes)、利用制限情報の削除フラグをオンにする処理を行なう(ステップS13)。
【0057】
次いで、CPU180は、更新利用制限情報送信プログラム191eを実行し、ステップS11又はS13にて更新された利用制限情報をレコーダ300に送信する(ステップS14)。
【0058】
次いで、CPU380は、ステップS14にて送信された利用制限情報の削除フラグがオンであるかを判断する(ステップS15)。
そして、CPU380は、削除フラグがオフであると判断した場合(ステップS15;No)、コンテンツ利用プログラム392cを実行し、ステップS14にて送信された利用制限情報に基づいて、利用制限処理の処理内容を更新し(ステップS16)、ステップS8以降の処理を繰り返す。
一方で、CPU380は、削除フラグがオンであると判断した場合(ステップS15;Yes)、削除プログラム392eを実行し、当該利用制限情報に対応するコンテンツを削除する(ステップS17)。
【0059】
以上により、本実施形態におけるコンテンツ配信システム1は、コンテンツを記録及び再生する複数のレコーダ100,300,500,700がネットワーク2を介して接続され、各々のレコーダの保有するコンテンツをネットワーク2により相互に送受信可能に構成されており、コンテンツの配信先としてのレコーダ300は、コンテンツの配信を当該コンテンツの配信元としてのレコーダ100に要求する機能をCPU380に実行させるコンテンツ要求プログラム392bを備え、レコーダ100は、CPU380のコンテンツ要求プログラム392bの実行によりコンテンツの配信を要求された場合に、レコーダ300が当該コンテンツを再生可能な回数に関する再生情報及び/又は他の記録再生装置に転送可能な回数に関する転送情報を含む利用制限情報を作成する機能をCPU180に実行させる作成プログラム191bと、配信の要求されたコンテンツを、CPU180の作成プログラム191bの実行により作成された利用制限情報とともにレコーダ300に送信する機能をCPU180に実行させる送信プログラム191cと、を備え、レコーダ300は、レコーダ100より送信される利用制限情報に基づいて当該コンテンツを利用する機能をCPU380に実行させるコンテンツ利用プログラム392cを備える。
【0060】
つまり、コンテンツ配信システム1によると、レコーダ100のCPU180が送信プログラム191cを実行し、レコーダ300より配信を要求されたコンテンツとともに、当該コンテンツの利用制限情報をレコーダ300に送信し、レコーダ300のCPU380は、コンテンツ利用プログラム392cの実行により、上記利用制限情報に基づいてコンテンツの利用制限処理を行なうように構成されているので、配信されるコンテンツに利用制限を設定することができる。
よって、本発明は、記録再生装置相互間でコンテンツを送受信可能で、配信されるコンテンツの利用制限を設定できるコンテンツ配信システム及び記録再生装置であるといえる。
【0061】
また、レコーダ100は、自己の保有する各々のコンテンツの内容に関するコンテンツ情報を、ネットワーク2を介して他のレコーダ300,500,700等に公開する機能をCPU180に実行させる公開プログラム191aを備え、レコーダ300は、入力した情報を表示部420に表示するモニタ装置400と接続され、CPU180の公開プログラム191aの実行により公開された各々のコンテンツ情報をモニタ装置400に出力して表示部420に一覧表示させる機能をCPU380に実行させる表示制御プログラム392aと、CPU380の表示制御プログラム392aの実行により表示されたコンテンツ情報に基づいて、レコーダ100より取得するコンテンツを選択する操作部330と、を有し、コンテンツ要求プログラム392bは、操作部330によりユーザが選択したコンテンツの配信を要求する機能をCPU380に実行させる。
【0062】
つまり、コンテンツの配信先となるレコーダ300のユーザは、取得するコンテンツに関するコンテンツ情報を一覧として表示部420にて予め確認した上で、配信元のレコーダに配信要求するコンテンツを選択することが出来るので、コンテンツが配信された後に不要なものと判断し、当該コンテンツを利用することなく削除するような事態を未然に防止することが出来る。
【0063】
また、レコーダ300は、CPU380のコンテンツ利用プログラム392cの実行により利用制限処理がなされた状態で、ユーザがコンテンツを再生又はレコーダ500等に転送した場合に、レコーダ100に再生又は転送した旨を通知する機能をCPU380に実行させる通知プログラム392dを備え、レコーダ100は、CPU180の作成プログラム191bの実行により作成した利用制限情報を記憶するディスクドライブ部160と、CPU380の通知プログラム392dの実行により再生又は転送した旨が通知された場合に、当該通知に基づいてディスクドライブ部160に記憶された利用制限情報を更新する機能をCPU180に実行させる更新プログラム191dと、CPU180の更新プログラム191dの実行により更新された利用制限情報をレコーダ300に送信する機能をCPU180に実行させる更新利用制限情報送信プログラム191eと、を備える。
【0064】
つまり、レコーダ100は、レコーダ300に配信したコンテンツがユーザに再生又は転送される度にその旨が通知され、その通知に基づいて利用制限情報を更新してレコーダ300に送信するように構成されているので、CPU380のコンテンツ利用プログラム392cの実行によりなされるコンテンツの利用制限処理の内容も逐次更新できる。したがって、配信されるコンテンツの利用態様をコンテンツの配信元で把握できるとともに、コンテンツの配信先での利用制限処理の設定も逐次更新することが可能となるので、配信されるコンテンツの管理を正確に行なうことができるといえる。
【0065】
また、利用制限情報は、当該コンテンツを削除するための削除フラグを含み、レコーダ100の更新プログラム191dは、再生情報の再生可能な回数及び転送情報の転送可能な回数が0に至った場合に、削除フラグをオンにする機能をCPU180に実行させ、レコーダ300は、CPU380の更新利用制限情報送信プログラム391eの実行により送信される更新された利用制限情報の削除フラグがオンである場合に、当該利用制限情報に対応するコンテンツを削除する機能をCPU380に実行させる削除プログラム392eを備える。
【0066】
つまり、利用制限情報の再生可能な回数と更新可能な回数の両方が0に至った場合に、コンテンツの配信元がコンテンツの配信先に対して当該コンテンツを削除する指示を行うことが出来るので、配信されるコンテンツの管理を一層正確に行なうことができるといえる。
【0067】
なお、本発明は、上記実施形態に限定されることなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において適宜設計変更等を行っても良い。
【0068】
例えば、上記実施形態において、利用制限情報は、コンテンツの配信先となるレコーダ300でコンテンツが利用される度に、コンテンツの配信元となるレコーダ100で更新するように構成されているが、レコーダ300(コンテンツの配信先)で更新プログラム391dを実行して更新するように構成しても良い。この場合、レコーダ100で送信プログラム191cが実行されて、一度コンテンツ及び利用制限情報をレコーダ300に送信した後は、全てレコーダ300にてコンテンツの利用制限や削除処理が行われることになるため、レコーダ100とレコーダ300がネットワーク2を介して接続出来ない状態に至っても、コンテンツの管理を継続して行うことが出来る。
【符号の説明】
【0069】
1 コンテンツ配信システム
2 ネットワーク
100,300,500,700 レコーダ(配信元記録再生装置、配信先記録再生装置)
110 通信部(受付手段)
130 操作部(要求手段、コンテンツ選択手段)
160 ディスクドライブ部(コンテンツ記憶手段)
170 制御部
180 CPU(公開手段、作成手段、送信手段、更新手段、フラグ更新手段、利用制限情報送信手段、要求手段、表示制御手段、コンテンツ利用手段、通知手段、削除手段)
190 記憶部
191 配信元機能記憶部
191a 公開プログラム(公開手段)
191b 作成プログラム(作成手段)
191c 送信プログラム(送信手段)
191d 更新プログラム(更新手段、フラグ更新手段)
191e 利用制限情報送信プログラム(利用制限情報送信手段)
191g 利用制限情報記憶部(記憶手段)
192 配信先機能記憶部
192a 表示制御プログラム(要求手段、表示制御手段)
192b コンテンツ要求プログラム(要求手段)
192c コンテンツ利用プログラム(コンテンツ利用手段)
192d 通知プログラム(通知手段)
191e 削除プログラム(削除手段)
200,400,600,800 モニタ装置(表示装置)
220,420,620,820 表示手段(表示部)

【特許請求の範囲】
【請求項1】
コンテンツを記録及び再生する複数の記録再生装置がネットワークを介して接続され、各々の記録再生装置の保有するコンテンツを前記ネットワークにより相互に送受信可能なコンテンツ配信システムにおいて、
前記コンテンツの配信先である配信先記録再生装置は、
コンテンツの配信を当該コンテンツの配信元である配信元記録再生装置に要求する要求手段を備え、
前記配信元記録再生装置は、
前記要求手段によりコンテンツの配信を要求された場合に、前記配信先記録再生装置が当該コンテンツを再生可能な回数に関する再生情報及び/又は他の記録再生装置に転送可能な回数に関する転送情報を含む利用制限情報を作成する作成手段と、
前記配信要求されたコンテンツを、前記作成手段により作成された利用制限情報とともに前記配信先記録再生装置に送信する送信手段と、
を備え、
前記配信先記録再生装置は、
前記配信元記録再生装置より送信される利用制限情報に基づいて当該コンテンツを利用するコンテンツ利用手段を備えることを特徴とするコンテンツ配信システム。
【請求項2】
請求項1に記載のコンテンツ配信システムにおいて、
前記配信元記録再生装置は、
自己の保有する各々のコンテンツの内容に関するコンテンツ情報を、前記ネットワークを介して他の記録再生装置に公開する公開手段を備え、
前記配信先記録再生装置は、
入力した情報を所定の表示手段に表示する表示装置と接続され、
前記要求手段は、
前記公開手段により公開された各々のコンテンツ情報を前記表示装置に出力して前記表示手段に一覧表示させる表示制御手段と、
前記表示制御手段により表示されたコンテンツ情報に基づいて、前記配信元記録再生装置より取得するコンテンツを選択するコンテンツ選択手段と、
を有し、前記コンテンツ選択手段により選択したコンテンツの配信を要求することを特徴とするコンテンツ配信システム。
【請求項3】
請求項1又は2に記載のコンテンツ配信システムにおいて、
前記配信先記録再生装置は、
前記コンテンツ利用手段により当該コンテンツを再生又は他の記録再生装置に転送した場合に、前記配信元記録再生装置に前記再生又は転送した旨を通知する通知手段を備え、
前記配信元記録再生装置は、
前記作成手段により作成した利用制限情報を記憶する記憶手段と、
前記通知手段により再生又は転送した旨が通知された場合に、当該通知に基づいて前記記憶手段に記憶された利用制限情報を更新する更新手段と、
前記更新手段により更新された利用制限情報を前記配信先記録再生装置に送信する更新利用制限情報送信手段と、
を備えることを特徴とするコンテンツ配信システム。
【請求項4】
請求項3に記載のコンテンツ配信システムにおいて、
前記利用制限情報は、当該コンテンツを削除するための削除フラグを含み、
前記配信元記録再生装置の更新手段は、前記再生情報の再生可能な回数及び前記転送情報の転送可能な回数が0に至った場合に、前記削除フラグをオンにするフラグ更新手段を有し、
前記配信先記録再生装置は、
前記更新利用制限情報送信手段により送信される更新された利用制限情報の削除フラグがオンである場合に、当該利用制限情報に対応するコンテンツを削除する削除手段を備えることを特徴とするコンテンツ配信システム。
【請求項5】
コンテンツを記録及び再生し、ネットワークに接続される記録再生装置において、
コンテンツを記憶するコンテンツ記憶手段と、
前記ネットワークを介して、他の記録再生装置から前記コンテンツ記憶手段に記憶されたコンテンツの配信要求を受け付ける受付手段と、
前記受付手段により前記コンテンツの配信要求を受け付けた場合に、他の記録再生装置が当該コンテンツを再生可能な回数に関する再生情報及び/又は当該他の記録再生装置以外の記録再生装置に転送可能な回数に関する転送情報を含む利用制限情報を作成する作成手段と、
前記配信要求されたコンテンツを、前記作成手段により作成された利用制限情報とともに前記他の記録再生装置に送信する送信手段と、
を備えることを特徴とする記録再生装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【公開番号】特開2010−286862(P2010−286862A)
【公開日】平成22年12月24日(2010.12.24)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−137777(P2009−137777)
【出願日】平成21年6月9日(2009.6.9)
【出願人】(000201113)船井電機株式会社 (7,855)
【Fターム(参考)】