説明

コールインタセプタ

信号線上のコールを受信する装置、特にファクシミリァマシンへのコールを選択的に許可する装置である。この装置は、信号線上の到来するコールを検出し、使用可能な時間内に受信した場合は到来するコールが装置に到達するのを許可するが、使用可能な時間外に受信した場合は到来するコールが装置に到達するのを阻止する。この装置は、前記使用可能な時間外で検出された最初の到来するコールが、前記装置に到達するのを阻止し、続いて前記使用可能な時間を初期化するように構成してもよい。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明はコールの遮断に関し、特に、排他的ではないが、ファクシミリ伝達の遮断に関する。
【背景技術】
【0002】
未承諾および不要なファクシミリ伝達の受信(「スパム」あるいは「ジャンク」伝達と呼ばれる)は、増加しつつある問題である。通常、スパム伝達は、自動的に複数のFAX番号に連続的にダイアルする自動機械により複数の受信者に送信される。機器は、ビジー、応答しない、あるいは利用不可能な状態の回線に遭遇し、特定のコールを破棄し、次のFAX番号に移行する。破棄されたコールは通常、後で再び試される。
【発明の開示】
【課題を解決するための手段】
【0003】
したがって、本発明の第1の態様は、信号線上のコールを受信する装置へのコールを選択的に許可する装置を提供し、この装置は、前記信号線上の到来するコールを検出する手段と、使用可能な時間内に受信した場合に、前記到来するコールの前記装置への到達を許可し、前記使用可能な時間外に受信した場合に、前記到来するコールの前記装置への到達を阻止する手段とを具えている。
【0004】
好適な実施例では、使用可能な時間が、前記使用可能な時間外に、休止時間後に最初に到来するコールの受信に応じて初期化される。
【0005】
装置は、必要に応じて信号線を開通あるいは遮断することにより、および/または受信装置がビジーあるいは利用不可能であることを示す到来するコールを送信する装置に、前記信号線を介して信号を送信することにより、到来するコールを選択的に阻止してもよい(これにより、効率的に信号線を無効にする)。
【0006】
装置は、通常の使用可能な状態を採用する(即ち、少なくとも到来するコールが受信を許可され、前記最初に到来するコールを検出するのに応じて、信号線が使用不可能にされる(即ち、少なくとも到来するコールが、例えば、信号線を遮断し、あるいは信号線がビジー/使用不可能の信号を送信することにより阻止される)。
【0007】
代替的に、装置は、通常の使用不可能な状態を採用し、前記使用可能な時間内にのみ信号線を使用可能にしてもよい。
【0008】
装置は、信号線を選択的に開通あるいは遮断する切り替え装置を具えてもよい。
【0009】
本発明の第2の態様は、信号線上のコールを受信する装置へのコールを選択的に許可する方法を提供し、当該方法が、前記信号線上の到来するコールを検出するステップと、使用可能な時間内に受信した場合に、前記到来するコールが前記装置に到達するのを許可するステップと、前記使用可能な時間外に受信した場合に、前記到来するコールが前記装置に到達するのを阻止するステップとを具えている。
【0010】
好適な実施例では、使用可能な時間内にコールが受信および許可されると、コールが終了したことを装置が決定するまで、信号線が使用可能にされる。これは、信号線上の信号の活動あるいは電圧および/または電流を監視することにより実現される。
【0011】
好適な特徴が従属項に記載されており、本発明の有利な態様は、特定の実施例の以下の説明を再考し、添付図面を参照することにより、当業者にとって明らかであろう。
【0012】
本発明の実施例は、本明細書では例示により、また同一の参照番号が同一の部分を示す添付図面を参照することにより説明されている。
【発明を実施するための最良の形態】
【0013】
ここで図面を参照すると、通常10で示されるコールを阻止する装置の一実施例が示されている。装置10は、例えば、ファクシミリ装置12とソケット14の形をしたコール受信装置の間に接続されている。ソケット14は、通信ネットワーク(図示せず)、例えば公衆交換電話網(public standard telephone network)(PSTN)および/またはコンピュータネットワークとの接続位置を提供する。したがって、ファクシミリ装置12あるいは他の装置は、通信ネットワークを介して、他のファクシミリ装置などの他の装置(図示せず)からおよび当該装置へのコールまたは伝達を送信および受信する。「コール」の語は、ある装置から別の装置への任意のデータの伝達を包含し、具体的に本発明では、ファクシミリ伝達を包含することを意図している。代替的な実施例では、コール受信装置は、必ずしもファクシミリ装置を具えることを必要とせず、阻止されるライン、特にPSTNラインあるいは移動式(携帯)通信ネットワークラインのコールあるいはデータ伝達を受信可能ないずれの装置を具えてもよい。例えば、コール受信装置は、電話あるいは演算装置を具えてもよい。通常、コール受信装置は、電話の発信をすることができる。
【0014】
使用時には、コールは、信号線15を介してソケット14と装置12との間を送信される。通常、コールは電気信号の形式であり、信号線15は通常、1以上の電気的な信号キャリア(electrical signal carrier)あるいはケーブルにより提供される。ソケット14がPSTNとの接続を提供する場合、ライン15は通常、4本のワイヤあるいはキャリア16を具える電気ケーブルにより提供される。使用時には、ライン15は、装置12と前記ネットワークに接続された他の装置のいずれか一つとの間の信号経路の一部を提供する。ここに説明する例では、ライン15は従来のFAX/電話線と仮定する。
【0015】
従来では、FAX線は、ソケット14とFAXマシン12との間に直接接続されたケーブルにより提供されている。装置10が設置される場合、ライン15は、以下により詳細に説明するように装置10を介してFAXマシン12に選択的に接続される。通常、ライン15は、第1のケーブルによりソケット14と装置10との間に、第2のケーブルにより装置10とFAXマシン12との間に設けられ、装置10自体は、ライン15の一部を提供する。これは、図2および3に示されており、これらの図では、装置10が、使用時に信号線の一部を提供する信号キャリア16を具えている。ライン15は、第1および第2のコネクタ19,21との間に設けられ、第1のコネクタ19は使用時に、ソケット14に接続され、第2のコネクタ21は使用時に、装置12に接続される。
【0016】
装置10は、装置10が設置されている場合にライン15に組み込まれる切り替え装置18を具えている。開いた状態では、切り替え装置18はライン15を遮断し、これにより、コールがFAXマシン12に到達するのを阻止し、あるいはFAXマシン12により受信されるのを阻止する。閉じた状態では、切り替え装置18はライン15を開通し、コールがFAXマシン12に伝達され、あるいはFAXマシン12により受信される。
【0017】
図2は、切り替え装置18の実施例を示している。切り替え装置18は、それぞれが単一の継電装置(relay device)により制御される複数のスイッチ接点22を具えている。従来の4本のワイヤのFAXラインの場合、各スイッチ接点22は、ワイヤ16のうちの3本に組み込まれる。各スイッチ接点22は、継電装置24の状態に応じて、各ワイヤを開通あるいは遮断することができる。代替的に、各スイッチ接点22は、個別の継電装置(図示せず)により操作してもよい。
【0018】
制御ユニット26は、切り替え装置18の状態を制御すべく提供される。図2の実施例では、制御ユニット26は、適切な電圧、例えば、エネルギーを供給する場合は5ボルト、エネルギーを供給しない場合は0ボルトを継電装置24に供給することにより、継電装置24にエネルギーを供給し、エネルギーを供給しないことにより、切り替え装置18を制御する。好適な実施例では、切り替え装置18は、電力消費を低減すべく通常の閉じた状態を採用し、継電装置24は、エネルギーを供給しないことがスイッチ接点22の閉じた状態に対応し、エネルギーを供給することが開いた状態に対応するように有利に構成される。
【0019】
制御ユニット26は、好適にプログラムされたマイクロコントローラを具えることが有用であるが、他の好適なデータプロセッサ、コントローラ、あるいはデジタル論理回路を具えてもよい。制御ユニットは、制御可能な事前にプログラムされたタイマ(図示せず)が有用であるタイマを具え、あるいはこれに関連することが好適である。
【0020】
さらに装置10は、リングあるいはラインの状態の検出ユニット30を具えている。検出ユニット30は、具体的には到来するあるいは発信されるコールの存在を検出すべく、ライン15に接続されている。これは、ワイヤ16上の電圧あるいは電流を監視することにより実現することが有用である。検出ユニット30が到来するコールを検出する場合、このユニットは、制御ユニット26に信号(例えば、単安定のパルスあるいは個別のパルストレイン)を送信し、これにより、制御ユニット26に到来するコールを通知する。好適な実施例では、検出ユニット30は、少なくとも到来するコールを検出し、好適には到来するコールおよび発信するコールを検出し、且つこれらを区別し、到来するコールあるいは発信するコールが検出されたか否かを示す信号を制御ユニット26に送信すべく、ライン15を監視するように構成されている。これは、ライン15上の個別の信号(例えば、電流および/または電圧)特性を認識することにより実現される。例えば、到来するコールは通常、ライン15上の周期信号を生成する一方、発信されるコールは通常、マイン12がオンフック状態からオフフック状態に移行するため、ライン15上の単一段階の電圧変化により先導される。検出ユニット30が、ライン15上で検出された信号を示す信号をコントローラ26に送信し、コントローラ26が、そのプログラムにより検出ユニット30から受信する信号を阻止することが好適である。
【0021】
装置10は、1以上のバッテリあるいは絶縁されたAC主要誘導供給源(isolated AC mains derived supply)でもよい電力源32を具えてもよい。また、電圧レギュレータ34を設けて、適切な電源が装置10の構成要素の少なくとも一部(例えば、図1の例の制御ユニット26および切り替え装置18)に設けられることを保証してもよい。
【0022】
使用時には、切り替え装置18は、コールがFAXマシン12により送信および受信されるのを許可する通常の閉じた状態を採用することが好適である。最初に到来するコールが、休止時間の後に検出ユニット30により検出された場合(コールが許可される時間外)、制御ユニット26は通知され、到来するコールがFAXマシン12により受信される前に切り替え装置18を開く。このため、切り替え装置18が開いているため、コールがFAXマシン12に到達するのを阻止する。したがって、コールを生成するマシンは、FAXマシン12が利用不可能であるか、応答不能であるか、使用中であるかを判断し、これにより、試されているコールを終了させる。
【0023】
次に、制御ユニット26は、切り替え装置18を閉じた状態にする。この後の所定の好適に調整された期間、制御ユニット26は、到来するコールを阻止するアクションを起こさないようにプログラムされている。制御ユニット26は、タイマを利用して、到来するコールがFAXマシン12に到達するのを許可される時間の長さを決定してもよい。したがって、制御ユニット26およびタイマは、切り替え装置18が閉じた状態であり、到来するコールがFAXマシン12に到達可能な使用可能な時間を生成する。
【0024】
検出ユニット30が発信されるコールを検出する場合、制御ユニット26は、アクションを起こす必要はなく、発信されるコールは伝達可能である。
【0025】
代替的な実施例(図示せず)では、切り替え装置18は、通常の開いた状態を採用してもよく、制御ユニット26は、最初のコールが阻止された後の有限期間内に切り替え装置18を閉じ、発信されるコールが検出されたときに切り替え装置18を閉じるように構成してもよい。
【0026】
好適な実施例では、到来するコールが許可される時間が、従来のFAXマシンの通常のリダイヤル時間よりも長く設定されるが、これは、典型的な自動「スパミング」あるいはジャンクFAXマシンの通常のリダイヤル時間よりも短い。例えば、従来のFAXマシンは通常、約3分後に、使用中の番号あるいは利用できない番号にリダイヤルする。したがって、制御ユニット26は、到来するコールを、例えば約5分間許可するように構成してもよい。このため、本来のメッセージをFAXマシン12に送信すると仮定する従来のFAXマシンが、FAXマシンの番号をリダイヤルする場合、到来するコールは、FAXマシン12により受信される。同様に、ユーザが、切り替え装置18が閉じた状態でFAXマシンの番号を手動でリダイヤルする場合、再送されたコールが受信される。しかしながら、自動式「スパミング」FAXマシンは通常、長い期間の後に、おそらく1時間以上後にリダイヤルする。したがって、スパミングマシンがリダイヤルする場合、コールは、休止期間後に最初に到来するコールとして再び処理され、このため、切り替え装置18に阻止される可能性がある。到来するコールが許可される期間は、例えば1分から10分の期間で調整可能であることが好適である。
【0027】
好適な実施例では、到来するコールがマシン12に達すると、コントローラ26は、コールの終了を検出すべく、検出ユニット30を介してライン15を監視する。これは、到来するコールを受信後にライン15上で休止状態(すなわち、信号活動が無いこと)を検出することにより実現される。例えば、コールの休止をコールの終了と解釈することによるコールの終了の誤検出を避けるべく、コントローラは、ライン上の活動が少なくとも所定の期間中止した場合に、コールが終了したことのみを判断するようにプログラム可能である。許可されたコールが、到来するコールが許可される期間よりも長く続く場合、コントローラ26は、許可されたコールが終了した後に検出される次のコールを阻止するように構成してもよい。コントローラ26は、到来するコールが許可される期間が終了したか否かに拘わらず、許可されたコールが終了した後に検出される次のコールを阻止するように構成してもよい。
【0028】
ここで、特に図2を参照すると、検出ユニット30の特定の実施例が、例示により示されている。検出ユニット30は、ワイヤ16に存在する信号を監視すべく、ワイヤ16のうちの2本でライン15に電気接続されている。検出ユニット30は、光遮断機40手段によりコントローラ26に接続されており、検出されたライン上の信号は、検出ユニット30がコントローラ26から電気的に遮断されている間、コントローラ26に通信可能である。
【0029】
図3は、通常10’で示すコールを阻止する装置の代替的な実施例を示している。装置10’は装置10と同様であり、同一の参照番号は同一の部分を示している。しかしながら、装置10’は、リレースイッチではなくFET(電界効果トランジスタ)スイッチ142を具える代替的な切り替え装置18’を利用する。装置10’は、装置10とほぼ同じ方法で動作する。装置10,10’それぞれは、切り替え装置18,18’の状態を示すランプ、例えばLED144を具えてもよい。
【0030】
図2および3では、当業者が理解できるように、従来の電気的および電子的な記号および表記を用いて、電気的および電子的な構成要素を表わしている。図2および3の構成要素の値は、例示として提供されており、本発明を限定するものではない。当業者に明らかなように、図2および3に示す特定の回路は、図1の装置がどのように実現されるかを例示するものであり、代替的な実施例が可能であることは理解できるであろう。
【0031】
図示されている実施例では、切り替え装置18は、到来するコールを阻止すべく、ラインを遮断するように設置されている。代替的な実施例(図示せず)では、この装置は、他の従来の方法により、到来するコールを阻止するように構成してもよい。例えば、装置は、ライン15がビジーあるいは利用不可能であることを示す到来するコールの送信部に、ライン15を介して信号を送信する装置を具えてもよい。装置は制御ユニット内に設けてもよく、あるいはこれと離れて設けてもよいが、これは、制御ユニットにより制御される。装置は、例えばビジー状態あるいは利用不可能な状態を模擬する電気信号をラインに配置すべく、ライン15に接続することが有用である。代替的に、装置は、例えばFAX/電話応答マシンと同じ方法で、ライン15上でオーディオあるいはボイスメッセージを伝達するように構成してもよい。さらに代替的に、装置10は、例えば、FAXマシンがコールをピックアップすることを阻止することにより、FAXマシン12が、到来するコールを受信するのを選択的に阻止する手段を具えてもよい。したがって、送信するFAXマシンは、FAXマシン12がコールに応答しないことを示す信号を受信してもよい。前述した実施例では、装置は、前述した切り替え装置18,18’と同一あるいは同様の機能を具える切り替え装置を具えてもよい。
【0032】
さらに代替的な実施例では、装置は、24時間のクロックサイクルの各期間に対応する1以上の使用可能な時間を生成するように構成してもよく、コールは、使用可能な時間内に受信された場合にのみ装置に到達するのが許可される。
【0033】
本発明は、ファクシミリ伝達の文脈でここに記されているが、例えば、電話へのコールあるいはテキストを阻止する他の応用例で同じように利用してもよい。
【0034】
本発明は、ここに記載した実施例に限定されず、本発明の範囲を逸脱することなく変更あるいは修正してもよい。
【図面の簡単な説明】
【0035】
【図1】図1は、本発明を具体化する装置を示している。
【図2】図2は、図1の装置の特定の実施例を示す概略図である。
【図3】図3は、図1の装置の代替的な特定の実施例を示す概略図である。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
信号線上のコールを受信する装置へのコールを選択的に許可する装置であって、
前記信号線上の到来するコールを検出する手段と、使用可能な時間内に受信した場合に、前記到来するコールの前記装置への到達を許可し、前記使用可能な時間外に受信した場合に、前記到来するコールの前記装置への到達を阻止する手段とを具えていることを特徴とする装置。
【請求項2】
請求項1に記載の装置において、当該装置は、前記使用可能な時間外に検出された最初に到来するコールが前記装置に到達するのを阻止し、続いて前記使用可能な時間を初期化するように構成されていることを特徴とする装置。
【請求項3】
請求項1または2に記載の装置において、前記到来するコールを許可あるいは阻止する手段が、前記使用可能な時間内では前記信号線を開通させ、前記使用可能な時間外では前記信号線を遮断するように構成された切り替え装置を具えていることを特徴とする装置。
【請求項4】
請求項3に記載の装置において、前記切り替え装置は、前記検出手段が、許可された到来するコールが終了したことを示す場合にのみ、前記信号線を遮断するように構成されていることを特徴とする装置。
【請求項5】
請求項3または4に記載の装置において、前記信号線が、少なくとも1の信号キャリアを具え、前記切り替え装置が、前記少なくとも1の信号キャリアに組み込まれた少なくとも1の開閉接点を具え、当該少なくとも1の開閉接点が、前記少なくとも1の信号キャリアが遮断あるいは形成される開いた状態と閉じた状態に動作可能であることを特徴とする装置。
【請求項6】
請求項1乃至5のいずれか1項に記載の装置において、前記装置が、前記装置が到来するコールを受信不可能であることを示す前記信号線上の信号を送信する手段を具えていることを特徴とする装置。
【請求項7】
請求項6に記載の装置において、前記信号が、前記信号線が使用中であることを示すことを特徴とする装置。
【請求項8】
請求項6に記載の装置において、前記信号線が、音声メッセージを具えていることを特徴とする装置。
【請求項9】
請求項6乃至8のいずれか1項に記載の装置において、前記信号を送信する手段が、前記使用可能な時間外の最初に到来するコールの検出に応じて前記信号を送信するように構成されていることを特徴とする装置。
【請求項10】
請求項1乃至9のいずれか1項に記載の装置において、前記検出手段が、前記信号線上の信号を監視し、且つ前記信号線上で検出された信号を示す出力信号を生成するように構成された検出装置を具えていることを特徴とする装置。
【請求項11】
請求項10に記載の装置において、前記検出装置が、前記信号線上の電気信号を監視するように構成されていることを特徴とする装置。
【請求項12】
請求項1乃至11のいずれか1項に記載の装置において、前記コールを許可あるいは阻止する手段が、前記使用可能な時間を生成する手段を具える制御ユニットあるいは前記使用可能な時間を生成する手段に関連する制御ユニットを具えていることを特徴とする装置。
【請求項13】
請求項12に記載の装置において、前記制御ユニットが、到来するコールが前記信号線上で検出されたことを示す信号を前記検出手段から受信するように構成されていることを特徴とする装置。
【請求項14】
請求項13に記載の装置において、前記信号が、1以上の光遮断器により前記検出手段から前記制御ユニットに伝達されることを特徴とする装置。
【請求項15】
請求項3に従属する請求項12に記載の装置において、前記制御ユニットが、前記切り替え装置の動作を制御するように構成されていることを特徴とする装置。
【請求項16】
請求項1乃至15のいずれか1項に記載の装置において、前記コールを受信する装置が、ファクシミリ装置を具えていることを特徴とする装置。
【請求項17】
請求項1乃至16のいずれか1項に記載の装置において、前記信号線が、公衆交換電話網(public standard telephone network)(PSTN)線あるいは移動式(携帯)電話ネットワークラインなどの電話線を具えていることを特徴とする装置。
【請求項18】
請求項1乃至17のいずれか1項に記載の装置において、前記装置が、使用時に前記信号線の一部を形成する少なくとも1の信号キャリアを具えていることを特徴とする装置。
【請求項19】
信号線上のコールを受信する装置へのコールを選択的に許可する方法であって、当該方法が、
前記信号線上の到来するコールを検出するステップと、
使用可能な時間内に受信した場合に、前記到来するコールが前記装置に到達するのを許可するステップと、
前記使用可能な時間外に受信した場合に、前記到来するコールが前記装置に到達するのを阻止するステップとを具えていることを特徴とする方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【公表番号】特表2009−515390(P2009−515390A)
【公表日】平成21年4月9日(2009.4.9)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−538299(P2008−538299)
【出願日】平成18年11月1日(2006.11.1)
【国際出願番号】PCT/EP2006/010498
【国際公開番号】WO2007/051609
【国際公開日】平成19年5月10日(2007.5.10)
【出願人】(508125689)
【Fターム(参考)】