説明

シクロブタンジオール及び少なくとも1種の燐化合物を含むポリエステル組成物

本発明の一態様として、(I)(a)(i)テレフタル酸残基70〜100モル%;(ii)炭素数20以下の芳香族ジカルボン酸残基0〜30モル%;及び(iii)炭素数16以下の脂肪族ジカルボン酸残基0〜10モル%を含むジカルボン酸成分;並びに(b)(i)2,2,4,4−テトラメチル−1,3−シクロブタンジオール残基;1〜99モル%;及び(ii)シクロヘキサンジメタノール残基1〜99モル%を含むグリコール成分を含む少なくとも1種のポリエステル;更に(II)少なくとも1種の燐化合物、それらの反応生成物及びそれらの混合物から選ばれた少なくとも1種の熱安定剤を含んでなり(前記ジカルボン酸成分の総モル%は100モル%であり且つ前記グリコール成分の総モル%は100モル%である)、前記ポリエステルのインヘレント粘度が、60/40(wt/wt)フェノール/テトラクロロエタン中で0.25g/50mlの濃度において25℃で測定した場合に、0.35〜1.2dL/gであるポリエステル組成物が記載される。


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【特許請求の範囲】
【請求項1】
(I)(a)(i)テレフタル酸残基70〜100モル%;
(ii)炭素数20以下の芳香族ジカルボン酸残基0〜30モル%;及び
(iii)炭素数16以下の脂肪族ジカルボン酸残基0〜10モル%
を含むジカルボン酸成分;並びに
(b)(i)2,2,4,4−テトラメチル−1,3−シクロブタンジオール残基1〜99モル%;及び
(ii)シクロヘキサンジメタノール残基1〜99モル%
を含むグリコール成分
を含む少なくとも1種のポリエステル;並びに
(II)少なくとも1種の燐化合物、それらの反応生成物及びそれらの混合物から選ばれた少なくとも1種の熱安定剤
を含んでなり(ここで前記ジカルボン酸成分の総モル%は100モル%であり且つ前記グリコール成分の総モル%は100モル%である)、前記ポリエステルのインヘレント粘度が、60/40(wt/wt)フェノール/テトラクロロエタン中で0.25g/50mlの濃度において25℃で測定した場合に、0.35〜1.2dL/gであり且つ前記ポリエステルが85〜200℃のTgを有するポリエステル組成物。
【請求項2】
前記少なくとも1種の熱安定剤がジホスファイト、燐酸の塩、ホスフィンオキシド及びアリールアルキル混成ホスファイトのうち1種から選ばれる請求項1に記載のポリエステル組成物。
【請求項3】
前記少なくとも1種の熱安定剤が少なくとも1種のジホスファイトから選ばれる請求項2に記載のポリエステル組成物。
【請求項4】
前記少なくとも1種の熱安定剤が、2,4,8,10−テトラオキサ−3,9−ジホスファスピロ[5.5]ウンデカン構造を含む少なくとも1種のジホスファイトから選ばれる請求項3に記載のポリエステル組成物。
【請求項5】
前記少なくとも1種の熱安定剤が少なくとも1種のホスフィンオキシドから選ばれる請求項2に記載のポリエステル組成物。
【請求項6】
前記少なくとも1種の熱安定剤がトリフェニルホスフィンオキシドから選ばれる請求項5に記載のポリエステル組成物。
【請求項7】
前記少なくとも1種の熱安定剤が少なくとも1種のアルキルアリール混成ホスファイトから選ばれる請求項2に記載のポリエステル組成物。
【請求項8】
前記少なくとも1種の熱安定剤がビス(2,4−ジクミルフェニル)ペンタエリスリトールジホスファイトである請求項7に記載のポリエステル組成物。
【請求項9】
前記少なくとも1種の熱安定剤が、前記ポリエステルの総重量に基づき、約1〜約5000ppmの量で存在する請求項1に記載のポリエステル組成物。
【請求項10】
前記少なくとも1種の熱安定剤が、前記ポリエステルの総重量に基づき、約50〜約3000ppmの量で存在する請求項1に記載のポリエステル組成物。
【請求項11】
前記少なくとも1種の熱安定剤が、前記ポリエステルの総重量に基づき、約50〜約2500ppmの量で存在する請求項1に記載のポリエステル組成物。
【請求項12】
前記ポリエステルのインヘレント粘度が0.35〜1.2dL/gである請求項11に記載のポリエステル組成物。
【請求項13】
前記ポリエステルのインヘレント粘度が0.35〜1dL/gである請求項12に記載のポリエステル組成物。
【請求項14】
前記ポリエステルのインヘレント粘度が0.35〜0.75dL/gである請求項13に記載のポリエステル組成物。
【請求項15】
前記ポリエステルのインヘレント粘度が0.50〜1.2dL/gである請求項14に記載のポリエステル組成物。
【請求項16】
前記ポリエステルのインヘレント粘度が0.50〜0.75dL/gである請求項15に記載のポリエステル組成物。
【請求項17】
前記ポリエステルのインヘレント粘度が0.55〜0.75dL/gである請求項16に記載のポリエステル組成物。
【請求項18】
前記ポリエステルが85〜145℃のTgを有する請求項1又は15に記載のポリエステル組成物。
【請求項19】
前記ポリエステルが85〜120℃のTgを有する請求項1又は15に記載のポリエステル組成物。
【請求項20】
前記ポリエステルが90〜145℃のTgを有する請求項1に記載のポリエステル組成物。
【請求項21】
前記ポリエステルが90〜135℃のTgを有する請求項20に記載のポリエステル組成物。
【請求項22】
前記ポリエステルが90〜125℃のTgを有する請求項21に記載のポリエステル組成物。
【請求項23】
前記ポリエステルが95〜115℃のTgを有する請求項22に記載のポリエステル組成物。
【請求項24】
前記ポリエステルが100〜180℃のTgを有する請求項1又は15に記載のポリエステル組成物。
【請求項25】
前記ポリエステルが100〜160℃のTgを有する請求項1又は15に記載のポリエステル組成物。
【請求項26】
前記ポリエステルが100〜150℃のTgを有する請求項25に記載のポリエステル組成物。
【請求項27】
前記ポリエステルが100〜125℃のTgを有する請求項26に記載のポリエステル組成物。
【請求項28】
前記ポリエステルが100〜123℃のTgを有する請求項26に記載のポリエステル組成物。
【請求項29】
前記ポリエステルが100〜120℃のTgを有する請求項28に記載のポリエステル組成物。
【請求項30】
前記ポリエステルが100〜115℃のTgを有する請求項29に記載のポリエステル組成物。
【請求項31】
前記ポリエステルが110〜160℃のTgを有する請求項1又は15に記載のポリエステル組成物。
【請求項32】
前記ポリエステルが110〜150℃のTgを有する請求項1又は15に記載のポリエステル組成物。
【請求項33】
前記ポリエステルが120〜150℃のTgを有する請求項1又は15に記載のポリエステル組成物。
【請求項34】
前記ポリエステルが125〜140℃のTgを有する請求項1又は15に記載のポリエステル組成物。
【請求項35】
前記ポリエステルが130〜140℃のTgを有する請求項1又は15に記載のポリエステル組成物。
【請求項36】
前記ポリエステルのグリコール成分が2,2,4,4−テトラメチル−1,3−シクロブタンジオール残基1〜80モル%及びシクロヘキサンジメタノール残基20〜99モル%を含む請求項1に記載のポリエステル組成物。
【請求項37】
前記ポリエステルのグリコール成分が2,2,4,4−テトラメチル−1,3−シクロブタンジオール残基1〜60モル%及びシクロヘキサンジメタノール残基40〜99モル%を含む請求項1に記載のポリエステル組成物。
【請求項38】
前記ポリエステルのグリコール成分が2,2,4,4−テトラメチル−1,3−シクロブタンジオール残基1〜15モル%及びシクロヘキサンジメタノール残基85〜99モル%を含む請求項1に記載のポリエステル組成物。
【請求項39】
前記ポリエステルのグリコール成分が2,2,4,4−テトラメチル−1,3−シクロブタンジオール残基1〜10モル%及びシクロヘキサンジメタノール残基90〜99モル%を含む請求項1に記載のポリエステル組成物。
【請求項40】
前記ポリエステルのグリコール成分が2,2,4,4−テトラメチル−1,3−シクロブタンジオール残基1〜5モル%及びシクロヘキサンジメタノール残基95〜99モル%を含む請求項1に記載のポリエステル組成物。
【請求項41】
前記ポリエステルのグリコール成分が2,2,4,4−テトラメチル−1,3−シクロブタンジオール残基5モル%〜50モル%未満及びシクロヘキサンジメタノール残基50モル%超〜95モル%以下を含む請求項1又は15に記載のポリエステル組成物。
【請求項42】
前記ポリエステルのグリコール成分が2,2,4,4−テトラメチル−1,3−シクロブタンジオール残基10モル%〜50モル%未満及びシクロヘキサンジメタノール残基50モル%超〜90モル%以下を含む請求項41に記載のポリエステル組成物。
【請求項43】
前記ポリエステルのグリコール成分が2,2,4,4−テトラメチル−1,3−シクロブタンジオール残基15モル%〜50モル%未満及びシクロヘキサンジメタノール残基50モル%超〜85モル%以下を含む請求項42に記載のポリエステル組成物。
【請求項44】
前記ポリエステルのグリコール成分が2,2,4,4−テトラメチル−1,3−シクロブタンジオール残基15〜30モル%及びシクロヘキサンジメタノール残基70〜85モル%を含む請求項43に記載のポリエステル組成物。
【請求項45】
前記ポリエステルのグリコール成分が2,2,4,4−テトラメチル−1,3−シクロブタンジオール残基15〜25モル%及びシクロヘキサンジメタノール残基75〜85モル%を含む請求項44に記載のポリエステル組成物。
【請求項46】
前記ポリエステルのグリコール成分が2,2,4,4−テトラメチル−1,3−シクロブタンジオール残基17〜25モル%及びシクロヘキサンジメタノール残基75〜85モル%を含む請求項1に記載のポリエステル組成物。
【請求項47】
前記ポリエステルのグリコール成分が2,2,4,4−テトラメチル−1,3−シクロブタンジオール残基40〜65モル%及びシクロヘキサンジメタノール残基35〜60モル%を含む請求項1又は15に記載のポリエステル組成物。
【請求項48】
前記ポリエステルのグリコール成分が2,2,4,4−テトラメチル−1,3−シクロブタンジオール残基40〜60モル%及びシクロヘキサンジメタノール残基40〜60モル%を含む請求項47に記載のポリエステル組成物。
【請求項49】
前記ポリエステルのグリコール成分が2,2,4,4−テトラメチル−1,3−シクロブタンジオール残基40〜50モル%及びシクロヘキサンジメタノール残基40〜60モル%を含む請求項48に記載のポリエステル組成物。
【請求項50】
前記ポリエステルのグリコール成分が2,2,4,4−テトラメチル−1,3−シクロブタンジオール残基45〜55モル%及びシクロヘキサンジメタノール残基45〜55モル%を含む請求項49に記載のポリエステル組成物。
【請求項51】
前記ポリエステルが1,3−プロパンジオール若しくは1,4−ブタンジオール又は1,3−プロパンジオールと1,4−ブタンジオールとの混合物を含む請求項1に記載のポリエステル組成物。
【請求項52】
前記ポリエステルがシクロヘキサンジメタノール残基1〜80モル%を含む請求項1に記載のポリエステル組成物。
【請求項53】
前記ポリエステルがシクロヘキサンジメタノール残基1〜30モル%を含む請求項1に記載のポリエステル組成物。
【請求項54】
前記ポリエステルがシクロヘキサンジメタノール残基1〜15モル%を含む請求項1に記載のポリエステル組成物。
【請求項55】
前記ポリエステルがシクロヘキサンジメタノール残基1〜10モル%を含む請求項1に記載のポリエステル組成物。
【請求項56】
前記ポリエステルのジカルボン酸成分がテレフタル酸又はそのエステル80〜100モル%を含む請求項1に記載のポリエステル組成物。
【請求項57】
前記ポリエステルのジカルボン酸成分がテレフタル酸又はそのエステル90〜100モル%を含む請求項1に記載のポリエステル組成物。
【請求項58】
前記ポリエステルのグリコール成分がエチレングリコール残基を含む請求項1又は56に記載のポリエステル組成物。
【請求項59】
前記ポリエステルの2,2,4,4−テトラメチル−1,3−シクロブタンジオール残基が純粋なシス、純粋なトランス又はそれらの混合物である請求項1に記載のポリエステル組成物。
【請求項60】
前記2,2,4,4−テトラメチル−1,3−シクロブタンジオール残基が2,2,4,4−テトラメチル−1,3−シクロブタンジオール残基40〜60モル%及びトランス−2,2,4,4−テトラメチル−1,3−シクロブタンジオール残基40〜60モル%を含む混合物である請求項1に記載のポリエステル組成物。
【請求項61】
ポリ(エーテルイミド)、ポリフェニレンオキシド、ポリ(フェニレンオキシド)/ポリスチレンブレンド、ポリスチレン樹脂、ポリフェニレンスルフィド、ポリフェニレンスルフィド/スルホン、ポリ(エステル−カーボネート)、ポリカーボネート、ポリスルホン、ポリスルホンエーテル、ポリ(エーテル−ケトン)、請求項1に記載のポリエステル以外のポリエステル及びそれらの混合物のうち少なくとも1種のポリマーを含む請求項1に記載のポリエステル組成物。
【請求項62】
前記ポリエステル組成物が少なくとも1種のポリカーボネートを含む請求項1に記載のポリエステル組成物。
【請求項63】
前記ポリエステル組成物が前記ポリエステル用の分岐剤を含む請求項1に記載のポリエステル組成物。
【請求項64】
前記ポリエステルが、前記ポリエステルの総重量に基づき、0.01〜10重量%の量で分岐剤を含む請求項1に記載のポリエステル組成物。
【請求項65】
前記ポリエステルが、前記ポリエステルの総重量に基づき、0.01〜5重量%の量で分岐剤を含む請求項1に記載のポリエステル組成物。
【請求項66】
前記ポリエステルが前記ポリエステル用の分岐剤を含まない請求項1に記載のポリエステル組成物。
【請求項67】
前記ポリエステル組成物がポリカーボネートを含まない請求項1に記載のポリエステル組成物。
【請求項68】
前記ポリエステルの溶融粘度が、回転メルトレオメーターで290℃において1ラジアン/秒で測定した場合に、30,000ポアズ未満である請求項1に記載のポリエステル組成物。
【請求項69】
前記ポリエステルが非晶質である請求項1に記載のポリエステル組成物。
【請求項70】
前記ポリエステルが170℃において5分より長い半結晶化時間を有する請求項1に記載のポリエステル組成物。
【請求項71】
前記ポリエステルが23℃において1.2g/ml未満の密度を有する請求項1に記載のポリエステル組成物。
【請求項72】
前記ポリエステル組成物が着色剤、離型剤、請求項1に記載した熱安定剤以外の熱安定剤、可塑剤、成核剤、UV安定剤、ガラス繊維、炭素繊維、充填剤、耐衝撃性改良剤又はそれらの混合物の少なくとも1種の添加剤を含む請求項1に記載のポリエステル組成物。
【請求項73】
前記ポリエステルを、錫化合物を含む重縮合触媒を用いて、製造する請求項1に記載のポリエステル組成物。
【請求項74】
前記ポリエステルが、ASTM D256に従って厚さ1/8インチのバーを用いて10milのノッチによって23℃で測定した場合に、少なくとも3ft−lbs/inのノッチ付きアイゾッド衝撃強度を有する請求項1に記載のポリエステル組成物。
【請求項75】
前記ポリエステルが、ASTM D256に従って厚さ1/4インチのバーを用いて10milのノッチによって23℃で測定した場合に、少なくとも3ft−lbs/inのノッチ付きアイゾッド衝撃強度を有する請求項1又は13に記載のポリエステル組成物を含むポリエステル組成物。
【請求項76】
前記ポリエステル組成物を押出成形によって成形する請求項1に記載のポリエステル組成物を含む製造品。
【請求項77】
前記ポリエステル組成物を押出延伸ブロー成形によって成形する請求項1に記載のポリエステル組成物を含む製造品。
【請求項78】
前記ポリエステル組成物を射出成形によって成形する請求項1に記載のポリエステル組成物を含む製造品。
【請求項79】
前記ポリエステル組成物を射出ブロー成形によって成形する請求項1に記載のポリエステル組成物を含む製造品。
【請求項80】
前記ポリエステル組成物を射出延伸ブロー成形によって成形する請求項1に記載のポリエステル組成物を含む製造品。
【請求項81】
製造品がボトルである請求項1に記載のポリエステル組成物を含む製造品。
【請求項82】
製造品が水用ボトルである請求項1に記載のポリエステル組成物を含む製造品。
【請求項83】
製造品が2リットル・ボトルである請求項1に記載のポリエステル組成物を含む製造品。
【請求項84】
製造品が飲料用ボトルである請求項1に記載のポリエステル組成物を含む製造品。
【請求項85】
製造品が哺乳瓶である請求項1に記載のポリエステル組成物を含む製造品。
【請求項86】
少なくとも1つの取っ手を含むボトルである請求項1に記載のポリエステル組成物を含む製造品。
【請求項87】
フィルム又はシートを含む請求項1に記載のポリエステル組成物を含む製造品。
【請求項88】
前記ポリエステルのグリコール成分が2,2,4,4−テトラメチル−1,3−シクロブタンジオール残基40〜65モル%及びシクロヘキサンジメタノール残基35〜60モル%を含み且つ前記ポリエステルのインヘレント粘度が0.6〜0.72dL/gである哺乳瓶である請求項1に記載のポリエステル組成物を含む製造品。
【請求項89】
ビュッフェ・スチームパン又はトレイを含む請求項1、15及び25〜29のいずれか1項に記載のポリエステル組成物を含む製造品。
【請求項90】
(I)(a)(i)テレフタル酸残基70〜100モル%;
(ii)炭素数20以下の芳香族ジカルボン酸残基0〜30モル%;及び
(iii)炭素数16以下の脂肪族ジカルボン酸残基0〜10モル%
を含むジカルボン酸成分;並びに
(b)(i)2,2,4,4−テトラメチル−1,3−シクロブタンジオール残基15〜40モル%;及び
(ii)シクロヘキサンジメタノール残基60〜86モル%
を含むグリコール成分
を含む少なくとも1種のポリエステル;並びに
(II)少なくとも1種の燐化合物、それらの反応生成物及びそれらの混合物から選ばれた少なくとも1種の熱安定剤
を含んでなり(ここで前記ジカルボン酸成分の総モル%は100モル%であり且つ前記グリコール成分の総モル%は100モル%である)、前記ポリエステルのインヘレント粘度が、60/40(wt/wt)フェノール/テトラクロロエタン中で0.25g/50mlの濃度において25℃で測定した場合に、0.35〜1.2dL/gであり且つ前記ポリエステルが110〜160℃のTgを有するポリエステル組成物。
【請求項91】
前記少なくとも1種の熱安定剤がジホスファイト、燐酸の塩及びアリールアルキル混成ホスファイトの少なくとも1種から選ばれる請求項90に記載のポリエステル組成物。
【請求項92】
前記少なくとも1種の熱安定剤が少なくとも1種のジホスファイトから選ばれる請求項91に記載のポリエステル組成物。
【請求項93】
前記少なくとも1種の熱安定剤が2,4,8,10−テトラオキサ−3,9−ジホスファスピロ[5.5]ウンデカン構造を含む少なくとも1種のジホスファイトから選ばれる請求項92に記載のポリエステル組成物。
【請求項94】
前記少なくとも1種の熱安定剤が少なくとも1種の燐酸塩から選ばれる請求項90に記載のポリエステル組成物。
【請求項95】
前記少なくとも1種の熱安定剤がトリフェニルホスフィンオキシドから選ばれる請求項94に記載のポリエステル組成物。
【請求項96】
前記少なくとも1種の熱安定剤が少なくとも1種のアルキルアリール混成ホスファイトから選ばれる請求項90に記載のポリエステル組成物。
【請求項97】
前記少なくとも1種の熱安定剤がビス(2,4−ジクミルフェニル)ペンタエリスリトールジホスファイトである請求項96に記載のポリエステル組成物。
【請求項98】
前記少なくとも1種の熱安定剤が、前記ポリエステルの総重量に基づき、約1〜約500ppmの量で存在する請求項90に記載のポリエステル組成物。
【請求項99】
前記少なくとも1種の熱安定剤が、前記ポリエステルの総重量に基づき、約1〜約100ppmの量で存在する請求項90に記載のポリエステル組成物。
【請求項100】
前記少なくとも1種の熱安定剤が、前記ポリエステルの総重量に基づき、約50〜約2500ppmの量で存在する請求項90に記載のポリエステル組成物。
【請求項101】
前記ポリエステルのインヘレント粘度が0.35〜1dL/gである請求項90に記載のポリエステル組成物。
【請求項102】
前記ポリエステルのインヘレント粘度が0.35〜0.75dL/gである請求項90に記載のポリエステル組成物。
【請求項103】
前記ポリエステルのインヘレント粘度が0.50〜1.2dL/gである請求項90に記載のポリエステル組成物。
【請求項104】
前記ポリエステルのインヘレント粘度が0.50〜0.75dL/gである請求項90に記載のポリエステル組成物。
【請求項105】
前記ポリエステルのインヘレント粘度が0.55〜0.75dL/gである請求項90に記載のポリエステル組成物。
【請求項106】
前記ポリエステルが110〜160℃のTgを有する請求項90に記載のポリエステル組成物。
【請求項107】
前記ポリエステルが110〜150℃のTgを有する請求項90に記載のポリエステル組成物。
【請求項108】
前記ポリエステルが120〜150℃のTgを有する請求項90に記載のポリエステル組成物。
【請求項109】
前記ポリエステルのグリコール成分が2,2,4,4−テトラメチル−1,3−シクロブタンジオール残基20〜40モル%及びシクロヘキサンジメタノール残基60〜80モル%を含む請求項90に記載のポリエステル組成物。
【請求項110】
前記ポリエステルのグリコール成分が2,2,4,4−テトラメチル−1,3−シクロブタンジオール残基30〜40モル%及びシクロヘキサンジメタノール残基60〜70モル%を含む請求項90に記載のポリエステル組成物。
【請求項111】
前記ポリエステルのグリコール成分が2,2,4,4−テトラメチル−1,3−シクロブタンジオール残基25〜40モル%及びシクロヘキサンジメタノール残基60〜75モル%を含む請求項90に記載のポリエステル組成物。
【請求項112】
前記ポリエステルのグリコール成分が2,2,4,4−テトラメチル−1,3−シクロブタンジオール残基25〜35モル%及びシクロヘキサンジメタノール残基65〜75モル%を含む請求項90に記載のポリエステル組成物。
【請求項113】
前記ポリエステルのグリコール成分が2,2,4,4−テトラメチル−1,3−シクロブタンジオール残基30〜35モル%及びシクロヘキサンジメタノール残基65〜70モル%を含む請求項90に記載のポリエステル組成物。
【請求項114】
前記ポリエステルが1,3−プロパンジオール若しくは1,4−ブタンジオール又は1,3−プロパンジオールと1,4−ブタンジオールとの混合物を含む請求項90に記載のポリエステル組成物。
【請求項115】
前記ポリエステルのジカルボン酸成分がテレフタル酸又はそのエステルを80〜100モル%含む請求項90に記載のポリエステル組成物。
【請求項116】
前記ポリエステルのジカルボン酸成分がテレフタル酸又はそのエステルを90〜100モル%含む請求項90に記載のポリエステル組成物。
【請求項117】
前記ポリエステルのグリコール成分がエチレングリコール残基を含む請求項90に記載のポリエステル組成物。
【請求項118】
ポリ(エーテルイミド)、ポリフェニレンオキシド、ポリ(フェニレンオキシド)/ポリスチレンブレンド、ポリスチレン樹脂、ポリフェニレンスルフィド、ポリフェニレンスルフィド/スルホン、ポリ(エステル−カーボネート)、ポリカーボネート、ポリスルホン、ポリスルホンエーテル、ポリ(エーテル−ケトン)、請求項1に記載のポリエステル以外のポリエステル及びそれらの混合物の少なくとも1種のポリマーを含む請求項90に記載のポリエステル組成物。
【請求項119】
前記ポリエステル組成物が少なくとも1種のポリカーボネートを含む請求項90に記載のポリエステル組成物。
【請求項120】
前記ポリエステル組成物が前記ポリエステル用の分岐剤を含む請求項90に記載のポリエステル組成物。
【請求項121】
前記ポリエステルが、前記ポリエステルの総重量に基づき、0.01〜10重量%の量で分岐剤を含む請求項90に記載のポリエステル組成物。
【請求項122】
前記ポリエステルが前記ポリエステル用の分岐剤を含まない請求項90に記載のポリエステル組成物。
【請求項123】
前記ポリエステル組成物がポリカーボネートを含まない請求項90に記載のポリエステル組成物。
【請求項124】
前記ポリエステル組成物が着色剤、離型剤、請求項87に記載した熱安定剤以外の熱安定剤、可塑剤、成核剤、UV安定剤、熱安定剤、ガラス繊維、炭素繊維、充填剤、耐衝撃性改良剤又はそれらの混合物の少なくとも1種の添加剤を含む請求項90に記載のポリエステル組成物。
【請求項125】
前記ポリエステルを、錫化合物を含む重縮合触媒を用いて、製造する請求項90に記載のポリエステル組成物。
【請求項126】
前記ポリエステルが、ASTM D256に従って厚さ1/8インチのバーを用いて10milのノッチによって23℃で測定した場合に、少なくとも3ft−lbs/inのノッチ付きアイゾッド衝撃強度を有する請求項90に記載のポリエステル組成物。
【請求項127】
製造品がボトルである請求項90に記載のポリエステル組成物を含む製造品。
【請求項128】
製造品が水用ボトルである請求項90に記載のポリエステル組成物を含む製造品。
【請求項129】
製造品が哺乳瓶である請求項90に記載のポリエステル組成物を含む製造品。
【請求項130】
少なくとも1つの取っ手を含むボトルである請求項90に記載のポリエステル組成物を含む製造品。
【請求項131】
フィル又はシートを含む請求項90に記載のポリエステル組成物を含む製造品。
【請求項132】
(I)(a)(i)テレフタル酸残基70〜100モル%;
(ii)炭素数20以下の芳香族ジカルボン酸残基0〜30モル%;及び
(iii)炭素数16以下の脂肪族ジカルボン酸残基0〜10モル%
を含むジカルボン酸成分;並びに
(b)(i)2,2,4,4−テトラメチル−1,3−シクロブタンジオール残基10〜30モル%;及び
(ii)シクロヘキサンジメタノール残基70〜90モル%
を含むグリコール成分
を含む少なくとも1種のポリエステル;並びに
(II)少なくとも1種の燐化合物、それらの反応生成物及びそれらの混合物から選ばれた少なくとも1種の熱安定剤
を含んでなり(ここで前記ジカルボン酸成分の総モル%は100モル%であり且つ前記グリコール成分の総モル%は100モル%である)、前記ポリエステルのインヘレント粘度が、60/40(wt/wt)フェノール/テトラクロロエタン中で0.25g/50mlの濃度において25℃で測定した場合に、0.35〜1.2dL/gであり且つ前記ポリエステルが85〜120℃のTgを有するポリエステル組成物。
【請求項133】
前記ポリエステルのグリコール成分が2,2,4,4−テトラメチル−1,3−シクロブタンジオール残基15〜24モル%及びシクロヘキサンジメタノール残基76〜85モル%を含む請求項132に記載のポリエステル組成物。
【請求項134】
前記少なくとも1種の熱安定剤がジホスファイト、燐酸の塩及びアリールアルキル混成ホスファイトのうち1種から選ばれる請求項132に記載のポリエステル組成物。
【請求項135】
前記少なくとも1種の熱安定剤が少なくとも1種のジホスファイトから選ばれる請求項132に記載のポリエステル組成物。
【請求項136】
前記少なくとも1種の熱安定剤が2,4,8,10−テトラオキサ−3,9−ジホスファスピロ[5.5]ウンデカン構造を含む少なくとも1種のジホスファイトから選ばれる請求項132に記載のポリエステル組成物。
【請求項137】
前記少なくとも1種の熱安定剤が少なくとも1種のホスフィンオキシドから選ばれる請求項132に記載のポリエステル組成物。
【請求項138】
前記少なくとも1種の熱安定剤がトリフェニルホスフィンオキシドから選ばれる請求項137に記載のポリエステル組成物。
【請求項139】
前記少なくとも1種の熱安定剤が少なくとも1種のアルキルアリール混成ホスファイトから選ばれる請求項132に記載のポリエステル組成物。
【請求項140】
前記少なくとも1種の熱安定剤がビス(2,4−ジクミルフェニル)ペンタエリスリトールジホスファイトである請求項132に記載のポリエステル組成物。
【請求項141】
前記少なくとも1種の熱安定剤が、前記ポリエステルの総重量に基づき、約1〜約100ppmの量で存在する請求項132に記載のポリエステル組成物。
【請求項142】
前記少なくとも1種の熱安定剤が、前記ポリエステルの総重量に基づき、約4〜約60ppmの量で存在する請求項132に記載のポリエステル組成物。
【請求項143】
前記少なくとも1種の熱安定剤が、前記ポリエステルの総重量に基づき、約50〜約2500ppmの量で存在する請求項132に記載のポリエステル組成物。
【請求項144】
前記ポリエステルのインヘレント粘度が0.35〜1dL/gである請求項132に記載のポリエステル組成物。
【請求項145】
前記ポリエステルのインヘレント粘度が0.35〜0.75dL/gである請求項144に記載のポリエステル組成物。
【請求項146】
前記ポリエステルのインヘレント粘度が0.50〜1.2dL/gである請求項145に記載のポリエステル組成物。
【請求項147】
前記ポリエステルのインヘレント粘度が0.50〜0.75dL/gである請求項146に記載のポリエステル組成物。
【請求項148】
前記ポリエステルのインヘレント粘度が0.55〜0.75dL/gである請求項147に記載のポリエステル組成物。
【請求項149】
前記ポリエステルが90〜120℃のTgを有する請求項148に記載のポリエステル組成物。
【請求項150】
前記ポリエステルが95〜120℃のTgを有する請求項149に記載のポリエステル組成物。
【請求項151】
前記ポリエステルが100〜120℃のTgを有する請求項150に記載のポリエステル組成物。
【請求項152】
前記ポリエステルが105〜115℃のTgを有する請求項151に記載のポリエステル組成物。
【請求項153】
前記ポリエステルのグリコール成分が2,2,4,4−テトラメチル−1,3−シクロブタンジオール残基15〜25モル%及びシクロヘキサンジメタノール残基75〜85モル%を含む請求項1、90、132及び151のいずれかに記載のポリエステル組成物。
【請求項154】
前記ポリエステルのグリコール成分が2,2,4,4−テトラメチル−1,3−シクロブタンジオール残基17〜23モル%及びシクロヘキサンジメタノール残基75〜85モル%を含む請求項132に記載のポリエステル組成物。
【請求項155】
前記ポリエステルが1,3−プロパンジオール若しくは1,4−ブタンジオール又は1,3−プロパンジオールと1,4−ブタンジオールとの混合物を含む請求項132に記載のポリエステル組成物。
【請求項156】
前記ポリエステルのジカルボン酸成分がテレフタル酸又はそのエステルを80〜100モル%含む請求項132に記載のポリエステル組成物。
【請求項157】
前記ポリエステルのジカルボン酸成分がテレフタル酸又はそのエステルを90〜100モル%含む請求項132に記載のポリエステル組成物。
【請求項158】
前記ポリエステルのグリコール成分がエチレングリコール残基を含む請求項132に記載のポリエステル組成物。
【請求項159】
ポリ(エーテルイミド)、ポリフェニレンオキシド、ポリ(フェニレンオキシド)/ポリスチレンブレンド、ポリスチレン樹脂、ポリフェニレンスルフィド、ポリフェニレンスルフィド/スルホン、ポリ(エステル−カーボネート)、ポリカーボネート、ポリスルホン、ポリスルホンエーテル、ポリ(エーテル−ケトン)、請求項1に記載のポリエステル以外のポリエステル及びそれらの混合物のうち少なくとも1種のポリマーを含む請求項132に記載のポリエステル組成物。
【請求項160】
前記ポリエステル組成物が少なくとも1種のポリカーボネートを含む請求項132に記載のポリエステル組成物。
【請求項161】
前記ポリエステル組成物が前記ポリエステル用の分岐剤を含む請求項132に記載のポリエステル組成物。
【請求項162】
前記ポリエステル組成物が着色剤、離型剤、請求項1に記載した熱安定剤以外の熱安定剤、可塑剤、成核剤、UV安定剤、熱安定剤、ガラス繊維、炭素繊維、充填剤、耐衝撃性改良剤又はそれらの混合物のうち少なくとも1種の添加剤を含む請求項132に記載のポリエステル組成物。
【請求項163】
前記ポリエステルを、錫化合物を含む重縮合触媒を用いて、製造する請求項132に記載のポリエステル組成物。
【請求項164】
前記ポリエステルが、ASTM D256に従って厚さ1/8インチのバーを用いて10milのノッチによって23℃で測定した場合に、少なくとも3ft−lbs/inのノッチ付きアイゾッド衝撃強度を有する請求項132に記載のポリエステル組成物。
【請求項165】
前記ポリエステルが、ASTM D256に従って厚さ1/4インチのバーを用いて10milのノッチによって23℃で測定した場合に、少なくとも3ft−lbs/inのノッチ付きアイゾッド衝撃強度を有する請求項132に記載のポリエステル組成物を含むポリエステル組成物。
【請求項166】
前記ポリエステル組成物を押出成形によって成形する請求項132に記載のポリエステル組成物を含む製造品。
【請求項167】
前記ポリエステル組成物を押出延伸ブロー成形によって成形する請求項132に記載のポリエステル組成物を含む製造品。
【請求項168】
容器を含む請求項132に記載のポリエステル組成物を含む製造品。
【請求項169】
ボトルを含む請求項132に記載のポリエステル組成物を含む製造品。
【請求項170】
フィルム又はシートを含む請求項132に記載のポリエステル組成物を含む製造品。
【請求項171】
ビュッフェ・スチームパン又はトレイを含む請求項132に記載のポリエステル組成物を含む製造品。
【請求項172】
(I)(a)(i)テレフタル酸残基70〜100モル%;
(ii)炭素数20以下の芳香族ジカルボン酸残基0〜30モル%;及び
(iii)炭素数16以下の脂肪族ジカルボン酸残基0〜10モル%
を含むジカルボン酸成分;並びに
(b)(i)2,2,4,4−テトラメチル−1,3−シクロブタンジオール残基1〜99モル%;及び
(ii)シクロヘキサンジメタノール残基1〜99モル%
を含むグリコール成分
を含む混合物(ここで工程(I)において添加するグリコール成分/ジカルボン酸成分のモル比は1.0〜1.5/1.0である)を、150〜200℃から選ばれた少なくとも1つの温度及び0〜75psigの範囲から選ばれた少なくとも1つの圧力において、(i)少なくとも1種の錫化合物を含む少なくとも1種の触媒、並びに場合によっては、チタン、ガリウム、亜鉛、アンチモン、コバルト、マンガン、マグネシウム、ゲルマニウム、リチウム、アルミニウム化合物及び水酸化リチウム又は水酸化ナトリウムを含むアルミニウム化合物から選ばれた少なくとも1種の触媒と(ii)少なくとも1種の燐化合物、その反応生成物及びそれらの混合物から選ばれた少なくとも1種の熱安定剤の存在下で、加熱し;
(II)工程(I)の生成物を、230〜320℃の温度において工程(I)の最終圧力〜0.02トル(絶対)の範囲から選ばれた少なくとも1つの圧力下で1〜6時間加熱して、最終ポリエステルを形成する(ここで最終ポリエステルのジカルボン酸成分の総モル%は100モル%であり且つ最終ポリエステルのグリコール成分の総モル%は100モル%である)工程を含んでなり、前記最終ポリエステルのインヘレント粘度が60/40(wt/wt)フェノール/テトラクロロエタン中で0.25g/50mlの濃度において25℃で測定した場合に、0.35〜1.2dL/gであり且つ前記最終ポリエステルが85〜200℃のTgを有する、請求項1〜165のいずれか1項に記載のポリエステルの製造方法。
【請求項173】
工程(I)において添加するグリコール成分/ジカルボン酸成分のモル比が1.01〜1.5/1.0である請求項172に記載の方法。
【請求項174】
工程(I)において添加するグリコール成分/ジカルボン酸成分のモル比が1.03〜1.5/1.0である請求項172に記載の方法。
【請求項175】
工程(I)において添加するグリコール成分/ジカルボン酸成分のモル比が1.03〜1.3/1.0である請求項172に記載の方法。
【請求項176】
工程(I)において添加するグリコール成分/ジカルボン酸成分のモル比が1.05〜1.5/1.0である請求項172に記載の方法。
【請求項177】
工程(I)において添加するグリコール成分/ジカルボン酸成分のモル比が1.05〜1.2/1.0である請求項172に記載の方法。
【請求項178】
工程(I)において添加するグリコール成分/ジカルボン酸成分のモル比が1.05〜1.3/1.0である請求項172に記載の方法。
【請求項179】
工程(I)において添加するグリコール成分/ジカルボン酸成分のモル比が1.05〜1.15/1.0である請求項172に記載の方法。
【請求項180】
工程(II)の加熱時間が1〜4時間である請求項172〜179のいずれか1項に記載の方法。
【請求項181】
最終ポリエステル中の総錫原子対総燐原子の重量比が2〜10:1である請求項172〜180のいずれか1項に記載の方法。
【請求項182】
最終ポリエステル中の総錫原子対総燐原子の重量比が5〜9:1である請求項181に記載の方法。
【請求項183】
最終ポリエステル中の総錫原子対総燐原子の重量比が6〜8:1である請求項182に記載の方法。
【請求項184】
最終ポリエステル中の総錫原子対総燐原子の重量比が7:1である請求項183に記載の方法。
【請求項185】
最終ポリエステル中に存在する錫原子の量が、最終ポリエステルの重量に基づき、錫原子25〜400ppmであることができる請求項172〜184のいずれか1項に記載の方法。
【請求項186】
最終ポリエステル中に存在する錫原子の量が、最終ポリエステルの重量に基づき、錫原子40〜200ppmであることができる請求項185に記載の方法。
【請求項187】
最終ポリエステル中に存在する錫原子の量が、最終ポリエステルの重量に基づき、錫原子50〜125ppmであることができる請求項186に記載の方法。
【請求項188】
最終ポリエステル中に存在する燐原子の量が、最終ポリエステルの重量に基づき、錫原子1〜100ppmであることができる請求項172〜187のいずれか1項に記載の方法。
【請求項189】
最終ポリエステル中に存在する燐原子の量が、最終ポリエステルの重量に基づき、燐原子4〜60ppmであることができる請求項172〜188のいずれか1項に記載の方法。
【請求項190】
最終ポリエステル中に存在する燐原子の量が、最終ポリエステルの重量に基づき、燐原子6〜20ppmであることができる請求項189に記載の方法。
【請求項191】
工程(I)において使用する触媒が少なくとも1種の錫化合物及び少なくとも1種のチタン化合物を含む請求項172〜190のいずれか1項に記載の方法。
【請求項192】
工程(I)において使用する触媒が本質的に少なくとも1種の錫化合物からなる請求項172〜190のいずれか1項に記載の方法。
【請求項193】
前記錫化合物がブチル錫トリス−2−エチルヘキサノエート、ジブチル錫ジアセテート、ジブチル錫オキシド及びジメチル錫オキシドの少なくとも1種から選ばれる請求項192に記載の方法。
【請求項194】
(I)(a)(i)テレフタル酸残基70〜100モル%;
(ii)炭素数20以下の芳香族ジカルボン酸残基0〜30モル%;及び
(iii)炭素数16以下の脂肪族ジカルボン酸残基0〜10モル%
を含むジカルボン酸成分;並びに
(b)(i)2,2,4,4−テトラメチル−1,3−シクロブタンジオール残基1〜99モル%;及び
(ii)シクロヘキサンジメタノール残基1〜99モル%
を含むグリコール成分
を含む混合物(ここで工程(I)において添加するグリコール成分/ジカルボン酸成分のモル比は1.0〜1.5/1.0である)を、150〜200℃から選ばれた少なくとも1つの温度及び0〜75psigの範囲から選ばれた少なくとも1つの圧力において、少なくとも1種の錫化合物を含む少なくとも1種の触媒並びに、場合によっては、チタン、ガリウム、亜鉛、アンチモン、コバルト、マンガン、マグネシウム、ゲルマニウム、リチウム、アルミニウム化合物及び水酸化リチウム又は水酸化ナトリウムを含むアルミニウム化合物から選ばれた少なくとも1種の触媒の存在下で、加熱し;
(II)工程(I)の生成物を、230〜320℃の温度及び工程(I)の最終圧力〜0.02トル(絶対)の範囲から選ばれた少なくとも1つの圧力において、少なくとも1種の燐化合物、その反応生成物及びそれらの混合物から選ばれた少なくとも1種の熱安定剤の存在下で1〜6時間加熱する(ここで最終ポリエステルのジカルボン酸成分の総モル%は100モル%であり且つ最終ポリエステルのグリコール成分の総モル%は100モル%である)工程を含んでなり、前記最終ポリエステルのインヘレント粘度が、60/40(wt/wt)フェノール/テトラクロロエタン中で0.25g/50mlの濃度において25℃で測定した場合に、0.35〜1.2dL/gであり且つ前記最終ポリエステルが85〜200℃のTgを有する、請求項1〜172のいずれか1項に記載のポリエステルの製造方法。
【請求項195】
工程(I)において添加するグリコール成分/ジカルボン酸成分のモル比が1.01〜1.5/1.0である請求項194に記載の方法。
【請求項196】
工程(I)において添加するグリコール成分/ジカルボン酸成分のモル比が1.03〜1.5/1.0である請求項194に記載の方法。
【請求項197】
工程(I)において添加するグリコール成分/ジカルボン酸成分のモル比が1.03〜1.3/1.0である請求項194に記載の方法。
【請求項198】
工程(I)において添加するグリコール成分/ジカルボン酸成分のモル比が1.05〜1.5/1.0である請求項194に記載の方法。
【請求項199】
工程(I)において添加するグリコール成分/ジカルボン酸成分のモル比が1.05〜1.2/1.0である請求項194に記載の方法。
【請求項200】
工程(I)において添加するグリコール成分/ジカルボン酸成分のモル比が1.05〜1.3/1.0である請求項194に記載の方法。
【請求項201】
工程(I)において添加するグリコール成分/ジカルボン酸成分のモル比が1.05〜1.15/1.0である請求項194に記載の方法。
【請求項202】
(I)(a)(i)テレフタル酸残基70〜100モル%;
(ii)炭素数20以下の芳香族ジカルボン酸残基0〜30モル%;及び
(iii)炭素数16以下の脂肪族ジカルボン酸残基0〜10モル%
を含むジカルボン酸成分;並びに
(b)(i)2,2,4,4−テトラメチル−1,3−シクロブタンジオール残基1〜99モル%;及び
(ii)シクロヘキサンジメタノール残基1〜99モル%
を含むグリコール成分
を含む少なくとも1種のポリエステル;並びに
(II)少なくとも1種の燐酸アルキルエステル、燐酸アリールエステル、燐酸アルキルアリール混成エステル(混成アルキルアリール燐酸エステル)、それらの反応生成物及びそれらの混合物から選ばれた少なくとも1種の熱安定剤
を含んでなり(ここで前記ジカルボン酸成分の総モル%は100モル%であり且つ前記グリコール成分の総モル%は100モル%である)、前記ポリエステルのインヘレント粘度が、60/40(wt/wt)フェノール/テトラクロロエタン中で0.25g/50mlの濃度において25℃で測定した場合に、0.10〜1.2dL/gであり且つ前記ポリエステルが85〜200℃のTgを有するポリエステル組成物。
【請求項203】
(I)(a)(i)テレフタル酸残基70〜100モル%;
(ii)炭素数20以下の芳香族ジカルボン酸残基0〜30モル%;及び
(iii)炭素数16以下の脂肪族ジカルボン酸残基0〜10モル%
を含むジカルボン酸成分;並びに
(b)(i)2,2,4,4−テトラメチル−1,3−シクロブタンジオール残基1〜99モル%;及び
(ii)シクロヘキサンジメタノール残基1〜99モル%
を含むグリコール成分
を含む混合物(ここで工程(I)において添加するグリコール成分/ジカルボン酸成分のモル比は1.0〜1.5/1.0である)を、150〜200℃から選ばれた少なくとも1つの温度及び0〜75psigの範囲から選ばれた少なくとも1つの圧力において、少なくとも1種の錫化合物を含む少なくとも1種の触媒並びに、場合によっては、チタン、ガリウム、亜鉛、アンチモン、コバルト、マンガン、マグネシウム、ゲルマニウム、リチウム、アルミニウム化合物及び水酸化リチウム又は水酸化ナトリウムを含むアルミニウム化合物から選ばれた少なくとも1種の触媒の存在下で、加熱し;
(II)工程(I)の生成物を、230〜320℃の温度及び工程(I)の最終圧力〜0.02トル(絶対)の範囲から選ばれた少なくとも1つの圧力において1〜6時間加熱して、最終ポリエステルを形成する(ここで最終ポリエステルのジカルボン酸成分の総モル%は100モル%であり且つ最終ポリエステルのグリコール成分の総モル%は100モル%である)工程を含んでなり、少なくとも1種の燐化合物、例えば少なくとも1種の燐酸エステルを工程(I)、工程(II)及び/又は工程(I)と(II)に添加し、且つ前記燐化合物の添加が本発明において有用な最終ポリエステル中の総錫原子対総燐原子の重量比を2〜10:1とする、請求項1〜172のいずれか1項に記載の少なくとも1種のポリエステルの製造方法。
【請求項204】
工程(II)の加熱時間が1〜4時間である請求項203に記載の方法。
【請求項205】
最終ポリエステル中の総錫原子対総燐原子の重量比が2〜10:1である請求項1〜172の任意のポリエステルを製造するための請求項203に記載の方法。
【請求項206】
最終ポリエステル中の総錫原子対総燐原子の重量比が5〜9:1である請求項205に記載の方法。
【請求項207】
最終ポリエステル中の総錫原子対総燐原子の重量比が6〜8:1である請求項205に記載の方法。
【請求項208】
最終ポリエステル中の総錫原子対総燐原子の重量比が7:1である請求項205に記載の方法。
【請求項209】
最終ポリエステル中に存在する錫原子の量が、最終ポリエステルの重量に基づき、錫原子25〜400ppmであることができる請求項194〜208のいずれか1項に記載の方法。
【請求項210】
最終ポリエステル中に存在する錫原子の量が、最終ポリエステルの重量に基づき、錫原子40〜200ppmであることができる請求項209に記載の方法。
【請求項211】
最終ポリエステル中に存在する錫原子の量が、最終ポリエステルの重量に基づき、錫原子50〜125ppmであることができる請求項209に記載の方法。
【請求項212】
最終ポリエステル中に存在する燐原子の量が、最終ポリエステルの重量に基づき、錫原子1〜100ppmであることができる請求項209に記載の方法。
【請求項213】
最終ポリエステル中に存在する燐原子の量が、最終ポリエステルの重量に基づき、燐原子4〜60ppmであることができる請求項203に記載の方法。
【請求項214】
最終ポリエステル中に存在する燐原子の量が、最終ポリエステルの重量に基づき、燐原子6〜20ppmであることができる請求項203に記載の方法。
【請求項215】
工程(I)において使用する触媒が少なくとも1種の錫化合物及び少なくとも1種のチタン化合物を含む請求項172〜203のいずれか1項に記載の方法。
【請求項216】
工程(I)において使用する触媒が本質的に少なくとも1種の錫化合物を含む請求項172〜203のいずれか1項に記載の方法。
【請求項217】
前記錫化合物がブチル錫トリス−2−エチルヘキサノエート、ジブチル錫ジアセテート、ジブチル錫オキシド及びジメチル錫オキシドのうちの少なくとも1種から選ばれる請求項173〜203のいずれか1項に記載の方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【公表番号】特表2009−513792(P2009−513792A)
【公表日】平成21年4月2日(2009.4.2)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−538015(P2008−538015)
【出願日】平成18年10月27日(2006.10.27)
【国際出願番号】PCT/US2006/042069
【国際公開番号】WO2007/053460
【国際公開日】平成19年5月10日(2007.5.10)
【出願人】(594055158)イーストマン ケミカル カンパニー (391)
【Fターム(参考)】