説明

システインプロテアーゼインヒビターとしてのシリナン化合物。

本発明は、システインプロテアーゼ、特にカテプシンB, K, L, F及びSのインヒビターであり、そして従って、それらのプロテアーゼにより介在される疾病の処理において有用である化合物に関する。本発明はまた、それらの化合物を含んで成る医薬組成物、及びそれらの調製方法にも関する。本発明はまた、治療を受ける患者において有害な免疫応答を引き起こす治療と組合してのそれらのインヒビターの使用にも向けられる。


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【特許請求の範囲】
【請求項1】
下記式(I):
【化1】

[式中、Qは、-CO-、-SO2-、-OCO-、-NR4CO-、-NR4S02-又は-CHR-であり、ここでRはハロルキルであり、そしてR4は水素、アルキル、ヒドロキシアルキル、アルコキシアルキル又はアラルキルであり;
Eは、次のものであり:
(i)-C(R5)(R6)X1(ここでX1は、-C(R7)(R8)R10、-CH=CHS(0)2R10、 -C(R7)(R8)C(R7) (R8)OR10、 -C(R7)(R8)CH2OR10、 -C(R7)(R8)CH2N(R11)SO2R10、 -C(R7)(R8)C(O)N(R11)(CH2)2OR11、 -C(R7)(R8)C(O)NR10R11 又は - C(R7)(R8)C(O)N(R11)(CH2)2NR10R11である);
(ii)-C(R5a)(R6a)CN;ここで
R5及びR5aは独立して、水素又はアルキルであり;
R6及びR6aは独立して、水素、アルキル、ハロアルキル、シクロアルキル、シクロアルキルアルキル、アリール、アラルキル、ヘテロアリール、ヘテロアラルキル、ヘテロシクロアルキル、ヘテロシクロアルキルアルキル、-アルキレン-X2-R12 (ここでX2 は、-O-、 -NR13-、 -S(O)n1-、 -CONR13-、 -NR13CO-、-NR13C(O)O-、 -NR13CONR13-、 -OCONR13-、 -NR13SO2-、 -SO2NR13-、 -NR13SO2NR13-、 -CO-又は -OC(O)-であり、ここでn1 は 0-2であり、 そして個々の R13 は水素又はアルキルである)から成る群から選択され、そしてR12は、水素、アルキル、ハロアルキル、シクロアルキル、シクロアルキルアルキル、ヘテロシクロアルキル、ヘテロシクロアルキルアルキル、アリール、アラルキル、ヘテロアリール又はヘテロアラルキルであり、ここでR6及びR6aにおける芳香族又は脂環式環は、アルキル、ハロアルキル、アルコキシ、ヒドロキシ、ハロアルコキシ、ハロ、カルボキシ、アルコキシカルボニル、アミノ、一置換されたアミノ、二置換されたアミノ、ニトロ、アリールオキシ、ベンジルオキシ、アシル、アルキルスルホニル又はアリールスルホニルから独立して選択された、1,2又は3個のRaにより任意に置換され、ここでRaにおける芳香族又は脂環式環は、アルキル、ハロ、アルコキシ、ハロアルキル、ハロアルコキシ、ヒドロキシ、アミノ、アルキルアミノ、ジアルキルアミノ、カルボキシ又はアルコキシカルボニルから独立して選択された、1又は2個の置換基により任意に置換され;又は
R5及びR6、及びR5a及びR6aの両者が結合される炭素原子と共に取られるR5及びR6、及びR5a及びR6aは、(i)置換基アルキル、ハロ、アルキルアミノ、ジアルキルアミノ、アリール、アラルキル、シクロアルキル、シクロアルキルアルキル、ヘテロアリール、ヘテロアラルキル、アルコキシカルボニル又はアリールオキシカルボニルから独立して選択された1又は2個のRbにより任意に置換されたシクロアルキレン、あるいは(ii)置換基アルキル、ハロアルキル、ヒドロキシ、ヒドロキシアルキル、アルコキシアルキル、アルコキシアルキルオキシアルキル、アリールオキシアルキル、ヘテロアリールオキシアルキル、アミノアルキル、アシル、アリール、アラルキル、ヘテロアリール、ヘテロアラルキル、ヘテロシクロアルキル、ヘテロシクロアルキルアルキル、シクロアルキル、シクロアルキルアルキル、-S(O)n2R14、 -アルキレン-S(O)n2-R15、-COOR16、 -アルキレン-COOR17、 -CONR18R19、又は-アルキレン- CONR20R21 (ここでn2は0-2 であり、そして Rl4-Rl7, Rl8 及びR20 は独立して、 水素、アルキル、ハロアルキル、アリール、アラルキル、 ヘテロアリール、 ヘテロアラルキル、 シクロアルキル、 シクロアルキルアルキル、 又は ヘテロシクロアルキルであり、そしてRl9 及び R21 は独立して、水素又はアルキルである)から独立して選択された、1〜4個のアルキル、又は1又は2個のRcにより任意に置換されたヘテロシクロアルキレンを形成し、ここでシクロアルキレン又はヘテロシクロアルキレンに結合される基における芳香族又は脂環式環は、アルキル、ハロアルキル、シクロアルキル、シクロアルキルアルキル、ベンジル、アルコキシ、ヒドロキシ、ハロアルコキシ、ハロ、カルボキシ、アルコキシカルボニル、アミノ、一置換されたアミノ、二置換されたアミノ、又はアシルから独立して選択された、1,2又は3個の置換基により任意に置換され;
R7は、水素又はアルキルであり;
R8は、水素であり;又は
R7及びR8は一緒に、オキソを形成し;
R10は、アルキル、アリール、アラルキル、ヘテロアリール、ヘテロアラルキル、シクロアルキル、シクロアルキルアルキル、ヘテロシクロアルキル、又はヘテロシクロアルキルアルキルであり、ここでR10における芳香族又は脂環式環は、アルキル、ハロアルキル、アルコキシアルキル、シクロアルキル、ヒドロキシ、ハロアルコキシ、ハロ、カルボキシ、アルコキシカルボニル、アミノスルホニル、アルキルスルホニル、アリールスルホニル、ヘテロアリールスルホニル、アリール、アラルキル、ヘテロアリール、アミノ、一置換されたアミノ、二置換されたアミノ、カルバモイル又はアシルから独立して選択された、1,2又は3個のRdにより任意に置換され、そしてRdにおける芳香族又は脂環式は、アルキル、ハロアルキル、アルコキシ、ハロアルコキシ、ハロ、ヒドロキシ、カルボキシ、アルコキシカルボニル、アミノ、アルキルアミノ又はジアルキルアミノから独立して選択された、1,2又は3個の置換基により任意に置換され;そして
R11は、水素又はアルキルであり;又は
(iii)下記式(a):
【化2】

ここで、nは、0,1又は2であり;
X4は、-NR22-, -S-, 又は-0-から選択され、ここでR22は、水素、アルキル又はアルコキシであり;そして
X5は、-0-, -S-, -SO2-又は-NR23-であり、ここでR23は、水素、アルキル、ハロアルキル、ヒドロキシアルキル、アルコキシアルキル、アリールオキシアルキル、ヘテロアリールオキシアルキル、アミノアルキル、アシル、アリール、アラルキル、ヘテロアリール、ヘテロアラルキル、シクロアルキル、シクロアルキルアルキル、-S(O)2R24、-アルキレン-S(O) n3-R25、- COOR26、-アルキレン-COOR27、 -CONR28R29、 又は -アルキレン-CONR30R31であり(ここで、n3は0〜2であり、そしてR24〜R27、R28及びR30は独立して、水素、アルキル、ハロアルキル、アリール、アラルキル、ヘテロアリール、ヘテロアラルキル、シクロアルキル、シクロアルキルアルキル、ヘテロシクロアルキル又はヘテロシクロアルキルアルキルであり、そしてR29及びR31は独立して、水素又はアルキルである)、ここでR23における芳香族又は脂環式環は、アルキル、ハロアルキル、アルコキシ、ハロアルコキシ、ハロ、ヒドロキシ、アミノ、アルキルアミノ、ジアルキルアミノ、カルボキシ又はアルコキシカルボニルから独立して選択された、1,2又は3個の置換基、及びアリール、アラルキル、ヘテロアリール又はヘテロアラルキルから選択された1つの置換基により任意に置換され;そして
R5は、上記で定義された通りであり;
R1は、水素又はアルキルであり;
R1aは、1,1−ジアルキルシリナン−4−イルアルキレン又は−(アルキレン)−SiR32R33R34であり、ここでR32はアルキルであり、R33はアルキルであり、そしてR34はアルキル、アルケニル、シクロアルキルアルキル、アリール、アラルキル、ヘテロアラルキル又はヘテロシクロアルキルアルキルであり、又はR33及びR34は、Siと一緒に、Si原子及び3〜7個の炭素環原子(ここで1又は2個の炭素環原子は、-NH-、-O-、-S-、-SO-、-SO2-、-CO-、-CONH-、又は - S02NH-により任意には、独立して置換される)を含むヘテロシクロアルキレン環を形成し、そしてR1aにおけるアラルキル、ヘテロアラルキル、ヘテロシクロアルキル又はヘテロシクロアルキレン環は、アルキル、ハロアルキル、アルコキシ、ヒドロキシ、ハロアルコキシ、ハロ、カルボキシ、アルコキシカルボニル、アミノ、一置換されたアミノ、二置換されたアミノ、ニトロ、アリールオキシ、ベンジルオキシ、アシル、アルキルスルホニル、又はアリールスルホニルから独立して選択された、1,2又は3個のReにより、その環上で任意には、置換され、そしてさらに、Reにおける芳香族又は脂環式環は、アルキル、ハロ、アルコキシ、ハロアルキル、ハロアルコキシ、ヒドロキシ、アミノ、アルキルアミノ、ジアルキルアミノ、カルボキシ又はアルコキシカルボニルから独立して選択された、1又は2個の置換基により任意に置換され;
R2は、水素又はアルキルであり;
R3は、アルキル、ハロアルキル、シクロアルキル、シクロアルキルアルキル、アリール、アラルキル、ヘテロアリール、ヘテロアラルキル、ヘテロシクロアルキル、ヘテロシクロアルキルアルキル、又は−アルキレン-X6-R35 [X6は、-NR36-、 -O-、 -S(O)n4-、 -CO-、 -COO-、 -OCO-、 -NR36CO-、 -CONR36-、 -NR36SO2-、 - SO2NR36-、 -NR36COO-、 -OCONR36-、 -NR36CONR37-、 又は-NR36SO2NR37- (ここで、個々のR36 及び R37は、独立して水素、アルキル、又はアシルであり、そしてn4 は 0-2である)であり、そしてR35は、水素、アルキル、ハロアルキル、シクロアルキル、シクロアルキルアルキル、ヘテロシクロアルキル、ヘテロシクロアルキルアルキル、アリール、アラルキル、ヘテロアリール又はヘテロアラルキルである]であり、そしてR3におけるアルキレン鎖は、1〜4個のハロ原子により任意に置換され、そしてR3における芳香族及び脂環式環は、アルキル、アミノアルキル、ハロ、ヒドロキシ、アルコキシ、ハロアルキル、ハロアルコキシ、オキソ、シアノ、ニトロ、アシル、アシルオキシ、アリール、アラルキル、ヘテロアリール、ヘテロアラルキル、シクロアルキル、シクロアルキルアルキル、ヘテロシクロアルキル、ヘテロシクロアルキルアルキル、アリールオキシ、ベンジルオキシ、カルボキシ、アルコキシカルボニル、アリールオキシカルボニル、カルバモイル、アルキルチオ、アルキルスルフィニル、アルキルスルホニル、アリールチオ、アリールスルホニル、アリールスルフィニル、アルコキシカルボニルアミノ、アリールオキシカルボニルアミノ、アルキルカルバモイルオキシ、アリールカルバモイルオキシ、アルキルスルホニルアミノ、アリールスルホニルアミノ、アミノスルホニル、アルキルアミノスルホニル、ジアルキルアミノスルホニル、アリールアミノスルホニル、アラルキルアミノスルホニル、アミノカルボニル、アリールアミノカルボニル、アラルキルアミノカルボニル、アミノ、一置換された又は二置換されたアミノから独立して選択された、1,2又は3個のRfにより任意に置換され、そしてさらに、Rfにおける芳香族及び脂環式環は、アルキル、ハロ、ハロアルキル、ハロアルコキシ、ヒドロキシ、ニトロ、シアノ、ヒドロキシアルキル、アルコキシ、アルコキシアルキル、アミノアルキル、アルキルチオ、アルキルスルホニル、アミノ、一置換されたアミノ、ジアルキルアミノ、アリール、ヘテロアリール、シクロアルキル、カルボキシ、カルボキシサミド又はアルコキシカルボニルから独立して選択された、1,2又は3個のRgにより任意に置換される]で表される化合物、又は医薬的に許容できるその塩。
【請求項2】
Eは、-CHR6C(O)R10であり、ここでR6は、アルキルであり、そしてR10は、置換基アルキル、ハロアルキル、アルコキシ、アルコキシアルキル、シクロアルキル、ヒドロキシ、ハロアルコキシ、ハロ、カルボキシ、アルコキシカルボニル、アリール、ヘテロアリール、アミノ、一置換されたアミノ、二置換されたアミノ、又はアシルから独立して選択された1又は2個のRdにより任意に置換されたヘテロアリールであり、ここでRdにおける芳香族又は脂環式環は、アルキル、ハロアルキル、アルコキシ、ハロアルコキシ、ハロ、ヒドロキシ、カルボキシ、アルコキシカルボニル、アミノ、アルキルアミノ又はジアルキルアミノから独立して選択された1,2又は3個の置換基により任意に置換される請求項1記載の化合物。
【請求項3】
Eが、-CR5aR6aCNであり、ここでR5a及びR6aが、それらが結合される炭素原子と一緒に、アルキル、ハロ、ジアルキルアミノ、アリール、アラルキル、シクロアルキル、シクロアルキルアルキル、ヘテロアリール、ヘテロアラルキル、アルコキシカルボニル又はアリールオキシカルボニルから独立して選択された1又は2個のRbにより任意に置換されるシクロアルキレンを形成する請求項1記載の化合物。
【請求項4】
Eが、-CR5aR6aCNであり、ここでR5a及びR6aが、それらが結合される炭素原子と一緒に、シクロプロピルを形成する請求項1記載の化合物。
【請求項5】
R1及びR2が水素であり、そしてQが-CO-である請求項2〜4のいずれか1項記載の化合物。
【請求項6】
R1aが−(アルキレン)−SiR32R33R34であり、ここでR32がアルキルであり、R33がアルキルであり、そしてR34がアルキルである請求項2〜5のいずれか1項記載の化合物。
【請求項7】
R1aが−(アルキレン)−SiR32R33R34であり、ここでR32及びR33がアルキルであり、そしてR34がアラルキルである請求項2〜5のいずれか1項記載の化合物。
【請求項8】
R3が、ヘテロシクロアルキル、アリール、又は1又は2個のRfにより任意に置換されるヘテロアリールである請求項2〜7のいずれか1項記載の化合物。
【請求項9】
R3が、モルホリン−4−イル、1−エチルピペラジン−4−イル、又はハロ、アルキル、ハロアルコキシ、フェニル、アルキルスルホニル、ハロアルキル、ヘテロアリール、シアノ、アシル、ヒドロキシアルキルもしくはアルコキシカルボニルから独立して選択された1又は2個の置換基により任意に選択されるフェニルである請求項2〜7のいずれか1項記載の化合物。
【請求項10】
モルホリン-4-カルボン酸 {1 (R)- [1 (S)- (ベンゾキサゾール-2-イルカルボニル)-ブチルカルバモイル]-2- トリメチルシラニルエチル} アミド ;
モルホリン-4-カルボン酸 {1(R)- [1(S)-(ベンゾキサゾール-2-イルカルボニル)-プロピルカルバモイル]-2- トリメチルシラニルエチル} アミド;
モルホリン-4-カルボン酸 {1 (R)- [1 (R)-(ベンゾキサゾール-2-イルカルボニル)-プロピルカルバモイル]-2- トリメチルシラニルエチル} アミド;
モルホリン-4-カルボン酸 {1 (R)- [1(S)-(ベンゾキサゾール-2-イルカルボニル)-ペンチルカルバモイル]-2- トリメチルシラニルエチル} アミド ;
モルホリン-4-カルボン酸 {1 (R)-[1 (S)-(5-クロロベンゾキサゾール-2-イルカルボニル)- プロピルカルバモイル]-2-トリメチルシラニルエチル} アミド;
モルホリン-4-カルボン酸 {1 (S)- [1 (S)- (ベンゾキサゾール-2-イルカルボニル)-プロピルカルバモイル]-2- トリメチルシラニルエチル} アミド ;
モルホリン-4-カルボン酸 {1 (R)- [1(S) -(ベンゾキサゾール-2-イルカルボニル)-ブチルカルバモイル]-2- トリメチルシラニルエチル}アミド ;
1- (R)-モルホリン-4-カルボン酸 [1- (1-シアノシクロプロピルカルバモイル)-2- (トリメチルシラニル)- エチル] アミド ;
1- (R)-モルホリン-4-カルボン酸 [1- (4-シアノ-1-エチルピペリジン-4-イルカルバモイル)-2- (トリメチルシラニル) エチル] アミド;
1-(R)-モルホリン-4-カルボン酸 [1- (4-シアノ-1, 1-ジオキソヘキサヒドロ-1λ6 -チオピラン-4-イルカルバモイル)-2- (トリメチルシラニル) エチル] アミド ;
モルホリン-4-カルボン酸 [1-(RS)-(1-ベンジルオキシメチル-1-シアノプロピルカルバモイル)-2- トリメチルシラニルエチル] -アミド;
モルホリン-4-カルボン酸 [1- (RS)- (2-ベンジルオキシ-1-シアノ-1-メチルエチルカルバモイル)-2- トリメチルシラニルエチル] アミド;
4-エチルピペラジン-1-カルボン酸 [1- (RS)- (1-シアノシクロプロピルカルバモイル)-2-トリメチルシラニルエチル] アミド ;
3'-メトキシビフェニル-3-カルボン酸 [1- (R)- (1-シアノシクロプロピルカルバモイル)-2- トリメチルシラニルエチル] アミド;
N-[1-(RS)-(1-シアノシクロプロピルカルバモイル)-2-トリメチルシラニルエチル]-3-ヨードベンズアミド ;
3’-トリフルオロメトキシビフェニル3-カルボン酸 [1-(RS)-(1-シアノシクロプロピルカルバモイル)-2- トリメチルシラニルエチル] アミド ;
ビフェニル-3-カルボン酸 [1-(RS)-(1-シアノシクロプロピルカルバモイル)-2-トリメチルシラニルエチル]- アミド ;
2', 6'-ジメトキシビフェニル-3-カルボン酸 [1-(RS)-(1-シアノシクロプロピルカルバモイル)-2- トリメチルシラニルエチル] アミド ;
4'-メチルスルホニルビフェニル-3-カルボン酸 [1- (RS)- (1-シアノシクロプロピルカルバモイル)-2- トリメチルシラニルエチル] アミド;
2'-クロロビフェニル-3-カルボン酸 [1- (RS)- (1-シアノシクロプロピルカルバモイル)-2-トリメチルシラニルエチル] アミド ;
2'-トリフルオロメチルビフェニル-3-カルボン酸 [1- (RS)- (1-シアノシクロプロピルカルバモイル)-2- トリメチルシラニルエチル] アミド ;
3'-メチルビフェニル-3-カルボン酸 [1- (RS)- (1-シアノシクロプロピルカルバモイル)-2-トリメチルシラニルエチル] アミド ;
3'-トリフルオロメトキシビフェニル-3-カルボン酸 [1- (RS)- (1-シアノシクロプロピルカルバモイル)-2- トリメチルシラニルエチル] アミド ;
N -[1- (RS)- (1-シアノシクロプロピルカルバモイル)-2-トリメチルシラニルエチル]-3-ピリジン-3-イルベンズアミド ;
3'-シアノビフェニル-3-カルボン酸 [1-(RS)-(1-シアノシクロプロピルカルバモイル)-2-トリメチルシラニルエチル] アミド;
3'-ヒドロキシメチルビフェニル-3-カルボン酸 [1-(RS)-(1-シアノシクロプロピルカルバモイル)-2- トリメチルシラニルエチル] アミド;
4'-ヒドロキシメチルビフェニル-3-カルボン酸 [1-(RS)-(1-シアノシクロプロピルカルバモイル)-2- トリメチルシラニルエチル] アミド ;
2'-メチルビフェニル-3-カルボン酸 [1- (RS)- (1-シアノクロロプロピルカルバモイル)-2-トリメチルシラニルエチル] アミド;
3'-メトキシカルボニルビフェニル-3-カルボン酸 [1- (RS)- (1-シアノシクロプロピルカルバモイル)-2- トリメチルシラニルエチル] アミド;
4'-アセチルビフェニル-3-カルボン酸 [1- (RS)- (1-シアノシクロプロピルカルバモイル)-2-トリメチルシラニルエチル] アミド;
3'-メトキシビフェニル-3-カルボン酸 [1- (RS)- (4-シアノ-4-テトラヒドロチオピラン-4- イルカルバモイル)-2-トリメチルシラニルエチル] アミド;
3'-メトキシビフェニル-3-カルボン酸 [1-(RS)-(4-シアノ-1,1-ジオキソヘキサヒドロ-1λ6-チオピラン-4- イルカルバモイル)-2-(トリメチルシラニル)エチル]アミド ;及び
1-[3-(ベンジルジメチルシラニル)-2R-(2,2,2-トリフルオロ-1-フェニルエチルアミノ) プロピオニル] シクロプロパン- カルボニトリル;
又は医薬的に許容できるそれらの塩から成る群から選択された化合物。
【請求項11】
請求項1〜10のいずれかの1項記載の化合物、及び医薬的に許容できる賦形剤を含んで成る医薬組成物。
【請求項12】
治療的有効量の下記式(I):
【化3】

[式中、Qは、-CO-、-SO2-、-OCO-、-NR4CO-、-NR4S02-又は-CHR-であり、ここでRはハロルキルであり、そしてR4は水素、アルキル、ヒドロキシアルキル、アルコキシアルキル又はアラルキルであり;
Eは、次のものであり:
(i)-C(R5)(R6)X1(ここでX1は、-CHO、-C(R7)(R8)CF3、-C(R7)(R8)CF2CF2R9、-C(R7)(R8)R10、-CH=CHS(0)2R10、 -C(R7)(R8)C(R7) (R8)OR10、 -C(R7)(R8)CH2OR10、-C(R7)(R8)C(R7)(R8)R10、-C(R7)(R8)CH2N(R11)SO2R10、-C(R7)(R8)CF2C(O)NR10R11、-C(R7)(R8)C(O)NR10R11、-C(R7)(R8)C(O)N(R11)(CH2)2OR11又は - C(R7)(R8)C(O)N(R11)(CH2)2NR10R11である);
(ii)-C(R5a)(R6a)CN;ここで
R5及びR5aは独立して、水素又はアルキルであり;
R6及びR6aは独立して、水素、アルキル、ハロアルキル、シクロアルキル、シクロアルキルアルキル、アリール、アラルキル、ヘテロアリール、ヘテロアラルキル、ヘテロシクロアルキル、ヘテロシクロアルキルアルキル、-アルキレン-X2-R12 (ここでX2 は、-O-、 -NR13-、 -S(O)n1-、 -CONR13-、 -NR13CO-、-NR13C(O)O-、 -NR13CONR13-、 -OCONR13-、 -NR13SO2-、 -SO2NR13-、 -NR13SO2NR13-、 -CO-又は -OC(O)-であり、ここでn1 は 0-2であり、 そして個々の R13 は水素又はアルキルである)から成る群から選択され、そしてR12は、水素、アルキル、ハロアルキル、シクロアルキル、シクロアルキルアルキル、ヘテロシクロアルキル、ヘテロシクロアルキルアルキル、アリール、アラルキル、ヘテロアリール又はヘテロアラルキルであり、ここでR6及びR6aにおける芳香族又は脂環式環は、アルキル、ハロアルキル、アルコキシ、ヒドロキシ、ハロアルコキシ、ハロ、カルボキシ、アルコキシカルボニル、アミノ、一置換されたアミノ、二置換されたアミノ、ニトロ、アリールオキシ、ベンジルオキシ、アシル、アルキルスルホニル又はアリールスルホニルから独立して選択された、1,2又は3個のRaにより任意に置換され、ここでRaにおける芳香族又は脂環式環は、アルキル、ハロ、アルコキシ、ハロアルキル、ハロアルコキシ、ヒドロキシ、アミノ、アルキルアミノ、ジアルキルアミノ、カルボキシ又はアルコキシカルボニルから独立して選択された、1又は2個の置換基により任意に置換され;又は
R5及びR6、及びR5a及びR6aの両者が結合される炭素原子と共に取られるR5及びR6、及びR5a及びR6aは、(i)置換基アルキル、ハロ、アルキルアミノ、ジアルキルアミノ、アリール、アラルキル、シクロアルキル、シクロアルキルアルキル、ヘテロアリール、ヘテロアラルキル、アルコキシカルボニル又はアリールオキシカルボニルから独立して選択された1又は2個のRbにより任意に置換されたシクロアルキレン、あるいは(ii)置換基アルキル、ハロアルキル、ヒドロキシ、ヒドロキシアルキル、アルコキシアルキル、アルコキシアルキルオキシアルキル、アリールオキシアルキル、ヘテロアリールオキシアルキル、アミノアルキル、アシル、アリール、アラルキル、ヘテロアリール、ヘテロアラルキル、ヘテロシクロアルキル、ヘテロシクロアルキルアルキル、シクロアルキル、シクロアルキルアルキル、-S(O)n2R14、 -アルキレン-S(O)n2-R15、-COOR16、 -アルキレン-COOR17、 -CONR18R19、又は-アルキレン- CONR20R21 (ここでn2は0-2 であり、そして Rl4-Rl7, Rl8 及びR20 は独立して、 水素、アルキル、ハロアルキル、アリール、アラルキル、 ヘテロアリール、 ヘテロアラルキル、 シクロアルキル、 シクロアルキルアルキル、 又は ヘテロシクロアルキルであり、そしてRl9 及び R21 は独立して、水素又はアルキルである)から独立して選択された、1〜4個のアルキル、又は1又は2個のRcにより任意に置換されたヘテロシクロアルキレンを形成し、ここでシクロアルキレン又はヘテロシクロアルキレンに結合される基における芳香族又は脂環式環は、アルキル、ハロアルキル、シクロアルキル、シクロアルキルアルキル、ベンジル、アルコキシ、ヒドロキシ、ハロアルコキシ、ハロ、カルボキシ、アルコキシカルボニル、アミノ、一置換されたアミノ、二置換されたアミノ、又はアシルから独立して選択された、1,2又は3個の置換基により任意に置換され;
R7は、水素又はアルキルであり;
R8は、水素であり;又は
R7及びR8は一緒に、オキソを形成し;
R9は、水素、ハロ、アルキル、アラルキル又はヘテロアラルキルであり;
R10は、アルキル、アリール、アラルキル、ヘテロアリール、ヘテロアラルキル、シクロアルキル、シクロアルキルアルキル、ヘテロシクロアルキル、又はヘテロシクロアルキルアルキルであり、ここでR10における芳香族又は脂環式環は、アルキル、ハロアルキル、アルコキシアルキル、シクロアルキル、ヒドロキシ、ハロアルコキシ、ハロ、カルボキシ、アルコキシカルボニル、アミノスルホニル、アルキルスルホニル、アリールスルホニル、ヘテロアリールスルホニル、アリール、アラルキル、ヘテロアリール、アミノ、一置換されたアミノ、二置換されたアミノ、カルバモイル又はアシルから独立して選択された、1,2又は3個のRdにより任意に置換され、そしてRdにおける芳香族又は脂環式は、アルキル、ハロアルキル、アルコキシ、ハロアルコキシ、ハロ、ヒドロキシ、カルボキシ、アルコキシカルボニル、アミノ、アルキルアミノ又はジアルキルアミノから独立して選択された、1,2又は3個の置換基により任意に置換され;そして
R11は、水素又はアルキルであり;又は
(iii)下記式(a):
【化4】

ここで、nは、0,1又は2であり;
X4は、-NR22-, -S-, 又は-0-から選択され、ここでR22は、水素、アルキル又はアルコキシであり;そして
X5は、-0-, -S-, -SO2-又は-NR23-であり、ここでR23は、水素、アルキル、ハロアルキル、ヒドロキシアルキル、アルコキシアルキル、アリールオキシアルキル、ヘテロアリールオキシアルキル、アミノアルキル、アシル、アリール、アラルキル、ヘテロアリール、ヘテロアラルキル、シクロアルキル、シクロアルキルアルキル、-S(O)2R24、-アルキレン-S(O) n3-R25、- COOR26、-アルキレン-COOR27、 -CONR28R29、 又は -アルキレン-CONR30R31であり(ここで、n3は0〜2であり、そしてR24〜R27、R28及びR30は独立して、水素、アルキル、ハロアルキル、アリール、アラルキル、ヘテロアリール、ヘテロアラルキル、シクロアルキル、シクロアルキルアルキル、ヘテロシクロアルキル又はヘテロシクロアルキルアルキルであり、そしてR29及びR31は独立して、水素又はアルキルである)、ここでR23における芳香族又は脂環式環は、アルキル、ハロアルキル、アルコキシ、ハロアルコキシ、ハロ、ヒドロキシ、アミノ、アルキルアミノ、ジアルキルアミノ、カルボキシ又はアルコキシカルボニルから独立して選択された、1,2又は3個の置換基、及びアリール、アラルキル、ヘテロアリール又はヘテロアラルキルから選択された1つの置換基により任意に置換され;そして
R5は、上記で定義された通りであり;
R1は、水素又はアルキルであり;
R1aは、1,1−ジアルキルシリナン−4−イルアルキレン又は−(アルキレン)−SiR32R33R34であり、ここでR32はアルキルであり、R33はアルキルであり、そしてR34はアルキル、アルケニル、シクロアルキルアルキル、アリール、アラルキル、ヘテロアラルキル又はヘテロシクロアルキルアルキルであり、又はR33及びR34は、Siと一緒に、Si原子及び3〜7個の炭素環原子(ここで1又は2個の炭素環原子は、-NH-、-O-、-S-、-SO-、-SO2-、-CO-、-CONH-、又は - S02NH-により任意には、独立して置換される)を含むヘテロシクロアルキレン環を形成し、そしてR1aにおけるアラルキル、ヘテロアラルキル、ヘテロシクロアルキル又はヘテロシクロアルキレン環は、アルキル、ハロアルキル、アルコキシ、ヒドロキシ、ハロアルコキシ、ハロ、カルボキシ、アルコキシカルボニル、アミノ、一置換されたアミノ、二置換されたアミノ、ニトロ、アリールオキシ、ベンジルオキシ、アシル、アルキルスルホニル、又はアリールスルホニルから独立して選択された、1,2又は3個のReにより、その環上で任意には、置換され、そしてさらに、Reにおける芳香族又は脂環式環は、アルキル、ハロ、アルコキシ、ハロアルキル、ハロアルコキシ、ヒドロキシ、アミノ、アルキルアミノ、ジアルキルアミノ、カルボキシ又はアルコキシカルボニルから独立して選択された、1又は2個の置換基により任意に置換され;
R2は、水素又はアルキルであり;
R3は、アルキル、ハロアルキル、シクロアルキル、シクロアルキルアルキル、アリール、アラルキル、ヘテロアリール、ヘテロアラルキル、ヘテロシクロアルキル、ヘテロシクロアルキルアルキル又は−アルキレン-X6-R35 [X6は、-NR36-、 -O-、 -S(O)n4-、 -CO-、 -COO-、 -OCO-、 -NR36CO-、 -CONR36-、 -NR36SO2-、 - SO2NR36-、 -NR36COO-、 -OCONR36-、 -NR36CONR37-、 又は-NR36SO2NR37- (ここで、個々のR36 及び R37は、独立して水素、アルキル、又はアシルであり、そしてn4 は 0-2である)であり、そしてR35は、水素、アルキル、ハロアルキル、シクロアルキル、シクロアルキルアルキル、ヘテロシクロアルキル、ヘテロシクロアルキルアルキル、アリール、アラルキル、ヘテロアリール又はヘテロアラルキルである]であり、そしてR3におけるアルキレン鎖は、1〜4個のハロ原子により任意に置換され、そしてR3における芳香族及び脂環式環は、アルキル、アミノアルキル、ハロ、ヒドロキシ、アルコキシ、ハロアルキル、ハロアルコキシ、オキソ、シアノ、ニトロ、アシル、アシルオキシ、アリール、アラルキル、ヘテロアリール、ヘテロアラルキル、シクロアルキル、シクロアルキルアルキル、ヘテロシクロアルキル、ヘテロシクロアルキルアルキル、アリールオキシ、ベンジルオキシ、カルボキシ、アルコキシカルボニル、アリールオキシカルボニル、カルバモイル、アルキルチオ、アルキルスルフィニル、アルキルスルホニル、アリールチオ、アリールスルホニル、アリールスルフィニル、アルコキシカルボニルアミノ、アリールオキシカルボニルアミノ、アルキルカルバモイルオキシ、アリールカルバモイルオキシ、アルキルスルホニルアミノ、アリールスルホニルアミノ、アミノスルホニル、アルキルアミノスルホニル、ジアルキルアミノスルホニル、アリールアミノスルホニル、アラルキルアミノスルホニル、アミノカルボニル、アリールアミノカルボニル、アラルキルアミノカルボニル、アミノ、一置換された又は二置換されたアミノから独立して選択された、1,2又は3個のRfにより任意に置換され、そしてさらに、Rfにおける芳香族及び脂環式環は、アルキル、ハロ、ハロアルキル、ハロアルコキシ、ヒドロキシ、ニトロ、シアノ、ヒドロキシアルキル、アルコキシ、アルコキシアルキル、アミノアルキル、アルキルチオ、アルキルスルホニル、アミノ、一置換されたアミノ、ジアルキルアミノ、アリール、ヘテロアリール、シクロアルキル、カルボキシ、カルボキシサミド又はアルコキシカルボニルから独立して選択された、1,2又は3個のRgにより任意に置換される]で表される化合物、又は医薬的に許容できるその塩を、動物に投与することを含んで成る、システインプロテアーゼにより介在される動物における疾病を処理するための方法。
【請求項13】
前記システインプロテアーゼが、カテプシンSである請求項12記載の方法。
【請求項14】
前記疾病が、乾癬、自己免疫障害、アレルギー性障害、慢性閉塞性疾患又は心血管疾患である請求項13記載の方法。
【請求項15】
医薬の調製のためへの請求項1記載の化合物の使用。
【請求項16】
カテプシンSにより介在される疾病の処理のための医薬の調製のためへの請求項1記載の化合物の使用。

【公表番号】特表2007−519744(P2007−519744A)
【公表日】平成19年7月19日(2007.7.19)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−551515(P2006−551515)
【出願日】平成17年1月31日(2005.1.31)
【国際出願番号】PCT/US2005/002773
【国際公開番号】WO2005/074904
【国際公開日】平成17年8月18日(2005.8.18)
【出願人】(300049958)バイエル・シエーリング・ファーマ アクチエンゲゼルシャフト (357)
【Fターム(参考)】