説明

ステッピング・アクチュエータ

【課題】簡単な機構で、電磁気力を使用せずに高精度にステップ動作を行うことができるアクチュエータを提供する。
【解決手段】アクチュエータは従動部材と3つ以上の駆動部材により構成される。第1駆動部材が押圧されると第1スライド面と第1被スライド面が接触しながら、第1駆動部材の頂部は従動部材の谷部と一致するまで動作する。それに伴い、従動部材は回転運動を行い、隣り合う頂部の間隔の構成される駆動部材の数で割った量だけ回転運動を行う。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、医用工学におけるMRI(magnetic resonance imaging)などの高磁場環境下での手術用ロボットの動力源や、電磁波による影響を受けやすい評価研究環境において使用できるステッピング・アクチュエータに関する。
【背景技術】
【0002】
MRIは、放射能被曝の危険性がなく、多様な可視化機能を有する医用画像撮像法として普及している。近年、MRIの開口部を大きくしたタイプのOpenMRIが登場したことで、手術中のMRI画像を取得することが可能となった。これにより、MRIによって患部を可視化しながら手術を行うことで、精確な手術を実現する、MRI誘導下手術が提案されてきている。
【0003】
MRI誘導下手術のためのシステムを実現するためには、以下に示すMR Compatibilityと呼ばれる3つの制約条件(課題)を満たす必要がある。
【0004】
1)MRIの発する磁場環境の影響でシステムが安全上の問題を呈さない(MRIの静磁場磁石に引き寄せられてしまわないことなど)。
2)MRIの発する磁場や電磁波にシステムの動作が阻害されない。
3)システムがMRIの取得画像にノイズやゆがみなどの悪影響を及ぼさない。
【0005】
この制約条件に対し、システムを構築時に特に問題となるのがアクチュエータ部である。通常の電磁気力を利用した電気モータ(整流子電動機や同期電動機など)は、MRIの発する強磁場により動作することができない。
【0006】
そのため、強磁場中でも動作が可能な非磁性超音波モータが多く用いられてきた。しかしながら、動力源となる電流に起因する電磁波がMRI画像に悪影響を及ぼすという問題がある。また、精確で再現性のある位置決めが困難である。そこで、水圧や空圧等の流体圧を用いたステッピングモータが近年報告されている。しかし、非特許文献1や非特許文献2などに代表される流体圧式のステッピングモータは動作機構が複雑であるため、多くの部品を必要とし、メンテナンス性や実用性に欠けるという問題点がある。さらに非特許文献2のステッピングモータは高磁場環境下での使用を目的としておらず非磁性化が行われていない。また、より簡便な機構で動作を実現した非特許文献3のステッピングモータも提案されているが、その機構では回転精度および回転速度、回転トルクが他の物に比べ劣ってしまうため、構造の簡単さと性能とを両立した流体圧を用いたステッピングモータが存在しない。
【先行技術文献】
【非特許文献】
【0007】
【非特許文献1】Dan Stoianovici, et.al.,A New Type of Motor: Pneumatic Step Motor, IEEE/ASME TRANSACTIONS ON MECHATRONICS, VOL.12, NO.1:98-106, FEBRUARY 2007
【非特許文献2】Kazuo Uzuki, et.al.,Comparative Assessment of Several NutationMotor Types, IEEE/ASME TRANSACTIONS ON MECHATRONICS, VOL.14, NO. 1:82-92, FEBRUARY 2009
【非特許文献3】櫨田知樹,他:空圧式鋸歯回転アクチュエータを用いたMRI画像誘導下穿刺術支援マニピュレータの基礎開発,J JSCAS, vol.10, no.3:337-338,JANUARY 2008
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
本発明は、MRI等に代表される高磁場かつ電磁波を嫌う環境下で用いることを目標とした、非磁性の流体圧式ステッピング・アクチュエータを提供することを目的とする。さらに、小型化が可能で部品点数が少なくメンテナンス性に優れた動作機構を考案し、性能と製作の容易さを両立した新たな流体圧式ステッピング・アクチュエータを提供することを目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0009】
下記の本発明の構成により、上記目的を実現するステッピング・アクチュエータが提供される。
【0010】
(1)複数の駆動部材と従動部材を備え、前記複数の駆動部材は中間ハウジングのそれぞれの収納部に収められ、前記従動部材は上部ハウジングに収められ、
前記駆動部材は複数で且つ同一数の傾斜した第1スライド面と第2スライド面を備え、隣合った第一スライド面と第2スライド面により頂部又は谷部が形成され、
前記従動部材は複数で且つ同一数の傾斜した第1被スライド面と第2被スライド面を備え、隣合った第一被スライド面と第2被スライド面により頂部又は谷部が形成され、
前記第1スライド面と前記第1被スライド面は同一の方向に傾斜し、且つ前記第2スライド面と前記第2被スライド面は同一の方向に傾斜し、前記駆動部材における隣接する頂部の間隔と、前記従動部材における隣接する谷部の間隔は同一であり、
前記第1駆動部材が流体圧により前記従動部材の方向に押されることにより、前記従動部材の第1被スライド面が前記第1駆動部材の第1スライド面上をスライドし、前記従動部材の谷部と前記第1駆動部材の頂部がかみ合うまで、前記従動部材が回転され、
この流体圧による駆動部材の前記従動部材方向への押し込みを、前記第1駆動部材から前記第2駆動部材、前記第2駆動部材から前記第3駆動部材、前記第3駆動部材から前記第1駆動部材へと順次行うことにより従動部材は同一方向に回転されることを特徴とする、ステッピング・アクチュエータ。
【0011】
(2)前記複数の駆動部材の数の増減により、前記従動部材の回転量が調整されることを特徴とする前記(1)に記載のステッピング・アクチュエータ。
(3)前記第1駆動部材に次いで前記第2駆動部材を押し込むと、前記従動部材の回転に伴い、前記第1駆動部材の第1スライド面が前記従動部材第1被スライド面上をスライドすることで、自動的に第1駆動部材が押し戻されることを特徴とする、前記(1)又は(2)に記載のステッピング・アクチュエータ。
【発明の効果】
【0012】
本発明によれば、電磁気力を使用せず、流体圧のみで動作し、回転精度・回転速度の高いステッピング・アクチュエータを、製作が容易な部品のみで、少ない構成部品により提供することが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【0013】
【図1】本発明によるステッピング・アクチュエータの原理的な構成を示す説明図
【図2】ステッピング・アクチュエータの動作を説明するための説明図
【図3】ステッピング・アクチュエータの斜視図
【図4】図3のA−A線に沿う断面図
【図5】ステッピング・アクチュエータの分解斜視図
【図6】中間ハウジングの正面図
【図7】従動部材の斜め下方からの斜視図
【図8】駆動部材の斜視図
【発明を実施するための形態】
【0014】
以下、本発明によるステッピング・アクチュエータついて、添付の図面に基づいて説明する。
【実施例】
【0015】
まず、本実施形態に係るステッピング・アクチュエータの動作原理を図に基づいて説明する。
【0016】
図1に示すように、本実施例のステッピング・アクチュエータでは、第1駆動部材2、第2駆動部材3、第3駆動部材4及び従動部材1を備えている。
【0017】
第1駆動部材〜第3駆動部材は、中間ハウジング6の第1収納部61〜第3収納部63に1つずつ収められており(図6参照)、直動方向のみに動作が限定されている。従動部材1は上部ハウジンング5に収められており(図5参照)、回転動作のみを行うことができる。
【0018】
それぞれの駆動部材2〜4は複数で且つ同一数の傾斜した第1スライド面21、31、41と第2スライド面22、32、42を備え、隣合った第一スライド面と第2スライド面により頂部又は谷部が形成されている。同様に、従動部材1は複数で且つ同一数の傾斜した第1被スライド面11と第2被スライド面12を備え、隣合った第一被スライド面11と第2被スライド面12により頂部又は谷部が形成される。
【0019】
第1スライド面(21、31又は41)と前記第1被スライド面11は同一の方向に傾斜し、且つ前記第2スライド面(22、32又は42)と前記第2被スライド面12は同一の方向に傾斜し、駆動部材(2〜3)における隣接する頂部の間隔と、前記従動部材における隣接する谷部の間隔は同一であり、駆動部材と従動部材がかみ合うように構成されている。
【0020】
第3駆動部材4と従動部材1が完全にかみ合った状態である図2(a)の状態において、第1ピストン81(図5参照)が第1チューブ接続部71(図3参照)を通って送られる流体圧により押し込まれると、第1ピストン81は中間ハウジング6の第1ピストン通路64(図6参照)を通って、第1駆動部材2の押圧面を従動部材1の方へと押し込む。
【0021】
この駆動部材とピストンとは一体化して構成することも可能である。
【0022】
第1駆動部材2が押し込まれると、図2(b)に示すように第1駆動部材2の第2スライド面22と従動部材の第2被スライド面12(図1参照)が接触する。さらに、第1駆動部材2が押し込まれると第1駆動部材2の第2スライド面22に従動部材の第2スライド面12が沿うように、従動部材1が回転を始め、従動部材の谷部と第1駆動部材の頂部が一致するまで、つまり、従動部材1と第1駆動部材2が完全にかみ合うまで従動部材1が右回転する(図2(c)参照)。
【0023】
また同様に、図2(a)の状態から第2ピストン82により第2駆動部材3を押し込むと、それに伴い従動部材は左回転することになる。このように、押し込むピストンを切り変えることで、回転方向の切り替えが可能となる。ただし、以降では右回転に限って説明することとする。
【0024】
第1チューブ接続部71に流体圧が送られているときに、第2チューブ接続部72および第3チューブ接続部73には流体圧は送られておらず、そのため、従動部材の回転に伴い、第2駆動部材3および第3駆動部材4は従動部材1の第1被スライド面11を沿うように押し戻されることになる。
【0025】
ここで、第2駆動部材3は押し戻されることで従動部材1と完全に離れることとなる(図2(c)参照)。
【0026】
次に、今度は第2チューブ接続部72に対して流体圧が送り込まれると、先ほどと同様に従動部材1の第2被スライド面と第2駆動部材3の第2スライド面32が接触し(図2(d)参照)、さらに押し込むことで従動部材1の谷部と第2駆動部材3の頂部が一致するまで従動部材は右回転することになる(図2(e)参照)。
【0027】
この第1駆動部材2と従動部材1が完全にかみ合った状態から(図2(c))から、第2駆動部材3と従動部材1が完全にかみ合う状態(図2(e))までの、従動部材の回転における変位量を1ステップ分の回転量とみなす事が出来る。
【0028】
前述のように、駆動部材の頂部と従動部材の谷部がかみ合うように構成されているので、従動部材1と駆動部材(2、3又は4)の歯先の間隔(隣り合う頂部の間隔)はともに一致しており、前記従動部材が持つ歯の数をT、この歯先の間隔をD度とするとD=360/Tが成り立つ。また、本ステッピング・アクチュエータは前記従動部材1つと前記駆動部材3つ以上から構成される。前記駆動部材の数をN(整数N≧3)とし、隣り合う前記駆動部材がD/N度の間隔を隔てて、中間ハウジング内の収納部に配置される。この時点で前記駆動部材が持つ歯の数は(T−1)/Nとなる。これにより、全ての前記駆動部材が順番に押し込まれ一巡した時点で、前記従動部材はD度分回転することになる。よって、前記駆動部材が1回押し込まれるごとに前記従動部材が回転する変位量はD/N度となり、これが1ステップ分の変位量であるとみなせる。
【0029】
よって、上記の関係を満たすために、第1駆動部材2と第2駆動部材3および第3駆動部材4では、中間ハウジング内において歯先間隔(駆動部材における隣り合う頂部の間隔)の3分の1の間隔をずらして配置されることになり(図6参照)、1ステップの回転量は歯先間隔の3分の1となる。
【0030】
この1ステップ分の回転量は3つの駆動部材を用いた場合、歯先間隔の3分の1となり、N(N≧3)個の駆動部材を用いた場合は1ステップ分の回転量を歯先間隔のN分の1とすることができる。
【0031】
例えばT=10、N=3の場合、図1のように前記駆動部材の歯数は3つとなり、3つの前記駆動部材が前記中間ハウジング内に12度の間隔を空けて配置される。前記第1駆動部材の次に前記第2駆動部材を押し込んだ際の前記従動部材の回転する変位量は、12度となり、これが1ステップ分の変位量であるとみなせる。
【0032】
よって、構成する駆動部材の数を増やすことで、回転の精度を高めることができる。当然、駆動部材および従動部材の歯数を増やすことでも回転精度向上を実現可能である。
【0033】
よって、歯先の間隔を小さくする(Tを大きくする)ことで、さらに回転精度を高めることができる。また、構成される駆動部材の数を増やす(Nを大きくする)事でも、回転精度を高めることが可能である。
【0034】
図2(e)の状態から、さらに第3駆動部材4を押し込むと図2(f)に示すように、第1駆動部材2が従動部材1から完全に離れ、第2駆動部材3は従動部材1の回転に伴い、完全にかみ合っていた状態から押し戻されることになる。この図2(f)の状態が図2(a)の状態と同じであり、一連の第1駆動部材2から第3駆動部材4までの流体圧により押し込み動作を繰り返すことで従動部材1の同一方向への回転を実現している。
【0035】
また、駆動部材と従動部材が完全にかみ合った状態で、停止することができ、保持トルクを発生することができる。
【0036】
本発明によれば、駆動部材の押し込み動作を、第1駆動部材、第2駆動部材、第3駆動部材、の順番に繰り返せば従動部材は時計回りに回転し、第3駆動部材、第2駆動部材、第1駆動部材、の順番に繰り返せば従動部材は反時計回りに回転する。つまり、駆動部材の押し込む順番を切り替えることで、従動部材の回転方向を切り替えることできる。
【0037】
さらに、駆動部材の押し込み動作は流体圧によって実現可能であり、MRI環境下において使用した場合であっても、MRI機器の動作に影響を及ぼしにくいという利点がある。
【0038】
かつ、その際の押し込み動作における駆動部材の変位量は、駆動部材の頂部が従動部材の頂部より下にある状態(初期状態)から、駆動部材の頂部が従動部材の谷部に完全にかみ合うまで(完了状態)である。この初期状態の駆動部材の頂部と従動部材の頂部との隙間の距離を最小にすることで、駆動部材の変位量を必要最小限に抑えることができる。これにより、高速な動作が可能である。
【0039】
また、完全に駆動部材と従動部材が完全にかみ合うため、回転におけるバックラッシがほとんどない。
【0040】
前記第1駆動部材の次に前記第2駆動部材を押し込むと、前記従動部材の回転に伴い、前記第1駆動部材の第1スライド面が前記従動部材第1被スライド面上をスライドすることで、第1駆動部材が押し戻される。そのため、前記駆動部材を流体圧の正圧のみで順番に押し込むだけで、前記従動部材の回転動作を実現することが可能である。
【0041】
このように、駆動部材の押し戻される動作は従動部材の回転に伴い行われることで、駆動部材の押し戻される量は最小に抑えられる。
【0042】
また、駆動部材の押し戻し動作は従動部材の回転に伴い行われ、駆動部材には押し込み動作の駆動力のみを与えれば良い。これにより、流体圧を用いた場合、動力源として正圧を発生する装置(コンプレッサーなど)のみでシステムの構築が可能となる。もちろん、駆動部材に負圧を与えることで、押し戻し動作を実現することも可能である。
【産業上の利用可能性】
【0043】
既存の空気圧式アクチュエータは低速・高精度で再現性のある動作が困難である。これは主に空気の圧縮性やアクチュエータの動作原理に起因するものである。また、既存の流体圧式のステッピング・アクチュエータはその機構が複雑であり構成部品が多いことからメンテナンス性や実用性が悪く、簡素な機構の場合は回転精度・回転速度が損なわれるなどの問題があった。本アクチュエータはこれらの問題を解決するものであり、従来不可能であった分野に対しても応用可能な流体圧アクチュエータということで産業上の利用価値は高いと考えられる。構造が単純であるため実用化の障壁は低く、今後広く用いられる可能性がある。
【符号の説明】
【0044】
1 従動部材
11 第1被スライド面
12 第2被スライド面
13 頂部
14 谷部
2 第1駆動部材
21 第1スライド面
22 第2スライド面
23 頂部
24 谷部
25 押圧面
3 第2駆動部材
31 第1スライド面
32 第2スライド面
33 頂部
34 谷部
35 押圧面
4 第3駆動部材
41 第1スライド面
42 第2スライド面
43 頂部
44 谷部
45 押圧面
5 上部ハウジング
6 中間ハウジング
61 第1収納部
62 第2収納部
63 第3収納部
64 第1ピストン通路
65 第2ピストン通路
66 第3ピストン通路
7 下部ハウジング
71 第1チューブ接続部
72 第2チューブ接続部
73 第3チューブ接続部
81 第1ピストン
82 第2ピストン
83 第3ピストン
9 回転軸

【特許請求の範囲】
【請求項1】
複数の駆動部材と従動部材を備え、前記複数の駆動部材は中間ハウジングのそれぞれの収納部に収められ、前記従動部材は上部ハウジングに収められ、
前記駆動部材は複数で且つ同一数の傾斜した第1スライド面と第2スライド面を備え、隣合った第一スライド面と第2スライド面により頂部又は谷部が形成され、
前記従動部材は複数で且つ同一数の傾斜した第1被スライド面と第2被スライド面を備え、隣合った第一被スライド面と第2被スライド面により頂部又は谷部が形成され、
前記第1スライド面と前記第1被スライド面は同一の方向に傾斜し、且つ前記第2スライド面と前記第2被スライド面は同一の方向に傾斜し、前記駆動部材における隣接する頂部の間隔と、前記従動部材における隣接する谷部の間隔は同一であり、
前記第1駆動部材が流体圧により前記従動部材の方向に押されることにより、前記従動部材の第1被スライド面が前記第1駆動部材の第1スライド面上をスライドし、前記従動部材の谷部と前記第1駆動部材の頂部がかみ合うまで、前記従動部材が回転され、
この流体圧による駆動部材の前記従動部材方向への押し込みを、前記第1駆動部材から前記第2駆動部材、前記第2駆動部材から前記第3駆動部材、前記第3駆動部材から前記第1駆動部材へと順次行うことにより従動部材は同一方向に回転されることを特徴とする、ステッピング・アクチュエータ。
【請求項2】
前記複数の駆動部材の数の増減により、前記従動部材の回転量が調整されることを特徴とする請求項1に記載のステッピング・アクチュエータ。
【請求項3】
前記第1駆動部材に次いで前記第2駆動部材を押し込むと、前記従動部材の回転に伴い、前記第1駆動部材の第1スライド面が前記従動部材第1被スライド面上をスライドすることで、自動的に第1駆動部材が押し戻されることを特徴とする、請求項1又は2に記載のステッピング・アクチュエータ。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【公開番号】特開2011−241970(P2011−241970A)
【公開日】平成23年12月1日(2011.12.1)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−117286(P2010−117286)
【出願日】平成22年5月21日(2010.5.21)
【新規性喪失の例外の表示】特許法第30条第1項適用申請有り 2009年11月21日、日本コンピュータ外科学会発行の「日本コンピュータ外科学会誌」 第11巻 第3号
【出願人】(503110244)有限会社ディー・エッチ・エス (6)
【Fターム(参考)】