スピロ複素環式誘導体およびその使用方法
【解決手段】 スピロ複素環誘導体、そのような化合物を含む薬学的組成物、及びそれらの薬学的使用方法を開示する。特定の実施形態において、スピロ複素環誘導体は、δオピオイド
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【特許請求の範囲】
【請求項1】
化学式XIVの化合物であって、
【化1】
式中、
W2はアリール又はヘテロアリールであり、前記アリール又はヘテロアリールは、ヒドロキシ、アミノカルボニル(−C(=O)−NH2)、N−アルキルアミノカルボニル(−C(=O)−NH(アルキル))、及びN,N−ジアルキルアミノカルボニル(−C(=O)−N(アルキル)(アルキル))から独立して選択される0〜3個の基で置換されており、
R23及びR24はそれぞれ独立してH又はアルキルであるが、ただしR23及びR24の少なくとも1つはアルキルであり、
pは1又は2であり、
A2及びB2はそれぞれHであるか、或いは共に二重結合を形成し、更に、
X2は−CH2−又は−O−である、化合物、
或いは、それらの立体異性体、プロドラッグ、薬学的許容可能な塩、水和物、溶媒和物、酸の塩水和物、又はN−オキシドである
化合物。
【請求項2】
請求項1記載の化合物において、W2は、
【化2】
である。
【請求項3】
請求項2記載の化合物において、W2は、
【化3】
である。
【請求項4】
請求項1記載の化合物において、pは1である。
【請求項5】
請求項1記載の化合物において、X2は−O−である。
【請求項6】
請求項1記載の化合物において、A2及びB2は共に二重結合を形成するものである。
【請求項7】
請求項1記載の化合物において、この化合物は、
以下の化学式XV
【化4】
である。
【請求項8】
請求項1記載の化合物において、この化合物は、
以下の化学式XVI
【化5】
である。
【請求項9】
請求項1記載の化合物において、この化合物は、
【化6】
である。
【請求項10】
請求項1記載の化合物において、この化合物は、
【化7】
である。
【請求項11】
化学式XVIIの化合物であって、
【化8】
式中、
W2はアリール又はヘテロアリールであり、前記アリール又はヘテロアリールはヒドロキシ、アミノカルボニル(−C(=O)−NH2)、N−アルキルアミノカルボニル(−C(=O)−NH(アルキル))、及びN,N−ジアルキルアミノカルボニル(−C(=O)−N(アルキル)(アルキル))から独立して選択される0〜3個の基で置換されており、
R23及びR24はそれぞれ独立してH又はアルキルであり、
A2及びB2はそれぞれHであるか、或いは共に二重結合を形成し、
X2は−CH2−又は−O−であり、更に、
J2は、結合している炭素原子と共に、ハロ、ヒドロキシ、及びS(=O)2−アルキルから独立して選択される0〜3個の基で置換された6員アリール環を形成するものである、化合物、
或いは、それらの立体異性体、プロドラッグ、薬学的許容可能な塩、水和物、溶媒和物、酸の塩水和物、又はN−オキシドであり、
ただし、
W2がパラ−ジエチルアミノカルボニルフェニルであり、X2がOであり、更にA2及びB2が共に二重結合を形成する場合、前記J2のアリール環は、ハロ、及びアルキル基がC2〜C6アルキルである−S(=O)2−アルキルから独立して選択される少なくとも1つの基で置換されおり、更に
W2がパラ−ジエチルアミノカルボニルフェニルであり、X2がOであり、更にA2及びB2がそれぞれHである場合、前記J2のアリール環は、ハロ、ヒドロキシ、及び−S(=O)2−アルキルから独立して選択される1〜3個の基で置換されており、
前記化学式XVIIの化合物は、
【化9】
以外のものである
化合物。
【請求項12】
請求項11記載の化合物において、W2は、
【化10】
である。
【請求項13】
請求項11記載の化合物において、R23及びR24はそれぞれHである。
【請求項14】
請求項11記載の化合物において、この化合物は、
以下の化学式XVIII
【化11】
であり、
式中、
Q1及びQ2はそれぞれ独立してH、ハロ、ヒドロキシ、又は−S(=O)2−アルキルである。
【請求項15】
請求項11記載の化合物において、A2及びB2は共に二重結合を形成するものである。
【請求項16】
請求項11記載の化合物において、X2は−O−である。
【請求項17】
請求項11記載の化合物において、ハロはフッ素である。
【請求項18】
請求項14記載の化合物であって、この化合物は、
以下の化学式XIX
【化12】
である。
【請求項19】
請求項11記載の化合物において、この化合物は、
【化13】
である。
【請求項20】
請求項19記載の化合物において、この化合物は、
【化14−1】
【化14−2】
である。
【請求項21】
請求項20記載の化合物において、この化合物は、
【化15】
である。
【請求項22】
請求項21記載の化合物において、この化合物は、
【化16】
である。
【請求項23】
化学式XXの化合物であって、
【化17】
式中、
W2はアリール又はヘテロアリールであり、前記アリール又はヘテロアリールは、ヒドロキシ、アミノカルボニル(−C(=O)−NH2)、N−アルキルアミノカルボニル(−C(=O)−NH(アルキル))、及びN,N−ジアルキルアミノカルボニル(−C(=O)−N(アルキル)(アルキル))から独立して選択される0〜3個の基で置換されており、
R23及びR24はそれぞれ独立してH又はアルキルであり、
A2及びB2はそれぞれHであるか、或いは共に二重結合を形成し、
X2は−CH2−又は−O−であり、更に、
J2は、結合している炭素原子と共に、0〜3個のヒドロキシ又はハロ基で独立して置換された6員アリール環を形成するものである、化合物、
或いは、それらの立体異性体、プロドラッグ、薬学的許容可能な塩、水和物、溶媒和物、酸の塩水和物、又はN−オキシドであり、
ただし、
前記化学式XXの化合物は、4−[(4−N,N−ジエチルアミノカルボニル)フェニル]−スピロ[2H,1−ベンゾピラン−2,3’−ピロリジン]以外のものである
化合物。
【請求項24】
請求項23記載の化合物において、W2は、
【化18】
である。
【請求項25】
請求項23記載の化合物において、前記R23及びR24はそれぞれHである。
【請求項26】
請求項23記載の化合物であって、この化合物は、
化学式XXI
【化19】
を含み、
式中、
Q1及びQ2はそれぞれ独立して、H、ヒドロキシ、又はハロである。
【請求項27】
請求項23記載の化合物において、A2及びB2は共に二重結合を形成するものである。
【請求項28】
請求項23記載の化合物において、X2は−O−である。
【請求項29】
化学式XXIIの化合物であって、
【化20】
式中、
W2はアリール又はヘテロアリールであり、前記アリール又はヘテロアリールは、ヘテロアリール、ヒドロキシ、カルボキシ(−COOH)、−C(=O)−アルキル、−C(=O)−アリール、−C(=O)−O−アルキル、−S(=O)2−N(アルキル)(アルキル)、アミノカルボニル(−C(=O)−NH2)、N−アルキルアミノカルボニル(−C(=O)−NH(アルキル))、及びN,N−ジアルキルアミノカルボニル(−C(=O)−N(アルキル)(アルキル))から独立して選択される0〜3個の基で置換されており、
R23及びR24はそれぞれ独立してH又はアルキルであり、
A2及びB2はそれぞれHであるか、或いは共に二重結合を形成しており、更に、
J2は、結合している炭素原子と共に、ハロ、ヘテロシクロアルキル、ヒドロキシ、アルコキシ、−S(=O)2−アルキル、−S(=O)2−NH2、−S(=O)2−NH(アルキル)、−S(=O)2−N(アルキル)(アルキル)、カルボキシ(−COOH)、−C(=O)−O−アルキル、及びN,N−ジアルキルアミノカルボニル(−C(=O)−N(アルキル)(アルキル))から独立して選択される0〜3個の基で置換された6員アリール環を形成するものである、化合物、
或いは、それらの立体異性体、プロドラッグ、薬学的許容可能な塩、水和物、溶媒和物、酸の塩水和物、又はN−オキシドであり、
ただし、
W2がパラ−ジエチルアミノカルボニルフェニル、パラ−プロピル−2−イルアミノカルボニルフェニル、又はパラ−ペンチル−3−イルアミノカルボニルフェニルであり、R23及びR24がそれぞれHであり、更にA及びBがそれぞれHであるか或いは共に二重結合を形成している場合、J2は非置換フェニル又はアニシル以外のものであり、更に
W2が以下の
【化21】
であり、R23及びR24がそれぞれHであり、更にA及びBが共に二重結合を形成する場合、J2は非置換フェニル以外のものである
化合物。
【請求項30】
請求項29記載の化合物において、W2は、
【化22】
である。
【請求項31】
請求項29記載の化合物において、R23及びR24はそれぞれHである。
【請求項32】
請求項29記載の化合物であって、この化合物は、
化学式XXIII
【化23】
を含み、
式中、
Q1及びQ2はそれぞれ独立して、H、ハロ、ヘテロシクロアルキル、ヒドロキシ、アルコキシ、−S(=O)2−アルキル、−S(=O)2−NH2、−S(=O)2−NH(アルキル)、−S(=O)2−N(アルキル)(アルキル)、カルボキシ(−COOH)、−C(=O)−O−アルキル、又はN,N−ジアルキルアミノカルボニル(−C(=O)−N(アルキル)(アルキル))である。
【請求項33】
請求項32記載の化合物において、W2は、
【化24】
である。
【請求項34】
請求項33記載の化合物において、R23及びR24はそれぞれHである。
【請求項35】
請求項29記載の化合物であって、この化合物は、
以下の化学式XXIV
【化25】
である。
【請求項36】
請求項29記載の化合物において、この化合物は、
【化26】
である。
【請求項37】
請求項36記載の化合物において、この化合物は、
【化27】
である。
【請求項38】
化学式XXVの化合物であって、
【化28】
式中、
W2は選択的に−C(=O)−アルキル又は−C(=O)−アリールで置換されたアリールであり、
R23及びR24はそれぞれ独立してH又はアルキルであり、
pは1又は2であり、
A2及びB2はそれぞれHであるか、或いは共に二重結合を形成しており、
X2は−CH2−又は−O−であり、更に
J2は、結合している炭素原子と共に、ヒドロキシ、アルコキシ、−S(=O)2−アルキル、−S(=O)2−NH2、−S(=O)2−NH(アルキル)、−S(=O)2−N(アルキル)(アルキル)、−C(=O)−N(アルキル)(アルキル)、カルボキシ(−COOH)、及び−C(=O)−O−アルキルから独立して選択される0〜3個の基で置換された6員アリール環を形成するものである、化合物、
或いは、それらの立体異性体、プロドラッグ、薬学的許容可能な塩、水和物、溶媒和物、酸の塩水和物、又はN−オキシドであり、
ただし、
前記化学式XXVの化合物は4−フェニル−スピロ[2H,1−ベンゾピラン−2,4’−ピペリジン]以外のものである
化合物。
【請求項39】
請求項38記載の化合物において、R23及びR24はそれぞれHである。
【請求項40】
請求項38記載の化合物において、pは1である。
【請求項41】
請求項38記載の化学式XXVIの化合物において、
【化29】
式中、
Q1及びQ2はそれぞれ独立してH、ヒドロキシ、アルコキシ、−S(=O)2−アルキル、−S(=O)2−NH2、−S(=O)2−NH(アルキル)、−S(=O)2−N(アルキル)(アルキル)、−C(=O)−N(アルキル)(アルキル)、カルボキシ(−COOH)、又は−C(=O)−O−アルキルである。
【請求項42】
請求項38記載の化合物において、A2及びB2は共に二重結合を形成するものである。
【請求項43】
請求項42記載の化合物において、X2は−O−である。
【請求項44】
化学式XXVIIの化合物であって、
【化30】
W2はパラ−ジアルキルアミノカルボニルフェニルであり、前記フェニル基は更に、テトラゾリル、N−アルキルテトラゾリル、ヒドロキシ、カルボキシ(−COOH)、及びアミノカルボニル(−C(=O)−NH2)から独立して選択される1〜2個の基で選択的に置換されており、
R23及びR24はそれぞれ独立してH又はアルキルであり、
A2及びB2はそれぞれHであるか、或いは共に二重結合を形成しており、
Q1及びQ2はそれぞれ独立して、H、ヒドロキシ、アルコキシ、ハロアルコキシ、ハロ、又はヘテロシクロアルキルである、化合物、
或いは、それらの立体異性体、プロドラッグ、薬学的許容可能な塩、水和物、溶媒和物、酸の塩水和物、又はN−オキシドであり、
ただし、
Q1及びQ2の一方がヒドロキシであって、もう一方がHであるか、或いはQ1及びQ2が共にヒドロキシである場合、前記W2のフェニル基は、更に、テトラゾリル、N−アルキルテトラゾリル、ヒドロキシ、カルボキシ(−COOH)、及びアミノカルボニル(−C(=O)−NH2)から選択される1〜2個の基で置換されており、
Q1、Q2、R23、及びR24がそれぞれHであり、前記W2のフェニル基が更に1つのヒドロキシで置換されている場合、A2及びB2はそれぞれHであり、
W2がパラ−ジアルキルアミノカルボニルフェニルである場合、Q1、Q2、R23、及びR24の少なくとも1つはH以外のものであり、
W2がパラ−ジアルキルアミノカルボニルフェニルであり、R23及びR24がそれぞれHであり、更にQ2がハロである場合、Q1はH又はヒドロキシ以外のものであり、
W2がパラ−ジアルキルアミノカルボニルフェニルであり、R23及びR24がそれぞれHであり、Q1がメトキシ、シクロプロピルメトキシ、シクロブトキシ、又はシクロペントキシであり、更にQ2がHである場合、A2及びB2はそれぞれHであり、更に、
W2がパラ−ジアルキルアミノカルボニルフェニルであり、R23及びR24がそれぞれHであり、及びQ1がH又はOHである場合、Q2はメトキシ、シクロプロピルメトキシ、シクロブトキシ、又はシクロペントキシ以外のものである
化合物。
【請求項45】
請求項44記載の化合物において、W2は、
【化31】
である。
【請求項46】
請求項44記載の化合物において、R23及びR24はそれぞれHである。
【請求項47】
請求項45記載の化合物において、R23及びR24はそれぞれHである。
【請求項48】
請求項44記載の化合物において、この化合物は、
【化32】
である。
【請求項49】
化学式XXVIIIの化合物であって、
【化33】
式中、
Dは、
【化34】
であり、
Kはカルボキシ(−COOH)、−C(=O)−O−アルキル、−S(=O)2−N(アルキル)(アルキル)、ヘテロアリール、アルキルへテロアリール、アミノカルボニル(−C(=O)−NH2)、又はN−アルキルアミノカルボニル(−C(=O)−NH(アルキル))であり、
R23、R24、及びR26はそれぞれ独立してH又はアルキルであり、
pは1又は2であり、
A2及びB2はそれぞれHであるか、或いは共に二重結合を形成し、
X2は−CH2−又は−O−である、化合物、
或いは、それらの立体異性体、プロドラッグ、薬学的許容可能な塩、水和物、溶媒和物、酸の塩水和物、又はN−オキシドである
化合物。
【請求項50】
請求項49記載の化合物において、R23及びR24はそれぞれHである。
【請求項51】
請求項49記載の化合物において、R26はHである。
【請求項52】
請求項49記載の化合物において、pは1である。
【請求項53】
請求項52記載の化合物において、R23及びR24はそれぞれHである。
【請求項54】
請求項53記載の化合物において、R26はHである。
【請求項55】
請求項49記載の化合物において、この化合物は、
【化35】
である。
【請求項56】
化学式XXIXの化合物であって、
【化36】
式中、
W2はパラ−N(アルキル),N(アルキル−Z)アミノカルボニルアリール、又はパラ−N(アルキル),N(アルキル−Z)アミノカルボニルへテロアリールであり、前記W2のアリール又はヘテロアリール環はヒドロキシ及びアルコキシから独立して選択される0〜2個の基で置換されており、
Zはアルコキシ、アルキルアミノ、又はジアルキルアミノであり、
R23及びR24はそれぞれ独立してH又はアルキルであり、
pは1又は2であり、
A2及びB2はそれぞれHであるか、或いは共に二重結合を形成し、
X2は−CH2−又は−O−である、化合物、
或いは、それらの立体異性体、プロドラッグ、薬学的許容可能な塩、水和物、溶媒和物、酸の塩水和物、又はN−オキシドである
化合物。
【請求項57】
請求項56記載の化合物において、W2は
【化37】
である。
【請求項58】
請求項57記載の化合物において、W2は
【化38】
である。
【請求項59】
請求項56記載の化合物において、A2及びB2は共に二重結合を形成するものである。
【請求項60】
請求項56記載の化合物において、X2は−O−である。
【請求項61】
請求項56記載の化合物において、R23及びR24はそれぞれHである。
【請求項62】
請求項56記載の化合物において、pは1である。
【請求項63】
請求項56記載の化合物において、この化合物は、
【化39】
である。
【請求項64】
化学式XXXの化合物であって、
【化40】
式中、
W2は
【化41】
であり、
R23及びR24はそれぞれ独立してH又はアルキルであり、
pは1又は2であり、
A2及びB2はそれぞれHであるか、或いは共に二重結合を形成し、
X2は−CH2−又は−O−であり、更に
J2は、結合している炭素原子と共に、ハロ又はハロアルコキシから独立して選択される1〜3個の基で置換された6員アリール環を形成するものである、化合物、
或いは、それらの立体異性体、プロドラッグ、薬学的許容可能な塩、水和物、溶媒和物、酸の塩水和物、又はN−オキシドであり、
ただし、
W2が
【化42】
である場合、前記J2のアリール環は少なくとも1つのハロアルコキシで置換されているものである
化合物。
【請求項65】
請求項64記載の化合物において、R23及びR24はそれぞれHである。
【請求項66】
請求項64記載の化合物において、pは1である。
【請求項67】
請求項64記載の化合物において、この化合物は化学式XXXIであり、
【化43】
式中、
Q1及びQ2はそれぞれ独立して、H、ハロ、又はハロアルコキシであり、
ただし、Q1及びQ2のいずれか1つはH以外のものである。
【請求項68】
請求項67記載の化合物において、R23及びR24はそれぞれHである。
【請求項69】
請求項68記載の化合物において、pは1である。
【請求項70】
請求項64記載の化合物において、この化合物は、
【化44】
である。
【請求項71】
化学式XXXIIの化合物であって、
【化45】
式中、
DはN(アルキル),N(アルキル)アミノカルボニルへテロアリールであり、
R23、R24、及びR26はそれぞれ独立してH又はアルキルであり、
pは1又は2であり、
A2及びB2はそれぞれHであるか、或いは共に二重結合を形成し、更に
X2は−CH2−又は−O−である、化合物、
或いは、それらの立体異性体、プロドラッグ、薬学的許容可能な塩、水和物、溶媒和物、酸の塩水和物、又はN−オキシドであり、
ただし、
Dが以下の化学式、
【化46】
であり、X2が−O−である場合、A2及びB2はそれぞれHである
化合物。
【請求項72】
請求項71記載の化合物において、A2及びB2はそれぞれHである。
【請求項73】
請求項71記載の化合物において、X2は−O−である。
【請求項74】
請求項71記載の化合物において、前記Dのヘテロアリール環はチエニル又はピリジルである。
【請求項75】
請求項71記載の化合物において、この化合物は、
【化47】
である。
【請求項76】
薬学的組成物であって、
薬学的許容可能な担体、及び化学式XIVの化合物を有し、
【化48】
式中、
W2はアリール又はヘテロアリールであり、前記アリール又はヘテロアリールはヒドロキシ、アミノカルボニル(−C(=O)−NH2)、N−アルキルアミノカルボニル(−C(=O)−NH(アルキル))、及びN,N−ジアルキルアミノカルボニル(−C(=O)−N(アルキル)(アルキル))から独立して選択される0〜3個の基で置換されており、
R23及びR24はそれぞれ独立してH又はアルキルであり、ただし、R23及びR24の少なくとも1つはアルキルであり、
pは1又は2であり、
A2及びB2はそれぞれHであるか、或いは共に二重結合を形成し、更に、
X2は−CH2−又は−O−である、化合物、
或いは、それらの立体異性体、プロドラッグ、薬学的許容可能な塩、水和物、溶媒和物、酸の塩水和物、又はN−オキシドである
薬学的組成物
【請求項77】
請求項76記載の薬学的組成物であって、この組成物は、更に、
オピオイド、神経痛/神経因性疼痛の治療物質、鬱病の治療物質、失禁の治療物質、又は抗パーキンソン薬を有するものである。
【請求項78】
請求項77記載の薬学的組成物において、前記オピオイドは、アルフェンタニル、アリルプロジン、アルファプロジン、アニレリジン、ベンジル−モルヒネ、ベンジトラミド、ブプレノルフィン、ブトルファノール、クロニタゼン、コデイン、シクラゾシン、デソモルヒネ、デキシトロモルアミド、デゾシン、ジアンプロミド、ジアモルホン(diamorphone)、ジヒドロコデイン、ジヒドロモルヒネ、ジメノキサドール、ジメフェプタノール、ジメチルチアンブテン、ジオアフェチルブチレート(dioaphetylbutyrate)、ジピパノン、エプタゾシン、エトヘプタジン、エチルメチルチアンブテン(ethylmethylthiambutene)、エチルモルヒネ、エトニタゼン、フェンタニル、ヘロイン、ヒドロコドン、ヒドロモルホン(hydromorphone)、ヒドロキシ・ペチジン、イソメタドン、ケトベミドン、レバロルファン、レボルファノール、レボフェナンシルモルファン(levophenacylmorphan)、ロフェンタニル、ロペラミド、メペリジン、メプタジノール、メタゾシン、メタドン、メトポン、モルヒネ、ミロフィン(myrophine)、ナルブフィン、ナルセイン、ニコモルフィン、ノルレボルファノール、ノルメタドン、ナロルフィン、ノルモルヒネ、ノルピナノン、アヘン、オキシコドン、オキシモルホン、パパベレタム、ペンタゾシン、フェナドキソン、フェノモルファン、ファナゾシン、フェノペリジン、ピミノジン、ピリトラミド、プロフェタジン、プロメドール、プロペリジン、プロピラム、プロポキシフェン、スルフェンタニル、チリジン、トラマドール、これらのジアステレオ異性体、これらの薬学的に許容可能な塩、これらの複合体、又はその混合物である。
【請求項79】
請求項77記載の薬学的組成物において、前記神経痛/神経因性疼痛の治療物質は、軽度のOTC鎮痛薬、麻薬性鎮痛薬、抗痙攣薬、又は抗鬱薬である。
【請求項80】
請求項77記載の薬学的組成物において、前記鬱病の治療物質は、複素環式の部類に属している選択的なセロトニン再摂取阻害剤、三環式化合物、モノアミンオキシダーゼ阻害薬、又は抗鬱化合物である。
【請求項81】
請求項77記載の薬学的組成物において、急迫性尿失禁の治療のための前記物質は、抗コリン作用薬、抗痙攣薬、三環系抗鬱薬、カルシウムチャネル遮断薬、又はβアゴニストである。
【請求項82】
請求項77記載の薬学的組成物において、この組成物は、更に、
抗生物質、抗ウイルス、抗真菌性、抗炎症薬、麻酔薬、又はそれら混合物を有するものである。
【請求項83】
オピオイド受容体を必要とする患者においてオピオイド受容体を結合させる方法であって、
有効量の化学式XIVの化合物を前記患者に投与する工程を有し、
【化49】
式中、
W2はアリール又はヘテロアリールであり、前記アリール又はヘテロアリールは、ヒドロキシ、アミノカルボニル(−C(=O)−NH2)、N−アルキルアミノカルボニル(−C(=O)−NH(アルキル))、及びN,N−ジアルキルアミノカルボニル(−C(=O)−N(アルキル)(アルキル))から独立して選択される0〜3個の基で置換されており、
R23及びR24はそれぞれ独立してH又はアルキルであり、ただしR23及びR24の少なくとも1つはアルキルであり、
pは1又は2であり、
A2及びB2はそれぞれHであるか、或いは共に二重結合を形成しており、更に、
X2は−CH2−又は−O−である、化合物、
或いは、それらの立体異性体、プロドラッグ、薬学的許容可能な塩、水和物、溶媒和物、酸の塩水和物、又はN−オキシドである
方法。
【請求項84】
請求項83記載の方法において、前記化合物は、δオピオイド受容体に結合するものである。
【請求項85】
請求項84記載の方法において、前記δオピオイド受容体は中枢神経系に位置するものである。
【請求項86】
請求項84記載の方法において、前記δオピオイド受容体は中枢神経系の末梢に位置するものである。
【請求項87】
請求項83記載の方法において、前記結合は、前記オピオイド受容体の活性を調節するものである。
【請求項88】
請求項87記載の方法において、前記結合は前記オピオイド受容体の活性を作動させる(agonize)ものである。
【請求項89】
請求項85記載の方法において、前記化合物は、実質的に血液脳関門を超えないものである。
【請求項90】
薬学的組成物であって、
薬学的許容可能な担体と、化学式XVIIの化合物とを有し、
【化50】
式中、
W2はアリール又はヘテロアリールであり、前記アリール又はヘテロアリールは、ヒドロキシ、アミノカルボニル(−C(=O)−NH2)、N−アルキルアミノカルボニル(−C(=O)−NH(アルキル))、及びN,N−ジアルキルアミノカルボニル(−C(=O)−N(アルキル)(アルキル))から独立して選択される0〜3個の基で置換されており、
R23及びR24はそれぞれ独立してH又はアルキルであり、
A2及びB2はそれぞれHであるか、或いは共に二重結合を形成しており、
X2は−CH2−又は−O−であり、更に
J2は、結合している炭素原子と共に、ハロ、ヒドロキシ、及び−S(=O)2−アルキルから独立して選択される0〜3個の基で置換された6員アリール環を形成しているものである、化合物、
或いは、それらの立体異性体、プロドラッグ、薬学的許容可能な塩、水和物、溶媒和物、酸の塩水和物、又はN−オキシドであり、
ただし、
W2がパラ−ジエチルアミノカルボニルフェニルであり、X2がOであり、更にA2及びB2が共に二重結合を形成している場合、前記J2のアリール環はハロ、ヒドロキシ、及びアルキル基がC2〜C6アルキルである−S(=O)2−アルキルから独立して選択される少なくとも1つの基で置換されているものであり、
W2がパラ−ジエチルアミノカルボニルフェニルであり、X2がOであり、更にA2及びB2がそれぞれHである場合、前記J2のアリール環はハロ、ヒドロキシ、及び−S(=O)2−アルキルから独立して選択される1〜3個の基で置換されているものであり、更に、
化学式XVIIの化合物は以下の
【化51】
以外のものである
薬学的組成物。
【請求項91】
請求項90記載の薬学的組成物において、この組成物は、更に、
オピオイド、神経痛/神経因性疼痛の治療物質、鬱病の治療物質、失禁の治療物質、又は抗パーキンソン薬を有するものである。
【請求項92】
請求項91記載の薬学的組成物において、前記オピオイドは、アルフェンタニル、アリルプロジン、アルファプロジン、アニレリジン、ベンジル−モルヒネ、ベンジトラミド、ブプレノルフィン、ブトルファノール、クロニタゼン、コデイン、シクラゾシン、デソモルヒネ、デキシトロモルアミド、デゾシン、ジアンプロミド、ジアモルホン(diamorphone)、ジヒドロコデイン、ジヒドロモルヒネ、ジメノキサドール、ジメフェプタノール、ジメチルチアンブテン、ジオアフェチルブチレート(dioaphetylbutyrate)、ジピパノン、エプタゾシン、エトヘプタジン、エチルメチルチアンブテン(ethylmethylthiambutene)、エチルモルヒネ、エトニタゼン、フェンタニル、ヘロイン、ヒドロコドン、ヒドロモルホン(hydromorphone)、ヒドロキシ・ペチジン、イソメタドン、ケトベミドン、レバロルファン、レボルファノール、レボフェナンシルモルファン(levophenacylmorphan)、ロフェンタニル、ロペラミド、メペリジン、メプタジノール、メタゾシン、メタドン、メトポン、モルヒネ、ミロフィン(myrophine)、ナルブフィン、ナルセイン、ニコモルフィン、ノルレボルファノール、ノルメタドン、ナロルフィン、ノルモルヒネ、ノルピナノン、アヘン、オキシコドン、オキシモルホン、パパベレタム、ペンタゾシン、フェナドキソン、フェノモルファン、ファナゾシン、フェノペリジン、ピミノジン、ピリトラミド、プロフェタジン、プロメドール、プロペリジン、プロピラム、プロポキシフェン、スルフェンタニル、チリジン、トラマドール、これらのジアステレオ異性体、これらの薬学的に許容可能な塩、これらの複合体、又はその混合物である。
【請求項93】
請求項91記載の薬学的組成物において、前記神経痛/神経因性疼痛の治療物質は、軽度のOTC鎮痛薬、麻薬性鎮痛薬、抗痙攣薬、又は抗鬱薬である。
【請求項94】
請求項91記載の薬学的組成物において、前記鬱病の治療物質は、複素環式の部類に属している選択的なセロトニン再摂取阻害剤、三環式化合物、モノアミンオキシダーゼ阻害薬、又は抗鬱化合物である。
【請求項95】
請求項91記載の薬学的組成物において、急迫性尿失禁の治療のための前記物質は、抗コリン作用薬、抗痙攣薬、三環系抗鬱薬、カルシウムチャネル遮断薬、又はβアゴニストである。
【請求項96】
請求項91記載の薬学的組成物において、この組成物は、更に、
抗生物質、抗ウイルス、抗真菌性、抗炎症薬、麻酔薬、又はそれら混合物を有するものである。
【請求項97】
オピオイド受容体を必要とする患者においてオピオイド受容体を結合させる方法であって、
有効量の化学式XVIIの化合物を前記患者に投与する工程を有し、
【化52】
W2はアリール又はヘテロアリールであり、前記アリール又はヘテロアリールは、ヒドロキシ、アミノカルボニル(−C(=O)−NH2)、N−アルキルアミノカルボニル(−C(=O)−NH(アルキル))、及びN,N−ジアルキルアミノカルボニル(−C(=O)−N(アルキル)(アルキル)から独立して選択される0〜3個の基で置換されており、
R23及びR24はそれぞれ独立してH又はアルキルであり、
A2及びB2はそれぞれHであるか、或いは共に二重結合を形成しており、
X2は−CH2−又は−O−であり、更に
J2は、結合している炭素原子と共に、ハロ、ヒドロキシ、及び−S(=O)2−アルキルから独立して選択される0〜3個の基で置換された6員アリール環を形成しているものである、化合物、
或いは、それらの立体異性体、プロドラッグ、薬学的許容可能な塩、水和物、溶媒和物、酸の塩水和物、又はN−オキシドであり、
ただし、
W2がパラ−ジエチルアミノカルボニルフェニルであり、X2がOであり、更にA2及びB2が共に二重結合を形成している場合、前記J2のアリール環はハロ、ヒドロキシ、及びアルキル基がC2〜C6アルキルである−S(=O)2−アルキルから独立して選択される少なくとも1つの基で置換されているものであり、
W2がパラ−ジエチルアミノカルボニルフェニルであり、X2がOであり、更にA2及びB2がそれぞれHである場合、前記J2のアリール環はハロ、ヒドロキシ、及び−S(=O)2−アルキルから独立して選択される1〜3個の基で置換されているものであり、更に、
化学式XVIIの化合物は以下の
【化53】
以外のものである
方法。
【請求項98】
請求項97記載の方法において、前記化合物はδオピオイド受容体に結合するものである。
【請求項99】
請求項98記載の方法において、前記δオピオイド受容体は中枢神経系に位置するものである。
【請求項100】
請求項98記載の方法において、前記δオピオイド受容体は中枢神経系の末梢に位置するものである。
【請求項101】
請求項97記載の方法において、前記結合は、前記オピオイド受容体の活性を調節するものである。
【請求項102】
請求項101記載の方法において、前記結合は前記オピオイド受容体の活性を作動させる(agonize)ものである。
【請求項103】
請求項99記載の方法において、前記化合物は、実質的に血液脳関門を超えないものである。
【請求項104】
薬学的組成物であって、
薬学的許容可能な担体と、化学式XXの化合物とを有し、
【化54】
式中、
W2はアリール又はヘテロアリールであり、前記アリール又はヘテロアリールは、ヒドロキシ、アミノカルボニル(−C(=O)−NH2)、N−アルキルアミノカルボニル(−C(=O)−NH(アルキル))、及びN,N−ジアルキルアミノカルボニル(−C(=O)−N(アルキル)(アルキル))から独立して選択される0〜3個の基で置換されており、
R23及びR24はそれぞれ独立してH又はアルキルであり、
A2及びB2はそれぞれHであるか、或いは共に二重結合を形成しており、
X2は−CH2−又は−O−であり、更に
J2は、結合している炭素原子と共に、0〜3個のヒドロキシ基で置換された6員アリール環を形成しているものである、化合物、
或いは、それらの立体異性体、プロドラッグ、薬学的許容可能な塩、水和物、溶媒和物、酸の塩水和物、又はN−オキシドであり、
ただし、
前記化学式XXの化合物は4−[(4−N,N−ジエチルアミノカルボニル)フェニル]−スピロ[2H,1−ベンゾピラン−2,3’−ピロリジン]以外のものである
薬学的組成物。
【請求項105】
請求項104記載の薬学的組成物において、この組成物は、更に、
オピオイド、神経痛/神経因性疼痛の治療物質、鬱病の治療物質、失禁の治療物質、又は抗パーキンソン薬を有するものである。
【請求項106】
請求項105記載の薬学的組成物において、前記オピオイドは、アルフェンタニル、アリルプロジン、アルファプロジン、アニレリジン、ベンジル−モルヒネ、ベンジトラミド、ブプレノルフィン、ブトルファノール、クロニタゼン、コデイン、シクラゾシン、デソモルヒネ、デキシトロモルアミド、デゾシン、ジアンプロミド、ジアモルホン(diamorphone)、ジヒドロコデイン、ジヒドロモルヒネ、ジメノキサドール、ジメフェプタノール、ジメチルチアンブテン、ジオアフェチルブチレート(dioaphetylbutyrate)、ジピパノン、エプタゾシン、エトヘプタジン、エチルメチルチアンブテン(ethylmethylthiambutene)、エチルモルヒネ、エトニタゼン、フェンタニル、ヘロイン、ヒドロコドン、ヒドロモルホン(hydromorphone)、ヒドロキシ・ペチジン、イソメタドン、ケトベミドン、レバロルファン、レボルファノール、レボフェナンシルモルファン(levophenacylmorphan)、ロフェンタニル、ロペラミド、メペリジン、メプタジノール、メタゾシン、メタドン、メトポン、モルヒネ、ミロフィン(myrophine)、ナルブフィン、ナルセイン、ニコモルフィン、ノルレボルファノール、ノルメタドン、ナロルフィン、ノルモルヒネ、ノルピナノン、アヘン、オキシコドン、オキシモルホン、パパベレタム、ペンタゾシン、フェナドキソン、フェノモルファン、ファナゾシン、フェノペリジン、ピミノジン、ピリトラミド、プロフェタジン、プロメドール、プロペリジン、プロピラム、プロポキシフェン、スルフェンタニル、チリジン、トラマドール、これらのジアステレオ異性体、これらの薬学的に許容可能な塩、これらの複合体、又はその混合物である。
【請求項107】
請求項105記載の薬学的組成物において、前記神経痛/神経因性疼痛の治療物質は、軽度のOTC鎮痛薬、麻薬性鎮痛薬、抗痙攣薬、又は抗鬱薬である。
【請求項108】
請求項105記載の薬学的組成物において、前記鬱病の治療物質は、複素環式の部類に属している選択的なセロトニン再摂取阻害剤、三環式化合物、モノアミンオキシダーゼ阻害薬、又は抗鬱化合物である。
【請求項109】
請求項105記載の薬学的組成物において、急迫性尿失禁の治療のための前記物質は、抗コリン作用薬、抗痙攣薬、三環系抗鬱薬、カルシウムチャネル遮断薬、又はβアゴニストである。
【請求項110】
請求項105記載の薬学的組成物において、この組成物は、更に、
抗生物質、抗ウイルス、抗真菌性、抗炎症薬、麻酔薬、又はそれら混合を有するものである。
【請求項111】
オピオイド受容体を必要とする患者においてオピオイド受容体を結合させる方法であって、
有効量の化学式XXの化合物を前記患者に投与する工程を有し、
【化55】
式中、
W2はアリール又はヘテロアリールであり、前記アリール又はヘテロアリールは、ヒドロキシ、アミノカルボニル(−C(=O)−NH2)、N−アルキルアミノカルボニル(−C(=O)−NH(アルキル))、及びN,N−ジアルキルアミノカルボニル(−C(=O)−N(アルキル)(アルキル)から独立して選択される0〜3個の基で置換されており、
R23及びR24はそれぞれ独立してH又はアルキルであり、
A2及びB2はそれぞれHであるか、或いは共に二重結合を形成しており、
X2は−CH2−又は−O−であり、更に
J2は、結合している炭素原子と共に、0〜3個のヒドロキシ基で置換された6員アリール環を形成しているものである、化合物、
或いは、それらの立体異性体、プロドラッグ、薬学的許容可能な塩、水和物、溶媒和物、酸の塩水和物、又はN−オキシドであり、
ただし、
化学式XXの化合物は4−[(4−N,N−ジエチルアミノカルボニル)フェニル]−スピロ[2H、1−ベンゾピラン−2,3’ピロリジン]以外のものである
方法。
【請求項112】
請求項111記載の方法において、前記化合物はδオピオイド受容体に結合するものである。
【請求項113】
請求項112記載の方法において、前記δオピオイド受容体は中枢神経系に位置するものである。
【請求項114】
請求項112記載の方法において、前記δオピオイド受容体は中枢神経系の末梢に位置するものである。
【請求項115】
請求項111記載の方法において、前記結合は、前記オピオイド受容体の活性を調節するものである。
【請求項116】
請求項115記載の方法において、前記結合は、前記オピオイド受容体の活性を作動させる(agonize)ものである。
【請求項117】
請求項113記載の方法において、前記化合物は、実質的に血液脳関門を超えないものである。
【請求項118】
薬学的組成物であって、
薬学的許容可能な担体と、以下の化学式XXIIの化合物とを有し、
【化56】
式中、
W2はアリール又はヘテロアリールであり、前記アリール又はヘテロアリールは、ヘテロアリール、ヒドロキシ、カルボニル(−COOH)、−C(=O)−アルキル、−C(=O)−アリール、−C(=O)−O−アルキル、−S(=O)2−N(アルキル)(アルキル)、アミノカルボニル(−C(=O)−NH2)、N−アルキルアミノカルボニル(−C(=O)−NH(アルキル))、及びN,N−ジアルキルアミノカルボニル(−C(=O)−N(アルキル)(アルキル))から独立して選択される0〜3個の基で置換されており、
R23及びR24はそれぞれ独立してH又はアルキルであり、
A2及びB2はそれぞれHであるか、或いは共に二重結合を形成しており、更に、
J2は、結合している炭素原子と共に、ハロ、ヘテロシクロアルキル、ヒドロキシ、アルコキシ、−S(=O)2−アルキル、−S(=O)2−NH2、−S(=O)2−NH(アルキル)、−S(=O)2N(アルキル)(アルキル)、カルボニル(−COOH)、−C(=O)−O−アルキル、及びN,N−ジアルキルアミノカルボニル(−C(=O)−N(アルキル)(アルキル))から独立して選択される0〜3個の基で置換された6員アリール環を形成しているものである、化合物、
或いは、それらの立体異性体、プロドラッグ、薬学的許容可能な塩、水和物、溶媒和物、酸の塩水和物、又はN−オキシドであり、
ただし、
W2がパラ−ジエチルアミノカルボニルフェニル、パラ−プロピル−2−イルアミノカルボニルフェニル、又はパラ−ペンチル−3−イルアミノカルボニルフェニルであり、R23及びR24がそれぞれHであり、更にA及びBがそれぞれHであるか或いは共に二重結合を形成している場合、J2は非置換フェニル又はアニシル以外のものであり、更に
W2が以下の
【化57】
であり、R23及びR24はそれぞれHであり、A及びBが共に二重結合を形成している場合、J2は非置換フェニル以外のものである
組成物。
【請求項119】
請求項118記載の薬学的組成物において、この組成物は、更に、
オピオイド、神経痛/神経因性疼痛の治療物質、鬱病の治療物質、失禁の治療物質、又は抗パーキンソン薬を有するものである。
【請求項120】
請求項119記載の薬学的組成物において、前記オピオイドは、アルフェンタニル、アリルプロジン、アルファプロジン、アニレリジン、ベンジル−モルヒネ、ベンジトラミド、ブプレノルフィン、ブトルファノール、クロニタゼン、コデイン、シクラゾシン、デソモルヒネ、デキシトロモルアミド、デゾシン、ジアンプロミド、ジアモルホン(diamorphone)、ジヒドロコデイン、ジヒドロモルヒネ、ジメノキサドール、ジメフェプタノール、ジメチルチアンブテン、ジオアフェチルブチレート(dioaphetylbutyrate)、ジピパノン、エプタゾシン、エトヘプタジン、エチルメチルチアブテン(ethylmethylthiambutene)、エチルモルヒネ、エトニタゼン、フェンタニル、ヘロイン、ヒドロコドン、ヒドロモルホン(hydromorphone)、ヒドロキシ・ペチジン、イソメタドン、ケトベミドン、レバロルファン、レボルファノール、レボフェナンシルモルファン(levophenacylmorphan)、ロフェンタニル、ロペラミド、メペリジン、メプタジノール、メタゾシン、メタドン、メトポン、モルヒネ、ミロフィン(myrophine)、ナルブフィン、ナルセイン、ニコモルフィン、ノルレボルファノール、ノルメタドン、ナロルフィン、ノルモルヒネ、ノルピナノン、アヘン、オキシコドン、オキシモルホン、パパベレタム、ペンタゾシン、フェナドキソン、フェノモルファン、ファナゾシン、フェノペリジン、ピミノジン、ピリトラミド、プロフェタジン、プロメドール、プロペリジン、プロピラム、プロポキシフェン、スルフェンタニル、チリジン、トラマドール、これらのジアステレオ異性体、これらの薬学的に許容可能な塩、これらの複合体、又はその混合物である。
【請求項121】
請求項119記載の薬学的組成物において、前記神経痛/神経因性疼痛の治療物質は、軽度のOTC鎮痛薬、麻薬性鎮痛薬、抗痙攣薬、又は抗鬱薬である。
【請求項122】
請求項119記載の薬学的組成物において、前記鬱病の治療物質は、複素環式の部類に属している選択的なセロトニン再摂取阻害剤、三環式化合物、モノアミンオキシダーゼ阻害薬、又は抗鬱化合物である。
【請求項123】
請求項119記載の薬学的組成物において、急迫性尿失禁の治療のための前記物質は、抗コリン作用薬、抗痙攣薬、三環系抗鬱薬、カルシウムチャネル遮断薬、又はβアゴニストである。
【請求項124】
請求項119記載の薬学的組成物において、この組成物は、更に、
抗生物質、抗ウイルス、抗真菌性、抗炎症薬、麻酔薬、又はそれら混合物を有するものである。
【請求項125】
オピオイド受容体を必要とする患者においてオピオイド受容体を結合させる方法であって、
有効量の化学式XXIIの化合物を前記患者に投与する工程を有し、
【化58】
式中、
W2はアリール又はヘテロアリールであり、前記アリール又はヘテロアリールは、ヘテロアリール、ヒドロキシ、カルボキシ(−COOH)、−C(=O)−アルキル、−C(=O)−アリール、−C(=O)−O−アルキル、−S(=O)2−N(アルキル)(アルキル)、アミノカルボニル(−C(=O)−NH2)、N−アルキルアミノカルボニル(−C(=O)−NH(アルキル))、及びN,N−ジアルキルアミノカルボニル(−C(=O)−N(アルキル)(アルキル))から独立して選択される0〜3個の基で置換されており、
R23及びR24はそれぞれ独立してH又はアルキルであり、
A2及びB2はそれぞれHであるか、或いは共に二重結合を形成しており、
J2は、結合している炭素原子と共に、ハロ、ヘテロシクロアルキル、ヒドロキシ、アルコキシ、−S(=O)2−アルキル、−S(=O)2−NH2、−S(=O)2−NH(アルキル)、−S(=O)2−N(アルキル)(アルキル)、カルボキシ(−COOH)、−C(=O)−O−アルキル、及びN,N−ジアルキルアミノカルボニル(−C(=O)−N(アルキル)(アルキル))から独立的に選択される0〜3個の基で置換された6員アリール環を形成しているものである、化合物、
或いは、それらの立体異性体、プロドラッグ、薬学的許容可能な塩、水和物、溶媒和物、酸の塩水和物、又はN−オキシドであり、
ただし、
W2がパラ−ジエチルアミノカルボニルフェニル、パラ−プロピル−2−イルアミノカルボニルフェニル、又はパラ−ペンチル−3−イルアミノカルボニルフェニルであり、R23及びR24がそれぞれHであり、更にA及びBがそれぞれHであるか或いは共に二重結合を形成している場合、J2は非置換フェニル又はアニシル以外のものであり、更に、
W2が以下の
【化59】
であり、R23及びR24がそれぞれHであり、更にA及びBが共に二重結合を形成している場合、J2は非置換フェニル以外のものである
方法。
【請求項126】
請求項125記載の方法において、前記化合物はδオピオイド受容体に結合するものである。
【請求項127】
請求項126記載の方法において、前記δオピオイド受容体は中枢神経系に位置するものである。
【請求項128】
請求項126記載の方法において、前記δオピオイド受容体は中枢神経系の末梢に位置するものである。
【請求項129】
請求項125記載の方法において、前記結合は、前記オピオイド受容体の活性を調節するものである。
【請求項130】
請求項129記載の方法において、前記結合は、前記オピオイド受容体の活性を作動させる(agonize)ものである。
【請求項131】
請求項127記載の方法において、前記化合物は、実質的に血液脳関門を超えないものである。
【請求項132】
薬学的組成物であって、
薬学的許容可能な担体、及び以下の化学式XXVの化合物を有し、
【化60】
式中、
W2は、−C(=O)−アルキル、又は−C(=O)−アリールで選択的に置換されたアリールであり、
R23及びR24はそれぞれ独立してH又はアルキルであり、
pは1又は2であり、
A2及びB2はそれぞれHであるか、或いは共に二重結合を形成しており、更に、
J2は、結合している炭素原子と共に、ヒドロキシ、アルコキシ、−S(=O)2−アルキル、−S(=O)2−NH2、−S(=O)2−NH(アルキル)、−S(=O)2−N(アルキル)(アルキル)、−C(=O)−N(アルキル)(アルキル)、カルボキシ(−COOH)、及び−C(=O)−O−アルキルから独立的に選択された0〜3個の基で置換された6員アリール環を形成するものである、化合物、
或いは、それらの立体異性体、プロドラッグ、薬学的許容可能な塩、水和物、溶媒和物、酸の塩水和物、又はN−オキシドであり、
ただし、
前記化学式XXVの化合物は、4−フェニル−スピロ[2H,1−ベンゾピラン−2,4’−ピペリジン]以外のものである、
薬学的組成物。
【請求項133】
請求項132記載の薬学的組成物において、この組成物は、更に、
オピオイド、神経痛/神経因性疼痛の治療物質、鬱病の治療物質、失禁の治療物質、又は抗パーキンソン薬を有するものである。
【請求項134】
請求項133記載の薬学的組成物において、前記オピオイドは、アルフェンタニル、アリルプロジン、アルファプロジン、アニレリジン、ベンジル−モルヒネ、ベンジトラミド、ブプレノルフィン、ブトルファノール、クロニタゼン、コデイン、シクラゾシン、デソモルヒネ、デキシトロモルアミド、デゾシン、ジアンプロミド、ジアモルホン(diamorphone)、ジヒドロコデイン、ジヒドロモルヒネ、ジメノキサドール、ジメフェプタノール、ジメチルチアンブテン、ジオアフェチルブチレート(dioaphetylbutyrate)、ジピパノン、エプタゾシン、エトヘプタジン、エチルメチルチアンブテン(ethylmethylthiambutene)、エチルモルヒネ、エトニタゼン、フェンタニル、ヘロイン、ヒドロコドン、ヒドロモルホン(hydromorphone)、ヒドロキシ・ペチジン、イソメタドン、ケトベミドン、レバロルファン、レボルファノール、レボフェナンシルモルファン(levophenacylmorphan)、ロフェンタニル、ロペラミド、メペリジン、メプタジノール、メタゾシン、メタドン、メトポン、モルヒネ、ミロフィン(myrophine)、ナルブフィン、ナルセイン、ニコモルフィン、ノルレボルファノール、ノルメタドン、ナロルフィン、ノルモルヒネ、ノルピナノン、アヘン、オキシコドン、オキシモルホン、パパベレタム、ペンタゾシン、フェナドキソン、フェノモルファン、ファナゾシン、フェノペリジン、ピミノジン、ピリトラミド、プロフェタジン、プロメドール、プロペリジン、プロピラム、プロポキシフェン、スルフェンタニル、チリジン、トラマドール、これらのジアステレオ異性体、これらの薬学的に許容可能な塩、これらの複合体、又はその混合物である。
【請求項135】
請求項133記載の薬学的組成物において、前記神経痛/神経因性疼痛の治療物質は、軽度のOTC鎮痛薬、麻薬性鎮痛薬、抗痙攣薬、又は抗鬱薬である。
【請求項136】
請求項133記載の薬学的組成物において、前記鬱病の治療物質は、複素環式の部類に属している選択的なセロトニン再摂取阻害剤、三環式化合物、モノアミンオキシダーゼ阻害薬、又は抗鬱化合物である。
【請求項137】
請求項133記載の薬学的組成物において、急迫性尿失禁の治療のための前記物質は、抗コリン作用薬、抗痙攣薬、三環系抗鬱薬、カルシウムチャネル遮断薬、又はβアゴニストである。
【請求項138】
請求項133記載の薬学的組成物において、この組成物は、更に、
抗生物質、抗ウイルス、抗真菌性、抗炎症薬、麻酔薬、又はそれら混合物を有するものである。
【請求項139】
オピオイド受容体を必要とする患者においてオピオイド受容体を結合させる方法であって、
有効量の化学式XXVの化合物を前記患者に投与する工程を有し、
【化61】
式中、
W2は−C(=O)−アルキル、又は−C(=O)−アリールで選択的に置換されたアリールであり、
R23及びR24はそれぞれ独立してH又はアルキルであり、
pは1または2であり、
A2及びB2はそれぞれHであるか、或いは共に二重結合を形成しており、
X2は−CH2−又は−O−であり、更に
J2は、結合している炭素原子と共に、ヒドロキシ、アルコキシ、−S(=O)2−アルキル、−S(=O)2−NH2、−S(=O)2−NH(アルキル)、−S(=O)2−N(アルキル)(アルキル)、−C(=O)−N(アルキル)(アルキル)、カルボキシ(−COOH)、及び−C(=O)−O−アルキルから独立的に選択される0〜3個の基で置換された6員アリール環を形成しているものである、化合物、
或いは、それらの立体異性体、プロドラッグ、薬学的許容可能な塩、水和物、溶媒和物、酸の塩水和物、又はN−オキシドであり、
ただし、
前記化学式XXVの化合物は、4−フェニル−スピロ[2H,1−ベンゾピラン−2,4’−ピペリジン]以外のものである、
方法。
【請求項140】
請求項139記載の方法において、前記化合物はδオピオイド受容体に結合するものである。
【請求項141】
請求項140記載の方法において、前記δオピオイド受容体は中枢神経系に位置するものである。
【請求項142】
請求項140記載の方法において、前記δオピオイド受容体は中枢神経系の末梢に位置するものである。
【請求項143】
請求項139記載の方法において、前記結合は、前記オピオイド受容体の活性を調節するものである。
【請求項144】
請求項143記載の方法において、前記結合は、前記オピオイド受容体の活性を作動させる(agonize)ものである。
【請求項145】
請求項141記載の方法において、前記化合物は、実質的に血液脳関門を超えないものである。
【請求項146】
薬学的組成物であって、
薬学的許容可能な担体、及び以下の化学式XXVIIAの化合物を有し、
【化62】
式中、
W2は、パラ−ジアルキルアミノカルボニルフェニルであり、前記フェニル基は更に、テトラゾリル、N−アルキルテトラゾリル、ヒドロキシ、カルボキシ(−COOH)、及びアミノカルボニル(−C(=O)−NH2)から独立的に選択される1〜2個の基で選択的に置換されており、
R23及びR24はそれぞれ独立してH又はアルキルであり、
A2及びB2はそれぞれHであるか、或いは共に二重結合を形成しており、更に、
Q1及びQ2はそれぞれ独立してH、ヒドロキシ、アルコキシ、ハロアルコキシ、ハロ、又はヘテロシクロアルキルである、化合物、
或いは、それらの立体異性体、プロドラッグ、薬学的許容可能な塩、水和物、溶媒和物、酸の塩水和物、又はN−オキシドであり、
ただし、
Q1及びQ2の一方がヒドロキシであって、もう一方がHである場合、前記W2のフェニル基は、更に、テトラゾリル、N−アルキルテトラゾリル、ヒドロキシ、カルボキシ(−COOH)、及びアミノカルボニル(−C(=O)−NH2)から選択される1〜2個の基で置換されており、
Q1、Q2、R23、及びR24がそれぞれHであり、前記W2のフェニル基が更に1つのヒドロキシで置換されている場合、A2及びB2はそれぞれHであり、
W2がパラ−ジアルキルアミノカルボニルフェニルである場合、Q1、Q2、R23、及びR24の少なくとも1つはH以外のものであり、
W2がパラ−ジアルキルアミノカルボニルフェニルであり、R23及びR24がそれぞれHであり、更にQ2がハロである場合、Q1はH以外のものであり、
W2がパラ−ジアルキルアミノカルボニルフェニルであり、R23及びR24がそれぞれHであり、Q1がメトキシ、シクロプロピルメトキシ、シクロブトキシ、又はシクロペントキシであり、Q2がHである場合、A2及びB2はそれぞれHであり、更に
W2がパラ−ジアルキルアミノカルボニルフェニルであり、R23及びR24がそれぞれHであり、更にQ1がHである場合、Q2はメトキシ、シクロプロピルメトキシ、シロブトキシ、又はシクロペントキシ以外のものである、
薬学的組成物。
【請求項147】
請求項146記載の薬学的組成物において、この組成物は、更に、
オピオイド、神経痛/神経因性疼痛の治療物質、鬱病の治療物質、失禁の治療物質、又は抗パーキンソン薬を有するものである。
【請求項148】
請求項147記載の薬学的組成物において、前記オピオイドは、アルフェンタニル、アリルプロジン、アルファプロジン、アニレリジン、ベンジル−モルヒネ、ベンジトラミド、ブプレノルフィン、ブトルファノール、クロニタゼン、コデイン、シクラゾシン、デソモルヒネ、デキシトロモルアミド、デゾシン、ジアンプロミド、ジアモルホン(diamorphone)、ジヒドロコデイン、ジヒドロモルヒネ、ジメノキサドール、ジメフェプタノール、ジメチルチアンブテン、ジオアフェチルブチレート(dioaphetylbutyrate)、ジピパノン、エプタゾシン、エトヘプタジン、エチルメチルチアンブテン(ethylmethylthiambutene)、エチルモルヒネ、エトニタゼン、フェンタニル、ヘロイン、ヒドロコドン、ヒドロモルホン(hydromorphone)、ヒドロキシ・ペチジン、イソメタドン、ケトベミドン、レバロルファン、レボルファノール、レボフェナンシルモルファン(levophenacylmorphan)、ロフェンタニル、ロペラミド、メペリジン、メプタジノール、メタゾシン、メタドン、メトポン、モルヒネ、ミロフィン(myrophine)、ナルブフィン、ナルセイン、ニコモルフィン、ノルレボルファノール、ノルメタドン、ナロルフィン、ノルモルヒネ、ノルピナノン、アヘン、オキシコドン、オキシモルホン、パパベレタム、ペンタゾシン、フェナドキソン、フェノモルファン、ファナゾシン、フェノペリジン、ピミノジン、ピリトラミド、プロフェタジン、プロメドール、プロペリジン、プロピラム、プロポキシフェン、スルフェンタニル、チリジン、トラマドール、これらのジアステレオ異性体、これらの薬学的に許容可能な塩、これらの複合体、又はその混合物である。
【請求項149】
請求項147記載の薬学的組成物において、前記神経痛/神経因性疼痛の治療物質は、軽度のOTC鎮痛薬、麻薬性鎮痛薬、抗痙攣薬、又は抗鬱薬である。
【請求項150】
請求項147記載の薬学的組成物において、前記鬱病の治療物質は、複素環式の部類に属している選択的なセロトニン再摂取阻害剤、三環式化合物、モノアミンオキシダーゼ阻害薬、又は抗鬱化合物である。
【請求項151】
請求項147記載の薬学的組成物において、急迫性尿失禁の治療のための前記物質は、抗コリン作用薬、抗痙攣薬、三環系抗鬱薬、カルシウムチャネル遮断薬、又はβアゴニストである。
【請求項152】
請求項147記載の薬学的組成物において、この組成物は、更に、
抗生物質、抗ウイルス、抗真菌性、抗炎症薬、麻酔薬、又はそれら混合物を有するものである。
【請求項153】
オピオイド受容体を必要とする患者においてオピオイド受容体を結合させる方法であって、
有効量の化学式XXVIIAの化合物を前記患者に投与する工程を有し、
【化63】
式中、
W2は、パラ−ジアルキルアミノカルボニルフェニルであり、前記フェニル基は更に、テトラゾリル、N−アルキルテトラゾリル、ヒドロキシ、カルボキシ(−COOH)、及びアミノカルボニル(−C(=O)−NH2)から独立的に選択される1〜2個の基で選択的に置換されており、
R23及びR24はそれぞれ独立してH又はアルキルであり、
A2及びB2はそれぞれHであるか、或いは共に二重結合を形成しており、更に、
Q1及びQ2はそれぞれ独立してH、ヒドロキシ、アルコキシ、ハロアルコキシ、ハロ、又はヘテロシクロアルキルである、化合物、
或いは、それらの立体異性体、プロドラッグ、薬学的許容可能な塩、水和物、溶媒和物、酸の塩水和物、又はN−オキシドであり、
ただし、
Q1及びQ2の一方がヒドロキシであって、もう一方がHである場合、前記W2のフェニル基は、更に、テトラゾリル、N−アルキルテトラゾリル、ヒドロキシ、カルボキシ(−COOH)、及びアミノカルボニル(−C(=O)−NH2)から選択される1〜2個の基で置換されており、
Q1、Q2、R23、及びR24がそれぞれHであり、前記W2のフェニル基が更に1つのヒドロキシで置換されている場合、A2及びB2はそれぞれHであり、
W2がパラ−ジアルキルアミノカルボニルフェニルである場合、Q1、Q2、R23、及びR24の少なくとも1つはH以外のものであり、
W2がパラ−ジアルキルアミノカルボニルフェニルであり、R23及びR24がそれぞれHであり、更にQ2がハロである場合、Q1はH以外のものであり、
W2がパラ−ジアルキルアミノカルボニルフェニルであり、R23及びR24がそれぞれHであり、Q1がメトキシ、シクロプロピルメトキシ、シクロブトキシ、又はシクロペントキシであり、更にQ2がHである場合、A2及びB2はそれぞれHであり、更に、
W2がパラ−ジアルキルアミノカルボニルフェニルであり、R23及びR24がそれぞれHであり、更にQ1がHである場合、Q2はメトキシ、シクロプロピルメトキシ、シクロブトキシ、又はシクロペントキシ以外のものである、
方法。
【請求項154】
請求項153記載の方法において、前記化合物はδオピオイド受容体に結合するものである。
【請求項155】
請求項154記載の方法において、前記δオピオイド受容体は中枢神経系に位置するものである。
【請求項156】
請求項154記載の方法において、前記δオピオイド受容体は中枢神経系の末梢に位置するものである。
【請求項157】
請求項153記載の方法において、前記結合は、前記オピオイド受容体の活性を調節するものである。
【請求項158】
請求項157記載の方法において、前記結合は、前記オピオイド受容体の活性を作動させる(agonize)ものである。
【請求項159】
請求項155記載の方法において、前記化合物は、実質的に血液脳関門を超えないものである。
【請求項160】
薬学的組成物であって、
薬学的許容可能な担体、及び以下の化学式XXVIIIの化合物を有し、
【化64】
式中、
Dは、
【化65】
であり、
Kはカルボキシ(−COOH)、−C(=O)−O−アルキル、−S(=O)2−N(アルキル)(アルキル)、ヘテロアリール、アルキルへテロアリール、アミノカルボニル(−C(=O)−NH2)、又はN−アルキルアミノカルボニル(−C(=O)−NH(アルキル))であり、
R23、R24、及びR26はそれぞれ独立してH又はアルキルであり、
pは1又は2であり、
A2及びB2はそれぞれHであるか、或いは共に二重結合を形成しており、更に、
X2は−CH2−又は−O−である、化合物、
或いは、それらの立体異性体、プロドラッグ、薬学的許容可能な塩、水和物、溶媒和物、酸の塩水和物、又はN−オキシドである
薬学的組成物。
【請求項161】
請求項160記載の薬学的組成物において、この組成物は、更に、
オピオイド、神経痛/神経因性疼痛の治療物質、鬱病の治療物質、失禁の治療物質、又は抗パーキンソン薬を有するものである。
【請求項162】
請求項161記載の薬学的組成物において、前記オピオイドは、アルフェンタニル、アリルプロジン、アルファプロジン、アニレリジン、ベンジル−モルヒネ、ベンジトラミド、ブプレノルフィン、ブトルファノール、クロニタゼン、コデイン、シクラゾシン、デソモルヒネ、デキシトロモルアミド、デゾシン、ジアンプロミド、ジアモルホン(diamorphone)、ジヒドロコデイン、ジヒドロモルヒネ、ジメノキサドール、ジメフェプタノール、ジメチルチアンブテン、ジオアフェチルブチレート(dioaphetylbutyrate)、ジピパノン、エプタゾシン、エトヘプタジン、エチルメチルチアンブテン(ethylmethylthiambutene)、エチルモルヒネ、エトニタゼン、フェンタニル、ヘロイン、ヒドロコドン、ヒドロモルホン(hydromorphone)、ヒドロキシ・ペチジン、イソメタドン、ケトベミドン、レバロルファン、レボルファノール、レボフェナンシルモルファン(levophenacylmorphan)、ロフェンタニル、ロペラミド、メペリジン、メプタジノール、メタゾシン、メタドン、メトポン、モルヒネ、ミロフィン(myrophine)、ナルブフィン、ナルセイン、ニコモルフィン、ノルレボルファノール、ノルメタドン、ナロルフィン、ノルモルヒネ、ノルピナノン、アヘン、オキシコドン、オキシモルホン、パパベレタム、ペンタゾシン、フェナドキソン、フェノモルファン、ファナゾシン、フェノペリジン、ピミノジン、ピリトラミド、プロフェタジン、プロメドール、プロペリジン、プロピラム、プロポキシフェン、スルフェンタニル、チリジン、トラマドール、これらのジアステレオ異性体、これらの薬学的に許容可能な塩、これらの複合体、又はその混合物である。
【請求項163】
請求項161記載の薬学的組成物において、前記神経痛/神経因性疼痛の治療物質は、軽度のOTC鎮痛薬、麻薬性鎮痛薬、抗痙攣薬、又は抗鬱薬である。
【請求項164】
請求項161記載の薬学的組成物において、前記鬱病の治療物質は、複素環式の部類に属している選択的なセロトニン再摂取阻害剤、三環式化合物、モノアミンオキシダーゼ阻害薬、又は抗鬱化合物である。
【請求項165】
請求項161記載の薬学的組成物において、急迫性尿失禁の治療のための前記物質は、抗コリン作用薬、抗痙攣薬、三環系抗鬱薬、カルシウムチャネル遮断薬、又はβアゴニストである。
【請求項166】
請求項161記載の薬学的組成物において、この組成物は、更に、
抗生物質、抗ウイルス、抗真菌性、抗炎症薬、麻酔薬、又はそれら混合物を有するものである。
【請求項167】
オピオイド受容体を必要とする患者においてオピオイド受容体を結合させる方法であって、
有効量の化学式XXVIIIの化合物を前記患者に投与する工程を有し、
【化66】
式中、
Dは、
【化67】
であり、
Kはカルボキシ(−COOH)、−C(=O)−O−アルキル、−S(=O)2−N(アルキル)(アルキル)、ヘテロアリール、アルキルへテロアリール、アミノカルボニル(−C(=O)−NH2)、又はN−アルキルアミノカルボニル(−C(=O)−NH(アルキル))であり、
R23R24、及びR26はそれぞれ独立してH又はアルキルであり、
pは1又は2であり、
A2及びB2はそれぞれHであるか、或いは共に二重結合を形成しており、更に、
X2は−CH2−又は−O−である、化合物、
或いは、それらの立体異性体、プロドラッグ、薬学的許容可能な塩、水和物、溶媒和物、酸の塩水和物、又はN−オキシドである、
方法。
【請求項168】
請求項167記載の方法において、前記化合物はδオピオイド受容体に結合するものである。
【請求項169】
請求項168記載の方法において、前記δオピオイド受容体は中枢神経系に位置するものである。
【請求項170】
請求項168記載の方法において、前記δオピオイド受容体は中枢神経系の末梢に位置するものである。
【請求項171】
請求項167記載の方法において、前記結合は、前記オピオイド受容体の活性を調節するものである。
【請求項172】
請求項171記載の方法において、前記結合は、前記オピオイド受容体の活性を作動させる(agonize)ものである。
【請求項173】
請求項169記載の方法において、前記化合物は、実質的に血液脳関門を超えないものである。
【請求項174】
薬学的組成物であって、
薬学的許容可能な担体と、以下の化学式XXIXの化合物とを有し、
【化68】
式中、
W2はパラ−N(アルキル),N(アルキル−Z)アミノカルボニルアリール又はパラ−N(アルキル),N(アルキル−Z)アミノカルボニルヘテロアリールであり、W2のアリール又はヘテロアリール環はヒドロキシ、及びアルコキシから独立して選択される0〜2個の基で置換されているものであり、
Zはアルコキシ、アルキルアミノ、又はジアルキルアミノであり、
R23及びR24はそれぞれ独立してH又はアルキルであり、
pは1又は2であり、
A2及びB2はそれぞれHであるか、或いは共に二重結合を形成しており、更に、
X2は−CH2−又は−O−である、化合物、
或いは、それらの立体異性体、プロドラッグ、薬学的許容可能な塩、水和物、溶媒和物、酸の塩水和物、又はN−オキシドである、
薬学的組成物。
【請求項175】
請求項174記載の薬学的組成物において、この組成物は、更に、
オピオイド、神経痛/神経因性疼痛の治療物質、鬱病の治療物質、失禁の治療物質、又は抗パーキンソン薬を有するものである。
【請求項176】
請求項175記載の薬学的組成物において、前記オピオイドは、アルフェンタニル、アリルプロジン、アルファプロジン、アニレリジン、ベンジル−モルヒネ、ベンジトラミド、ブプレノルフィン、ブトルファノール、クロニタゼン、コデイン、シクラゾシン、デソモルヒネ、デキシトロモルアミド、デゾシン、ジアンプロミド、ジアモルホン(diamorphone)、ジヒドロコデイン、ジヒドロモルヒネ、ジメノキサドール、ジメフェプタノール、ジメチルチアンブテン、ジオアフェチルブチレート(dioaphetylbutyrate)、ジピパノン、エプタゾシン、エトヘプタジン、エチルメチルチアンブテン(ethylmethylthiambutene)、エチルモルヒネ、エトニタゼン、フェンタニル、ヘロイン、ヒドロコドン、ヒドロモルホン(hydromorphone)、ヒドロキシ・ペチジン、イソメタドン、ケトベミドン、レバロルファン、レボルファノール、レボフェナンシルモルファン(levophenacylmorphan)、ロフェンタニル、ロペラミド、メペリジン、メプタジノール、メタゾシン、メタドン、メトポン、モルヒネ、ミロフィン(myrophine)、ナルブフィン、ナルセイン、ニコモルフィン、ノルレボルファノール、ノルメタドン、ナロルフィン、ノルモルヒネ、ノルピナノン、アヘン、オキシコドン、オキシモルホン、パパベレタム、ペンタゾシン、フェナドキソン、フェノモルファン、ファナゾシン、フェノペリジン、ピミノジン、ピリトラミド、プロフェタジン、プロメドール、プロペリジン、プロピラム、プロポキシフェン、スルフェンタニル、チリジン、トラマドール、これらのジアステレオ異性体、これらの薬学的に許容可能な塩、これらの複合体、又はその混合物である。
【請求項177】
請求項175記載の薬学的組成物において、前記神経痛/神経因性疼痛の治療物質は、軽度のOTC鎮痛薬、麻薬性鎮痛薬、抗痙攣薬、又は抗鬱薬である。
【請求項178】
請求項175記載の薬学的組成物において、前記鬱病の治療物質は、複素環式の部類に属している選択的なセロトニン再摂取阻害剤、三環式化合物、モノアミンオキシダーゼ阻害薬、又は抗鬱化合物である。
【請求項179】
請求項175記載の薬学的組成物において、急迫性尿失禁の治療のための前記物質は、抗コリン作用薬、抗痙攣薬、三環系抗鬱薬、カルシウムチャネル遮断薬、又はβアゴニストである。
【請求項180】
請求項175記載の薬学的組成物において、この組成物は、更に、
抗生物質、抗ウイルス、抗真菌性、抗炎症薬、麻酔薬、又はそれら混合物を有するものである。
【請求項181】
オピオイド受容体を必要とする患者においてオピオイド受容体を結合させる方法であって、
有効量の化学式XXIXの化合物を前記患者に投与する工程を有し、
【化69】
式中、
W2はパラ−N(アルキル),N(アルキル−Z)アミノカルボニルアリール又はパラ−N(アルキル),N(アルキル−Z)アミノカルボニルヘテロアリールであり、W2のアリール又はヘテロアリール環はヒドロキシ、及びアルコキシから独立して選択される0〜2個の基で置換されているものであり、
Zはアルコキシ、アルキルアミノ、又はジアルキルアミノであり、
R23及びR24はそれぞれ独立してH又はアルキルであり、
pは1又は2であり、
A2及びB2はそれぞれHであるか、或いは共に二重結合を形成しており、更に、
X2は−CH2−又は−O−である、化合物、
或いは、それらの立体異性体、プロドラッグ、薬学的許容可能な塩、水和物、溶媒和物、酸の塩水和物、又はN−オキシドである、
方法。
【請求項182】
請求項181記載の方法において、前記化合物はδオピオイド受容体に結合するものである。
【請求項183】
請求項182記載の方法において、前記δオピオイド受容体は中枢神経系に位置するものである。
【請求項184】
請求項182記載の方法において、前記δオピオイド受容体は中枢神経系の末梢に位置するものである。
【請求項185】
請求項181記載の方法において、前記結合は、前記オピオイド受容体の活性を調節するものである。
【請求項186】
請求項185記載の方法において、前記結合は、前記オピオイド受容体の活性を作動させる(agonize)ものである。
【請求項187】
請求項183記載の方法において、前記化合物は、実質的に血液脳関門を超えないものである。
【請求項188】
薬学的組成物であって、
薬学的許容可能な担体、及び以下の化学式XXXの化合物を有し、
【化70】
式中、
W2は、
【化71】
であり、
R23及びR24はそれぞれ独立してH又はアルキルであり、
pは1又は2であり、
A2及びB2はそれぞれHであるか、或いは共に二重結合を形成しており、
X2は−CH2−又は−O−であり、更に、
J2は、結合している炭素原子と共に、ハロ又はハロアルコキシから独立して選択される1〜3個の基で置換されている6員アリール環を形成する、化合物、
或いは、それらの立体異性体、プロドラッグ、薬学的許容可能な塩、水和物、溶媒和物、酸の塩水和物、又はN−オキシドであり、
ただし、
W2が
【化72】
の場合、前記J2のアリール環は少なくとも1つのハロアルコキシで置換されているものである
薬学的組成物。
【請求項189】
請求項188記載の薬学的組成物において、この組成物は、更に、
オピオイド、神経痛/神経因性疼痛の治療物質、鬱病の治療物質、失禁の治療物質、又は抗パーキンソン薬を有するものである。
【請求項190】
請求項189記載の薬学的組成物において、前記オピオイドは、アルフェンタニル、アリルプロジン、アルファプロジン、アニレリジン、ベンジル−モルヒネ、ベンジトラミド、ブプレノルフィン、ブトルファノール、クロニタゼン、コデイン、シクラゾシン、デソモルヒネ、デキシトロモルアミド、デゾシン、ジアンプロミド、ジアモルホン(diamorphone)、ジヒドロコデイン、ジヒドロモルヒネ、ジメノキサドール、ジメフェプタノール、ジメチルチアンブテン、ジオアフェチルブチレート(dioaphetylbutyrate)、ジピパノン、エプタゾシン、エトヘプタジン、エチルメチルチアンブテン(ethylmethylthiambutene)、エチルモルヒネ、エトニタゼン、フェンタニル、ヘロイン、ヒドロコドン、ヒドロモルホン(hydromorphone)、ヒドロキシ・ペチジン、イソメタドン、ケトベミドン、レバロルファン、レボルファノール、レボフェナンシルモルファン(levophenacylmorphan)、ロフェンタニル、ロペラミド、メペリジン、メプタジノール、メタゾシン、メタドン、メトポン、モルヒネ、ミロフィン(myrophine)、ナルブフィン、ナルセイン、ニコモルフィン、ノルレボルファノール、ノルメタドン、ナロルフィン、ノルモルヒネ、ノルピナノン、アヘン、オキシコドン、オキシモルホン、パパベレタム、ペンタゾシン、フェナドキソン、フェノモルファン、ファナゾシン、フェノペリジン、ピミノジン、ピリトラミド、プロフェタジン、プロメドール、プロペリジン、プロピラム、プロポキシフェン、スルフェンタニル、チリジン、トラマドール、これらのジアステレオ異性体、これらの薬学的に許容可能な塩、これらの複合体、又はその混合物である。
【請求項191】
請求項189記載の薬学的組成物において、前記神経痛/神経因性疼痛の治療物質は、軽度のOTC鎮痛薬、麻薬性鎮痛薬、抗痙攣薬、又は抗鬱薬である。
【請求項192】
請求項189記載の薬学的組成物において、前記鬱病の治療物質は、複素環式の部類に属している選択的なセロトニン再摂取阻害剤、三環式化合物、モノアミンオキシダーゼ阻害薬、又は抗鬱化合物である。
【請求項193】
請求項189記載の薬学的組成物において、急迫性尿失禁の治療のための前記物質は、抗コリン作用薬、抗痙攣薬、三環系抗鬱薬、カルシウムチャネル遮断薬、又はβアゴニストである。
【請求項194】
請求項189記載の薬学的組成物において、この組成物は、更に、
抗生物質、抗ウイルス、抗真菌性、抗炎症薬、麻酔薬、又はそれら混合物を有するものである。
【請求項195】
オピオイド受容体を必要とする患者においてオピオイド受容体を結合させる方法であって、
有効量の化学式XXXの化合物を前記患者に投与する工程を有し、
【化73】
式中、
W2は、
【化74】
であり、
R23及びR24はそれぞれ独立してH又はアルキルであり、
pは1又は2であり、
A2及びB2はそれぞれHであるか、或いは共に二重結合を形成しており、
X2は−CH2−又は−O−であり、更に、
J2は、結合している炭素原子と共に、ハロ又はハロアルコキシから独立して選択される1〜3個の基で置換されている6員アリール環を形成する、化合物、
或いは、それらの立体異性体、プロドラッグ、薬学的許容可能な塩、水和物、溶媒和物、酸の塩水和物、又はN−オキシドであり、
ただし、
W2が
【化75】
の場合、前記J2のアリール環は少なくとも1つのハロアルコキシで置換されているものである、
方法。
【請求項196】
請求項195記載の方法において、前記化合物はδオピオイド受容体に結合するものである。
【請求項197】
請求項196記載の方法において、前記δオピオイド受容体は中枢神経系に位置するものである。
【請求項198】
請求項196記載の方法において、前記δオピオイド受容体は中枢神経系の末梢に位置するものである。
【請求項199】
請求項195記載の方法において、前記結合は、前記オピオイド受容体の活性を調節するものである。
【請求項200】
請求項199記載の方法において、前記結合は、前記オピオイド受容体の活性を作動させる(agonize)ものである。
【請求項201】
請求項197記載の方法において、前記化合物は、実質的に血液脳関門を超えないものである。
【請求項202】
薬学的組成物であって、
薬学的許容可能な担体、及び以下の化学式XXXIIの化合物を有し、
【化76】
式中、
Dは、N(アルキル),N(アルキル)アミノカルボニルへテロアリールであり、
R23、R24、及びR26はそれぞれ独立してH又はアルキルであり、
pは1又は2であり、
A2及びB2はそれぞれHであるか、或いは共に二重結合を形成しており、更に、
X2は−CH2−又は−O−である、化合物、
或いは、それらの立体異性体、プロドラッグ、薬学的許容可能な塩、水和物、溶媒和物、酸の塩水和物、又はN−オキシドであり、
ただし、
Dが
【化77】
であり、X2が−O−の場合、A2及びB2はそれぞれHである
薬学的組成物。
【請求項203】
請求項202記載の薬学的組成物において、この組成物は、更に、
オピオイド、神経痛/神経因性疼痛の治療物質、鬱病の治療物質、失禁の治療物質、又は抗パーキンソン薬を有するものである。
【請求項204】
請求項203記載の薬学的組成物において、前記オピオイドは、アルフェンタニル、アリルプロジン、アルファプロジン、アニレリジン、ベンジル−モルヒネ、ベンジトラミド、ブプレノルフィン、ブトルファノール、クロニタゼン、コデイン、シクラゾシン、デソモルヒネ、デキシトロモルアミド、デゾシン、ジアンプロミド、ジアモルホン(diamorphone)、ジヒドロコデイン、ジヒドロモルヒネ、ジメノキサドール、ジメフェプタノール、ジメチルチアンブテン、ジオアフェチルブチレート(dioaphetylbutyrate)、ジピパノン、エプタゾシン、エトヘプタジン、エチルメチルチアンブテン(ethylmethylthiambutene)、エチルモルヒネ、エトニタゼン、フェンタニル、ヘロイン、ヒドロコドン、ヒドロモルホン(hydromorphone)、ヒドロキシ・ペチジン、イソメタドン、ケトベミドン、レバロルファン、レボルファノール、レボフェナンシルモルファン(levophenacylmorphan)、ロフェンタニル、ロペラミド、メペリジン、メプタジノール、メタゾシン、メタドン、メトポン、モルヒネ、ミロフィン(myrophine)、ナルブフィン、ナルセイン、ニコモルフィン、ノルレボルファノール、ノルメタドン、ナロルフィン、ノルモルヒネ、ノルピナノン、アヘン、オキシコドン、オキシモルホン、パパベレタム、ペンタゾシン、フェナドキソン、フェノモルファン、ファナゾシン、フェノペリジン、ピミノジン、ピリトラミド、プロフェタジン、プロメドール、プロペリジン、プロピラム、プロポキシフェン、スルフェンタニル、チリジン、トラマドール、これらのジアステレオ異性体、これらの薬学的に許容可能な塩、これらの複合体、又はその混合物である。
【請求項205】
請求項203記載の薬学的組成物において、前記神経痛/神経因性疼痛の治療物質は、軽度のOTC鎮痛薬、麻薬性鎮痛薬、抗痙攣薬、又は抗鬱薬である。
【請求項206】
請求項203記載の薬学的組成物において、前記鬱病の治療物質は、複素環式の部類に属している選択的なセロトニン再摂取阻害剤、三環式化合物、モノアミンオキシダーゼ阻害薬、又は抗鬱化合物である。
【請求項207】
請求項203記載の薬学的組成物において、急迫性尿失禁の治療のための前記物質は、抗コリン作用薬、抗痙攣薬、三環系抗鬱薬、カルシウムチャネル遮断薬、又はβアゴニストである。
【請求項208】
請求項203記載の薬学的組成物において、この組成物は、更に、
抗生物質、抗ウイルス、抗真菌性、抗炎症薬、麻酔薬、又はそれら混合物を有するものである。
【請求項209】
オピオイド受容体を必要とする患者においてオピオイド受容体を結合させる方法であって、
有効量の化学式XXXIIの化合物を前記患者に投与する工程を有し、
【化78】
式中、
Dは、N(アルキル),N(アルキル)アミノカルボニルへテロアリールであり、
R23、R24、及びR26はそれぞれ独立してH又はアルキルであり、
pは1又は2であり、
A2及びB2はそれぞれHであるか、或いは共に二重結合を形成しており、更に、
X2は−CH2−又は−O−である、化合物、
或いは、それらの立体異性体、プロドラッグ、薬学的許容可能な塩、水和物、溶媒和物、酸の塩水和物、又はN−オキシドであり、
ただし、
Dが
【化79】
であり、X2が−O−の場合、A2及びB2はそれぞれHである、
方法。
【請求項210】
請求項209記載の方法において、前記化合物は、δオピオイド受容体に結合するものである。
【請求項211】
請求項210記載の方法において、前記δオピオイド受容体は、中枢神経系に位置するものである。
【請求項212】
請求項210記載の方法において、前記δオピオイド受容体は、中枢神経系の末梢に位置するものである。
【請求項213】
請求項209記載の方法において、前記結合は、前記オピオイド受容体の活性を調節するものである。
【請求項214】
請求項213記載の方法において、前記結合は、前記オピオイド受容体の活性を作動させる(agonize)ものである。
【請求項215】
請求項211記載の方法において、前記化合物は、実質的に血液脳関門を超えないものである。
【請求項216】
請求項11記載の化合物において、前記化合物は、
【化80−1】
【化80−2】
である。
【請求項217】
請求項23記載化合物において、前記化合物は、
【化81】
である。
【請求項218】
請求項29記載の化合物において、前記化合物は、
【化82】
である。
【請求項219】
請求項38記載の化合物において、前記化合物は、
【化83】
である。
【請求項220】
請求項44記載の化合物において、前記化合物は、
【化84−1】
【化84−2】
である。
【請求項221】
請求項49記載の化合物において、前記化合物は、
【化85】
である。
【請求項222】
請求項56記載の化合物において、前記化合物は、
【化86】
である。
【請求項223】
請求項64記載の化合物において、前記化合物は、
【化87】
である。
【請求項224】
請求項71記載の化合物において、前記化合物は、
【化88】
である。
【請求項225】
化学式XXXIIIの化合物であって、
【化89】
式中、
F1はヘテロアリールであり、更に、
Gは、NH2、NHC(=O)アルキル、NH(C(O)N(H)アルキル、又はNHS(=O)2アルキルで置換されたC1〜6アルキレンである、化合物、
或いは、それらの立体異性体、プロドラッグ、薬学的許容可能な塩、水和物、溶媒和物、酸の塩水和物、又はN−オキシドである、化合物。
【請求項226】
請求項225記載の化合物において、前記へテロアリールは、1〜4個のヘテロ原子を有する5又は6員環のヘテロアリールである。
【請求項227】
請求項226記載の化合物において、前記へテロアリールは、2〜4個のヘテロ原子を有する5又は6員環のヘテロアリールである。
【請求項228】
請求項227記載の化合物において、前記へテロアリールは、5員環のヘテロアリールである。
【請求項229】
請求項228記載の化合物において、前記へテロアリールは、テトラゾールである。
【請求項230】
請求項229記載の化合物において、F1−Gは、
【化90】
である。
【請求項231】
請求項225記載の化合物において、Gは、NH2、NHC(=O)アルキル、又はNHS(=O)2アルキルで置換されたC4〜6アルキレンである。
【請求項232】
請求項231記載の化合物において、前記アルキルはC1〜6アルキルである。
【請求項233】
請求項232記載の化合物において、前記アルキルはC1アルキルである。
【請求項234】
請求項231記載の化合物において、GはNH2で置換されたC4〜6アルキレンである。
【請求項235】
請求項230記載の化合物において、GはNH2、NHC(=O)アルキル、又はNHS(=O)2アルキルで置換されたC4〜6アルキレンである。
【請求項236】
請求項235記載の化合物において、GはNH2で置換されたC4〜6アルキレンである。
【請求項237】
請求項225記載の化合物であって、この化合物は、以下からなる群
【化91−1】
【化91−2】
から選択されるものである。
【請求項238】
請求項33記載の化合物であって、この化合物は、以下からなる群
【化92】
から選択されるものである。
【請求項239】
請求項33記載の化合物において、Q2はヒドロキシであり、更にW2は
【化93】
である。
【請求項240】
請求項239記載の化合物において、R23及びR24はHであり、W2は
【化94】
である。
【請求項241】
請求項240記載の化合物において、Q1はHである。
【請求項242】
化学式XXXIVの化合物であって、
【化95】
式中、
F2はアリール又はヘテロアリールであり、更に、
Q3はヒドロキシ又はアルコキシである、化合物、
或いは、それらの立体異性体、プロドラッグ、薬学的許容可能な塩、水和物、溶媒和物、酸の塩水和物、又はN−オキシドである
化合物。
【請求項243】
請求項242記載の化合物において、F2はフェニルである。
【請求項244】
請求項242記載の化合物において、F2はピリジル又はベンゾチオフェニルである。
【請求項245】
請求項242記載の化合物において、Q3はヒドロキシ、メトキシ、又はシクロプロピルメトキシである。
【請求項246】
請求項243記載の化合物において、Q3はメトキシ又はシクロプロピルメトキシである。
【請求項247】
請求項244記載の化合物において、Q3はヒドロキシである。
【請求項248】
請求項48記載の化合物であって、この化合物は、
【化96】
である。
【請求項249】
請求項248記載の化合物において、この化合物は実質的に、鏡像異性的に純粋である。
【請求項250】
以下から成る群から選択される化合物、
【化97−1】
【化97−2】
或いは、それらの立体異性体、プロドラッグ、薬学的許容可能な塩、水和物、溶媒和物、酸の塩水和物、又はN−オキシドである
化合物。
【請求項251】
請求項250記載の化合物において、この化合物は、以下からなる群
【化98】
から選択されるものである、化合物、
或いは、それらの立体異性体、プロドラッグ、薬学的許容可能な塩、水和物、溶媒和物、酸の塩水和物、又はN−オキシドである、化合物。
【請求項252】
薬学的組成物であって、
薬学的許容可能な担体と、請求項225記載の化合物とを有する
薬学的組成物。
【請求項253】
請求項252記載の薬学的組成物において、この組成物は、更に、
オピオイド、神経痛/神経因性疼痛の治療物質、鬱病の治療物質、失禁の治療物質、又は抗パーキンソン薬を有するものである。
【請求項254】
請求項253記載の薬学的組成物において、前記オピオイドは、アルフェンタニル、アリルプロジン、アルファプロジン、アニレリジン、ベンジル−モルヒネ、ベンジトラミド、ブプレノルフィン、ブトルファノール、クロニタゼン、コデイン、シクラゾシン、デソモルヒネ、デキシトロモルアミド、デゾシン、ジアンプロミド、ジアモルホン(diamorphone)、ジヒドロコデイン、ジヒドロモルヒネ、ジメノキサドール、ジメフェプタノール、ジメチルチアンブテン、ジオアフェチルブチレート(dioaphetylbutyrate)、ジピパノン、エプタゾシン、エトヘプタジン、エチルメチルチアンブテン(ethylmethylthiambutene)、エチルモルヒネ、エトニタゼン、フェンタニル、ヘロイン、ヒドロコドン、ヒドロモルホン(hydromorphone)、ヒドロキシ・ペチジン、イソメタドン、ケトベミドン、レバロルファン、レボルファノール、レボフェナンシルモルファン(levophenacylmorphan)、ロフェンタニル、ロペラミド、メペリジン、メプタジノール、メタゾシン、メタドン、メトポン、モルヒネ、ミロフィン(myrophine)、ナルブフィン、ナルセイン、ニコモルフィン、ノルレボルファノール、ノルメタドン、ナロルフィン、ノルモルヒネ、ノルピナノン、アヘン、オキシコドン、オキシモルホン、パパベレタム、ペンタゾシン、フェナドキソン、フェノモルファン、ファナゾシン、フェノペリジン、ピミノジン、ピリトラミド、プロフェタジン、プロメドール、プロペリジン、プロピラム、プロポキシフェン、スルフェンタニル、チリジン、トラマドール、これらのジアステレオ異性体、これらの薬学的に許容可能な塩、これらの複合体、又はその混合物である。
【請求項255】
請求項253記載の薬学的組成物において、前記神経痛/神経因性疼痛の治療物質は、軽度のOTC鎮痛薬、麻薬性鎮痛薬、抗痙攣薬、又は抗鬱薬である。
【請求項256】
請求項253記載の薬学的組成物において、前記鬱病の治療物質は、複素環式の部類に属している選択的なセロトニン再摂取阻害剤、三環式化合物、モノアミンオキシダーゼ阻害薬、又は抗鬱化合物である。
【請求項257】
請求項253記載の薬学的組成物において、急迫性尿失禁の治療のための前記物質は、抗コリン作用薬、抗痙攣薬、三環系抗鬱薬、カルシウムチャネル遮断薬、又はβアゴニストである。
【請求項258】
請求項253記載の薬学的組成物において、この組成物は、更に、
抗生物質、抗ウイルス、抗真菌性、抗炎症薬、麻酔薬、又はそれら混合物を有するものである。
【請求項259】
オピオイド受容体を必要とする患者においてオピオイド受容体を結合させる方法であって、
有効量の請求項225記載の化合物を前記患者に投与する工程を有するものである、
方法。
【請求項260】
請求項259記載の方法において、前記化合物はδオピオイド受容体に結合するものである。
【請求項261】
請求項260記載の方法において、前記δオピオイド受容体は中枢神経系に位置するものである。
【請求項262】
請求項260記載の方法において、前記δオピオイド受容体は中枢神経系の末梢に位置するものである。
【請求項263】
請求項259記載の方法において、前記結合は、前記オピオイド受容体の活性を調節するものである。
【請求項264】
請求項263記載の方法において、前記結合は、前記オピオイド受容体の活性を作動させる(agonize)ものである。
【請求項265】
請求項261記載の方法において、前記化合物は、実質的に血液脳関門を超えないものである。
【請求項266】
薬学的組成物であって、
薬学的に許容可能な担体と、請求項242記載の化合物とを有するものである、
薬学的組成物。
【請求項267】
請求項266記載の薬学的組成物において、この組成物は、更に、
オピオイド、神経痛/神経因性疼痛の治療物質、鬱病の治療物質、失禁の治療物質、又は抗パーキンソン薬を有するものである。
【請求項268】
請求項267記載の薬学的組成物において、前記オピオイドは、アルフェンタニル、アリルプロジン、アルファプロジン、アニレリジン、ベンジル−モルヒネ、ベンジトラミド、ブプレノルフィン、ブトルファノール、クロニタゼン、コデイン、シクラゾシン、デソモルヒネ、デキシトロモルアミド、デゾシン、ジアンプロミド、ジアモルホン(diamorphone)、ジヒドロコデイン、ジヒドロモルヒネ、ジメノキサドール、ジメフェプタノール、ジメチルチアンブテン、ジオアフェチルブチレート(dioaphetylbutyrate)、ジピパノン、エプタゾシン、エトヘプタジン、エチルメチルチアンブテン(ethylmethylthiambutene)、エチルモルヒネ、エトニタゼン、フェンタニル、ヘロイン、ヒドロコドン、ヒドロモルホン(hydromorphone)、ヒドロキシ・ペチジン、イソメタドン、ケトベミドン、レバロルファン、レボルファノール、レボフェナンシルモルファン(levophenacylmorphan)、ロフェンタニル、ロペラミド、メペリジン、メプタジノール、メタゾシン、メタドン、メトポン、モルヒネ、ミロフィン(myrophine)、ナルブフィン、ナルセイン、ニコモルフィン、ノルレボルファノール、ノルメタドン、ナロルフィン、ノルモルヒネ、ノルピナノン、アヘン、オキシコドン、オキシモルホン、パパベレタム、ペンタゾシン、フェナドキソン、フェノモルファン、ファナゾシン、フェノペリジン、ピミノジン、ピリトラミド、プロフェタジン、プロメドール、プロペリジン、プロピラム、プロポキシフェン、スルフェンタニル、チリジン、トラマドール、これらのジアステレオ異性体、これらの薬学的に許容可能な塩、これらの複合体、又はその混合物である。
【請求項269】
請求項267記載の薬学的組成物において、前記神経痛/神経因性疼痛の治療物質は、軽度のOTC鎮痛薬、麻薬性鎮痛薬、抗痙攣薬、又は抗鬱薬である。
【請求項270】
請求項269記載の薬学的組成物において、前記鬱病の治療物質は、複素環式の部類に属している選択的なセロトニン再摂取阻害剤、三環式化合物、モノアミンオキシダーゼ阻害薬、又は抗鬱化合物である。
【請求項271】
請求項267記載の薬学的組成物において、急迫性尿失禁の治療のための前記物質は、抗コリン作用薬、抗痙攣薬、三環系抗鬱薬、カルシウムチャネル遮断薬、又はβアゴニストである。
【請求項272】
請求項267記載の薬学的組成物において、この組成物は、更に、
抗生物質、抗ウイルス、抗真菌性、抗炎症薬、麻酔薬、又はそれら混合物を有するものであ
【請求項273】
オピオイド受容体を必要とする患者においてオピオイド受容体を結合させる方法であって、
有効量の請求項242記載の化合物を前記患者に投与する工程を有するものである、
方法。
【請求項274】
請求項273記載の方法において、前記化合物はδオピオイド受容体に結合するものである。
【請求項275】
請求項274記載の方法において、前記δオピオイド受容体は中枢神経系に位置するものである。
【請求項276】
請求項274記載の方法において、前記δオピオイド受容体は中枢神経系の末梢に位置するものである。
【請求項277】
請求項273記載の方法において、前記結合は、前記オピオイド受容体の活性を調節するものである。
【請求項278】
請求項277記載の方法において、前記結合は、前記オピオイド受容体の活性を作動させる(agonize)ものである。
【請求項279】
請求項275記載の方法において、前記化合物は、実質的に血液脳関門を超えないものである。
【請求項1】
化学式XIVの化合物であって、
【化1】
式中、
W2はアリール又はヘテロアリールであり、前記アリール又はヘテロアリールは、ヒドロキシ、アミノカルボニル(−C(=O)−NH2)、N−アルキルアミノカルボニル(−C(=O)−NH(アルキル))、及びN,N−ジアルキルアミノカルボニル(−C(=O)−N(アルキル)(アルキル))から独立して選択される0〜3個の基で置換されており、
R23及びR24はそれぞれ独立してH又はアルキルであるが、ただしR23及びR24の少なくとも1つはアルキルであり、
pは1又は2であり、
A2及びB2はそれぞれHであるか、或いは共に二重結合を形成し、更に、
X2は−CH2−又は−O−である、化合物、
或いは、それらの立体異性体、プロドラッグ、薬学的許容可能な塩、水和物、溶媒和物、酸の塩水和物、又はN−オキシドである
化合物。
【請求項2】
請求項1記載の化合物において、W2は、
【化2】
である。
【請求項3】
請求項2記載の化合物において、W2は、
【化3】
である。
【請求項4】
請求項1記載の化合物において、pは1である。
【請求項5】
請求項1記載の化合物において、X2は−O−である。
【請求項6】
請求項1記載の化合物において、A2及びB2は共に二重結合を形成するものである。
【請求項7】
請求項1記載の化合物において、この化合物は、
以下の化学式XV
【化4】
である。
【請求項8】
請求項1記載の化合物において、この化合物は、
以下の化学式XVI
【化5】
である。
【請求項9】
請求項1記載の化合物において、この化合物は、
【化6】
である。
【請求項10】
請求項1記載の化合物において、この化合物は、
【化7】
である。
【請求項11】
化学式XVIIの化合物であって、
【化8】
式中、
W2はアリール又はヘテロアリールであり、前記アリール又はヘテロアリールはヒドロキシ、アミノカルボニル(−C(=O)−NH2)、N−アルキルアミノカルボニル(−C(=O)−NH(アルキル))、及びN,N−ジアルキルアミノカルボニル(−C(=O)−N(アルキル)(アルキル))から独立して選択される0〜3個の基で置換されており、
R23及びR24はそれぞれ独立してH又はアルキルであり、
A2及びB2はそれぞれHであるか、或いは共に二重結合を形成し、
X2は−CH2−又は−O−であり、更に、
J2は、結合している炭素原子と共に、ハロ、ヒドロキシ、及びS(=O)2−アルキルから独立して選択される0〜3個の基で置換された6員アリール環を形成するものである、化合物、
或いは、それらの立体異性体、プロドラッグ、薬学的許容可能な塩、水和物、溶媒和物、酸の塩水和物、又はN−オキシドであり、
ただし、
W2がパラ−ジエチルアミノカルボニルフェニルであり、X2がOであり、更にA2及びB2が共に二重結合を形成する場合、前記J2のアリール環は、ハロ、及びアルキル基がC2〜C6アルキルである−S(=O)2−アルキルから独立して選択される少なくとも1つの基で置換されおり、更に
W2がパラ−ジエチルアミノカルボニルフェニルであり、X2がOであり、更にA2及びB2がそれぞれHである場合、前記J2のアリール環は、ハロ、ヒドロキシ、及び−S(=O)2−アルキルから独立して選択される1〜3個の基で置換されており、
前記化学式XVIIの化合物は、
【化9】
以外のものである
化合物。
【請求項12】
請求項11記載の化合物において、W2は、
【化10】
である。
【請求項13】
請求項11記載の化合物において、R23及びR24はそれぞれHである。
【請求項14】
請求項11記載の化合物において、この化合物は、
以下の化学式XVIII
【化11】
であり、
式中、
Q1及びQ2はそれぞれ独立してH、ハロ、ヒドロキシ、又は−S(=O)2−アルキルである。
【請求項15】
請求項11記載の化合物において、A2及びB2は共に二重結合を形成するものである。
【請求項16】
請求項11記載の化合物において、X2は−O−である。
【請求項17】
請求項11記載の化合物において、ハロはフッ素である。
【請求項18】
請求項14記載の化合物であって、この化合物は、
以下の化学式XIX
【化12】
である。
【請求項19】
請求項11記載の化合物において、この化合物は、
【化13】
である。
【請求項20】
請求項19記載の化合物において、この化合物は、
【化14−1】
【化14−2】
である。
【請求項21】
請求項20記載の化合物において、この化合物は、
【化15】
である。
【請求項22】
請求項21記載の化合物において、この化合物は、
【化16】
である。
【請求項23】
化学式XXの化合物であって、
【化17】
式中、
W2はアリール又はヘテロアリールであり、前記アリール又はヘテロアリールは、ヒドロキシ、アミノカルボニル(−C(=O)−NH2)、N−アルキルアミノカルボニル(−C(=O)−NH(アルキル))、及びN,N−ジアルキルアミノカルボニル(−C(=O)−N(アルキル)(アルキル))から独立して選択される0〜3個の基で置換されており、
R23及びR24はそれぞれ独立してH又はアルキルであり、
A2及びB2はそれぞれHであるか、或いは共に二重結合を形成し、
X2は−CH2−又は−O−であり、更に、
J2は、結合している炭素原子と共に、0〜3個のヒドロキシ又はハロ基で独立して置換された6員アリール環を形成するものである、化合物、
或いは、それらの立体異性体、プロドラッグ、薬学的許容可能な塩、水和物、溶媒和物、酸の塩水和物、又はN−オキシドであり、
ただし、
前記化学式XXの化合物は、4−[(4−N,N−ジエチルアミノカルボニル)フェニル]−スピロ[2H,1−ベンゾピラン−2,3’−ピロリジン]以外のものである
化合物。
【請求項24】
請求項23記載の化合物において、W2は、
【化18】
である。
【請求項25】
請求項23記載の化合物において、前記R23及びR24はそれぞれHである。
【請求項26】
請求項23記載の化合物であって、この化合物は、
化学式XXI
【化19】
を含み、
式中、
Q1及びQ2はそれぞれ独立して、H、ヒドロキシ、又はハロである。
【請求項27】
請求項23記載の化合物において、A2及びB2は共に二重結合を形成するものである。
【請求項28】
請求項23記載の化合物において、X2は−O−である。
【請求項29】
化学式XXIIの化合物であって、
【化20】
式中、
W2はアリール又はヘテロアリールであり、前記アリール又はヘテロアリールは、ヘテロアリール、ヒドロキシ、カルボキシ(−COOH)、−C(=O)−アルキル、−C(=O)−アリール、−C(=O)−O−アルキル、−S(=O)2−N(アルキル)(アルキル)、アミノカルボニル(−C(=O)−NH2)、N−アルキルアミノカルボニル(−C(=O)−NH(アルキル))、及びN,N−ジアルキルアミノカルボニル(−C(=O)−N(アルキル)(アルキル))から独立して選択される0〜3個の基で置換されており、
R23及びR24はそれぞれ独立してH又はアルキルであり、
A2及びB2はそれぞれHであるか、或いは共に二重結合を形成しており、更に、
J2は、結合している炭素原子と共に、ハロ、ヘテロシクロアルキル、ヒドロキシ、アルコキシ、−S(=O)2−アルキル、−S(=O)2−NH2、−S(=O)2−NH(アルキル)、−S(=O)2−N(アルキル)(アルキル)、カルボキシ(−COOH)、−C(=O)−O−アルキル、及びN,N−ジアルキルアミノカルボニル(−C(=O)−N(アルキル)(アルキル))から独立して選択される0〜3個の基で置換された6員アリール環を形成するものである、化合物、
或いは、それらの立体異性体、プロドラッグ、薬学的許容可能な塩、水和物、溶媒和物、酸の塩水和物、又はN−オキシドであり、
ただし、
W2がパラ−ジエチルアミノカルボニルフェニル、パラ−プロピル−2−イルアミノカルボニルフェニル、又はパラ−ペンチル−3−イルアミノカルボニルフェニルであり、R23及びR24がそれぞれHであり、更にA及びBがそれぞれHであるか或いは共に二重結合を形成している場合、J2は非置換フェニル又はアニシル以外のものであり、更に
W2が以下の
【化21】
であり、R23及びR24がそれぞれHであり、更にA及びBが共に二重結合を形成する場合、J2は非置換フェニル以外のものである
化合物。
【請求項30】
請求項29記載の化合物において、W2は、
【化22】
である。
【請求項31】
請求項29記載の化合物において、R23及びR24はそれぞれHである。
【請求項32】
請求項29記載の化合物であって、この化合物は、
化学式XXIII
【化23】
を含み、
式中、
Q1及びQ2はそれぞれ独立して、H、ハロ、ヘテロシクロアルキル、ヒドロキシ、アルコキシ、−S(=O)2−アルキル、−S(=O)2−NH2、−S(=O)2−NH(アルキル)、−S(=O)2−N(アルキル)(アルキル)、カルボキシ(−COOH)、−C(=O)−O−アルキル、又はN,N−ジアルキルアミノカルボニル(−C(=O)−N(アルキル)(アルキル))である。
【請求項33】
請求項32記載の化合物において、W2は、
【化24】
である。
【請求項34】
請求項33記載の化合物において、R23及びR24はそれぞれHである。
【請求項35】
請求項29記載の化合物であって、この化合物は、
以下の化学式XXIV
【化25】
である。
【請求項36】
請求項29記載の化合物において、この化合物は、
【化26】
である。
【請求項37】
請求項36記載の化合物において、この化合物は、
【化27】
である。
【請求項38】
化学式XXVの化合物であって、
【化28】
式中、
W2は選択的に−C(=O)−アルキル又は−C(=O)−アリールで置換されたアリールであり、
R23及びR24はそれぞれ独立してH又はアルキルであり、
pは1又は2であり、
A2及びB2はそれぞれHであるか、或いは共に二重結合を形成しており、
X2は−CH2−又は−O−であり、更に
J2は、結合している炭素原子と共に、ヒドロキシ、アルコキシ、−S(=O)2−アルキル、−S(=O)2−NH2、−S(=O)2−NH(アルキル)、−S(=O)2−N(アルキル)(アルキル)、−C(=O)−N(アルキル)(アルキル)、カルボキシ(−COOH)、及び−C(=O)−O−アルキルから独立して選択される0〜3個の基で置換された6員アリール環を形成するものである、化合物、
或いは、それらの立体異性体、プロドラッグ、薬学的許容可能な塩、水和物、溶媒和物、酸の塩水和物、又はN−オキシドであり、
ただし、
前記化学式XXVの化合物は4−フェニル−スピロ[2H,1−ベンゾピラン−2,4’−ピペリジン]以外のものである
化合物。
【請求項39】
請求項38記載の化合物において、R23及びR24はそれぞれHである。
【請求項40】
請求項38記載の化合物において、pは1である。
【請求項41】
請求項38記載の化学式XXVIの化合物において、
【化29】
式中、
Q1及びQ2はそれぞれ独立してH、ヒドロキシ、アルコキシ、−S(=O)2−アルキル、−S(=O)2−NH2、−S(=O)2−NH(アルキル)、−S(=O)2−N(アルキル)(アルキル)、−C(=O)−N(アルキル)(アルキル)、カルボキシ(−COOH)、又は−C(=O)−O−アルキルである。
【請求項42】
請求項38記載の化合物において、A2及びB2は共に二重結合を形成するものである。
【請求項43】
請求項42記載の化合物において、X2は−O−である。
【請求項44】
化学式XXVIIの化合物であって、
【化30】
W2はパラ−ジアルキルアミノカルボニルフェニルであり、前記フェニル基は更に、テトラゾリル、N−アルキルテトラゾリル、ヒドロキシ、カルボキシ(−COOH)、及びアミノカルボニル(−C(=O)−NH2)から独立して選択される1〜2個の基で選択的に置換されており、
R23及びR24はそれぞれ独立してH又はアルキルであり、
A2及びB2はそれぞれHであるか、或いは共に二重結合を形成しており、
Q1及びQ2はそれぞれ独立して、H、ヒドロキシ、アルコキシ、ハロアルコキシ、ハロ、又はヘテロシクロアルキルである、化合物、
或いは、それらの立体異性体、プロドラッグ、薬学的許容可能な塩、水和物、溶媒和物、酸の塩水和物、又はN−オキシドであり、
ただし、
Q1及びQ2の一方がヒドロキシであって、もう一方がHであるか、或いはQ1及びQ2が共にヒドロキシである場合、前記W2のフェニル基は、更に、テトラゾリル、N−アルキルテトラゾリル、ヒドロキシ、カルボキシ(−COOH)、及びアミノカルボニル(−C(=O)−NH2)から選択される1〜2個の基で置換されており、
Q1、Q2、R23、及びR24がそれぞれHであり、前記W2のフェニル基が更に1つのヒドロキシで置換されている場合、A2及びB2はそれぞれHであり、
W2がパラ−ジアルキルアミノカルボニルフェニルである場合、Q1、Q2、R23、及びR24の少なくとも1つはH以外のものであり、
W2がパラ−ジアルキルアミノカルボニルフェニルであり、R23及びR24がそれぞれHであり、更にQ2がハロである場合、Q1はH又はヒドロキシ以外のものであり、
W2がパラ−ジアルキルアミノカルボニルフェニルであり、R23及びR24がそれぞれHであり、Q1がメトキシ、シクロプロピルメトキシ、シクロブトキシ、又はシクロペントキシであり、更にQ2がHである場合、A2及びB2はそれぞれHであり、更に、
W2がパラ−ジアルキルアミノカルボニルフェニルであり、R23及びR24がそれぞれHであり、及びQ1がH又はOHである場合、Q2はメトキシ、シクロプロピルメトキシ、シクロブトキシ、又はシクロペントキシ以外のものである
化合物。
【請求項45】
請求項44記載の化合物において、W2は、
【化31】
である。
【請求項46】
請求項44記載の化合物において、R23及びR24はそれぞれHである。
【請求項47】
請求項45記載の化合物において、R23及びR24はそれぞれHである。
【請求項48】
請求項44記載の化合物において、この化合物は、
【化32】
である。
【請求項49】
化学式XXVIIIの化合物であって、
【化33】
式中、
Dは、
【化34】
であり、
Kはカルボキシ(−COOH)、−C(=O)−O−アルキル、−S(=O)2−N(アルキル)(アルキル)、ヘテロアリール、アルキルへテロアリール、アミノカルボニル(−C(=O)−NH2)、又はN−アルキルアミノカルボニル(−C(=O)−NH(アルキル))であり、
R23、R24、及びR26はそれぞれ独立してH又はアルキルであり、
pは1又は2であり、
A2及びB2はそれぞれHであるか、或いは共に二重結合を形成し、
X2は−CH2−又は−O−である、化合物、
或いは、それらの立体異性体、プロドラッグ、薬学的許容可能な塩、水和物、溶媒和物、酸の塩水和物、又はN−オキシドである
化合物。
【請求項50】
請求項49記載の化合物において、R23及びR24はそれぞれHである。
【請求項51】
請求項49記載の化合物において、R26はHである。
【請求項52】
請求項49記載の化合物において、pは1である。
【請求項53】
請求項52記載の化合物において、R23及びR24はそれぞれHである。
【請求項54】
請求項53記載の化合物において、R26はHである。
【請求項55】
請求項49記載の化合物において、この化合物は、
【化35】
である。
【請求項56】
化学式XXIXの化合物であって、
【化36】
式中、
W2はパラ−N(アルキル),N(アルキル−Z)アミノカルボニルアリール、又はパラ−N(アルキル),N(アルキル−Z)アミノカルボニルへテロアリールであり、前記W2のアリール又はヘテロアリール環はヒドロキシ及びアルコキシから独立して選択される0〜2個の基で置換されており、
Zはアルコキシ、アルキルアミノ、又はジアルキルアミノであり、
R23及びR24はそれぞれ独立してH又はアルキルであり、
pは1又は2であり、
A2及びB2はそれぞれHであるか、或いは共に二重結合を形成し、
X2は−CH2−又は−O−である、化合物、
或いは、それらの立体異性体、プロドラッグ、薬学的許容可能な塩、水和物、溶媒和物、酸の塩水和物、又はN−オキシドである
化合物。
【請求項57】
請求項56記載の化合物において、W2は
【化37】
である。
【請求項58】
請求項57記載の化合物において、W2は
【化38】
である。
【請求項59】
請求項56記載の化合物において、A2及びB2は共に二重結合を形成するものである。
【請求項60】
請求項56記載の化合物において、X2は−O−である。
【請求項61】
請求項56記載の化合物において、R23及びR24はそれぞれHである。
【請求項62】
請求項56記載の化合物において、pは1である。
【請求項63】
請求項56記載の化合物において、この化合物は、
【化39】
である。
【請求項64】
化学式XXXの化合物であって、
【化40】
式中、
W2は
【化41】
であり、
R23及びR24はそれぞれ独立してH又はアルキルであり、
pは1又は2であり、
A2及びB2はそれぞれHであるか、或いは共に二重結合を形成し、
X2は−CH2−又は−O−であり、更に
J2は、結合している炭素原子と共に、ハロ又はハロアルコキシから独立して選択される1〜3個の基で置換された6員アリール環を形成するものである、化合物、
或いは、それらの立体異性体、プロドラッグ、薬学的許容可能な塩、水和物、溶媒和物、酸の塩水和物、又はN−オキシドであり、
ただし、
W2が
【化42】
である場合、前記J2のアリール環は少なくとも1つのハロアルコキシで置換されているものである
化合物。
【請求項65】
請求項64記載の化合物において、R23及びR24はそれぞれHである。
【請求項66】
請求項64記載の化合物において、pは1である。
【請求項67】
請求項64記載の化合物において、この化合物は化学式XXXIであり、
【化43】
式中、
Q1及びQ2はそれぞれ独立して、H、ハロ、又はハロアルコキシであり、
ただし、Q1及びQ2のいずれか1つはH以外のものである。
【請求項68】
請求項67記載の化合物において、R23及びR24はそれぞれHである。
【請求項69】
請求項68記載の化合物において、pは1である。
【請求項70】
請求項64記載の化合物において、この化合物は、
【化44】
である。
【請求項71】
化学式XXXIIの化合物であって、
【化45】
式中、
DはN(アルキル),N(アルキル)アミノカルボニルへテロアリールであり、
R23、R24、及びR26はそれぞれ独立してH又はアルキルであり、
pは1又は2であり、
A2及びB2はそれぞれHであるか、或いは共に二重結合を形成し、更に
X2は−CH2−又は−O−である、化合物、
或いは、それらの立体異性体、プロドラッグ、薬学的許容可能な塩、水和物、溶媒和物、酸の塩水和物、又はN−オキシドであり、
ただし、
Dが以下の化学式、
【化46】
であり、X2が−O−である場合、A2及びB2はそれぞれHである
化合物。
【請求項72】
請求項71記載の化合物において、A2及びB2はそれぞれHである。
【請求項73】
請求項71記載の化合物において、X2は−O−である。
【請求項74】
請求項71記載の化合物において、前記Dのヘテロアリール環はチエニル又はピリジルである。
【請求項75】
請求項71記載の化合物において、この化合物は、
【化47】
である。
【請求項76】
薬学的組成物であって、
薬学的許容可能な担体、及び化学式XIVの化合物を有し、
【化48】
式中、
W2はアリール又はヘテロアリールであり、前記アリール又はヘテロアリールはヒドロキシ、アミノカルボニル(−C(=O)−NH2)、N−アルキルアミノカルボニル(−C(=O)−NH(アルキル))、及びN,N−ジアルキルアミノカルボニル(−C(=O)−N(アルキル)(アルキル))から独立して選択される0〜3個の基で置換されており、
R23及びR24はそれぞれ独立してH又はアルキルであり、ただし、R23及びR24の少なくとも1つはアルキルであり、
pは1又は2であり、
A2及びB2はそれぞれHであるか、或いは共に二重結合を形成し、更に、
X2は−CH2−又は−O−である、化合物、
或いは、それらの立体異性体、プロドラッグ、薬学的許容可能な塩、水和物、溶媒和物、酸の塩水和物、又はN−オキシドである
薬学的組成物
【請求項77】
請求項76記載の薬学的組成物であって、この組成物は、更に、
オピオイド、神経痛/神経因性疼痛の治療物質、鬱病の治療物質、失禁の治療物質、又は抗パーキンソン薬を有するものである。
【請求項78】
請求項77記載の薬学的組成物において、前記オピオイドは、アルフェンタニル、アリルプロジン、アルファプロジン、アニレリジン、ベンジル−モルヒネ、ベンジトラミド、ブプレノルフィン、ブトルファノール、クロニタゼン、コデイン、シクラゾシン、デソモルヒネ、デキシトロモルアミド、デゾシン、ジアンプロミド、ジアモルホン(diamorphone)、ジヒドロコデイン、ジヒドロモルヒネ、ジメノキサドール、ジメフェプタノール、ジメチルチアンブテン、ジオアフェチルブチレート(dioaphetylbutyrate)、ジピパノン、エプタゾシン、エトヘプタジン、エチルメチルチアンブテン(ethylmethylthiambutene)、エチルモルヒネ、エトニタゼン、フェンタニル、ヘロイン、ヒドロコドン、ヒドロモルホン(hydromorphone)、ヒドロキシ・ペチジン、イソメタドン、ケトベミドン、レバロルファン、レボルファノール、レボフェナンシルモルファン(levophenacylmorphan)、ロフェンタニル、ロペラミド、メペリジン、メプタジノール、メタゾシン、メタドン、メトポン、モルヒネ、ミロフィン(myrophine)、ナルブフィン、ナルセイン、ニコモルフィン、ノルレボルファノール、ノルメタドン、ナロルフィン、ノルモルヒネ、ノルピナノン、アヘン、オキシコドン、オキシモルホン、パパベレタム、ペンタゾシン、フェナドキソン、フェノモルファン、ファナゾシン、フェノペリジン、ピミノジン、ピリトラミド、プロフェタジン、プロメドール、プロペリジン、プロピラム、プロポキシフェン、スルフェンタニル、チリジン、トラマドール、これらのジアステレオ異性体、これらの薬学的に許容可能な塩、これらの複合体、又はその混合物である。
【請求項79】
請求項77記載の薬学的組成物において、前記神経痛/神経因性疼痛の治療物質は、軽度のOTC鎮痛薬、麻薬性鎮痛薬、抗痙攣薬、又は抗鬱薬である。
【請求項80】
請求項77記載の薬学的組成物において、前記鬱病の治療物質は、複素環式の部類に属している選択的なセロトニン再摂取阻害剤、三環式化合物、モノアミンオキシダーゼ阻害薬、又は抗鬱化合物である。
【請求項81】
請求項77記載の薬学的組成物において、急迫性尿失禁の治療のための前記物質は、抗コリン作用薬、抗痙攣薬、三環系抗鬱薬、カルシウムチャネル遮断薬、又はβアゴニストである。
【請求項82】
請求項77記載の薬学的組成物において、この組成物は、更に、
抗生物質、抗ウイルス、抗真菌性、抗炎症薬、麻酔薬、又はそれら混合物を有するものである。
【請求項83】
オピオイド受容体を必要とする患者においてオピオイド受容体を結合させる方法であって、
有効量の化学式XIVの化合物を前記患者に投与する工程を有し、
【化49】
式中、
W2はアリール又はヘテロアリールであり、前記アリール又はヘテロアリールは、ヒドロキシ、アミノカルボニル(−C(=O)−NH2)、N−アルキルアミノカルボニル(−C(=O)−NH(アルキル))、及びN,N−ジアルキルアミノカルボニル(−C(=O)−N(アルキル)(アルキル))から独立して選択される0〜3個の基で置換されており、
R23及びR24はそれぞれ独立してH又はアルキルであり、ただしR23及びR24の少なくとも1つはアルキルであり、
pは1又は2であり、
A2及びB2はそれぞれHであるか、或いは共に二重結合を形成しており、更に、
X2は−CH2−又は−O−である、化合物、
或いは、それらの立体異性体、プロドラッグ、薬学的許容可能な塩、水和物、溶媒和物、酸の塩水和物、又はN−オキシドである
方法。
【請求項84】
請求項83記載の方法において、前記化合物は、δオピオイド受容体に結合するものである。
【請求項85】
請求項84記載の方法において、前記δオピオイド受容体は中枢神経系に位置するものである。
【請求項86】
請求項84記載の方法において、前記δオピオイド受容体は中枢神経系の末梢に位置するものである。
【請求項87】
請求項83記載の方法において、前記結合は、前記オピオイド受容体の活性を調節するものである。
【請求項88】
請求項87記載の方法において、前記結合は前記オピオイド受容体の活性を作動させる(agonize)ものである。
【請求項89】
請求項85記載の方法において、前記化合物は、実質的に血液脳関門を超えないものである。
【請求項90】
薬学的組成物であって、
薬学的許容可能な担体と、化学式XVIIの化合物とを有し、
【化50】
式中、
W2はアリール又はヘテロアリールであり、前記アリール又はヘテロアリールは、ヒドロキシ、アミノカルボニル(−C(=O)−NH2)、N−アルキルアミノカルボニル(−C(=O)−NH(アルキル))、及びN,N−ジアルキルアミノカルボニル(−C(=O)−N(アルキル)(アルキル))から独立して選択される0〜3個の基で置換されており、
R23及びR24はそれぞれ独立してH又はアルキルであり、
A2及びB2はそれぞれHであるか、或いは共に二重結合を形成しており、
X2は−CH2−又は−O−であり、更に
J2は、結合している炭素原子と共に、ハロ、ヒドロキシ、及び−S(=O)2−アルキルから独立して選択される0〜3個の基で置換された6員アリール環を形成しているものである、化合物、
或いは、それらの立体異性体、プロドラッグ、薬学的許容可能な塩、水和物、溶媒和物、酸の塩水和物、又はN−オキシドであり、
ただし、
W2がパラ−ジエチルアミノカルボニルフェニルであり、X2がOであり、更にA2及びB2が共に二重結合を形成している場合、前記J2のアリール環はハロ、ヒドロキシ、及びアルキル基がC2〜C6アルキルである−S(=O)2−アルキルから独立して選択される少なくとも1つの基で置換されているものであり、
W2がパラ−ジエチルアミノカルボニルフェニルであり、X2がOであり、更にA2及びB2がそれぞれHである場合、前記J2のアリール環はハロ、ヒドロキシ、及び−S(=O)2−アルキルから独立して選択される1〜3個の基で置換されているものであり、更に、
化学式XVIIの化合物は以下の
【化51】
以外のものである
薬学的組成物。
【請求項91】
請求項90記載の薬学的組成物において、この組成物は、更に、
オピオイド、神経痛/神経因性疼痛の治療物質、鬱病の治療物質、失禁の治療物質、又は抗パーキンソン薬を有するものである。
【請求項92】
請求項91記載の薬学的組成物において、前記オピオイドは、アルフェンタニル、アリルプロジン、アルファプロジン、アニレリジン、ベンジル−モルヒネ、ベンジトラミド、ブプレノルフィン、ブトルファノール、クロニタゼン、コデイン、シクラゾシン、デソモルヒネ、デキシトロモルアミド、デゾシン、ジアンプロミド、ジアモルホン(diamorphone)、ジヒドロコデイン、ジヒドロモルヒネ、ジメノキサドール、ジメフェプタノール、ジメチルチアンブテン、ジオアフェチルブチレート(dioaphetylbutyrate)、ジピパノン、エプタゾシン、エトヘプタジン、エチルメチルチアンブテン(ethylmethylthiambutene)、エチルモルヒネ、エトニタゼン、フェンタニル、ヘロイン、ヒドロコドン、ヒドロモルホン(hydromorphone)、ヒドロキシ・ペチジン、イソメタドン、ケトベミドン、レバロルファン、レボルファノール、レボフェナンシルモルファン(levophenacylmorphan)、ロフェンタニル、ロペラミド、メペリジン、メプタジノール、メタゾシン、メタドン、メトポン、モルヒネ、ミロフィン(myrophine)、ナルブフィン、ナルセイン、ニコモルフィン、ノルレボルファノール、ノルメタドン、ナロルフィン、ノルモルヒネ、ノルピナノン、アヘン、オキシコドン、オキシモルホン、パパベレタム、ペンタゾシン、フェナドキソン、フェノモルファン、ファナゾシン、フェノペリジン、ピミノジン、ピリトラミド、プロフェタジン、プロメドール、プロペリジン、プロピラム、プロポキシフェン、スルフェンタニル、チリジン、トラマドール、これらのジアステレオ異性体、これらの薬学的に許容可能な塩、これらの複合体、又はその混合物である。
【請求項93】
請求項91記載の薬学的組成物において、前記神経痛/神経因性疼痛の治療物質は、軽度のOTC鎮痛薬、麻薬性鎮痛薬、抗痙攣薬、又は抗鬱薬である。
【請求項94】
請求項91記載の薬学的組成物において、前記鬱病の治療物質は、複素環式の部類に属している選択的なセロトニン再摂取阻害剤、三環式化合物、モノアミンオキシダーゼ阻害薬、又は抗鬱化合物である。
【請求項95】
請求項91記載の薬学的組成物において、急迫性尿失禁の治療のための前記物質は、抗コリン作用薬、抗痙攣薬、三環系抗鬱薬、カルシウムチャネル遮断薬、又はβアゴニストである。
【請求項96】
請求項91記載の薬学的組成物において、この組成物は、更に、
抗生物質、抗ウイルス、抗真菌性、抗炎症薬、麻酔薬、又はそれら混合物を有するものである。
【請求項97】
オピオイド受容体を必要とする患者においてオピオイド受容体を結合させる方法であって、
有効量の化学式XVIIの化合物を前記患者に投与する工程を有し、
【化52】
W2はアリール又はヘテロアリールであり、前記アリール又はヘテロアリールは、ヒドロキシ、アミノカルボニル(−C(=O)−NH2)、N−アルキルアミノカルボニル(−C(=O)−NH(アルキル))、及びN,N−ジアルキルアミノカルボニル(−C(=O)−N(アルキル)(アルキル)から独立して選択される0〜3個の基で置換されており、
R23及びR24はそれぞれ独立してH又はアルキルであり、
A2及びB2はそれぞれHであるか、或いは共に二重結合を形成しており、
X2は−CH2−又は−O−であり、更に
J2は、結合している炭素原子と共に、ハロ、ヒドロキシ、及び−S(=O)2−アルキルから独立して選択される0〜3個の基で置換された6員アリール環を形成しているものである、化合物、
或いは、それらの立体異性体、プロドラッグ、薬学的許容可能な塩、水和物、溶媒和物、酸の塩水和物、又はN−オキシドであり、
ただし、
W2がパラ−ジエチルアミノカルボニルフェニルであり、X2がOであり、更にA2及びB2が共に二重結合を形成している場合、前記J2のアリール環はハロ、ヒドロキシ、及びアルキル基がC2〜C6アルキルである−S(=O)2−アルキルから独立して選択される少なくとも1つの基で置換されているものであり、
W2がパラ−ジエチルアミノカルボニルフェニルであり、X2がOであり、更にA2及びB2がそれぞれHである場合、前記J2のアリール環はハロ、ヒドロキシ、及び−S(=O)2−アルキルから独立して選択される1〜3個の基で置換されているものであり、更に、
化学式XVIIの化合物は以下の
【化53】
以外のものである
方法。
【請求項98】
請求項97記載の方法において、前記化合物はδオピオイド受容体に結合するものである。
【請求項99】
請求項98記載の方法において、前記δオピオイド受容体は中枢神経系に位置するものである。
【請求項100】
請求項98記載の方法において、前記δオピオイド受容体は中枢神経系の末梢に位置するものである。
【請求項101】
請求項97記載の方法において、前記結合は、前記オピオイド受容体の活性を調節するものである。
【請求項102】
請求項101記載の方法において、前記結合は前記オピオイド受容体の活性を作動させる(agonize)ものである。
【請求項103】
請求項99記載の方法において、前記化合物は、実質的に血液脳関門を超えないものである。
【請求項104】
薬学的組成物であって、
薬学的許容可能な担体と、化学式XXの化合物とを有し、
【化54】
式中、
W2はアリール又はヘテロアリールであり、前記アリール又はヘテロアリールは、ヒドロキシ、アミノカルボニル(−C(=O)−NH2)、N−アルキルアミノカルボニル(−C(=O)−NH(アルキル))、及びN,N−ジアルキルアミノカルボニル(−C(=O)−N(アルキル)(アルキル))から独立して選択される0〜3個の基で置換されており、
R23及びR24はそれぞれ独立してH又はアルキルであり、
A2及びB2はそれぞれHであるか、或いは共に二重結合を形成しており、
X2は−CH2−又は−O−であり、更に
J2は、結合している炭素原子と共に、0〜3個のヒドロキシ基で置換された6員アリール環を形成しているものである、化合物、
或いは、それらの立体異性体、プロドラッグ、薬学的許容可能な塩、水和物、溶媒和物、酸の塩水和物、又はN−オキシドであり、
ただし、
前記化学式XXの化合物は4−[(4−N,N−ジエチルアミノカルボニル)フェニル]−スピロ[2H,1−ベンゾピラン−2,3’−ピロリジン]以外のものである
薬学的組成物。
【請求項105】
請求項104記載の薬学的組成物において、この組成物は、更に、
オピオイド、神経痛/神経因性疼痛の治療物質、鬱病の治療物質、失禁の治療物質、又は抗パーキンソン薬を有するものである。
【請求項106】
請求項105記載の薬学的組成物において、前記オピオイドは、アルフェンタニル、アリルプロジン、アルファプロジン、アニレリジン、ベンジル−モルヒネ、ベンジトラミド、ブプレノルフィン、ブトルファノール、クロニタゼン、コデイン、シクラゾシン、デソモルヒネ、デキシトロモルアミド、デゾシン、ジアンプロミド、ジアモルホン(diamorphone)、ジヒドロコデイン、ジヒドロモルヒネ、ジメノキサドール、ジメフェプタノール、ジメチルチアンブテン、ジオアフェチルブチレート(dioaphetylbutyrate)、ジピパノン、エプタゾシン、エトヘプタジン、エチルメチルチアンブテン(ethylmethylthiambutene)、エチルモルヒネ、エトニタゼン、フェンタニル、ヘロイン、ヒドロコドン、ヒドロモルホン(hydromorphone)、ヒドロキシ・ペチジン、イソメタドン、ケトベミドン、レバロルファン、レボルファノール、レボフェナンシルモルファン(levophenacylmorphan)、ロフェンタニル、ロペラミド、メペリジン、メプタジノール、メタゾシン、メタドン、メトポン、モルヒネ、ミロフィン(myrophine)、ナルブフィン、ナルセイン、ニコモルフィン、ノルレボルファノール、ノルメタドン、ナロルフィン、ノルモルヒネ、ノルピナノン、アヘン、オキシコドン、オキシモルホン、パパベレタム、ペンタゾシン、フェナドキソン、フェノモルファン、ファナゾシン、フェノペリジン、ピミノジン、ピリトラミド、プロフェタジン、プロメドール、プロペリジン、プロピラム、プロポキシフェン、スルフェンタニル、チリジン、トラマドール、これらのジアステレオ異性体、これらの薬学的に許容可能な塩、これらの複合体、又はその混合物である。
【請求項107】
請求項105記載の薬学的組成物において、前記神経痛/神経因性疼痛の治療物質は、軽度のOTC鎮痛薬、麻薬性鎮痛薬、抗痙攣薬、又は抗鬱薬である。
【請求項108】
請求項105記載の薬学的組成物において、前記鬱病の治療物質は、複素環式の部類に属している選択的なセロトニン再摂取阻害剤、三環式化合物、モノアミンオキシダーゼ阻害薬、又は抗鬱化合物である。
【請求項109】
請求項105記載の薬学的組成物において、急迫性尿失禁の治療のための前記物質は、抗コリン作用薬、抗痙攣薬、三環系抗鬱薬、カルシウムチャネル遮断薬、又はβアゴニストである。
【請求項110】
請求項105記載の薬学的組成物において、この組成物は、更に、
抗生物質、抗ウイルス、抗真菌性、抗炎症薬、麻酔薬、又はそれら混合を有するものである。
【請求項111】
オピオイド受容体を必要とする患者においてオピオイド受容体を結合させる方法であって、
有効量の化学式XXの化合物を前記患者に投与する工程を有し、
【化55】
式中、
W2はアリール又はヘテロアリールであり、前記アリール又はヘテロアリールは、ヒドロキシ、アミノカルボニル(−C(=O)−NH2)、N−アルキルアミノカルボニル(−C(=O)−NH(アルキル))、及びN,N−ジアルキルアミノカルボニル(−C(=O)−N(アルキル)(アルキル)から独立して選択される0〜3個の基で置換されており、
R23及びR24はそれぞれ独立してH又はアルキルであり、
A2及びB2はそれぞれHであるか、或いは共に二重結合を形成しており、
X2は−CH2−又は−O−であり、更に
J2は、結合している炭素原子と共に、0〜3個のヒドロキシ基で置換された6員アリール環を形成しているものである、化合物、
或いは、それらの立体異性体、プロドラッグ、薬学的許容可能な塩、水和物、溶媒和物、酸の塩水和物、又はN−オキシドであり、
ただし、
化学式XXの化合物は4−[(4−N,N−ジエチルアミノカルボニル)フェニル]−スピロ[2H、1−ベンゾピラン−2,3’ピロリジン]以外のものである
方法。
【請求項112】
請求項111記載の方法において、前記化合物はδオピオイド受容体に結合するものである。
【請求項113】
請求項112記載の方法において、前記δオピオイド受容体は中枢神経系に位置するものである。
【請求項114】
請求項112記載の方法において、前記δオピオイド受容体は中枢神経系の末梢に位置するものである。
【請求項115】
請求項111記載の方法において、前記結合は、前記オピオイド受容体の活性を調節するものである。
【請求項116】
請求項115記載の方法において、前記結合は、前記オピオイド受容体の活性を作動させる(agonize)ものである。
【請求項117】
請求項113記載の方法において、前記化合物は、実質的に血液脳関門を超えないものである。
【請求項118】
薬学的組成物であって、
薬学的許容可能な担体と、以下の化学式XXIIの化合物とを有し、
【化56】
式中、
W2はアリール又はヘテロアリールであり、前記アリール又はヘテロアリールは、ヘテロアリール、ヒドロキシ、カルボニル(−COOH)、−C(=O)−アルキル、−C(=O)−アリール、−C(=O)−O−アルキル、−S(=O)2−N(アルキル)(アルキル)、アミノカルボニル(−C(=O)−NH2)、N−アルキルアミノカルボニル(−C(=O)−NH(アルキル))、及びN,N−ジアルキルアミノカルボニル(−C(=O)−N(アルキル)(アルキル))から独立して選択される0〜3個の基で置換されており、
R23及びR24はそれぞれ独立してH又はアルキルであり、
A2及びB2はそれぞれHであるか、或いは共に二重結合を形成しており、更に、
J2は、結合している炭素原子と共に、ハロ、ヘテロシクロアルキル、ヒドロキシ、アルコキシ、−S(=O)2−アルキル、−S(=O)2−NH2、−S(=O)2−NH(アルキル)、−S(=O)2N(アルキル)(アルキル)、カルボニル(−COOH)、−C(=O)−O−アルキル、及びN,N−ジアルキルアミノカルボニル(−C(=O)−N(アルキル)(アルキル))から独立して選択される0〜3個の基で置換された6員アリール環を形成しているものである、化合物、
或いは、それらの立体異性体、プロドラッグ、薬学的許容可能な塩、水和物、溶媒和物、酸の塩水和物、又はN−オキシドであり、
ただし、
W2がパラ−ジエチルアミノカルボニルフェニル、パラ−プロピル−2−イルアミノカルボニルフェニル、又はパラ−ペンチル−3−イルアミノカルボニルフェニルであり、R23及びR24がそれぞれHであり、更にA及びBがそれぞれHであるか或いは共に二重結合を形成している場合、J2は非置換フェニル又はアニシル以外のものであり、更に
W2が以下の
【化57】
であり、R23及びR24はそれぞれHであり、A及びBが共に二重結合を形成している場合、J2は非置換フェニル以外のものである
組成物。
【請求項119】
請求項118記載の薬学的組成物において、この組成物は、更に、
オピオイド、神経痛/神経因性疼痛の治療物質、鬱病の治療物質、失禁の治療物質、又は抗パーキンソン薬を有するものである。
【請求項120】
請求項119記載の薬学的組成物において、前記オピオイドは、アルフェンタニル、アリルプロジン、アルファプロジン、アニレリジン、ベンジル−モルヒネ、ベンジトラミド、ブプレノルフィン、ブトルファノール、クロニタゼン、コデイン、シクラゾシン、デソモルヒネ、デキシトロモルアミド、デゾシン、ジアンプロミド、ジアモルホン(diamorphone)、ジヒドロコデイン、ジヒドロモルヒネ、ジメノキサドール、ジメフェプタノール、ジメチルチアンブテン、ジオアフェチルブチレート(dioaphetylbutyrate)、ジピパノン、エプタゾシン、エトヘプタジン、エチルメチルチアブテン(ethylmethylthiambutene)、エチルモルヒネ、エトニタゼン、フェンタニル、ヘロイン、ヒドロコドン、ヒドロモルホン(hydromorphone)、ヒドロキシ・ペチジン、イソメタドン、ケトベミドン、レバロルファン、レボルファノール、レボフェナンシルモルファン(levophenacylmorphan)、ロフェンタニル、ロペラミド、メペリジン、メプタジノール、メタゾシン、メタドン、メトポン、モルヒネ、ミロフィン(myrophine)、ナルブフィン、ナルセイン、ニコモルフィン、ノルレボルファノール、ノルメタドン、ナロルフィン、ノルモルヒネ、ノルピナノン、アヘン、オキシコドン、オキシモルホン、パパベレタム、ペンタゾシン、フェナドキソン、フェノモルファン、ファナゾシン、フェノペリジン、ピミノジン、ピリトラミド、プロフェタジン、プロメドール、プロペリジン、プロピラム、プロポキシフェン、スルフェンタニル、チリジン、トラマドール、これらのジアステレオ異性体、これらの薬学的に許容可能な塩、これらの複合体、又はその混合物である。
【請求項121】
請求項119記載の薬学的組成物において、前記神経痛/神経因性疼痛の治療物質は、軽度のOTC鎮痛薬、麻薬性鎮痛薬、抗痙攣薬、又は抗鬱薬である。
【請求項122】
請求項119記載の薬学的組成物において、前記鬱病の治療物質は、複素環式の部類に属している選択的なセロトニン再摂取阻害剤、三環式化合物、モノアミンオキシダーゼ阻害薬、又は抗鬱化合物である。
【請求項123】
請求項119記載の薬学的組成物において、急迫性尿失禁の治療のための前記物質は、抗コリン作用薬、抗痙攣薬、三環系抗鬱薬、カルシウムチャネル遮断薬、又はβアゴニストである。
【請求項124】
請求項119記載の薬学的組成物において、この組成物は、更に、
抗生物質、抗ウイルス、抗真菌性、抗炎症薬、麻酔薬、又はそれら混合物を有するものである。
【請求項125】
オピオイド受容体を必要とする患者においてオピオイド受容体を結合させる方法であって、
有効量の化学式XXIIの化合物を前記患者に投与する工程を有し、
【化58】
式中、
W2はアリール又はヘテロアリールであり、前記アリール又はヘテロアリールは、ヘテロアリール、ヒドロキシ、カルボキシ(−COOH)、−C(=O)−アルキル、−C(=O)−アリール、−C(=O)−O−アルキル、−S(=O)2−N(アルキル)(アルキル)、アミノカルボニル(−C(=O)−NH2)、N−アルキルアミノカルボニル(−C(=O)−NH(アルキル))、及びN,N−ジアルキルアミノカルボニル(−C(=O)−N(アルキル)(アルキル))から独立して選択される0〜3個の基で置換されており、
R23及びR24はそれぞれ独立してH又はアルキルであり、
A2及びB2はそれぞれHであるか、或いは共に二重結合を形成しており、
J2は、結合している炭素原子と共に、ハロ、ヘテロシクロアルキル、ヒドロキシ、アルコキシ、−S(=O)2−アルキル、−S(=O)2−NH2、−S(=O)2−NH(アルキル)、−S(=O)2−N(アルキル)(アルキル)、カルボキシ(−COOH)、−C(=O)−O−アルキル、及びN,N−ジアルキルアミノカルボニル(−C(=O)−N(アルキル)(アルキル))から独立的に選択される0〜3個の基で置換された6員アリール環を形成しているものである、化合物、
或いは、それらの立体異性体、プロドラッグ、薬学的許容可能な塩、水和物、溶媒和物、酸の塩水和物、又はN−オキシドであり、
ただし、
W2がパラ−ジエチルアミノカルボニルフェニル、パラ−プロピル−2−イルアミノカルボニルフェニル、又はパラ−ペンチル−3−イルアミノカルボニルフェニルであり、R23及びR24がそれぞれHであり、更にA及びBがそれぞれHであるか或いは共に二重結合を形成している場合、J2は非置換フェニル又はアニシル以外のものであり、更に、
W2が以下の
【化59】
であり、R23及びR24がそれぞれHであり、更にA及びBが共に二重結合を形成している場合、J2は非置換フェニル以外のものである
方法。
【請求項126】
請求項125記載の方法において、前記化合物はδオピオイド受容体に結合するものである。
【請求項127】
請求項126記載の方法において、前記δオピオイド受容体は中枢神経系に位置するものである。
【請求項128】
請求項126記載の方法において、前記δオピオイド受容体は中枢神経系の末梢に位置するものである。
【請求項129】
請求項125記載の方法において、前記結合は、前記オピオイド受容体の活性を調節するものである。
【請求項130】
請求項129記載の方法において、前記結合は、前記オピオイド受容体の活性を作動させる(agonize)ものである。
【請求項131】
請求項127記載の方法において、前記化合物は、実質的に血液脳関門を超えないものである。
【請求項132】
薬学的組成物であって、
薬学的許容可能な担体、及び以下の化学式XXVの化合物を有し、
【化60】
式中、
W2は、−C(=O)−アルキル、又は−C(=O)−アリールで選択的に置換されたアリールであり、
R23及びR24はそれぞれ独立してH又はアルキルであり、
pは1又は2であり、
A2及びB2はそれぞれHであるか、或いは共に二重結合を形成しており、更に、
J2は、結合している炭素原子と共に、ヒドロキシ、アルコキシ、−S(=O)2−アルキル、−S(=O)2−NH2、−S(=O)2−NH(アルキル)、−S(=O)2−N(アルキル)(アルキル)、−C(=O)−N(アルキル)(アルキル)、カルボキシ(−COOH)、及び−C(=O)−O−アルキルから独立的に選択された0〜3個の基で置換された6員アリール環を形成するものである、化合物、
或いは、それらの立体異性体、プロドラッグ、薬学的許容可能な塩、水和物、溶媒和物、酸の塩水和物、又はN−オキシドであり、
ただし、
前記化学式XXVの化合物は、4−フェニル−スピロ[2H,1−ベンゾピラン−2,4’−ピペリジン]以外のものである、
薬学的組成物。
【請求項133】
請求項132記載の薬学的組成物において、この組成物は、更に、
オピオイド、神経痛/神経因性疼痛の治療物質、鬱病の治療物質、失禁の治療物質、又は抗パーキンソン薬を有するものである。
【請求項134】
請求項133記載の薬学的組成物において、前記オピオイドは、アルフェンタニル、アリルプロジン、アルファプロジン、アニレリジン、ベンジル−モルヒネ、ベンジトラミド、ブプレノルフィン、ブトルファノール、クロニタゼン、コデイン、シクラゾシン、デソモルヒネ、デキシトロモルアミド、デゾシン、ジアンプロミド、ジアモルホン(diamorphone)、ジヒドロコデイン、ジヒドロモルヒネ、ジメノキサドール、ジメフェプタノール、ジメチルチアンブテン、ジオアフェチルブチレート(dioaphetylbutyrate)、ジピパノン、エプタゾシン、エトヘプタジン、エチルメチルチアンブテン(ethylmethylthiambutene)、エチルモルヒネ、エトニタゼン、フェンタニル、ヘロイン、ヒドロコドン、ヒドロモルホン(hydromorphone)、ヒドロキシ・ペチジン、イソメタドン、ケトベミドン、レバロルファン、レボルファノール、レボフェナンシルモルファン(levophenacylmorphan)、ロフェンタニル、ロペラミド、メペリジン、メプタジノール、メタゾシン、メタドン、メトポン、モルヒネ、ミロフィン(myrophine)、ナルブフィン、ナルセイン、ニコモルフィン、ノルレボルファノール、ノルメタドン、ナロルフィン、ノルモルヒネ、ノルピナノン、アヘン、オキシコドン、オキシモルホン、パパベレタム、ペンタゾシン、フェナドキソン、フェノモルファン、ファナゾシン、フェノペリジン、ピミノジン、ピリトラミド、プロフェタジン、プロメドール、プロペリジン、プロピラム、プロポキシフェン、スルフェンタニル、チリジン、トラマドール、これらのジアステレオ異性体、これらの薬学的に許容可能な塩、これらの複合体、又はその混合物である。
【請求項135】
請求項133記載の薬学的組成物において、前記神経痛/神経因性疼痛の治療物質は、軽度のOTC鎮痛薬、麻薬性鎮痛薬、抗痙攣薬、又は抗鬱薬である。
【請求項136】
請求項133記載の薬学的組成物において、前記鬱病の治療物質は、複素環式の部類に属している選択的なセロトニン再摂取阻害剤、三環式化合物、モノアミンオキシダーゼ阻害薬、又は抗鬱化合物である。
【請求項137】
請求項133記載の薬学的組成物において、急迫性尿失禁の治療のための前記物質は、抗コリン作用薬、抗痙攣薬、三環系抗鬱薬、カルシウムチャネル遮断薬、又はβアゴニストである。
【請求項138】
請求項133記載の薬学的組成物において、この組成物は、更に、
抗生物質、抗ウイルス、抗真菌性、抗炎症薬、麻酔薬、又はそれら混合物を有するものである。
【請求項139】
オピオイド受容体を必要とする患者においてオピオイド受容体を結合させる方法であって、
有効量の化学式XXVの化合物を前記患者に投与する工程を有し、
【化61】
式中、
W2は−C(=O)−アルキル、又は−C(=O)−アリールで選択的に置換されたアリールであり、
R23及びR24はそれぞれ独立してH又はアルキルであり、
pは1または2であり、
A2及びB2はそれぞれHであるか、或いは共に二重結合を形成しており、
X2は−CH2−又は−O−であり、更に
J2は、結合している炭素原子と共に、ヒドロキシ、アルコキシ、−S(=O)2−アルキル、−S(=O)2−NH2、−S(=O)2−NH(アルキル)、−S(=O)2−N(アルキル)(アルキル)、−C(=O)−N(アルキル)(アルキル)、カルボキシ(−COOH)、及び−C(=O)−O−アルキルから独立的に選択される0〜3個の基で置換された6員アリール環を形成しているものである、化合物、
或いは、それらの立体異性体、プロドラッグ、薬学的許容可能な塩、水和物、溶媒和物、酸の塩水和物、又はN−オキシドであり、
ただし、
前記化学式XXVの化合物は、4−フェニル−スピロ[2H,1−ベンゾピラン−2,4’−ピペリジン]以外のものである、
方法。
【請求項140】
請求項139記載の方法において、前記化合物はδオピオイド受容体に結合するものである。
【請求項141】
請求項140記載の方法において、前記δオピオイド受容体は中枢神経系に位置するものである。
【請求項142】
請求項140記載の方法において、前記δオピオイド受容体は中枢神経系の末梢に位置するものである。
【請求項143】
請求項139記載の方法において、前記結合は、前記オピオイド受容体の活性を調節するものである。
【請求項144】
請求項143記載の方法において、前記結合は、前記オピオイド受容体の活性を作動させる(agonize)ものである。
【請求項145】
請求項141記載の方法において、前記化合物は、実質的に血液脳関門を超えないものである。
【請求項146】
薬学的組成物であって、
薬学的許容可能な担体、及び以下の化学式XXVIIAの化合物を有し、
【化62】
式中、
W2は、パラ−ジアルキルアミノカルボニルフェニルであり、前記フェニル基は更に、テトラゾリル、N−アルキルテトラゾリル、ヒドロキシ、カルボキシ(−COOH)、及びアミノカルボニル(−C(=O)−NH2)から独立的に選択される1〜2個の基で選択的に置換されており、
R23及びR24はそれぞれ独立してH又はアルキルであり、
A2及びB2はそれぞれHであるか、或いは共に二重結合を形成しており、更に、
Q1及びQ2はそれぞれ独立してH、ヒドロキシ、アルコキシ、ハロアルコキシ、ハロ、又はヘテロシクロアルキルである、化合物、
或いは、それらの立体異性体、プロドラッグ、薬学的許容可能な塩、水和物、溶媒和物、酸の塩水和物、又はN−オキシドであり、
ただし、
Q1及びQ2の一方がヒドロキシであって、もう一方がHである場合、前記W2のフェニル基は、更に、テトラゾリル、N−アルキルテトラゾリル、ヒドロキシ、カルボキシ(−COOH)、及びアミノカルボニル(−C(=O)−NH2)から選択される1〜2個の基で置換されており、
Q1、Q2、R23、及びR24がそれぞれHであり、前記W2のフェニル基が更に1つのヒドロキシで置換されている場合、A2及びB2はそれぞれHであり、
W2がパラ−ジアルキルアミノカルボニルフェニルである場合、Q1、Q2、R23、及びR24の少なくとも1つはH以外のものであり、
W2がパラ−ジアルキルアミノカルボニルフェニルであり、R23及びR24がそれぞれHであり、更にQ2がハロである場合、Q1はH以外のものであり、
W2がパラ−ジアルキルアミノカルボニルフェニルであり、R23及びR24がそれぞれHであり、Q1がメトキシ、シクロプロピルメトキシ、シクロブトキシ、又はシクロペントキシであり、Q2がHである場合、A2及びB2はそれぞれHであり、更に
W2がパラ−ジアルキルアミノカルボニルフェニルであり、R23及びR24がそれぞれHであり、更にQ1がHである場合、Q2はメトキシ、シクロプロピルメトキシ、シロブトキシ、又はシクロペントキシ以外のものである、
薬学的組成物。
【請求項147】
請求項146記載の薬学的組成物において、この組成物は、更に、
オピオイド、神経痛/神経因性疼痛の治療物質、鬱病の治療物質、失禁の治療物質、又は抗パーキンソン薬を有するものである。
【請求項148】
請求項147記載の薬学的組成物において、前記オピオイドは、アルフェンタニル、アリルプロジン、アルファプロジン、アニレリジン、ベンジル−モルヒネ、ベンジトラミド、ブプレノルフィン、ブトルファノール、クロニタゼン、コデイン、シクラゾシン、デソモルヒネ、デキシトロモルアミド、デゾシン、ジアンプロミド、ジアモルホン(diamorphone)、ジヒドロコデイン、ジヒドロモルヒネ、ジメノキサドール、ジメフェプタノール、ジメチルチアンブテン、ジオアフェチルブチレート(dioaphetylbutyrate)、ジピパノン、エプタゾシン、エトヘプタジン、エチルメチルチアンブテン(ethylmethylthiambutene)、エチルモルヒネ、エトニタゼン、フェンタニル、ヘロイン、ヒドロコドン、ヒドロモルホン(hydromorphone)、ヒドロキシ・ペチジン、イソメタドン、ケトベミドン、レバロルファン、レボルファノール、レボフェナンシルモルファン(levophenacylmorphan)、ロフェンタニル、ロペラミド、メペリジン、メプタジノール、メタゾシン、メタドン、メトポン、モルヒネ、ミロフィン(myrophine)、ナルブフィン、ナルセイン、ニコモルフィン、ノルレボルファノール、ノルメタドン、ナロルフィン、ノルモルヒネ、ノルピナノン、アヘン、オキシコドン、オキシモルホン、パパベレタム、ペンタゾシン、フェナドキソン、フェノモルファン、ファナゾシン、フェノペリジン、ピミノジン、ピリトラミド、プロフェタジン、プロメドール、プロペリジン、プロピラム、プロポキシフェン、スルフェンタニル、チリジン、トラマドール、これらのジアステレオ異性体、これらの薬学的に許容可能な塩、これらの複合体、又はその混合物である。
【請求項149】
請求項147記載の薬学的組成物において、前記神経痛/神経因性疼痛の治療物質は、軽度のOTC鎮痛薬、麻薬性鎮痛薬、抗痙攣薬、又は抗鬱薬である。
【請求項150】
請求項147記載の薬学的組成物において、前記鬱病の治療物質は、複素環式の部類に属している選択的なセロトニン再摂取阻害剤、三環式化合物、モノアミンオキシダーゼ阻害薬、又は抗鬱化合物である。
【請求項151】
請求項147記載の薬学的組成物において、急迫性尿失禁の治療のための前記物質は、抗コリン作用薬、抗痙攣薬、三環系抗鬱薬、カルシウムチャネル遮断薬、又はβアゴニストである。
【請求項152】
請求項147記載の薬学的組成物において、この組成物は、更に、
抗生物質、抗ウイルス、抗真菌性、抗炎症薬、麻酔薬、又はそれら混合物を有するものである。
【請求項153】
オピオイド受容体を必要とする患者においてオピオイド受容体を結合させる方法であって、
有効量の化学式XXVIIAの化合物を前記患者に投与する工程を有し、
【化63】
式中、
W2は、パラ−ジアルキルアミノカルボニルフェニルであり、前記フェニル基は更に、テトラゾリル、N−アルキルテトラゾリル、ヒドロキシ、カルボキシ(−COOH)、及びアミノカルボニル(−C(=O)−NH2)から独立的に選択される1〜2個の基で選択的に置換されており、
R23及びR24はそれぞれ独立してH又はアルキルであり、
A2及びB2はそれぞれHであるか、或いは共に二重結合を形成しており、更に、
Q1及びQ2はそれぞれ独立してH、ヒドロキシ、アルコキシ、ハロアルコキシ、ハロ、又はヘテロシクロアルキルである、化合物、
或いは、それらの立体異性体、プロドラッグ、薬学的許容可能な塩、水和物、溶媒和物、酸の塩水和物、又はN−オキシドであり、
ただし、
Q1及びQ2の一方がヒドロキシであって、もう一方がHである場合、前記W2のフェニル基は、更に、テトラゾリル、N−アルキルテトラゾリル、ヒドロキシ、カルボキシ(−COOH)、及びアミノカルボニル(−C(=O)−NH2)から選択される1〜2個の基で置換されており、
Q1、Q2、R23、及びR24がそれぞれHであり、前記W2のフェニル基が更に1つのヒドロキシで置換されている場合、A2及びB2はそれぞれHであり、
W2がパラ−ジアルキルアミノカルボニルフェニルである場合、Q1、Q2、R23、及びR24の少なくとも1つはH以外のものであり、
W2がパラ−ジアルキルアミノカルボニルフェニルであり、R23及びR24がそれぞれHであり、更にQ2がハロである場合、Q1はH以外のものであり、
W2がパラ−ジアルキルアミノカルボニルフェニルであり、R23及びR24がそれぞれHであり、Q1がメトキシ、シクロプロピルメトキシ、シクロブトキシ、又はシクロペントキシであり、更にQ2がHである場合、A2及びB2はそれぞれHであり、更に、
W2がパラ−ジアルキルアミノカルボニルフェニルであり、R23及びR24がそれぞれHであり、更にQ1がHである場合、Q2はメトキシ、シクロプロピルメトキシ、シクロブトキシ、又はシクロペントキシ以外のものである、
方法。
【請求項154】
請求項153記載の方法において、前記化合物はδオピオイド受容体に結合するものである。
【請求項155】
請求項154記載の方法において、前記δオピオイド受容体は中枢神経系に位置するものである。
【請求項156】
請求項154記載の方法において、前記δオピオイド受容体は中枢神経系の末梢に位置するものである。
【請求項157】
請求項153記載の方法において、前記結合は、前記オピオイド受容体の活性を調節するものである。
【請求項158】
請求項157記載の方法において、前記結合は、前記オピオイド受容体の活性を作動させる(agonize)ものである。
【請求項159】
請求項155記載の方法において、前記化合物は、実質的に血液脳関門を超えないものである。
【請求項160】
薬学的組成物であって、
薬学的許容可能な担体、及び以下の化学式XXVIIIの化合物を有し、
【化64】
式中、
Dは、
【化65】
であり、
Kはカルボキシ(−COOH)、−C(=O)−O−アルキル、−S(=O)2−N(アルキル)(アルキル)、ヘテロアリール、アルキルへテロアリール、アミノカルボニル(−C(=O)−NH2)、又はN−アルキルアミノカルボニル(−C(=O)−NH(アルキル))であり、
R23、R24、及びR26はそれぞれ独立してH又はアルキルであり、
pは1又は2であり、
A2及びB2はそれぞれHであるか、或いは共に二重結合を形成しており、更に、
X2は−CH2−又は−O−である、化合物、
或いは、それらの立体異性体、プロドラッグ、薬学的許容可能な塩、水和物、溶媒和物、酸の塩水和物、又はN−オキシドである
薬学的組成物。
【請求項161】
請求項160記載の薬学的組成物において、この組成物は、更に、
オピオイド、神経痛/神経因性疼痛の治療物質、鬱病の治療物質、失禁の治療物質、又は抗パーキンソン薬を有するものである。
【請求項162】
請求項161記載の薬学的組成物において、前記オピオイドは、アルフェンタニル、アリルプロジン、アルファプロジン、アニレリジン、ベンジル−モルヒネ、ベンジトラミド、ブプレノルフィン、ブトルファノール、クロニタゼン、コデイン、シクラゾシン、デソモルヒネ、デキシトロモルアミド、デゾシン、ジアンプロミド、ジアモルホン(diamorphone)、ジヒドロコデイン、ジヒドロモルヒネ、ジメノキサドール、ジメフェプタノール、ジメチルチアンブテン、ジオアフェチルブチレート(dioaphetylbutyrate)、ジピパノン、エプタゾシン、エトヘプタジン、エチルメチルチアンブテン(ethylmethylthiambutene)、エチルモルヒネ、エトニタゼン、フェンタニル、ヘロイン、ヒドロコドン、ヒドロモルホン(hydromorphone)、ヒドロキシ・ペチジン、イソメタドン、ケトベミドン、レバロルファン、レボルファノール、レボフェナンシルモルファン(levophenacylmorphan)、ロフェンタニル、ロペラミド、メペリジン、メプタジノール、メタゾシン、メタドン、メトポン、モルヒネ、ミロフィン(myrophine)、ナルブフィン、ナルセイン、ニコモルフィン、ノルレボルファノール、ノルメタドン、ナロルフィン、ノルモルヒネ、ノルピナノン、アヘン、オキシコドン、オキシモルホン、パパベレタム、ペンタゾシン、フェナドキソン、フェノモルファン、ファナゾシン、フェノペリジン、ピミノジン、ピリトラミド、プロフェタジン、プロメドール、プロペリジン、プロピラム、プロポキシフェン、スルフェンタニル、チリジン、トラマドール、これらのジアステレオ異性体、これらの薬学的に許容可能な塩、これらの複合体、又はその混合物である。
【請求項163】
請求項161記載の薬学的組成物において、前記神経痛/神経因性疼痛の治療物質は、軽度のOTC鎮痛薬、麻薬性鎮痛薬、抗痙攣薬、又は抗鬱薬である。
【請求項164】
請求項161記載の薬学的組成物において、前記鬱病の治療物質は、複素環式の部類に属している選択的なセロトニン再摂取阻害剤、三環式化合物、モノアミンオキシダーゼ阻害薬、又は抗鬱化合物である。
【請求項165】
請求項161記載の薬学的組成物において、急迫性尿失禁の治療のための前記物質は、抗コリン作用薬、抗痙攣薬、三環系抗鬱薬、カルシウムチャネル遮断薬、又はβアゴニストである。
【請求項166】
請求項161記載の薬学的組成物において、この組成物は、更に、
抗生物質、抗ウイルス、抗真菌性、抗炎症薬、麻酔薬、又はそれら混合物を有するものである。
【請求項167】
オピオイド受容体を必要とする患者においてオピオイド受容体を結合させる方法であって、
有効量の化学式XXVIIIの化合物を前記患者に投与する工程を有し、
【化66】
式中、
Dは、
【化67】
であり、
Kはカルボキシ(−COOH)、−C(=O)−O−アルキル、−S(=O)2−N(アルキル)(アルキル)、ヘテロアリール、アルキルへテロアリール、アミノカルボニル(−C(=O)−NH2)、又はN−アルキルアミノカルボニル(−C(=O)−NH(アルキル))であり、
R23R24、及びR26はそれぞれ独立してH又はアルキルであり、
pは1又は2であり、
A2及びB2はそれぞれHであるか、或いは共に二重結合を形成しており、更に、
X2は−CH2−又は−O−である、化合物、
或いは、それらの立体異性体、プロドラッグ、薬学的許容可能な塩、水和物、溶媒和物、酸の塩水和物、又はN−オキシドである、
方法。
【請求項168】
請求項167記載の方法において、前記化合物はδオピオイド受容体に結合するものである。
【請求項169】
請求項168記載の方法において、前記δオピオイド受容体は中枢神経系に位置するものである。
【請求項170】
請求項168記載の方法において、前記δオピオイド受容体は中枢神経系の末梢に位置するものである。
【請求項171】
請求項167記載の方法において、前記結合は、前記オピオイド受容体の活性を調節するものである。
【請求項172】
請求項171記載の方法において、前記結合は、前記オピオイド受容体の活性を作動させる(agonize)ものである。
【請求項173】
請求項169記載の方法において、前記化合物は、実質的に血液脳関門を超えないものである。
【請求項174】
薬学的組成物であって、
薬学的許容可能な担体と、以下の化学式XXIXの化合物とを有し、
【化68】
式中、
W2はパラ−N(アルキル),N(アルキル−Z)アミノカルボニルアリール又はパラ−N(アルキル),N(アルキル−Z)アミノカルボニルヘテロアリールであり、W2のアリール又はヘテロアリール環はヒドロキシ、及びアルコキシから独立して選択される0〜2個の基で置換されているものであり、
Zはアルコキシ、アルキルアミノ、又はジアルキルアミノであり、
R23及びR24はそれぞれ独立してH又はアルキルであり、
pは1又は2であり、
A2及びB2はそれぞれHであるか、或いは共に二重結合を形成しており、更に、
X2は−CH2−又は−O−である、化合物、
或いは、それらの立体異性体、プロドラッグ、薬学的許容可能な塩、水和物、溶媒和物、酸の塩水和物、又はN−オキシドである、
薬学的組成物。
【請求項175】
請求項174記載の薬学的組成物において、この組成物は、更に、
オピオイド、神経痛/神経因性疼痛の治療物質、鬱病の治療物質、失禁の治療物質、又は抗パーキンソン薬を有するものである。
【請求項176】
請求項175記載の薬学的組成物において、前記オピオイドは、アルフェンタニル、アリルプロジン、アルファプロジン、アニレリジン、ベンジル−モルヒネ、ベンジトラミド、ブプレノルフィン、ブトルファノール、クロニタゼン、コデイン、シクラゾシン、デソモルヒネ、デキシトロモルアミド、デゾシン、ジアンプロミド、ジアモルホン(diamorphone)、ジヒドロコデイン、ジヒドロモルヒネ、ジメノキサドール、ジメフェプタノール、ジメチルチアンブテン、ジオアフェチルブチレート(dioaphetylbutyrate)、ジピパノン、エプタゾシン、エトヘプタジン、エチルメチルチアンブテン(ethylmethylthiambutene)、エチルモルヒネ、エトニタゼン、フェンタニル、ヘロイン、ヒドロコドン、ヒドロモルホン(hydromorphone)、ヒドロキシ・ペチジン、イソメタドン、ケトベミドン、レバロルファン、レボルファノール、レボフェナンシルモルファン(levophenacylmorphan)、ロフェンタニル、ロペラミド、メペリジン、メプタジノール、メタゾシン、メタドン、メトポン、モルヒネ、ミロフィン(myrophine)、ナルブフィン、ナルセイン、ニコモルフィン、ノルレボルファノール、ノルメタドン、ナロルフィン、ノルモルヒネ、ノルピナノン、アヘン、オキシコドン、オキシモルホン、パパベレタム、ペンタゾシン、フェナドキソン、フェノモルファン、ファナゾシン、フェノペリジン、ピミノジン、ピリトラミド、プロフェタジン、プロメドール、プロペリジン、プロピラム、プロポキシフェン、スルフェンタニル、チリジン、トラマドール、これらのジアステレオ異性体、これらの薬学的に許容可能な塩、これらの複合体、又はその混合物である。
【請求項177】
請求項175記載の薬学的組成物において、前記神経痛/神経因性疼痛の治療物質は、軽度のOTC鎮痛薬、麻薬性鎮痛薬、抗痙攣薬、又は抗鬱薬である。
【請求項178】
請求項175記載の薬学的組成物において、前記鬱病の治療物質は、複素環式の部類に属している選択的なセロトニン再摂取阻害剤、三環式化合物、モノアミンオキシダーゼ阻害薬、又は抗鬱化合物である。
【請求項179】
請求項175記載の薬学的組成物において、急迫性尿失禁の治療のための前記物質は、抗コリン作用薬、抗痙攣薬、三環系抗鬱薬、カルシウムチャネル遮断薬、又はβアゴニストである。
【請求項180】
請求項175記載の薬学的組成物において、この組成物は、更に、
抗生物質、抗ウイルス、抗真菌性、抗炎症薬、麻酔薬、又はそれら混合物を有するものである。
【請求項181】
オピオイド受容体を必要とする患者においてオピオイド受容体を結合させる方法であって、
有効量の化学式XXIXの化合物を前記患者に投与する工程を有し、
【化69】
式中、
W2はパラ−N(アルキル),N(アルキル−Z)アミノカルボニルアリール又はパラ−N(アルキル),N(アルキル−Z)アミノカルボニルヘテロアリールであり、W2のアリール又はヘテロアリール環はヒドロキシ、及びアルコキシから独立して選択される0〜2個の基で置換されているものであり、
Zはアルコキシ、アルキルアミノ、又はジアルキルアミノであり、
R23及びR24はそれぞれ独立してH又はアルキルであり、
pは1又は2であり、
A2及びB2はそれぞれHであるか、或いは共に二重結合を形成しており、更に、
X2は−CH2−又は−O−である、化合物、
或いは、それらの立体異性体、プロドラッグ、薬学的許容可能な塩、水和物、溶媒和物、酸の塩水和物、又はN−オキシドである、
方法。
【請求項182】
請求項181記載の方法において、前記化合物はδオピオイド受容体に結合するものである。
【請求項183】
請求項182記載の方法において、前記δオピオイド受容体は中枢神経系に位置するものである。
【請求項184】
請求項182記載の方法において、前記δオピオイド受容体は中枢神経系の末梢に位置するものである。
【請求項185】
請求項181記載の方法において、前記結合は、前記オピオイド受容体の活性を調節するものである。
【請求項186】
請求項185記載の方法において、前記結合は、前記オピオイド受容体の活性を作動させる(agonize)ものである。
【請求項187】
請求項183記載の方法において、前記化合物は、実質的に血液脳関門を超えないものである。
【請求項188】
薬学的組成物であって、
薬学的許容可能な担体、及び以下の化学式XXXの化合物を有し、
【化70】
式中、
W2は、
【化71】
であり、
R23及びR24はそれぞれ独立してH又はアルキルであり、
pは1又は2であり、
A2及びB2はそれぞれHであるか、或いは共に二重結合を形成しており、
X2は−CH2−又は−O−であり、更に、
J2は、結合している炭素原子と共に、ハロ又はハロアルコキシから独立して選択される1〜3個の基で置換されている6員アリール環を形成する、化合物、
或いは、それらの立体異性体、プロドラッグ、薬学的許容可能な塩、水和物、溶媒和物、酸の塩水和物、又はN−オキシドであり、
ただし、
W2が
【化72】
の場合、前記J2のアリール環は少なくとも1つのハロアルコキシで置換されているものである
薬学的組成物。
【請求項189】
請求項188記載の薬学的組成物において、この組成物は、更に、
オピオイド、神経痛/神経因性疼痛の治療物質、鬱病の治療物質、失禁の治療物質、又は抗パーキンソン薬を有するものである。
【請求項190】
請求項189記載の薬学的組成物において、前記オピオイドは、アルフェンタニル、アリルプロジン、アルファプロジン、アニレリジン、ベンジル−モルヒネ、ベンジトラミド、ブプレノルフィン、ブトルファノール、クロニタゼン、コデイン、シクラゾシン、デソモルヒネ、デキシトロモルアミド、デゾシン、ジアンプロミド、ジアモルホン(diamorphone)、ジヒドロコデイン、ジヒドロモルヒネ、ジメノキサドール、ジメフェプタノール、ジメチルチアンブテン、ジオアフェチルブチレート(dioaphetylbutyrate)、ジピパノン、エプタゾシン、エトヘプタジン、エチルメチルチアンブテン(ethylmethylthiambutene)、エチルモルヒネ、エトニタゼン、フェンタニル、ヘロイン、ヒドロコドン、ヒドロモルホン(hydromorphone)、ヒドロキシ・ペチジン、イソメタドン、ケトベミドン、レバロルファン、レボルファノール、レボフェナンシルモルファン(levophenacylmorphan)、ロフェンタニル、ロペラミド、メペリジン、メプタジノール、メタゾシン、メタドン、メトポン、モルヒネ、ミロフィン(myrophine)、ナルブフィン、ナルセイン、ニコモルフィン、ノルレボルファノール、ノルメタドン、ナロルフィン、ノルモルヒネ、ノルピナノン、アヘン、オキシコドン、オキシモルホン、パパベレタム、ペンタゾシン、フェナドキソン、フェノモルファン、ファナゾシン、フェノペリジン、ピミノジン、ピリトラミド、プロフェタジン、プロメドール、プロペリジン、プロピラム、プロポキシフェン、スルフェンタニル、チリジン、トラマドール、これらのジアステレオ異性体、これらの薬学的に許容可能な塩、これらの複合体、又はその混合物である。
【請求項191】
請求項189記載の薬学的組成物において、前記神経痛/神経因性疼痛の治療物質は、軽度のOTC鎮痛薬、麻薬性鎮痛薬、抗痙攣薬、又は抗鬱薬である。
【請求項192】
請求項189記載の薬学的組成物において、前記鬱病の治療物質は、複素環式の部類に属している選択的なセロトニン再摂取阻害剤、三環式化合物、モノアミンオキシダーゼ阻害薬、又は抗鬱化合物である。
【請求項193】
請求項189記載の薬学的組成物において、急迫性尿失禁の治療のための前記物質は、抗コリン作用薬、抗痙攣薬、三環系抗鬱薬、カルシウムチャネル遮断薬、又はβアゴニストである。
【請求項194】
請求項189記載の薬学的組成物において、この組成物は、更に、
抗生物質、抗ウイルス、抗真菌性、抗炎症薬、麻酔薬、又はそれら混合物を有するものである。
【請求項195】
オピオイド受容体を必要とする患者においてオピオイド受容体を結合させる方法であって、
有効量の化学式XXXの化合物を前記患者に投与する工程を有し、
【化73】
式中、
W2は、
【化74】
であり、
R23及びR24はそれぞれ独立してH又はアルキルであり、
pは1又は2であり、
A2及びB2はそれぞれHであるか、或いは共に二重結合を形成しており、
X2は−CH2−又は−O−であり、更に、
J2は、結合している炭素原子と共に、ハロ又はハロアルコキシから独立して選択される1〜3個の基で置換されている6員アリール環を形成する、化合物、
或いは、それらの立体異性体、プロドラッグ、薬学的許容可能な塩、水和物、溶媒和物、酸の塩水和物、又はN−オキシドであり、
ただし、
W2が
【化75】
の場合、前記J2のアリール環は少なくとも1つのハロアルコキシで置換されているものである、
方法。
【請求項196】
請求項195記載の方法において、前記化合物はδオピオイド受容体に結合するものである。
【請求項197】
請求項196記載の方法において、前記δオピオイド受容体は中枢神経系に位置するものである。
【請求項198】
請求項196記載の方法において、前記δオピオイド受容体は中枢神経系の末梢に位置するものである。
【請求項199】
請求項195記載の方法において、前記結合は、前記オピオイド受容体の活性を調節するものである。
【請求項200】
請求項199記載の方法において、前記結合は、前記オピオイド受容体の活性を作動させる(agonize)ものである。
【請求項201】
請求項197記載の方法において、前記化合物は、実質的に血液脳関門を超えないものである。
【請求項202】
薬学的組成物であって、
薬学的許容可能な担体、及び以下の化学式XXXIIの化合物を有し、
【化76】
式中、
Dは、N(アルキル),N(アルキル)アミノカルボニルへテロアリールであり、
R23、R24、及びR26はそれぞれ独立してH又はアルキルであり、
pは1又は2であり、
A2及びB2はそれぞれHであるか、或いは共に二重結合を形成しており、更に、
X2は−CH2−又は−O−である、化合物、
或いは、それらの立体異性体、プロドラッグ、薬学的許容可能な塩、水和物、溶媒和物、酸の塩水和物、又はN−オキシドであり、
ただし、
Dが
【化77】
であり、X2が−O−の場合、A2及びB2はそれぞれHである
薬学的組成物。
【請求項203】
請求項202記載の薬学的組成物において、この組成物は、更に、
オピオイド、神経痛/神経因性疼痛の治療物質、鬱病の治療物質、失禁の治療物質、又は抗パーキンソン薬を有するものである。
【請求項204】
請求項203記載の薬学的組成物において、前記オピオイドは、アルフェンタニル、アリルプロジン、アルファプロジン、アニレリジン、ベンジル−モルヒネ、ベンジトラミド、ブプレノルフィン、ブトルファノール、クロニタゼン、コデイン、シクラゾシン、デソモルヒネ、デキシトロモルアミド、デゾシン、ジアンプロミド、ジアモルホン(diamorphone)、ジヒドロコデイン、ジヒドロモルヒネ、ジメノキサドール、ジメフェプタノール、ジメチルチアンブテン、ジオアフェチルブチレート(dioaphetylbutyrate)、ジピパノン、エプタゾシン、エトヘプタジン、エチルメチルチアンブテン(ethylmethylthiambutene)、エチルモルヒネ、エトニタゼン、フェンタニル、ヘロイン、ヒドロコドン、ヒドロモルホン(hydromorphone)、ヒドロキシ・ペチジン、イソメタドン、ケトベミドン、レバロルファン、レボルファノール、レボフェナンシルモルファン(levophenacylmorphan)、ロフェンタニル、ロペラミド、メペリジン、メプタジノール、メタゾシン、メタドン、メトポン、モルヒネ、ミロフィン(myrophine)、ナルブフィン、ナルセイン、ニコモルフィン、ノルレボルファノール、ノルメタドン、ナロルフィン、ノルモルヒネ、ノルピナノン、アヘン、オキシコドン、オキシモルホン、パパベレタム、ペンタゾシン、フェナドキソン、フェノモルファン、ファナゾシン、フェノペリジン、ピミノジン、ピリトラミド、プロフェタジン、プロメドール、プロペリジン、プロピラム、プロポキシフェン、スルフェンタニル、チリジン、トラマドール、これらのジアステレオ異性体、これらの薬学的に許容可能な塩、これらの複合体、又はその混合物である。
【請求項205】
請求項203記載の薬学的組成物において、前記神経痛/神経因性疼痛の治療物質は、軽度のOTC鎮痛薬、麻薬性鎮痛薬、抗痙攣薬、又は抗鬱薬である。
【請求項206】
請求項203記載の薬学的組成物において、前記鬱病の治療物質は、複素環式の部類に属している選択的なセロトニン再摂取阻害剤、三環式化合物、モノアミンオキシダーゼ阻害薬、又は抗鬱化合物である。
【請求項207】
請求項203記載の薬学的組成物において、急迫性尿失禁の治療のための前記物質は、抗コリン作用薬、抗痙攣薬、三環系抗鬱薬、カルシウムチャネル遮断薬、又はβアゴニストである。
【請求項208】
請求項203記載の薬学的組成物において、この組成物は、更に、
抗生物質、抗ウイルス、抗真菌性、抗炎症薬、麻酔薬、又はそれら混合物を有するものである。
【請求項209】
オピオイド受容体を必要とする患者においてオピオイド受容体を結合させる方法であって、
有効量の化学式XXXIIの化合物を前記患者に投与する工程を有し、
【化78】
式中、
Dは、N(アルキル),N(アルキル)アミノカルボニルへテロアリールであり、
R23、R24、及びR26はそれぞれ独立してH又はアルキルであり、
pは1又は2であり、
A2及びB2はそれぞれHであるか、或いは共に二重結合を形成しており、更に、
X2は−CH2−又は−O−である、化合物、
或いは、それらの立体異性体、プロドラッグ、薬学的許容可能な塩、水和物、溶媒和物、酸の塩水和物、又はN−オキシドであり、
ただし、
Dが
【化79】
であり、X2が−O−の場合、A2及びB2はそれぞれHである、
方法。
【請求項210】
請求項209記載の方法において、前記化合物は、δオピオイド受容体に結合するものである。
【請求項211】
請求項210記載の方法において、前記δオピオイド受容体は、中枢神経系に位置するものである。
【請求項212】
請求項210記載の方法において、前記δオピオイド受容体は、中枢神経系の末梢に位置するものである。
【請求項213】
請求項209記載の方法において、前記結合は、前記オピオイド受容体の活性を調節するものである。
【請求項214】
請求項213記載の方法において、前記結合は、前記オピオイド受容体の活性を作動させる(agonize)ものである。
【請求項215】
請求項211記載の方法において、前記化合物は、実質的に血液脳関門を超えないものである。
【請求項216】
請求項11記載の化合物において、前記化合物は、
【化80−1】
【化80−2】
である。
【請求項217】
請求項23記載化合物において、前記化合物は、
【化81】
である。
【請求項218】
請求項29記載の化合物において、前記化合物は、
【化82】
である。
【請求項219】
請求項38記載の化合物において、前記化合物は、
【化83】
である。
【請求項220】
請求項44記載の化合物において、前記化合物は、
【化84−1】
【化84−2】
である。
【請求項221】
請求項49記載の化合物において、前記化合物は、
【化85】
である。
【請求項222】
請求項56記載の化合物において、前記化合物は、
【化86】
である。
【請求項223】
請求項64記載の化合物において、前記化合物は、
【化87】
である。
【請求項224】
請求項71記載の化合物において、前記化合物は、
【化88】
である。
【請求項225】
化学式XXXIIIの化合物であって、
【化89】
式中、
F1はヘテロアリールであり、更に、
Gは、NH2、NHC(=O)アルキル、NH(C(O)N(H)アルキル、又はNHS(=O)2アルキルで置換されたC1〜6アルキレンである、化合物、
或いは、それらの立体異性体、プロドラッグ、薬学的許容可能な塩、水和物、溶媒和物、酸の塩水和物、又はN−オキシドである、化合物。
【請求項226】
請求項225記載の化合物において、前記へテロアリールは、1〜4個のヘテロ原子を有する5又は6員環のヘテロアリールである。
【請求項227】
請求項226記載の化合物において、前記へテロアリールは、2〜4個のヘテロ原子を有する5又は6員環のヘテロアリールである。
【請求項228】
請求項227記載の化合物において、前記へテロアリールは、5員環のヘテロアリールである。
【請求項229】
請求項228記載の化合物において、前記へテロアリールは、テトラゾールである。
【請求項230】
請求項229記載の化合物において、F1−Gは、
【化90】
である。
【請求項231】
請求項225記載の化合物において、Gは、NH2、NHC(=O)アルキル、又はNHS(=O)2アルキルで置換されたC4〜6アルキレンである。
【請求項232】
請求項231記載の化合物において、前記アルキルはC1〜6アルキルである。
【請求項233】
請求項232記載の化合物において、前記アルキルはC1アルキルである。
【請求項234】
請求項231記載の化合物において、GはNH2で置換されたC4〜6アルキレンである。
【請求項235】
請求項230記載の化合物において、GはNH2、NHC(=O)アルキル、又はNHS(=O)2アルキルで置換されたC4〜6アルキレンである。
【請求項236】
請求項235記載の化合物において、GはNH2で置換されたC4〜6アルキレンである。
【請求項237】
請求項225記載の化合物であって、この化合物は、以下からなる群
【化91−1】
【化91−2】
から選択されるものである。
【請求項238】
請求項33記載の化合物であって、この化合物は、以下からなる群
【化92】
から選択されるものである。
【請求項239】
請求項33記載の化合物において、Q2はヒドロキシであり、更にW2は
【化93】
である。
【請求項240】
請求項239記載の化合物において、R23及びR24はHであり、W2は
【化94】
である。
【請求項241】
請求項240記載の化合物において、Q1はHである。
【請求項242】
化学式XXXIVの化合物であって、
【化95】
式中、
F2はアリール又はヘテロアリールであり、更に、
Q3はヒドロキシ又はアルコキシである、化合物、
或いは、それらの立体異性体、プロドラッグ、薬学的許容可能な塩、水和物、溶媒和物、酸の塩水和物、又はN−オキシドである
化合物。
【請求項243】
請求項242記載の化合物において、F2はフェニルである。
【請求項244】
請求項242記載の化合物において、F2はピリジル又はベンゾチオフェニルである。
【請求項245】
請求項242記載の化合物において、Q3はヒドロキシ、メトキシ、又はシクロプロピルメトキシである。
【請求項246】
請求項243記載の化合物において、Q3はメトキシ又はシクロプロピルメトキシである。
【請求項247】
請求項244記載の化合物において、Q3はヒドロキシである。
【請求項248】
請求項48記載の化合物であって、この化合物は、
【化96】
である。
【請求項249】
請求項248記載の化合物において、この化合物は実質的に、鏡像異性的に純粋である。
【請求項250】
以下から成る群から選択される化合物、
【化97−1】
【化97−2】
或いは、それらの立体異性体、プロドラッグ、薬学的許容可能な塩、水和物、溶媒和物、酸の塩水和物、又はN−オキシドである
化合物。
【請求項251】
請求項250記載の化合物において、この化合物は、以下からなる群
【化98】
から選択されるものである、化合物、
或いは、それらの立体異性体、プロドラッグ、薬学的許容可能な塩、水和物、溶媒和物、酸の塩水和物、又はN−オキシドである、化合物。
【請求項252】
薬学的組成物であって、
薬学的許容可能な担体と、請求項225記載の化合物とを有する
薬学的組成物。
【請求項253】
請求項252記載の薬学的組成物において、この組成物は、更に、
オピオイド、神経痛/神経因性疼痛の治療物質、鬱病の治療物質、失禁の治療物質、又は抗パーキンソン薬を有するものである。
【請求項254】
請求項253記載の薬学的組成物において、前記オピオイドは、アルフェンタニル、アリルプロジン、アルファプロジン、アニレリジン、ベンジル−モルヒネ、ベンジトラミド、ブプレノルフィン、ブトルファノール、クロニタゼン、コデイン、シクラゾシン、デソモルヒネ、デキシトロモルアミド、デゾシン、ジアンプロミド、ジアモルホン(diamorphone)、ジヒドロコデイン、ジヒドロモルヒネ、ジメノキサドール、ジメフェプタノール、ジメチルチアンブテン、ジオアフェチルブチレート(dioaphetylbutyrate)、ジピパノン、エプタゾシン、エトヘプタジン、エチルメチルチアンブテン(ethylmethylthiambutene)、エチルモルヒネ、エトニタゼン、フェンタニル、ヘロイン、ヒドロコドン、ヒドロモルホン(hydromorphone)、ヒドロキシ・ペチジン、イソメタドン、ケトベミドン、レバロルファン、レボルファノール、レボフェナンシルモルファン(levophenacylmorphan)、ロフェンタニル、ロペラミド、メペリジン、メプタジノール、メタゾシン、メタドン、メトポン、モルヒネ、ミロフィン(myrophine)、ナルブフィン、ナルセイン、ニコモルフィン、ノルレボルファノール、ノルメタドン、ナロルフィン、ノルモルヒネ、ノルピナノン、アヘン、オキシコドン、オキシモルホン、パパベレタム、ペンタゾシン、フェナドキソン、フェノモルファン、ファナゾシン、フェノペリジン、ピミノジン、ピリトラミド、プロフェタジン、プロメドール、プロペリジン、プロピラム、プロポキシフェン、スルフェンタニル、チリジン、トラマドール、これらのジアステレオ異性体、これらの薬学的に許容可能な塩、これらの複合体、又はその混合物である。
【請求項255】
請求項253記載の薬学的組成物において、前記神経痛/神経因性疼痛の治療物質は、軽度のOTC鎮痛薬、麻薬性鎮痛薬、抗痙攣薬、又は抗鬱薬である。
【請求項256】
請求項253記載の薬学的組成物において、前記鬱病の治療物質は、複素環式の部類に属している選択的なセロトニン再摂取阻害剤、三環式化合物、モノアミンオキシダーゼ阻害薬、又は抗鬱化合物である。
【請求項257】
請求項253記載の薬学的組成物において、急迫性尿失禁の治療のための前記物質は、抗コリン作用薬、抗痙攣薬、三環系抗鬱薬、カルシウムチャネル遮断薬、又はβアゴニストである。
【請求項258】
請求項253記載の薬学的組成物において、この組成物は、更に、
抗生物質、抗ウイルス、抗真菌性、抗炎症薬、麻酔薬、又はそれら混合物を有するものである。
【請求項259】
オピオイド受容体を必要とする患者においてオピオイド受容体を結合させる方法であって、
有効量の請求項225記載の化合物を前記患者に投与する工程を有するものである、
方法。
【請求項260】
請求項259記載の方法において、前記化合物はδオピオイド受容体に結合するものである。
【請求項261】
請求項260記載の方法において、前記δオピオイド受容体は中枢神経系に位置するものである。
【請求項262】
請求項260記載の方法において、前記δオピオイド受容体は中枢神経系の末梢に位置するものである。
【請求項263】
請求項259記載の方法において、前記結合は、前記オピオイド受容体の活性を調節するものである。
【請求項264】
請求項263記載の方法において、前記結合は、前記オピオイド受容体の活性を作動させる(agonize)ものである。
【請求項265】
請求項261記載の方法において、前記化合物は、実質的に血液脳関門を超えないものである。
【請求項266】
薬学的組成物であって、
薬学的に許容可能な担体と、請求項242記載の化合物とを有するものである、
薬学的組成物。
【請求項267】
請求項266記載の薬学的組成物において、この組成物は、更に、
オピオイド、神経痛/神経因性疼痛の治療物質、鬱病の治療物質、失禁の治療物質、又は抗パーキンソン薬を有するものである。
【請求項268】
請求項267記載の薬学的組成物において、前記オピオイドは、アルフェンタニル、アリルプロジン、アルファプロジン、アニレリジン、ベンジル−モルヒネ、ベンジトラミド、ブプレノルフィン、ブトルファノール、クロニタゼン、コデイン、シクラゾシン、デソモルヒネ、デキシトロモルアミド、デゾシン、ジアンプロミド、ジアモルホン(diamorphone)、ジヒドロコデイン、ジヒドロモルヒネ、ジメノキサドール、ジメフェプタノール、ジメチルチアンブテン、ジオアフェチルブチレート(dioaphetylbutyrate)、ジピパノン、エプタゾシン、エトヘプタジン、エチルメチルチアンブテン(ethylmethylthiambutene)、エチルモルヒネ、エトニタゼン、フェンタニル、ヘロイン、ヒドロコドン、ヒドロモルホン(hydromorphone)、ヒドロキシ・ペチジン、イソメタドン、ケトベミドン、レバロルファン、レボルファノール、レボフェナンシルモルファン(levophenacylmorphan)、ロフェンタニル、ロペラミド、メペリジン、メプタジノール、メタゾシン、メタドン、メトポン、モルヒネ、ミロフィン(myrophine)、ナルブフィン、ナルセイン、ニコモルフィン、ノルレボルファノール、ノルメタドン、ナロルフィン、ノルモルヒネ、ノルピナノン、アヘン、オキシコドン、オキシモルホン、パパベレタム、ペンタゾシン、フェナドキソン、フェノモルファン、ファナゾシン、フェノペリジン、ピミノジン、ピリトラミド、プロフェタジン、プロメドール、プロペリジン、プロピラム、プロポキシフェン、スルフェンタニル、チリジン、トラマドール、これらのジアステレオ異性体、これらの薬学的に許容可能な塩、これらの複合体、又はその混合物である。
【請求項269】
請求項267記載の薬学的組成物において、前記神経痛/神経因性疼痛の治療物質は、軽度のOTC鎮痛薬、麻薬性鎮痛薬、抗痙攣薬、又は抗鬱薬である。
【請求項270】
請求項269記載の薬学的組成物において、前記鬱病の治療物質は、複素環式の部類に属している選択的なセロトニン再摂取阻害剤、三環式化合物、モノアミンオキシダーゼ阻害薬、又は抗鬱化合物である。
【請求項271】
請求項267記載の薬学的組成物において、急迫性尿失禁の治療のための前記物質は、抗コリン作用薬、抗痙攣薬、三環系抗鬱薬、カルシウムチャネル遮断薬、又はβアゴニストである。
【請求項272】
請求項267記載の薬学的組成物において、この組成物は、更に、
抗生物質、抗ウイルス、抗真菌性、抗炎症薬、麻酔薬、又はそれら混合物を有するものであ
【請求項273】
オピオイド受容体を必要とする患者においてオピオイド受容体を結合させる方法であって、
有効量の請求項242記載の化合物を前記患者に投与する工程を有するものである、
方法。
【請求項274】
請求項273記載の方法において、前記化合物はδオピオイド受容体に結合するものである。
【請求項275】
請求項274記載の方法において、前記δオピオイド受容体は中枢神経系に位置するものである。
【請求項276】
請求項274記載の方法において、前記δオピオイド受容体は中枢神経系の末梢に位置するものである。
【請求項277】
請求項273記載の方法において、前記結合は、前記オピオイド受容体の活性を調節するものである。
【請求項278】
請求項277記載の方法において、前記結合は、前記オピオイド受容体の活性を作動させる(agonize)ものである。
【請求項279】
請求項275記載の方法において、前記化合物は、実質的に血液脳関門を超えないものである。
【公表番号】特表2008−534613(P2008−534613A)
【公表日】平成20年8月28日(2008.8.28)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−504447(P2008−504447)
【出願日】平成18年3月31日(2006.3.31)
【国際出願番号】PCT/US2006/012081
【国際公開番号】WO2006/105442
【国際公開日】平成18年10月5日(2006.10.5)
【出願人】(505464866)アドラー コーポレーション (6)
【Fターム(参考)】
【公表日】平成20年8月28日(2008.8.28)
【国際特許分類】
【出願日】平成18年3月31日(2006.3.31)
【国際出願番号】PCT/US2006/012081
【国際公開番号】WO2006/105442
【国際公開日】平成18年10月5日(2006.10.5)
【出願人】(505464866)アドラー コーポレーション (6)
【Fターム(参考)】
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