説明

スロットローディング方式光ディスクドライブ及び方法

【課題】異形ディスクを正確に判断し、かつディスクローディング機構を簡略化する。
【解決手段】駆動ユニット15により摺動部材153を摺動する動力を供給し、ローディングユニットと摺動部材が連動してローディングレバー143に光ディスクを押し入れる押し力を提供する。摺動部材に摺動溝を設け、連接棒機構のアンローディングユニット16の一端が摺動溝によって動かされ、他端がアンローディングレバーを回転させて光ディスクを案内、或いは、押し出す。複数個の検出スイッチ191〜193を含む検出ユニット19が各々受け入れロッド172、アンローディングユニットと位置決め棒173の移動経路に位置し、タッチの先後順番を利用して駆動ユニットを起動してローディングを判断する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明はスロットローディング方式光ディスクドライブに関り、特に、スロットローディング方式光ディスクドライブ内において、異なる寸法の光ディスクの出し入れの駆動と案内する装置及び方法に関る。
【背景技術】
【0002】
一般的な光ディスクドライブのローディング方式は、トレイローディング方式(Tray Type)とスロットローディング方式(Slot−in Type)の2種類に区分されている。トレイローディング方式の光ディスクドライブは、トレイの載置溝により光ディスクをローディングしてディスクの出し入れを行うことで、光ディスクを所定位置に到達或いはイジェクトさせる。またスロットローディング方式光ディスクドライブは、直接光ディスクを光ディスクドライブの挿入口に差し込むだけで、ローディング・アンローディング機構を介して自動的に中に引き込まれ、また光ディスクを所定位置まで案内できるため、操作が利便で、且つトレイも必要なく、薄型化しやすい。
【0003】
しかしながら、異なる寸法の光ディスクが光ディスクドライブ内部の再生所定位置に達してから、光ディスクを回転させる主軸モータを正確に嵌め込むため、少しのミスも許されず、ミスすると光ディスクがドライブ内でジャムを起こして故障することとなり、更には光ディスク及び光ディスクドライブを破壊することになる。先行技術である特許文献1及び特許文献2では、多数個の摺動板、案内棒及び連接棒機構を利用して、異なる寸法の光ディスクの位置決め及びイジェクトを案内する。しかしその案内棒及び連接棒機構は、継続して光ディスクを主軸モータにアライメントするよう案内しなければならないため、ローディング・アンローディング機構は複雜すぎるだけではなく、且つ光ディスク周縁が点接觸で案内するため、光ディスクを一定の水平を維持できなくなり、異物或いは光ディスクのローディング過程において、他寸法の光ディスクのスイッチへの誤接触が起こるため、光ディスク寸法の誤判別が起き、伝動機構の誤作動となり、光ディスクドライブに故障が発生してしまう。これにより、既知のスロットローディング方式光ディスクドライブのローディング・アンローディング装置及び方法は、やはり更なる解決が必要とされていた。
【特許文献1】台湾の第093221048号特許案
【特許文献2】台湾の第093221050号特許案
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明の主要な目的は、スロットローディング方式光ディスクドライブ及び方法を提供し、異なる寸法の光ディスク移動特性を利用して、光ディスクローディングの寸法を機械によって判断し、またディスクドライブの作動における信頼性を向上するため、検出ユニットにタッチする先後順番を二次判別とすることにある。
【0005】
本発明の別の目的は、スロットローディング方式光ディスクドライブ及び方法を提供し、簡単な連接棒の駆動機構を介して、アンローディングレバーによるイジェクトを駆動することで、光ディスクドライブ構造の簡略化及びコストを削減することにある。
【0006】
さらに、本発明の別の目的は、スロットローディング方式光ディスクドライブ及び方法を提供し、延伸した案内スロットを介して、ローディングレバーでイジェクトする際、脇へ寄せられることで、イジェクトを更にスムーズにさせることにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
前述の目的を達成するため、本発明のスロットローディング方式光ディスクドライブは、駆動ユニットにより摺動部材を摺動する動力を供給し、ローディングユニットと摺動部材が連動してローディングレバーに光ディスクを押し入れる押し力を提供し、摺動部材に摺動溝を設け、連接棒機構のアンローディングユニットの一端が摺動溝によって動かされ、他端をアンローディングレバーにより回転させて光ディスクを案内或いは押し出し、受け入れユニットがローディングユニットのタッチを受けて光ディスクを案内する受け入れロッドとローディングユニットとアンローディングユニットの間に設けた位置決め棒を具備し、及び複数個の検出スイッチを含む検出ユニットが各々受け入れロッド、アンローディングユニットと位置決め棒の移動経路側に位置し、タッチの先後順番を利用して、駆動ユニットを起動してローディングする。
【0008】
本発明のスロットイン方式光ディスク駆動方法について、そのステップはまずアンローディングユニットが第1検出スイッチにタッチしたかどうかを検出し、タッチしていない場合、継続してローディングし、タッチすると、受け入れロッドが第2検出スイッチにタッチしたかどうかを検出して、タッチすると、大寸法の光ディスクがローディングされたと判別し、次に位置決め棒が第3検出スイッチにタッチしたかどうかを検出し、タッチした場合、大寸法の光ディスクがすでに十分な奥までの距離に達したと判別し、直ちに駆動モータを起動して、光ディスクを押し入れる。例えば受け入れロッドが第2検出スイッチにタッチしていないと検出した場合、小寸法の光ディスクがローディングされたと判別し、またすでに十分な奥までの距離にし、直ちに駆動モータを起動して、光ディスクを押し入れる。駆動モータが起動した後、摺動部材が第4検出スイッチにタッチしたかどうかを検出し、タッチした場合、駆動モータを停止させてローディングを完了するが、でなければ継続して検出する。
【0009】
本発明の上述の目的を達成するため、用いる技術手段及びその機能、効果について、好ましい実施例を挙げ、また図面を組み合わせて以下のとおり説明する。
【0010】
図1は、本発明であるスロットローディング方式光ディスクドライブの部品分解図である。本発明であるスロットローディング方式光ディスクドライブ10には、筐体11、面板12、コア13、ローディングユニット14、駆動ユニット15、アンローディングユニット16、受け入れユニット17、基板18及び検出ユニット19を含む。主にアンローディングユニット16及び受け入れユニット17が検出ユニット19にタッチすることで、光ディスクD(図4)が光ディスクドライブ10に挿入されたことを検出し、並びに駆動ユニット15を起動してローディングユニット14を駆動することで、光ディスクDを光ディスクドライブ10に押進し、その他受け入れユニット17に連動して光ディスクDを所定位置まで案内到達してから、コア13を上昇させ、光ディスクDを嵌め込むと共に回転させ、再生し、若しくは逆回転してディスクをドライブの外に押し出す。
【0011】
筐体11は、上筐体111及び下筐体112で構成され、光ディスクDの駆動機構を収納するため、上筐体111と下筐体112は中空の空間を包み、駆動光ディスクDを筐体11から出し入れする。面板12が筐体11の前面に設置され、その上に長いスロット形の光ディスクDの出し入れ口121を設け、出し入れ口121の下方に押すことで光ディスクDをイジェクトするためのイジェクトボタン122を設け、イジェクトボタン122の脇に光ディスクドライブ10の操作状況を表示するための表示ランプ123を設ける。
【0012】
コア13は光ディスクドライブ10の中心から隅部へ傾斜し、下筐体112の前面にくるよう設置され、コア13の軸線に長方形の固定溝131を開設し、固定溝131が光ディスクドライブ10中心の一端に主軸モータ132がくるように設けることで光ディスクDを回転させ、読取ヘッド133がその他の固定溝131に沿って摺動することで、光ディスクDのデータの読み書きに用いる。主軸モータ132がコア13の外淵近くに摺動ピン134を凸設する。
【0013】
コア13の一側に駆動ユニット15がくるように設置されて動力源を提供する。光ディスクドライブ10前面に設ける駆動モータ151は、歯車装置152(図3)を回転駆動させて後側の摺動部材153まで延伸して前後に摺動するよう連動する。摺動部材153上にアンローディングばね1531を定着し、アンローディングばね1531の他端が摺動可能なアンローディング摺動ブロック1532を支持し、アンローディング摺動ブロック1532と摺動部材153の後側壁が第1摺動溝1533を形成し、並びに後方に向かって延伸する第2摺動溝1534と第3摺動溝1535と連結する。図2は、摺動部材153の側面で、側面の前端にラック1536を設け、歯車装置152の動力伝達を受けて、中央近くに昇降溝1537を開設し、コア13の摺動ピン134を嵌め込んで摺動することで、摺動ピン134が摺動部材153に伴って前後に摺動し、昇降溝1537に対応して昇降する。
【0014】
ローディングユニット14が駆動ユニット15のコア13に対向する他側に設置され、主に摺動板141、駆動棒142及びローディングレバー143を含み、摺動板141の一側が摺動部材153に定着され、摺動部材153に伴い下筐体112に沿って摺動する。摺動板141上に第1案内スロット1411を設け、並びに後方に向かって延伸する第2案内スロット1412と第3案内スロット1413に連結し、その他前面に向かって2つの比較的短い第4案内スロット1414と第5案内スロット1415(図3)を延伸する。駆動棒142がY形棒で、中心1421が下筐体112に定着され、一端が下方に向って凸設する第1案内ピン1422を定着し、第1案内ピン1422が第1案内スロット1411内に嵌め込み、一端が下方に向って凸設する第2案内ピン1423を定着し、第2案内ピン1423が摺動部材153の上方に懸垂し、他端が下方に向って凸設する第3案内ピン1424を定着する。ローディングレバー143の一端が下筐体112の一側に定着され、軸方向で条溝1431を設け、ローディングレバー143の回転を駆動するため、第3案内ピン1424が条溝1431に嵌め込まれ、並びにその中で摺動できる。
【0015】
その他、検出ユニット19が第1検出スイッチ191、第2検出スイッチ192、第3検出スイッチ193、第4検出スイッチ194及び第5検出スイッチ195で構成され、これら検出スイッチは、リミットスイッチ(Limit Switch)とすることができる。検出ユニット19は、分散して下筐体112の後側に設ける。第4検出スイッチ194及び第5検出スイッチ195が摺動部材153の後側に沿って設置することで、各々ローディング及びアンローディングの終点を検出して、駆動ユニット15の動力源をカットする。第1検出スイッチ191、第2検出スイッチ192、第3検出スイッチ193はアンローディングユニット16と受け入れユニット17に合わせ、そのオンオフの先後において、挿入された光ディスクDの寸法を判断し、その詳細な動作を後記に記載する。
【0016】
基板18が光ディスクドライブ10の後方上側に水平にふ設し、検出ユニット19及び摺動部材153の後側を覆う。基板18上に分散して第1円弧状のスロット181、第2円弧状のスロット182、第3円弧状のスロット183、第4円弧状のスロット184、第1斜めスロット185及び第2斜めスロット186を開設する。基板18は隅部に扇形のスロット187を別途開設する。
【0017】
その他、図1及び図3を同時に見ると、受け入れユニット17が留め金171、受け入れロッド172、位置決め棒173、復帰棒174、引張コイルばね175、復帰のねじりコイルばね176及び牽引ばね177で構成される。L形の留め金171の回転中心1711と牽引ばね177が一緒に摺動部材153上方に位置する基板18に定着され、留め金171の一端外淵が上方に向かって止め部1712を凸出して、駆動棒142の第2案内ピン1423の移動経路に懸垂する。留め金171の他端に係止ピン1713を凸設し、また牽引ばね177の一端が留め金171の周辺に定着されることで、係止ピン1713の先が光ディスクドライブ10中心に向ける状態を維持させる。留め金171の回転への影響を減少するため、引張コイルばね175の一端が留め金171の止め部1712の先に定着され、またやや回転中心1711を通過する。引張コイルばね175の他端が駆動棒142に定着されて駆動棒142がローディングレバー143の受け入れ端に動力伝達させることで光ディスクドライブ10の前面に向かって伸出する。
【0018】
受け入れロッド172もL字形で、基板18上に設置され、また留め金171の対向側に位置し、受け入れロッド172が光ディスクドライブ10中心に向かって伸出する水平延伸側1721の上に第1案内ピン1722及び第2案内ピン1723を設けて、各々第1斜めスロット185及び第2斜めスロット186に嵌め込むことで、受け入れロッド172を第1斜めスロット185及び第2斜めスロット186に沿って横方向に摺動を生じさせる。第1案内ピン1722が第1斜めスロット185を貫通する時、ちょうど移動経路に位置する第2検出スイッチ192にタッチできる。水平延伸側1721の先端近くに小凸起部1728を凸起し、また末端に係止溝1724を凹設し、受け入れロッド172の別の垂直延伸側1725が、光ディスクドライブ10の外淵に平行となり、また突縁1726を凸出して光ディスクDを案内する。受け入れロッド172が中心近くから摺動ロック1727を延伸する。復帰棒174の一端が回転可能に摺動ロック1727近く基板18に定着され、復帰棒174は摺動ロック1727が嵌めこむための移動溝1741を設け、復帰棒174の外淵が凸片1742を伸出して第4円弧状のスロット184を貫通し、基板18下方に位置する復帰ねじりコイルばね176により圧迫させて、ドライブ体の高度を引き下げ、また受け入れロッド172が光ディスクドライブ10に向かって復帰する。
【0019】
位置決め棒173の一端が回転可能に基板18の中央後側に定着され、周辺で下方に向かって第1接触ピン1731を凸設して第3円弧状のスロット183を貫通することで付近に設置された第3検出スイッチ193にタッチできる。位置決め棒173の他端が前方に向かって主軸モータ132付近に延伸し、また位置決め棒173の支持強度を強化するため、中央部位において下方に向かって支持ピン1732を凸設して、第2円弧状のスロット182に嵌めこんで摺動する。位置決め棒173の定着端付近に復帰引っ張りコイルばね1733を別途設け、復帰引っ張りコイルばね1733の一端が位置決め棒173に定着され、他端が基板18に定着される。
【0020】
アンローディングユニット16には、第1連接棒161、第2連接棒162及びアンローディングレバー163を含む。第1連接棒161、第2連接棒162が基板18下側に設けられ、またアンローディングレバー163が基板18の上側に設けられる。第1連接棒161の一端が回転可能に基板18の下側に定着され、他端が各々下方に向かって第1駆動ピン1611及び第2駆動ピン1612を凸設し、第1駆動ピン1611が摺動部材153の第1摺動溝1533に嵌め込み、摺動部材153が連動を受ける。第2連接棒162が横方向に基板18の下側に設置され、その一端が第2駆動ピン1612に連接し、他端が基板18の扇形のスロット187の下方まで延伸する。第2連接棒162の中央付近に第1円弧状のスロット181に嵌め込むことで、第2連接棒162の連動を案内、支持するための案内ピン1621を凸設する。案内ピン1621付近には下方に向かって第2接触ピン1622を別途凸設することで、付近に位置する第2検出スイッチ192をタッチできる。アンローディングレバー163の一端が回転可能に扇形のスロット187の中心上側に定着され、定着端周辺で下方に向かって固定ピン1631を突出し、固定ピン1631が扇形のスロット187を貫通して、下方の第2連接棒162の一端に回転可能に連接することで、駆動ユニット15の動力が第1連接棒161と第2連接棒162を経由して、アンローディングレバー163を回転運動させ、またアンローディングレバー163の他端が主軸モータ132付近に向かって傾斜延伸し、中央部位付近に折れ曲げ部1632を具備する。
【0021】
図3は、光ディスクドライブ10がローディングしていない初期状態である。筐体11の後側にくるように摺動部材153が位置し、且つ第5検出スイッチ195を「オフ」の状態にさせ、また第4検出スイッチ194を「オン」の状態にさせると共に摺動板141も後側に位置させ、駆動棒142が引張コイルばね175の作用の下、第1案内ピン1422を第1案内スロット1411に係止させることで、ローディングレバー143の受け入れ端が光ディスクドライブ10の内側に向かって半分伸出させる。同時に、留め金171も牽引ばね177の作用の下、係止ピン1713を受け入れロッド172の係止溝1724に係止させ、且つ復帰棒174が復帰ねじりコイルばね176の圧迫を受けた状態で、光ディスクドライブ10内側の位置にくるように受け入れロッド172で維持し、且つ第1案内ピン1722で第2検出スイッチ192を「オン」の状態にさせる。その他、位置決め棒173が復帰引っ張りコイルばね1733の引張力を受けて、位置決め棒173の一端が前方に向かって主軸モータ132付近に伸出し、第1接触ピン1731が第3検出スイッチ193にタッチして「オン」の状態にさせる。アンローディングユニット16の第1連接棒161の第1駆動ピン1611は、摺動部材153の第1摺動溝1533を限位する状態において、第2連接棒162でアンローディングレバー163の一端を主軸モータ132付近に向かって傾斜延伸し、且つ第2連接棒162の第2接触ピン1622で第1検出スイッチ191にタッチして、「オン」の状態にさせる。
【0022】
図4から図7は、本発明である光ディスクドライブ10が12cm大寸法ような光ディスクDの出し入れを駆動、案内する作動過程である。図4、大寸法の光ディスクDが光ディスクドライブ10に挿入された時、光ディスクドライブ10の幅が光ディスクDの直径より略大きく、光ディスクDの一側が光ディスクドライブ10の外淵に当接し、他側が利用者の押し力を通じて、まずローディングユニット14に接触し、並びにローディングレバー143の受け入れ端を押圧することでローディングレバー143を徐々に側方に向かって開けられ、条溝1431を移動して第3案内ピン1424の摺動を駆動して駆動棒142を連動して引張コイルばね175の回転に抵抗し、第1案内ピン1422を第1案内スロット1411に沿って摺動させ、同時に第2案内ピン1423を回転して留め金171の凸起止め部1712に押進し、留め金171が牽引ばね177(図3)の回転に抵抗させ、係止ピン1713を受け入れロッド172の係止溝1724から外れて、受け入れロッド172の凸出突縁1726が光ディスクD挿入の押し力を受け、復帰棒174に抵抗し、第1案内ピン1722及び第2案内ピン1723で第1斜めスロット185及び第2斜めスロット186に沿って光ディスクドライブ10外淵に向かって平行に移動する。同時に第1案内ピン1722が第2検出スイッチ192から外れて、「オフ」の状態を呈する。
【0023】
図5のように光ディスクDが継続して挿入されてローディングレバー143を押圧して継続して外淵に向かって移動し、駆動棒142を回転させて第1案内ピン1422が第1案内スロット1411に沿って第3案内スロット1413まで摺動させる。受け入れロッド172が光ディスクD挿入の押し力を受けて徐々に外淵へ移動すると同時に、奥の光ディスクDの周縁部が、比較的伸出のアンローディングレバー163の受け入れ端に先後押し、アンローディングレバー163を回転させ、固定ピン1631を経由して扇形のスロット187を貫通し、第2連接棒162を駆動して、第1連接棒161が摺動部材153の未起動時、第1駆動ピン1611で摺動ブロック1532を押してアンローディングばね1531に抵抗することで、第1連接棒161を回転させる。また第2連接棒162を移動させ、その上の第2接触ピン1622を第1検出スイッチ191から外れ、「オフ」の状態をさせ、第1検出スイッチ191と第2検出スイッチ192がいずれも「オフ」の状態にある時、大寸法の光ディスクDのローディングを検出して判断する。その後、光ディスクDが比較的後方の位置決め棒173の受け入れ端に押し、位置決め棒173が復帰引っ張りコイルばね1733の引張力に抵抗して後方向に向かって回転し、第1接触ピン1731を第3検出スイッチ193から外れ、「オフ」の状態をさせる。第1検出スイッチ191と第2検出スイッチ192がいずれも「オフ」の状態を呈した時、第3検出スイッチ193が「オフ」の状態を呈すると、ローディングレバー143の受け入れ端がすでに大寸法の光ディスクDの外側周縁部に達したことを示し、光ディスクドライブ10が直ちに駆動モータ151を起動して、駆動ユニット15を起動する。
【0024】
図6は、駆動ユニット15を起動した後、駆動モータ151が歯車装置152を回転して摺動部材153を前方へ移動させ、摺動板141がこれに伴い前方へ移動させて、駆動棒142の第1案内ピン1422を第3案内スロット1413に滑り入り、並びに第3案内スロット1413に沿って摺動して、駆動棒142を回転してローディングレバー143を駆動して光ディスクDを押進する。また継続してアンローディングレバー163と位置決め棒173の受け入れ端を後方へ押す。同時に、アンローディングレバー163の回転で第1連接棒161の第1駆動ピン1611を第3摺動溝1535へ移動させ、摺動部材153の前方への移動も同時に第1駆動ピン1611の第1連接棒161がアンローディングばね1531を開放させる。光ディスクDは主軸モータ132にアライメントする際、コア13の摺動ピン134は摺動部材153の昇降溝1537(図3)に伴って上昇し、主軸モータ132が光ディスクDを挟掴させる。
【0025】
図7は、摺動部材153が継続して前方へ移動し、摺動部材153の後端が第4検出スイッチ194から外れ、「オフ」の状態をさせるまで、駆動モータ151が回転を停止して摺動部材153の移動を停止させる。この場合、ローディングレバー143が第1案内ピン1422の第3案内スロット1413に沿って摺動する位置により、ローディングレバー143の受け入れ端が光ディスクDの周縁部を離れ、第1連接棒161の第1駆動ピン1611が第3摺動溝1535に進入すると、アンローディングユニット16を更に連動させ、アンローディングレバー163の受け入れ端を光ディスクDの周縁部から離れさせる。アンローディングレバー163の折れ曲げ部1632も光ディスクDの周縁部を離れるため、受け入れロッド172の凸起部1728が更に外淵へ移動するよう押進し、同時に第2連接棒162も第2接触ピン1622付近の外淵で支持ピン1732が第2円弧状のスロット182に沿って再摺動するよう押進することで、位置決め棒173が光ディスクDの周縁部を離れさせ、光ディスクDに接触させないように主軸モータ132を起動して光ディスクDを回転する。
【0026】
イジェクトボタン122(図1)を押すと、モータ151を起動して歯車装置152を逆回転させて、後方に向かって摺動部材153を押進し、摺動部材153が第1連接棒161を逆回転させ、第2連接棒162を経由してアンローディングレバー163を逆回転することで、アンローディングレバー163の受け入れ端が光ディスクDを押し出させてイジェクトの動力源を提供する。同時に、光ディスクドライブ10が前述操作の逆手順に基づいてイジェクトを行う。つまり、図6に示すように、アンローディングレバー163が逆回転して受け入れ端で光ディスクD周縁部に接触し、アンローディングレバー163の固定ピン1631が同時に受け入れロッド172を開放し、受け入れロッド172が復帰ねじりコイルばね176により復帰棒174を圧迫して光ディスクDの後周縁部に接触し、且つ第2連接棒162も第2接触ピン1622を開放し、位置決め棒173が光ディスクDの周縁部に接触させる。またローディングレバー143が第1案内ピン1422の第3案内スロット1413に沿って摺動する位置により、ローディングレバー143の受け入れ端も光ディスクDの周縁部に接触させる。次に、コア13が摺動部材153に伴って後方移動して降下し、主軸モータ132が光ディスクDを外れる。
【0027】
図5に示すように逆回転したアンローディングレバー163が、継続して光ディスクDを押し出し、位置決め棒173が復帰引っ張りコイルばね1733の作用を受けて、徐々に復帰し、また第1案内ピン1422が第3案内スロット1413から滑り出して第1案内スロット1411に入ると、図8に示すように、摺動部材153が継続して後退し、第1連接棒161の第1駆動ピン1611で、摺動ブロック1532に圧迫させてアンローディングばね1531を圧縮し、後端が第5検出スイッチ195にタッチするまで停止し、光ディスクDのイジェクトを妨害させないように第1案内ピン1422を第4案内スロット1414に進入させ、ローディングレバー143が完全に脇へ寄せられる。図4は、第5検出スイッチ195がオン状態を呈すると、直ちに駆動ユニット15の動力をカットし、アンローディングばね1531を圧縮する弾力で、第1駆動ピン1611を当接してアンローディグレバー163から外れてから光ディスクDを押し出し、また摺動部材153を少し前方へ移動させ、第5検出スイッチ195を離れることで、オフ状態を呈し、第1案内ピン142を第1案内スロット1411に戻す。図3は、光ディスクDが光ディスクドライブ10を離れ、受け入れロッド172が復帰ねじりコイルばね176で復帰棒174に圧迫することで、光ディスクドライブ10の内側に戻し、係止溝1724を係止ピン1713に係止することで、初期状態に戻る。
【0028】
図9から図13は、本発明である光ディスクドライブ10が8cm小寸法ような光ディスクCの出し入れを駆動、案内する作動過程である。図9に示すように、光ディスクCを光ディスクドライブ10に挿入した時、光ディスクCの一側が受け入れロッド172の突縁1726に沿って移動して、光ディスクドライブ10に進入する。突縁1726からローディングレバー143までの幅が光ディスクC直径より少し狭いので、押し入れた光ディスクCが、外淵へローディングレバー143の受け入れ端を少し押すだけであるため駆動棒142小角度の回転を駆動することで第2案内ピン1423が止め部1712にタッチできず、留め金171が回転できなくなって係止ピン1713が依然として係止溝1724に係止し、受け入れロッド172の第1案内ピン1722及び第2案内ピン1723が第1斜めスロット185及び第2斜めスロット186に沿って摺動させることができなくなり、同時に第1案内ピン1722が第1検出スイッチ191から外れることができなく、継続して「オン」を呈する状態を維持する。
【0029】
光ディスクCが継続して挿入されると、図10に示すように、ローディングレバー143が光ディスクCの外側周縁部に達して、内側へ移動し、駆動棒142を回転させ、第1案内ピン1422が第1案内スロット1411に沿って第2案内スロット1412まで摺動させる。奥の光ディスクCの周縁部は、まず比較的伸出するアンローディングレバー163の受け入れ端を押して後方へ移動し、アンローディングレバー163を回転させ、固定ピン1631により扇形のスロット187を貫通して、第2連接棒162を連動させて第1連接棒161は摺動部材153が未起動の時、第1駆動ピン1611で摺動ブロック1532に圧迫してアンローディングばね1531に抵抗し、第1連接棒161に回転させることで、第2連接棒162を移動させ、その上の第2接触ピン1622を第1検出スイッチ191から外れて、「オフ」の状態を呈し、第2検出スイッチ192を「オン」の状態を呈することで、小寸法の光ディスクCのローディングの検出を判断する。また同時に駆動モータ151を起動する。
【0030】
図11は、駆動ユニット151を起動した後、駆動モータ151が歯車装置152を回転して摺動部材153を前方へ移動させ、摺動板141がこれに伴い前方へ移動させて、駆動棒142の第1案内ピン1422を第2案内スロット1412に滑り入り、駆動棒142を回転してローディングレバー143を駆動して光ディスクCを押進する。また継続してアンローディングレバー163と位置決め棒173の受け入れ端を後方へ押す。同時に、アンローディングレバー163の回転で第1連接棒161の第1駆動ピン1611を第2摺動溝1534へ移動させ、摺動部材153の前方への移動も同時に第1駆動ピン1611の第1連接棒161がアンローディングばね1531を開放させる。図12に示すように光ディスクCは主軸モータ132にアライメントする際、コア13の摺動ピン134は摺動部材153の昇降溝1537(図3)に伴って上昇し、主軸モータ132が光ディスクCを挟掴させる。
【0031】
図13は、摺動部材153が継続して前方へ移動し、摺動部材153の後端が第4検出スイッチ194から外れ、「オフ」の状態をさせるまで、駆動モータ151が回転を停止して摺動部材153の移動を停止させる。この場合、ローディングレバー143が第1案内ピン1422の第2案内スロット1412に沿って摺動する位置により、ローディングレバー143の受け入れ端が光ディスクCの周縁部を離れ、第1連接棒161の第1駆動ピン1611が第2摺動溝1534に進入すると、アンローディングユニット16を更に連動させ、アンローディングレバー163の受け入れ端を光ディスクCの周縁部から離れさせる。アンローディングレバー163の折れ曲げ部1632も光ディスクCの周縁部を離れるため、受け入れロッド172の湾曲部が更に外淵へ移動するよう押進し、同時に第2連接棒162も外淵で支持ピン1732が第2円弧状のスロット182に沿って再摺動するよう押進することで、位置決め棒173が光ディスクCの周縁部を離れさせ、光ディスクCに接触させないように主軸モータ132を起動して光ディスクCを回転する。
【0032】
イジェクトボタン122(図1)を押すと、モータ151を起動して歯車装置152を逆回転させて、後方に向かって摺動部材153を押進し、摺動部材153が第1連接棒161を逆回転させ、第2連接棒162を経由してアンローディングレバー163を逆回転することで、アンローディングレバー163の受け入れ端が光ディスクCを押し出させてイジェクトの動力源を提供する。同時に、光ディスクドライブ10が前述操作の逆手順に基づいてイジェクトを行う。図14に示すように逆回転したアンローディングレバー163が、継続して光ディスクCを押し出し、また第1案内ピン1422が第2案内スロット1412から滑り出して第1案内スロット1411に入ると、摺動部材153が継続して後退し、第1連接棒161の第1駆動ピン1611で、摺動ブロック1532に圧迫させてアンローディングばね1531を圧縮し、後端が第5検出スイッチ195にタッチするまで停止し、光ディスクCのイジェクトを妨害させないように第1案内ピン1422を第5案内スロット1415に進入させことで、ローディングレバー143が脇へ寄せられる。
【0033】
これにより、本発明である光ディスクドライブは、大小の寸法の光ディスクをローディングする時、ローディングレバーの幅を回転することで、駆動棒を駆動して留め金を回転して、受け入れロッドを外れる、または係止させることができ、機械式に光ディスクの寸法を判別できるだけでなく、且つ受け入れロッドの凸出突縁を各々異なる寸法光ディスクを案内する位置に固定させ、異なる寸法の光ディスクが、突縁に沿って比較的安定して正確に位置決め、ディスクのジャムを避けて故障率を引き下げる。その他、摺動部材が前後に摺動して、連接棒の伝動機構のアンローディングユニットを駆動し、アンローディング時の十分な駆動力を伝達できるだけではなく、同時にローディング時、光ディスクを案内及び位置決めし、また連接棒を利用して検出スイッチにタッチしてディスクの二次判別の根拠とすることができる。同時に位置決めを完成した際、光ディスクの回転に支障が起きないように位置決め棒を移動させて光ディスクの周縁部から離れる。一つの棒を多用途にすることにより構造の簡略化及びコストを削減できる。その他、本発明の摺動板において光ディスクの寸法に基づいて設けた延伸の案内スロットを介して、ローディングレバーがイジェクトする時、脇へ寄る状態を維持し、イジェクトの経路から離れるため、イジェクトを更にスムーズにさせる。
【0034】
本発明の光ディスク駆動方法は、図15に示すとおりで、その制御フローのステップを以下に説明する。
ステップS1:光ディスクを光ディスクドライブ10に挿入し、ローディング操作を始める。
ステップS2:第1検出スイッチ191(SW1)がOFF状態にあるかどうかを検出し、つまりアンローディングユニット16が光ディスクの押進を受けるかどうかを検出する。例えば第1検出スイッチ191(SW1)のオン(ON)状態がオフ(OFF)状態に変わった場合、次のステップに進まなければならない。例えば第1検出スイッチ191(SW1)がオン(ON)状態を維持していると、継続してローディングしないことを示し、ステップS1に戻り継続してローディングする。
ステップS3:第2検出スイッチ192(SW2)がOFF状態にあるかどうかを検出し、機械による判断に合わせて受け入れロッド172が留め金171から外れて移動したかどうかを検出し、例えば第2検出スイッチ192(SW2)のオン(ON)状態がオフ(OFF)状態に変わった場合、次のステップに進み、例えば第2検出スイッチ192(SW2)がオン(ON)状態を維持している場合、ステップS6に移る。
ステップS4:第2検出スイッチ192(SW2)のオン(ON)状態がオフ(OFF)状態に変わり、且つ第1検出スイッチ191(SW1)がオン(ON)状態にある時、大寸法の光ディスクDがローディングされたと判別する。
ステップS5:第3検出スイッチ193(SW3)がOFF状態にあるかどうかを検出し、例えば第3検出スイッチ193(SW3)のオン(ON)状態がオフ(OFF)状態に変わった場合、大寸法の光ディスクDがすでに半分以上ローディングされ、ステップS7に進むことができる。例えば第3検出スイッチ193(SW3)がやはりオン(ON)状態を維持している場合、ローディング量が不足していることを示し、ステップS1に戻り継続してローディングする。
ステップS6:例えば第2検出スイッチ192(SW2)がオン(ON)状態を維持している場合、大寸法の光ディスクDがローディングされたと判別する。
ステップS7:光ディスクのローディングが適切な距離の時、駆動モータ151が起動し、駆動ユニット15によりローディングユニット14、受け入れユニット17とアンローディングユニット16を駆動し、光ディスクを所定位置まで案内する。
ステップS8:第4検出スイッチ194(SW4)がOFF状態にあるかどうかを検出し、例えば第4検出スイッチ194(SW4)のオン(ON)状態がオフ(OFF)状態に変わった場合、駆動ユニット15がすでに光ディスクの位置決め位置に到達したことと示し、ステップS9に進むことができる。例えば第4検出スイッチ194(SW4)が、光ディスクの位置決めが未完成であることを示した場合、第4検出スイッチ194(SW4)がOFF状態にあるかどうかを継続して検出する。
ステップS9:駆動モータ151を停止して、光ディスクのローディングを終了する。
【0035】
前述のローディングステップを介し、本発明の光ディスク駆動方法は駆動ユニット15によりローディングユニット14、受け入れユニット17とアンローディングユニット16を駆動し、検出ユニット19の設置に組合せ、異なる寸法の光ディスクの移動特性を利用して、受け入れユニット17及びアンローディングユニット16の移動過程において、適切なタイミングで検出ユニット19にタッチする先後順番により、機械による判断機構で光ディスクの寸法を判断することは、構造が簡単になるだけでなく、コストが低く、且つ光ディスクドライブのディスク判断に対する信頼性を向上できる。
【0036】
上記は、本発明を説明するためのみの好ましい実施例であり、本発明の範囲はこれら好ましい実施例に限定されることが無く、本発明に基づいて行った任意の変化は、本発明の精神を逸脱しない状態で本発明の特許請求範囲に属するものとする。
【図面の簡単な説明】
【0037】
【図1】本発明であるスロットローディング方式光ディスクドライブの部品分解図である。
【図2】本発明の摺動部材の側面図である。
【図3】本発明であるスロットローディング方式光ディスクドライブの初期上面図である。
【図4】本発明の大寸法光ディスクをローディングした際、止め金を押した上面図である。
【図5】本発明の駆動モータを起動して大寸法の光ディスクを案内する上面図である。
【図6】本発明の大寸法光ディスクを所定位置まで案内する上面図である。
【図7】本発明の案内構成部材が大寸法光ディスクから外れた上面図である。
【図8】本発明の大寸法光ディスクのイジェクトを案内する上面図である。
【図9】本発明の小寸法光ディスクがローディングした上面図である。
【図10】本発明の駆動モータを起動して小寸法の光ディスクを案内する上面図である。
【図11】本発明の小寸法光ディスクのローディングを駆動する上面図である。
【図12】本発明の小寸法光ディスクを所定位置まで案内する上面図である。
【図13】本発明の案内構成部材が小寸法光ディスクから外れた上面図である。
【図14】本発明の小寸法光ディスクのイジェクトを案内する上面図である。
【図15】本発明の光ディスクを駆動する方法のフローチャートである。
【符号の説明】
【0038】
10 スロットローディング方式光ディスクドライブ
11 筐体
111 上筐体
112 下筐体
12 面板
121 出し入れ口
122 イジェクトボタン
123 表示ランプ
13 コア
131 固定溝
132 主軸モータ
133 読取ヘッド
134 摺動ピン
14 ローディングユニット
141 摺動板
1411 第1案内スロット
1412 第2案内スロット
1413 第3案内スロット
1414 第4案内スロット
1415 第5案内スロット
142 駆動棒
1421 中心
1422 第1案内ピン
1423 第2案内ピン
1424 第3案内ピン
143 ローディングレバー
1431 条溝
15 駆動ユニット
151 駆動モータ
152 歯車装置
153 摺動部材
1531 アンローディングばね
1532 アンローディング摺動ブロック
1533 第1摺動溝
1534 第2摺動溝
1535 第3摺動溝
1536 ラック
1537 昇降溝
16 アンローディングユニット
161 第1連接棒
1611 第1駆動ピン
1612 第2駆動ピン
162 第2連接棒
1621 案内ピン
1622 第2接触ピン
163 アンローディングレバー
1631 固定ピン
1632 折れ曲げ部
17 受け入れユニット
171 留め金
1711 回転中心
1712 止め部
1713 係止ピン
172 受け入れロッド
1721 水平延伸側
1722 第1案内ピン
1723 第2案内ピン
1724 係止溝
1725 垂直延伸側
1726 突縁
1727 摺動ロック
1728 小凸起部
173 位置決め棒
1731 第1接触ピン
1732 支持ピン
1733 復帰引っ張りコイルばね
174 復帰棒
1741 移動溝
1742 凸片
175 引張コイルばね
176 復帰ねじりコイルばね
177 牽引ばね
18 基板
181 第1円弧状のスロット
182 第2円弧状のスロット
183 第3円弧状のスロット
184 第4円弧状のスロット
185 第1斜めスロット
186 第2斜めスロット
187 扇形のスロット
19 検出ユニット
191 第1検出スイッチ
192 第2検出スイッチ
193 第3検出スイッチ
194 第4検出スイッチ
195 第5検出スイッチ
C、D 光ディスク
S1 ローディングステップ
S2 SW1がOFFを検出するステップ
S3 SW2がOFFを検出するステップ
S4 大寸法の光ディスクを判別するステップ
S5 SW3がOFFを検出するステップ
S6 小寸法の光ディスクを判別するステップ
S7 駆動モータの起動ステップ
S8 SW4がOFFを検出するステップ
S9 駆動モータの停止ステップ

【特許請求の範囲】
【請求項1】
摺動溝を設けた摺動部材を摺動する動力を供給する駆動ユニットと、
摺動部材と連動してローディングレバーに光ディスクを押し入れる押し力を提供するローディングユニットと、
連接棒機構とし、一端が摺動溝によって動かされ、他端をアンローディングレバーにより回転させて光ディスクを案内、或いは、押し出すアンローディングユニットと、
ローディングユニットのタッチを受けて光ディスクを案内する受け入れロッドとローディングユニットとアンローディングユニットの間に設けた位置決め棒を具備する受け入れユニット、及び、
アンローディングユニットの移動経路側に位置する第1検出スイッチと受け入れロッドの移動経路側に位置する第2検出スイッチと位置決め棒の移動経路側に設けらる第3検出スイッチを具備する検出ユニットを含むことを特徴とする、スロットローディング方式光ディスクドライブ。
【請求項2】
請求項1記載のスロットローディング方式光ディスクドライブにおいて、前記駆動ユニットには、
動力を供給する駆動モータと、
駆動モータによる回転させる歯車装置、及び、
歯車装置が前後に摺動させる摺動部材を含むことを特徴とする、スロットローディング方式光ディスクドライブ。
【請求項3】
請求項1記載のスロットローディング方式光ディスクドライブにおいて、前記摺動部材にアンローディングばねを更に定着し、アンローディングばねの一端が摺動できるアンローディング摺動ブロックに当接し、アンローディング摺動ブロックと摺動部材の後側壁で摺動溝を形成することを特徴とする、スロットローディング方式光ディスクドライブ。
【請求項4】
請求項3記載のスロットローディング方式光ディスクドライブにおいて、前記摺動溝が、横方向の第1摺動溝と後方に向かって延伸する第2摺動溝、及び、第3摺動溝に区分することを特徴とする、スロットローディング方式光ディスクドライブ。
【請求項5】
請求項1記載のスロットローディング方式光ディスクドライブにおいて、前記ローディングユニットには、
一側が摺動部材に定着し、その上に第1案内スロットを設け、且つ、後方に向かって延伸する第2案内スロットと第3案内スロット、また、前面に向かって延伸する第4案内スロットと第5案内スロットと連結する摺動板と、
一端に凸設する第1案内ピンを第1案内スロット中に嵌め込み、且つ、摺動部材の上方に懸垂する第2案内ピンを凸設し、他端に下方に向かって凸設する第3案内ピンを定着する駆動棒、及び、
一端が定着され、軸方向で条溝を設け、第3案内ピンを条溝に嵌め込むローディングレバーを含むことを特徴する、スロットローディング方式光ディスクドライブ。
【請求項6】
請求項1記載のスロットローディング方式光ディスクドライブにおいて、前記検出ユニットには、第4検出スイッチと第5検出スイッチを更に含み、摺動部材の後側に沿って設置し、各々ローディング、及び、アンローディングの終点を検出することを特徴とする、スロットローディング方式光ディスクドライブ。
【請求項7】
請求項6記載のスロットローディング方式光ディスクドライブにおいて、これら検出スイッチがリミットスイッチであることを特徴とする、スロットローディング方式光ディスクドライブ。
【請求項8】
請求項1記載のスロットローディング方式光ディスクドライブにおいて、光ディスクドライブの後方上側に水平にふ設する基板を更に含むことを特徴とする、スロットローディング方式光ディスクドライブ。
【請求項9】
請求項8記載のスロットローディング方式光ディスクドライブにおいて、前記基板に第1斜めスロット、及び、第2斜めスロットを平行に開設することを特徴とする、スロットローディング方式光ディスクドライブ。
【請求項10】
請求項9記載のスロットローディング方式光ディスクドライブにおいて、前記受け入れロッドが光ディスクドライブの中心に向かって伸出する水平延伸側を具備し、その上に第1案内ピンと第2案内ピンを設けて各々第1斜めスロットと第2斜めスロットに嵌め込んで摺動し、末端に係止溝を凹設することを特徴とする、スロットローディング方式光ディスクドライブ。
【請求項11】
請求項10記載のスロットローディング方式光ディスクドライブにおいて、前記受け入れユニットが留め金、及び、牽引ばねを更に含み、留め金が基板に定着され、一端の縁部が上方に向かって止め部を凸起し、駆動棒の移動経路に懸垂し、他端が係止ピンを凸設し、牽引ばねにより係止ピンを前記係止溝に係止することを特徴とする、スロットローディング方式光ディスクドライブ。
【請求項12】
請求項10記載のスロットローディング方式光ディスクドライブにおいて、前記第1案内ピンが第1斜めスロットを貫通した時、移動経路に位置する第2検出スイッチにタッチできることを特徴とする、スロットローディング方式光ディスクドライブ。
【請求項13】
請求項10記載のスロットローディング方式光ディスクドライブにおいて、前記水平延伸側に小凸起部を凸起することを特徴する、スロットローディング方式光ディスクドライブ。
【請求項14】
請求項10記載のスロットローディング方式光ディスクドライブにおいて、前記受け入れロッドに垂直延伸側を設け、光ディスクドライブの外淵に平行、並びに、突縁を凸出することを特徴とする、スロットローディング方式光ディスクドライブ。
【請求項15】
請求項10記載のスロットローディング方式光ディスクドライブにおいて、前記受け入れユニットは、復帰棒を更に含み、一端が回転可能に基板に定着し、受け入れロッドから延伸する摺動ロックを嵌め込むための移動溝を設け、復帰ねじりコイルばねで復帰の受け入れロッドに支持することを特徴とする、スロットローディング方式光ディスクドライブ。
【請求項16】
請求項8記載のスロットローディング方式光ディスクドライブにおいて、前記基板で第1円弧状のスロット、第2円弧状のスロット、第3円弧状のスロット、第4円弧状のスロット、及び、扇形のスロットを分散して開設することを特徴とする、スロットローディング方式光ディスクドライブ。
【請求項17】
請求項16記載のスロットローディング方式光ディスクドライブにおいて、前記位置決め棒の一端が回転可能に基板に定着され、並びに、第3円弧状のスロットを貫通して第3検出スイッチにタッチする第1接触ピンを凸設し、定着端付近に位置決め棒を復帰するための復帰引っ張りコイルばねを別途設け、他端が前方に向かって伸出することを特徴とする、スロットローディング方式光ディスクドライブ。
【請求項18】
請求項16記載のスロットローディング方式光ディスクドライブにおいて、前記アンローディングユニットには、
一端が回転可能に基板に定着され、他端に各々下方に向かって第1駆動ピンを凸設して摺動部材の摺動溝に嵌め込む第1連接棒と、
一端が第1連接棒に連接する第2連接棒、及び、
一端が回転可能に基板に定着され、並びに、回転可能に第2連接棒の他端に連接するアンローディングレバーを含むことを特徴とする、スロットローディング方式光ディスクドライブ。
【請求項19】
請求項18記載のスロットローディング方式光ディスクドライブにおいて、前記アンローディングレバーが扇形のスロットの中心に位置することを特徴とする、スロットローディング方式光ディスクドライブ。
【請求項20】
請求項18記載のスロットローディング方式光ディスクドライブにおいて、前記アンローディングレバーが基板の上側に設けられ、第1連接棒、第2連接棒が基板の下側に設けられることを特徴とする、スロットローディング方式光ディスクドライブ。
【請求項21】
請求項18記載のスロットローディング方式光ディスクドライブにおいて、前記第2連接棒の中央付近に第1円弧状のスロットに嵌め込む案内ピンを凸設することを特徴とする、スロットローディング方式光ディスクドライブ。
【請求項22】
請求項18記載のスロットローディング方式光ディスクドライブにおいて、前記第2連接棒が第1検出スイッチにタッチする第2接触ピンを別途凸設することを特徴とする、スロットローディング方式光ディスクドライブ。
【請求項23】
請求項18記載のスロットローディング方式光ディスクドライブにおいて、前記アンローディングレバーの他端がスロットローディング方式光ディスクドライブ中心に向かって傾斜延伸し、且つ、中央部位付近において折れ曲げ部を具備することを特徴とする、スロットローディング方式光ディスクドライブ。
【請求項24】
(1)第1検出スイッチがタッチしたかどうかを検出し、タッチした場合、次のステップに進み、タッチしていない場合、継続してローディングすることと、
(2)第2検出スイッチがタッチしたかどうかを検出し、タッチした場合、次のステップに進み、タッチしていない場合、ステップ(5)に進むことと、
(3)大寸法の光ディスクがローディングされたと判別することと、
(4)第3検出スイッチがタッチしたかどうかを検出し、タッチした場合、ステップ(7)に進み、タッチしていない場合、継続してローディングすることと、
(5)小寸法の光ディスクがローディングされたと判別すること、及び、
(6)駆動モータを起動して光ディスクを押し入れるステップを含むことを特徴とする、スロットイン方式光ディスクの駆動方法。
【請求項25】
請求項24記載のスロットローディング方式光ディスク駆動方法において、これら検出スイッチがタッチすると、ONからOFFに変わることを特徴とする、スロットローディング方式光ディスク駆動方法。
【請求項26】
請求項24記載のスロットローディング方式光ディスク駆動方法において、ステップ(6)の後に第4検出スイッチがタッチしたかどうかを検出し、タッチした場合、駆動モータを停止させてローディングを完了し、タッチしていない場合、継続して検出するステップ(7)を更に含むことを特徴とする、スロットローディング方式光ディスク駆動方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【図15】
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【公開番号】特開2008−52893(P2008−52893A)
【公開日】平成20年3月6日(2008.3.6)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−179309(P2007−179309)
【出願日】平成19年7月9日(2007.7.9)
【出願人】(506165368)広明光電股▲ふん▼有限公司 (5)
【Fターム(参考)】