説明

セラミックス製動圧軸受

【課題】 落下等の場合のように強い衝撃を受けた場合でも故障しにくく、耐衝撃性に優れたセラミックス製動圧軸受を提供すること。
【解決手段】 動圧軸受15は、空気を動圧発生用流体とする動圧軸受であり、窒化珪素質のセラミックス焼結体からなる主軸29と、主軸29の回りを非接触で回転する同様な焼結体からなる軸受部31とを備えるとともに、主軸29の軸方向両側には、スラスト板33、35を備えている。この動圧軸受15を構成する、主軸29、軸受部31、スラスト板33、35は、下記式(1)その熱衝撃破壊抵抗係数R’は、3500以上(好ましくは10000以上)である。
R’={S(1−ν)/Eα}k ・・・・・・・(1)

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、回転時には主軸と軸受部とが非接触となり、主軸又は軸受部が回転する動圧軸受に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来より、高速回転する高精度モータには、高速回転時の優れた軸受性能を得るため、或いは低回転ムラの発生の防止等のために、空気等の気体を媒体(潤滑流体)とした動圧軸受が用いられている。
【0003】
この動圧軸受とは、例えば主軸が回転する場合には、回転時に主軸の外周面と軸受部の内周面と非接触で支持されて回転するものであり、この主軸及び軸受部の材料には、ステンレス等の金属もしくはこれらに樹脂等のコーティングを施したものが一般的に用いられている。
【0004】
ところが、金属製の動圧軸受では、起動時および停止時に主軸と軸受部が焼き付きを起こすことがある。また、金属に樹脂をコーティングを施したものでは、耐摩耗性に劣り動圧軸受としての寿命が短いという問題があった。
【0005】
そこで、上記のような動圧軸受の起動時および停止時の焼き付きを防止するために、主軸及び軸受部の両方またはどちらか一方を、焼き付きが生じにくくしかも耐摩耗性に優れているアルミナやジルコニア等のセラミックスにより構成することが行われている(特許文献1、2参照)。
【特許文献1】特開平08−121467号公報 (図1、第1頁)
【特許文献2】特開平11−159524号公報 (図1、第1頁)
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、このように動圧軸受の材料としてアルミナやジルコニアのセラミックスを用いた場合には、耐衝撃性に問題が生じることがあった。
例えばハードディスク装置などのスピンドルとしてセラミックス製の動圧軸受を用いた場合に、ハードディスク装置が高い位置から落下したときには、ハードディスク装置の磁気ディスク(プラッタ)の回転に支障が生じことがあった。
【0007】
つまり、机上等にハードディスク装置を載置して用いるには何等問題が無い場合でも、ハードディスク装置を携帯して用いるときには、高い位置からハードディスク装置が落下することがあり、その場合には、ハードディスク装置の回転部などが故障することがあった。
【0008】
本発明は、前記課題を解決するためになされたものであり、落下等の場合のように強い衝撃を受けた場合でも故障しにくく、耐衝撃性に優れたセラミックス製動圧軸受を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
(1)請求項1の発明は、気体を潤滑流体とし、主軸もしくは軸受部が回転する際に、該主軸と軸受部とが互いの回転面にて非接触となる動圧軸受において、前記主軸及び軸受部の少なくとも一方がセラミックス焼結体によって構成されるとともに、該セラミックス焼結体の下記式(1)で表される熱衝撃破壊抵抗係数R’が、3500以上であることを特徴とする。
【0010】
R’={S(1−ν)/Eα}k ・・・・・・・(1)
但し、S:曲げ強度 [MPa]
ν:ポアソン比[−]
E:ヤング率 [GPa]
α:線膨張係数[×10-6/K]
k:熱伝導率 [W/mK]
本発明は、本発明者等によって、セラミックス製動圧軸受を用いた装置の耐衝撃性(落下等による機械的衝撃に対する耐衝撃性:以下同様)を向上するためになされた研究によって完成されたものである。
【0011】
つまり、後の実験例からも明らかな様に、セラミックス製動圧軸受を構成するセラミックス焼結体の熱衝撃破壊抵抗係数R’が、3500以上である場合には、セラミックス製動圧軸受の破損が極めて少ないという知見、具体的にはハードディスク装置の磁気ディスクの回転の停止等の故障が極めて少ないという知見に基づいて、本発明がなされたものである。
【0012】
従って、熱衝撃破壊抵抗係数R’が3500以上のセラミックス焼結体を用いてセラミックス製動圧軸受を構成することにより、このセラミックス製動圧軸受を用いた例えばハードディスク装置等の各種の機器が、高い位置から落下した場合の様な大きな機械的衝撃を受けた場合でも、セラミックス製動圧軸受(ひいてはこのセラミックス製動圧軸受を用いた機器)の破損や故障を防止することができるという顕著な効果を奏する。
【0013】
尚、前記曲げ強度とは、破壊強度(抗折強度)のことである。また、セラミックス製動圧軸受は、主軸及び主軸の軸受となる軸受部を備えたものであり、主軸及び軸受部の少なくとも一方が前記セラミックス焼結体から構成されている。
【0014】
(2)請求項2の発明は、前記熱衝撃破壊抵抗係数R’が10000以上であることを特徴とする。
本発明は、より高い耐衝撃性を発揮することができる熱衝撃破壊抵抗係数R’の範囲を示したものである。つまり、熱衝撃破壊抵抗係数R’が10000以上であるセラミックス焼結体を用いたセラミックス製動圧軸受は、一層高い耐衝撃性を有する。
【0015】
(3)請求項3の発明は、前記セラミックス製動圧軸受が、ハードディスク装置の回転部に用いられるものであることを特徴とする。
本発明は、前記セラミックス製動圧軸受が用いられる機器を例示したものである。つまり、ハードディスク装置の特に磁気ディスクの回転に係る回転部(スピンドル)として、上述したセラミックス製動圧軸受を用いたものは、高い位置から落下させた場合でも破損や故障が生じ難く、高い耐衝撃性を有している。
【0016】
(4)請求項4の発明は、前記セラミックス製動圧軸受が、可搬型の装置の回転部に用いられるものであることを特徴とする。
本発明は、前記セラミックス製動圧軸受が用いられる機器を例示したものである。つまり、近年では、携帯して使用される可搬型の機器として、ハードディスク装置等が知られているが、その可搬型の装置の回転部として、上述したセラミックス製動圧軸受を用いたものは、高い位置から落下させた場合でも破損や故障が生じ難く、高い耐衝撃性を有している。
【0017】
(5)請求項5の発明は、前記セラミックス焼結体が、窒化珪素を主成分とすることを特徴とする。
本発明は、前記セラミックス焼結体が、窒化珪素を主成分とするので、高い熱衝撃破壊抵抗係数R’を有している。従って、この窒化珪素質のセラミックス焼結体を用いたセラミックス製動圧軸受は、高い耐衝撃性を有する。
【発明を実施するための最良の形態】
【0018】
次に、本発明のセラミックス製動圧軸受の最良の形態の例(実施例)について説明する。
【実施例1】
【0019】
a)まず、本実施例のセラミックス製動圧軸受が用いられるハードディスク装置について説明する。
図1に示す様に、ハードディスク装置1は、直方体形状のハウジング3内に、モータユニット5とアクチュエータ7とを備えている。
【0020】
前記モータユニット5には、所定方向に回転する複数枚の磁気ディスク9が並列に配置されている。また、前記アクチュエータ7には、各磁気ディスク9に対してそれぞれ1対のアーム11が配置されており、各アーム11には、磁気ヘッド13が設けられている。
【0021】
図2に拡大して示す様に、前記モータユニット5は、磁気ディスク9を回転させるセラミックス製動圧軸受(以下単に動圧軸受とも記す)15と、動圧軸受15が収容されるモータハウジング17と、前記ハウジング3の床面に固定された底面部材19とを備えている。
【0022】
前記モータハウジング17は下方が開放するカップ状であり、その外周面には、スペーサ21を介して、磁気ディスク9が軸方向に並列に固定され、外周面の下部には永久磁石23が取り付けられている。
【0023】
前記底面部材19は皿状であり、その中心には動圧軸受15を回転可能に支持する支持部25が設けられ、内周面には、前記永久磁石21と対向するように、電磁石からなるステータ27が配置されている。
【0024】
前記動圧軸受15は、空気を動圧発生用流体(潤滑流体:媒体)とする動圧軸受であり、主軸29と主軸29の回りを非接触で回転する軸受部31とを備えるとともに、主軸29の軸方向両側に、スラスト板33、35を備えている。主軸29及びスラスト板33、35は、それを軸方向に貫くボス37によって、支持部25に固定されており、軸受部31は、モータハウジング17の内周面に固定されている。
【0025】
このうち、主軸29は、図3に示す様に、内径φ5mm×外径約φ10mm×軸方向長さ10mmの円筒状の窒化珪素質セラミックス焼結体からなる部材であり、軸中心にボス37が貫通する貫通孔38を有している。軸受部31は、内径φ10mm×外径φ15mm×軸方向長さ約10mmの円筒状の窒化珪素質セラミックス焼結体からなる部材であり、軸中心に主軸29が内嵌する貫通孔39を有している。スラスト板33、35は、外径φ15mm×1mmの円盤状の窒化珪素質セラミックス焼結体からなる部材であり、軸中心にボス37が貫通する貫通孔41、43を有している。
【0026】
特に本実施例では、動圧軸受15を構成する各セラミックス焼結体、すなわち、主軸29、軸受部31、スラスト板33、35を構成する各セラミックス焼結体は、その熱衝撃破壊抵抗係数R’は、3500以上(好ましくは10000以上)である。尚、熱衝撃破壊抵抗係数R’は、前記式(1)にて定義される値である。
【0027】
また、この動圧軸受15では、軸受部31の挿通孔39の内周面と、主軸29の外周面とがラジアル動圧隙間形成面となり、それらの間には、回転軸線Оに関するラジアル方向の動圧を発生させるために、空気にて満たされたラジアル動圧隙間45が形成されている。ラジアル動圧隙間45の大きさは例えば約5μmである。
【0028】
更に、スラスト板33、35の内側の板面と、軸受部31の両端面とが各々スラスト動圧隙間形成面となり、それらの間には、回転軸線Оに関するスラスト方向の動圧を発生させるために、空気にて満たされたスラスト動圧隙間47、49が形成されている。スラスト動圧隙間47、49の各大きさは例えば約6μm程度である。
【0029】
尚、ラジアル動圧隙間形成面2の少なくとも一方(例えば主軸29側の外周面)には、発生動圧レベルを高めるために、周知の動圧溝51が全周にわたり形成されている。また、スラスト動圧隙間形成面の少なくとも一方(例えばスラスト板33、35側の内側面)にも、図4に示すような周知の動圧溝53が形成されている。
【0030】
従って、本実施例では、上述した構成によって、永久磁石21とステータ27との磁力によって、主軸29に対して軸受部31(従ってモータハウジング17及び磁気ディスク9)が回転する。
【0031】
b)次に、前記動圧軸受15の製造方法について説明する。
ここでは、動圧軸受15を構成する各セラミック部材、すなわち、主軸29、軸受部31、及びスラスト板33、35は、以下に述べる方法により製造することができる。
【0032】
具体的には、まず、主成分である窒化珪素を90〜99.5重量%含むセラミック部材を製造するために、窒化珪素原料粉末(90〜99.5重量%)と例えばアルミナ、マグネシアなどの焼結助剤粉末(0.5〜10重量%)とを、純水を溶媒として湿式混合し、泥しょうを得る。
【0033】
次に、この泥しょうを、スプレードライヤで乾燥させ、素地粉末(造粒粉末)を得る。
次に、この造粒粉末を、金型プレス成形して、成形体を製造する。また、静水圧プレスにて得た成形体を、生加工してもよい。
【0034】
次に、この成形体を、1600〜1950℃で、大気中で常圧焼結して焼結体を得る。また、この常圧焼結体を更に10〜1000気圧、1600〜1950℃で、非酸化雰囲気にて焼成し、2次焼結体を得るようにしてもよい。
【0035】
次に、この焼結体を、番手#100〜400のダイアモンド砥石により研磨し、更に仕上げのために、番手#1000〜10000のダイアモンド砥粒により鏡面研磨し、研磨体を得る。
【0036】
次に、各動圧隙間形成面の加工仕上げが終了した後に、前述の動圧溝33、35、53を、サンドブラストやエッチングなどにより刻設し、最終的な主軸29、軸受部31、スラスト板33、35を得る。
【0037】
尚、そして、モータハウジング17に永久磁石9を組み付けるとともに、底面部材19にステータ27を組み付け、さらに、支持体25に、ボス37等を用いて、主軸29、軸受部31、及びスラスト板33、35を組み立てることにより、モータユニット5が得られる。
【0038】
c)次に、本発明の効果を確認するために行った実験例について説明する。
(1) まず、実験に用いるために、下記表1に示す様に、本発明の範囲の試料として、前記実施例と同様な構造の動圧軸受の試料を製造した。
【0039】
具体的には、前記実施例の方法で、窒化珪素の2次焼結体(2次窒化珪素)からなる試料(No.6)と、窒化珪素の常圧焼結体(常圧窒化珪素)からなる試料(No.5)とを製造した。また、定法によって、アルミナ(75重量%)及びTiC(20重量%)の焼結体からなる試料(No.4)を製造した。
【0040】
一方、本発明の範囲外の比較例として、前記実施例と同様な構造の動圧軸受も製造した。具体的には、定法により、アルミナ(95重量%)の焼結体からなる試料(No.1)と、イットリアなどの安定化成分を1.5〜4mol%含有したジルコニアの焼結体からなる試料(No.2)と、アルミナ(99.5重量%)の焼結体からなる試料(No.3)とを製造した。
【0041】
(2) また、下記表1に示す様に、各試料の特性などを求めた。
抗折強度Sは、JISR 1601(ファインセラミックスの曲げ強さ試験方法)に準拠し、3点曲げで測定することにより求めた。
【0042】
熱膨張係数αは、JISC 2141(電気絶縁用セラミック材料試験方法)10.平均線膨張係数に準拠し、測定することにより求めた。
ヤング率Eは、JISR 1602(ファインセラミックスの弾性率試験方法)に準拠し、超音波パルス法により求めた。
【0043】
ビッカース硬度Hvは、JISR 1610(ファインセラミックスのビッカース硬さ試験方法)に準拠した測定方法により求めた。
熱伝導率は、JISR 1611(ファインセラミックスのレーザフラッシュ法による熱拡散率、比熱容量、熱伝導率試験方法)に準拠した測定方法により求めた。
【0044】
熱衝撃温度差は、前記式(1)の{S(1−ν)/Eα}のことであるので、この式から求めた。
熱衝撃破壊抵抗係数は、前記式(1)から求めた。
【0045】
(3) 本実験例では、各試料の動圧軸受を、磁気ディスクの回転部としてハードディスク装置に組み込み、磁気ディスク(直径φ2.5インチ:2枚)を回転させた状態で、各ハードディスク装置を異なる高さから落下させて落下衝撃試験を行った。
【0046】
つまり、高さを変更することによって衝撃加速度を変更し、その衝撃後に動圧軸受が、ロック(回転停止)したかどうかを調べた。
その結果を下記表1、表2、図5に記す。ここで、NGとは回転停止を示し、OKとは回転が停止しない場合を示す。尚、表2は、表1の各衝撃加速度に対する各試料の実験結果を詳細に示したものである。
【0047】
【表1】

【0048】
【表2】

【0049】
この表1、表2、図5から明かな様に、本発明の範囲の試料No.5、6は、熱衝撃破壊抵抗係数R’が10000以上であるので、衝撃加速度が1000Gの場合でも、ハードディスク装置の回転が停止せず好適であった。また、本発明の範囲の試料No.4は、熱衝撃破壊抵抗係数R’が3500以上であるので、衝撃加速度が600Gまでは回転が停止せず、実用上十分である。尚、実用上は500G以上あれば十分であると考えられる。
【0050】
それに対して、比較例の試料No.1〜3は、熱衝撃破壊抵抗係数R’が3500より小さいので、衝撃加速度が400G以下の場合でも、回転が停止してしまい、実用上好ましくない。
【0051】
尚、本発明は前記実施例になんら限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々の態様で実施しうることはいうまでもない。
【図面の簡単な説明】
【0052】
【図1】実施例の動圧軸受が用いられるハードディスク装置を破断して示す説明図である。
【図2】実施例の動圧軸受が用いられるモータユニットを破断して示す説明図である。
【図3】実施例の動圧軸受を分解して示す説明図である。
【図4】実施例のスラスト板の動圧溝を示す平面図である。
【図5】実験結果を示すグラフである。
【符号の説明】
【0053】
1…ハードディスク装置
5…モータユニット
9…磁気ディスク
15…動圧軸受
29…主軸
31…軸受部
33、35…スラスト板

【特許請求の範囲】
【請求項1】
気体を潤滑流体とし、主軸もしくは軸受部が回転する際に、該主軸と軸受部とが互いの回転面にて非接触となる動圧軸受において、
前記主軸及び軸受部の少なくとも一方がセラミックス焼結体によって構成されるとともに、該セラミックス焼結体の下記式(1)で表される熱衝撃破壊抵抗係数R’が、3500以上であることを特徴とするセラミックス製動圧軸受。
R’={S(1−ν)/Eα}k ・・・・・・・(1)
但し、S:曲げ強度 [MPa]
ν:ポアソン比[−]
E:ヤング率 [GPa]
α:線膨張係数[×10-6/K]
k:熱伝導率 [W/mK]
【請求項2】
前記熱衝撃破壊抵抗係数R’が10000以上であることを特徴とする前記請求項1に記載のセラミックス製動圧軸受。
【請求項3】
前記セラミックス製動圧軸受が、ハードディスク装置の回転部に用いられるものであることを特徴とする前記請求項1又は2に記載のセラミックス製動圧軸受。
【請求項4】
前記セラミックス製動圧軸受が、可搬型の装置の回転部に用いられるものであることを特徴とする前記請求項1〜3のいずれかに記載のセラミックス製動圧軸受。
【請求項5】
前記セラミックス焼結体が、窒化珪素を主成分とすることを特徴とする前記請求項1〜4のいずれかに記載のセラミックス製動圧軸受。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【公開番号】特開2006−125556(P2006−125556A)
【公開日】平成18年5月18日(2006.5.18)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2004−316166(P2004−316166)
【出願日】平成16年10月29日(2004.10.29)
【出願人】(000004547)日本特殊陶業株式会社 (2,912)
【Fターム(参考)】