セリアック病の処置のための組成物および方法
本発明は、セリアック病を処置および診断するための剤およびワクチンを提供する。特に、本発明は、患者の大部分においてセリアック病を処置および診断するために有用である3つのペプチドの組み合わせを提供する。
Notice: Undefined index: DEJ in /mnt/www/gzt_disp.php on line 298
【特許請求の範囲】
【請求項1】
以下:
i) アミノ酸配列LQPFPQPELPYPQPQ(配列番号13)またはその生物学的に活性な断片もしくは変異体を含む第1のペプチド、
ii) アミノ酸配列QPFPQPEQPFPWQP(配列番号14)またはその生物学的に活性な断片もしくは変異体を含む第2のペプチド、および
iii) アミノ酸配列PEQPIPEQPQPYPQQ(配列番号16)またはその生物学的に活性な断片もしくは変異体を含む第3のペプチド
を含む剤。
【請求項2】
第2ペプチドが、アミノ酸配列PQQPFPQPEQPFPWQP(配列番号320)またはその生物学的に活性な断片もしくは変異体を含み、および/または第3のペプチドがアミノ酸配列FPEQPIPEQPQPYPQQ(配列番号321)またはその生物学的に活性な断片もしくは変異体を含む、請求項1に記載の剤。
【請求項3】
第1、第2および/または第3のペプチドが、N末端アセチル基またはピログルタミン酸基、および/またはC末端アミド基を含む、請求項1または請求項2に記載の剤。
【請求項4】
第1、第2および/または第3のペプチドがN末端ピログルタミン酸基およびC末端アミド基を含む、請求項3に記載の剤。
【請求項5】
第1、第2および/または第3のペプチドが化合物に抱合している、請求項1〜4のいずれか一項に記載の剤。
【請求項6】
化合物が、アジュバント、またはMHC分子もしくはその結合断片である、請求項5に記載の剤。
【請求項7】
第1、第2および第3のペプチドまたは1もしくは2以上のその生物学的に活性な断片もしくは変異体が、単一のポリペプチド鎖上に2または3ある、請求項1〜6のいずれか一項に記載の剤。
【請求項8】
配列番号47、48、56、57、58、59、60、61、62、63、64、65、66、67、68、75、76、77、78、79、80、81、89、90、91、92、95、102、103、104、116、117、118、119、120、121、122、123、124、125、126、127、128、129、130、131、132、133、136、169、170、171、172、173、174、177、178、179、180、183、184、187、188、189、190、191、192、209、210からなる群より選択されるアミノ酸配列、または任意の1もしくは2以上のその生物学的に活性な断片もしくは変異体を含む、1または2以上の追加のペプチドを含む、請求項1〜7のいずれか一項に記載の剤。
【請求項9】
以下:
i) アミノ酸配列LQPFPQPELPYPQPQ(配列番号13)またはその生物学的に活性な断片もしくは変異体を含む第1のペプチド、
ii) アミノ酸配列QPFPQPEQPFPWQP(配列番号14)またはその生物学的に活性な断片もしくは変異体を含む第2のペプチド、
iii) アミノ酸配列PEQPIPEQPQPYPQQ(配列番号16)またはその生物学的に活性な断片もしくは変異体を含む第3のペプチド、および
iv) 随意に、配列番号47、48、56、57、58、59、60、61、62、63、64、65、66、67、68、75、76、77、78、79、80、81、89、90、91、92、95、102、103、104、116、117、118、119、120、121、122、123、124、125、126、127、128、129、130、131、132、133、136、169、170、171、172、173、174、177、178、179、180、183、184、187、188、189、190、191、192、209、210からなる群より選択されるアミノ酸配列、または任意の1もしくは2以上のその生物学的に活性な断片もしくは変異体を含む、1または2以上の追加のペプチド
をコードする1または2以上のポリヌクレオチドを含む、剤。
【請求項10】
以下:
i) 請求項1において定義される第1のペプチドまたはそのためのポリヌクレオチド、
ii) 請求項1において定義される第2のペプチドまたはそのためのポリヌクレオチド、および
iii) 請求項1において定義される第3のペプチドまたはそのためのポリヌクレオチド
を含む剤。
【請求項11】
配列番号16、69、73、75、78、80、87、91、92、95、96、98、100、104、107、113、116、117、123、138、144、147、149、153、155、156、159、161、163、165、179、181、185、187、189、195、196、198、202、204、205、207、209、215、223の任意の1もしくは2以上において示されるアミノ酸配列、または任意の1もしくは2以上のその生物学的に活性な断片もしくは変異体を含む、実質的に精製された、および/または組み換えのペプチド。
【請求項12】
請求項11に記載の少なくとも1つのペプチドをコードする、単離された、および/または外因性のポリヌクレオチド。
【請求項13】
請求項1〜10のいずれか一項に記載の剤、請求項11に記載のペプチド、および/または請求項12に記載のポリヌクレオチド、および薬学的に受容可能なキャリアを含む、ワクチン。
【請求項14】
アジュバントを含む、請求項13に記載のワクチン。
【請求項15】
請求項1〜10のいずれか一項に記載の剤、請求項11に記載のペプチド、および/または請求項12に記載のポリヌクレオチドを含む、単離された抗原提示細胞。
【請求項16】
樹状細胞、マクロファージ、Bリンパ球または肝類洞内皮細胞である、請求項15に記載の抗原提示細胞。
【請求項17】
グルテンに感受性である対象においてグルテンペプチドに対するT細胞応答を調節する方法であって、請求項1〜10のいずれか一項に記載の剤、請求項11に記載のペプチド、請求項12に記載のポリヌクレオチド、請求項13もしくは請求項14に記載のワクチン、および/または請求項15もしくは請求項16に記載の抗原提示細胞の有効量を対象に投与することを含む、前記方法。
【請求項18】
グルテンに感受性である対象においてグルテンペプチドに対する免疫寛容を誘導する方法であって、請求項1〜10のいずれか一項に記載の剤、請求項11に記載のペプチド、請求項12に記載のポリヌクレオチド、請求項13もしくは請求項14に記載のワクチン、および/または請求項15もしくは請求項16に記載の抗原提示細胞の有効量を対象に投与することを含む、前記方法。
【請求項19】
セリアック病を処置する方法であって、請求項1〜10のいずれか一項に記載の剤、請求項11に記載のペプチド、請求項12に記載のポリヌクレオチド、請求項13もしくは請求項14に記載のワクチン、および/または請求項15もしくは請求項16に記載の抗原提示細胞の有効量をグルテンに感受性である対象に投与すること含む、前記方法。
【請求項20】
グルテンに感受性である対象においてサイトカイン分泌を改変する方法であって、請求項1〜10のいずれか一項に記載の剤、請求項11に記載のペプチド、請求項12に記載のポリヌクレオチド、請求項13もしくは請求項14に記載のワクチン、および/または請求項15もしくは請求項16に記載の抗原提示細胞の有効量を対象に投与することを含む、前記方法。
【請求項21】
インターロイキン−2(IL−2)、インターフェロンガンマ(IFNγ)および/または腫瘍壊死因子アルファ(TNFα)の分泌が減少する、請求項20に記載の方法。
【請求項22】
インターロイキン−10(IL−10)分泌が増大する、請求項20または請求項21に記載の方法。
【請求項23】
グルテンに感受性である対象において、T細胞応答を調節する、免疫寛容を誘導する、セリアック病を処置する、および/またはサイトカイン分泌を改変するための医薬製造のための、請求項1〜10のいずれか一項に記載の剤、請求項11に記載のペプチド、請求項12に記載のポリヌクレオチド、請求項13もしくは請求項14に記載のワクチン、および/または請求項15もしくは請求項16に記載の抗原提示細胞の使用。
【請求項24】
対象においてセリアック病を診断するための方法であって、対象からの試料を、請求項1〜10のいずれか一項に記載の剤、請求項11に記載のペプチドおよび/または請求項13もしくは請求項14に記載のワクチンと接触させること、ならびに、前記ペプチドの1または2以上が前記試料中のT細胞に結合するか否かをin vitroで決定することを含み、ここで、前記ペプチドの1または2以上のT細胞への結合が、前記対象がセリアック病を有するまたはセリアック病に感受性であることを示す、前記方法。
【請求項25】
セリアック病の進行をモニタリングするための、請求項24に記載の方法の使用。
【請求項26】
請求項17〜22のいずれか一項に記載の方法の効力を決定するための、請求項24に記載の方法の使用。
【請求項27】
請求項1〜10のいずれか一項に記載の剤、請求項11に記載のペプチド、および/または請求項13もしくは請求項14に記載のワクチン、および1または2以上のペプチドのT細胞への結合を検出するための手段を含む、請求項24に記載の方法を行うためのキット。
【請求項28】
請求項15もしくは請求項16に記載の抗原提示細胞を産生するための方法であって、
i) 抗原提示細胞を得ること、および
ii) 細胞をin vitroで請求項1〜10のいずれか一項に記載の剤、請求項11に記載のペプチド、請求項12に記載のポリヌクレオチド、および/または請求項13もしくは請求項14に記載のワクチンと接触させること
を含む、前記方法。
【請求項29】
請求項1〜10のいずれか一項に記載の剤、請求項11に記載のペプチド、請求項12に記載のポリヌクレオチド、請求項13もしくは請求項14に記載のワクチン、および/または請求項15もしくは請求項16に記載の抗原提示細胞の、診断または治療における使用。
【請求項30】
請求項13もしくは請求項14に記載のワクチンを製造する方法であって、第1、第2および第3のペプチド、および随意に配列番号47、48、56、57、58、59、60、61、62、63、64、65、66、67、68、75、76、77、78、79、80、81、89、90、91、92、95、102、103、104、116、117、118、119、120、121、122、123、124、125、126、127、128、129、130、131、132、133、136、169、170、171、172、173、174、177、178、179、180、183、184、187、188、189、190、191、192、209、210からなる群より選択されるアミノ酸配列を含む1もしくは2以上の追加のペプチド、または任意の1もしくは2以上のその生物学的に活性な断片もしくは変異体を、薬学的に受容可能なキャリアおよび随意にアジュバントと組み合わせることを含む、前記方法。
【請求項31】
組成物または食品がセリアック病を引き起こす可能性があるか否かを決定する方法であって、前記組成物または食品の試料中の請求項1〜10のいずれか一項に記載の剤、請求項11に記載のペプチド、および/または請求項12に記載のポリヌクレオチドの存在を検出することを含む、前記方法。
【請求項32】
請求項1〜11のいずれか一項において定義されるペプチドを切断することができるプロテアーゼを同定する方法であって、ペプチドをプロテアーゼと前記ペプチドの特異的切断をもたらしてタンパク質分解生成物を生成する条件下において接触させること、および生成された前記タンパク質分解生成物を検出することを含む、前記方法。
【請求項33】
ペプチドの対象に投与された場合の半減期および/またはバイオアベイラビリティを改善するための方法であって、前記ペプチドのN末端をN末端アセチルまたはピログルタミン酸を含むように修飾すること、および前記ペプチドのC末端をC末端アミドを含むように修飾することを含む、前記方法。
【請求項34】
ペプチドが免疫寛容を誘導するために対象に投与されるためのものである、請求項33に記載の方法。
【請求項1】
以下:
i) アミノ酸配列LQPFPQPELPYPQPQ(配列番号13)またはその生物学的に活性な断片もしくは変異体を含む第1のペプチド、
ii) アミノ酸配列QPFPQPEQPFPWQP(配列番号14)またはその生物学的に活性な断片もしくは変異体を含む第2のペプチド、および
iii) アミノ酸配列PEQPIPEQPQPYPQQ(配列番号16)またはその生物学的に活性な断片もしくは変異体を含む第3のペプチド
を含む剤。
【請求項2】
第2ペプチドが、アミノ酸配列PQQPFPQPEQPFPWQP(配列番号320)またはその生物学的に活性な断片もしくは変異体を含み、および/または第3のペプチドがアミノ酸配列FPEQPIPEQPQPYPQQ(配列番号321)またはその生物学的に活性な断片もしくは変異体を含む、請求項1に記載の剤。
【請求項3】
第1、第2および/または第3のペプチドが、N末端アセチル基またはピログルタミン酸基、および/またはC末端アミド基を含む、請求項1または請求項2に記載の剤。
【請求項4】
第1、第2および/または第3のペプチドがN末端ピログルタミン酸基およびC末端アミド基を含む、請求項3に記載の剤。
【請求項5】
第1、第2および/または第3のペプチドが化合物に抱合している、請求項1〜4のいずれか一項に記載の剤。
【請求項6】
化合物が、アジュバント、またはMHC分子もしくはその結合断片である、請求項5に記載の剤。
【請求項7】
第1、第2および第3のペプチドまたは1もしくは2以上のその生物学的に活性な断片もしくは変異体が、単一のポリペプチド鎖上に2または3ある、請求項1〜6のいずれか一項に記載の剤。
【請求項8】
配列番号47、48、56、57、58、59、60、61、62、63、64、65、66、67、68、75、76、77、78、79、80、81、89、90、91、92、95、102、103、104、116、117、118、119、120、121、122、123、124、125、126、127、128、129、130、131、132、133、136、169、170、171、172、173、174、177、178、179、180、183、184、187、188、189、190、191、192、209、210からなる群より選択されるアミノ酸配列、または任意の1もしくは2以上のその生物学的に活性な断片もしくは変異体を含む、1または2以上の追加のペプチドを含む、請求項1〜7のいずれか一項に記載の剤。
【請求項9】
以下:
i) アミノ酸配列LQPFPQPELPYPQPQ(配列番号13)またはその生物学的に活性な断片もしくは変異体を含む第1のペプチド、
ii) アミノ酸配列QPFPQPEQPFPWQP(配列番号14)またはその生物学的に活性な断片もしくは変異体を含む第2のペプチド、
iii) アミノ酸配列PEQPIPEQPQPYPQQ(配列番号16)またはその生物学的に活性な断片もしくは変異体を含む第3のペプチド、および
iv) 随意に、配列番号47、48、56、57、58、59、60、61、62、63、64、65、66、67、68、75、76、77、78、79、80、81、89、90、91、92、95、102、103、104、116、117、118、119、120、121、122、123、124、125、126、127、128、129、130、131、132、133、136、169、170、171、172、173、174、177、178、179、180、183、184、187、188、189、190、191、192、209、210からなる群より選択されるアミノ酸配列、または任意の1もしくは2以上のその生物学的に活性な断片もしくは変異体を含む、1または2以上の追加のペプチド
をコードする1または2以上のポリヌクレオチドを含む、剤。
【請求項10】
以下:
i) 請求項1において定義される第1のペプチドまたはそのためのポリヌクレオチド、
ii) 請求項1において定義される第2のペプチドまたはそのためのポリヌクレオチド、および
iii) 請求項1において定義される第3のペプチドまたはそのためのポリヌクレオチド
を含む剤。
【請求項11】
配列番号16、69、73、75、78、80、87、91、92、95、96、98、100、104、107、113、116、117、123、138、144、147、149、153、155、156、159、161、163、165、179、181、185、187、189、195、196、198、202、204、205、207、209、215、223の任意の1もしくは2以上において示されるアミノ酸配列、または任意の1もしくは2以上のその生物学的に活性な断片もしくは変異体を含む、実質的に精製された、および/または組み換えのペプチド。
【請求項12】
請求項11に記載の少なくとも1つのペプチドをコードする、単離された、および/または外因性のポリヌクレオチド。
【請求項13】
請求項1〜10のいずれか一項に記載の剤、請求項11に記載のペプチド、および/または請求項12に記載のポリヌクレオチド、および薬学的に受容可能なキャリアを含む、ワクチン。
【請求項14】
アジュバントを含む、請求項13に記載のワクチン。
【請求項15】
請求項1〜10のいずれか一項に記載の剤、請求項11に記載のペプチド、および/または請求項12に記載のポリヌクレオチドを含む、単離された抗原提示細胞。
【請求項16】
樹状細胞、マクロファージ、Bリンパ球または肝類洞内皮細胞である、請求項15に記載の抗原提示細胞。
【請求項17】
グルテンに感受性である対象においてグルテンペプチドに対するT細胞応答を調節する方法であって、請求項1〜10のいずれか一項に記載の剤、請求項11に記載のペプチド、請求項12に記載のポリヌクレオチド、請求項13もしくは請求項14に記載のワクチン、および/または請求項15もしくは請求項16に記載の抗原提示細胞の有効量を対象に投与することを含む、前記方法。
【請求項18】
グルテンに感受性である対象においてグルテンペプチドに対する免疫寛容を誘導する方法であって、請求項1〜10のいずれか一項に記載の剤、請求項11に記載のペプチド、請求項12に記載のポリヌクレオチド、請求項13もしくは請求項14に記載のワクチン、および/または請求項15もしくは請求項16に記載の抗原提示細胞の有効量を対象に投与することを含む、前記方法。
【請求項19】
セリアック病を処置する方法であって、請求項1〜10のいずれか一項に記載の剤、請求項11に記載のペプチド、請求項12に記載のポリヌクレオチド、請求項13もしくは請求項14に記載のワクチン、および/または請求項15もしくは請求項16に記載の抗原提示細胞の有効量をグルテンに感受性である対象に投与すること含む、前記方法。
【請求項20】
グルテンに感受性である対象においてサイトカイン分泌を改変する方法であって、請求項1〜10のいずれか一項に記載の剤、請求項11に記載のペプチド、請求項12に記載のポリヌクレオチド、請求項13もしくは請求項14に記載のワクチン、および/または請求項15もしくは請求項16に記載の抗原提示細胞の有効量を対象に投与することを含む、前記方法。
【請求項21】
インターロイキン−2(IL−2)、インターフェロンガンマ(IFNγ)および/または腫瘍壊死因子アルファ(TNFα)の分泌が減少する、請求項20に記載の方法。
【請求項22】
インターロイキン−10(IL−10)分泌が増大する、請求項20または請求項21に記載の方法。
【請求項23】
グルテンに感受性である対象において、T細胞応答を調節する、免疫寛容を誘導する、セリアック病を処置する、および/またはサイトカイン分泌を改変するための医薬製造のための、請求項1〜10のいずれか一項に記載の剤、請求項11に記載のペプチド、請求項12に記載のポリヌクレオチド、請求項13もしくは請求項14に記載のワクチン、および/または請求項15もしくは請求項16に記載の抗原提示細胞の使用。
【請求項24】
対象においてセリアック病を診断するための方法であって、対象からの試料を、請求項1〜10のいずれか一項に記載の剤、請求項11に記載のペプチドおよび/または請求項13もしくは請求項14に記載のワクチンと接触させること、ならびに、前記ペプチドの1または2以上が前記試料中のT細胞に結合するか否かをin vitroで決定することを含み、ここで、前記ペプチドの1または2以上のT細胞への結合が、前記対象がセリアック病を有するまたはセリアック病に感受性であることを示す、前記方法。
【請求項25】
セリアック病の進行をモニタリングするための、請求項24に記載の方法の使用。
【請求項26】
請求項17〜22のいずれか一項に記載の方法の効力を決定するための、請求項24に記載の方法の使用。
【請求項27】
請求項1〜10のいずれか一項に記載の剤、請求項11に記載のペプチド、および/または請求項13もしくは請求項14に記載のワクチン、および1または2以上のペプチドのT細胞への結合を検出するための手段を含む、請求項24に記載の方法を行うためのキット。
【請求項28】
請求項15もしくは請求項16に記載の抗原提示細胞を産生するための方法であって、
i) 抗原提示細胞を得ること、および
ii) 細胞をin vitroで請求項1〜10のいずれか一項に記載の剤、請求項11に記載のペプチド、請求項12に記載のポリヌクレオチド、および/または請求項13もしくは請求項14に記載のワクチンと接触させること
を含む、前記方法。
【請求項29】
請求項1〜10のいずれか一項に記載の剤、請求項11に記載のペプチド、請求項12に記載のポリヌクレオチド、請求項13もしくは請求項14に記載のワクチン、および/または請求項15もしくは請求項16に記載の抗原提示細胞の、診断または治療における使用。
【請求項30】
請求項13もしくは請求項14に記載のワクチンを製造する方法であって、第1、第2および第3のペプチド、および随意に配列番号47、48、56、57、58、59、60、61、62、63、64、65、66、67、68、75、76、77、78、79、80、81、89、90、91、92、95、102、103、104、116、117、118、119、120、121、122、123、124、125、126、127、128、129、130、131、132、133、136、169、170、171、172、173、174、177、178、179、180、183、184、187、188、189、190、191、192、209、210からなる群より選択されるアミノ酸配列を含む1もしくは2以上の追加のペプチド、または任意の1もしくは2以上のその生物学的に活性な断片もしくは変異体を、薬学的に受容可能なキャリアおよび随意にアジュバントと組み合わせることを含む、前記方法。
【請求項31】
組成物または食品がセリアック病を引き起こす可能性があるか否かを決定する方法であって、前記組成物または食品の試料中の請求項1〜10のいずれか一項に記載の剤、請求項11に記載のペプチド、および/または請求項12に記載のポリヌクレオチドの存在を検出することを含む、前記方法。
【請求項32】
請求項1〜11のいずれか一項において定義されるペプチドを切断することができるプロテアーゼを同定する方法であって、ペプチドをプロテアーゼと前記ペプチドの特異的切断をもたらしてタンパク質分解生成物を生成する条件下において接触させること、および生成された前記タンパク質分解生成物を検出することを含む、前記方法。
【請求項33】
ペプチドの対象に投与された場合の半減期および/またはバイオアベイラビリティを改善するための方法であって、前記ペプチドのN末端をN末端アセチルまたはピログルタミン酸を含むように修飾すること、および前記ペプチドのC末端をC末端アミドを含むように修飾することを含む、前記方法。
【請求項34】
ペプチドが免疫寛容を誘導するために対象に投与されるためのものである、請求項33に記載の方法。
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7A】
【図7B】
【図7C】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12A】
【図12B】
【図13】
【図14】
【図15】
【図16】
【図17】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7A】
【図7B】
【図7C】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12A】
【図12B】
【図13】
【図14】
【図15】
【図16】
【図17】
【公表番号】特表2012−510431(P2012−510431A)
【公表日】平成24年5月10日(2012.5.10)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−537796(P2011−537796)
【出願日】平成21年11月30日(2009.11.30)
【国際出願番号】PCT/AU2009/001556
【国際公開番号】WO2010/060155
【国際公開日】平成22年6月3日(2010.6.3)
【出願人】(511130885)イミューサンティー インコーポレーテッド (1)
【氏名又は名称原語表記】ImmusanT,Inc.
【住所又は居所原語表記】One Broadway,14th Floor,Cambridge,Massachusetts 02142,United States of America
【Fターム(参考)】
【公表日】平成24年5月10日(2012.5.10)
【国際特許分類】
【出願日】平成21年11月30日(2009.11.30)
【国際出願番号】PCT/AU2009/001556
【国際公開番号】WO2010/060155
【国際公開日】平成22年6月3日(2010.6.3)
【出願人】(511130885)イミューサンティー インコーポレーテッド (1)
【氏名又は名称原語表記】ImmusanT,Inc.
【住所又は居所原語表記】One Broadway,14th Floor,Cambridge,Massachusetts 02142,United States of America
【Fターム(参考)】
[ Back to top ]