説明

セルラーと、ボイスオーバーインターネットプロトコル通信との間での移行をするシステム、および方法

多モードセルラーとボイスオーバーインターネットプロトコルモバイル機器と支援ネットワークが開示される。モバイル機器は筐体、アンテナ、広域セルラー通信を提供するための広域セルラー通信モジュール、ボイスオーバーインターネットプロトコル機能を有した無線ローカルエリアネットワークに無線通信インターフェイスを提供するための近距離無線ローカルエリアネットワークモジュールを含む。詳細な実施形態において、無線LANにより管理されたインターネットプロトコルアドレスがモバイルフォン機器に転送され、記憶される。その他の実施例において、モバイルフォンから無線LAN基地局への呼び出しを転送する方法が開示される。また他の説明的な実施例において、無線LAN基地局からモバイルフォンへの通信の方法が開示される。該方法はモバイルフォンがボイスオーバーインターネットプロトコル(VoIP)を含んだ無線LAN基地局の圏内にあるかを決定すること、インターネットプロトコルアドレスの再取得を含んだモバイルフォンと無線LANの接続、携帯プロバイダーにインターネットプロトコルアドレスとVoIPプロバイダーのポート番号をモバイルフォンのための呼び出しを転送する要求としてVoIPプロバイダーを介し送信することを含む。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本願は、一般に、セルラーとボイスオーバーインターネットプロトコルの複合モバイル機器に関係し、またセルラーネットワークからの呼び出しを、ボイスオーバーインターネットプロトコルを支持する無線ローカルエリアネットワークへ提供する方法に関連している。
【背景技術】
【0002】
セルラー電話の使用は拡大しており、使用者に利便性と機動性を提供している。しかしながらサービスプロバイダー側から視たセルラー電話の使用は、しばしば、従来の地上線電話サービスよりもより高価である。さらに、サービスプロバイダーコストは、例えばボイスオーバーインターネットプロトコルを用いたコンピュータネットワーク通信システム等の新しい技術を用いることで、さらに低減することが可能である。
【特許文献1】米国特許出願公開第2003/0039242号明細書
【特許文献2】米国特許出願公開第2004/0156491号明細書
【特許文献3】米国特許出願公開第2002/0181442号明細書
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
従って携帯電話トラフィックをより安価なテレフォニーサービスへ移行させるシステムと方法とが必要とされている。
【0004】
多モードセルラーとボイスオーバーインターネットプロトコルモバイル機器と支援ネットワークが開示される。モバイル機器は筐体、アンテナ、広域セルラー通信を提供するための広域セルラー通信モジュール、ボイスオーバーインターネットプロトコル機能を有した無線ローカルエリアネットワークに無線通信インターフェイスを提供するための近距離無線ローカルエリアネットワークモジュールを含む。特定の実施例において、インターネットプロトコルアドレスと無線LAN基地局のポート番号がモバイルフォン機器に転送され、記憶される。別の実施例において、モバイルフォンから無線LAN基地局への呼び出しを転送する方法が開示される。また別の説明的な実施例において、無線LAN基地局からモバイルフォンへ通信する方法が開示される。該方法はモバイルフォンがボイスオーバーインターネットプロトコル(VoIP)を含んだ無線LAN基地局の圏内にあるかを決定すること、インターネットプロトコルアドレスと無線LAN基地局のポート番号を再取得すること、モバイルフォンにワイヤレスフィデリティコミュニケーションリンク上でインターネットプロトコルアドレスと該ポート番号を送信することを含む。
【発明を実施するための最良の形態】
【0005】
図1を参照して、通信システムが説明される。該通信システムは、第一のサービスエリア112を有する第一の無線LAN110、第二のサービスエリア108を有する第二の無線LAN106を含む。第一の無線LAN110は、コンピューターネットワーク接続を介してLANステーション102に連結されている。LANステーション102は、他の図示しているコンピューターネットワークノードである、LANステーション104に連結されている。LANステーション104は、第2のLANステーション106に連結されている。第一の代表的なモバイルフォン122は、第一の無線LANサービスエリア112の圏外にあり、このため、該モバイルフォン122は第一の無線LAN110と通信できる範囲内にはいない。第二の代表的なモバイルフォン120は、第二サービスエリア108の圏内にあり、よってモバイルフォン120は第二の無線LAN106との通信が可能な範囲内にある。1つ、もしくはそれ以上のLANステーションが外部ネットワークに連結されているとする。例えば図1において、LANステーション102は、通信リンク132、例えばデジタル加入者公衆網(DSL)やその他の適切な接続、を介して、外部有線ネットワーク130に連結されている。外部有線ネットワーク130は、図示されていない他の外部ネットワーク、例えば公衆交換回線網や、公衆広域セルラー網に連結されていてもよい。
【0006】
該システムは、また、LANステーション102、104に連結されたLAN、WAN、またはインターネット134と、LAN、WAN、またはインターネット134に連結されたVoIPプロバイダー136を含む。VoIPプロバイダー136は、また、公衆交換回線網138に連結されている。LANまたはWAN134、またはLANステーション102、104のいずれかは、NetMeeting、Net2Phone、PhoneFree等の、パソコン用電話ソフトウエア142 を含んでいてもよい。LANステーション102は、有線VoIP電話142に連結されていてもよい。
【0007】
もし、VoIPプロバイダー136がローカルエリアネットワーク(LAN)134に直接接続されていれば、そのLAN上で発生しかつ終了する呼び出しは、LANの内に留まり、PSTN138上までには届かない。これは、一端が新しいモバイルフォン120、122であり、他端が以下のいずれかである場合を含む。1)LANの無線基地局の圏内にある他の新しいモバイルフォン。2)LAN上の有線VoIP電話。3) LAN104上のパソコン電話ソフトウエア142。
【0008】
もし、VoIPプロバイダー136がワイドエリアネットワーク(WAN)に直接接続されていれば、そのWAN上で発生しかつ終了する呼び出しは、WAN内に留まり、PSTN138上までには届かない。これは、一端が新しいモバイルフォン120、122であり、他端が以下のいずれかである場合を含む。1)WAN上の無線基地局の圏内にある他の新しいモバイルフォン。2)WAN上の有線VoIP電話140。又は3) WAN134上のパソコン電話ソフトウエア142。
【0009】
もし、VoIPプロバイダー136がインターネット130に直接接続されていれば、そのインターネット130上で発生しかつ終了する呼び出しは、インターネット内に留まり、PSTN138上までには届かない。これは、一端が新しいモバイルフォン120、122であり、他端が以下のいずれかである場合を含む。1)インターネット134の無線基地局の圏内にある他の新しいモバイルフォン。2)インターネット上の有線VoIP電話。3) インターネット上のパソコン電話ソフトウエア142。
【0010】
もし、PSTN138上の電話で発生しかつ終了する呼び出しがあれば、ワイヤーライン、セルラーネットワークの如何に関わらず、VoIPプロバイダー136はPSTNからIP、IPからPSTNへのVoIP変換を行う必要がある。
【0011】
動作の間、無線LANの圏内にあるモバイル通信機器、例えば第二の無線LAN106の圏内にある図示されたモバイルフォン120は、例えばセルラーフォンネットワークによって提供される外部の通信メカニズムからの通信を、無線LANのサービスエリア108内の近距離通信へ移行する。一度近距離通信のための機会が検知されると、システムもしくはモバイルフォン機器の何れかが近距離通信技術への移行を始める。しばしば、無線LANを用いた近距離通信はセルラー広域ネットワークよりも、音声トラフィック用の澄んだ通信チャンネルを低いコストで提供することができる。また、無線LANを用いた近距離通信は、ビル内やセルラーのカバレッジが不可能なエリア内に配備できる。
【0012】
図2を参照して、無線LAN106とモバイルフォン120との間の見本的な近距離通信が説明される。無線LAN基地局106は、インターネットプロトコルアドレス208、および随意にローカルポート番号を含んだメモリを備える。インターネットプロトコルアドレスとローカルポート番号の組合せは、特定のモバイル機器、例えばモバイルフォン120、との近距離通信のための通信パスを一意的に識別する。無線LAN106はさらに、無線通信を提供するためのアンテナ220を備え、有線ネットワーク要素と通信するためのネットワークインターフェイスも備える。図示されているネットワークインターフェイス210は、DSL線204を介し、デジタル加入者公衆網アクセスマルチプレクサ(DSLAM)202に連結されている。特定の実施例において、VoIPからワイヤーラインインターフェイスがインターネットの遅延時間を軽減するためDSLAMの近くに設置されることがあり、それにより改善された音声通信を提供する。
【0013】
図2を参照して、モバイルフォン120は、近距離無線LANとセルラー広域を提供するためのセルラー電話とボイスオーバーインターネットプロトコルの複合(マルチモード)通信機器である。モバイルフォン120は筐体、筐体に付随したアンテナ230を含む。筐体は各種集積回路、1つもしくはそれ以上のプリント基板に組み立てられたコネクター要素を含んだ様々な電子的要素を含む。複合モバイル通信機器120は、無線LAN通信モジュール212とセルラー通信モジュール214を備える。複合モバイル通信機器120はさらに、セルラーネットワークメッセージングモジュール216を含むこともある。ネットワークメッセージングの例は、テキストメッセージのためにセルラー電話で使われるショートメッセージササービス(SMS)である。無線LAN通信モジュール212、セルラー通信モジュール214、およびネットワークメッセージングモジュール216は、個別の半導体装置(例えば分離セルラー、GPRS、802.11チップセット)として実行されるか、それら機能の一部分がコンピューターソフトウエア、もしくはファームウエアを用いてマイクロプロセッサ、もしくはその他同様の電子演算装置に統合されることもある。VoIPプロバイダーインターネットプロトコルアドレス、ユーザー識別とパスワード、および無線LANユーザー識別とパスワードを含むモバイルフォンのプログラムは、無線ネットワーク介して、モバイルフォンに接続されたコンピュータを用いることで遂行できる。
【0014】
図3を参照して、無線LAN基地局からモバイル通信機器に通信する方法が示される。モバイル通信機器、例えばモバイルフォン120は、300で、無線LAN基地局のサービスエリア圏内に入ったことを検知される。モバイルフォン120の検知は、モバイルフォンから無線LAN基地局より通信されたブロードキャストへの反応メッセージの通信によって決定される。データメッセージ通信の例はワイヤレスフィデリティコミュニケーションの基準規格であるIEEE802.11において規定されている。無線LANは302で、モバイルフォンにインターネットプロトコルアドレスを動的ホスト構成プロトコル(DHCP)を用いるなどして与える。モバイルフォンは、303で、VoIPプロバイダーに接続し、要求されたユーザー識別とパスワードを送信し、使用するための任意のポート番号を受信する。モバイルフォンは、304で、モバイルフォンと通信している遠隔セルラーネットワークにVoIPプロバイダーのインターネットプロトコルアドレスと任意のポート番号を送信する。そのような情報の転送は、セルラーネットワークがモバイルフォンの行き先を持つ後続の呼び出しを、インターネットプロトコルとポート番号による区別から、無線LANを介してVoIPプロバイダーへ転送するよう指示を受けるという呼び出し転送メッセージの一部として通信されてもよい。
【0015】
モバイルフォンに対応する行き先を持つ呼び出し、例えばセルラーネットワークから向け直された転送呼び出しは、306で、無線LANに連結された有線ネットワークによって受信され、その後、無線LANで受信される。呼び出し着信を受けると、無線LANは、308で、ボイスオーバーインターネットプロトコルを用いるなどしてモバイルフォンと近距離無線通信を確立する。呼び出し着信はその後、発信者と行き先のモバイルフォンとの通信を確立するため、周辺の無線LANを介して近距離通信パスに接続される。双方向性通信、例えば電話音声通話および/またはデータメッセージングはその後、前回確立されたボイスオーバーインターネットプロトコル通信パス上で提供される。
【0016】
通話の完了に際して、近距離無線接続とコンピューターネットワーク有線接続は保持される。さらに、もしモバイルフォンが無線LANの圏内から離れた場合、通話は途切れることになるか、もしくは通話が別の通信チャンネル、例えば広域セルラーネットワークに送り返されることが望ましい。無線LANからセルラーネットワークへの呼び出しの移行は、セルラーネットワークにおける異なった基地局の間でセルラー呼び出しの移行を処理するために用いられるハンドオフ方法に類似したメカニズムを用いることで実行できる。ある実施例において、セルラーネットワーク内にあるデータは、セルラーネットワークと近距離無線LANネットワークとの間で呼び出し移行を処理するために、動的に更新することができる。そのようなデータの処理は、セルラーネットワークのビジターとホームの位置目録を用いることで行うことができる。
【0017】
図4を参照して、セルラー呼び出しを無線LAN呼び出しへ転送する方法が説明される。モバイルフォンは、402で、802.11プロトコルなどを通じて無線LAN基地局の圏内にあるかを検知される。モバイルフォンは、404で、動的ホスト構成プロトコル(DHCP)を用いるなどして、無線LAN基地局のインターネットプロトコルアドレスを受信し、405で、VoIPプロバイダーとの接続を確立する。モバイルフォンは、コンピューター可読メモリにインターネットプロトコル、およびポート番号を保存する。モバイルフォンは、406で、モバイルフォンに向けられた将来の呼び出しを、セルラーネットワークに代えてVoIPプロバイダーと無線LANを用いて転送するようにするための、リモート広域ネットワークへの呼び出し転送要求を送信する。呼び出し転送を確立した後に、ボイスオーバーインターネットプロトコル呼び出しが、モバイルフォンにより、VoIPプロバイダーから無線LAN基地局を介して受信される。双方向性通信が、その後、408で、セルラーネットワークミニッツとそれにより生じるセルラー呼び出しの費用をさらに使うことなく、無線LANネットワーク上で利用可能となる。モバイルフォンは、410で、支持している無線LANのサービスエリアの圏外条件を検出する。モバイルフォンは、後続の呼び出しが無線LANではなくセルラーネットワークを用いて直接モバイルフォンに送られるよう、呼び出し転送要求を解除する。さらに、現在の呼び出しは、呼び出しハンドオフを用いてセルラーネットワークに移行させることができる。
【0018】
上において開示された主題は実例となるもの、また制限されないものと考えられるべきであり、添付されたクレームはそれら全ての変更、増強、その他の実施例で本発明の正確な精神と範囲に含まれるものを保護することを意図している。従って、法によって最大限許容される範囲で、本発明の適用範囲は以下のクレームとその同等物を最も広い許容範囲で解釈した上で決定されるべきであり、前述の詳細な記述により制限又は限定されるべきではない。
【産業上の利用可能性】
【0019】
セルラーと近距離無線の間の通信を提供するためのシステムと方法が開示されている。開示されたシステムは、サービスプロバイダーの視点からはセルラー電話の運営のコストを削減するために使うことができ、使用者のセルラーミニッツを節約することもできる。さらに、開示されたセルラー呼び出しを自動的にローカル無線LAN基地局を介してVoIP上に経路指定する方法は、ユーザーが支持する無線LAN基地局の付近にいた場合、セルラーの混雑状況を軽減する手助けになる。ユーザーの場所によって、改善した通話鮮明性を提供することもまたできる。
【図面の簡単な説明】
【0020】
【図1】モバイル機器と通信するための無線ローカルエリアネットワーク(LAN)ステーションを含む通信システムを図示するブロック図である。
【図2】さらに、無線LANと、セルラー通信モジュールおよび無線LANインターフェイスモジュールを含む代表的なモバイル機器との間の通信の詳細を、さらに図解する一般的な図である。
【図3】無線LANに関して呼び出しを取り扱う方法を図解するフローチャートである。
【図4】モバイル通信機器からのセルラー呼び出しを転送する方法を図解するフローチャートである。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
モバイルフォンからの呼び出しを転送する方法であって、以下のことよりなる、
前記モバイルフォンがボイスオーバーインターネットプロトコルを使用可能な無線ローカルエリアネットワーク基地局の圏内にあることを決定すること、
前記無線ローカルエリアネットワーク基地局に関連したインターネットプロトコルアドレスを受信すること、
前記モバイルフォンからの前記インターネットプロトコルアドレスを含んだ呼び出し移行メッセージを広域セルラーネットワーク下の遠隔セルラーネッワーク構成要素に送信する、
ことを特徴とする方法。
【請求項2】
請求項1の方法において、前記セルラー携帯ネットワークは前記ボイスオーバーインターネットプロトコルを用いる前記モバイルフォンと通信を行うため、前記モバイルフォンへ向けられた呼び出しを前記無線ローカルエリアネットワーク基地局へ転送する、
ことを特徴とする方法。
【請求項3】
請求項1の方法において、前記モバイルフォンが802.11通信プロトコルに従ったメッセージを受信することで前記無線ローカルエリアネットワークの圏内か否かを決定する、
ことを特徴とする方法。
【請求項4】
請求項1の方法において、インターネットプロトコルアドレスがダイナミックホストコンフィギュレーションプロトコルを用いて前記モバイルフォンへ通信される、
ことを特徴とする方法。
【請求項5】
請求項1の方法において、さらに前記モバイルフォンが前記無線ローカルエリアネットワーク基地局の圏内から離れたことを決定すること、および、前記セルラーネットワーク構成要素に前記無線ローカルエリアネットワーク基地局への呼び出し転送を中止するメッセージを送信することを含む、
ことを特徴とする方法。
【請求項6】
請求項5の方法において、前記広域セルラーネットワークが、前記モバイルフォンが前記ローカルエリアネットワーク基地局の圏内から離れた後に、セルラースペクトラム上から、直接呼出しを前記モバイルフォンに送信する、
ことを特徴とする方法。
【請求項7】
請求項2の方法において、前記モバイルフォンと前記無線ローカルエリアネットワーク基地局はボイスオーバーインターネットプロトコルを用いて双方向に通信する、
ことを特徴とする方法。
【請求項8】
無線ローカルエリアネットワーク基地局から前記モバイルフォンに通信する方法であって、以下のことよりなる、
前記モバイルフォンが前記無線ローカルエリアネットワーク基地局の圏内にあるか、前記無線ローカルエリアネットワーク基地局はボイスオーバーインターネットプロトコル通信機能を有する、を決定する、
記憶装置からインターネットプロトコルアドレスと前記無線ローカルエリアネットワーク基地局に関連した任意のポート番号を読み出すこと、
ワイヤレスフィデリティコミュニケーションリンク上で前記インターネットプロトコルアドレスおよび任意のポート番号を前記モバイルフォンに送信する、
ことを特徴とする方法。
【請求項9】
請求項8の方法であって、さらに広域ネットワークからの呼び出し、該呼び出しは前記インターネットプロトコル、および前記VoIPプロバイダーの前記任意のポート番号の前記モバイルフォンに向けられている、を受信する、
ことを特徴とする方法。
【請求項10】
請求項9の方法であって、前記広域ネットワークが分散型コンピューターネットワークである、
ことを特徴とする方法。
【請求項11】
請求項9の方法において、前記広域ネットワークが高速有線通信チャンネルを含む、
ことを特徴とする方法。
【請求項12】
請求項11の方法において、前記高速有線通信チャンネルがデジタル加入者公衆網である、
ことを特徴とする方法。
【請求項13】
請求項8の方法において、さらに前記無線ローカルエリアネットワーク基地局と前記モバイルフォンとの間の双方向通信パスを確立すること、及び、その双方向通信パス上をボイスオーバーインターネットプロトコルを用いて通信することを、含む、
ことを特徴とする方法。
【請求項14】
モバイルフォン装置であって、以下のものよりなる、
筐体、
該筐体に取り付けられたアンテナ、
前記筐体内に配置された広域セルラー通信モジュール、該広域セルラー通信モジュールは、リモート広域セルラーネットワークと通信するために、セルラーインターフェースを有する、
前記筐体内に配置された近距離無線ローカルエリアネットワークモジュール、該近距離無線ローカルエリアネットワークモジュールは、ボイスオーバーインターネットプロトコル機能を有する無線ローカルエリアネットと通信するために、無線インターフェースを有する、
ことを特徴とするモバイルフォン装置。
【請求項15】
請求項14のモバイルフォン装置において、前記広域セルラー通信モジュールと前記近距離無線ローカルエリアネットワークモジュールが、デジタルプロセッサデバイスに統合されたコンピューターソフトウェアモジュールである、
ことを特徴とするモバイルフォン装置。
【請求項16】
請求項15のモバイルフォン装置において、さらに前記デジタルプロセッサデバイスと連結したメモリ、該メモリは、前記無線ローカルエリアネットワークから前記モバイルフォンにより受信されたインターネットプロトコルアドレスを保存する、を備えた、
ことを特徴とするモバイルフォン装置。
【請求項17】
請求項16のモバイルフォン装置において、前記広域セルラー通信モジュールが、前記インターネットプロトコルアドレスを含む呼び出し転送メッセージ、該呼び出し転送メッセージは前記リモート広域セルラーネットワークへ送信される、を定式化する、
ことを特徴とするモバイルフォン装置。
【請求項18】
請求項17のモバイルフォン装置において、前記広域セルラー通信モジュールが、前記リモート広域セルラーネットワークに送信されるための前回通信された呼び出し転送メッセージをキャンセルするためのメッセージを定式化する、
ことを特徴とするモバイルフォン装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【公表番号】特表2007−511131(P2007−511131A)
【公表日】平成19年4月26日(2007.4.26)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−538072(P2006−538072)
【出願日】平成16年10月15日(2004.10.15)
【国際出願番号】PCT/US2004/034239
【国際公開番号】WO2005/048577
【国際公開日】平成17年5月26日(2005.5.26)
【出願人】(505346621)エスビーシー ナレッジ ベンチャーズ エル.ピー. (13)
【Fターム(参考)】