説明

センサライト

【課題】 センサライトに内蔵される人体検知センサ以外の外部センサによりセンサライトの作動を可能にして、センサライトが本来有する機能である照明と警報とを有効に生かせるようにし、多用途化を図れるセンサライトを提供する。
【解決手段】 照明具2および警報音を発生する警報器6と人体を検知するための人体検知センサ3とをそれぞれ備えるとともに、人体検知センサ3からの検知信号により作動し、照明具2を点灯させたり、警報器6により警報音を発生させたりする制御部100を備えたセンサライトにおいて、人体検知センサ3とは別の外部センサ11による入力回路12を設け、この外部センサ入力回路12は外部センサ11の出力の変化を制御部100に入力し、制御部100は入力された出力の変化があらかじめ設定された変化率を超えているときに異常と判断するとともに、照明具2を点灯させるかまたは警報器6により警報音を発生させる構成としている。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、人体検知センサが人体を検知すると、照明具を点灯させたり、警報音を発生させたりするセンサライトに関するもので、詳しくは外部センサとの接続を可能にするセンサライトに関する。
【背景技術】
【0002】
この種のセンサライトは、人体を検知するための人体検知センサを本体に備えており、その人体検知センサの検知エリア内に不審者等が侵入すると、これを検知してランプなどの照明具を点灯し、また警報器にて警報音を発生したりするというのが一般的である(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
図3は従来のセンサライトにおける電気的回路構成の一例を示すブロック概念図で、同図に示すように、ハロゲンランプ101等の照明具、警報音を発生するためのスピーカ102を備えている。センサライト本体内には、ハロゲンランプ101の点灯・消灯やスピーカ102からの警報音の発生・停止を制御するためのマイコン(マイクロコンピュータ)100を備えている。そのほか、周辺の照度を検出する照度センサ103を、同照度センサ103による信号を所定の増幅率で増幅し、アナログ信号をデジタル信号に変換する増幅器104を介してマイコン100に接続して入力し、同様に人体を所定のエリア内で検知する人体検知センサ105を、同人体検知センサ105による信号を所定の増幅率で増幅し、アナログ信号をデジタル信号に変換する増幅器106を介してマイコン100に接続して入力する。マイコン100からはランプ駆動回路107を介してハロゲンランプ101に、また増幅器108を介してスピーカ102に出力される。ランプ101の点灯する照度(例えば夜間のみ点灯)を調整するための照度調整装置109、およびランプ101の点灯時間(例えば10秒〜180秒)を調整するための点灯時間調整装置110がそれぞれマイコン100に接続されており、昼間の明るいときはハロゲンランプ101の点灯を禁止している。
【特許文献1】特開平10−172770号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
従来のセンサライトでは、以下のような点で改良すべき余地がある。すなわち、この種のセンサライトは、本体に備えられた人体検知センサ(通常、赤外線式センサ)の検知可能なエリア内に使用者や不審者が侵入した際に、照明具(ライト)を点灯したり警報音を発生したりするのに使用されている。つまり、一般に車庫や庭先などの限定されたエリア内での侵入者(使用者を含む)の検知や車両の検知などを目的として使用されている。したがって、例えば車庫と庭先あるいは玄関口のように複数の場所で侵入者を検知しようとすれば、それぞれの場所にセンサライトを設置しなければならなかった。
【0005】
また、通常の火災報知器の場合には設置した室内であるキッチンや隣室などの限られたエリアでしか警報音を確認できない。さらに、室内に設置された非常ボタンが押された場合には、通常、室内に設置された警報音発生器(ベルやスピーカなど)の周辺でしか警報音を確認できない。
【0006】
さらにまた、例えば使用者が夜間に玄関口や勝手口から外出するときに、足下の安全のためにセンサライトの照明具を点灯させたくても、センサライトの人体検知センサが検知可能な場所まで歩いて行かない限り、点灯しないため、照明具としては利用しにくかたった。また2灯式のセンサライトの場合、例えば照明(ライトを照射)する範囲を玄関口と勝手口などの2箇所にすることができるが、検知エリアはセンサライト本体に備えられた人体検知センサの検知可能な範囲に限定されるから、2灯式の機能を十分に生かせなかった。
【0007】
すなわち、従来のセンサライトは、センサライト本体に内蔵された人体検知センサのみによる検知範囲内でしか、照明具を点灯したり警報音を鳴らしたりする動作を行えず、あくまで単独で機能する製品としての、自動点灯する照明器具および夜間の不審者に対し威嚇性を有する防犯用ライトの域を出なかった。このため、限定されたエリア内での異常事態の検出(不審者の侵入など)でのみ作動し、他のセンサとの融合や広範囲での不審者等の侵入の検知および同検知による作動は不可能であり、従来のセンサライトのもつ目的や用途に限定されていた。
【0008】
本発明は上述の点に鑑みなされたもので、センサライトに内蔵される人体検知センサ以外のセンサ(以下、外部センサという)によりセンサライトの作動を可能にして、センサライトが本来有する機能である照明と警報とを有効に生かせるようにし、多用途化を図れるセンサライトを提供することを課題としている。
【課題を解決するための手段】
【0009】
上記の課題を解決するために本発明に係るセンサライトは、ハロゲンランプなどの照明具および警報音を発生する警報器と人体を検知するための人体検知センサとをそれぞれ備えるとともに、前記人体検知センサからの検知信号により作動し、前記照明具を点灯させたり、前記警報器により警報音を発生させたりする制御部を備えたセンサライトにおいて、前記人体検知センサとは別のセンサである、外部センサによる入力回路を設け、この外部センサ入力回路は前記外部センサの出力(検知信号)の変化を前記制御部に入力し、前記制御部は入力された出力の変化があらかじめ設定された変化率を超えているときに異常と判断するとともに、少なくとも前記照明具を点灯させるかまたは前記警報器により警報音を発生させる構成からなることを特徴とする。ここで、「少なくとも前記照明具が点灯するかまたは前記警報器が警報音を発生するように」とは、例えばセンサライトに備えられた警報器だけでなく、請求項4に記載のように外部警報器を設けた場合に外部警報器からも警報音が鳴る場合を含むという意味である。
【0010】
上記の構成を有する本発明のセンサライトによれば、本体が備えている人体検知センサによる検知信号により照明具を点灯したり警報音を発生したりするほか、外部センサがエリア内に侵入した人体を検知し、検知信号を発すると、同様にセンサライトの照明具が点灯したり警報音が鳴ったりする。外部センサは、本発明の場合には通常、センサライトに備えられたセンサの検知可能な範囲以外の場所に設置するので、センサライトの設置場所にとらわれず、広範囲のエリアで侵入者等を検知し、照明具を点灯させたり警報ONを発生させたりできるようになる上、外部センサとして扉の開閉スイッチや火災感知器などを使用することにより、センサライトの本来有する照明および警報機能をより有効に活用でき、多用途化が図れる。
【0011】
請求項2に記載のように、前記外部センサが人体検知センサであり、前記センサライトに備えられた人体検知センサによる検知範囲の外方で人体を検知可能に設置することができる。
【0012】
このようにすれば、例えば外部センサを玄関口や勝手口に設置しておくことで、夜間に外出するための自動点灯式の照明具として利用できたり、また外部から玄関や勝手口から扉の鍵をこじ開けて侵入しようとする不審者を検知してセンサライトの警報音を鳴らして不審者を威嚇したり、室内の住人に不審者の存在を知らせたりすることができる。
【0013】
請求項3に記載のように、前記外部センサの出力がノーマルオープン型およびノーマルクローズ型のいずれの場合にも、同外部センサによる検知信号の出力に対応する制御部を備えることが好ましい。
【0014】
このようにすれば、外部センサの種類に制限を受けることがないので、あらゆる種類の外部センサの使用が可能になる。
【0015】
請求項4に記載のように、前記警報器と共通の出力型式からなる外部警報器を前記センサライトに接続し、屋内や隣家など他の場所に設置することができる。
【0016】
このようにすれば、センサライトに備えられた警報器の警報音発生装置を用いて外部警報器を作動し、警報音を鳴らすことができる。
【0017】
請求項5に記載のように、前記外部センサからの検知信号の入力および外部警報器への警報信号の出力について、それぞれのON-OFF制御を前記センサライト側で直接手動または遠隔操作で行えるようにすることが望ましい。
【0018】
このようにすれば、例えば、夜間にのみ外部センサからの検知信号でセンサライトの照明具を点灯させたり、昼間にのみ外部警報器から警報音を鳴らしたりするなど、使用者の都合に合わせて任意に設定できる。
【0019】
請求項6に記載のように、前記外部センサと前記センサライトとの接続を無線方式とし、外部センサからの検知信号受信部をセンサライトに設けることができる。この場合、検知信号受信部はセンサライトに内蔵しても良く、センサライトの外部に取り付けても良い。
【0020】
このようにすれば、センサライトと外部センサとの配線工事が不要になるほか、外部センサの設置位置を簡単に変更することができて非常に便利である。
【発明の効果】
【0021】
本発明に係るセンサライトは上記の構成を備えるので、下記のような優れた効果を奏する。すなわち、
従来のセンサライトでは同センサライトが設置されている周辺の限定されたエリアにおける人体の検知でのみ、照明具が点灯したり警報音が鳴ったりするが、本発明のセンサライトによれば、同センサライトが設置されている周辺以外の広いエリアにおいて人体の検知が可能になる。例えば、住宅の出入口における扉の開閉を検知する外部センサを装着することにより、住人が夜間に外出する際に、屋外に出た瞬間にセンサライトの照明具が点灯し、センサライトの周辺を明るく照らしたりするので、つまずいたりせずに安全に屋外や車庫の周辺など目的の場所まで行くことができる。このように、本発明のセンサライトによれば、外部センサからの検知信号入力手段を備えたことで、侵入者等の検知範囲が大幅に拡がり、任意の場所での検知や種類の異なる他のセンサとの連携が可能となり、センサライトが本来有する機能(照明および警報)を有効に生かすことができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0022】
以下に、本発明のセンサライトについて実施の形態を図面に基づいて説明する。
【0023】
図1は本発明のセンサライトの主要構成を示す概念図、図2はセンサライトの一実施形態の電気的回路構成を示すブロック概念図である。
【0024】
図1に示すように、本例のセンサライト1は、本体1aの上端に照明具としてのハロゲンランプ2(101)を備え、下端に人体を検知するための人体検知センサ3(105)を備えている。また、センサライト1の周辺の照度を検出する照度センサ4(103)を備えるとともに、交流電源を使用するための電源コード5を備えている。さらに、本体1aには、警報器6を内蔵している。この警報器6は、従来のスピーカ102および増幅器108のほか、後述するマイク18、音声録音・再生回路19および音声合成メッセージROM20などから構成される。また、センサライト1には、人体検知センサ3以外のセンサ(以下、外部センサという)11から出力する検知信号の変化を、制御部としてのマイコン100に入力し、外部センサ入力回路12(図2参照)を本体1a内に備えており、マイコン100は入力された検知信号の変化があらかじめ設定された変化率を超えているときに異常と判断し、ハロゲンランプ2を点灯したり警報器6を作動して警報音を発生したりする。なお、マイコン100は、センサライト1に必要な機能を奏するように中央処理装置(CPU)に制御プログラムを読み込んだ機能実行装置として構成される。
【0025】
外部センサ11は、本体1a内のマイコン100に電線13により外部センサ入力回路12を介して接続され、検知信号の変化を出力する各種有線式外部センサ11Aと、本体1aに内蔵する受信機(図示せず)により外部センサ入力回路12を介して接続され、検知信号の変化を出力する各種無線式外部センサ11Bと、センサライト1の外部に取り付けられ、電線13および外付けの受信機14により外部センサ入力回路12を介して接続され、検知信号の変化を出力する各種無線式外部センサ11Cとの3種類のセンサを使用できる。したがって、実施に際してはこれらの外部センサ11A〜11Cのうちから選択して使用されるが、3種類の全てを同時に使用することもできる。また、各外部センサ11A〜11Cによる出力型式は、無電圧リレー接点等のメカニカルスイッチまたはオープンコレクター等の半導体スイッチにしている。なお、外部センサ11には、センサライト1側の人体検知センサ3(105)に比べてより検知精度の高いセンサを用いることができる。人体検知センサ3(105)は、赤外線方式の温度差で人体を検知するものが使用されているので、例えば雨の日には外面が雨で濡れた状態の自動車を検知しにくい。また、外部センサ11の型式はパッシブ型であってもアクティブ型あってもよい。さらに、外部センサ11には、扉の開閉スイッチや火災感知器(熱感知あるいは煙感知)あるいは緊急押しボタン(非常ベル)などを使用することができる。
【0026】
次に、上記の構成を備えた本例のセンサライトの電気的な回路構成を図2を参照して説明する。上記した従来例について図3に示した電気的回路構成については共通するので、共通の構成部材については、同一の符号を用いて図2に示し、説明を省略する。
【0027】
図2に示すように、制御部であるマイコン100に外部センサ入力回路12が接続されており、上記の外部センサ11(11A・11B・11C)から出力される検知信号の変化がマイコン100に入力される。この外部センサ入力回路12に関連して、外部センサ入力回路12を経由してマイコン100に入力される信号をON-OFFするための外部センサ入力ON-OFFスイッチ15がマイコン100に接続されている。また、この外部センサ入力ON-OFFスイッチ15による外部センサ入力操作とは別に、外部センサ11からの検知信号をマイコン100に入力可能な状態に時限的に制御するための、外部センサ入力のタイマー予約装置(タイマーカウンタ内蔵)16がマイコン100に接続されている。このタイマー予約装置16では、1日のうちの一定時間だけタイマー(図示せず)によって自動的にON状態あるいはOFF状態に制御できる。ただし、本例では外部センサ入力ON-OFFスイッチ15によるON-OFF制御を優先させているが、逆にすることもできる。さらに、複数の外部センサ11(11A・11B・11C)を使用する際に、外部センサ11(11A・11B・11C)ごとに対応して警報音の音色(ブザー音・チャイム音・メロディー音)を変更可能な警報音音色選択スイッチ17が、マイコン100に接続されている。
【0028】
さらに、本例のセンサライト1はマイク18を備えており、このマイク18から使用者の声でメッセージ(例えば、火事だ〜)を、音声録音・再生回路19を介してマイコン100内のRAM(図示せず)に記憶(録音)させて、警報音の代わりに使用できるようにしている。また、あらかじめメッセージを記憶させた音声合成メッセージROM20をマイコン100に接続し、同様に警報音の代わりに使用できるようにもしている。そして、外部センサ11(11A・11B・11C)ごとに音声合成メッセージROM20またはRAMのメッセージを選択し、警報音の代わりに使用するための、メッセージ録音選択スイッチ21がマイコン100に接続されている。そのほか、ハロゲンランプ101の連続点灯に代えてフラシングさせるとともに、フラシングの間隔を調整する装置22がマイコン100に接続されている。
【0029】
以上のようにして本実施形態に係るセンサライト1が構成されるが、このセンサライト1について使用態様を説明する。
【0030】
ここでは、車庫付きの一戸建ての家屋を例に挙げる。門から入ってすぐの庭先にセンサライト1が設置してあり、このセンサライト1は門の入口付近から門に隣接する車庫の周辺にわたって照明するように、ハロゲンランプ2の向きを調整しているものとする。センサライト1の設置場所の、車庫と反対側に玄関が位置するものとする。無線式の外部センサ11Aを車庫の入口に取り付け、外部センサ11Aから出力される検知信号を受信する受信機をセンサライト本体1aに内蔵し、自動車の出入りを検知できるようにする。また、玄関の扉に開閉スイッチ11Bを取り付け、電線13でセンサライト本体1aの外部センサ入力回路12に接続する。さらに、屋内の台所に煙感知器11Cを取り付け、この煙感知器11Cが煙を感知すると、警報音を発すると同時に、感知した旨の信号を発信する。この発信信号を受信する受信機14を、電線13で外部センサ入力回路12に接続する。
【0031】
この状態で、外部センサ入力ON-OFFスイッチ15により、外部センサ入力回路12を常時ONの状態にしておく。また、照度調整装置108により、夜間にだけハロゲンランプ101が点灯するように調整する。さらに、音声合成メッセージROM20には、火災発生などのメッセージは含まれていないので、マイク18により使用者が肉声で、例えば「火災発生」というメッセージをマイコン100内のRAMに記憶させる。そして、メッセージ録音選択スイッチ21により、煙感知器11Cからの検知信号を受信したときに、RAMの「火災発生」というメッセージがスピーカ102から流れるように設定する。
【0032】
このようにすることにより、従来の一般的なセンサライトと同様に、センサライト1に備えられた人体検知センサの検知可能なエリア内に使用者や不審者が侵入すると、ハロゲンランプ101が点灯(夜間のみ)したり、警報音が鳴ったりする。そのほか、車庫に自動車を入れようと、車庫の入口の外部センサ11Aが自動車の侵入を検知し、ハロゲンランプ101が点灯(夜間のみ)する。また、夜間に家人が玄関から外出する際に、扉を開放すると、開閉スイッチ11BがONになり、外部センサ入力回路12を介してマイコン100に出力されるので、ハロゲンランプ2が点灯し、玄関の前方や門の周辺を照明する。一方、煙感知器11Cが煙を感知すると、検知信号が外部センサ入力回路12を介してマイコン100に入力され、マイコン100では非常事態と判断するので、センサライト1のスピーカ102から「火災発生」というメッセージによる警報が行われる。
【0033】
上記に本発明のセンサライトについての一実施形態を示したが、下記のように実施することができる。
・センサライト1に内蔵の警報器と出力型式が共通する外部の警報器を、センサライト1から離れた場所、例えば屋内に設置することができる。
・外部センサ入力ON-OFFスイッチ15は、センサライト本体1aに設けて手動操作するほか、センサライト本体1aから分離したリモコン方式にして遠隔操作できるようにしても良い。
【図面の簡単な説明】
【0034】
【図1】本発明に係るセンサライトの主要構成を示す概念図である。
【図2】本発明に係るセンサライトの一実施形態の電気的回路構成を示すブロック概念図である。
【図3】従来の一般的なセンサライトの電気的回路構成を示すブロック概念図である。
【符号の説明】
【0035】
1 センサライト
1a本体
2(102)ハロゲンランプ
3(105)人体検知センサ
4(103)照度センサ
5 電源コード
6 警報器
11(11A〜11C)外部センサ
12 外部センサ入力回路
13 電線
14 受信機
15 外部センサ入力ON-OFFスイッチ
16 タイマー予約装置
17 警報音音色選択スイッチ17
18 マイク
19 音声録音・再生回路
20 音声合成メッセージROM
100マイコン

【特許請求の範囲】
【請求項1】
ハロゲンランプなどの照明具および警報音を発生する警報器と人体を検知するための人体検知センサとをそれぞれ備えるとともに、前記人体検知センサからの検知信号により作動し、前記照明具を点灯させたり、前記警報器により警報音を発生させたりする制御部を備えたセンサライトにおいて、
前記人体検知センサとは別のセンサである、外部センサによる入力回路を設け、この外部センサ入力回路は前記外部センサの出力の変化を前記制御部に入力し、前記制御部は入力された出力の変化があらかじめ設定された変化率を超えているときに異常と判断するとともに、少なくとも前記照明具を点灯させるかまたは前記警報器により警報音を発生させる構成からなることを特徴とするセンサライト。
【請求項2】
前記外部センサが人体検知センサであり、前記センサライトに備えられた人体検知センサによる検知範囲の外方で人体を検知可能に設置されることを特徴とする請求項1記載のセンサライト。
【請求項3】
前記外部センサがノーマルオープン型およびノーマルクローズ型のいずれの場合にも、同外部センサによる検知信号の出力に対応する制御部を備えたことを特徴とする請求項1記載のセンサライト。
【請求項4】
前記警報器と共通の出力型式からなる外部警報器を前記センサライトに接続し、屋内や隣家など他の場所に設置することを特徴とする請求項1記載のセンサライト。
【請求項5】
前記外部センサからの検知信号の入力および外部警報器への警報信号の出力について、それぞれのON-OFF制御を前記センサライト側で直接手動または遠隔操作で行えるようにしたことを特徴とする請求項1または4記載のセンサライト。
【請求項6】
前記外部センサと前記センサライトとの接続を無線方式とし、外部センサからの検知信号受信部をセンサライトに設けたことを特徴とする請求項1〜3のいずれか記載のセンサライト。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【公開番号】特開2009−76252(P2009−76252A)
【公開日】平成21年4月9日(2009.4.9)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−242387(P2007−242387)
【出願日】平成19年9月19日(2007.9.19)
【出願人】(000109668)DXアンテナ株式会社 (394)
【Fターム(参考)】