説明

ソフトウエア更新リクエストを処理するためのシステム、方法及びコンピュータ読取可能な記録媒体

【課題】ファイヤウォールの内側で動作する1つ以上の事務機器にリモートパッチを配備すること。
【解決手段】ファイヤウォールの内側で動作する1つ以上の事務機器のソフトウエアコンフィギュレーション及びステータス情報は、ソフトウエアパッチ管理アプリケーションにより遠隔的に制御される。ソフトウエアパッチ管理アプリケーションは、ネットワークに接続され、ファイヤウォールの他方側のネットワーク接続に対して、命令及びソフトウエアパッチを電子メールにより送信する。装置管理アプリケーションは、命令及び/又はソフトウエアパッチを受信し、その命令及び/又はソフトウエアパッチを1つ以上の事務機器に伝送し、事務機器を再起動せずに実行及び/又はインストールする。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、文書の複写、印刷、走査及びファクシミリ送信を行うことに関連する。特に、本発明は、複合機のような事務機器にリモートパッチを配備することに関連する。
【背景技術】
【0002】
このセクションで説明されるアプローチは追跡可能なアプローチであるが、考察又は追跡が過去になされているアプローチであるとは限らない。従って、特に断りのない限り、このセクションで説明されるどのアプローチも、本願の特許請求の範囲に対する従来技術でないかもしれないし、このセクションに含まれているという理由だけで従来技術と認めたわけでもない。
【0003】
業務用オフィス機器の利用が急増するにつれて、オフィスは益々自動化されるようになり、手動装置に依存しなくなりつつある。ここで使用されている「事務機器(business office appliance)」という用語は、電子文書又は紙文書を生成する如何なる装置をも広く言及するものであり、複写(コピー)、印刷(プリント)、走査(スキャン)及びファクシミリ送信のような機能の1つ以上を備えた装置である。事務機器の一例は、複合機(MFP: Multi-Function Peripheral)である。多くの業務が新たな市場を拡張する一方、益々分散化が進むにつれて、配備される事務機器数も同様に増加する。多くの事務機器は、ネットワーク装置として機能し、しばしばファイヤウォールの背後(ファイヤウォールの内側、内側とは、ファイヤウォールで保護される機器がある側を言う)で機能する。
【0004】
ファイヤウォールの背後で事務機器を使用することで、セキュリティの恩恵は顕著に得られるが、隠れた欠点が存在する。ソフトウエアパッチの導入、ソフトウエア更新、又は内的なサービス履歴エントリの抽出でさえ、事務機器のメンテナンスを行う技術者が訪れることを要する。彼らの訪問は、使用できない期間(downtime)のような、サービスの中断及び処理コストの増加の双方を招き、最終的にはそれらをユーザが負担することになってしまう。
【0005】
したがって、ファイヤウォールの内側で動作する1つ以上の事務機器にリモートパッチを配備する手法が望まれている。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
ファイヤウォールの内側で守られた1つ以上の事務機器にリモートパッチを配備すること。
【課題を解決するための手段】
【0007】
ファイヤウォールの内側で動作する1つ以上の事務機器のソフトウエアコンフィギュレーション及びステータス情報は、ネットワークを介して通信するソフトウエアパッチ管理アプリケーション及び装置管理アプリケーションによって遠隔的に制御される。ソフトウエアパッチ管理アプリケーションは、命令及びソフトウエアパッチをネットワークに送信する。これらの命令及びソフトウエアパッチは、ファイヤウォールの内側に位置するプロキシサーバによって抽出され、装置管理アプリケーションに転送される。装置管理アプリケーションは、命令及び/又はソフトウエアパッチを受信し、その命令及び/又はソフトウエアパッチを1つ以上の事務機器に対して、実行及び/又はインストールに備えて伝送する。事務機器の各々は、その実行及び/又はインストールを通常の動作処理とともに実行する。
【図面の簡単な説明】
【0008】
【図1】ネットワークに接続された複合機のブロック図。
【図2】ネットワークに接続されファイヤウォールを介して通信するソフトウエアパッチ管理システムのハードウエア及びソフトウエア構成要素を示すブロック図。
【図3】ソフトウエアパッチ管理アプリケーションを示すブロック図。
【図4】ログ情報及びソフトウエアパッチの修正及び検討を行う方法を示すフローチャート。
【図5】管理者ユーザインターフェースをウェブページ形式で示す図。
【図6】装置管理アプリケーションを示すブロック図。
【図7】ソフトウエアパッチのインストール前におけるMFPのユーザインターフェースを示す図。
【図8】ソフトウエアパッチのインストール後におけるMFPのユーザインターフェースを示す図。
【図9】本発明の実施例が使用されるコンピュータシステムを示すブロック図。
【発明を実施するための形態】
【0009】
添付図面において、同様な参照番号は同様な要素を指す。
【実施例1】
【0010】
A.概要
ファイヤウォールの内側で動作する1つ以上の事務機器のソフトウエアコンフィギュレーション及びステータス情報は、ネットワークを介して通信するソフトウエアパッチ管理アプリケーション及び装置管理アプリケーションによって遠隔的に制御される。ソフトウエアパッチ管理アプリケーションは、命令及びソフトウエアパッチをネットワークに送信する。これらの命令及びソフトウエアパッチは、ファイヤウォールの内側に位置するプロキシサーバによって抽出され、装置管理アプリケーションに転送される。装置管理アプリケーションは、命令及び/又はソフトウエアパッチを受信し、その命令及び/又はソフトウエアパッチを1つ以上の事務機器に対して、実行及び/又はインストールに備えて伝送する。事務機器の各々は、その実行及び/又はインストールを通常の動作処理とともに実行する。
【0011】
本発明の実施例は、ソフトウエアパッチ管理アプリケーションを有し、該ソフトウエアパッチ管理アプリケーションは、ソフトウエア更新リクエストを生成し、ソフトウエア更新リクエストが第1ネットワークを介して送信されてサーバに格納されることを引き起こし、プロキシサーバが、ファイヤウォールを介してサーバからソフトウエア更新リクエストを抽出できるようにし、ソフトウエア更新リクエストを必要に応じて装置コマンドコミュニケータにより変換し、第1ネットワークとは異なる第2ネットワークを介してソフトウエア更新リクエストを装置管理アプリケーションへ送信する。

B.パッチ管理システムのコンフィギュレーション
説明を目的とする以下の詳細な説明では、本発明の十分な理解を図るため、様々な具体的な詳細が述べられる。しかしながら、本発明はこれらの具体的詳細なしに実施されてもよいことは当業者に明白であろう。また、本発明を不必要に曖昧にするかもしれないことを避けるため、周知の構造及び装置はブロック図形式で示される。
【0012】
図1は、事務機器(例えば、MFP)110がネットワーク102に接続されたシステム100を示し、管理コンピュータ120及びユーザコンピュータ130がネットワークに接続されている。MFP110は、典型的には、複写、印刷、走査及びファクシミリ送信等の文書に対する処理機能を有する。MFP110に対するユーザアクセスは、MFPのユーザインターフェース112により行われる。一実施例の場合、MFP110に対するユーザアクセスは、ユーザコンピュータ130により行われる。ネットワーク102は、内部的なインターナルネットワークであり、ファイヤウォールによって外部ネットワークから分離されている。MFP110における内部データ(例えば、MFPソフトウエアや、ログファイル等)へのアクセスは、MFP110を介して行われ、選択的に管理コンピュータ120又はユーザコンピュータ130を介して行われる。しかしながら、そのようなアクセスはネットワーク102内に制限され、ファイヤウォールを超えることはできない。
【0013】
図2は、ネットワークに接続されファイヤウォールを介して通信するソフトウエアパッチ管理システムのハードウエア及びソフトウエア構成要素例を示すブロック図である。ソフトウエアパッチ管理アプリケーション200は、データベース管理システム(DBMS)210及びネットワーク220の双方に接続されている。ソフトウエアパッチ管理システム200は、ネットワークコンピュータ上で(図示せず)、例えばパーソナルコンピュータ上で動作する。DBMS210は、リレーショナルデータベースを用いて実現される。一実施例では、DBMS210はMySQL5.0を用いて実現される。ネットワーク220は有線又は無線の通常のネットワークであり、コネクションレスでもよいし、或いはコネクションベースのソケットを使用してもよい。一実施例では、ネトワーク220は、インターネットスタンダードプロトコルを使用するイーサーネット広域ネットワークである。
【0014】
ファイヤウォール230は、ネットワーク220及びプロキシサーバ240間で、制限されたデータ転送を可能にする。ファイヤウォール230は、ハードウエアにより、ソフトウエアにより、又はそれらの如何なる組み合わせによって実現されてもよい。ファイヤウォール230は、パケットフィルタリング機能を実行してもよいし、アプリケーションレイヤファイヤウォールとして機能してもよいし、プロキシサーバとして機能してもよい。しかしながら、ファイヤウォール230は、ネットワーク220における電子メールメッセージをプロキシサーバ240が抽出すること及び送出することを許可する。例えば、抽出は、ポストオフィスプロトコルバージョン3(POP3)、インターネットメッセージアクセスプロトコルバージョン4(IMAP4)、シンプルオブジェクトアクセスプロトコル(SOAP)、ハイパーテキストトランスファプロトコル(http)又はファイル転送プロトコル(ftp)等を用いて実現されてもよい。本発明の実施例は電子メールメッセージの観点から説明されているが、本発明はそのような状況に限定されず、インスタントメッセージを利用して送信されるメッセージのような如何なるタイプの電子メッセージにも適用可能である。
【0015】
プロキシサーバ240は、装置管理アプリケーション250に接続される。図6を参照しながら後述されるように、装置管理アプリケーション250は、コンバータインターフェース610及び装置コマンドコミュニケータ620を有する。装置管理アプリケーション250は、ソフトウエアパッチ管理アプリケーション200から発する電子メールメッセージを受信し、その電子メールメッセージは、ネットワーク220を伝搬し、プロキシサーバ240により抽出される。プロキシサーバ240を利用することで、ファイヤウォール230を介してパッチ管理システムが通信することを可能にする一方(そうでなければ、ブロックされてしまう)、事務環境で有用なファイヤウォール230の好ましい属性を維持する。プロキシサーバ240により抽出された電子メールメッセージは、装置管理アプリケーション250宛に送信される。
【0016】
装置管理アプリケーション250に接続されるものは、1つ以上の事務機器であり、図2は、MFP261、MFP262及びMFP263を示しているが、実際には事務機器は装置管理アプリケーション250にいくつでも接続されてよい。管理の観点から、MFP261、262及び263は、装置管理アプリケーション250により制御される事務機器の特定の「リモートシステム(remote system)」を有し、例えば、図2で説明されるリモートシステムは、特定の法人サイトに備わっていてもよい。図2に明示されてはいないが、ソフトウエアパッチ管理アプリケーション200及びネットワーク220は、複数のファイヤウォールを介して複数のプロキシサーバと通信するように構成され、1つのソフトウエアパッチ管理アプリケーション200が、任意数の個々のネットワークに接続された事務機器に事実上制限なしに幾つでもサービス提供できるようにする。
【0017】
図6は、装置管理アプリケーション250の構成要素を示す。コンバータインターフェース610は、必要に応じて、電子メールメッセージを装置コマンドに変換するように構築され、装置コマンドは、1つ以上のMFP261、262及び263に関し、装置コマンドコミュニケータ620により実行される。装置コマンドコミュニケータ620は、装置ステータス及びログファイルを1つ以上のMFP261、262及び263から受信し、装置ステータス及びログファイルを必要に応じて電子メールメッセージに変換するコンバータインターフェース610に転送し、その電子メールメッセージは、プロキシサーバ240を介してソフトウエアパッチ管理アプリケーション200に返送される。ソフトウエアパッチ管理アプリケーション200及びプロキシサーバ240の双方は、図3及び図4を参照しながらさらに後述される。

C.ソフトウエアパッチ管理アプリケーションのイニシャライズ
図3は、ソフトウエアパッチ管理アプリケーション200の一例を示し、管理者インターフェース310、アプリケーションサーバ320、データベースインターフェース330及びパッチコミュニケータ340が備わっている。実際の使用例の場合、ソフトウエアパッチ管理アプリケーション200が、管理者インターフェース310、アプリケーションサーバ320、データベースインターフェース330及びパッチコミュニケータ340に対応する個々のコンポーネントを有することは必須でない。図示の特定の例は、ソフトウエアパッチ管理アプリケーション200が実行してもよい幾つかの機能を例示しているに過ぎない。
【0018】
図2-3に示される要素に関し、初期化プロセスの一部として実行される機能が先ず説明され、初期化プロセスは、ソフトウエアパッチ管理アプリケーション200がファイヤウォール230の他方側のMFP261-263を把握するために使用される。これらの機能は図4のステップ440で表現されている。
【0019】
一実施例では、ソフトウエアパッチ管理アプリケーション200の総合調整機能(overall coordination)がアプリケーションサーバ320により提供される。一実施例では、アプリケーションサーバ320がJ2EEアプリケーションサーバである。一実施例では、管理者インターフェース310、データベース330及びパッチコミュニケータ340は、アプリケーションサーバ320に依存するアプリケーションを有する。
【0020】
管理者インターフェース310は、MFP261、262及び263の1つ以上のステータスを遠隔的に見るためのインターフェースを提供し、MFP261、262及び263の1つ以上に送信する適切なソフトウエアパッチを選択し、MFP261、262及び263の1つ以上からログファイルを抽出して検討する。
【0021】
一実施例では、管理者インターフェース310は、ウインドウズ動作環境で動作し且つジャバ(登録商標)サーバページ(JSP: JavaServer Page)を用いてジャバサーブレットとして書かれたインターネットエクスプローラウェブページとして提供される。管理者(アドミニストレータ)が管理者インターフェース310を初期起動する際、その管理者には1つ以上の入力画面が提示され、ユーザ名、パスワード、ホストIPアドレス及びDBMS210のポート等に関する情報を入力するよう求められる。
【0022】
一実施例の場合、管理者インターフェース310は、その後に、ユーザ名、ホストIPアドレス及びポートのような到来するメールサーバ情報を管理者が入力することを促す。同様に、管理者は、ホストIPアドレス及びポートのような送出するメールサーバ情報(の入力)を促す。この情報は、ソフトウエアパッチ管理アプリケーション200、DBMS210及びネットワーク220の間でコネクションを設定するのに使用される。
【0023】
一実施例の場合、管理者インターフェース310は、プロキシサーバ240各々に対する1つの電子メールアドレスを管理者が入力することを促し、そのプロキシサーバは、1つ以上のMFP群を管理する特定の装置管理アプリケーション250と、ソフトウエアパッチ管理アプリケーション200との双方に接続されている。上述したように、ソフトウエアパッチ管理アプリケーション200は、複数の管理アプリケーションに遠隔的に接続可能であり、その各々の管理アプリケーションは個々のネットワークで構築されている。
【0024】
特定の装置管理アプリケーションにより管理される1つ以上のMFPに関して管理者が入力した情報は、データベースインターフェース330を介してDBMS210のMFP用のエントリを初期化するのに使用される。データベースインターフェース330は、必要に応じて、管理者のデータ入力及びコマンドを、DBMS210が理解可能なフォーマットに変換し、同様に、DBMS210から受信したデータを、管理者が検討するために又はMFPにおける制御若しくはインストール用に必要に応じて変換する。
【0025】
図2は、ソフトウエアパッチ管理アプリケーション200が、DBMS210から分離し、かつ或るコネクション(例えば、イーサーネット、Wi-Fi及びブルートゥース等であるが、これらに限定されない。)を介してDBMS210に接続されるように描かれているが、DBMS210は、ソフトウエアパッチ管理アプリケーション200が存在するコンピュータ上にあってもよい。
【0026】
図2を参照するに、MFP261、MFP262及びMFP263について管理者がエントリを初期化した後、DBMS210は、MFP261、MFP262及びMFP263からの初期ステータス情報を使用して、「基準(baseline)」情報群を用意し、さらに良好なソフトウエアパッチ配信に備える。一実施例の場合、管理者は初期ステータス情報を入力する。
【0027】
一実施例では、MFP261、MFP262及びMPF263からのそのような初期ステータス情報は、DBMS210が初期化命令をデータベースインターフェース330に送信した場合に、DBMS210により自動的に取得される。そして、これらの命令はパッチコミュニケータ340により準備され、例えば、ネットワーク220からプロキシサーバ240への電子メールを介した送信に備える。初期化命令、MFPに対するアクセス又は制御を行うための他の命令は、図4を参照しながら後述される。
【0028】
一実施例では、パッチコミュニケータ340は、電子メールメッセージに添付されたファイルとして初期化命令をフォーマットし、その電子メールは、装置管理アプリケーション250宛であり、MFP261に対応するもののような1つ以上のMFP宛先識別子を含む。電子メール通信は、アプリケーションサーバ320により管理される。

D.ソフトウエアパッチ管理アプリケーションの動作
いったん初期化されると、管理者インターフェース310を介して管理者がソフトウエアパッチ管理アプリケーション200にアクセスした場合、ソフトウエアパッチ管理アプリケーション200の一般的な動作が始まる。図4は、動作の際、管理者に関して実行されるステップのフローチャートを示す。管理者インターフェースのサンプル例が図5に示され、図4の説明後に言及される。
【0029】
この例では、管理者は上述の適切な初期化を既に実行済みであることが予め仮定されており、これは図4のステップ440に対応する。管理者は、管理者インターフェース310を介して、検討する特定のリモートシステムを選択する。ソフトウエアパッチ管理アプリケーション200により管理されるリモートシステムの現在のステータス情報は、DBMS210を介してアクセス可能である、或いはステータスコマンドにより装置管理アプリケーション250に送信可能である。この情報は、ステップ410及び430で取得される。
【0030】
管理者が、ソフトウエアパッチ管理又はログファイルの検討を望む何らかのリモートシステムに落ち着くまで、ステップ410、420、430及び440の如何なる組み合わせが実行されてもよい。ステップ460において、リモートシステムが、修正又は検討する何らかの事務機器を一切含んでいなかった場合、本プロセスはステップ470で終了する。
【0031】
管理者が、利用可能な事務機器のリモートシステムをステップ460で選択していた場合、管理者には、利用可能な事務機器の詳細なリストが提示され、そのリストから、管理者は選択された事務機器の現在のステータスを眺める(ステップ480)。一実施例では、管理者インターフェース310は、選択された事務機器に関する総てのソフトウエアパッチのステータスを提示する。
【0032】
ステップ486において、管理者はコマンドを次のように構築してもよい:(1)DBMS210からソフトウエアパッチ管理アプリケーション200へソフトウエアパッチを導入する、(2)ソフトウエアパッチ管理アプリケーション200から、選択された事務機器へ、1つ以上のソフトウエアパッチを送信する、(3)選択された事務機器に有る1つ以上のソフトウエアパッチを起動する、(4)選択された事務機器で現在イネーブルになっている1つ以上のソフトウエアパッチをディセーブルにする、或いは(5)選択された事務機器に現在存在している1つ以上のソフトウエアパッチを削除する。
【0033】
代替的に(又は、ステップ486を実行することに加えて)、ステップ490において、管理者は、管理者インターフェース310を介して、選択した事務機器のログファイルを問い合わせてもよい。このコマンドが起動すると、事務機器がログファイルを送信することを指示するコマンドを含む電子メールメッセージが、プロキシサーバ240による処理に備えてアプリケーションサーバ320から発せられる。
【0034】
一実施例では、管理者は、選択された事務機器におけるソフトウエアパッチ群を、DBMS210により示される対応する群と同期させてもよい。
【0035】
管理者が、以下の(1)及び(2)の双方又は一方を実行した後、関連するデータがデータベースインターフェース330によりDBMS210から取り出され、そのデータはパッチコミュニケータ340により1つ以上の電子メールメッセージにエンコードされ、プロキシサーバ240による処理に備えてアプリケーションサーバ320により送信される:
(1)総てのソフトウエアパッチコマンドを構成し、ステップ486で「送信(submit)」コマンドを起動すること、及び
(2)検討する所望のログファイルを選択し、ステップ490における「送信(submit)」コマンドを起動すること。
【0036】
図5は、管理者にウェブページ形式で示される、管理者ユーザインターフェース例310の一部分を示す。選択領域510は、選択されるリモートシステムの一部分として選択される事務機器の情報を表示し、必要であれば、再選択を可能にする(図示の例では、ウェブページ500の中で、「AINVenusC2_2.4」という名称のMFP261は、「LocalSite」という名称の選択されたリモートシステムの一部分である。)。
【0037】
同期ボタン250を起動すると、データベース330又は選択された事務機器上にある利用可能なソフトウエアパッチ(ウェブページ500では「patches」又は「patch points」として言及されている)の間で、同期をとることになる。
【0038】
同期をとった後、ステータス領域530は、選択された事務機器AINVenusC2_2.4に適用可能なパッチポイント(patch points)に関するステータス情報を表示する。例えば、540のパッチ名は、「リサイズボタン(ResizeButton)」パッチ(ボタンの寸法変更のプログラム)に関連し、「未ダウンロード(NotDownload)」の現在ステータス550を有する。これは、リサイズボタンパッチが現在データベース330内にあり、AINVenusC2_2.4に未だダウンロードされていないことを示す。
【0039】
ステータス領域530における最初の6つの列は、ラジオボタン選択肢を表示し、管理者がパッチポイントのステータスを再構築できるようにする。ラジオボタン選択肢は、「コンテキストを意識したもの(context aware)」であり、ある所与のパッチについて、利用可能なラジオボタン選択肢は、そのパッチの現在のステータスに依存して異なってもよい。例えば、「イネーブルする総てのステップを実行(Do All Steps to Enable)」の動作に関連するボタン560が選択され、その後に送信ボタン580をアクティブにすると、(1)リサイズボタンパッチを装置管理アプリケーション250に送信することが引き起こされ、(2)リサイズボタンパッチを選択された事務機器に送信することが引き起こされ、(3)最終的に、選択された事務機器において、リサイズボタンパッチの実行が引き起こされる。しかしながら、この例の場合、管理者は、「ディセーブル+取り外し+装置から除去(イネーブルした場合)(Disable+Detach+RemoveFromDevice(if Enabled))」に対応するラジオボタン570を起動する選択肢を選んでいない。なぜなら、リサイズボタンパッチは、現在のところイネーブルされておらず、選択された事務機器に取り付けられていないからである。
【0040】
以下、ソフトウエアパッチの配備法が、実際の事務機器が動作している場所のファイヤウォールで行われる処理に関して詳細に説明される。

E.装置管理アプリケーションの動作
図6は、コンバータインターフェース610及び装置コマンドコミュニケータ340を有する装置管理アプリケーション250を示す。しかしながら、装置管理アプリケーション250が、図2に示されるようにプロキシサーバ240から分離した要素を有することは必須ではなく、図示の特定の例は、装置管理アプリケーション250が実行可能な様々な機能の一例を示しているに過ぎない。一実施例では、プロキシサーバ240はアパッチトムキャット(Apache Tomcat)を利用してもよい。
【0041】
プロキシサーバ240が取得した電子メールメッセージであって、ソフトウエアパッチを含む電子メールメッセージは、必要に応じて、コンバータインターフェース610により、各MFPにおけるインストールに適切なフォーマットに変換される。ソフトウエアパッチは、その後に、装置コマンドコミュニケータ620により事務機器各々に送られ、そして各事務機器でインストールされる。一実施例の場合、装置コマンドコミュニケータ620は、リモートデバッグソフトウエアを含む。リモートデバッグソフトウエアの一例は、ウインドリバーシステム社が製造しているフィールドディアグノスティクス(Field Diagnostics)であり、これは、MFP110のメモリの内選択された部分にアクセスすることを可能にする。 コンバータインターフェース610は、プロキシサーバ240が取得した電子メールメッセージ内にエンコードされている命令を取り出し、必要に応じてその命令を、宛先の事務機器が実行可能なフォーマットに変換する。一実施例の場合、そのような命令は宛先事務機器の動作方法を変更し、例えば、命令はMFPのユーザインターフェースを変更するかもしれない。装置コマンドコミュニケータ620は、事務機器の通常動作中に、これらの命令を転送し、事務機器を再起動することなく、そのような変更を有効にする。
【0042】
一実施例では、電子メールメッセージにエンコードされている命令は、ログファイルのようなステータスデータを、事務機器から取得することを要求する。装置コマンドコミュニケータ620がこれらの命令を事務機器に転送した後、装置コマンドコミュニケータ620は、事務機器がステータスデータを送信することを待機する。受信されたステータスデータは、コンバータインターフェース610により、必要に応じて、電子メールメッセージの添付書類(アタッチメント)として送信するのに相応しいフォーマットに変換され、電子メールメッセージとしてプロキシサーバ240に転送され、ネットワーク220を介してソフトウエアパッチ管理アプリケーション200に送信することに備える。

F.動作結果
図7、8には、動作結果例が示されている。図7は、ファイヤウォール背後のネットワークで動作するMFPに表示されるユーザインターフェース700を示し、これは、ソフトウエアパッチのインストール前におけるものである。クリアボタン(Clear)710は、ユーザインターフェース700の中ではデフォルトサイズで表現されている。図5を参照するに、管理者は図示されるようにウェブページ500を設定し、送信ボタン580を起動しようとしており、ユーザインターフェース700及びクリアボタン710を現在表示しているMFPでリサイズボタンパッチがイネーブルされようとしている。この例の場合、リサイズボタンパッチは、インストールされた場合、表示を拡大して利便性を増すようにクリアボタン710のサイズを拡大するソフトウエアに対応し、例えば、視覚障害者がMFPを使用することを支援する。
【0043】
管理者が送信ボタン580を押して間もなく、リサイズボタンパッチはMFPでイネーブルになり、その結果は図8に示されている。ユーザインターフェース800はユーザインターフェース700と同様であるが、クリアボタン810のサイズが顕著に大きくなっている。このようにして、ファイヤウォールの反対側から遠隔的に操作する管理者は、(1)MFPを再起動することなしに、かつ(2)MFPのそばで物理的にユーザが何らかの手作業を介在させることなしに、MFPを再構築できる。この例は、本発明を限定することを意図しているわけではなく、本方法で配布可能なソフトウエアパッチは様々に広く使用可能である。別の例の場合、ソフトウエアパッチは、ユーザインターフェースを再構築し、ユーザが実行する複写ジョブのタイプ及びサイズに基づいて複写コストを計算して表示するようにする。

G.コンピュータプラットフォーム
利用する情報を管理するために説明された本方法は、如何なるタイプのコンピュータプラットフォームでもアーキテクチャでも使用されてよい。一例として、図9は、本発明の実施例が使用されるコンピュータシステム例900を示すブロック図である。コンピュータシステム900は、情報を通信するためのバス902又は他の通信手段と、バス902に結合された情報を処理するプロセッサ904とを有する。コンピュータシステム900は、ランダムアクセスメモリ(RAM)又は他のダイナミックストレージデバイスのようなバス902に結合されたメインメモリ906を有し、メインメモリはプロセッサ904で実行される命令や情報を格納する。メインメモリ906は、プロセッサ904で実行される命令の実行中に、一時的な変数又は他の中間的な情報を格納するのに使用されてもよい。コンピュータシステム900は、バス902に結合されたリードオンリメモリ(ROM)又は他のスタティックストレージデバイスを更に含み、それらはプロセッサ904のための命令や静的な情報を格納する。磁気ディスク又は光ディスクのようなストレージデバイス910は、情報及び命令を格納するために用意され、バス902に結合される。
【0044】
コンピュータシステム900は、コンピュータユーザに情報を表示するために、陰極線管(CRT)のようなディスプレイ912にバス902を介して結合されてもよい。英数字その他のキーを含む入力装置914は、情報及び命令選択内容をプロセッサ904に通知するためにバス902に結合される。他の種類のユーザ入力装置は、カーソル制御装置916(例えば、マウス、トラックボール、又はカーソル方向キー)であり、指示情報及び命令選択をプロセッサ904に通知し且つディスプレイ912でのカーソルの動きを制御する。この入力装置は典型的には第1軸(例えば、x)及び第2軸(例えば、y)の2軸による2つの自由度を有し、装置が平面上の位置を指定できるようにする。
【0045】
本発明は、説明された技法を実現するコンピュータシステム900を利用することにも関連する。本発明の一実施例によれば、メインメモリ906に含まれる1以上の命令の1以上のシーケンスを実行するプロセッサ904に応じて、本技法はコンピュータシステム900により実行される。そのような命令は、ストレージデバイス910のような他のコンピュータ読取可能な媒体からメインメモリ906に読み込まれてもよい。メインメモリ906に含まれている命令シーケンスの実行は、本願で説明されるプロセスステップをプロセッサ904が実行することを引き起こす。代替実施例では、本発明を実施するために、ハードワイヤード回路が、代替的に使用されてもよいし或いはソフトウエア命令との組み合わせで使用されてもよい。すなわち本発明の実施例はハードウエア回路及びソフトウエアの特定の如何なる組み合わせにも限定されない。
【0046】
ここで使用されているように「コンピュータ読取可能な媒体」なる用語は、コンピュータに特定の方法の処理を引き起こすデータを提供することに関する如何なる媒体をも指すように使用される。コンピュータシステム900を使用する実現例の場合、様々なコンピュータ読取可能な媒体が含まれ、例えば、命令をプロセッサ904へ実行に備えて提供する際に使用される。そのような媒体は多くの形態をとってよく、限定ではないが、不揮発性媒体及び揮発性媒体を含む。不揮発性媒体の具体例は、例えば、ストレージデバイス910のような光ディスク又は磁気ディスクを含む。揮発性媒体は、メインメモリ906のようなダイナミックメモリを含む。コンピュータ読取可能な媒体の一般的な形態は、フロッピディスク、フレキシブルディスク、ハードディスク、磁気テープその他の如何なる磁気媒体、CD-ROM、その他の如何なる光媒体、RAM、PROM、EPROM、フラッシュEPROMその他のメモリチップ又はカートリッジ、コンピュータが読み取ることの可能な他の如何なる媒体をも含む。
【0047】
コンピュータ読取可能な様々な形態は、1以上の命令の1以上のシーケンスをプロセッサ904の実行に備えて搬送する際にも適用可能である。例えば命令は初期には遠く離れたリモートコンピュータの磁気ディスクで搬送されてもよい。リモートコンピュータは自身のダイナミックメモリに命令をロードし、モデムを用いて電話回線を介して命令を送信してもよい。コンピュータシステム900付近のモデムは電話回線でそのデータを受信し、赤外線送信機を用いてそのデータを赤外線信号に変換する。赤外線検出器は、赤外線信号で搬送されたデータを受信し、適切な回路がそのデータをバス902に置く。バス902はデータをメインメモリ906に運び、プロセッサ904はメインメモリから命令を抽出して実行する。メインメモリ906で受信された命令は、プロセッサ904で実行される前又は後にストレージデバイス910に選択的に格納されてもよい。
【0048】
コンピュータシステム900はバス902に結合された通信インターフェース918も含む。通信インターフェース918は、ローカルネットワーク922に接続されたネットワークリンク920に結合する双方向データ通信をもたらす。例えば、通信インターフェース918は、データ通信接続を、対応するタイプの電話回線に与える統合サービスディジタルネットワーク(ISDN)カード又はモデムでもよい。別の例では、通信インターフェース918は、データ通信接続をコンパチブルなLANに与えるローカルエリアネットワーク(LAN)カードでもよい。無線リンクが使用されてもよい。どの実現手段でも、通信インターフェース918は、電気的な、電磁的な又は光学的な信号を送信及び受信し、様々なタイプの情報を表現するディジタルデータストリームを運ぶ。
【0049】
ネットワークリンク920は典型的には1以上のネットワークを介して他のデータ装置とのデータ通信をもたらす。例えば、ネットワークリンク920はローカルネットワーク922を介してホストコンピュータ924とのコネクションを提供する、或いはインターネットサービスプロバイダ(ISP)926により運営されるデータ機器とのコネクションを提供する。そしてISP926はデータ通信サービスをワールドワイドパケットデータ通信ネットワーク(今日、インターネット928として一般に言及されている)を介して提供する。ローカルネットワーク922及びインターネット928の双方は、ディジタルデータストリームを搬送する、電気的な、電磁的な又は光学的な信号を使用する。
【0050】
コンピュータシステム900は、ネットワーク、ネットワークリンク920及び通信インターフェース918を介して、メッセージを送信し及びプログラムコードを含むデータを受信する。インターネットの例では、サーバ930はインターネット928、ISP926、ローカルネットワーク922及び通信インターフェース918を介して、アプリケーションプログラムに関する要求されたコードを送信してもよい。プロセッサ904は受信したコードを受信したときに実行してもよいし、後の実行に備えてストレージデバイス910又は他の不揮発性ストレージに格納してもよい。このようにコンピュータシステム900は搬送波の形式でアプリケーションコードを取得してもよい。
【0051】
以上、本願明細書により本発明の実施例が、実施例毎に異なり得る多くの具体的詳細とともに説明されてきた。本発明の独占排他権のインジケータであり、かつ出願人が意図する発明の範囲は、一群の請求項を含む特許請求の範囲であり、これは出願後の何らかの補正及び訂正を含む具体的な請求項の記載を含む。したがって、請求項の中で明示的には記載されていない要素、特性、特徴、作用又は属性は、如何なる方法によっても特許請求の範囲を限定するものではない。かくて本願明細書及び図面は、限定的な意味ではなく例示として解釈されるべきである。
【符号の説明】
【0052】
100 システム
102 ネットワーク
110 事務機器
112 ユーザインターフェース
120 管理コンピュータ
130 ユーザコンピュータ
200 ソフトウエアパッチ管理アプリケーション
210 データベース管理システム(DBMS)
220 ネットワーク
230 ファイヤウォール
240 プロキシサーバ
250 装置管理アプリケーション
261−263 MFP
310 管理者インターフェース
320 アプリケーションサーバ
330 データベースインターフェース
340 パッチコミュニケータ
610 コンバータインターフェース
620 装置コマンドコミュニケータ
900 コンピュータシステム
902 バス
904 プロセッサ
906 メインメモリ
908 リードオンリメモリ
910 ストレージデバイス
912 ディスプレイ
914 入力装置
916 カーソル制御部
918 通信インターフェース
920 ネットワークリンク
922 ローカルネットワーク
924 ホスト
926 インターネットサービスプロバイダ
928 インターネット
930 サーバ

【特許請求の範囲】
【請求項1】
事務機器においてソフトウエア更新リクエストを処理するシステムであって、
ソフトウエア更新リクエストを生成するソフトウエアパッチ管理アプリケーションと、
装置管理アプリケーションと
を有し、前記ソフトウエアパッチ管理アプリケーションは、前記ソフトウエア更新リクエストが第1ネットワーク上で伝送されサーバに格納されることを引き起こし、ファイヤウォールを介して前記サーバからプロキシサーバが前記ソフトウエア更新リクエストを抽出できるようにし、かつ前記第1ネットワークとは異なる第2ネットワークを介して前記ソフトウエア更新リクエストを送信できるようにし、
前記装置管理アプリケーションは、前記ソフトウエア更新リクエストを受信し、該ソフトウエア更新リクエストを前記事務機器上で処理することを引き起こす、システム。
【請求項2】
前記ソフトウエア更新リクエストが、ソフトウエアパッチのインストールを含む、請求項1記載のシステム。
【請求項3】
前記ソフトウエア更新リクエストが、電子メールメッセージにより伝送される、請求項1記載のシステム。
【請求項4】
前記ソフトウエア更新リクエストが、ファイル転送プロトコルを用いて伝送される、請求項1記載のシステム。
【請求項5】
前記ソフトウエア更新リクエストが、ハイパーテキストトランスファプロトコルを用いて伝送される、請求項1記載のシステム。
【請求項6】
ソフトウエア更新リクエストを前記事務機器上で処理することと、1つ以上のプロセッサが前記事務機器上で動作することが同時に行われる、請求項1記載のシステム。
【請求項7】
事務機器においてソフトウエア更新リクエストを処理するためにコンピュータで使用される方法であって、
ソフトウエア更新リクエストを生成し、前記ソフトウエア更新リクエストが第1ネットワーク上で伝送されサーバに格納されることを引き起こし、ファイヤウォールを介して前記サーバからプロキシサーバが前記ソフトウエア更新リクエストを抽出できるようにし、かつ前記第1ネットワークとは異なる第2ネットワークを介して前記ソフトウエア更新リクエストを送信できるようにするステップと、
前記ソフトウエア更新リクエストを受信し、該ソフトウエア更新リクエストを前記事務機器上で処理することを引き起こすステップと
を有する方法。
【請求項8】
事務機器においてソフトウエア更新リクエストを処理するための命令を格納するコンピュータ読取可能な記憶媒体であって、前記命令は1つ以上のプロセッサに或る方法を実行させ、該方法は、
ソフトウエア更新リクエストを生成し、前記ソフトウエア更新リクエストが第1ネットワーク上で伝送されサーバに格納されることを引き起こし、ファイヤウォールを介して前記サーバから前記ソフトウエア更新リクエストを抽出できるようにし、かつ前記第1ネットワークとは異なる第2ネットワークを介して前記ソフトウエア更新リクエストを送信できるようにするステップと、
前記ソフトウエア更新リクエストを受信し、該ソフトウエア更新リクエストを前記事務機器上で処理することを引き起こすステップと
を有する、コンピュータ読取可能な記憶媒体。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図6】
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【図9】
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【図5】
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【図7】
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【図8】
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【公開番号】特開2010−102704(P2010−102704A)
【公開日】平成22年5月6日(2010.5.6)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−232471(P2009−232471)
【出願日】平成21年10月6日(2009.10.6)
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
1.ウィンドウズ
【出願人】(000006747)株式会社リコー (37,907)
【Fターム(参考)】