説明

タンクの製造方法と、この方法を使用して得られたタンク

本発明は貯蔵器を製造するための方法であり、特に冷却貯蔵器であり、同心円をなすエンベロープ(1、3)を有し、例えば内壁(1)と外壁(3)であり、それぞれ、それらの間に壁間空間を規定し、上記壁間空間は、減少した操作上の圧力に対して露出可能であり、内部のエンベロープ(1)は、内壁の正の過程に対して露出可能である。本発明の方法は、少なくとも1つの第1の安全応力を満たすための内部のエンベロープ(1)の少なくとも1つの最小寸法特性を計算するための第1のステップと、少なくとも1つの第2の安全応力を満たすための外部のエンベロープ(3)の少なくとも1つの最小寸法特性を計算するための第2のステップと、計算された第1と第2のステップのそれぞれの寸法特性に対応する第1と第2のエンベロープ(1、3)を製造するためのステップを有し、本発明は、第2の安全応力が、少なくとも1つの基準または設計規定に従う内部のエンベロープに沿った過程圧力のための、外部のエンベロープ(3)の圧力抵抗と破壊抵抗であることを特徴とする。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、タンク、特に冷却タンクの製造方法と、この方法を使用して得られたタンクに関連している。
【背景技術】
【0002】
本発明は、タンク、特に冷却タンクの製造方法に特に関連しており、このタンクは同心円をなす2つの壁、すなわち内壁と外壁を有し、2つの壁の間に低圧力の作動圧力を受けるように設計された壁間空間を作る。内壁は、正の内部供給圧力(positive internal service pressure)を受けるように設計されている。この方法は以下を含む。
【0003】
少なくとも第1の安全制約に見合うための内壁の最小寸法特性(minimum dimension characteristic)を少なくとも1つ計算する、第1の設計ステップ。
【0004】
少なくとも第2の安全制約に見合うための外壁の最小寸法特性(minimum dimension characteristic)を少なくとも1つ計算する、第2の設計ステップ。
【0005】
第1と第2の設計ステップそれぞれにおいて計算される最小寸法に見合う、内壁と外壁を製造するステップ。
【0006】
一般的に、冷却タンクは、壁間空間によってそれぞれ隔てられた、同心円をなす2つの金属の壁を持つ。真空のもとにある壁間空間は、低温流体を含んでいる内部のタンクを、内部のタンクより熱い外部の温度からタンク内へ入る熱から絶縁するために設計されている。壁間空間内の作動圧力は、一般的におよそ10−5mバールである。
【0007】
積層断熱と呼ばれる絶縁体は、特に伝熱を放射することに関して、能率的にこの絶縁体を利用できるように、一般的にこの壁間空間に設置されている。
【0008】
液体水素を搭載した自動車用のタンクに搭載された液体水素は相対的に小さいサイズであり、外径は、自動車の組み立て(automobile integration)に互換性がなければならない(例えば、450と800mmの間)。
【0009】
一般的に、冷却タンクの内壁の供給圧力は、10バールは超えない。内壁は、通常(内壁の厚さを)、大きい安全係数(large safety factors)をもつ効力のある建築法(例えば、PEDまたはASME)にもとづいて設計されている。このことは、例えば、内壁は、破裂前の供給圧力のおよそ4倍の内圧に耐えることができるにちがいないということである。
【0010】
通常、外壁は、(外壁の厚さを)、内側の真空(実質上、ゼロの内圧)に耐えることができるように設計されている。このことは、外壁は、ゆがみのタイプ(buckling type)の力に耐えることができるように設計されているということである。
【0011】
壁は、一般的に、金属製であり、骨組みのローリング(rolling)と先端の深絞り(deep-drawing)の公知の原理を用いて製造されている。もちろん、そのような金属製の壁は、その他の、同様の公知の方法、たとえばハイドロフォーミング法で製造されている。
【0012】
しかしながら、このタイプのタンクは、高質量であり、特に、大量生産される自動車にとって重要である。
【発明の開示】
【発明の概要】
【0013】
本発明の1つの目的は、上記で述べた従来技術の欠点のすべてもしくはそのいくつかを緩和するタンクを製造するために方法を提供するためである。
【0014】
この目的のために、本発明に従った方法は、上記前文で挙げた一般的な定義にさらに見合うものであり、本質的に、第2の安全制約は、耐圧能力と、内壁の所望の供給圧力に対する外壁の破裂強度であり、第1の安全制約が、内壁の破裂強度である、ことを特徴とし、前記第1の安全制約が、第2の安全制約以下である。
【0015】
その他の特徴は、
前記第2の安全制約が、第1の強度係数とともに、例えば、少なくとも1つの建築法または建築基準に従って決定された1の強度係数最大の内部供給圧力に耐えるための前記外壁の性能である。
【0016】
前記第1の安全制約が、少なくとも1つの建築法または建築基準に従って規定された最大の内部供給圧力に耐える前記内壁の能力であり、前記第2の強度係数は第1の強度係数以下である。
【0017】
前記第2の強度係数が、前記内壁の供給圧力のおよそ2倍の値の、最大の内部供給圧力での破裂の状態に対応する。
【0018】
前記第1の安全制約が、前記外壁の第2の安全制約以下である、規定の最大の内部供給圧力に耐えるための前記内壁の能力である。
【0019】
前記第1の設計ステップの間に計算された前記内壁の最小寸法特性が、前記内壁の厚さである。
【0020】
前記第2の設計ステップの間に計算された前記外壁の最小寸法特性が、前記外壁の厚さである。
【0021】
建築法または建築基準は、ヨーロッパのPED指針と/またはASME建築法またはCODAP建築法またはその他いずれか同等の建築法または建築基準を含む。
【0022】
本発明のその他の目的は、タンク、特に冷却タンクを提供することである。
【0023】
1つの特徴によると(According to one feature)、タンク、特に冷却タンクは、同心円をなす2つの壁を有し、2つの壁の間には、低圧力の作動圧力を受けるように設計された壁間空間が形成され、これは、前記の特徴のいずれか1つに従った方法を用いて得られる。
【0024】
さらに、本発明は、以下の特徴の1つ以上を含む。
【0025】
前記外壁が、第1の作動条件に従って、内部の破裂圧力に耐える能力に見合うように設計された厚さを有し、前記内壁が、第2の作動状態に従って、内部の破裂圧力に耐える能力に見合うように設計された厚さを持ち、前記第2の作動条件は、圧力と/または安全の点において、第1の作動条件以下である。
【0026】
前記内壁及び/または内壁が、ステンレス鋼及び/またはアルミニウムからなる。
【0027】
その他の特徴と利点は、与えられた図を参照に、以下の詳細を読むことにより明らかにされる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0028】
図1に示されている冷却タンク20は、第1の流動体または混合流体9、例えば、液体水素とガス状水素の混合物、を含む内壁1を有する。
【0029】
タンク20は、第2の外壁3を有する。外壁3は、内壁1の周囲に同心円をなして置かれている。2つの壁1、3は、間に壁間空間2を作り、この壁間空間2の中は、低圧(例えば、およそ10−5mバールの圧力)の作動圧力が働いている。
【0030】
通常、壁間空間2は、内側のタンク1に対する支持体を形成する手段5を含む。壁間空間2は、伝導性または非伝導性の、マルチレイヤ(multilayer)を含んでいる。例えば、絶縁手段4は、アルミめっきをしたポリエチレン・テレフタル酸エステルと、紙やすり(glass paper)の化合物からなるマルチレイヤを有する。
【0031】
通常、タンク20は、内壁1内部に現れる充填チューブ7と、ガス抜き取りチューブ6と、水平なプローブ(a level probe)19と、ガスが導管6を経由して流れ出る時に内部の圧力が維持されるように、タンク内にある液体水素を温めるためのチューブ8とを有する。
【0032】
タンク20は、公知の方法で設置され、真空ポンプバルブ10を有し、外のタンク3をどんな過度の圧力(例えば、大気中に排出するためのバルブ)からも保護するための、第1のデバイス11に接続されている。真空ポンプバルブ10は、外のタンク3をどんな過度の圧力(例えば、大気中に排出するための破裂板またはバルブ)からも保護するための、第2のデバイス12にも接続されている。保護デバイス11、12は両方とも、出口となる導管を経由する通気孔14に接続されている。
【0033】
驚いたことに、また好都合なことに、出願者は、少なくともあるケースにおいては、圧力容器コード(pressure vessel codes)から取り入れられた通常のデザインを用いると、供給圧力(service pressure)(例えば、10バール)に対する耐性のある計算された壁の厚さは、ゼロの内圧と所定の外部の圧力(例えば、1バールの外部の圧力)によってゆがむことに対する単純耐性のある同様のタンクに対して計算された厚さよりも小さい、ということに気づいた。
【0034】
詳細は、表1と表2で説明されている。
【0035】
表1は、真空に耐える状態に見合う、外壁3の、計算された厚さEext(in mm)の数値を示している。厚さは、いくつかの形状、すなわち、内容量VINTが50リットル、100リットル、150リットル、200リットルに対してそれぞれと、外径Dext、450、500、550、600、650mmとに対してそれぞれ計算された。
【表1】

【0036】
これは、100リットルの容量を持ち、外径550mmの壁にとって、真空に耐える状態に見合う最小の厚さは1.51mmということを示している。
【0037】
下の表2は、圧力に耐える(破裂する)状態に見合う、同様の外壁3の、計算された厚さEext(in mm)の数値を、CODAP建築法に従って示している。計算は10バールの供給圧力で行われた。
【表2】

【0038】
このように、あるケースにおいて、供給圧力(例えば10バール)に対する耐性に関する壁の計算された厚さは、ゆがむことに対する単純耐性に関して同様のタンクに対して計算された厚さよりも小さいということがわかる。外壁の臨界基準(真空または圧力)は、それぞれのケースに対して、下の表2aに与えられている。
【表2a】

この表では、“真空”と示されているすべてのボックスにおいて、真空設計(vacuum design)(ゆがみに対する耐性)は、圧力設計(pressure design)より大きな厚みを持たせる。それゆえ、これらのケースにおいて、外壁は、1バールの外圧に耐えなければならないが、さらに外壁は、(調整により)10バールの内圧にも耐えることが可能である。その結果、これらの壁に関しては、厚さを追加する必要がないので、これらの壁は、10バールの例における想定された設計圧力(design pressure)に対する圧力容器建築法(pressure vessel construction code)にも従うこととなる。
【0039】
この情報を根幹として、本発明は、二重壁のタンクを管理する安全状態が、再定義されるということを提案する。この提案は、外壁もまた、特にゆがみに耐えるために設計される代わりに、内側のタンク(破裂に対する耐性)の最大の供給圧力に耐えるための調整により設計される、という提案によってなされる。
【0040】
このことは、“圧力容器”を定義していると見なされているのは内壁1ではなく、外壁3ということを意味している。しかし、それゆえ、内壁1は、耐性の観点から、調節により、“単純な付属品”と見なされる。よって、内壁1の耐性の特質は、本発明に従って計算されることが可能であり、圧力容器コードによって規定されたルールではなく、安全係数をより低く、少なく制限する別のルールに従うので、それによって最終的なタンク20の安全を減らすことがない。
【0041】
これらの特質を適用することによって、本発明は内部のタンクの厚さを節減し、よって、二重壁のタンクの重量を節減する、ということを達成できるのである。
【0042】
上記で説明された方法で節減された重量の例は、次の表3ないし9によって要約されている。これらの表3ないし9は、次に挙げる例に対して通用する。CODAP厚さ設計コードに従ったAISI 316L(14404)ステンレス製の壁は、1立方メートル当たりのスチールの密度をメートルトンで表しているd=7・8である。
【表3】

【0043】
このように、外径Dext600mmで内容量VINT200リットルの、上記で定義したステンレス製の外壁に対して、真空に耐える安全な状態に見合う、計算された壁の重量は、33.91kgである。
【表4】

【0044】
このように、外径Dext600mmで内容量VINT200リットルの、上記で定義したステンレス製の外壁に対して、圧力に耐える状態(10バールの作動圧力)に見合う、計算された壁の重量は、31.44kgである。
【表4a】

表4aは、表3と4における圧力の最大値を示している。すなわち、設計コードに従った真空と圧力の両方に耐えるタンクの重量を示している。このように、100リットルの容量で500mmの外径のタンクは、17.51kgの重量である(このケースにおいて、“真空”応力(”vacuum” stress)は、表2aで示されるように、限界応力(critical stress)である)。
【表5】

【0045】
このように、外径Dext600mmで内容量VINT200リットルの、上記で定義したステンレス製の内壁に対して、圧力に耐える状態(10バールの作動圧力)に見合う、計算された壁1の重量は、28.80kgである。
【0046】
外壁は、外壁が圧力(特に破裂圧力)に耐える安全な状態にある特質を持っているので、内壁1の耐性の特質は、本発明に従うと、より低く、少なく抑制される安全係数で計算されることが可能になる(下の表6の例を参照のこと)。
【表6】

【0047】
表6において、内壁の重量は、下降した破裂係数(表面圧力のわずか2倍等しい)に対して、圧力に耐える状態に設計された。比較として、表5で使用されている“ノーマル”の破裂係数は、供給圧力のおよそ4倍である(Pdesign=この例では10バール)。
【0048】
このことは、上記で定義した外径Dext600mmで内容量VINT200リットルの、ステンレス製の内壁1に対して、下降した破裂係数の圧力に耐える状態(10バールの作動圧力)に設計された壁1の重量は、17.78kgであるということを意味している。
【0049】
それゆえ、従来技術に従った“最終的な”タンクの重量は(2つの壁のみを考慮すると)、真空に耐えるための外壁3の設計重量と、圧力に耐える内壁1の設計重量の合計となる(合計の重量は、表3と5、表7に与えられている)。
【表7】

【0050】
このように、外径Dext600mmで内容量VINT200リットルの、従来技術によるタンクに対して、合計の重量(内壁+外壁)は、33.91+28.80=62.71kgである。
【0051】
対照的に、本発明に従った製造方法によって得られた“合計の”重量は、それぞれのケースにおいて、圧力(10バールの作動圧力)に耐えるためと真空に耐えるための外壁3の設計重量と、減少または下降した耐性係数の圧力(Pdesign=10バール)に耐える内壁1の設計重量との合計である(表4aと6、表8に与えられた重量の合計を参照のこと)。
【表8】

【0052】
このように、外径Dext600mmで内容量VINT200リットルの本発明に従ったタンクに対して、合計の重量(内壁+外壁)は、33.91+17.78=51.69kgである。
【0053】
それゆえ、本発明に従ったタンクは、(例えば、表7と8に表される重量と単純に比較すると)、前記タンクの安全係数を減らすことなく、従来技術よりもおよそ17.5%以上の重量節減となる。
【0054】
下の表9は、本発明に従ったそれぞれの形状に通用する重量節減のパーセンテージである。
【表9】

【0055】
このことは、本発明に従った製造方法により、ほとんどすべての形状において重量節減が可能となるということを示している。本発明に従った方法がタンクの重量の増加をもたらすケース(Dext=550、600または650リットルでVINT=50リットル、またはDext=650でVINT=100リットル)においては、従来技術に従った方法が好ましい。本発明に従った方法は、本発明に従って得られたタンクの設計重量と、従来技術に従って得られたタンクの設計重量を比較するステップも含み、さらに、本発明に従って得られたタンクの設計重量が、従来技術に従って得られたタンクの重量と同じまたは少ない場合にのみ、本発明に従ったタンクを製造するステップも含む。
【0056】
本発明は、2つの壁を持つどんなタイプのタンクにも、タンクの形状にかかわりなく適応し、外部の長さLext、外径Dext、外部の厚さEext、内部の直径DINT、内部の厚さEint、内部の容量VINT(図2を参照のこと)を有する。
【0057】
本発明は、内壁と/またはステンレス製と/またはアルミニウムまたはその他のどんな材料からなる内壁をタンク内に持つタンクに適応する。
【図面の簡単な説明】
【0058】
【図1】本発明にもとづいたタンクの、1つの典型的な実施形態の図式的な部分図を示している。
【図2】タンクの主な特質を図解している図1のタンクの、簡易化した部分図を示している。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
タンク、特に冷却タンクを製造する方法であって、前記タンクが、同心円をなす2つの壁(1、3)、すなわち内壁(1)と外壁(3)を有し、2つの壁の間には、低圧力の作動圧力を受けるように設計された壁間空間(2)が規定され、前記内壁(1)が、正の内部供給圧力(positive internal service pressure)を受けるように設計されており、
少なくとも第1の安全制約に見合うための前記内壁(1)の最小寸法特性(minimum dimension characteristic)を少なくとも1つ計算する、第1の設計ステップと、
少なくとも第2の安全制約に見合うための前記外壁(3)の最小寸法特性(minimum dimension characteristic)を少なくとも1つ計算する、第2の設計ステップと、
第1と第2の設計ステップそれぞれにおいて計算された最小寸法に見合う、前記内壁(1)と前記外壁(3)を製造するステップと、
を含み、
前記第2の安全制約が、耐圧能力と、前記内壁(1)の所望の供給圧力に対する前記外壁(1)の破裂強度であり、前記第1の安全制約が、内壁の破裂強度である、ことを特徴とし、前記第1の安全制約が、第2の安全制約以下である方法。
【請求項2】
前記第2の安全制約が、例えば、少なくとも1つの建築法または建築基準に従って規定された第1の強度係数とともに決定された最大の内部供給圧力に耐えるための前記外壁(3)の性能である、請求項1に記載の製造方法。
【請求項3】
前記第1の安全制約が、例えば、前記第2の制約と同様の建築法または建築基準に従って規定された前記第1の強度係数以下の第2の強度係数とともに決定された最大の内部供給圧力に耐える前記内壁(1)の能力である、請求項2に記載の製造方法。
【請求項4】
前記第2の強度係数が、前記内壁の供給圧力のおよそ2倍の値の、最大の内部供給圧力での破裂の状態に対応する、請求項3に記載の製造方法。
【請求項5】
前記第1の安全制約が、前記外壁(3)の第2の安全制約以下である、規定の最大の内部供給圧力に耐えるための前記内壁(1)の能力である、請求項1ないし4のいずれか1つに記載の製造方法。
【請求項6】
前記第1の設計ステップの間に計算された前記内壁(1)の最小寸法特性が、前記内壁(1)の厚さである、請求項1ないし5のいずれか1つに記載の製造方法。
【請求項7】
前記第2の設計ステップの間に計算された前記外壁(3)の最小寸法特性が、前記外壁(3)の厚さである、請求項1ないし6のいずれか1つに記載の製造方法。
【請求項8】
前記外壁が複合材料で作られており、選択的に、金属と/またはプラスティック・ライナーを含む、請求項1ないし7のいずれか1つに記載の製造方法。
【請求項9】
前記内壁が金属製である、ことを特徴とする、前記の請求項のいずれか1つに記載の製造方法。
【請求項10】
同心円をなす2つの壁(1、3)を有し、2つの壁の間には、低圧力の作動圧力を受けるように設計された壁間空間(2)が形成され、これは、前記の請求項のいずれか1つに記載の製造方法を用いて得られる、ことを特徴とする、タンク、特に冷却タンク。
【請求項11】
前記外壁(3)が、第1の作動条件に従って、内部の破裂圧力に耐える能力に見合うように設計された厚さを有し、前記内壁(1)が、第2の作動状態に従って、内部の破裂圧力に耐える能力に見合うように設計された厚さを持ち、前記第2の作動条件は、圧力と/または安全の点において、第1の作動条件以下である、ことを特徴とするタンク。
【請求項12】
前記内壁(1)及び/または内壁(3)が、ステンレス鋼及び/またはアルミニウム及び/または複合材料を含む、ことを特徴とする、請求項9または10に記載のタンク。

【図1】
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【図2】
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【公表番号】特表2009−516129(P2009−516129A)
【公表日】平成21年4月16日(2009.4.16)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−539475(P2008−539475)
【出願日】平成18年10月24日(2006.10.24)
【国際出願番号】PCT/FR2006/051094
【国際公開番号】WO2007/057589
【国際公開日】平成19年5月24日(2007.5.24)
【出願人】(591036572)レール・リキード−ソシエテ・アノニム・プール・レテュード・エ・レクスプロワタシオン・デ・プロセデ・ジョルジュ・クロード (438)
【Fターム(参考)】