説明

テープ貼付補助装置

【課題】ワークへの粘着テープの貼り忘れを防止することができると共に、粘着テープの貼付作業の作業性を向上させることができるテープ貼付補助装置を提供すること。
【解決手段】テープ貼付補助装置は、ワーククランプ、テープ材マガジン、テープ材フィーダ、重力バランサ及び制御手段等を有している。制御手段は、ワーク検出スイッチからのスイッチ入力を受けたときには、突出ステップとして、テープ材フィーダを移動させることにより、テープ材をテープ材マガジンから突出させ、ロックステップとして、ワーククランプを移動させることにより、載置台からのワークの取出を不能にする。その後、制御手段は、アンロックステップとして、テープ材取出検出スイッチからのスイッチ入力を受けて、ワーククランプを移動させることにより、載置台からのワークの取出を可能にする。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、離型紙に貼着された粘着テープを自動車部品等のワークに貼り付ける作業を補助するテープ貼付補助装置に関する。
【背景技術】
【0002】
例えば、自動車等のフレームを構成するワークとしてのフレーム部品等は、フレーム部材同士を溶接等を行って製造している。そして、このフレーム部品の一部には、このフレーム部品と接触する相手側の部品を保護するために、保護テープが貼着されることがある。この保護テープとしては、種々のものがあるが、例えば、離型紙とこの離型紙に貼着された合成樹脂製の粘着テープ(シール)とからなるテープ材が用いられることがある。また、このテープ材は、保管箱に複数枚積み上げて保管している。
そして、作業者は、上記フレーム部材同士の溶接等の作業を行ってフレーム部品を形成した後には、上記保管箱からテープ材を1枚取り出す。そして、作業者は、このテープ材における粘着テープを、離型紙から剥がした後、上記ワークとしてのフレーム部品の一部に貼り付けている。
【0003】
しかしながら、上記のように粘着テープの貼付作業を作業者の手作業によって行う場合には、作業者の注意力が維持されているときは良いが、例えば、疲労等により注意力が散漫になると、作業者は、粘着テープの貼付作業を忘れてしまうおそれがある。このときには、ワークとしてのフレーム部品に不良品が生じることになり、ワークの生産性を低下させてしまうことになる。
また、作業者は、上記保管箱から1枚ずつテープ材を取り出す必要がある。しかしながら、複数枚に積み上げられたテープ材の中から1枚だけテープ材を取り出すことは容易ではない。
【0004】
なお、特許文献1には、ワークを挟んで摺動自在に案内する案内手段と、粘着性テープをワークに押圧するための弾性ローラとを備えた粘着性テープ貼付け治具が開示されている。しかしながら、この治具は、ワークに対して粘着性テープを安定して正確かつ高速に貼り付けることを目的としており、粘着性テープの貼り忘れの防止を目的としているものではない。また、この治具は、作業者に粘着性テープを供給することは行っていない。
そのため、粘着テープの貼り忘れを防止することができ、作業者の作業性を向上させることができる装置の開発が望まれていた。
【0005】
【特許文献1】特開2001−171570号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本発明は、かかる従来の問題点に鑑みてなされたもので、ワークへの粘着テープ(シール)の貼り忘れを防止することができると共に、粘着テープの貼付作業の作業性を向上させることができるテープ貼付補助装置を提供しようとするものである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明は、ワークを載置するための載置台と、
該載置台に配設され、該載置台における上記ワークの有無を検出するワーク検出スイッチと、
上記載置台への上記ワークの載置及び上記載置台からの上記ワークの取出を可能にするアンロック位置と、上記載置台からの上記ワークの取出を不能にするロック位置とに移動可能なワーククランプと、
離型紙と該離型紙に貼着された粘着テープとからなるテープ材を、複数枚積み上げた状態で保管するためのテープ材マガジンと、
該テープ材マガジン内に保管された上記複数枚のテープ材の上に載置されて待機する待機位置と、上記テープ材マガジン内における上記テープ材を当該テープ材マガジンから突出させる突出位置とに移動可能なテープ材フィーダと、
該テープ材フィーダを重力方向にスライド可能に支持するスライド支持台と、
上記テープ材フィーダの重力を軽減させるための重力バランサと、
上記テープ材マガジンに配設され、該テープ材マガジンから突出された上記テープ材が取り出されたことを検出可能なテープ材取出検出スイッチと、
上記ワーク検出スイッチ又は上記テープ材取出検出スイッチからのスイッチ入力を受け、上記ワーククランプ又は上記テープ材フィーダを動作させる制御手段とを有しており、
上記テープ材フィーダは、その重力が上記重力バランサによって軽減されていることにより、上記テープ材マガジン内に保管された上記複数枚のテープ材のうち、最も上に位置する最上テープ材のみを上記テープ材マガジンから突出させるよう構成してあり、
上記制御手段は、上記ワーク検出スイッチからのスイッチ入力を受けて、上記テープ材フィーダを上記待機位置から上記突出位置に移動させることにより、上記最上テープ材を上記テープ材マガジンから突出させる突出ステップと、
上記ワーク検出スイッチからのスイッチ入力を受けて、上記ワーククランプを上記アンロック位置から上記ロック位置まで移動させることにより、上記載置台からの上記ワークの取出を不能にするロックステップと、
上記テープ材取出検出スイッチからのスイッチ入力を受けて、上記ワーククランプを上記ロック位置から上記アンロック位置まで移動させることにより、上記載置台からの上記ワークの取出を可能にするアンロックステップとを行うよう構成してあることを特徴とするテープ貼付補助装置にある(請求項1)。
【0008】
本発明のテープ貼付補助装置においては、粘着テープを備えたテープ材を作業者へ1枚ずつ供給するための工夫と、ワークへの粘着テープ(シール)の貼り忘れを防止するための工夫とを行っている。
具体的には、テープ貼付補助装置は、上記テープ材マガジンに複数枚のテープ部材を保管しておくことができ、上記テープ材フィーダによって、テープ材マガジンに保管するテープ材を1枚ずつ作業者へ供給することができる。また、テープ材フィーダは、上記スライド支持台によって重力方向にスライド可能であると共に、上記重力バランサによってその重力が軽減されている。そのため、テープ材フィーダは、テープ材マガジンからテープ材が取り出されたときには、逐次スライド下降して、繰り返しテープ材を作業者に供給することができる。
【0009】
また、テープ貼付補助装置は、上記載置台及びワーククランプを有しており、作業者がテープ材を取り出すまでは、載置台に載置したワークを取り出すことができないようになっている。そして、テープ貼付補助装置は、上記ワーク検出スイッチ、テープ材取出検出スイッチ及び制御手段を有しており、これらを用いて、作業者へのテープ材の供給動作と、載置台に載置したワークの取出規制動作とを関連させて行うことにより、ワークへの粘着テープの貼り忘れを防止することができる。
【0010】
次に、上記制御手段によって行うテープ貼付補助装置の各動作につき説明する。
上記制御手段は、以下の突出ステップ、ロックステップ及びアンロックステップを行うよう構成されている。
具体的には、まず、載置台にワークが載置されるまでは、ワーククランプは、載置台へのワークの載置を可能にするアンロック位置にあり、テープ材フィーダは、テープ材マガジン内に保管された複数枚のテープ材の上に載置されて待機する待機位置にある。
【0011】
そして、上記ワークへの粘着テープの貼付作業を行うときには、作業者は、まず、ワークを上記載置台に載置する。次いで、作業者は、載置台に載置したワークに対して、粘着テープの貼付作業を行う以外に、溶接、組付、切断等の加工又は検査等の各種作業を行うことができる。
【0012】
一方、載置台にワークが載置されると、ワーク検出スイッチがワーク有を検出する。そして、制御手段は、突出ステップとして、ワーク検出スイッチからのワーク有のスイッチ入力を受け、テープ材フィーダを待機位置から突出位置に移動させる。
このとき、テープ材フィーダが、テープ材マガジン内の複数枚のテープ材のうち最も上に位置する最上テープ材に加える重力は、上記重力バランサによって軽減されている。そして、最上テープ材には、重力が軽減されたテープ材フィーダによる適度な押さえ付け力が作用している。そのため、テープ材フィーダが突出位置に移動するときには、テープ材マガジン内の複数枚のテープ材のうち、最上テープ材のみをテープ材マガジンから突出させることができる。
【0013】
また、ワーク検出スイッチがワーク有を検出したときには、制御手段は、ロックステップとして、ワーク検出スイッチからのワーク有のスイッチ入力を受け、ワーククランプをアンロック位置からロック位置まで移動させる。これにより、載置台に載置されたワークは、ワーククランプがワークの取出規制を行うことによって、載置台から取り出すことができなくなる。
なお、突出ステップとロックステップとは、いずれもワーク検出スイッチからのスイッチ入力を受けて実行するため、同じタイミングで実行することができる。
【0014】
そして、作業者は、上記加工又は検査等の各種作業を行う際又はその前後には、最上テープ材(テープ材)をテープ材マガジンから取り出し、この最上テープ材の粘着テープを、離型紙から剥がして載置台に載置されたワークに貼り付けることができる。
また、作業者がテープ材マガジンから最上テープ材を取り出すときには、テープ材マガジンに配設されたテープ材取出検出スイッチは、作業者による最上テープ材の取出作業を受けて、最上テープ材の取出を検出することができる。
【0015】
そして、制御手段は、アンロックステップとして、テープ材取出検出スイッチからのスイッチ入力を受け、ワーククランプをロック位置からアンロック位置まで移動させる。これにより、載置台に載置されたワークは、ワーククランプがアンロック位置に退避することによって、載置台から取り出すことができる。
なお、テープ材フィーダは、例えば、作業者が載置台からワークを取り出すことにより、ワーク検出スイッチがワーク無を検出したときに、突出位置から待機位置に移動させることができる。
【0016】
このように、制御手段が上記各ステップを行うことにより、作業者は、テープ材マガジンからテープ材(最上テープ材)を取り出さない限り、ワークを載置台から取り出すことができなくなる。そして、作業者は、ワークを載置台から取り出すときには、必ずテープ材マガジンからテープ材を取り出すことになる。そのため、作業者が、ワークに対して、テープ材における粘着テープを貼り忘れてしまうことを防止することができる。
【0017】
また、上記のごとく、テープ材フィーダの重力を重力バランサによって軽減させることにより、テープ材マガジン内のテープ材に加わる押さえ付け力を適切に調整することができる。これにより、テープ材を1枚ずつ安定して作業者に供給することができる。
また、テープ材フィーダによって、テープ材マガジンから1枚ずつテープ材を突出させることにより、作業者は、テープ材を簡単に取り出すことができる。そのため、ワークに対する粘着テープの貼付作業の作業性を向上させることができる。
【0018】
それ故、本発明のテープ貼付補助装置によれば、ワークへの粘着テープの貼り忘れを防止することができると共に、粘着テープの貼付作業の作業性を向上させることができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0019】
上述した本発明におけるテープ貼付補助装置の好ましい実施の形態につき説明する。
本発明において、上記制御手段は、上記アンロックステップを行った後には、上記ワーク検出スイッチからのスイッチ入力を受けて、上記テープ材フィーダを上記突出位置から上記待機位置に移動させる戻りステップを行うことができる。
【0020】
また、上記制御手段は、上記ワーククランプを上記アンロック位置に移動させる原位置と、上記ワーククランプを上記ロック位置に移動させる操作位置とに切替制御可能であるクランプ用制御バルブと、上記テープ材フィーダを上記待機位置に移動させる原位置と、上記テープ材フィーダを上記突出位置に移動させる操作位置とに切替制御可能であるシリンダ用制御バルブとを有していることが好ましい(請求項2)。
この場合には、クランプ用制御バルブ及びシリンダ用制御バルブにより、上記突出ステップ、ロックステップ及びアンロックステップの各ステップを容易に行うことができる。
【0021】
また、上記ワーク検出スイッチは、上記載置台に載置した上記ワークと接触する接触レバー部と、該接触レバー部の操作を受けて上記載置台における上記ワークの有無を検出するワーク検出メカニカルスイッチとを有しており、上記テープ材取出検出スイッチは、上記テープ材マガジンに配設した操作レバー部と、該操作レバー部の操作を受けて上記テープ材マガジンから突出された上記テープ材が取り出されたことを検出するテープ材取出検出メカニカルスイッチとを有しており、上記ワーククランプは、ロータリロッド部を回転させるロータリシリンダと、該ロータリシリンダの上記ロータリロッド部に取り付けたクランプ部とを有しており、上記テープ材フィーダは、上記スライド支持台に対して重力方向にスライド可能に配設したスライドベースと、該スライドベースに固定したテープ材突出シリンダと、該テープ材突出シリンダにおけるシリンダロッド部に取り付けられ、上記テープ材マガジン内に保管された上記最上テープ材と当接するテープ材当接部とを有していることが好ましい(請求項3)。
この場合には、簡単な構成のワーク検出スイッチ、テープ材取出検出スイッチ、ワーククランプ及びテープ材フィーダにより、テープ貼付補助装置を構成することができる。
【0022】
また、上記クランプ用制御バルブ、上記シリンダ用制御バルブ、上記ワーク検出メカニカルスイッチ、上記テープ材取出検出メカニカルスイッチ、上記ロータリシリンダ、上記テープ材突出シリンダは、いずれも空気圧によって動作する空気圧機器であることが好ましい(請求項4)。
この場合には、上記各空気圧機器を用いて、上記突出ステップ、ロックステップ及びアンロックステップの各ステップを行うエアシーケンス回路を形成することができる。そのため、テープ貼付補助装置に用いる動力源は、空気圧のみとすることができ、テープ貼付補助装置のイニシャルコスト及びランニングコストを低減させることができる。
【0023】
また、上記スライド支持台は、該スライド支持台を振動させる振動手段を有しており、上記制御手段は、上記突出ステップにおいて、上記ワーク検出スイッチからのスイッチ入力を受けたときには、上記振動手段を動作させるよう構成してあることが好ましい(請求項5)。
この場合には、突出ステップにおいて、テープ材フィーダによりテープ材マガジンからテープ材(最上テープ材)を突出させるときに、このテープ材に適度な振動を加えることができる。そのため、テープ材フィーダによって、安定して1枚ずつテープ材を突出させることができる。
【0024】
また、上記振動手段は、空気圧によって振動するエアバイブレータであり、上記制御手段は、上記エアバイブレータへ空気圧を供給する供給位置と、上記エアバイブレータから空気圧を排気する排気位置とに切替制御可能であるバイブレータ用制御バルブと、該バイブレータ用制御バルブが上記供給位置に移動した後、所定時間経過したときに上記バイブレータ用制御バルブを上記排気位置に移動させるタイマー用制御バルブとを有しており、上記バイブレータ用制御バルブ及び上記タイマー用制御バルブは、いずれも空気圧によって動作する空気圧機器であることが好ましい(請求項6)。
【0025】
この場合には、バイブレータ用制御バルブ及びタイマー用制御バルブを用いることにより、所定の時間だけエアバイブレータに空気を供給することができる。そのため、エアバイブレータによって振動させることが必要な時間帯(テープ材フィーダが待機位置から突出位置に移動する時間帯)にのみ、このエアバイブレータに空気を供給することができ、空気を無駄に消費してしまうことを防止することができる。
また、この場合には、エアバイブレータ、バイブレータ用制御バルブ及びタイマー用制御バルブを用いて、エアシーケンス回路を形成することができる。
【0026】
また、上記粘着テープは、上記離型紙の外形よりも小さい外形を有しており、上記テープ材マガジンは、一方の側壁に、上記離型紙の横幅よりも小さく上記粘着テープの横幅よりも大きいテープ材取出開口部を形成してなり、上記突出ステップにおいて、上記制御手段が上記テープ材フィーダを上記待機位置から上記突出位置に移動させたときには、上記テープ材マガジン内における上記最上テープ材の上記離型紙が上記テープ材取出開口部の左右両脇における側縁部に干渉し、当該最上テープ材を湾曲させた状態で上記テープ材マガジンから突出させるよう構成してあることが好ましい(請求項7)。
この場合には、作業者は、湾曲した状態の最上テープ材を、テープ材マガジンから取り出すことができる。そのため、この取出作業を容易にすることができ、粘着テープの貼付作業の作業性を一層向上させることができる。
【0027】
また、上記重力バランサは、上記スライド支持台に配設した滑車と、該滑車の外周面に係合させたワイヤと、該ワイヤの一端に取り付けたバランサ用錘とを有しており、上記テープ材フィーダは、上記ワイヤの他端に取り付けてあることにより、その重力が軽減されていることが好ましい(請求項8)。
この場合には、重力バランサの構造を簡単にすることができる。そして、バランサ用錘の重量(質量)を適切に調整することにより、テープ材フィーダが、その重力によりテープ材マガジン内におけるテープ材に加える押さえ付け力を適切に調整することができる。
【実施例】
【0028】
以下に、本発明のテープ貼付補助装置にかかる実施例につき、図面と共に説明する。
本例のテープ貼付補助装置1は、図1〜図9に示すごとく、自動車部品等のワーク8に粘着テープ811を貼り付ける際に、作業者の作業性を向上させ、作業者による粘着テープ811の貼り忘れを防止することができるものである。
すなわち、本例のテープ貼付補助装置1は、以下の載置台11、ワーククランプ2、テープ材マガジン3、テープ材フィーダ4、スライド支持台51、重力バランサ52、ワーク検出スイッチ61、テープ材取出検出スイッチ62及び制御手段7を有して構成されている。
【0029】
図1に示すごとく、上記載置台11は、自動車部品等のワーク8を載置するための台である。また、上記ワーククランプ2は、載置台11におけるワーク8の取出規制を行うものであり、載置台11へのワーク8の載置及び載置台11からのワーク8の取出を可能にするアンロック位置201と、載置台11からのワーク8の取出を不能にするロック位置202とに移動可能である。また、図2〜図4に示すごとく、上記テープ材マガジン3は、離型紙812とこの離型紙812に貼着された粘着テープ811とからなるテープ材81を、複数枚積み上げた状態で保管するものである。
【0030】
図2、図4に示すごとく、上記テープ材フィーダ4は、テープ材マガジン3から作業者に1枚ずつテープ材81を供給するものである。そして、このテープ材フィーダ4は、テープ材マガジン3内に保管された複数枚のテープ材81の上に載置されて待機する待機位置401と、テープ材マガジン3内におけるテープ材81を当該テープ材マガジン3から突出させる突出位置402とに移動可能である。
【0031】
また、テープ材フィーダ4は、その重力が重力バランサ52によって軽減されていることにより、テープ材マガジン3内に保管された複数枚のテープ材81のうち、最も上に位置する最上テープ材81Aのみをテープ材マガジン3から突出させるよう構成されている。上記スライド支持台51は、テープ材フィーダ4を重力方向にスライド可能に支持するものであり、上記重力バランサ52は、テープ材フィーダ4の重力を軽減させるものである。
【0032】
図1に示すごとく、上記ワーク検出スイッチ61は、載置台11に配設されており、この載置台11におけるワーク8の有無を検出するものである。図2に示すごとく、上記テープ材取出検出スイッチ62は、テープ材マガジン3に配設されており、このテープ材マガジン3から突出されたテープ材81が取り出されたことを検出することができるものである。
図5〜図9に示すごとく、上記制御手段7は、テープ貼付補助装置1における各動作の制御を行うものであり、ワーク検出スイッチ61又はテープ材取出検出スイッチ62からのスイッチ入力を受け、ワーククランプ2又はテープ材フィーダ4を動作させるものである。
【0033】
そして、テープ貼付補助装置1は、制御手段7が以下の各ステップを行うことにより動作する。
すなわち、図5に示すごとく、制御手段7は、テープ貼付補助装置1を動作させるに当たり、突出ステップとして、ワーク検出スイッチ61からのワーク有のスイッチ入力を受けて、テープ材フィーダ4を待機位置401から突出位置402に移動させることにより、最上テープ材81Aをテープ材マガジン3から突出させるよう構成されている。
また、制御手段7は、ロックステップとして、ワーク検出スイッチ61からのワーク有のスイッチ入力を受けたときには、ワーククランプ2をアンロック位置201からロック位置202まで移動させることにより、載置台11からのワーク8の取出を不能にするよう構成されている。
【0034】
また、図5に示すごとく、制御手段7は、アンロックステップとして、テープ材取出検出スイッチ62からのスイッチ入力を受けて、ワーククランプ2をロック位置202からアンロック位置201まで移動させることにより、載置台11からのワーク8の取出を可能にするよう構成されている。
さらに、制御手段7は、戻りステップとして、ワーク検出スイッチ61からのワーク無のスイッチ入力を受けて、テープ材フィーダ4を突出位置402から待機位置401に移動させるよう構成されている。
【0035】
以下に、本例のテープ貼付補助装置1につき、図1〜図9と共に詳説する。
図1〜図4に示すごとく、本例のテープ貼付補助装置1においては、粘着テープ811を備えたテープ材81を作業者へ1枚ずつ供給するための工夫と、ワーク8への粘着テープ811の貼り忘れを防止するための工夫とを行っている。
また、図6〜図9に示すごとく、本例のテープ貼付補助装置1を構成する各構成機器としては、いずれも空気圧機器を用いており、本例の制御手段7は、空気圧で動作するエア制御バルブを用いて形成したエアシーケンス回路10によって構成されている。
【0036】
なお、図1は、載置台11、ワーククランプ2及びワーク検出スイッチ61等を示す図であり、図2は、テープ材マガジン3、テープ材フィーダ4、スライド支持台51、重力バランサ52等を示す図である。また、図3は、テープ材取出検出スイッチ62等を示す図であり、図4は、テープ材フィーダ4がテープ材81を突出させた状態を示す図である。
【0037】
図1に示すごとく、本例のワーク8は、自動車のフレームを形成するためのフレーム部品であり、メインフレーム85に対して補助部品86のアーク溶接を行って作製するものである。また、ワーク8の一部(本例では補助部品86)には、テープ材81における粘着テープ811を貼り付けるためのテープ貼付位置801が設定されている。
また、本例の載置台11は、ワーク8を載置して保持するための保持部111を複数形成することにより構成されている。
【0038】
図4に示すごとく、本例の粘着テープ811は、ワーク8と接触する相手側の部品を保護するための保護テープである。また、粘着テープ811は、合成樹脂製の基材層と、この基材層の裏面に形成した粘着層とからなり、基材層の表面には多数の微細な凹凸を形成してなる。また、本例の粘着テープ811は、離型紙812の外形よりも小さい外形を有している。
【0039】
また、図2〜図4に示すごとく、本例のテープ材マガジン3は、一方の側壁に、離型紙812の横幅よりも小さく粘着テープ811の横幅よりも大きいテープ材取出開口部31を形成してなる。そして、一方の側壁において、テープ材取出開口部31の左右両脇には、側縁部32が形成されている。
なお、図2、図4において、テープ材フィーダ4によるテープ材81の突出方向をLで示しており、離型紙812又は粘着テープ811の横幅とは、突出方向Lに直交する方向の幅のことをいう。
また、テープ材マガジン3は、テープ貼付補助装置1に対して着脱可能であり、テープ貼付補助装置1の外部において、複数枚のテープ材81をテープ材マガジン3内にセットするよう構成されている。
【0040】
図4に示すごとく、テープ材フィーダ4が待機位置401から突出位置402に移動したときには、テープ材マガジン3内における最上テープ材81A(テープ材マガジン3内に保管された複数枚のテープ材81のうち、最も上に位置するテープ材81のこと。以下同じ。)の離型紙812がテープ材取出開口部31の左右両脇における側縁部32に干渉する。そして、最上テープ材81Aは、湾曲した状態でテープ材マガジン3から突出する。そのため、作業者は、湾曲した状態の最上テープ材81Aを、テープ材マガジン3から取り出すことができ、その取出が容易である。
【0041】
図1に示すごとく、本例のワーク検出スイッチ61は、載置台11に載置したワーク8と接触する接触レバー部611と、この接触レバー部611の操作を受けて載置台11におけるワーク8の有無を検出するワーク検出メカニカルスイッチ612とによって構成されている。
また、図3に示すごとく、本例のテープ材取出検出スイッチ62は、テープ材マガジン3に配設した操作レバー部621と、この操作レバー部621の操作を受けて、テープ材マガジン3から突出されたテープ材81が取り出されたことを検出するテープ材取出検出メカニカルスイッチ622とによって構成されている。本例の操作レバー部621は、テープ材マガジン3のテープ材取出開口部31における上下方向(鉛直方向)の全長に渡って対向配置されている。
【0042】
また、図6に示すごとく、上記各メカニカルスイッチ612、622は、空気圧によって動作するものであり、空気が流入する入力ポートPと、空気が流出する出力ポートAと、空気を排気する排気ポートRとを備えている。また、各メカニカルスイッチ612、622は、入力ポートPを遮断すると共に出力ポートAと排気ポートRとを連通させる排気位置G1と、入力ポートPと出力ポートAとを連通させる供給位置G2とに移動可能である。
【0043】
そして、ワーク検出メカニカルスイッチ612は、接触レバー部611が操作されていないときには、図6に示すごとく、バネSによる付勢力を受けて排気位置G1にあり、図7に示すごとく、接触レバー部611の操作を受けて、排気位置G1から供給位置G2に移動するよう構成されている。
また、テープ材取出検出メカニカルスイッチ622は、操作レバー部621が操作されていないときには、図6に示すごとく、バネSによる付勢力を受けて排気位置G1にあり、図9に示すごとく、操作レバー部621の操作を受けて、排気位置G1から供給位置G2に移動するよう構成されている。
【0044】
図1に示すごとく、本例のワーククランプ2は、ロータリロッド部211を回転させるロータリシリンダ21と、このロータリシリンダ21のロータリロッド部211に取り付けたクランプ部212とによって構成されている。
ロータリシリンダ21は、空気圧によって動作するものであり、戻位置H1と、この戻位置H1に対して、ロータリロッド部211を所定量回転させた出位置H2とに移動可能である。
【0045】
また、クランプ部212は、ワーク8を載置した載置台11の上方に位置したとき、載置台11との間にワーク8を挟み込むことにより、載置台11からワーク8を取出不能にするものである。
そして、ワーククランプ2は、図6に示すごとく、アンロック位置201においては、ロータリシリンダ21が戻位置H1にあって、クランプ部212が載置台11の上方を開放し、図7に示すごとく、ロック位置202においては、ロータリシリンダ21が出位置H2にあり、クランプ部212が載置台11の上方に対向配置されるよう構成されている。
【0046】
図2、図4に示すごとく、本例のテープ材フィーダ4は、スライド支持台51に対して重力方向にスライド可能に配設したスライドベース41と、このスライドベース41に固定したテープ材突出シリンダ42と、このテープ材突出シリンダ42におけるシリンダロッド部421に取り付けたテープ材当接部422とによって構成されている。また、テープ材当接部422は、テープ材マガジン3内に保管された複数枚のテープ材81のうち最も上に位置する最上テープ材81Aと当接している。
【0047】
テープ材突出シリンダ42は、空気圧によって動作するものであり、戻位置H1と、この戻位置H1に対して、シリンダロッド部421をスライドさせた出位置H2とに移動可能である。
また、図示は省略するが、テープ材当接部422は、その下面に多数の微細な突起を形成してなる。この微細な突起は、メカニカルファスナーを利用して形成することができる。すなわち、微細な突起は、メカニカルファスナーの第1シートにおける多数のループ又は第2シートにおける多数のフックによって構成することができ、第1シート又は第2シートのいずれかをテープ材当接部422の下面に取り付けることによって形成することができる。
【0048】
そして、図6、図7に示すごとく、テープ材フィーダ4は、テープ材突出シリンダ42を戻位置H1から出位置H2に移動させたときに、待機位置401から突出位置402に移動する。また、テープ材フィーダ4が待機位置401から突出位置402に移動するときには、テープ材当接部422における多数の微細な突起が、最上テープ材81A(テープ材81)の粘着テープ811における微細な凹凸に係合することによって、この最上テープ材81Aをテープ材マガジン3から容易に突出させることができる。
【0049】
また、テープ材フィーダ4は、テープ材突出シリンダ42を出位置H2から戻位置H1に移動させたときに、テープ材当接部422は、その多数の微細な突起が、作業者によって取り出された最上テープ材81Aの下に位置する次の最上テープ材81A(テープ材81)の粘着テープ811における微細な凹凸の上を滑って移動することができる。
【0050】
図2、図3に示すごとく、本例のスライド支持台51は、上記スライドベース41を重力方向にスライド可能にするスライドシャフト511を立設してなる。
また、本例の重力バランサ52は、スライド支持台51に配設した滑車521と、この滑車521の外周面に係合させたワイヤ522と、このワイヤ522の一端に取り付けたバランサ用錘523とによって構成されている。また、テープ材フィーダ4は、ワイヤ522の他端に取り付けてある。
【0051】
そして、重力バランサ52は、そのバランサ用錘523が、滑車521及びワイヤ522を介して、テープ材フィーダ4を持ち上げることによって、このテープ材フィーダ4の重力を軽減させるよう構成されている。
また、テープ材突出シリンダ42におけるエア配管15としては、このテープ材突出シリンダ42に不必要な荷重が作用しないように、スパイラルチューブを用いている。
【0052】
また、図6に示すごとく、本例のテープ貼付補助装置1は、テープ材フィーダ4によりテープ材マガジン3から最上テープ材81Aを突出させるときに、スライド支持台51を振動させるための振動手段44を有している。本例の振動手段44は、空気圧によって振動するエアバイブレータ44である。図示は省略するが、このエアバイブレータ44は、スライド指示台51に近接して配設されている。
【0053】
また、同図に示すごとく、本例のテープ貼付補助装置1は、テープ材フィーダ4の動作に連動して、テープ材マガジン3から作業者にテープ材81を1枚ずつ供給したことをカウントするカウンター43を有している。このカウンター43は、空気圧によって動作するものであり、出位置H2と戻位置H1との間に繰り返し移動することにより、カウントを行うよう構成されている。
【0054】
また、図6に示すごとく、本例のテープ貼付補助装置1は、ワーククランプ2がロック位置202からアンロック位置201に移動する毎に(ロータリシリンダ21が出位置H2から戻位置H1に移動する毎に)、音を発する警報笛22を有している。この警報笛22は、ロータリシリンダ21から排気される空気を利用して音を発するよう構成されている。
【0055】
図6、図7に示すごとく、本例の制御手段7は、以下のクランプ用制御バルブ71、シリンダ用制御バルブ72、バイブレータ用制御バルブ73及びタイマー用制御バルブ74によって構成されている。
なお、図7〜図9は、説明をわかりやすくするために、各制御バルブ71〜74、各メカニカルスイッチ612、622、各シリンダ21、42、43等が空気圧により動作した状態を示す。
【0056】
クランプ用制御バルブ71は、ワーククランプ2をアンロック位置201に移動させる原位置G1と、ワーククランプ2をロック位置202に移動させる操作位置G2とに切替制御可能である。また、シリンダ用制御バルブ72は、テープ材フィーダ4を待機位置401に移動させる原位置G1と、テープ材フィーダ4を突出位置402に移動させる操作位置G2とに切替制御可能である。また、バイブレータ用制御バルブ73は、エアバイブレータ44へ空気圧を供給する供給位置G2と、エアバイブレータ44から空気圧を排気する排気位置G1とに切替制御可能である。また、タイマー用制御バルブ74は、バイブレータ用制御バルブ73が供給位置G2に移動した後、所定時間経過したときにバイブレータ用制御バルブ73を排気位置G1に移動させるよう構成されている。
【0057】
本例のクランプ用制御バルブ71、シリンダ用制御バルブ72、バイブレータ用制御バルブ73及びタイマー用制御バルブ74は、空気圧によって切替制御可能なものであり、本例のテープ貼付補助装置1を構成する各機器は、いずれも動力源を空気圧とする空気圧機器によって構成されている。
そして、本例のテープ貼付補助装置1は、クランプ用制御バルブ71、シリンダ用制御バルブ72、バイブレータ用制御バルブ73及びタイマー用制御バルブ74を用いて、上記突出ステップ、ロックステップ、アンロックステップ及び戻りステップの各ステップを行うエアシーケンス回路10を形成している。
【0058】
また、図6、図7に示すごとく、クランプ用制御バルブ71は、空気が流入する入力ポートPと、空気が流出する2つの出力ポートAと、空気を排気する2つの排気ポートRとを備えている。そして、クランプ制御バルブは、原位置G1においては、入力ポートPと第2出力ポートA2とを連通させると共に第1出力ポートA1と一方の排気ポートRとを連通させ、操作位置G2においては、入力ポートPと第1出力ポートA1とを連通させると共に第2出力ポートA2と他方の排気ポートRとを連通させるよう構成されている。
【0059】
また、クランプ用制御バルブ71は、ダブルタイプのバルブであり、このクランプ用制御バルブ71を操作位置G2に移動させるための第1制御ポートC1と、当該クランプ用制御バルブ71を原位置G1に移動させるための第2制御ポートC2とを有している。そして、クランプ用制御バルブ71は、図7に示すごとく、第1制御ポートC1に空気が供給されたときに操作位置G2に移動し、図6に示すごとく、第2制御ポートC2に空気が供給されたときに原位置G1に移動するよう構成されている。
【0060】
また、図6、図7に示すごとく、シリンダ用制御バルブ72は、シングルタイプのバルブであり、このシリンダ用制御バルブ72を原位置G1に維持するための付勢バネSと、当該シリンダ用制御バルブ72を操作位置G2に移動させるための制御ポートCとを有している。そして、シリンダ用制御バルブ72は、付勢バネSによって原位置G1に維持されており、制御ポートCに空気が供給されたときに、付勢バネSによる付勢力に打ち勝って、操作位置G2に移動するよう構成されている。
【0061】
また、シリンダ用制御バルブ72は、空気が流入する入力ポートPと、空気が流出する2つの出力ポートAと、空気を排気する2つの排気ポートRとを備えている。そして、シリンダ用制御バルブ72は、図6に示すごとく、原位置G1においては、入力ポートPと第2出力ポートA2とを連通させると共に第1出力ポートA1と一方の排気ポートRとを連通させ、図7に示すごとく、操作位置G2においては、入力ポートPと第1出力ポートA1とを連通させると共に第2出力ポートA2と他方の排気ポートRとを連通させるよう構成されている。
【0062】
また、図6、図8に示すごとく、バイブレータ用制御バルブ73は、空気が流入する入力ポートPと、空気が流出する出力ポートAと、空気を排気する排気ポートRとを備えている。そして、バイブレータ用制御バルブ73は、原位置G1においては、入力ポートPと出力ポートAとを連通させ、操作位置G2においては、出力ポートAと排気ポートRとを連通させるよう構成されている。
【0063】
バイブレータ用制御バルブ73は、シングルタイプのバルブであり、このバイブレータ用制御バルブ73を原位置G1に維持するための付勢バネSと、当該バイブレータ用制御バルブ73を操作位置G2に移動させるための制御ポートCとを有している。そして、バイブレータ用制御バルブ73は、図6に示すごとく、付勢バネSによって原位置G1に維持されており、図8に示すごとく、制御ポートCに空気が供給されたときに、付勢バネSによる付勢力に打ち勝って、操作位置G2に移動するよう構成されている。
【0064】
また、図6、図8に示すごとく、タイマー用制御バルブ74は、空気が流入する入力ポートPと、空気が流出する出力ポートAと、空気を排気する排気ポートRとを備えている。そして、タイマー用制御バルブ74は、原位置G1においては、出力ポートAと排気ポートRとを連通させ、操作位置G2においては、入力ポートPと出力ポートAとを連通させるよう構成されている。
また、タイマー用制御バルブ74は、シングルタイプのバルブであり、このタイマー用制御バルブ74を原位置G1に維持するための付勢バネSと、当該タイマー用制御バルブ74を操作位置G2に移動させるためのタイマー制御ポートCとを有している。
【0065】
また、タイマー制御ポートCには、タンクT及びピストンUを備えたタイマー作動部741が接続されている。このタイマー作動部741は、図8に示すごとく、タンクT内に徐々に空気を貯留し、このタンクT内の圧力が所定の設定圧力以上になったときに、付勢バネSによる付勢力に打ち勝ってピストンUを移動させ、タイマー用制御バルブ74を原位置G1から操作位置G2に移動させるよう構成されている。また、タイマー用制御バルブ74は、図6に示すごとく、タンクT内の空気が排気されたときに、付勢バネSの付勢力を受けてピストンUが元の位置に復帰することにより、操作位置G2から原位置G1に復帰するよう構成されている。
【0066】
また、図6に示すごとく、クランプ用制御バルブ71、シリンダ用制御バルブ72、タイマー用制御バルブ74、ワーク検出メカニカルスイッチ612及びテープ材取出検出メカニカルスイッチ622の各入力ポートPには、空気が流れるエア配管15が接続されている。
また、エア配管15により、ワーク検出メカニカルスイッチ612の出力ポートAは、シリンダ用制御バルブ72の制御ポートCと、バイブレータ用制御バルブ73の入力ポートPと、タイマー用制御バルブ74のタイマー制御ポートCにおけるタイマー作動部741に接続されている。
また、エア配管15により、タイマー用制御バルブ74の出力ポートAは、バイブレータ用制御バルブ73の制御ポートCに接続されている。
【0067】
また、エア配管15により、バイブレータ用制御バルブ73の出力ポートAは、エアバイブレータ44の入力ポートと、クランプ用制御バルブ71の第1制御ポートC1に接続されている。
また、エア配管15により、テープ材取出検出メカニカルスイッチ622の出力ポートAは、クランプ用制御バルブ71の第2制御ポートC2に接続されている。
【0068】
また、図6、図7に示すごとく、各エア配管15により、シリンダ用制御バルブ72の第1出力ポートA1は、テープ材突出シリンダ42及びカウンター43における出位置H2側ポートに接続されており、シリンダ用制御バルブ72の第2出力ポートA2は、テープ材突出シリンダ42及びカウンター43における戻位置H1側ポートに接続されている。
【0069】
また、各エア配管15により、クランプ用制御バルブ71の第1出力ポートA1は、ロータリシリンダ21における出位置H2側ポートに接続されており、クランプ用制御バルブ71の第2出力ポートA2は、ロータリシリンダ21における戻位置H1側ポートに接続されている。
また、エア配管15により、クランプ用制御バルブ71の一方の排気ポートRには、警報笛22が接続されている。
【0070】
次に、上記各制御バルブ71〜74からなる制御手段7を用いて、テープ貼付補助装置1の制御を行う方法につき、図5のフローチャートと共に説明する。
本例の制御手段7は、作業者によるテープ貼付作業を行う際には、以下の突出ステップ、ロックステップ、アンロックステップ及び戻りステップを行って、テープ貼付補助装置1を制御する。
【0071】
(突出ステップ)
まず、制御手段7は、ワーク検出メカニカルスイッチ612が載置台11へのワーク8の載置を検出するまで待機する(図5のステップS101)。
そして、載置台11にワーク8が載置されるまでは、ワーククランプ2は、載置台11へのワーク8の載置を可能にするアンロック位置201にある。このとき、図6に示すごとく、テープ材取出検出メカニカルスイッチ622は排気位置G1にあると共に、クランプ用制御バルブ71は原位置G1にあり、ロータリシリンダ21は戻位置H1に維持されている。
【0072】
また、載置台11にワーク8が載置されるまでは、テープ材フィーダ4は、テープ材マガジン3内に保管された複数枚のテープ材81の上に載置されて待機する待機位置401にある。このとき、図6に示すごとく、ワーク検出メカニカルスイッチ612は排気位置G1にあると共に、シリンダ用制御バルブ72は原位置G1にあり、テープ材突出シリンダ42は戻位置H1に維持されている。
【0073】
次いで、図1に示すごとく、ワーク8への粘着テープ811の貼付作業を行うときには、作業者は、まず、ワーク8を載置台11に載置し、作業者は、載置台11に載置したワーク8に対して、粘着テープ811の貼付作業を行う以外に、溶接、組付、切断等の加工又は検査等の各種作業を行う。
【0074】
また、図7に示すごとく、載置台11にワーク8が載置されると、ワーク検出メカニカルスイッチ612が供給位置G2に移動し、ワーク検出メカニカルスイッチ612を経由して、シリンダ用制御バルブ72の制御ポートCに空気が流れ、シリンダ用制御バルブ72が原位置G1から操作位置G2に移動する。このとき、シリンダ用制御バルブ72からテープ材突出シリンダ42及びカウンター43に空気が流れる。
そして、シリンダ用制御バルブ72は、テープ材突出シリンダ42を戻位置H1から出位置H2に移動させることにより、テープ材フィーダ4を待機位置401から突出位置402に移動させる(図5のS102)。
【0075】
これにより、テープ材マガジン3内の複数枚のテープ材81のうち、最上テープ材81Aのみをテープ材マガジン3から突出させることができる。
また、カウンター43が戻位置H1から出位置H2に移動することにより、テープ材81を1枚突出させたことをカウントすることができる。
【0076】
また、図7に示すごとく、ワーク検出メカニカルスイッチ612が供給位置G2に移動したときには、バイブレータ用制御バルブ73の入力ポートPに空気が流れる。このとき、バイブレータ用制御バルブ73は原位置G1にあり、このバイブレータ用制御バルブ73からエアバイブレータ44及びクランプ用制御バルブ71の第1制御ポートC1に空気が流れる。
そして、エアバイブレータ44に空気が流れることにより、エアバイブレータ44が振動して、テープ材マガジン3におけるテープ材81(最上テープ材81A)に適度な振動を加えることができる(図5のS103)。
【0077】
また、図2に示すごとく、テープ材フィーダ4が、テープ材マガジン3内の複数枚のテープ材81のうち最も上に位置する最上テープ材81Aに加える重力は、上記重力バランサ52によって軽減されている。そして、最上テープ材81Aには、重力が軽減されたテープ材フィーダ4による適度な押さえ付け力が作用している。そのため、図4に示すごとく、テープ材フィーダ4が突出位置402に移動するときには、テープ材マガジン3内の複数枚のテープ材81のうち、最上テープ材81Aのみをテープ材マガジン3から突出させることができる。
【0078】
(ロックステップ)
また、図7に示すごとく、クランプ用制御バルブ71の第1制御ポートC1に空気が流れたときには、クランプ用制御バルブ71は、原位置G1から操作位置G2に移動する。このとき、クランプ用制御バルブ71からロータリシリンダ21に空気が流れる。
そして、クランプ用制御バルブ71は、ロータリシリンダ21を戻位置H1から出位置H2に移動させることにより、ワーククランプ2を待機位置401から突出位置402に移動させる(図5のS104)。
これにより、載置台11に載置されたワーク8は、ワーククランプ2がワーク8の取出規制を行うことによって、載置台11から取り出すことができなくなる。
【0079】
さらに、図7に示すごとく、ワーク検出メカニカルスイッチ612が供給位置G2に移動したときには、タイマー用制御バルブ74のタイマー作動部741にも空気が流れる。そして、図8に示すごとく、タイマー用制御バルブ74のタイマー作動部741に流れた空気は、タンクTに徐々に貯留され、このタンクT内に所定圧力まで空気が貯留されると、ピストンUが作動して、タイマー用制御バルブ74が原位置G1から操作位置G2に移動する(図5のS105)。
そして、タイマー用制御バルブ74からバイブレータ用制御バルブ73の制御ポートCに空気が流れ、バイブレータ用制御バルブ73が原位置G1から操作位置G2に移動し、振動が停止される(図5のS106)。
【0080】
このように、バイブレータ用制御バルブ73及びタイマー用制御バルブ74を用いることにより、所定の時間だけエアバイブレータ44に空気を供給することができる。そのため、エアバイブレータ44によって振動させることが必要な時間帯(テープ材フィーダ4が待機位置401から突出位置402に移動する時間帯)にのみ、このエアバイブレータ44に空気を供給することができ、空気を無駄に消費してしまうことを防止することができる。
なお、クランプ用制御バルブ71は、ダブルバルブであるため、バイブレータ用制御バルブ73が操作位置G2に移動した後も、操作位置G2に維持される。
【0081】
(アンロックステップ)
次いで、作業者は、上記加工又は検査等の各種作業を行った後には、図4に示すごとく、最上テープ材81A(テープ材81)をテープ材マガジン3から取り出し、図1に示すごとく、この最上テープ材81Aの粘着テープ811を、離型紙812から剥がして載置台11に載置されたワーク8に貼り付ける。
また、図3に示すごとく、作業者がテープ材マガジン3から最上テープ材81Aを取り出すときには、作業者は、テープ材マガジン3に配設したテープ材取出検出スイッチ62の操作レバー部621を操作する(図5のS107)。
【0082】
このとき、図9に示すごとく、テープ材取出検出メカニカルスイッチ622が、操作レバー部621の操作を受けて供給位置G2に移動し、テープ材取出検出メカニカルスイッチ622を経由して、クランプ用制御バルブ71の第2制御ポートC2に空気が流れ、クランプ用制御バルブ71が操作位置G2から原位置G1に復帰する。
こうして、クランプ用制御バルブ71は、ワーククランプ2をロック位置202からアンロック位置201に移動させる(図5のS108)。そして、載置台11に載置されたワーク8は、ワーククランプ2がアンロック位置201に退避することによって、載置台11から取り出すことができる。
【0083】
(戻りステップ)
次いで、図6に示すごとく、作業者が載置台11からワーク8を取り出すと、ワーク検出メカニカルスイッチ612が供給位置G2から排気位置G1に移動する(図5のステップS109)。
このとき、シリンダ用制御バルブ72の制御ポートCに流れる空気、タイマー用制御バルブ74のタイマー作動部741に流れる空気及びバイブレータ用制御バルブ73に流れる空気が排気される。
【0084】
そして、シリンダ用制御バルブ72の制御ポートCに流れる空気が排気されると、シリンダ用制御バルブ72は操作位置G2から原位置G1に復帰する。
こうして、シリンダ用制御バルブ72は、シール材突出シリンダを出位置H2から戻位置H1に復帰させることにより、シート材フィーダを突出位置402から待機位置401に復帰させる(図5のS110)。
【0085】
上述したように、上記各制御バルブ71〜74が上記各ステップを行うことにより、作業者は、テープ材マガジン3からテープ材81(最上テープ材81A)を取り出さない限り、ワーク8を載置台11から取り出すことができなくなる。そして、作業者は、ワーク8を載置台11から取り出すときには、必ずテープ材マガジン3からテープ材81を取り出すことになる。そのため、作業者が、ワーク8に対して、テープ材81における粘着テープ811を貼り忘れてしまうことを防止することができる。
【0086】
また、上記のごとく、テープ材フィーダ4の重力を重力バランサ52によって軽減させることにより、テープ材マガジン3内のテープ材81に加わる押さえ付け力を適切に調整することができる。これにより、テープ材81を1枚ずつ安定して作業者に供給することができる。
また、テープ材フィーダ4によって、テープ材マガジン3から1枚ずつテープ材81を突出させることにより、作業者は、テープ材81を簡単に取り出すことができる。そのため、ワーク8に対する粘着テープ811の貼付作業の作業性を向上させることができる。
【0087】
それ故、本例のテープ貼付補助装置1によれば、ワーク8への粘着テープ811の貼り忘れを防止することができると共に、粘着テープ811の貼付作業の作業性を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【0088】
【図1】実施例において、テープ貼付補助装置における載置台、ワーククランプ及びワーク検出スイッチを示す斜視説明図。
【図2】実施例において、テープ貼付補助装置におけるテープ材マガジン、テープ材フィーダ、スライド支持台及び重力バランサを示す斜視説明図。
【図3】実施例において、テープ貼付補助装置におけるテープ材取出検出スイッチの周辺を示す斜視説明図。
【図4】実施例において、テープ材マガジンから最上テープ材を突出させた状態を示す斜視説明図。
【図5】実施例において、テープ貼付補助装置の制御方法を示すフローチャート。
【図6】実施例において、テープ貼付補助装置のエアシーケンス回路を示す図で、各制御バルブが原位置にある状態を示す回路図。
【図7】実施例において、テープ貼付補助装置のエアシーケンス回路を示す図で、シリンダ用制御バルブ及びクランプ用制御バルブが操作位置に移動した状態を示す回路図。
【図8】実施例において、テープ貼付補助装置のエアシーケンス回路を示す図で、タイマー用制御バルブ及びバイブレータ用制御バルブが操作位置に移動した状態を示す回路図。
【図9】実施例において、テープ貼付補助装置のエアシーケンス回路を示す図で、クランプ用制御バルブが原位置に復帰した状態を示す回路図。
【符号の説明】
【0089】
1 テープ貼付補助装置
11 載置台
2 ワーククランプ
201 アンロック位置
202 ロック位置
21 ロータリシリンダ
211 ロータリロッド部
212 クランプ部
3 テープ材マガジン
31 テープ材取出開口部
32 側縁部
4 テープ材フィーダ
401 待機位置
402 突出位置
41 スライドベース
42 テープ材突出シリンダ
421 シリンダロッド部
422 テープ材当接部
44 振動手段(エアバイブレータ)
51 スライド支持台
52 重力バランサ
521 滑車
522 ワイヤ
523 バランサ用錘
61 ワーク検出スイッチ
611 接触レバー部
62 テープ材取出検出スイッチ
621 操作レバー部
7 制御手段
71 クランプ用制御バルブ
72 シリンダ用制御バルブ
73 バイブレータ用制御バルブ
74 タイマー用制御バルブ
8 ワーク
81 テープ材
811 粘着テープ
812 離型紙

【特許請求の範囲】
【請求項1】
ワークを載置するための載置台と、
該載置台に配設され、該載置台における上記ワークの有無を検出するワーク検出スイッチと、
上記載置台への上記ワークの載置及び上記載置台からの上記ワークの取出を可能にするアンロック位置と、上記載置台からの上記ワークの取出を不能にするロック位置とに移動可能なワーククランプと、
離型紙と該離型紙に貼着された粘着テープとからなるテープ材を、複数枚積み上げた状態で保管するためのテープ材マガジンと、
該テープ材マガジン内に保管された上記複数枚のテープ材の上に載置されて待機する待機位置と、上記テープ材マガジン内における上記テープ材を当該テープ材マガジンから突出させる突出位置とに移動可能なテープ材フィーダと、
該テープ材フィーダを重力方向にスライド可能に支持するスライド支持台と、
上記テープ材フィーダの重力を軽減させるための重力バランサと、
上記テープ材マガジンに配設され、該テープ材マガジンから突出された上記テープ材が取り出されたことを検出可能なテープ材取出検出スイッチと、
上記ワーク検出スイッチ又は上記テープ材取出検出スイッチからのスイッチ入力を受け、上記ワーククランプ又は上記テープ材フィーダを動作させる制御手段とを有しており、
上記テープ材フィーダは、その重力が上記重力バランサによって軽減されていることにより、上記テープ材マガジン内に保管された上記複数枚のテープ材のうち、最も上に位置する最上テープ材のみを上記テープ材マガジンから突出させるよう構成してあり、
上記制御手段は、上記ワーク検出スイッチからのスイッチ入力を受けて、上記テープ材フィーダを上記待機位置から上記突出位置に移動させることにより、上記最上テープ材を上記テープ材マガジンから突出させる突出ステップと、
上記ワーク検出スイッチからのスイッチ入力を受けて、上記ワーククランプを上記アンロック位置から上記ロック位置まで移動させることにより、上記載置台からの上記ワークの取出を不能にするロックステップと、
上記テープ材取出検出スイッチからのスイッチ入力を受けて、上記ワーククランプを上記ロック位置から上記アンロック位置まで移動させることにより、上記載置台からの上記ワークの取出を可能にするアンロックステップとを行うよう構成してあることを特徴とするテープ貼付補助装置。
【請求項2】
請求項1において、上記制御手段は、上記ワーククランプを上記アンロック位置に移動させる原位置と、上記ワーククランプを上記ロック位置に移動させる操作位置とに切替制御可能であるクランプ用制御バルブと、
上記テープ材フィーダを上記待機位置に移動させる原位置と、上記テープ材フィーダを上記突出位置に移動させる操作位置とに切替制御可能であるシリンダ用制御バルブとを有していることを特徴とするテープ貼付補助装置。
【請求項3】
請求項2において、上記ワーク検出スイッチは、上記載置台に載置した上記ワークと接触する接触レバー部と、該接触レバー部の操作を受けて上記載置台における上記ワークの有無を検出するワーク検出メカニカルスイッチとを有しており、
上記テープ材取出検出スイッチは、上記テープ材マガジンに配設した操作レバー部と、該操作レバー部の操作を受けて上記テープ材マガジンから突出された上記テープ材が取り出されたことを検出するテープ材取出検出メカニカルスイッチとを有しており、
上記ワーククランプは、ロータリロッド部を回転させるロータリシリンダと、該ロータリシリンダの上記ロータリロッド部に取り付けたクランプ部とを有しており、
上記テープ材フィーダは、上記スライド支持台に対して重力方向にスライド可能に配設したスライドベースと、該スライドベースに固定したテープ材突出シリンダと、該テープ材突出シリンダにおけるシリンダロッド部に取り付けられ、上記テープ材マガジン内に保管された上記最上テープ材と当接するテープ材当接部とを有していることを特徴とするテープ貼付補助装置。
【請求項4】
請求項3において、上記クランプ用制御バルブ、上記シリンダ用制御バルブ、上記ワーク検出メカニカルスイッチ、上記テープ材取出検出メカニカルスイッチ、上記ロータリシリンダ、上記テープ材突出シリンダは、いずれも空気圧によって動作する空気圧機器であることを特徴とするテープ貼付補助装置。
【請求項5】
請求項1〜4のいずれか一項において、上記スライド支持台は、該スライド支持台を振動させる振動手段を有しており、
上記制御手段は、上記突出ステップにおいて、上記ワーク検出スイッチからのスイッチ入力を受けたときには、上記振動手段を動作させるよう構成してあることを特徴とするテープ貼付補助装置。
【請求項6】
請求項5において、上記振動手段は、空気圧によって振動するエアバイブレータであり、
上記制御手段は、上記エアバイブレータへ空気圧を供給する供給位置と、上記エアバイブレータから空気圧を排気する排気位置とに切替制御可能であるバイブレータ用制御バルブと、
該バイブレータ用制御バルブが上記供給位置に移動した後、所定時間経過したときに上記バイブレータ用制御バルブを上記排気位置に移動させるタイマー用制御バルブとを有しており、
上記バイブレータ用制御バルブ及び上記タイマー用制御バルブは、いずれも空気圧によって動作する空気圧機器であることを特徴とするテープ貼付補助装置。
【請求項7】
請求項1〜6のいずれか一項において、上記粘着テープは、上記離型紙の外形よりも小さい外形を有しており、
上記テープ材マガジンは、一方の側壁に、上記離型紙の横幅よりも小さく上記粘着テープの横幅よりも大きいテープ材取出開口部を形成してなり、
上記突出ステップにおいて、上記制御手段が上記テープ材フィーダを上記待機位置から上記突出位置に移動させたときには、上記テープ材マガジン内における上記最上テープ材の上記離型紙が上記テープ材取出開口部の左右両脇における側縁部に干渉し、当該最上テープ材を湾曲させた状態で上記テープ材マガジンから突出させるよう構成してあることを特徴とするテープ貼付補助装置。
【請求項8】
請求項1〜7のいずれか一項において、上記重力バランサは、上記スライド支持台に配設した滑車と、該滑車の外周面に係合させたワイヤと、該ワイヤの一端に取り付けたバランサ用錘とを有しており、
上記テープ材フィーダは、上記ワイヤの他端に取り付けてあることにより、その重力が軽減されていることを特徴とするテープ貼付補助装置。

【図1】
image rotate

【図2】
image rotate

【図3】
image rotate

【図4】
image rotate

【図5】
image rotate

【図6】
image rotate

【図7】
image rotate

【図8】
image rotate

【図9】
image rotate


【公開番号】特開2007−1723(P2007−1723A)
【公開日】平成19年1月11日(2007.1.11)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2005−183855(P2005−183855)
【出願日】平成17年6月23日(2005.6.23)
【出願人】(000142115)株式会社協豊製作所 (26)
【Fターム(参考)】