説明

ディスクブレーキ

【課題】耐久性の向上を図ることができるディスクブレーキを提供する。
【解決手段】回転ランプ部材と共にボールアンドランプ機構のランプ部材24を構成する直動ランプ部材24Aは、弧状で3条形成された外側ボール溝26Sと、外側ボール溝26Sに対して周方向および径方向にずれて設けられ弧状で3条形成された内側ボール溝26Uと、を有している。ボール溝26S、26Uとは、外側ボール溝26Sの径方向断面の弧状端部が内側ボール溝26Uの径方向断面の弧状最深部に達しない範囲で径方向に重なって形成されている。ランプ部材24では、直動ランプ部材24A及び回転ランプ部材間に装入された6個のボールが用いられる。3個のボールを備えた従来技術に比して、接触面圧が低下し、耐久性が向上してディスクブレーキの信頼性を向上できる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、車両の制動に用いられるディスクブレーキに関する。
【背景技術】
【0002】
ディスクブレーキでは、ボールアンドランプ機構によりモータの回転力を直動運動に変換して、押圧部材を推進し、ディスクへブレーキパッドを押圧するように構成する場合がある(特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2003−42200号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上記従来技術では、例えば3個のボールを有するボールアンドランプ機構が用いられる。この場合、1個のボールが受け持つ荷重が大きくなり、面圧が高くなってランプ部材若しくはボールの寿命が短くなる虞があった。本発明は、耐久性の向上を図ることができるディスクブレーキを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
請求項1記載の発明は、ディスクへブレーキパッドを押圧する押圧部材と、回転力を直動運動に変換して前記押圧部材を推進するボールアンドランプ機構とを有するディスクブレーキにおいて、前記ボールアンドランプ機構は、径方向断面が弧状で複数形成された第1の傾斜溝と、該第1の傾斜溝に対して周方向および径方向にずれて設けられ、径方向断面が弧状で複数形成された第2の傾斜溝と、を有し、前記第1の傾斜溝と前記第2の傾斜溝とは、一方の径方向断面の弧状端部が他方の径方向断面の弧状最深部に達しない範囲で径方向に重なって形成されている。
【発明の効果】
【0006】
請求項1記載の発明によれば、ディスクブレーキの耐久性の向上を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【0007】
【図1】一実施形態であるディスクブレーキの全体構造を示す断面図である。
【図2】図1の直動ディスクを示す斜視図である。
【図3】図2の直動ディスクを示す平面図である。
【図4】図3のA−A線に沿う断面図である。
【図5】(A)は図3のB−B線、(B)は図3のC−C線、(C)は図3のD−D線に夫々沿う断面図である。
【図6】図3の一部を拡大した部分平面図である。
【図7】図2の直動ディスクに代わる他の直動ディスクを示す斜視図である。
【図8】図6の直動ディスクを示す平面図である。
【発明を実施するための形態】
【0008】
以下、一実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。図1に示すように、本実施形態に係るディスクブレーキ1は、電動のキャリパ浮動型ディスクブレーキであって、車輪と共に回転するディスクロータ2と、サスペンション部材等の車体側の非回転部分(図示せず)に固定されるキャリア3と、ディスクロータ2の両側に配置されてキャリア3によって支持される一対のブレーキパッド4、5と、ディスクロータ2を跨ぐように配置されて図示しない一対のスライドピンによってキャリア3に対してディスクロータ2の軸方向に沿って移動可能に支持された電動キャリパ7とを備えている。
【0009】
電動キャリパ7は、キャリパ本体8と、ピストンユニット9と、モータユニット10とを有している。キャリパ本体8には、ディスクロータ2の一側に対向して開口する貫通穴を有する筒状のシリンダ部11と、シリンダ部11からディスクロータ2を跨いで反対側へ延びる爪部12と、シリンダ部11から略直径方向に延びて前記一対のスライドピンがそれぞれ取付けられる図示しない一対の腕部とが形成されている。シリンダ部11の内周面には、ピストンユニット9のピストン14が摺動可能に嵌合される案内ボア15と、ピストンユニット9に取付けられた調整スクリュ16の雄ねじ17が螺合される雌ねじ18とが形成されている。
【0010】
ピストンユニット9は、有底筒状のピストン14と、ピストン14の内部に収容されたボールアンドランプ機構19及び差動減速機構20と、パッド摩耗補償機構21とを一体化したものである。ピストン14は、キャリパ本体8の案内ボア15に摺動可能に嵌合されて一方のブレーキパッド5に当接し、図示しない回り止め部材によって回り止めされている。ピストン14と案内ボア15との間は、ダストシール22及びシールリング23によってシールされている。本実施形態では、ピストン14が押圧部材を構成している。
【0011】
ボールアンドランプ機構19は、相対向して配置される一対のランプ部材を備えている。一対のランプ部材のうち一方のランプ部材である直動ランプ部材24Aは、ピストン14の内底面に当接してピストン14と共に軸方向に移動可能とされている。また、他方のランプ部材である回転ランプ部材24Bは、モータユニット10から差動減速機構20を介して伝達される回転力により回転方向に移動可能となっている。直動ランプ部材24A及び回転ランプ部材24Bを合わせて、適宜、単にランプ部材24と総称する。ボールアンドランプ機構19は、さらに、直動ランプ部材24A及び回転ランプ部材24Bの互いの対向面に形成されたボール溝26、27(傾斜溝)間に装入された6個のボール28を備えている。
【0012】
回転ランプ部材24Bは、複数のウエーブワッシャまたは一体のコイルドウエーブワッシャ29によって直動ランプ部材24A側へ常時付勢されている。そして、直動ランプ部材24Aと回転ランプ部材24Bとを相対回転させると、傾斜されたボール溝26、27間でボール28が転動することにより、直動ランプ部材24Aと回転ランプ部材24Bとがその相対回転量に応じて軸方向に相対移動する。これにより、ボールアンドランプ機構19は、回転運動を直線運動に変換することができる。
【0013】
直動ランプ部材24Aに形成されるボール溝26と回転ランプ部材24Bに形成されるボール溝27とは、略対称をなすように構成されている。ここでは、ボール溝26、27についてボール溝26を例にして図2乃至6により詳細に説明する。直動ランプ部材24Aは、図2及び図3に示すように、回転ランプ部材24Bに対する対向面が、平面視で、点Tを中心にした円形をなしている。そして、直動ランプ部材24Aに形成されるボール溝26は、点Tを中心として径寸法が大小異なる円弧状の各3条の外側ボール溝26S,内側ボール溝26Uからなっている。
【0014】
3条の外側ボール溝26Sを、以下、便宜上、適宜、第1,第2,第3外側ボール溝ともいう。3条の外側ボール溝26Sは、夫々、直動ランプ部材24Aの周方向に沿って同様の曲率半径を有した円弧状に形成されている。また、3条の外側ボール溝26Sは、図3及び図4に示すように、一端部26Sa(図3時計方向の先方側)から他端部26Sb(図3時計方向の基端側)になる(図4では左から右になる)に従い、深さ寸法が小さくなるように傾斜がついている。図5に示すように、この傾斜の傾斜角rが、いわゆるリード角であり、このリード角によって、一端部側底部26Scから他端部側底部26Sdまでの平面距離である転動距離l1に対する変位量xが既定されるようになっている。そして、3条の外側ボール溝26Sは、図5に示すように径方向断面が弧状とされている。この外側ボール溝26Sが本実施形態における第1の傾斜溝を構成している。
【0015】
3条の内側ボール溝26U(第2の傾斜溝に相当する。)を、以下、便宜上、適宜、第1,第2,第3内側ボール溝ともいう。3条の内側ボール溝26Uは、夫々、直動ランプ部材24Aの周方向に沿って同様の曲率半径を有した円弧状に形成されており、この内側ボール溝26Uの曲率半径は、外側ボール溝26Sの曲率半径はよりも小さくなっており、このため、内側ボール溝26Uの転動距離l2が外側ボール溝26Sの転動距離l1よりも小さくなっている。また、3条の内側ボール溝26Uは、一端部26Ua(図3時計方向の先方側)から他端部26Ub(図3時計方向の基端側)になるに従い、深さ寸法が小さくなるように傾斜がついている。この内側ボール溝26Uのリード角は、外側ボール溝26Sのリード角よりも大きくなっている。このため、内側ボール溝26Uの転動距離l2が外側ボール溝26Sの転動距離l1よりも小さいが、両者の変位量xは略同一になっている。3条の内側ボール溝26Uは、図5に示すように、外側ボール溝26Sと同様に径方向断面が弧状とされている。なお、3条の外側ボール溝26S及び3条の内側ボール溝26Uは、直動ランプ部材24Aの周方向に沿って円弧状に形成されているが、これに限らず、直動ランプ部材24Aの中心からずれた位置に中心を有する円弧状に形成しても良いし、曲率が変化する曲線状に形成しても良い。
【0016】
第1,第2,第3外側ボール溝26S1,26S2,26S3は、第1,第2,第3内側ボール溝26U1,26U2,26U3に対して、周方向にずれて配置されている。そのずれ量は、ボール28が転動するときに外側ボール溝26Sにあるボール28と内側ボール溝26Uにあるボール28とが互いにその転動を阻害しないような範囲で設定されており、本実施形態の場合、外側ボール溝26Sが内側ボール溝26Uに対して35°ずれて配置されている。
【0017】
また、図5,6に示すように、第1,第2,第3外側ボール溝26S1,26S2,26S3は、第1,第2,第3内側ボール溝26U1,26U2,26U3に対して、径方向にずれて配置されている。外側ボール溝26S(一方のボール溝)及び内側ボール溝26U(他方のボール溝)は、外側ボール溝26Sの径方向断面の弧状端部26Seが、内側ボール溝26Uの径方向断面の弧状最深部26Ufに達しない範囲で径方向に重なって形成されている。同様に、内側ボール溝26Uの径方向断面の弧状端部26Ueが、外側ボール溝26Sの径方向断面の弧状最深部26Sfに達しない範囲で径方向に重なって形成されている。換言すれば、転動径違いで設置したボール28の外形の軌跡が重なるように外側、内側ボール溝26S,26Uが形成されている。このように、外側ボール溝26S(第1,第2,第3外側ボール溝26S1,26S2,26S3)及び内側ボール溝26U(第1,第2,第3内側ボール溝26U1,26U2,26U3)は、径方向に重なって形成されているが、一方のボール溝の径方向断面の弧状端部が、他方のボール溝の径方向断面の弧状最深部に達しない範囲となっているため、両ボール溝26S,26Uに配置されたボール28,28がボール溝26S,26Uの弧状最深部26Sf,26Ufに接触して転動することができるので、ランプ部材24A,24Bひいては装置全体の小形化を、耐久性の低下を抑制して達成することが出来る。
【0018】
差動減速機構20は、偏心軸30と、偏心軸30の偏心部31にベアリング31A、31Bによって回転可能に支持されて2つの外歯32A、32Bを有するリング状の平歯車32と、ボールアンドランプ機構19の回転ランプ部材24Bに形成されて平歯車32の一方の外歯32Aに噛合う内歯33と、偏心軸30の回転軸に対して回転可能に支持されて平歯車32の他方の外歯32Bに噛合う内歯34を有するリングギヤ部材35とを備えている。偏心軸30は、一端が回転ランプ部材24Bに回転可能に支持され、他端部がモータユニット10内へ延ばされて、その先端部に外側スプライン36が形成されている。リングギヤ部材35の一端部は、スラストベアリング37を介して回転ランプ部材24Bの端部に当接している。そして、偏心軸30を回転させて平歯車32を公転させることにより、平歯車32の外歯32Aに噛合う内歯33を有する回転ランプ部材24Bと外歯32Bに噛合う内歯34を有するリングギヤ部材35とが差動回転し、これらの一方を固定することによって他方を所定の減速比で減速して回転させることができる。
【0019】
パッド摩耗補償機構21は、ボールアンドランプ機構19の直動ランプ部材24Aと回転ランプ部材24Bとの間に装着されたリミッタ38と、差動減速機構20のリングギヤ部材35に結合された調整スクリュ16と、調整スクリュ16に連結されたリングギヤ部材35とピストン14との間に介装されたウエーブワッシャ38Aとを備えている。リミッタ38は、捻りバネによって直動ランプ部材24Aと回転ランプ部材24Bとの間に一定の遊びをもって戻し方向に付勢力を付与するものである。調整スクリュ16は、外周部に雄ねじ17(台形ねじ)が形成され、この雄ねじ17がキャリパ本体8のシリンダ部11に形成された雌ねじ18に螺合されている。調整スクリュ16は、ウエーブワッシャ38Aによって一定の保持力をもって回転しないように保持されており、この保持力に抗して回転させることにより、雄ねじ17及び雌ねじ18の相対回転によって軸方向に移動させることができる。また、調整スクリュ16は、回転ランプ部材24Bからの反力をスラストベアリング37及びリングギヤ部材35を介して受けて、雄ねじ17及び雌ねじ18を介してキャリパ本体8へ伝達する。
【0020】
モータユニット10は、モータ39(電動モータ)と、モータ39の回転位置を検出するレゾルバ40と、モータ39の回転位置を保持するための駐車ブレーキ機構41とを一体化したものである。モータ39は、キャリパ本体8の端部に結合されるベースプレート43に取付けられてピストンユニット9の調整スクリュ16に挿入される円筒状のモータケース44を備え、モータケース44の内周部にコイル等からなるモータステータ45が固定されている。モータケース44は、有底円筒状のモータケース本体44Aとその開口を閉じるモータケース蓋44Bとからなり、モータケース本体44Aとモータケース蓋44Bとに設けられた開口部に軸受46、47が取付けられ、これらの軸受46、47によって円筒状のモータロータ48が回転可能に支持されている。モータケース44は、キャリパ本体8のシリンダ部11の内周に当接して径方向に支持されている。モータロータ48の内周部には、ピストンユニット9の偏心軸30の外側スプライン36に係合する内側スプライン49が形成されており、モータロータ48と偏心軸30との間で回転力を伝達するとともに、これらが軸方向に相対移動できるようになっている。
【0021】
以上のように構成した本実施形態の作用について次に説明する。
制動時には、運転車のブレーキ操作に基づいてコントローラ(図示せず)からモータ39へ制御電流を供給してモータロータ48を制動方向へ回転させる。
モータロータ48の回転は、差動減速機構20によって所定の減速比で減速され、ボールアンドランプ機構19によって直線運動に変換されて、ピストン14を前進させる。
【0022】
ピストン14の前進によって、一方のブレーキパッド5がディスクロータ2に押圧され、その反力によってキャリパ本体8がキャリア3のスライドピンに沿って移動して、爪部12が他方のブレーキパッド4をディスクロータ2に押圧して制動力を発生させる。また、制動解除時には、モータロータ48を逆回転させることによってピストン14を後退させて、ブレーキパッド4、5をディスクロータ2から離間させる。
【0023】
ボールアンドランプ機構19は、直動ランプ部材24A及び回転ランプ部材24B間に装入された6個のボール28を用いて、モータロータ48の回転運動を直線運動に変換してピストン14に伝達する。このため、本実施形態では、3個のボールを備えた従来技術に比して、接触面圧が低下し、耐久性が向上してディスクブレーキの信頼性を向上できる。また、外側ボール溝26S及び内側ボール溝26Uは、径方向に重なって形成されていることから、ランプ部材24A,24Bを有するボールアンドランプ機構19を小型化、ひいてはディスクブレーキ1を小形化することができる。また、本実施形態では、上述した外側ボール溝26S及び内側ボール溝26Uは、径方向に重なって形成されているが、一方のボール溝の径方向断面の弧状端部が、他方のボール溝の径方向断面の弧状最深部に達しない範囲となっているため、両ボール溝26S,26Uに配置されたボール28,28がボール溝26S,26Uの弧状最深部26Sf,26Ufに接触して転動することができるので、ランプ部材24A,24Bひいては装置全体の小形化を、耐久性の低下を抑制して達成することが出来る。
【0024】
上記第1実施形態では、第1の傾斜溝としての外側ボール溝26Sが3条(26S1,26S2,26S3)で、第2の傾斜溝としての内側ボール溝26Uが3条(26U1,26U2,26U3)である場合を例にしたが、外側ボール溝及び内側ボール溝の合計の溝数が3以上であれば、互いに対向した直動、回転ランプ部材24A,24Bを平面にて保持できる。このため、上記実施形態に代えて、図6、7に示すように外側ボール溝26S及び内側ボール溝26Uについて各2条(26S1,26S2、26U1,26U2)としてもよい。この場合、上記第1実施形態に比して、外側ボール溝26S及び内側ボール溝26Uをさらに長くすることができる。このため、相対回転角を大きくとることができ、ボールの転動距離が長くできるので、リード角を小さくすることが可能となり、減速機及びモータのトルクを小さくでき、これによりキャリパを小型化することができる。また、大きなトルクを必要としないので、モータ、ひいてはディスクブレーキ全体の小形化を図ることができる。
【0025】
上記実施形態では、ディスクブレーキとして、電動モータを用いてブレーキペダル操作によるサービスブレーキを行なうためのディスクブレーキ(電動ディスクブレーキ)を例にしたが、電動モータを用いて駐車ブレーキを行なう電動パーキングブレーキ用のディスクブレーキに用いても良いし、電動モータを用いないタイプの機械式ディスクブレーキや駐車ブレーキ機構付きのディスクブレーキに本上記実施形態に示すボールアンドランプ機構を適用しても良い。
【符号の説明】
【0026】
1…電動ディスクブレーキ、19…ボールアンドランプ機構、26S(26S1,26S2,26S3)…外側ボール溝(第1,第2,第3外側ボール溝)〔第1の傾斜溝〕、26U(26U1,26U2,26U3)…内側ボール溝(第1,第2,第3内側ボール溝)〔第2の傾斜溝〕。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
ディスクへブレーキパッドを押圧する押圧部材と、回転力を直動運動に変換して前記押圧部材を推進するボールアンドランプ機構とを有するディスクブレーキにおいて、
前記ボールアンドランプ機構は、径方向断面が弧状で複数形成された第1の傾斜溝と、該第1の傾斜溝に対して周方向および径方向にずれて設けられ、径方向断面が弧状で複数形成された第2の傾斜溝と、を有し、
前記第1の傾斜溝と前記第2の傾斜溝とは、一方の径方向断面の弧状端部が他方の径方向断面の弧状最深部に達しない範囲で径方向に重なって形成されていることを特徴とするディスクブレーキ。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【公開番号】特開2011−94755(P2011−94755A)
【公開日】平成23年5月12日(2011.5.12)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−251451(P2009−251451)
【出願日】平成21年10月30日(2009.10.30)
【出願人】(509186579)日立オートモティブシステムズ株式会社 (2,205)
【Fターム(参考)】