説明

ディスク再生装置

【課題】トリガ部材等のように可動な状態に設けられた部材ががたつかないようにしたディスク再生装置を提供する。
【解決手段】ターンテーブル14は回転可能にメインシャーシ11に取り付けられ、クランプレバー61が起伏可能にメインシャーシ11に取り付けられ、搬送ローラ53が回転可能にメインシャーシ11に取り付けられている。クランプレバー61にはクランパ62及びトリガレバー64が取り付けられている。トリガレバー64の下方であってメインシャーシ11の上面には、クッション38が設けられている。ディスクが挿入されると、モータ19によって搬送ローラ53が回転し、ディスクがターンテーブル14まで搬送される。ディスクによってトリガレバー64が押されると、クランプレバー61が倒伏し、ターンテーブル14とクランパ62との間にディスクが挟まれるとともに、トリガレバー64がクッション38に押し付けられる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、ディスク再生装置に関する。
【背景技術】
【0002】
ディスク再生装置には、挿入口に差し込まれたディスクをローディングするものがある。かかるディスク再生装置は、ディスクを搬送機構によって搬送する搬送動作と、ターンテーブル上のディスクをクランパとターンテーブルとの間に挟むクランプ動作とに分けられるが、これらの動作は1つのローディングモータによって行われる(例えば、特許文献1参照。)。搬送動作中にはローディングモータの動力が伝動機構によって搬送機構に伝動するが、ディスクがターンテーブルにまで搬送されるとトリガ部材が押され、トリガ部材によってローディングモータから搬送機構への動力が切断される。そして、クランプ動作では、ローディングモータの動力がクランプレバーの倒伏運動として伝動し、クランプレバーの倒伏によりクランパがターンテーブルに近接する。
【0003】
トリガ部材は、ディスクによって押されることで回動、揺動等の動きをし、ローディングモータから搬送機構への動力の切断の契機を伝動機構に与えるものである。そのため、トリガ部材は、固定されているのではなく、可動な状態にシャーシ又はクランプレバーに取り付けられている。
【特許文献1】特開2003−217207号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、トリガ部材は可動な状態に取り付けられているため、シャーシ又はクランプレバーとトリガ部材との間にはがたつきが生じ、ノイズが発生することもある。
また、ディスクによって押される方向とは反対方向にトリガ部材をバネによって引張り、これによりトリガ部材のがたつきを抑えることができるが、そのがたつきを抑えられる方向はバネの引張方向のみである。更に、バネを用いると、ディスクによってトリガ部材を押す荷重が増えてしまい、ローディングモータに負荷を与えてしまう。
【0005】
そこで、本発明は、トリガ部材等のように可動な状態に設けられた部材ががたつかないようにしたディスク再生装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
以上の課題を解決するために、請求項1に係る発明は、ディスクを回転するターンテーブルがシャーシに設けられ、クランプレバーが前記シャーシに対して起伏可能に取り付けられ、前記クランプレバーの倒伏によって前記クランプレバーに取り付けられたクランパと前記ターンテーブルとの間にディスクを挟んだ状態でディスクを再生するディスク再生装置において、可動部材が前記クランプレバーと前記シャーシのうちの一方の部材に対して可動な状態に取り付けられ、前記一方の部材と前記可動部材の一方における他方に相対する部分にクッションが設けられていることを特徴とする。
【0007】
請求項2に係る発明は、請求項1に記載のディスク再生装置において、前記可動部材は、搬送機構により前記ターンテーブルに搬送されたディスクによって押されることによって、前記搬送機構に動力源の動力を伝動する伝動機構に対して、前記動力源から前記搬送機構への動力の切断の契機を与えるトリガ部材であることを特徴とする。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、クランプレバーが倒伏すると、可動部材に設けられたクッションがシャーシ若しくはクランプレバーに押し当てられるか、又はクランプレバー若しくはシャーシに設けられたクッションが可動部材に押し当てられるので、可動部材が可動な状態に取り付けられていたものとしても可動部材のがたつきを抑えることができる。そのため、ノイズも抑えることができる。
また、バネによって可動部材を引張っていないので、ディスクによって可動部材を押す荷重も小さくても済み、動力源の出力が小さくとも可動部材を押すことができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0009】
以下に、本発明を実施するための最良の形態について図面を用いて説明する。但し、以下に述べる実施形態には、本発明を実施するために技術的に好ましい種々の限定が付されているが、発明の範囲を以下の実施形態及び図示例に限定するものではない。
【0010】
図1はディスク再生装置100の分解斜視図であり、図2はディスク再生装置100の上面図であり、図3はディスク再生装置100の下面図である。
【0011】
図1〜図3に示すように、このディスク再生装置100は、メインアセンブリー1と、ディスクガイドアセンブリー4と、ローラレバーアセンブリー5と、クランプアセンブリー6とを具備する。
【0012】
メインアセンブリー1について説明する。メインアセンブリー1のメインシャーシ11の中央部には、ローディングされたディスクが載置されるターンテーブル14が設けられている。ターンテーブル14が上下方向の軸回りに回転可能とされ、ターンテーブル14がスピンドルモータ15によってその軸回りに回転駆動される。ターンテーブル14の左側においてピックアップユニットがメインシャーシ11に組み付けられ、ピックアップユニットがターンテーブル14の半径方向に沿って移動される。
【0013】
図1、図3に示すように、メインシャーシ11の前側右端部には、ディスクのローディング及びイジェクトをするための動力源としてのローディングモータ19が組み付けられ、ローディングモータ19にはウォーム20が直結されている。また、ローディングモータ19の周辺においては、二段歯車21、二段歯車22、二段太陽歯車23、二段歯車25がそれぞれの自転軸回りに回転可能となってメインシャーシ11の右端部に組み付けられている。
【0014】
図4は、ローディングモータ19、二段歯車21、二段歯車22、二段太陽歯車23及び二段歯車25等の下面図を示すが、ウォーム20は二段歯車21のウォームホイールに噛み合い、二段歯車21の小ギアは二段歯車22の大ギアに噛み合い、二段歯車22の小ギアが二段太陽歯車23の大ギアに噛み合っている。二段太陽歯車23の周囲においてはインナーギア27がメインシャーシ11に固定され、インナーギア27の延長上には二段歯車25がインナーギア27に近接するよう配置されている。二段歯車25の斜歯ギアが斜歯ギア28に噛み合い、斜歯ギア28にはシャフト29の一端部が直結され、シャフト29の他端部が斜歯ギア30に直結している。
【0015】
また、二段太陽歯車23の自転軸と同軸回りに回転可能なキャリアアーム26がメインシャーシ11に組み付けられ、キャリアアーム26に遊星歯車24が自転軸回りに回転可能に組み付けられている。遊星歯車24は二段太陽歯車23の小ギアに噛み合い、この遊星歯車24が二段太陽歯車23の自転軸回りに公転可能とされている。この遊星歯車24は、公転によって、インナーギア27に噛み合った状態と二段歯車25の平歯車に噛み合った状態との間で移動可能となっている。
【0016】
図5(b)は、二段太陽歯車23の大ギアの図示を省略した下面図であるが、キャリアアーム26には、係止ピン31が凸設されている。この係止ピン31の後方にはトリガスライダ32の係止爪33が配置されている。トリガスライダ32はスライダ34に対して前後にスライド可能に設けられ、このスライダ34はメインシャーシ11の右端部に組み付けられ、メインシャーシ11に対してスライダ34が前後にスライド可能となっている。図5(a)は図5(b)に対応する側面図であるが、トリガスライダ32とスライダ34との間にはバネ35が掛けられ、スライダ34に対してトリガスライダ32がバネ35により前方に付勢され、遊星歯車24が二段歯車25の平歯車に噛み合った状態では係止ピン31が係止爪33に係止している。これにより、キャリアアーム26の回転が制止され、遊星歯車24が二段歯車25の平歯車からインナーギア27に向かう公転が、つまり、下から見て反時計回りの遊星歯車24の公転が制止されている。トリガスライダ32がバネ35の付勢力に抗してスライダ34に対して後方に移動することによって、係止ピン31と係止爪33の係止が解除され、遊星歯車24の公転が可能となる。
【0017】
図6はスライダ34等の側面図であるが、スライダ34には、スライダ34の後方へのスライドによってローラレバーアセンブリー5を下降させるためのガイド部36と、スライダ34の後方へのスライドによってクランプアセンブリー6を下降させるためのガイド部37とが形成されている。ガイド部36及びガイド部37は前下がりとなっている。
【0018】
また、図1に示すようにスライダ34の近傍において、メインシャーシ11の上面右前部にはクッション38が固定されている。クッション38は弾性変形材からなり、例えば板バネ、コイルバネ、ゴム弾性体又はスポンジである。
【0019】
ディスクガイドアセンブリー4について説明する。ディスクガイドアセンブリー4は、メインシャーシ11の後部に取り付けられたディスクガイドシャーシ41と、ディスクガイドシャーシ41の右側面に組み付けられた二段歯車42及び歯車43とから構成されている。ディスクガイドシャーシ41はメインシャーシ11の上面に対向し、ディスクガイドシャーシ41の下面とメインシャーシ11の上面との間には、ディスクが通過できる程度の隙間形成されている。二段歯車42及び歯車43はそれぞれの自転軸回りに回転可能となっており、二段歯車42の斜歯ギアが斜歯ギア30に噛み合い、二段歯車42の大ギアが歯車43に噛み合っている。
【0020】
ローラレバーアセンブリー5について説明する。ローラレバーアセンブリー5は、ディスクガイドシャーシ41の下側においてメインシャーシ11の後部に組み付けられたレバー51と、レバー51の右側面に設けられた歯車52と、歯車52に直結された搬送ローラ53とから構成されている。レバー51はメインシャーシ11との取付部を支点としてその前側が上下に起伏可能とされている。搬送ローラ53は左右方向を軸方向とし、搬送ローラ53の右端部に歯車52が固定されている。搬送ローラ53の右端がガイド部36に接し、スライダ34の前後動によりレバー51の前部及び搬送ローラ53が昇降するようになっている。レバー51の後部が上昇した状態では歯車52が歯車43に噛み合い、レバー51の後部が下降した状態では歯車52が歯車43から外れている。
【0021】
なお、ローディングモータ19の動力を搬送ローラ53に伝動する伝動機構は、ウォーム20、二段歯車21、二段歯車22、二段太陽歯車23、遊星歯車24、二段歯車25、斜歯ギア28、シャフト29、斜歯ギア30、二段歯車42、歯車43、歯車52からなる。
【0022】
クランプアセンブリー6は、クランプレバー61と、クランプレバー61の前端部に組み付けられたクランパ62と、クランプレバー61の右端部に組み付けられた板バネ63と、クランプレバー61に組み付けられたトリガレバー64とから構成されている。
【0023】
クランプレバー61の後端部がメインシャーシ11の後端部に組み付けられ、クランプレバー61はその前端部を支点として上下に起伏可能とされている。クランパ62は、上下方向の自転軸回りに回転可能となっている。また、クランパ62は、クランプレバー61の起伏に伴ってターンテーブル14に対して接離するようになっている。板バネ63はクランプレバー61の後端よりも前方においてクランプレバー61に組み付けられ、板バネ63の右先端部がガイド部37に接し、スライダ34の前後動によりクランプレバー61が起伏するようになっている。
【0024】
トリガレバー64の左右中央部がクランプレバー61に組み付けられ、トリガレバー64はその左右中央部を支点67としてクランプレバー61に対して前後に回動可能となっている。トリガレバー64の左端部にはクランプレバー61よりも下方に突出したディスク受け部65が形成され、図5(b)に示すようにトリガレバー64の右端部には係合爪66が形成されている。一方、トリガスライダ32には係合片39が左方に延出するよう形成され、係合爪66が係合片39の後方にある。トリガレバー64は、搬送ローラ53によりターンテーブル14に搬送されたディスクによって押されることによって、ローディングモータ19から搬送ローラ53への動力の切断の契機を遊星歯車24に与えるものである。
【0025】
なお、メインシャーシ11の上面に固定されたクッション38はトリガレバー64の下方にあり、クランプレバー61の下降に伴ってトリガレバー64がクッション38に接して押し付けられる。
【0026】
ディスク再生装置100の動作について説明する。
ディスクがローディングされていない状態では、スライダ34が軌道範囲の前側にあり、トリガレバー64の左端が回動範囲の後ろ側にあり、歯車52が歯車43に噛み合い、遊星歯車24が二段歯車25の平歯車に噛み合い、図7(a)に示すようにトリガレバー64がクッション38から離れているがトリガスライダ32には接している。
【0027】
まず、ディスク再生装置100のローディング動作について説明する。ユーザがディスクを搬送ローラ53とディスクガイドシャーシ41の間に挿入すると、ローディングモータ19が作動する。これにより、ローディングモータ19の動力がウォーム20から歯車52までのギア列を通じて搬送ローラ53に伝動することで搬送ローラ53が回転し、ディスクが搬送ローラ53とディスクガイドシャーシ41に挟まれた状態で前に搬送される。そして、ディスクによってトリガレバー64のディスク受け部65が前方に押され、トリガレバー64が回動する。トリガレバー64の回動により、係合爪66に係合片39に係合してトリガスライダ32がバネ35に抗して後方にスライドし、係止爪33が係止ピン31から後方に離れる。
【0028】
係止爪33と係止ピン31の係止が解除されることによって遊星歯車24の公転が可能となる。引き続きローディングモータ19が回転すると、遊星歯車24が二段歯車25から外れてインナーギア27に噛み合う。これにより、ローディングモータ19から搬送ローラ53への動力が切断され、ディスクの前方への引き込みが止まる。
【0029】
更にローディングモータ19が回転すると、遊星歯車24が公転して係止ピン31が係止爪33に係止され、トリガスライダ32が係止ピン31によって後方にスライドし、スライダ34がバネ35を通じてトリガスライダ32によって後方にスライドする。トリガスライダ32が後方にスライドすることによって、係合片39が係合爪66から離れる。また、スライダ34が後方にスライドすることによって、クランプレバー61が倒伏し、クランプレバー61の倒伏に伴ってクランパ62が下降し、ディスクがターンテーブル14とクランパ62との間に挟まれる。そして、クランプレバー61の下への回動に伴って、図7(b)に示すように、トリガレバー64がクッション38に当接してクッション38に押し付けられる。トリガレバー64がクッション38に押し付けられることで、トリガレバー64のがたつきが抑えられる。
【0030】
また、スライダ34が後方にスライドすることによって、レバー51の前部及び搬送ローラ53が下降するとともにレバー51の後部が上昇して、歯車52が歯車43から外れ、レバー51の後部によって挿入孔が塞がれる。これにより、ディスクの二枚入れが防止される。
【0031】
ディスクがターンテーブル14とクランパ62との間に挟まれた状態でターンテーブル14がスピンドルモータ15によって回転し、ピックアップユニットがディスクの半径方向に移動することによって、ディスクが再生される。
【0032】
イジェクト動作については、上記のローディング動作の逆となる。即ち、ローディングモータ19が逆に回転すると、遊星歯車24の逆向きの公転によって係止ピン31が係止爪33から離れ、板バネ63の復元力によってスライダ34が前方に移動する。これにより、搬送ローラ53が上昇して歯車52が歯車43に噛み合い、クランプレバー61が立ち上がり、クランプレバー61の起立に伴ってクランパ62が上昇する。引き続きローディングモータ19が回転すると、遊星歯車24がインナーギア27から外れて二段歯車25に噛み合う。引き続きローディングモータ19が回転すると、搬送ローラ53の回転によりディスクが後ろに移動して排出される。なお、スライダ34及びトリガスライダ32の前方への移動に伴ってトリガレバー64の係合爪66が前方に押されることによって、トリガレバー64の左端部が後方に回動する。
【0033】
以上のように、トリガレバー64とクランプレバー61との間にはバネ等が掛けられていないので、クランプレバー61の後端部が上昇した状態でディスクが引き込まれる時にはトリガレバー64に荷重が作用していない。そのため、ローディングモータ19の出力が低く、ディスクが引き込まれている時にディスクによってトリガレバー64を後ろに押す荷重が小さくとも、トリガレバー64を回転することができる。
【0034】
ディスクが排出される時は、板バネ63の復元力によってスライダ34が前方に移動するが、この時にはクッション38の復元力もトリガレバー64に作用し、クランプレバー61の後端部が上昇しようとする荷重が作用する。そのため、スライダ34が確実に前方にスライドし、ディスクが確実に排出される。
【0035】
また、トリガレバー64が下方に向けてクッション38に押し付けられているので、トリガレバー64の前後左右方向のがたつきのみならず、トリガレバー64の上下方向のがたつきも抑えることができる。
【0036】
トリガレバー64のがたつきを防止のために、クッション38以外には特に部材を用いていないので、トリガレバー64のがたつきを防止のための部材を必要最小限に抑えることができる。
【0037】
〔変形例1〕
上記実施形態では、クッション38をメインシャーシ11の上面に取り付けたが、クッション38をトリガレバー64の下面に取り付けても良い。このようにすることによって、ディスクがローディングされると、クランプレバー61の倒伏に伴って、トリガレバー64に取り付けられたクッション38がメインシャーシ11に押し付けられ、トリガレバー64のがたつきを防止することができる。
【0038】
〔変形例2〕
上記実施形態では、トリガレバー64がクランプレバー61に組み付けられていたが、トリガレバー64がメインシャーシ11に組み付けられていても良い。つまり、トリガレバー64をメインシャーシ11に組み付ける場合、トリガレバー64の左右中央部を支点としてトリガレバー64をメインシャーシ11に対して前後に回動可能にする。この場合、クッション38については、トリガレバー64の上面に取り付けても良いし、図8に示すようにトリガレバー64の上方であってクランプレバー61の下面に取り付けても良い。このようにすることによって、ディスクがローディングされると、クランプレバー61の下への回動に伴ってクッション38がトリガレバー64に押し付けられ、トリガレバー64のがたつきを防止することができる。
【0039】
〔変形例3〕
上記実施形態では、クランプレバー61にトリガレバー64が組み付けられ、クランプレバー61が下降した場合にトリガレバー64がクッション38に押し付けられていたが、クランプレバー61に別の可動部材が回動可能又は揺動可能に組み付けられ、クランプレバー61が下降した場合にその可動部材がクッション38に押し付けられても良い。その可動部材はディスクの大きさを検出するために設けられた部材であり、例えば、12センチの大径ディスクがローディングされる場合には大径ディスクがその別部材に当たって、その別部材の回動又は揺動によって大径ディスクだと検出されるが、8センチの小径ディスクがローディングされる場合には小径ディスクが可動部材に当たらず、可動部材が回動又は揺動しないので小径ディスクと検出される。
【図面の簡単な説明】
【0040】
【図1】ディスク再生装置100の分解斜視図である。
【図2】ディスク再生装置100の上面図である。
【図3】ディスク再生装置100の下面図である。
【図4】ローディングモータ19の動力を伝動する伝動機構の一部下面図である。
【図5】(a)はトリガスライダ32、スライダ34の側面図であり、(b)図は(a)に対応する下面図である。
【図6】(a)はローラレバーアセンブリー5、クランプアセンブリー6、トリガスライダ32及びスライダ34の側面図であり、(b)は(a)の一部を破断した側面図である。
【図7】(a)はディスクをクランプレバー61が起きた状態のディスク再生装置100の概略側面図であり、(b)はクランプレバー61が倒伏した状態のディスク再生装置100の概略側面図である。
【図8】(a)はディスクをクランプレバー61が起きた状態のディスク再生装置の概略側面図であり、(b)はクランプレバー61が倒伏した状態のディスク再生装置の概略側面図である。
【符号の説明】
【0041】
11 メインシャーシ
14 ターンテーブル
19 ローディングモータ(動力源)
20 ウォーム
21 二段歯車
22 二段歯車
23 二段太陽ギア
24 遊星歯車
25 二段歯車
28 斜歯ギア
29 シャフト
38 クッション
42 二段歯車
43 歯車
52 歯車
53 搬送ローラ(搬送機構)
61 クランプレバー
62 クランパ
64 トリガレバー
100 ディスク再生装置

【特許請求の範囲】
【請求項1】
ディスクを回転するターンテーブルがシャーシに設けられ、クランプレバーが前記シャーシに対して起伏可能に取り付けられ、前記クランプレバーの倒伏によって前記クランプレバーに取り付けられたクランパと前記ターンテーブルとの間にディスクを挟んだ状態でディスクを再生するディスク再生装置において、
可動部材が前記クランプレバーと前記シャーシのうちの一方の部材に対して可動な状態に取り付けられ、
前記一方の部材と前記可動部材の一方における他方に相対する部分にクッションが設けられていることを特徴とするディスク再生装置。
【請求項2】
前記可動部材は、搬送機構により前記ターンテーブルに搬送されたディスクによって押されることによって、前記搬送機構に動力源の動力を伝動する伝動機構に対して、前記動力源から前記搬送機構への動力の切断の契機を与えるトリガ部材であることを特徴とする請求項1に記載のディスク再生装置。

【図1】
image rotate

【図2】
image rotate

【図3】
image rotate

【図4】
image rotate

【図5】
image rotate

【図6】
image rotate

【図7】
image rotate

【図8】
image rotate


【公開番号】特開2006−338786(P2006−338786A)
【公開日】平成18年12月14日(2006.12.14)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2005−162427(P2005−162427)
【出願日】平成17年6月2日(2005.6.2)
【出願人】(000003595)株式会社ケンウッド (1,981)
【Fターム(参考)】