説明

ディーゼルエンジンの排ガス浄化装置

【課題】触媒を再生させるために必要な還元剤の量を低減する。
【解決手段】排ガス浄化装置は、ディーゼルエンジン11の排気管16に設けられたNOx除去触媒21と、NOx除去触媒21に向けて還元剤32を噴射可能な噴射ノズル29と、駆動することにより噴射ノズル29に還元剤32を供給する還元剤供給手段30とを備える。NOx除去触媒21とディーゼルエンジン11との間の排気管16にバイパス管23が併設され、還元剤供給手段30の駆動時にバイパス管23へ流入した排ガスを加圧可能に構成されたコンプレッサ26がバイパス管23に設けられ、噴射ノズル29はコンプレッサ26の下流側の加圧された排ガス中に還元剤32を噴射可能にバイパス管23に設けられる。還元剤供給手段30の駆動時にバイパス管23へ流入する排ガスの流量を増加可能に構成された流量調整弁41を更に備えることが好ましい。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、ディーゼルエンジンの排ガスに含まれる窒素酸化物(以下、NOxという)を低減する排ガス浄化装置に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来、ディーゼルエンジンの排気管にNOx除去触媒を設け、そのNOx除去触媒より排ガス上流側の排気管にNOx除去触媒に向けて還元剤を噴射可能な液体噴射ノズルを設けた排ガス浄化装置が知られている(例えば、特許文献1参照。)。この液体噴射ノズルには液体調整弁を介して液体を供給する還元剤供給手段が接続される。
このディーゼルエンジンの排ガス浄化装置では、排ガス中のNOxをNOx除去触媒により吸蔵させて排ガスを浄化させることができる。そしてNOxの吸蔵量が増大すると、その段階で液体調整弁を所定時間だけオンして液体噴射ノズルから還元剤である軽油を噴射させる。すると、触媒入口の排ガス中の炭化水素濃度が増加し、触媒入口の排ガスの空気過剰率が低下するとともに、HC,CO又はH2が還元剤として増加する。これにより、触媒に吸蔵されたNOxが上記HC等と反応しN2,CO2,H2Oとなって触媒から放出され、触媒が再生できるようになっている。
【特許文献1】特開2000−27637号公報(特許請求の範囲、図1)
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
しかし、上記従来の排ガス浄化装置では、液体噴射ノズルから噴射させる液体の量が比較的多く必要である不具合がある。即ち、還元剤が軽油である場合にはその軽油が気化することにより排ガス中の炭化水素濃度を増加させ、それにより触媒を再生させることになるけれども、液体噴射ノズルから噴射させた軽油の全てが気化することはあり得ずに、その気化する割合はエンジンの運転状況において変化する。このため、触媒を再生させるために噴射ノズルから噴射する還元剤としての軽油の量は、触媒を再生させるために本来的に必要な軽油の量を越えて比較的多くの軽油を噴射しなければならない不具合があった。
本発明の目的は、触媒を再生させるために必要な還元剤の量を低減し得るディーゼルエンジンの排ガス浄化装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0004】
請求項1に係る発明は、図1に示すように、ディーゼルエンジン11の排気管16に設けられたNOx除去触媒21と、NOx除去触媒21に向けて還元剤32を噴射可能な噴射ノズル29と、駆動することにより噴射ノズル29に還元剤32を供給する還元剤供給手段30とを備えたディーゼルエンジンの排ガス浄化装置の改良である。
その特徴ある構成は、NOx除去触媒21とディーゼルエンジン11との間の排気管16にバイパス管23が併設され、還元剤供給手段30の駆動時にバイパス管23へ流入した排ガスを加圧可能に構成されたコンプレッサ26がバイパス管23に設けられ、噴射ノズル29はコンプレッサ26の下流側の加圧された排ガス中に還元剤32を噴射可能にバイパス管23に設けられたところにある。
この請求項1に記載されたディーゼルエンジンの排ガス浄化装置では、コンプレッサ26に加圧された排ガスの温度は一時的に上昇し、その圧力と温度が上昇した排ガス中に噴射ノズル29から還元剤を噴射させるので、その噴射した還元剤を効率よく気化させることができる。このため、気化しないであろう還元剤を含む比較的多くの還元剤を噴射していた従来に比較して、触媒21を再生させるために噴射ノズル29から噴射する還元剤の必要量をその従来よりも減少させることができる。
【0005】
請求項2に係る発明は、請求項1に係る発明であって、還元剤供給手段30の駆動時にバイパス管23へ流入する排ガスの流量を増加可能に構成された流量調整弁41を更に備えたディーゼルエンジンの排ガス浄化装置である。
この請求項2に記載されたディーゼルエンジンの排ガス浄化装置では、ディーゼルエンジン11の運転状況に応じて噴射ノズル29より噴射される還元剤を十分に気化し得る排ガス量をバイパス管23に流入させることができる。
【発明の効果】
【0006】
本発明のディーゼルエンジンの排ガス浄化装置では、NOx除去触媒とディーゼルエンジンとの間の排気管にバイパス管を併設し、還元剤供給手段の駆動時にバイパス管へ流入した排ガスを加圧可能に構成されたコンプレッサをバイパス管に設け、コンプレッサの下流側の加圧された排ガス中に還元剤を噴射可能に噴射ノズルを設けたので、コンプレッサに加圧された排ガスの温度は一時的に上昇し、その圧力と温度が上昇した排ガス中に噴射ノズルから還元剤を噴射させるので、その噴射した還元剤を効率よく気化させることができる。このため、気化しないであろう還元剤を含む比較的多くの還元剤を噴射していた従来に比較して、触媒を再生させるために噴射ノズルから噴射する還元剤の必要量をその従来よりも減少させることができる。
この場合、還元剤供給手段の駆動時にバイパス管へ流入する排ガスの流量を増加可能に構成された流量調整弁を更に備えれば、ディーゼルエンジンの運転状況に応じて噴射ノズルより噴射される還元剤を十分に気化し得る排ガス量をバイパス管に流入させることができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0007】
次に本発明を実施するための最良の形態を図面に基づいて説明する。
図1に示すように、ディーゼルエンジン11の吸気ポートには吸気マニホルド12を介して吸気管13が接続され、排気ポートには排気マニホルド14を介して排気管16が接続される。吸気管13には、ターボ過給機17のコンプレッサ17aと、ターボ過給機17により圧縮された吸気を冷却するインタクーラ18とがそれぞれ設けられ、排気管16にはターボ過給機17のタービン17bが設けられる。図示しないがコンプレッサ17aの回転翼とタービン17bの回転翼とはシャフトにより連結される。エンジン11から排出される排ガスのエネルギによりタービン17b及びシャフトを介してコンプレッサ17aが回転し、このコンプレッサ17aの回転により吸気管13内の吸入空気が圧縮されるように構成される。
【0008】
排気管16の途中にはNOx除去触媒21が設けられる。この実施の形態では、排気管16の途中にその排気管16の直径より大径の単一のケーシング22が形成され、そのケーシング22にNOx除去触媒21が収容される。このNOx除去触媒21は、排気管16に流入する排ガス中のNOxを吸蔵し、かつ排ガス中のHC,CO又はH2が増加して酸素が減少したときに上記吸蔵したNOxを放出して再生処理される触媒である。この触媒21は図示しないが排ガスの流れる方向に格子状(ハニカム状)の通路が形成されたモノリス担体(材質:コージェライト)と、このモノリス担体上に形成されかつ貴金属及びNOx吸蔵剤が担持されたコート層とを有する。貴金属としてはPtが挙げられ、NOx吸蔵剤としてはLi,Na,K,Cs等のアルカリ金属や、Mg,Ca,Ba等のアルカリ土類金属や、Y,La,Ce,Pr,Nd,Eu,Gd,Dy(Y以外はランタノイド系金属)等の希土類金属が挙げられる。上記NOx吸蔵剤はそれぞれの触媒21の総重量に対して2〜20重量%、好ましくは5〜10重量%担持される。またコート層としてはアルミナが挙げられる。
【0009】
NOx除去触媒21とディーゼルエンジン11との間の排気管16にはバイパス管23が併設される。排気管16にはバイパス管23の上流端が接続される分岐部24とバイパス管23の排ガス下流端が接続される合流部25が形成され、バイパス管23はこの分岐部24と合流部25との間に併設される。このバイパス管23には、分岐部24からバイパス管23へ流入した排ガスを加圧して合流部25に向かって流すコンプレッサ26が設けられる。このコンプレッサ26は駆動軸26aが回転することによりバイパス管23へ流入した排ガスを加圧可能に構成され、この駆動軸26aはクラッチ27を介して回転軸28に接続される。この回転軸28はエンジン11が始動状態で常に回転し、エンジン11が停止するとともにその回転も停止するようにそのエンジン11に設けられる。従って、エンジン11が始動された状態でクラッチ27を接続すると、回転軸28の回転が駆動軸26aに伝達され、コンプレッサ26はバイパス管23へ流入した排ガスを加圧する。一方、エンジン11が始動された状態であってもクラッチ27を切断すると、回転軸28の回転は駆動軸26aに伝達されずにバイパス管23へ流入した排ガスは加圧されずに合流部25から排気管16に還流するように構成される。
【0010】
コンプレッサ26より排ガス下流側のパイパス管23には噴射ノズル29が設けられる。この噴射ノズル29はコンプレッサ26より排ガス下流側のパイパス管23に流れる排ガス中に液体からなる還元剤を噴射するためのものであって、駆動することによりこの噴射ノズル29に還元剤を供給する還元剤供給手段30が接続される。還元剤供給手段30は液体供給管31を含み、液体供給管31の一端が噴射ノズル29に接続され、液体供給管31の他端は軽油からなる還元剤32が貯留された液体タンク33に接続される。なお、図示しないが、液体供給管31の他端はエンジンの燃料噴射ポンプへ燃料を供給するフィードポンプに接続しても良い。液体供給管31には、噴射ノズル29への液体32の供給量を調整する液体調整弁34と、液体タンク33内の液体32を噴射ノズル29に供給可能なポンプ36が設けられる。液体調整弁34は、3つのポート34a〜34cを有する三方弁であり、第1ポート34aはポンプ36の吐出口に接続され、第2ポート34bは噴射ノズル29に接続され、更に第3ポート34cは戻り管37を介して液体タンク33に接続される。上記還元剤32は軽油であり、液体調整弁34がオンすると第1及び第2ポート34a,34bが連通し、オフすると第1及び第3ポート34a,34cが連通するように構成される。
【0011】
排気管16の分岐部24にはバイパス管23への排ガスの流量を調整可能は流量調整弁41が設けられる。図2に詳しく示すように、この実施の形態における流量調整弁41は、その分岐部24を2分してその分岐部24をバイパス管23側とそうでない側に仕切る仕切板41aと、その仕切板の下流側端部に傾動可能に設けられた傾動板41bと、この傾動板41bを駆動する駆動手段41cとを備える。仕切板41aは分岐部24を均等に2分するように排気管16の内部に設けられる。傾動板41bは駆動手段41cにより実線で示す中立位置から破線で示す中間位置を経由して一点鎖線で示す傾動位置にまで回動可能に構成される。そして、傾動板41bは実線で示す中立位置で仕切板41aが2分した分岐部24の双方に均等の量の排ガスを流すように構成される。一方、傾動板41bが、中立位置から破線で示す中間位置を経由して一点鎖線で示す傾動位置方向に回動すると、仕切板41aが2分した分岐部24のバイパス管23側に流れる排ガス量が増加して、そのバイパス管23に流れ込む排ガス量を増加可能に構成される。そして、傾動手段41cを後述するコントローラ44からの指令により傾動板41bを回動駆動するように構成され、コントローラ44はNOx除去触媒21におけるNOx吸蔵量とエンジン11の運転状況に適した排ガス量がバイパス管23に流れるように駆動手段41cを介して傾動板41bを回動駆動するように構成される。
【0012】
図1に戻って、エンジン11のクランク軸近傍にはこのクランク軸の回転速度を検出する回転センサ51が設けられ、アクセルペダル近傍又は燃料噴射ポンプのコントロールレバー近傍にはエンジンの負荷を検出する負荷センサ52が設けられる。また、NOx除去触媒21より排ガス下流側の排気管16にはそのNOx除去触媒21を通過した排ガスのNOx濃度を検出するNOxセンサ46が設けられる。上記回転センサ51、負荷センサ52、NOxセンサ46の各検出出力はマイクロコンピュータからなるコントローラ44の制御入力に接続され、コントローラ44の制御出力は液体調整弁34、ポンプ36、クラッチ27、及び排ガス調整弁41にそれぞれ接続される。
【0013】
コントローラ44はメモリ47を備える。メモリ47には、エンジン11の回転速度及び負荷、触媒21出口のNOx濃度に応じた液体調整弁34のオン時間及びその間隔や、クラッチ27の接続又は切断の状態や、排ガス調整弁41の開度や、ポンプ36の作動の有無が予め記憶される。具体的には、NOxセンサ46の検出出力により液体調整弁34をオンする時間(触媒21に吸蔵されたNOxを還元するために必要な還元剤の噴射量)が決定され、回転センサ51及び負荷センサ52の各検出出力により液体調整弁34をオンしている間隔が決定され、更にNOxセンサ46、回転センサ51及び負荷センサ52の各検出出力によりクラッチ27の接続又は切断の状態や排ガス調整弁41の切換時期及び切換時間が決定される。
【0014】
このように構成されたディーゼルエンジンの排ガス浄化装置の動作を説明する。
ディーゼルエンジン11を始動すると、エンジン11から排出された排ガスは排気管16を通ってNOx除去触媒21を通過する。排気管16を通過する排ガスの一部は、排気管16の分岐部24からバイパス管23へ流入するけれども、バイパス管23へ流入した排ガスは下流側に流れて合流部25から排気管16に還流し、その後NOx除去触媒21を通過する。そして排ガスに含まれるNOxはこのNOx除去触媒21により排ガスから除去される。例えば、NOx除去触媒21のコート層にBaを担持していれば、エンジン11から排出されたNOxはこのNOx除去触媒21において排ガス中のO2と反応し、更に触媒21中のBaO,BaCO3と反応して[Ba(NO32]が生成され、この状態で触媒21に吸蔵され、大気に排出される排ガス中から除去される。なお、このような状態において、コントローラ44は排ガス調整弁41における傾動板41bを中立位置に維持させる。
【0015】
触媒21におけるNOxの吸蔵状態はNOxセンサ46により検出され、このNOxセンサ46が例えば50ppm以上のNOx濃度を検出する、即ちNOx除去触媒21においてNOxの吸蔵量が飽和状態に近付くと、コントローラ44は触媒21を再生させるべく回転センサ51、負荷センサ52、及びNOxセンサ46の各検出出力に基づいて、ポンプ36を駆動するとともに液体調整弁34をオンして噴射ノズル29から還元剤32である軽油を噴射する。また、噴射ノズル29から還元剤32を噴射させる際にコントローラ44はクラッチ27を接続させる。すると、回転軸28の回転が駆動軸26aに伝達され、コンプレッサ26がバイパス管23へ流入した排ガスを加圧する。そして、コンプレッサ26より下流側の加圧された排ガス中に噴射ノズル29から還元剤32が噴射される。還元剤32が噴射された排ガスはそのバイパス管23を下流に流れ、合流部25から排気管16に還流する。
【0016】
噴射ノズル29から還元剤32である軽油が噴射されると、その軽油32は気化し、その一部が酸素と反応して触媒21入口の排ガス中の酸素濃度が低下する。これとともに、HC,CO又はH2が還元剤として増加するので、NOx除去触媒21に吸蔵されたNOxがそのNOx除去触媒21から次のように放出される。即ち、NOx除去触媒21に吸蔵された[Ba(NO32]が排ガス中の上記還元剤と反応してNO2或いはN2まで還元され、次にNOx除去触媒21が選択性の良い還元触媒として機能し、上記NO2が排ガス中のCO,HCと反応して無害なN2,CO2,H2Oが生成されて大気に排出される。この結果、噴射ノズル29から噴射された軽油32によりNOx除去触媒21が再生される。
一方、還元剤32である軽油は、コンプレッサ26に加圧された排ガス中に噴射される。このコンプレッサ26により加圧された排ガスの温度は一時的に上昇しているため、還元剤32である軽油はその圧力と温度が上昇した排ガス中に噴射ノズル29から噴射され、噴射された還元剤を効率よく気化させることができる。このため、気化しないであろう還元剤を含む比較的多くの還元剤を噴射していた従来に比較して、触媒21を再生させるために噴射ノズル29から噴射する還元剤32の必要量をその従来よりも減少させることができる。
【0017】
また、コントローラ44は、還元剤供給手段30の駆動時に、即ち、ポンプ36を駆動するとともに液体調整弁34をオンして噴射ノズル29から還元剤32である軽油を噴射する際に流量調整弁41を操作し、バイパス管23へ流入する排ガスの流量を調整する。即ち、コントローラ44は排ガス調整弁41における傾動板41bを駆動手段41cを介して中立位置から必要に応じて傾動させ、NOx除去触媒21におけるNOx吸蔵量とエンジン11の運転状況に適した排ガス量がバイパス管23に流れるようにする。これにより、ディーゼルエンジン11の運転状況に応じて噴射ノズル29より噴射される還元剤32を十分に気化し得る排ガス量をバイパス管23に流入させることができる。このため、酸素と反応しない還元剤32の量は従来より減少し、この触媒21を再生させるために噴射ノズル29から噴射する還元剤32の必要量を確実に減少させることができる。
【図面の簡単な説明】
【0018】
【図1】本発明実施形態のエンジンの排ガス浄化装置を示す構成図。
【図2】その流量調整弁の拡大構成図。
【符号の説明】
【0019】
11 ディーゼルエンジン
16 排気管
21 NOx除去触媒
23 バイパス管
26 コンプレッサ
29 噴射ノズル
30 還元剤供給手段
32 還元剤
41 流量調整弁

【特許請求の範囲】
【請求項1】
ディーゼルエンジン(11)の排気管(16)に設けられたNOx除去触媒(21)と、前記NOx除去触媒(21)に向けて還元剤(32)を噴射可能な噴射ノズル(29)と、駆動することにより前記噴射ノズル(29)に前記還元剤(32)を供給する還元剤供給手段(30)とを備えたディーゼルエンジンの排ガス浄化装置において、
前記NOx除去触媒(21)と前記ディーゼルエンジン(11)との間の前記排気管(16)にバイパス管(23)が併設され、
前記還元剤供給手段(30)の駆動時に前記バイパス管(23)へ流入した排ガスを加圧可能に構成されたコンプレッサ(26)が前記バイパス管(23)に設けられ、
前記噴射ノズル(29)は前記コンプレッサ(26)の下流側の加圧された排ガス中に前記還元剤(32)を噴射可能に前記バイパス管(23)に設けられた
ことを特徴とするディーゼルエンジンの排ガス浄化装置。
【請求項2】
還元剤供給手段(30)の駆動時にバイパス管(23)へ流入する排ガスの流量を増加可能に構成された流量調整弁(41)を更に備えた請求項1記載のディーゼルエンジンの排ガス浄化装置。

【図1】
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【図2】
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【公開番号】特開2007−239618(P2007−239618A)
【公開日】平成19年9月20日(2007.9.20)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−63513(P2006−63513)
【出願日】平成18年3月9日(2006.3.9)
【出願人】(000005463)日野自動車株式会社 (1,484)
【Fターム(参考)】